JP3115181B2 - Secam方式記録回路 - Google Patents

Secam方式記録回路

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JP3115181B2 JP06057819A JP5781994A JP3115181B2 JP 3115181 B2 JP3115181 B2 JP 3115181B2 JP 06057819 A JP06057819 A JP 06057819A JP 5781994 A JP5781994 A JP 5781994A JP 3115181 B2 JP3115181 B2 JP 3115181B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、L−SECAM方式
のVCR(VTR)に用いて好適なクロマ記録信号処理
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】L−SECAM方式のVCR記録信号処
理回路の従来例を図8に示す。1は入力端子であり、入
力端子1に入力されたSECAMのベースバンド信号
は、次段の中心周波数(fo)が4.3MHzのバンド
パスフィルタ2に入力し、ここでSECAMクロマ信号
のみを抽出する。バンドパスフィルタ2の出力は、fo
が4.286MHzのベルフィルタ3に入力し、送信側
で付加された逆ベルフィルタの振幅・遅延特性をキャン
セルする。このフィルタを通過すると、クロマ信号の群
遅延特性と振幅特性がフラットになる。ベルフィルタ3
の出力は、リミッタ4に入力して微小混入ノイズを除去
する。リミッタ4の出力は4分周器5に入力し1/4
(4分周)の周波数にする。4分周器5による4分周は
L−SECAM方式特有の方法で、これにより4MHz
付近のクロマ信号を1MHz付近へ低域変換する。4分
周器5の出力は、1.1MHzのバンドパスフィルタ6
およびfoが1.0715MHzの逆ベルフィルタ7を
介して搬送波のエネルギーを抑圧し、記録クロマ信号と
して出力端子8に出力する。
【0003】図8の各信号経路での信号波形を、図9を
用いて説明する。説明の簡略化のために、各フィルタの
群遅延は無視する。水平帰線期間を拡大して示した複合
映像信号(a)から、バンドパスフィルタ2により抽出
されたクロマ信号(b)をベルフィルタ3に通すと、
(c)のようにクロマ終了時点で尾を引き、クロマ(I
DENT)の立ち上がり時点ではゆっくりと立ち上が
る。これはベルフィルタのQが16と高いためである。
この信号をリミッタ4により増幅された信号(d)、4
分周器5により4分周すると信号(e)のようになる。
最終的に逆ベルフィルタ6の出力信号は(f)のように
なり、クロマ終了/開始時点で振幅が非常に大きくな
る。これは逆ベルフィルタ6のQ(伝達関数の分子の
Q)がやはり16と高いことによる。
【0004】このような信号をFM変調されたY(輝
度)信号とミックスして記録すると、記録レベルによっ
てはオーバーモジュレーションとなり、Y信号が位相反
転し正しく再生できない信号状態になる。これを避ける
ために、逆ベルフィルタ6の出力波形(f)の盛り上が
り部分を非線形抑圧したり、逆ベルフィルタ6のQを下
げたりする方法がとられてきた。
【0005】しかしながら、非線形抑圧すると、その部
分の高調波エネルギーが大きくなり、再生時に画面の左
部分に、尾引きノイズ・赤みがかるなどの色の妨害が発
生する。逆ベルフィルタ6のQを下げると、規格からは
ずれる方向であり、他の機器で再生するときにクロマ信
号の群遅延が合わず、色のトランジェント性能(キレ)
が悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のSEC
AM方式記録回路では、何らかの他の性能劣化を生じさ
せないと、クロマ終了・開始時点の大振幅部分を小さく
できないという欠点があった。
【0007】この発明は、他の性能劣化を生じさせるこ
となく、クロマ終了・開始時点の振幅を抑えるようにし
た、L−SECAMクロマ記録処理回路を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した問題
点を解決するために、入力されたL−SECAMのクロ
マ信号を、ベルフィルタに供給して得られた信号を4分
周した後、逆ベルフィルタを通して搬送波のエネルギー
を抑圧した記録クロマ信号として出力するSECAM方
式記録処理において、前記4分周器の後段と前記逆ベル
フィルタの前段間の信号処理に、水平帰線期間のクロマ
終了・開始時点で前記クロマ信号の包絡線を指数関数ま
たはRAMP関数状に変化させる振幅変化手段を具備し
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記した手段により、複合映像信号入力で見る
と、クロマ信号の終了・開始時点の波形は、送信側で逆
ベルフィルタを通されているにも関わらず、大振幅にな
っていない。これは、もともと帰線期間も連続なFMク
ロマ信号を逆ベルフィルタに通し、その後で帰線期間を
ブランキングしているからである。つまり、ベルフィル
タに通して尾を引き立ち上がりがなまる信号を、再度逆
ベルに通すとその包絡線は本来なら複合映像信号のクロ
マ包絡線に等しくなる。しかし、L−SECAM処理に
はリミッタ処理が含まれるため、ベルフィルタ出力の包
絡線情報が失われてしまっている。この点に着目し、4
分周(これもリミッタ動作である)信号を次段に出力す
るまでに、尾を引いて終了させゆっくりと信号を開始す
るようにした。こうすれば、逆ベルフィルタがこれを逆
補正し、複合映像信号入力のクロマ信号と極めて近い包
絡線をもつ記録信号を出力できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例を
説明するためのシステム図である。複合映像信号を入力
端子1に入力し、4.3MHzのバンドパスフィルタ2
において、クロマ信号成分のみ抽出する。クロマ信号を
ベルフィルタ3に入力し、送信側で通された逆ベルフィ
ルタの群遅延・振幅特性を相殺して、群遅延・振幅をフ
ラットにする。ベルフィルタ3の出力信号をリミッタ4
により増幅した後、4分周器5に入力し1/4(4分
周)の周波数にして、L−SECAMの低域変換信号を
得る。分周信号は利得制御回路11に入力する。利得制
御回路11の利得制御信号は、別途タイミング発生回路
12と時定数処理回路13により作成する。利得制御さ
れた信号を1.1MHzのバンドパスフィルタ61に通
し、不要な高調波やノイズを除去する。バンドパスフィ
ルタ61の出力を逆ベルフィルタ71に入力し、搬送波
信号のエネルギーを抑圧する。逆ベルフィルタ71の出
力は、L−SECAMクロマ記録信号として出力端子8
1に出力する。
【0011】逆ベルフィルタ71の動作についてもう少
し説明する。逆ベルフィルタ71はトラップ系のフィル
タで、中心周波数で約20dB抑圧する格好になってい
る。つまり、連続して信号が印加されている場合には、
その逆相信号が入力と同じエネルギーだけフィルタで発
生し、入力を打ち消す。この状態から急に入力がなくな
ると、フィルタの内部エネルギーが打ち消されずに現
れ、振幅大で終了する。逆にフィルタのエネルギーが無
い状態で急に入力が到来すると、打ち消す内部エネルギ
ーがまだ蓄積されていないので、入力がそのまま出力さ
れ、やはり振幅大で開始する。この実施例では逆ベルフ
ィルタ71の開始・終了時点でのエネルギーの減衰・増
大に着目し、これに合わせて逆ベルフィルタ71に信号
を与え、出力での振幅平坦化を実現したものである。
【0012】図2を用い、利得制御信号についてさらに
説明する。詳しくは後述するが、タイミング発生回路1
2により、図2の(1)に示す複合映像信号(a)の帰
線期間でクロマ信号のない期間を示すタイミングパルス
(b)を作成する。このパルスを元に時定数処理回路1
3にて、あるRAMP関数をもつパルス(c)に変形す
る。このパルスを利得制御回路11に供給する。Hiで
利得が高くLoで低くなるものとする。IC内部でこの
ような信号を発生する場合、RAMP関数はコンデンサ
と定電流の充放電波形により実現できる。また時定数処
理回路13では、図2の(2)に示すようにタイミング
パルス(b)を元に指数関数をもつパルス(c)に変形
してもよい。指数関数の場合には、抵抗とコンデンサに
パルスをそのまま入力すれば実現できる。どちらの場合
にも、時定数のばらつきを抑える手段は様々あるがここ
では省略する。
【0013】このような信号により、利得が制御される
様子を図3を用いて説明する。(a)の複合映像信号か
らBPFで抽出したクロマ信号は(b)のようになり、
ベルフィルタ3を通過すると、(c)のように終了時点
で尾を引き、開始時点でゆっくりと立ち上がる。この信
号をリミッタ4により増幅(d)し、4分周器5により
4分周すると、その出力(e)は矩形波で、ベルフィル
タ3の出力とは異なる包絡線になる。この後、利得制御
回路11でRAMP関数の制御を行うと、出力は(f)
のようになる。この信号を逆ベルフィルタ71に通す
と、振幅の変化は極めて小さくなり、(g)のようにな
る。
【0014】この実施例では、逆ベルフィルタ71にエ
ネルギーが残っているクロマ終了時点と、これからエネ
ルギーを蓄積する開始時点で、ゆっくりと振幅を増減す
るので、フィルタの動作状態による爆発的な振幅変化を
抑えることができる。
【0015】図4は利得制御回路11の具体的な回路例
を説明するためのものである。前段の4分周器5が差動
出力を持つと仮定する。この4分周器5より供給された
分周信号は、トランジスタQ1 とQ2 の差動増幅回路に
より電流変換する。変換された電流は、トランジスタQ
3 ,Q4 のPNPカレントミラー回路でシングルエンド
し、定電圧源Vrと抵抗R5 からなる負荷回路に流れ
る。抵抗R5 に発生した電圧信号を次段の1.1MHz
のバンドパスフィルタ61に出力する。差動増幅回路の
バイアス電流は、トランジスタQ5 〜Q8 からなる制御
回路により供給する。エミッタ間に抵抗R6 が挿入され
たトランジスタQ7 ,Q8 による増幅回路は、トランジ
スタQ7 のエミッタ側が定電流源Ioによりバイアスす
る。トランジスタQ7 のコレクタをトランジスタQ5 ,
Q6 のNPNカレントミラー回路に接続し、トランジス
タQ5 のコレクタをトランジスタQ1 ,Q2 の共通エミ
ッタに接続する。トランジスタQ8 のベースが制御信号
入力端子であり、図2の(c)のような波形を入力す
る。(c)がHiの期間はトランジスタQ7 とQ8 のベ
ースがほぼバランスであるとすると、抵抗R6 により、
トランジスタQ8 にはほとんど電流が流れず、トランジ
スタQ1 ,Q2 に定電流源IoからIoの電流が流れる
ので、利得がMAXになり、クロマ信号を増幅する。
(c)がLoの期間は、トランジスタQ8 がオンし、ト
ランジスタQ7 がオフするので、利得はMINとなる。
(c)が偏位するとき、て抵抗R6 を介して電流がリニ
アに変化し、利得は図2(d)のように(c)に合わせ
て変化するようになる。こうすると図3(f)のような
出力が得られる。
【0016】ここで、図2のタイミング信号を発生する
タイミング信号発生回路12について図5を用いて説明
する。VCRの内部には同期分離回路があり、分離され
た同期信号が得られる場合を仮定した。入力された同期
信号はスライス回路51により波形整形し、AFC(自
動周波数制御回路)52に入力する。AFC52の出力
は図示しないフィルタ回路で平滑し、VCO53を制御
する。VCO53の発振出力は分周器54を介してAF
C52に帰還し、PLLを構成する。分周器54の各分
周信号に基づきパルス合成回路55を用いてパルス合成
し、タイミング信号を得る。
【0017】このようにすると、水平同期信号からその
整数倍(一般的には32倍)の同期した周波数信号を作
成でき、分周信号の合成で任意の位置にパルスを発生す
ることが可能である。これにより、水平同期信号の品位
が弱電界等で劣化しても、常に同じタイミングをもつ品
位の良い制御信号を得ることができる。
【0018】次に、図6を用いてタイミング信号と制御
信号の関係について説明する。ベルフィルタ3の出力を
リミッタ4で増幅した信号を4分周器5により4分周す
ると、ベルフィルタ3で尾を引くので、(a)斜線のよ
うにクロマ信号の終了時点が遅れる(延びる)。この斜
線部分は図3(c)のように振幅が小さくなる方向であ
り、入力されるクロマ信号に比べてS/Nが劣化してお
り、不要な部分である。この部分を記録再生すると、ノ
イズ成分が見かけ上逆ベルフィルタで増幅され、画面の
左にノイズが発生するので、削除したほうが望ましい。
【0019】この場合、図6(b)のように、タイミン
グ信号をこの不要期間から始め、IDENT信号の開始
までとすれば、有効なクロマ信号のみ抽出できる。この
とき、時定数処理回路13では図2のように、立ち下が
りと立ち上がりを同じ時定数にするのではなく、図6
(c)のように立ち下がりを急峻にする。こうすると、
制御された利得はA点で急激に下がり、B点ではゆっく
りと上昇し、不要部分のゲートとしても用いることがで
きる。図2のタイミングと図6とを一致させるために、
図2にもA,B点を示した。すなわち、RAMP関数と
指数関数を組み合わせても、この発明の目的は達成でき
る。
【0020】記録処理のベルフィルタ3は4MHzで動
作しており、逆ベルフィルタ71はその1/4の1MH
zで動作する。従って、フィルタの群遅延は、逆ベルフ
ィルタ71がベルフィルタ3の4倍になる。時定数とし
てはほぼ4.4μsec となり本質的な振幅増大を避ける
ためには、4.4μsec の時定数を使うことが望まし
い。しかし、記録・再生に用いる場合に好適な時定数
は、TV側のACC増幅に支障がない、0.5μsec 〜
1.5μsec であろう。この時定数でも、記録・再生お
よびTV受像で問題ない実験結果が得られている。
【0021】いま仮に、時定数がL−SECAM記録処
理で最適な時定数であったとすると、図5のような規模
でなくとも、ベルフィルタの包絡線を用いて簡易的に制
御信号を得ることができる。図7にその1例を示す。ベ
ルフィルタ3の出力信号は前述の通り図3(c)のよう
になるので、別途ベルフィルタ3の出力を入力するエン
ベロープ検波回路72を設け、その包絡線で利得制御回
路11の利得を制御する。ベルフィルタ3の群遅延は、
1.1μsec であるので、前記の範囲に入る。ただし、
クロマ信号は弱電界時などで信号品位が劣化し、包絡線
検波出力が絵柄期間内に反転することもあり得るので、
図5のようなシステムから水平帰線期間内のウィンドウ
信号を発生し、その期間内の包絡線で利得制御する方が
望ましい。
【0022】なお、図1の回路はバンドパスフィルタ2
からベルフィルタ3に入るといったような信号処理順で
説明したが、図1に示すプリ/ポスト・フィルタの内容
はこの発明の内容を特に制限するものではない。また、
上記説明では利得制御回路11を別途設けて説明した
が、図1の記録処理ブロック全体に、この機能があれば
よい。従って、4分周の利得を制御してもよい。また、
図6の効果を出すために、図6(b)のパルスでリミッ
タ回路利得を制御(ブランキング)し、図2のパルスで
4分周出力を利得制御してもよい。制御の対象を分散し
ても同じ効果が得られる。
【0023】基本的に、ベルフィルタより後段でかつ逆
ベルフィルタよりも前段の信号処理回路中に、指数また
はRAMP関数変化手段を持つ実施例であれば、この発
明の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の回路を
用いれば、逆ベルフィルタ通過後のクロマ終了・開始時
点での大振幅化を避けることができ、他の特性を犠牲に
することなく本来の特性による記録処理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのシステム
図。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図。
【図3】図1のクロマ信号処理を説明するための信号波
形図。
【図4】図1の利得制御回路の具体例を説明するための
回路図。
【図5】図1のタイミング信号発生回路の一例を説明す
るためのシステム図。
【図6】図2の変形例を説明するための信号波形図。
【図7】図1の変形例を説明するためのシステム図。
【図8】従来の処理回路を説明するためのシステム図。
【図9】図8の動作を説明するための信号波形図。
【符号の説明】
1…入力端子、2,61…バンドパスフィルタ、3…ベ
ルフィルタ、4…リミッタ、5…4分周器、11…利得
制御回路、12…タイミング発生回路、13…時定数処
理回路、51…スライス回路、52…AFC、53…V
CO、54…分周器、55…パルス合成回路、71…逆
ベルフィルタ、72…エンベロープ検波回路、81…出
力端子。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたL−SECAMのクロマ信号
    を、ベルフィルタに供給して得られた信号を4分周した
    後、逆ベルフィルタを通して搬送波のエネルギーを抑圧
    した記録用クロマ信号として出力するSECAM方式記
    録処理において、 前記4分周器の後段と前記逆ベルフィルタの前段間の信
    号処理に、水平帰線期間のクロマ終了・開始時点で前記
    クロマ信号の包絡線を指数関数またはRAMP関数状に
    変化させる振幅変化手段を具備したことを特徴とするS
    ECAM方式記録回路。
  2. 【請求項2】 振幅変化手段は、可変利得回路と該可変
    利得回路の利得を制御する制御信号発生回路とにより構
    成してなることを特徴とする請求項1記載のSECAM
    方式記録回路。
  3. 【請求項3】 前記制御信号発生回路は、前記クロマ開
    始・終了時点に同期したパルスを発生するタイミング信
    号発生手段と、パルス信号から指数またはRAMP関数
    状の制御信号を発生する時定数回路とにより構成してな
    ることを特徴とする請求項2記載のSECAM方式記録
    回路。
  4. 【請求項4】 前記ベルフィルタ出力信号の包絡線を検
    波する包絡線検波回路の検波出力により、前記可変利得
    回路利得制御してなることを特徴とする請求項2記載
    のSECAM方式記録回路。
  5. 【請求項5】 前記タイミング信号発生手段は、同期信
    号にロックするPLL回路と、PLL内VCOの発振信
    号を分周あるいは合成する合成回路とにより構成してな
    ることを特徴とする請求項3記載のSECAM方式記録
    回路。
  6. 【請求項6】 前記合成回路の出力として所定期間のウ
    ィンドウ信号を発生し、ウィンドウ信号と包絡線検波出
    力との論理積を利得制御信号として用いたことを特徴と
    する請求項5記載のSECAM方式記録回路。
  7. 【請求項7】 L−SECAM複合映像信号を供給して
    クロマ信号成分のみ抽出するバンドパスフィルタと、 記クロマ信号の群遅延・振幅をフラットにするベルフ
    ィルタと、 前記ベルフィルタの出力信号のレベルを制限して増幅す
    るリミッタと、 前記リミッタの出力信号を4分周してL−SECAMの
    低域変換信号を得る4分周器と、 前記分周器より出力された分周信号の利得を制御する利
    得制御回路と、 前記利得制御回路により利得制御された信号の不要な高
    調波やノイズ成分を除去するバンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタの出力を入力して搬送波信号の
    エネルギーを抑圧してL−SECAMクロマ記録信号と
    して導出する逆ベルフィルタとからなることを特徴とす
    るSECAM方式記録回路。
  8. 【請求項8】 L−SECAMの複合映像信号を供給し
    てクロマ信号成分のみ抽出するバンドパスフィルタおよ
    び前記クロマ信号の群遅延・振幅をフラットにするベル
    フィルタとからなるプリフィルタ部と、 前記ベルフィルタの出力信号のレベルを制限して増幅す
    るリミッタ、前記リミッタの出力信号を4分周してL−
    SECAMの低域変換信号を得る4分周器、前記分周器
    より出力された分周信号の利得を制御する利得制御回路
    とからなる記録処理部と、 前記利得制御回路により利得制御された信号の不要な高
    調波やノイズ成分を除去するバンドパスフィルタ、前記
    バンドパスフィルタの出力を入力して搬送波信号のエネ
    ルギーを抑圧してL−SECAMクロマ記録信号として
    導出する逆ベルフィルタとからなるポストフィルタ部と
    を有することを特徴とするSECAM方式記録回路。
  9. 【請求項9】 プリフィルタ部のバンドパスフィルタと
    ベルフィルタは、処理順序を入れ替えてなることを特徴
    とする請求項8記載のSECAM方式記録回路。
  10. 【請求項10】 ポストフィルタ部のバンドパスフィル
    タと逆ベルフィルタは、処理順序を入れ替えてなること
    を特徴とする請求項8記載のSECAM方式記録回路。
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