JP2657131B2 - Y/c分離回路 - Google Patents

Y/c分離回路

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JP2657131B2 JP3158984A JP15898491A JP2657131B2 JP 2657131 B2 JP2657131 B2 JP 2657131B2 JP 3158984 A JP3158984 A JP 3158984A JP 15898491 A JP15898491 A JP 15898491A JP 2657131 B2 JP2657131 B2 JP 2657131B2
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はY/C分離回路に関
し、特にたとえば1H(ライン)ガラス遅延線を用いて
コンポジット映像信号を輝度信号と色信号とに分離す
る、くし形Y/C分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に一般的なこの種のくし形Y/C
分離回路1を示す。このY/C分離回路1は、ライン毎
に色信号の位相が反転することを利用して輝度信号と色
信号とを分離するものである。そのためには、ガラス遅
延線2の遅延時間は正確に1Hでなければならない。し
かしながら、ガラス遅延線2は、一般に、矩形のガラス
基板の対角に一対の超音波トランスデューサを設け、そ
の間のガラス基板の表面形状によって一方の超音波トラ
ンスデューサに入力された電気信号を1H遅延した電気
信号として他方の超音波トランスデューサから取り出す
ものであり、ガラス基板の加工のばらつき等によって遅
延時間にばらつきが生じる。したがって、図10に示す
ように、ガラス遅延線2を可変コイルLを用いて終端
し、そのインダクタンス値を調整することによって、ガ
ラス遅延線2の遅延時間のばらつきを補正している。
【0003】また、入力端子3に入力されたコンポジッ
ト映像信号とガラス遅延線2から出力されるコンポジッ
ト映像信号のそれぞれの色信号の振幅をできる限り近づ
けるため可変増幅器4の利得調整を行い、挿入損失のば
らつきを補正していた。さらに、図11に図10の各点
(a)〜(d)における輝度信号の周波数対利得特性を
示すが、図11(b)から分かるようにガラス遅延線2
から色副搬送波信号以外にその近辺の周波数成分を有す
る輝度信号も出力されるので色信号が減衰するものの、
図11(c)に示すように、色信号帯域における加算回
路5からの輝度信号のレベルが大きくなる。したがっ
て、これを抑えるために加算回路4の出力側にトラップ
回路6を設けて、色信号を除去して画質の劣化を防止し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す従来のY/C分離回路1では、手作業によりその
可変コイルLおよび可変増幅器4を調整していたので、
調整に時間がかかるばかりでなく、製品毎に性能のばら
つきを生じていた。また、トラップ回路6の減衰特性は
一義的であり、加算回路4からの出力に適宜対応させる
ことができなかった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単かつ正確にガラス遅延線の遅延時間を補正できしかも
画質の劣化を防止することができる、Y/C分離回路を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力信号と
してコンポジット映像信号を受ける入力端子、1ライン
の遅延時間を有しかつ入力端子からの入力信号を受ける
ガラス遅延線、および入力信号およびガラス遅延線から
の出力信号に基づいて輝度信号ならびに色信号を得る加
算回路ならびに減算回路を含むY/C分離回路におい
て、加算回路の出力側に接続されるかつコイル,コンデ
ンサおよび抵抗を直列接続してなるトラップ回路、入力
信号とガラス遅延線からの出力信号との位相差および振
幅差の少なくとも一方に基づいてコンポジット映像信号
が非標準信号であるかどうかを判別する非標準信号判別
手段、およびコンポジット映像信号が非標準信号である
とき抵抗を短絡する抵抗短絡手段を備えることを特徴と
する、Y/C分離回路である。
【0007】
【作用】位相差および振幅差の少なくとも一方が、非標
準信号判別手段に与えられる。非標準判別手段は、それ
に基づいてコンポジット映像信号がノイズを多く含むよ
うな低品位の非標準信号であるかどうかを判別する。そ
して、入力されたコンポジット映像信号が非標準信号で
あると判別すると、非標準信号判別手段からは、抵抗短
絡手段に対し、トラップ回路を構成する抵抗を短絡させ
る信号が出力される。これによって、トラップ回路は、
LC直列共振回路として構成されて、Y/C分離回路は
1次元Y/C分離回路として動作する。したがって、非
標準信号が入力されたとき、トラップ回路の中心周波数
すなわち色副搬送波周波数における減衰率を大きくして
色信号を取り除くことができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、ノイズを多く含むコ
ンポジット映像信号(非標準信号)に対して、抵抗を短
絡することによってトラップ回路の減衰率を大きくする
ようにしたので、1次元Y/C分離回路とし、したがっ
て非標準信号時にも画質の劣化を防止できる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例のY/C分離回
路10はIC(集積回路)12として構成され、そのI
C12に内蔵される加算回路14および減算回路16を
含む。IC12はコンポジット映像信号の入力端子とな
るIC端子18を有し、加算回路14および減算回路1
6には、それぞれ、IC端子18からのコンポジット映
像信号が入力される。IC端子18からのコンポジット
映像信号は増幅器20,IC端子22および終端抵抗R
1を介してガラス遅延線26の入力端子24に与えられ
る。なお、増幅器20はガラス遅延線26における挿入
損失を補償するためのものであり、特に設けなくてもよ
い。ガラス遅延線26の入力端子28と出力端子30と
はアースされ、出力端子30と32との間には抵抗R2
が介挿される。ガラス遅延線26は先に述べたように構
成され、1Hの遅延時間を有し、コンポジット映像信号
を1H遅延して出力コンポジット映像信号として出力す
る。この出力コンポジット映像信号は、IC端子34か
ら可変増幅器36を介して加算回路14および減算回路
16に入力される。この可変増幅器36は振幅調整用の
増幅器である。加算回路14では、「前ライン+現ライ
ン」が演算され、残った輝度信号が出力され、減算回路
16では、「前ライン−現ライン」が演算され、残った
色信号が出力される。
【0013】ガラス遅延線26の入力端子24および出
力端子32には、それぞれIC端子38および34を介
して半導体可変インダクタンス回路としてのジャイレー
タ40および42が接続される。ジャイレータ40およ
び42は、それぞれ、ガラス遅延線26の入力および出
力終端インダクタンスとして機能する。ジャイレータ4
0および42のインダクタンス値は、コンポジット映像
信号および出力コンポジット映像信号が入力されるバー
スト位相比較器44の出力によって制御される。ただ
し、ガラス遅延線26の入力および出力の両方を終端す
る必要はなく、いずれか一方のみでよい。ここで、バー
スト位相比較器44は、たとえば図2に示すように、L
PF46,90°移相回路48および乗算器50を含
み、LPF46の出力によってジャイレータ40および
42のインダクタンス値が制御される。LPF46に
は、IC端子18からのコンポジット映像信号に含まれ
るバースト信号とガラス遅延線26からの出力コンポジ
ット映像信号に含まれるバースト信号との位相差に応じ
た誤差信号が入力される。この実施例では、ガラス遅延
線26からの出力コンポジット映像信号が90°移相回
路48で90°進相されて、またIC端子18からのコ
ンポジット映像信号がそのまま、位相比較器を構成する
乗算器50に与えられる。したがって、乗算器50から
は、両信号が90°の位相差のときを基準として、両信
号の位相差の90°からのずれ量に応じた誤差信号をL
PF46に与える。したがって、LPF46からは、そ
の位相差のずれ量に応じた制御電圧が出力され、その制
御電圧がジャイレータ40および42に与えられる。
【0014】なお、上述の90°移相回路48として
は、平成3年1月28日の本件出願人の出願に係る特願
平3−8585号に開示された、図3に示すようなもの
が利用できる。図3の90°移相回路48では、その端
子52からの出力eo´は、
【0015】
【数1】
【0016】となり、抵抗R0,コンデンサC0および
信号角周波数ωの値に拘わらず、90°移相された出力
eo´が得られる。また、位相比較器すなわち乗算器5
0は、図4のように構成され、図5に示すように動作す
る。すなわち、入力端子54および56には、IC端子
18から図5(A)に示すような信号が入力され、入力
端子58および60には、ガラス遅延線26から図5
(B)に示すような信号が入力される。
【0017】両信号が同相の場合、正の周期ではトラン
ジスタQ1およびQ5がオンしかつ負の周期ではトラン
ジスタQ3およびQ6がオンする。したがって、出力A
における電圧は図5(C)に示すように負方向に半周期
ごとに脈動し、出力Bにおける電圧は図5(D)に示す
ように一定電圧となる。したがって、トランジスタAを
流れる電流I1(すなわちI4)は図5(E)に示すよ
うに正方向に脈動し、トランジスタBを流れる電流I2
は図5(F)に示すように一定電流となる。そのため、
I2−I4であるLPF46に流れる電流I3は、図5
(G)に示すように負方向に脈動する。この電流I3が
LPF46によって平滑(積分)され、したがって、L
PF46は図5(H)に示すように、両信号が同相のと
きには負の制御電圧を出力する。
【0018】両信号が逆相の場合、IC端子18からの
信号が正の周期ではトランジスタQ4およびQ6がオン
しかつIC端子18からの信号が負の周期ではトランジ
スタQ2およびQ5がオンする。したがって、出力Aに
おける電圧は図5(C)に示すように一定となり、出力
Bにおける電圧は図5(D)に示すように負方向に半周
期ごとに脈動する。したがって、トランジスタAを流れ
る電流I1(すなわちI4)は図5(E)に示すように
一定電流となり、トランジスタBを流れる電流I2は図
5(F)に示すように正方向に脈動する。そのため、I
2−I4であるLPF46に流れる電流I3は、図5
(G)に示すように正方向に脈動する。この電流I3が
LPF46によって平滑(積分)され、したがって、L
PF46は図5(H)に示すように、両信号が逆相のと
きには正の制御電圧を出力する。
【0019】両信号が90°の位相差を有する場合、図
5(A)のIC端子18からの信号の前半周期の前半で
はトランジスタQ1およびQ5がオンし、後半ではトラ
ンジスタQ4およびQ6がオンする。また、IC端子1
8からの信号の後半周期の前半ではトランジスタQ3お
よびQ6がオンし、後半ではトランジスタQ2およびQ
5がオンする。したがって、出力Aにおける電圧は図5
(C)に示すように各半周期の前半にのみ負方向電圧と
なり、出力Bにおける電圧は図5(D)に示すように各
半周期の後半にのみ負方向電圧として出現する。したが
って、トランジスタAを流れる電流I1(すなわちI
4)は図5(E)に示すように各半周期の前半にのみ正
方向に流れ、トランジスタBを流れる電流I2は図5
(F)に示すように各半周期の後半にのみ正方向に流れ
る。そのため、I2−I4であるLPF46に流れる電
流I3は、図5(G)に示すようにほぼ正弦波となり、
したがって、LPF46は図5(H)に示すように、両
信号が90°位相差を有するときにはほぼ0の制御電圧
を出力する。
【0020】このようにして、位相比較器すなわち乗算
器50に入力される2つの信号の位相差が90°のとき
は、LPF46からはほぼ0の制御電圧が出力される。
2つの信号の位相差が90°からずれている場合には、
そのずれ量に応じた正または負の制御電圧がLPF46
から出力される。このLPF46からの制御電圧に応じ
てジャイレータ40および42のインダクタンス値が調
整される。
【0021】図1の実施例に用いられ得るジャイレータ
40および42の一例が図6に示される。図6において
容量Cと交流的アース間に発生する信号Vcは、
【0022】
【数2】
【0023】で表される。また、第2の差動対を構成す
るトランジスタQ9およびQ10のベース間に発生する
電圧V2は、
【0024】
【数3】
【0025】で表される。したがって、上式から、第1
の差動対を構成するトランジスタQ7およびQ8の微分
抵抗re0あるいはトランジスタQ9およびQ10の微
分抵抗re1を、ローパスフィルタ46からの制御電圧
によって調整することにより、ジャイレータ40および
42のインダクタンス値を制御できることがわかる。す
なわち、LPF46からの制御電圧によって、図6にお
ける可変定電流源の電流I6および/またはI7を制御
すれば、微分抵抗re0および/またはre1が変化
し、ジャイレータ40および42の等価インダクタンス
値が変化される。
【0026】なお、図7にガラス遅延線26の等価回路
図を示し、ジャイレータ40および42がそれぞれ図6
に示す終端インダクタンスL1およびL2に相当する。
したがって、ジャイレータ40および42のインダクタ
ンス値すなわち終端インダクタンスL1およびL2を調
整すれば、インダクタンスL3および容量C1およびC
2で構成される同調回路ならびにインダクタンスL4お
よび容量C3およびC4で構成される同調回路の同調周
波数が変化し、3.58MHzの群遅延特性も変化す
る。したがって、ガラス遅延線26における信号の遅延
時間が変化する。また、抵抗R1およびR2は、それぞ
れR7およびR8とのマッチング抵抗である。
【0027】図1に戻って、可変増幅器36は、コンポ
ジット映像信号および出力コンポジット映像信号が入力
される色信号振幅比較器62の出力によって制御され
る。色信号振幅比較器62は、図8に示すように、IC
端子18からのコンポジット映像信号に含まれるバース
ト信号の振幅を検出するレベル検出器66およびガラス
遅延線26からの出力コンポジット映像信号に含まれる
バースト信号の振幅を検出するレベル検出器68とを含
む。レベル検出器66および68でそれぞれ検出された
バースト信号の振幅を誤差増幅器70に出力し、バース
ト信号の振幅差を検出して増幅させ、スイッチ72を経
由して保持回路74に出力する。なお、レベル検出器6
4および66ならびにスイッチ70には、バースト期間
発生器74からの出力によって、それぞれバースト期間
内においてのみ動作するよう制御される。保持回路72
からは、バースト信号の振幅差が0となるような出力を
可変増幅器36に与えられる。
【0028】また、加算回路14には、抵抗R9を介し
てトラップ回路76が接続される。トラップ回路76
は、インダクタンスL5,容量C5および抵抗R9を直
列接続したLCR直列共振回路、または抵抗R9をトラ
ンジスタQ11によって短絡したLC直列共振回路のい
ずれかに構成される。トラップ回路76がLCR直列共
振回路であれば、Y/C分離回路10は2次元Y/C分
離回路となり、トラップ回路76がLC直列共振回路で
あれば、Y/C分離回路10は1次元Y/C分離回路と
なる。このようなトラップ回路76の切り換えは、トラ
ンジスタQ11のベースに抵抗R12を介して接続され
る非標準検出回路78からの出力によって行われる。ま
た、トラップ76には抵抗R11が並列にアースされ
る。
【0029】すなわち、加算回路14からの輝度信号は
トラップ回路76によって減衰された後出力されるが、
加算回路14に入力されるコンポジット映像信号および
出力コンポジット映像信号が位相差および振幅差を自動
調整するに適さないほど低品位の場合がある。たとえ
ば、ダビングを重ねたVTRテープの再生映像信号や弱
電界のTV信号などである。この場合には、トラップ回
路76をLCR直列共振回路によって構成するのは好ま
しくなく、抵抗R10を短絡させLC直列共振回路とす
る。抵抗R10を短絡させるには、非標準検出回路78
からの出力によってトランジスタQ11をオンする。
【0030】非標準検出回路78は、図9に示すよう
に、トランジスタQ12およびQ13を含む差動対80
およびトランジスタQ14およびQ15を含む差動対8
2を含む。トランジスタQ13およびQ14のベースに
は、色信号振幅比較器62からの出力(直流レベル)が
与えられる。トランジスタQ12のベースには直流電圧
源VC1の電圧が印加され、トランジスタQ15のベー
スには直流電圧源VC1の電圧を抵抗R13およびR1
4によって分圧した電圧が印加される。また、トランジ
スタQ13のコレクタには、トランジスタQ16および
Q17を含むカレントミラー回路84が接続され、トラ
ンジスタQ15のコレクタには、トランジスタQ18お
よびQ19を含むカレントミラー回路86が接続され
る。さらに、トランジスタQ17およびQ19のそれぞ
れのコレクタは共通接続されて、トランジスタQ20の
ベースに接続され、トランジスタQ20のエミッタは抵
抗R12を介してトランジスタQ11のベースに接続さ
れる。なお、トランジスタQ12,Q14およびQ15
のコレクタならびにトランジスタQ16,Q17および
Q18のエミッタは、直流電圧源VC2に共通接続され
る。
【0031】動作において、色信号振幅比較器62から
の入力がトランジスタQ15のベース電圧とトランジス
タQ12のベース電圧との間に含まれるような値であれ
ば、トランジスタQ12およびQ14がオンするが、差
動対80および82は動作しない。したがって、カレン
トミラー回路84および86も動作せず、非標準検出回
路78からの出力は0であり、トランジスタQ11はオ
ンしない。この場合には、トラップ回路76はLCR直
列共振回路として構成されたまま動作する。
【0032】また、色信号振幅比較器62からの入力が
トランジスタQ15のベース電圧よりも小さい非標準信
号の場合には、トランジスタQ15がオンするので、カ
レントミラー回路86のトランジスタQ18がオンす
る。それに従ってトランジスタQ19およびQ20がオ
ンし、非標準検出回路78からの出力によりトランジス
タQ11がオンする。
【0033】また、色信号振幅比較器62からの入力が
トランジスタQ12のベース電圧よりも大きい非標準信
号の場合には、トランジスタQ13がオンするのでカレ
ントミラー回路84のトランジスタQ16がオンする。
それに従ってトランジスタQ17およびQ20がオンす
る。したがって、この場合も非標準検出回路78からの
出力によってトランジスタQ11がオンする。
【0034】すなわち、色信号振幅比較器62からの入
力がトランジスタQ15のベース電圧よりも小さい場合
およびトランジスタQ12のベース電圧よりも大きい場
合には、コンポジット映像信号および出力コンポジット
映像信号の位相差および振幅差を自動的に調整するには
適さない非標準信号として判断し、トラップ回路76を
LC直列共振回路として構成し、Y/C分離回路10は
1次元Y/C分離回路となる。したがって、トラップ回
路76の中心周波数(色副搬送波周波数)における減衰
率を大きくでき、色信号は取り除かれる。このように、
色信号振幅比較器62からの出力によって、トラップ回
路76を切り換えて、Y/C分離回路10を2次元Y/
C分離回路から1次元Y/C分離回路に切り換えること
ができ、低品位の非標準信号であるコンポジット映像信
号に対しても、最適なY/C分離が行え、Y/C分離回
路10の自動調整化に寄与できる。
【0035】なお、この実施例では非標準検出回路78
に、色信号振幅比較器62からの出力を与えたが、バー
スト位相比較器44からの出力を与え、非標準信号の検
出を行ってもよい。なお、上述の実施例では、90°移
相回路48を用いて乗算器50において2つの入力信号
が90°位相差を有するかどうか検出するようにした
が、90°移相回路48を用いずに、乗算器50で2つ
の入力信号の180°位相差を基準としてどれだけずれ
ているかを検出するようにしてもよい。
【0036】また、ジャイレータ40および42は、バ
ースト位相比較器44のみならず、色信号振幅比較器6
2によっても制御され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例に用いられるバースト位相比較器
の一例を示すブロック図である。
【図3】図2の90°移相回路の一例を示す回路図であ
る。
【図4】図2の位相比較器すなわち乗算器の一例を示す
回路図である。
【図5】図4の乗算器の動作を示す波形図である。
【図6】図1の実施例に用いられるジャイレータの一例
を示す回路図である。
【図7】図1の実施例に用いられるガラス遅延線を示す
等価回路図である。
【図8】図1の実施例に用いられる色信号振幅比較器の
一例を示すブロック図である。
【図9】図1の実施例に用いられる非標準検出回路の一
例を示す回路図である。
【図10】従来技術を示すブロック図である。
【図11】従来技術の各ポイントにおける輝度信号の周
波数対利得特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 …Y/C分離回路 14 …加算回路 16 …減算回路 18,22,34,38…IC端子 26 …ガラス遅延線 40,42 …ジャイレータ 44 …バースト位相比較器 62 …色信号振幅比較器 76 …トラップ回路 78 …非標準検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号としてコンポジット映像信号を受
    ける入力端子、1ラインの遅延時間を有しかつ前記入力
    端子からの前記入力信号を受けるガラス遅延線、および
    前記入力信号および前記ガラス遅延線からの出力信号に
    基づいて輝度信号ならびに色信号を得る加算回路ならび
    に減算回路を含むY/C分離回路において、 前記加算回路の出力側に接続されるかつコイル,コンデ
    ンサおよび抵抗を直列接続してなるトラップ回路、 前記入力信号と前記ガラス遅延線からの出力信号との位
    相差および振幅差の少なくとも一方に基づいて前記コン
    ポジット映像信号が非標準信号であるかどうかを判別す
    る非標準信号判別手段、および 前記コンポジット映像信号が非標準信号であるとき前記
    抵抗を短絡する抵抗短絡手段を備えることを特徴とす
    、Y/C分離回路。
JP3158984A 1991-04-30 1991-06-28 Y/c分離回路 Expired - Fee Related JP2657131B2 (ja)

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