JPH05252533A - くし形y・c分離回路 - Google Patents

くし形y・c分離回路

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JPH05252533A
JPH05252533A JP4978492A JP4978492A JPH05252533A JP H05252533 A JPH05252533 A JP H05252533A JP 4978492 A JP4978492 A JP 4978492A JP 4978492 A JP4978492 A JP 4978492A JP H05252533 A JPH05252533 A JP H05252533A
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Kazuhiko Yamaguchi
一彦 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 くし形Y・C分離回路の製造工程における調
整を省略し、かつ部品特性の経時変化に対応させる。 【構成】 加算器6により分離されたY信号中に残留す
るバースト信号を検出し、検波器11で検出したDC電
圧をデジタル化し、制御マイコン13によりD/Aコン
バータ7および8を介して、ゲイン調整器4および位相
調整器3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用VTRあるいは
カメラ一体型VTRにおいて、高機能化の1つとして使
用される、複合映像信号を高帯域な輝度(Y)およびク
ロマ(C)信号に分離するくし形Y・C分離回路の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のくし形Y・C分離回路の
一例のブロック図である。複合映像信号は、2つに分け
られ、一方は1H(水平走査期間)遅延回路1、ローパ
スフィルタ(LPF)2、位相調整器3よりなる回路に
送られ、複合映像信号に対して、周波数fSCにおいて、
ちょうど1H遅れた信号(1H信号)となる。1H遅延
回路1は、たとえばCCDのような遅延素子を用い、そ
のクロックとしては3f SC,4fSC(fSC:クロマサブ
キャリア)を用いる。LPF2により、クロックの除去
および一定時間の遅延が行なわれる。他方の入力信号は
ゲイン調整器4を介して振幅が調整され0H信号とな
る。0H信号と1H信号は、減算器5により減算されて
C信号が得られ、またこれらは加算器6により加算され
てY信号が得られる。
【0003】この回路において、位相とゲインの調整
は、加算器6から出力されるY信号の残留クロマ成分を
観測し、それが最小となるように位相およびゲインを交
互に調整する必要がある。
【0004】図5は、位相調整器の一例の回路図であ
る。トランジスタTr1のコレクタは抵抗R1を介して
電源と接続され、エミッタは抵抗R2を介して接地さ
れ、出力端子とコレクタとの間にはコンデンサC1、出
力端子とエミッタとの間には可変抵抗VR1が接続され
ている。可変抵抗VR1の調整により位相が調整され
る。
【0005】図6(a)および(b)は、ゲイン調整器
の例の回路図である。同図(a)の場合は、入出力端子
間に設けた可変抵抗VR2の調整によりゲインが調整さ
れる。同図(b)の場合は、入出力端子間に電圧制御ア
ンプ4−1を設け、これをコンデンサC11により接地
し、コンデンサC11のアンプ側の電圧を可変抵抗VR
3により変化させてゲインを調整する。
【0006】前述の従来のくし形Y・C分離回路では、
1H信号の位相調整と0H信号のゲイン調整とが必要で
あり、これらの調整は製品の製造工程において、セット
ごとに調整が行なわれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】製品の製造工程でセッ
トごとに位相およびゲインの調整を行なうことは繁雑で
あった。また、部品の経時変化に対応することができな
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、分離
されたY信号からバースト期間に残留するバースト信号
を検出する手段を設け、検出したバースト信号の振幅が
最小となるように、1H信号を得る回路の位相調整手段
および0H信号を得る回路のゲイン調整手段を制御する
ようにした。
【0009】
【作用】本発明によれば、分離されたY信号のバースト
期間に残留するバースト信号を最小とするループを設け
ておくことにより、セットごとに位相およびゲインの調
整を行なう必要がなくなる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図5と同一のものには同一の番号を付してある。く
し形Y・C分離回路の基本部分である1H遅延回路1〜
加算器6までは、図5の従来例と同一であるから説明を
省略する。ただし、図1の回路では、位相調整器3およ
びゲイン調整器4は、電圧制御型のものを使用し、後述
のように、制御マイコン13により、それぞれD/Aコ
ンバータ7および8により制御する。
【0011】加算器6から出力したY信号は、ゲート回
路9に入力され、図示されていない信号処理回路から導
かれたバーストゲートパルスにより、バースト期間のみ
が抽出される。この抽出されたY信号に残留するバース
ト成分を、アンプ10で増幅し、検波器11で振幅をD
C電圧に変換する。Y・C分離回路の特性がずれており
残留クロマ量が大きければ、このDC電圧は高く、小さ
ければDC電圧は低くなる。
【0012】このDC電圧をA/Dコンバータ12に送
りデジタルデータ化し、このデータに基づき、制御マイ
コン13により2つのD/Aコンバータ7および8の制
御出力を変化させる。このとき後述の二次元探索の、あ
る一定のアルゴリズムを用いて、DC電圧の最小点(Y
・C分離回路の位相およびゲインの最適調整点)を探
す。D/Aコンバータ7および8の出力は、それぞれ、
ゲイン調整器4および位相調整器3に送られる。
【0013】この自動制御ループにより、くし形Y・C
分離回路の調整を行なうが、最適点の探索において、最
適点から微小幅、制御を振る必要があり、その際くし形
特性が微小のずれを持ってしまうので、製品において
は、このループ動作は、たとえばテープに記録をしな
い、一般にいうEEの状態において動作し、記録中は保
持する等の仕様で行なうことになる。
【0014】図2(a)および(b)はそれぞれ、電圧
制御型の位相調整器およびゲイン調整器の一例のブロッ
ク図である。
【0015】図2(a)において、図5と同一の部分は
同一の符号を付してある。トランジスタTr1のエミッ
タに正相、コレクタに逆相の信号を作り、エミッタとコ
レクタとの間に抵抗R3、コンデンサC2およびC3、
バリキャップダイオードVC1等を接続することによ
り、正逆相を加え合わせて、信号の高域成分の位相を遅
らせる回路が構成できる。このバリキャップダイオード
VC1のアノードに抵抗R4により0ボルトを印加し、
カソードには抵抗R5によりD/Aコンバータ8の出力
の電圧を印加し、印加するDC電圧を変化させることで
高域の移相量が変化できる。この回路を位相調整手段と
して用いて、1H信号のfSCにおける遅延量をDC電圧
制御により調整できる。
【0016】図2(b)はゲイン調整器の一例の回路図
であり、図6(b)とほぼ同一であり、可変抵抗VR3
の代わりにD/Aコンバータ7が接続されている。電圧
制御アンプ4−1としては、電圧制御可変アンプ(VC
A)が一般に容易に入手できる。
【0017】最適調整点探索のアルゴリズムとしては、
数多くのものが考えられるが、二次元探索の一例として
図3に概念図を示す。(1)→(2)→(3)→…は、
位相およびゲインの調整点を変化させていく様子を示
す。それぞれの調整点において、残留バーストレベルを
評価し、収束の判断をする。図3に示したアルゴリズム
は、位相またはゲインの一方のみを変化させ、1回また
は2回の残留バースト最小点の探索を行ない、位相とゲ
インを交互に探していくという規則に従うものである。
最適なアルゴリズムは、ステップ数が少なく、かつ、そ
の処理が単純なものがよいのが当然である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、くし形Y・C分離回路
で従来必要であった製造工程での位相およびゲインの調
整が不要となり、製造コストの低減ができるほかに、自
動制御ループにする処理であるから、調整が部品特性の
経時変化により、ずれることも吸収でき、安定なくし形
分離特性が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ位相調整器お
よびゲイン調整器の回路図である。
【図3】二次元探索の概念図の一例である。
【図4】従来の回路の一例のブロック図である。
【図5】従来の位相調整器の一例の回路図である。
【図6】(a)および(b)は、それぞれゲイン調整器
の例の回路図である。
【符号の説明】
1 1H遅延回路 2 ローパスフィルタ 3 位相調整器 4 ゲイン調整器 5 減算器 6 加算器 7,8 D/Aコンバータ 9 ゲート回路 10 アンプ 11 検波器 12 A/Dコンバータ 13 制御マイコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延され位相調整手段を経由した複合映
    像信号とゲイン調整手段を経由した複合映像信号とを加
    算する回路からY信号を得るようにし、前記の両信号を
    減算する回路からC信号を得るくし形Y・C分離回路に
    おいて、 分離されたY信号からバースト期間に残留するバースト
    信号を検出する手段と、検出したバースト信号の振幅が
    最小となるように前記の位相調整手段およびゲイン調整
    手段を制御する手段と、を有することを特徴とするくし
    形Y・C分離回路。
JP4049784A 1992-03-06 1992-03-06 くし形y・c分離回路 Expired - Fee Related JP2811133B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264085U (ja) * 1985-10-09 1987-04-21
JPH01181212A (ja) * 1988-01-14 1989-07-19 Hitachi Ltd くし形フイルタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264085U (ja) * 1985-10-09 1987-04-21
JPH01181212A (ja) * 1988-01-14 1989-07-19 Hitachi Ltd くし形フイルタ

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