JPH05252080A - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH05252080A
JPH05252080A JP4490292A JP4490292A JPH05252080A JP H05252080 A JPH05252080 A JP H05252080A JP 4490292 A JP4490292 A JP 4490292A JP 4490292 A JP4490292 A JP 4490292A JP H05252080 A JPH05252080 A JP H05252080A
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賢治 阿久津
Hiromi Ueda
裕巳 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続線の接続の正常性を試験を行う場合に、
接続線ごとの確認が行え、簡単にその接続試験を実施で
きる送受信装置を提供する。 【構成】 送信装置から、フレームフォーマットの未使
用部分を用い、試験信号とともに受信装置で試験信号を
検出したときに試験信号を検出したことを送信装置に通
知するための応答信号を送信する。受信装置では試験信
号を検出したときはこの応答信号を送信装置へ返送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置と装置との間を接
続線で接続し、この接続線を介して信号の送受信を行う
送受信装置において、接続線の接続状態を簡易に試験す
ることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続線の接続状態の試験
技術としては、フレームフォーマット中における対局装
置警報を用いて接続線の接続の正常性を試験するもので
あった。
【0003】その構成を図5に示す。
【0004】図5に示すように、従来の送受信装置で
は、送信回路11に、送信信号に対局装置警報信号を挿
入する挿入回路12、対局装置警報発生回路13を備
え、受信回路21に伝送路故障検出回路22、伝送路警
報検出回路23、警報処理回路24を備えており、伝送
路故障検出回路22の出力は、伝送路警報検出回路23
を介して出力され、伝送路故障検出回路22のもう一方
の出力は、警報処理回路24に入力され、対局装置警報
発生回路13にも入力される。対局装置警報発生回路1
3の出力は、挿入回路12によって送信信号に挿入され
る。また伝送路警報検出回路23の出力は警報処理回路
24に入力される。
【0005】いま、試験を実施すると、対局装置警報発
生回路13に試験指示が与えられ、対局装置警報発生回
路13は、対局装置警報を発生し、挿入回路12を介し
て送信信号に挿入される。対向する送信回路において試
験が実施されると、伝送路故障検出回路22は、対局装
置警報が挿入されている信号を受信し、伝送路警報検出
回路23へ送出する。伝送路警報検出回路23では、信
号中に含まれる対局装置警報を検出し、警報処理回路2
4へ送出し、警報処理回路24は、故障を通知する。受
信回路21が受信している信号の故障が発生すると、伝
送路故障検出回路22は、故障を検出し、その旨が警報
処理回路24に伝えられ、故障が通知される。伝送路故
障検出回路22のもう一方の出力は対局装置警報発生回
路13に伝えられ、対局装置警報発生回路13は、対局
装置警報を発生し、挿入回路12を介して送信信号に挿
入される。
【0006】図6に、上記の送信回路および受信回路を
具備した送受信装置を用いる伝送システム例を示す。
【0007】送受信装置T1は、上記対局装置警報発生
挿入機能を備える送信回路S1、対局装置警報検出通知
機能を備える受信回路R6を備える。送受信装置T2
は、同様に対局装置警報発生挿入機能を備える送信回路
S4、対局装置警報検出通知機能を備える受信回路R3
を備える。多重変換装置M1は、対局装置警報発生挿入
機能を備える送信回路S2、対局装置警報発生挿入機能
を具備しない送信回路S6、対局装置警報検出通知機能
を具備しない受信回路R1、対局装置警報検出通知機能
を具備する受信回路R5、多重変換回路および分離変換
回路を備えている。同様に多重変換装置M2は、前記対
局装置警報発生挿入機能を具備しない送信回路S3、対
局装置警報発生挿入機能を具備する送信回路S5、対局
装置警報検出通知機能を具備する受信回路R2、対局装
置警報検出通知機能を具備しない受信回路R4、多重変
換回路、分離変換回路を備えている。
【0008】送信回路S1の出力は、接続線L11を介
して受信回路R1に入力され、受信回路R1の出力は、
多重変換回路を介して送信回路S2に入力され、送信回
路S2の出力は接続線L12を介し受信回路R2に入力
され、受信回路R2の出力は、分離変換回路を介し送信
回路S3に入力され、送信回路S3の出力は、接続線L
13を介して受信回路R3に入力されている。また、送
信回路S4の出力は、接続線L23を介して受信回路R
4に入力され、受信回路R4の出力は、多重変換回路を
介して送信回路S5に入力され、送信回路S5の出力
は、接続線L22を介して受信回路R5に入力され、受
信回路R5の出力は、分離変換回路を介し送信回路S6
に入力され、送信回路S6の出力は、接続線L21を介
して受信回路R6に結ばれている。
【0009】この送受信装置において、送受信装置T1
と送受信装置T2の間の対局装置警報は、送信回路S1
のaにおいて送信信号中に挿入され、受信回路R3のd
において検出され、もう一方は送信回路S4のeにおい
て送信信号中に挿入され、受信回路R6のhにおいて検
出される。また、多重変換装置M1と多重変換装置M2
の間の対局装置警報は、送信回路S2のbにおいて送信
信号中に挿入され、受信回路R2のcにおいて検出さ
れ、もう一方は、送信回路S5のfにおいて、送信信号
中に挿入され、受信回路R5のgにおいて検出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来方
式においては、対局装置警報を使用するため、受信回路
21では、故障通知が故障によるものか試験によるもの
かが分からない問題があった。また、試験を実施する送
信回路S1と対局装置警報を検出する受信回路R3およ
び送信回路S4と、受信回路R6および送信回路S2
と、受信回路R2および送信回路S5と、受信回路R5
の物理的位置は確認することができるが、送受信装置T
1と多重変換装置M1を結ぶ接続線L11および接続線
L21および送受信装置T2と多重変換装置M2とを結
ぶ接続線L13ならびに接続線L23が本来接続される
位置に接続されているかが分からない問題があった。さ
らに、片方向ずつしか試験ができないため試験を実施す
る送受信装置と対局装置警報を検出する送受信装置にそ
れぞれ作業者が付いて試験の確認をしなければならない
問題があった。
【0011】本発明は、送信する信号中に試験専用の信
号を付与し、警報と試験の区別を明確にするとともに、
試験区分を接続線の区間と同一にすることで接続線ごと
の接続先の確認を行うことができ、試験を実施する送受
信装置から容易に試験と確認が行なえる送受信装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、試験側送信装置においてフレームフォー
マット上の未使用部分に接続状態を試験するための試験
信号および試験信号を検出したことを通知するための応
答信号を付与し、被試験側受信装置においてフレームフ
ォーマット上に付与された試験信号を検出し、被試験側
受信装置においてフレームフォーマット上の応答信号に
より試験側送信装置に対して応答を行うことを特徴とす
る。
【0013】すなわち、本発明は、送信装置と受信装置
とが接続線で接続され、この接続線を介して信号の送受
信を行う送受信装置であり、上記接続線の接続状態を監
視する手段が設けられた送受信装置において、上記送信
装置には、上記接続線の接続状態を試験する試験信号の
発生を指示する手段と、この試験信号を発生する手段
と、上記接続線で上記試験信号を送信する手段と、上記
受信装置から上記試験信号を検出した旨の通知を行う応
答信号を上記試験信号とともに送信する手段とを備え、
上記受信装置には、上記接続線から受信した信号から上
記試験信号を検出する手段と、この試験信号を検出した
とき、上記応答信号を検出し上記応答信号を上記送信装
置に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】試験実施時に、試験側送信装置から試験信号の
送信を始め、被試験側受信装置では、その試験信号を検
出し試験信号を受信したことを通知する。さらに、被試
験側送信装置は被試験側受信装置が試験信号を検出した
ことにより応答信号の送信を始め、試験側受信装置で
は、その応答信号を検出し、応答信号を受信したことを
通知することにより、警報とは独立に送受信装置が本来
接続される位置に接続されているか否かの確認試験が行
え、さらに、試験側送受信装置において試験の実施と確
認とが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施を説明す
る。
【0016】図1は、本発明の一実施例の送受信装置に
具備される送信回路および受信回路のブロック構成図を
示す。
【0017】この図1に示す送信回路11は、試験信号
および応答信号を挿入するための挿入回路12を備え、
試験信号を発生するための試験信号発生回路15、応答
信号を発生するための応答信号発生回路14を備える。
また、受信回路21は、試験信号を検出するための試験
信号検出回路25、応答信号を検出するための応答信号
検出回路26を備え、試験信号を検出したならば送信回
路11に具備される応答信号発生回路14に応答信号の
発生を指示するとともに試験信号を受信したことを通知
し、応答信号を検出したならば、応答信号を受信したこ
とを通知するための判定回路27を備える。
【0018】次に図1に示す実施例の動作を説明する。
【0019】この装置が試験側の場合、試験側送信回路
11に試験指示を与えると、試験信号発生回路15から
試験信号が送出され、挿入回路12において送信回路1
1に入力されている主信号のフレームフォーマット上の
未使用部分に挿入され、接続線に送出される。
【0020】この装置が被試験側の場合、被試験側受信
回路21では、接続線から入力されている主信号のフレ
ームフォーマット上の未使用部分に挿入されている試験
信号を試験信号検出回路25にて検出し、判定回路27
において試験信号の受信を判定し、試験信号を受信した
ことを通知するとともに、被試験側送信回路11の応答
信号発生回路14に対し応答信号発生指示を与える。応
答信号発生回路14から応答信号が送出され、挿入回路
12において被試験側送信回路11に入力されている主
信号のフレームフォーマット上の未使用部分に挿入さ
れ、接続線に送出される。
【0021】この装置が試験側の場合、試験側受信回路
21では、接続線から入力されている主信号のフレーム
フォーマット上の未使用部分に挿入されている応答信号
を応答信号検出回路26にて検出し、判定回路27にお
いて応答信号の受信を通知する。
【0022】この一連の動作は試験指示が与えられてい
る間実施される。試験指示を与える手段としては、手動
スイッチによる方法またはオペレーティングシステムか
らのコマンドにより実現される。また、試験信号の受信
通知および応答信号の受信通知は発光ダイオードを点灯
させることで通知する方法あるいはオペレーティングシ
ステムへ通知することで実現される。
【0023】ここで、上記の送信回路11および受信回
路21に入力されている主信号に一実施例としてSTM
−Nフレームフォーマットを適用する場合、試験信号お
よび応答信号を挿入する部分としてSOH(セクション
オーバヘッド)の未使用バイトを使用できる。SOHを
使用することによりSTMフレームフォーマット上で試
験信号および応答信号を共通に定義することが可能とな
る。
【0024】また、試験信号および応答信号に使用する
信号を1ビットずつ割り当てた実施例のフォーマット例
を図2に示す。ここでは、未使用バイト11のb1を試
験信号に割り当て、b2を応答信号に割り当てることで
実現する。いま、試験が実施されているときb1を
“0”、試験が実施されていないときb1を“1”とす
ると、b2は図3に示す状態遷移により決定される。こ
の図3において、xは伝送路誤りに対する保護段数で、
1,2・・・,nの整数値をとる。
【0025】図4に、図1に示す送信回路および受信回
路を具備する送受信装置による通信システム例を示す。
【0026】図4に示す送受信装置T11は、送信回路
S11、受信回路R11を備える。また送受信装置T2
1は、送信回路S21、受信回路R21を備える。送信
回路S11と受信回路R21は、接続線L31を介して
接続され、送信回路S21と受信回路R11とは接続線
L32を介して接続されている。
【0027】いま、送受信装置T11において試験を実
施すると、送信回路S11に試験指示が与えられ、送信
回路S11はフレームフォーマット上に試験信号を挿入
し、接続線L31へ送出する。受信回路R21において
は、接続線L31を介して受信したフレームフォーマッ
ト上に挿入されている試験信号を検出することにより試
験信号を受信したことを通知する。また、受信回路R2
1は送信回路S21へ応答信号の発出指示を与え、送信
回路S21はフレームフォーマット上に応答信号を挿入
し、接続線L32へ送出する。受信回路R11において
は、接続線L32を介して受信したフレームフォーマッ
ト上に挿入されている応答信号を検出することにより応
答信号を受信したことを通知する。これにより、試験実
施例側送受信装置T11において応答信号を受信したこ
とを通知されることにより、接続線L31と接続線L3
2とが送受信装置T11と送受信装置T21との間に正
しく接続されていることが簡単に確認することが可能と
なる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により送受
信装置間を接続する双方向の接続線の接続位置が伝送路
警報とは独立に確認でき、また、フレームフォーマット
上の未使用領域を使用することにより、接続線と同一区
間に対して試験と確認が行え、さらに双方向の接続線と
試験と確認が試験側送受信装置から単独に行うことがで
きる。これにより、接続線が接続されるべき位置に接続
されているか否かを簡単に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送受信回路の実施例ブロック構成図。
【図2】試験信号および応答信号の割り付け例を示すフ
ォーマット図。
【図3】試験信号と応答信号の状態遷移の例を示す図。
【図4】実施例の送受信回路を具備する送受信装置の構
成図。
【図5】従来の送受信装置のブロック構成図。
【図6】従来の送受信回路を具備する送受信装置構成
図。
【符号の説明】
11 送信回路 12 挿入回路 13 対局装置警報発生回路 14 応答信号発生回路 15 試験信号発生回路 21 受信回路 22 伝送路故障検出回路 23 伝送路警報検出回路 24 警報処理回路 25 試験信号検出回路 26 応答信号検出回路 27 判定回路 S1、S2、S3、S4、S5、S6、S11、S21
送信回路 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R11、R21
受信回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置とが接続線で接続さ
    れ、この接続線を介して信号の送受信を行う送受信装置
    であり、 上記接続線の接続状態を監視する手段が設けられた送受
    信装置において、 上記送信装置には、 上記接続線の接続状態を試験する試験信号の発生を指示
    する手段と、 この試験信号を発生する手段と、 上記接続線で上記試験信号を送信する手段と、 上記受信装置から上記試験信号を検出した旨の通知を行
    う応答信号を上記試験信号とともに送信する手段とを備
    え、 上記受信装置には、 上記接続線から受信した信号から上記試験信号を検出す
    る手段と、 この試験信号を検出したとき、上記応答信号を検出し上
    記応答信号を上記送信装置に送信する手段とを備えたこ
    とを特徴とする送受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997009798A1 (en) * 1995-09-07 1997-03-13 Sherwood Robert D Airplane pilot communication aid
KR100420232B1 (ko) * 1995-07-05 2004-05-31 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 송신장치와 수신장치를 포함하는 통신 시스템

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KR100420232B1 (ko) * 1995-07-05 2004-05-31 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 송신장치와 수신장치를 포함하는 통신 시스템
WO1997009798A1 (en) * 1995-09-07 1997-03-13 Sherwood Robert D Airplane pilot communication aid
US5774796A (en) * 1995-09-07 1998-06-30 Sherwood; Robert D. Airplane pilot communication aid

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