JPH05252884A - 蔗糖から工業的規模で葡萄糖や果糖シロップを製造する方法およびその装置 - Google Patents

蔗糖から工業的規模で葡萄糖や果糖シロップを製造する方法およびその装置

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JPH05252884A
JPH05252884A JP4115030A JP11503092A JPH05252884A JP H05252884 A JPH05252884 A JP H05252884A JP 4115030 A JP4115030 A JP 4115030A JP 11503092 A JP11503092 A JP 11503092A JP H05252884 A JPH05252884 A JP H05252884A
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ラモス ラスカノ ルベン
Perez Asterio Cruz
クルス ペレス アステリオ
Baele Nancy E Figueroa
イー.フィグエロア バエレ ナンシー
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Centro de Ingenieria Genetica y Biotecnologia CIGB
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工業的な規模で技術的に簡単なプロセスによ
って蔗糖から葡萄糖と果糖シロップを得る方法およびそ
れに用いる装置。 【構成】 高加水分解性能を有する生触媒を充填した反
応器を用いる単純な装置でその装置内の滞留時間を調整
する。さらに好ましくは濃縮装置とオゾン富化空気によ
る脱色装置を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栄養と砂糖工業の分野
に関し、特に砂糖またはその溶液から工業的な規模で葡
萄糖と果糖を製造する方法とそれに用いる工業的な装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】42%〜55%の濃度のコンスターチ
(HFCS)から高い果糖溶液の製造のためのアミラー
ゼと葡萄糖異性化酵素の固定の確立は、大きな進歩とな
った(Teague,J.R.and Arnold,E.C.,Sugar,Aug
ust 18(1983))。アメリカ合衆国におけるソフトドリ
ンク工場によるこれらのシロップの消費が、1980年
に認められ、現在製造される葡萄糖および果糖シロップ
の60%以上がソフトドリンクの工業において消費され
ており、甘味料商品の100%を占有してさえいる(Wu
illeumeier,S.,Sugar,October 15(1985))。最
近、これがこの規模で葡萄糖および果糖シロップを得る
ために可能とされる唯一の工業的技術である。
【0003】HFCSの製造は、3つの異なる酵素反応
を要求している。第1の酵素であるアルファアミラーゼ
は、葡萄糖量の低い溶液中にデンプンを溶解するために
用いられ、液体層を生じる次の反応を可能にし、またそ
の過程以降のいくつかのステップを妨げる溶解しない物
質を除去するための濾過や分離技術を用いることを可能
とする。この方法で得られるシロップは、大体95%に
葡萄糖含有量を増加するためにアミログルコシダーゼで
加水分解されたオリゴ糖のある量から構成されている。
95%葡萄糖のこのシロップは、第3の酵素である葡萄
糖異性化酵素が用いられる異性化の過程に導入される前
に様々な精製処理が行われる。
【0004】42%のHFCSは葡萄糖異性化酵素であ
る酵素とともに異性化されている精製および脱色された
葡萄糖シロップ(HGS)を得られる。前述の葡萄糖は
果糖のようなそれらの異性体に部分的に変えられてい
る。その過程は、酵素がその活性の大部分を失う42%
の変換レベル以上が技術的および経済的に魅力がある。
このように42%の果糖、50%の葡萄糖および8%の
他の糖を含んでいる42%あるいは第1算出HFCSが
得られる。そして約75%濃度で売られている。乾燥量
を基本とする甘み容量は蔗糖の甘み容量の90〜100
%である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】葡萄糖および果糖シロ
ップを得るためのこの過程は、酵素の3つの異なるタイ
プが原料物質として用いられるコンスターチを変換する
ために用いられるそれぞれのステップで工業操作を構成
している。この技術を用いる工業過程は、シロップの酵
素的な加水分解、蒸発乾燥、濾過および脱色の操作を確
実にするために特別に設計された設備を用いた巨大な工
場の構造を含んでいる。エネルギや水などの補助供給の
確率についても同様である。一方、果糖溶液を得るため
の基質としてのコンスターチの使用は、蒸発乾燥におけ
る高い消費を課する希薄溶液を使用しているという事実
は別として、3つの異なるタイプの酵素をそれらの加水
分解のために用いることの必要性、抽出および精製過程
の基となる。工業的な反応器において用いるために製造
者である微生物またそれらの固定も同様に高度に複雑で
高価であるという問題がある。
【0006】また、ドゲッティフレデス商会(the firm
Roguette Freres)に許可された番号2007527の
スペイン国特許公報が知られている。これには前もって
エネルギを含んでいる植物原料物質から高い果糖シロッ
プを得ることが可能であることが示されている。しかし
ながら、この方法においては1ha当たりの収量が砂糖
きびよりも低い植物を用いる必要があり、また加工を行
うことがさらに困難であるポリサッカライドを原料とす
るという問題がある。
【0007】本発明の目的は、化学技術的に簡略された
工程をこの目的のために設計されたプラントにおいて得
ることを含み、食品産業が日々多量に要求している使用
の果糖および果糖シロップを蔗糖から得ることを可能と
する蔗糖から工業的規模で葡萄糖および果糖シロップを
製造する方法およびその装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、転化糖を作る
酵素である微生物を固定化した生触媒を含む生化学反応
器に蔗糖溶液を通して蔗糖溶液から果糖溶液を製造し、
前記生化学反応器によって製造される果糖溶液を精製す
ることを特徴とする蔗糖から工業的規模で葡萄糖や果糖
シロップを製造する方法である。
【0009】また本発明は、蔗糖を富化した澱粉溶液が
製造される工場において生化学反応器内に生触媒として
高加水分解性能を有する転化糖を作る微生物を固定化し
た装置を用いて、蔗糖溶液の流れの単純な連続ステップ
で蔗糖から葡萄糖および果糖シロップを工業的規模で製
造することを特徴とする。
【0010】また本発明は、転化糖を作る微生物がピキ
アパストリス(Pichia pastoris)のMSUC−2株で
あり、CBS 452.90の番号でオランダ国のセン
トラルビュローボールスキメルカルチュアス、シービー
エス(the Centralbureauvoor Schimmel−Cultures,C
BS)に寄託されているものであることを特徴とする。
【0011】また本発明は、アルギン酸カルシウムとモ
レキュラーシーブスとが転化糖を作る微生物を固定化す
る担体として用いられ、生触媒の滴下が蠕動ポンプで行
われ、固定化された生触媒を作るために、アルギン酸ナ
トリウムの10〜12kgが水490〜530リットル
中に溶解され、前記MSUC−2株のバイオマスの8〜
12kgとモレキュラーシーブス13Xの5〜50gが
加えられることを特徴とする。
【0012】また本発明は、前記準備される溶液は、1
0m3 当たり50〜56kgのCaCl2溶液の4〜6
3に懸濁されていることを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記で準備される懸濁液は
100〜120リットル/時間の流速で連続的に蠕動ポ
ンプで0.5〜1mmの直径の針を用いて滴下させるこ
とを特徴とする。
【0014】また本発明は、製造されるシロップのm3
当り生触媒を0.5リットルの割合で生化学反応器に充
填することを特徴とする。
【0015】また本発明は、脱色され濃縮された蔗糖溶
液は、糖度55〜65°Brixで温度40〜50℃で
120〜220分の滞留時間となるように14〜25リ
ットル/分の流速で生化学反応器を通過させられること
を特徴とする。
【0016】また本発明は、転化糖を作る酵素である微
生物の生触媒を含む生化学反応器から成ることを特徴と
する蔗糖溶液から果糖溶液を製造する装置である。
【0017】また本発明は、原料が叺入基準精製糖であ
るとき、溶解手段3を有する溶解タンク2で原料の砂糖
を溶解し、そのシロップを溶解タンク2からポンプ4に
よって、生触媒を充填したカラム5を通過させて転化
し、これを転化糖タンク6へ送ることを特徴とする。
【0018】また本発明は、転化糖タンク6から葡萄糖
と果糖とを含んだ転化糖シロップをポンプ7で蒸発器8
へ送り、ここで75〜78%の濃度に濃縮し、さらに製
品タンク9に送ることを特徴とする。
【0019】また本発明は、蒸発器8で濃縮された葡萄
糖と果糖のシロップをポンプ11でガス−液反応器12
へオゾナイザ13からのオゾン富化空気とともに送り、
脱色されたシロップを得、そこから製品タンク14へ送
ることを特徴とする。
【0020】また本発明は、転化糖タンク6から転化糖
溶液をポンプ7で生触媒を充填した第2カラム17へ送
り、転化糖シロップを製品タンク9に送ることを特徴と
する。
【0021】また本発明は、第2カラム17からの転化
糖シロップをポンプ11でガス−液反応器12へオゾナ
イザ13からのオゾン富化空気とともに送り、脱色され
たシロップを得、そこから製品タンク14へ送ることを
特徴とする。
【0022】また本発明は、原料が砂糖溶液であると
き、原料を貯蔵タンク21に蓄え、これをポンプ22に
よって熱交換器23を経て生触媒を充填したカラム24
を通過させて転化し、これを転化糖タンク25へ送るこ
とを特徴とする。
【0023】また本発明は、転化糖タンク25に貯えら
れた転化糖シロップは、そこからポンプ26で蒸発器2
7に送られて75%に濃縮され、そこから製品タンク2
8に貯蔵されることを特徴とする。
【0024】また本発明は、蒸発器27からの濃縮シロ
ップをポンプ30でガス−液反応器31へオゾナイザ3
2からのオゾン富化空気とともに送り、脱色されたシロ
ップを得、そこから製品タンク33へ送ることを特徴と
する。
【0025】
【作用】本発明は、再結合酵母菌株(オランダ国のthe
Centraal Bureau VoorSchimmel Cultures.CBS.にCB
S452.90の番号で寄託されている)を用いて蔗糖
から葡萄糖および果糖シロップの製造のための過程に関
する。前述の再結合酵母菌株は蔗糖添加酵素の構成のた
めのコードによって遺伝子を無性生殖させた。セルペニ
プラズム(ceall periplasm)において製造された酵素に
関係する特性を有している。またそれらは、固定された
微生物と微生物触媒の使用を要求する工業的過程におい
てそれについて使用されるための非常に好ましいシステ
ムを形成する(ヨーロッパ特許出願公開明細書 No.
438200 A1)。この微生物の仕様は、微生物触
媒の加水分解活性の高い程度によって提案された工業過
程の高い効率と経済的な実用化を決定する工業プラント
を構成することを可能にした。
【0026】触媒の製造はセル懸濁液から蠕動ポンプで
実行される。10〜12Kgのアルギン酸ナトリウムが
計量され、490〜530リットルの水に溶かされ、前
述の溶液に8〜12KgのMSUC−2株のバイオマス
と、5〜50gのモレキュラシーブ13Xが加えられ、
次に前述の溶液はCaCl2 を50〜56Kg/10m
3含む溶液の4〜6m3に懸濁される。すべての懸濁液は
蠕動ポンプによって直系1mmの針を用いて滴下され
る。アルギン酸ナトリウムにおいてセル懸濁液を100
から120リットル/時間の流速で連続的に滴下する装
置において360本の針が設置されているパーパルビル
トスクリーン(purpose−built screen)が用いられて
いる。270〜290リットルの微生物触媒が懸濁液の
1m3 から得られる。得られた触媒は糖度60〜70°
Brixの濃度で糖溶液中に保存される。これによって
著しい活性度の損失なしに1年以上の輸送および保存が
保証される。
【0027】この過程は、単体としてアルギン酸カルシ
ウムに固定された微生物から構成される微生物触媒を含
む反応器の仕様によって特徴付けられる。これらの反応
器は、製造工場自身に取付けられ、あるいはまた砂糖が
それらを用いるために溶解されるところに取付けられ
る。流動反応器の径において得られる葡萄糖および果糖
シロップの製造は、滞留時間を調整することによって単
独の操作で連続的に行われる。これゆえ90%以上の水
準の蔗糖添加および加水分解の水準が得られる。この方
法においては、挿入された液体と同様の色のシロップが
得られる。糖の加水分解水準は確立された流速による。
1リットルの触媒を使用することによって糖度60°B
rixの蔗糖溶液の0.50〜0.70リットル/時間
と同等の0.30〜0.50Kg/hの砂糖をほぼ90
〜95%添加する加水分解が可能である。
【0028】この技術的過程は、反応器の安定な組合わ
せによって75%以上の濃度で葡萄糖および果糖シロッ
プの製造を行うことができる。
【0029】経緯は連続的であり、そしてオートメイシ
ョン化することが可能である。それゆえ葡萄糖および果
糖シロップの製造の過程のために必要な工業プラントは
非常に簡単であり、かなり簡単にするためにいくらかの
技術的工程が用いられている。
【0030】
【実施例】以下、実施例でもって、本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0031】図1および図2は、基本的に精製された砂
糖を輸送するための叺1を含む技術的過程を遂行するた
めの工業プラントを示す図であり、図3は他の実施例を
説明する図である。前述の技術的過程を遂行するための
工業的プラントは、第1の例として図1および図2に示
されるように基本的に精製された砂糖を輸送するための
叺1を含んでいる。微生物反応器とは、溶解された砂糖
から出発する場合において砂糖の溶解タンク2A,2B
であり、図3に示されるように砂糖製造溶液から出発す
る場合には原料タンク21である。
【0032】溶かした砂糖から出発する第1の場合にお
いて、溶解タンク2A,2Bは垂直撹拌器、コイルおよ
び共通の循環ポンプ3を有している。シロップはポンプ
4によって供給され、微生物触媒が充填されたカラム5
を通り、そこから転化糖タンク6,6A,6Bへ送られ
る。
【0033】溶解タンク6,6A,6Bの葡萄糖および
果糖を含んでいる転化糖シロップは、ポンプ7によって
75〜78%に濃縮される蒸発器8に誘導され、そこか
ら製品ポンプ10を有している製品タンク9に導かれ
る。製品ポンプ10は、第1の変形として輸送の手段に
おいてそれを空にする。そして第2の変形としてこの濃
縮された果糖および葡萄糖シロップは薄く着色したシロ
ップを得ることができるオゾナイザ13からオゾン富化
空気と反応するガス液反応器12にポンプ11によって
誘導される。そして製品ポンプ15を有している製品タ
ンク14に誘導される。
【0034】図2に示されるようにプラントが蒸発器8
を用いていない場合、溶解タンク6A,6Bから微生物
触媒が充填された第2カラム17にポンプ7によって供
給される。ここで転化糖は90%よりも高い水準で加水
分解され、製品ポンプ10を有する製品タンク9に誘導
される。このシステムでは糖度75°Brixの高い濃
度の転化糖が得られる。
【0035】図3に示されるように初期原料物質が脱色
され、そして糖度60〜65°Brixの濃度の蔗糖溶
液の場合、溶液は微生物触媒を充填した転化カラム24
へポンプ22によって熱交換器23を通して誘導され、
原料タンク21に収容される。転化カラム24で転化さ
れた転化糖シロップは転化糖タンク25に貯蔵され、蒸
発器27へポンプ26によって誘導される。蒸発器27
で転化糖は75%に濃縮される。次に製品ポンプ29を
有する製品タンク28に誘導される。このプラントを用
いる他の様々な例において濃縮されたシロップはガス液
反応器31へポンプ30によって誘導される。ガス液反
応器31では非常に薄い色の製品を得るためにオゾナイ
ザ32からオゾン富化空気とそれが反応する。最後は製
品ポンプ34を有する製品タンク33に誘導される。
【0036】実施例1 微生物を固定するために、市販のアルギン酸ナトリウム
(BDH)10kgを計量し、500リットルの水に撹
拌しながら溶解させた。その同じ溶液に、前記実施例で
述べた条件下で成長させたMSUC−2株のバイオマス
10kgと、モレキュラーシーブ13X(ゼオライト)
の50gを懸濁させた。そして、塩化カルシウム55.
5kgを計量し、水10m3 に溶解した。上記の条件が
整った後に、前記微生物が浮遊するアルギン酸ナトリウ
ム溶液を塩化カルシウム水溶液5m3 に滴下する工程を
行った。直径1mmの針を多数有し、蠕動ポンプにより
流速が200リットル/時間となるような装置を作成
し、この装置を用いて滴下を行った。2時間撹拌を続け
て得られたゲルの上澄み液を除去して分離し、塩化カル
シウム水溶液5m3 を添加した。さらに12時間撹拌し
た後、最後にゲルを水で洗浄した。得られたアルギン酸
塩ビードのおおよその容量は約350リットルである。
この操作を繰返して、生物触媒の容量を3.3m3とし
た。
【0037】実施例2 固定化微生物による蔗糖の加水分解用の工業的カラムを
準備するために、まず得られた生物触媒の特性を明らか
にし、ミハイリス−メンテン(Michaelis−Menten)の
方程式のWmaxとKmの各値を求め、これら実験室での値
を用いて、工業的規模における値を計算した。細胞−ア
ルギン酸塩を最適に充填するために求められたWmax
よびKmの各値に基づいて、総容量3.3m3 の生物触
媒を工場で使用するための計算を行い、これにより各々
高さ3m、直径0.5mのカラムの形をした540リッ
トルの6個の生化学反応器に充填を行った。計算に際し
ては、物質濃度に関する濃縮の滞留時間依存式、すなわ
ち数1を考慮した。
【0038】
【数1】
【0039】ただしtは滞留時間、S0 はリアクタの流
入口における物質濃度、Sはリアクタの流出口における
物質濃度、Wは反応速度である。
【0040】この式は数2で示すミハイル−メンテンの
方程式を考慮して解かれる。
【0041】
【数2】W=Wmax[S]/Km+[S] ここでWmaxは反応最大速度、Kmはミハイル−メンテン
定数である。
【0042】数2を数1に代入して、リアクタの流入口
(S0 )を流出口(S)における物質濃度の関数である
滞留時間の値が求められ、数3となる。
【0043】
【数3】 T=Km/Wmax+ln(S0/S)+(S0−S)/Wmax ここで数4を与えると、
【0044】
【数4】F=V/T ただしFは物質の流入速度、Vはリアクタの流口容量で
ある。
【0045】数3に数4を代入して数5が得られる。
【0046】
【数5】 V=F(Wmax/Km)+ln(S0/S)+(S0−S)/Wmax この式が使えるようにするために、実験室の反応器によ
って求められたWmaxとKmの値を代入し、流入速度とS
0で表わされるカラム流入口における果糖の濃度とを定
め、Sで示される流出口における果糖の濃度を実験的に
定めると、結果として、リアクタの流口容量であるVの
値が求められる。
【0047】実施例3 本発明装置の一実施例として、1時間に1トンの処理能
力を有する、精製糖から薄い色の葡萄糖、果糖シロップ
を製造する装置について述べる。2精製物質として、最
少偏光度99.8%、100色素単位、灰分0.05
%、最大20ppmの標準精製砂糖を用いる。最終生成
物は、糖度75°Brixの葡萄糖、果糖シロップであ
り、75%が転化し、色および灰分の含有量は投入され
た原料の砂糖とほぼ等しい。
【0048】本実施例は、以下に示す一連の操作を行う
ことにより実施される。図1に示すように、精製砂糖は
叺1から溶解タンク2A,2Bに注込まれる。溶解タン
ク2A,2Bは各々3m3 の容量がある。溶解タンク
は、垂直の撹拌器と、コイルと、共通する循環ポンプ3
とを有する。これら溶解タンクは、それぞれ2時間連続
して装置を作動させることができるだけの容量を有す
る。溶解は、熱水を用いて行われ、60%の濃度にまで
濃縮される。前記溶解タンクは、濃度と温度と液位とを
指示し、加えて温度を45℃に自動制御する装置を有す
る。
【0049】濃度60%、温度45℃のシロップは、ポ
ンプ4により生物触媒が充填された3m3 のカラム5に
供給され、転化糖タンク6に貯蔵される。次に、転化糖
タンク6内の転化葡萄糖、果糖シロップは、ポンプ7に
より蒸発器8へ送出され、75%に濃縮され、60m3
の製品タンク9へ送出される。製品タンク9は、製品ポ
ンプ10を有しており、輸送手段へ送るようになってい
る。
【0050】本実施例においては、濃縮された葡萄糖、
果糖シロップをポンプ11によりガス−液反応器12へ
送出するようにしてもよく、これによってオゾナイザ1
3からのオゾンを富化空気と反応させて大変薄い色を持
つシロップを得ることができる。これらシロップは60
3 の容量を持つ製品タンク14へ送出され、この製品
タンク14から製品ポンプ15により輸送手段へ運ばれ
る。
【0051】使用される全ての設備および装置は、被覆
された鉄鋼、ステンレス鋼、または食品に適用可能なプ
ラスティックから成る。
【0052】この装置は1人のオペレータを必要とす
る。バルブやモータの操作は、中央パネルにより遠隔操
作される。
【0053】この装置は、立地条件により、約40m
2 、高さ6mの屋根付き区域に設置される。
【0054】実施例4 本発明装置の他の実施例として、1時間に1トンの処理
能力を有する、精製糖から薄い色の葡萄糖、果糖シロッ
プを製造する装置について述べる。2精製物質として、
最少偏光度99.8%、100色素単位、灰分0.05
%、最大20ppmの標準精製砂糖を用いる。最終生成
物は、糖度75°Brixの葡萄糖、果糖シロップであ
り、75%が転化し、色および灰分の含有量は投入され
た原料の砂糖とほぼ等しい。
【0055】本実施例は、以下に示す一連の操作を行う
ことにより実施される。図2に示すように、精製砂糖は
叺1から溶解タンク2A,2Bに注込まれる。溶解タン
ク2A,2Bは各々3m3 の容量がある。溶解タンク
は、垂直の撹拌器と、コイルと、共通する循環ポンプ3
とを有する。これら溶解タンクは、それぞれ2時間連続
して装置を作動させることができるだけの容量を有す
る。溶解は、熱水を用いて行われ、60%の濃度にまで
濃縮される。前記溶解タンクは、濃度と温度と液位とを
指示し、加えて温度を45℃に自動制御する装置を有す
る。
【0056】濃度60%、温度45℃のシロップは、ポ
ンプ4により生物触媒が充填された1.5m3 のカラム
5へ供給される。次に、転化葡萄糖、果糖シロップは、
交互に転化糖液タンク6A,6Bへ送出され、そのタン
クにて追加分量の果糖が溶解され、糖度が75°Bri
xのシロップが得られる。濃度が75%、温度45℃の
シロップは、ポンプ7により前記カラム5と同容量の生
物触媒が充填された第2カラム17へ送出される。高濃
度のシロップは、第2カラム17で90%以上の水準に
まで加水分解される。最後に、60m3 の製品タンク9
へ送出される。この製品タンク9は、製品ポンプ10を
有しており、シロップを輸送手段へ運ぶ。この装置によ
れば、抑圧工程を必要とせずに、糖度75°Brixの
より高濃度の転化糖を得ることができる。
【0057】本実施例においては、濃縮された葡萄糖、
果糖シロップをポンプ11によりガス−液反応器12へ
送出するようにしてもよく、これによりオゾナイザ13
からのオゾン富化空気と反応させて大変薄い色を持つシ
ロップを得ることができる。これらシロップは60m3
の容量を持つ製品タンク14へ送出され、この製品タン
ク14から製品ポンプ15により輸送手段へ運ばれる。
【0058】使用される全ての設備および装置は、被覆
された鉄鋼、ステンレス鋼、または食品に適用可能なプ
ラスティックから成る。
【0059】この装置は1人のオペレータを必要とす
る。バルブやモータの操作は、中央パネルにより遠隔操
作される。
【0060】この装置は、立地条件により、約40m
2 、高さ6mの屋根付き区域に設置される。
【0061】実施例5 本発明のさらに他の実施例として、1時間に1トンの処
理能力を有する脱色、濃縮された精製砂糖溶液から薄い
色の葡萄糖、果糖シロップを製造する装置について述べ
る。図3に示すように150色素単位以下の糖度60〜
65°Brixの脱色濃縮された精製砂糖溶液が原料と
して用いられる。この最終生成物は、90%が転化糖
で、色素成分および灰分の含有量は投入砂糖溶液に類似
している。糖度75°Brixの葡萄糖と果糖シロップ
が得られる。
【0062】この技術は以下に示す一連の操作から成
る。脱色濃縮された精製糖液は、6m3 原料タンク21
に収容されており、そこからポンプ22によって加圧さ
れ、熱交換器23を経て生触媒を詰めたカラム24に向
かう。このような工程においてカラム24に供給される
溶液は、温度45±5℃、圧力2〜3bar、流速25
リットル/時間である。カラム24の入口で入流速、温
度、圧力が測定され制御される。
【0063】カラム24で転化された葡萄糖、果糖シロ
ップは転化糖タンク25に注入され、ポンプ26によっ
て蒸発器27に送られ、75%に濃縮される。その後6
0m3 製品タンク28に移されるが、この製品タンク2
8には製品を送出するための製品ポンプ29が備えられ
る。
【0064】また濃縮された葡萄糖、果糖シロップはポ
ンプ30によってガス−液反応装置31に送られ、そこ
でオゾン発生装置32からのオゾン富化空気と反応し、
非常に色の薄いシロップを得ることができる。これらは
60m3 の容量の製品タンク33に運ばれ、そこから製
品ポンプ34によって移送手段に移送する。
【0065】使用されている全ての設備あるいは装置は
被覆された鉄、ステンレス鋼あるいは食品に適用可能な
プラスティックから成る。
【0066】この装置を操作するには1人の作業員が必
要でバルブやモータは中央パネルによって遠隔操作され
る。
【0067】この装置は立地条件に従い約40m2 、高
さ6mの屋根付きの区域内に設置される。
【0068】実施例6 本発明が関係する工業設備のテストを行うために前述の
カラムはキューバのハバナ州サンタクルーズデルノルテ
の町に位置するカミロシエンフェゴス砂糖工場の精製所
に取付けられている。この精製所において脱色され、濃
縮された糖度65°Brixの溶液は塩酸によって63
%の転化糖に加水分解される。これによって得られた6
3%転化糖はハバナ市のビール製造所において使用され
る。この装置は従来の溶液の流れに平行に配置され、取
付けられ、計算された操作媒介変数が照合されている。
数3、数4によって、溶液中に存在する蔗糖の63%加
水分解物が、120分の滞留時間を得るためには流速1
4.0リットル/時間を維持することが必要である。こ
の設備の年間生産量は10,000トンである。時間の
延長期間の間、蔗糖濃度と加水分解のレベルを照合する
ことによって数3、数4によって呈示された理論値を証
明することができる。
【0069】実施例7 アルギン酸カルシウムのビードを得るために、装置は密
封されたプラスティックの筺体の中に直径1mmの36
0本の針から成るパーパスビルトスクリーン(purpose
built screen)から成る構成で組立てられている。この
プラスティックの筺体はアルギン酸ナトリウム内でセル
懸濁液を毎時100〜120リットル/時間の流速で持
続的に流れさせるものである。これによって1m3 の懸
濁液から270〜290リットルの生触媒が得られる。
得られた触媒は糖度60〜70°Brixの砂糖溶液内
に維持され、1年以上識別可能な加水分解性の低下なし
に輸送ないし貯蔵を保障するものである。
【0070】
【発明の効果】高加水分解性能を有する転化酵素を触媒
として用いることによって、この触媒を充填した反応器
に蔗糖溶液を通すという簡単な工程で高い転化率で工業
的規模で葡萄糖や果糖のシロップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図である。
【図2】本発明の他の実施例の系統図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の系統図である。
【符号の説明】
2 溶解タンク 4,7,11,22,26,30 ポンプ 5,24 カラム 6 転化糖タンク 8,27 蒸発器 9,14,28,33 製品タンク 12,31 ガス−液反応器 17 第2カラム 21 原料タンク
フロントページの続き (72)発明者 アステリオ クルス ペレス キューバ国、ハバナ デル エステ.シ ー.デ ラ ハバナ、アラマール、アピト 4、ゾナ 15、エディフ.ビー−14 (72)発明者 ナンシー イー.フィグエロア バエレ キューバ国、プラヤ シー.デ ラ ハバ ナ、クバナカン、エントレ アベ 31 イ 33、アピト 7、3112、カジェ 184

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転化糖を作る酵素である微生物を固定化
    した生触媒を含む生化学反応器に蔗糖溶液を通して蔗糖
    溶液から果糖溶液を製造し、前記生化学反応器によって
    製造される果糖溶液を精製することを特徴とする蔗糖か
    ら工業的規模で葡萄糖や果糖シロップを製造する方法。
  2. 【請求項2】 蔗糖を富化した澱粉溶液が製造される工
    場において生化学反応器内に生触媒として高加水分解性
    能を有する転化糖を作る微生物を固定化した装置を用い
    て、蔗糖溶液の流れの単純な連続ステップで蔗糖から葡
    萄糖および果糖シロップを工業的規模で製造することを
    特徴とする請求項1記載の蔗糖から工業的規模で葡萄糖
    や果糖シロップを製造する方法。
  3. 【請求項3】 転化糖を作る微生物がピキアパストリス
    (Pichia pastoris)のMSUC−2株であり、CBS
    452.90の番号でオランダ国のセントラルビュロ
    ーボールスキメルカルチュアス、シービーエス(the Ce
    ntralbureauvoor Schimmel−Cultures,CBS)に寄託
    されているものであることを特徴とする請求項1記載の
    蔗糖から工業的規模で葡萄糖や果糖シロップを製造する
    方法。
  4. 【請求項4】 アルギン酸カルシウムとモレキュラーシ
    ーブスとが転化糖を作る微生物を固定化する担体として
    用いられ、生触媒の滴下が蠕動ポンプで行われ、固定化
    された生触媒を作るために、アルギン酸ナトリウムの1
    0〜12kgが水490〜530リットル中に溶解さ
    れ、前記MSUC−2株のバイオマスの8〜12kgと
    モレキュラーシーブス13Xの5〜50gが加えられる
    ことを特徴とする請求項1記載の蔗糖から工業的規模で
    葡萄糖や果糖シロップを製造する方法。
  5. 【請求項5】 前記準備される溶液は、10m3 当たり
    50〜56kgのCaCl2溶液の4〜6m3に懸濁され
    ていることを特徴とする請求項4記載の蔗糖から工業的
    規模で葡萄糖や果糖シロップを製造する方法。
  6. 【請求項6】 前記で準備される懸濁液は100〜12
    0リットル/時間の流速で連続的に蠕動ポンプで0.5
    〜1mmの直径の針を用いて滴下させることを特徴とす
    る請求項4または5記載の蔗糖から工業的規模で葡萄糖
    や果糖シロップを製造する方法。
  7. 【請求項7】 製造されるシロップのm3 当り生触媒を
    0.5リットルの割合で生化学反応器に充填することを
    特徴とする請求項1〜6記載の蔗糖から工業的規模で葡
    萄糖や果糖シロップを製造する方法。
  8. 【請求項8】 脱色され濃縮された蔗糖溶液は、糖度5
    5〜65°Brixで温度40〜50℃で120〜22
    0分の滞留時間となるように14〜25リットル/分の
    流速で生化学反応器を通過させられることを特徴とする
    請求項1記載の蔗糖から工業的規模で葡萄糖や果糖シロ
    ップを製造する方法。
  9. 【請求項9】 転化糖を作る酵素である微生物の生触媒
    を含む生化学反応器から成ることを特徴とする蔗糖溶液
    から果糖溶液を製造する装置。
  10. 【請求項10】 原料が叺入基準精製糖であるとき、溶
    解手段3を有する溶解タンク2で原料の砂糖を溶解し、
    そのシロップを溶解タンク2からポンプ4によって、生
    触媒を充填したカラム5を通過させて転化し、これを転
    化糖タンク6へ送ることを特徴とする請求項9記載の蔗
    糖溶液から果糖溶液を製造する装置。
  11. 【請求項11】 転化糖タンク6から葡萄糖と果糖とを
    含んだ転化糖シロップをポンプ7で蒸発器8へ送り、こ
    こで75〜78%の濃度に濃縮し、さらに製品タンク9
    に送ることを特徴とする請求項10記載の蔗糖溶液から
    果糖溶液を製造する装置。
  12. 【請求項12】 蒸発器8で濃縮された葡萄糖と果糖の
    シロップをポンプ11でガス−液反応器12へオゾナイ
    ザ13からのオゾン富化空気とともに送り、脱色された
    シロップを得、そこから製品タンク14へ送ることを特
    徴とする請求項10記載の蔗糖溶液から果糖溶液を製造
    する装置。
  13. 【請求項13】 転化糖タンク6から転化糖溶液をポン
    プ7で生触媒を充填した第2カラム17へ送り、転化糖
    シロップを製品タンク9に送ることを特徴とする請求項
    10記載の蔗糖溶液から果糖溶液を製造する装置。
  14. 【請求項14】 第2カラム17からの転化糖シロップ
    をポンプ11でガス−液反応器12へオゾナイザ13か
    らのオゾン富化空気とともに送り、脱色されたシロップ
    を得、そこから製品タンク14へ送ることを特徴とする
    請求項10記載の蔗糖溶液から果糖溶液を製造する装
    置。
  15. 【請求項15】 原料が砂糖溶液であるとき、原料を貯
    蔵タンク21に蓄え、これをポンプ22によって熱交換
    器23を経て生触媒を充填したカラム24を通過させて
    転化し、これを転化糖タンク25へ送ることを特徴とす
    る請求項9記載の蔗糖溶液から果糖溶液を製造する装
    置。
  16. 【請求項16】 転化糖タンク25に貯えられた転化糖
    シロップは、そこからポンプ26で蒸発器27に送られ
    て75%に濃縮され、そこから製品タンク28に貯蔵さ
    れることを特徴とする請求項15記載の蔗糖溶液から果
    糖溶液を製造する装置。
  17. 【請求項17】 蒸発器27からの濃縮シロップをポン
    プ30でガス−液反応器31へオゾナイザ32からのオ
    ゾン富化空気とともに送り、脱色されたシロップを得、
    そこから製品タンク33へ送ることを特徴とする請求項
    15記載の蔗糖溶液から果糖溶液を製造する装置。
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