JP2811133B2 - くし形y・c分離回路 - Google Patents
くし形y・c分離回路Info
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- JP2811133B2 JP2811133B2 JP4049784A JP4978492A JP2811133B2 JP 2811133 B2 JP2811133 B2 JP 2811133B2 JP 4049784 A JP4049784 A JP 4049784A JP 4978492 A JP4978492 A JP 4978492A JP 2811133 B2 JP2811133 B2 JP 2811133B2
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Description
カメラ一体型VTRにおいて、高機能化の1つとして使
用される、複合映像信号を高帯域な輝度(Y)およびク
ロマ(C)信号に分離するくし形Y・C分離回路の改良
に関するものである。
一例のブロック図である。複合映像信号は、2つに分け
られ、一方は1H(水平走査期間)遅延回路1、ローパ
スフィルタ(LPF)2、位相調整器3よりなる回路に
送られ、複合映像信号に対して、周波数fSCにおいて、
ちょうど1H遅れた信号(1H信号)となる。1H遅延
回路1は、たとえばCCDのような遅延素子を用い、そ
のクロックとしては3f SC,4fSC(fSC:クロマサブ
キャリア)を用いる。LPF2により、クロックの除去
および一定時間の遅延が行なわれる。他方の入力信号は
ゲイン調整器4を介して振幅が調整され0H信号とな
る。0H信号と1H信号は、減算器5により減算されて
C信号が得られ、またこれらは加算器6により加算され
てY信号が得られる。
は、加算器6から出力されるY信号の残留クロマ成分を
観測し、それが最小となるように位相およびゲインを交
互に調整する必要がある。
る。トランジスタTr1のコレクタは抵抗R1を介して
電源と接続され、エミッタは抵抗R2を介して接地さ
れ、出力端子とコレクタとの間にはコンデンサC1、出
力端子とエミッタとの間には可変抵抗VR1が接続され
ている。可変抵抗VR1の調整により位相が調整され
る。
の例の回路図である。同図(a)の場合は、入出力端子
間に設けた可変抵抗VR2の調整によりゲインが調整さ
れる。同図(b)の場合は、入出力端子間に電圧制御ア
ンプ4−1を設け、これをコンデンサC11により接地
し、コンデンサC11のアンプ側の電圧を可変抵抗VR
3により変化させてゲインを調整する。
1H信号の位相調整と0H信号のゲイン調整とが必要で
あり、これらの調整は製品の製造工程において、セット
ごとに調整が行なわれていた。
トごとに位相およびゲインの調整を行なうことは繁雑で
あった。また、部品の経時変化に対応することができな
い。
されたY信号からバースト期間に残留するバースト信号
を検出する手段を設け、検出したバースト信号の振幅が
最小となるように、1H信号を得る回路の位相調整手段
および0H信号を得る回路のゲイン調整手段を制御する
ようにした。
期間に残留するバースト信号を最小とするループを設け
ておくことにより、セットごとに位相およびゲインの調
整を行なう必要がなくなる。
る。図5と同一のものには同一の番号を付してある。く
し形Y・C分離回路の基本部分である1H遅延回路1〜
加算器6までは、図5の従来例と同一であるから説明を
省略する。ただし、図1の回路では、位相調整器3およ
びゲイン調整器4は、電圧制御型のものを使用し、後述
のように、制御マイコン13により、それぞれD/Aコ
ンバータ7および8により制御する。
路9に入力され、図示されていない信号処理回路から導
かれたバーストゲートパルスにより、バースト期間のみ
が抽出される。この抽出されたY信号に残留するバース
ト成分を、アンプ10で増幅し、検波器11で振幅をD
C電圧に変換する。Y・C分離回路の特性がずれており
残留クロマ量が大きければ、このDC電圧は高く、小さ
ければDC電圧は低くなる。
りデジタルデータ化し、このデータに基づき、制御マイ
コン13により2つのD/Aコンバータ7および8の制
御出力を変化させる。このとき後述の二次元探索の、あ
る一定のアルゴリズムを用いて、DC電圧の最小点(Y
・C分離回路の位相およびゲインの最適調整点)を探
す。D/Aコンバータ7および8の出力は、それぞれ、
ゲイン調整器4および位相調整器3に送られる。
分離回路の調整を行なうが、最適点の探索において、最
適点から微小幅、制御を振る必要があり、その際くし形
特性が微小のずれを持ってしまうので、製品において
は、このループ動作は、たとえばテープに記録をしな
い、一般にいうEEの状態において動作し、記録中は保
持する等の仕様で行なうことになる。
制御型の位相調整器およびゲイン調整器の一例のブロッ
ク図である。
同一の符号を付してある。トランジスタTr1のエミッ
タに正相、コレクタに逆相の信号を作り、エミッタとコ
レクタとの間に抵抗R3、コンデンサC2およびC3、
バリキャップダイオードVC1等を接続することによ
り、正逆相を加え合わせて、信号の高域成分の位相を遅
らせる回路が構成できる。このバリキャップダイオード
VC1のアノードに抵抗R4により0ボルトを印加し、
カソードには抵抗R5によりD/Aコンバータ8の出力
の電圧を印加し、印加するDC電圧を変化させることで
高域の移相量が変化できる。この回路を位相調整手段と
して用いて、1H信号のfSCにおける遅延量をDC電圧
制御により調整できる。
であり、図6(b)とほぼ同一であり、可変抵抗VR3
の代わりにD/Aコンバータ7が接続されている。電圧
制御アンプ4−1としては、電圧制御可変アンプ(VC
A)が一般に容易に入手できる。
数多くのものが考えられるが、二次元探索の一例として
図3に概念図を示す。(1)→(2)→(3)→…は、
位相およびゲインの調整点を変化させていく様子を示
す。それぞれの調整点において、残留バーストレベルを
評価し、収束の判断をする。図3に示したアルゴリズム
は、位相またはゲインの一方のみを変化させ、1回また
は2回の残留バースト最小点の探索を行ない、位相とゲ
インを交互に探していくという規則に従うものである。
最適なアルゴリズムは、ステップ数が少なく、かつ、そ
の処理が単純なものがよいのが当然である。
で従来必要であった製造工程での位相およびゲインの調
整が不要となり、製造コストの低減ができるほかに、自
動制御ループにする処理であるから、調整が部品特性の
経時変化により、ずれることも吸収でき、安定なくし形
分離特性が維持できる。
よびゲイン調整器の回路図である。
の例の回路図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 遅延され位相調整手段を経由した複合映
像信号とゲイン調整手段を経由した複合映像信号とを加
算する回路からY信号を得るようにし、前記の両信号を
減算する回路からC信号を得るくし形Y・C分離回路に
おいて、 分離されたY信号からバースト期間に残留するバースト
信号を検出する手段と、検出したバースト信号の振幅が
最小となるように前記の位相調整手段およびゲイン調整
手段を制御する手段と、を有することを特徴とするくし
形Y・C分離回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049784A JP2811133B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | くし形y・c分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049784A JP2811133B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | くし形y・c分離回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252533A JPH05252533A (ja) | 1993-09-28 |
JP2811133B2 true JP2811133B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=12840790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4049784A Expired - Fee Related JP2811133B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | くし形y・c分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811133B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6264085U (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-21 | ||
JPH01181212A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-19 | Hitachi Ltd | くし形フイルタ |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4049784A patent/JP2811133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05252533A (ja) | 1993-09-28 |
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