JPH0525179U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0525179U
JPH0525179U JP3904891U JP3904891U JPH0525179U JP H0525179 U JPH0525179 U JP H0525179U JP 3904891 U JP3904891 U JP 3904891U JP 3904891 U JP3904891 U JP 3904891U JP H0525179 U JPH0525179 U JP H0525179U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層方向両端のチューブエレメントに用いら
れる平らな成形プレートを裏表の間違いなく組付けるこ
とができ、且つ端板が当接される連通孔近傍の強度を高
める。 【構成】 積層方向両端の第2のチューブエレメント2
を構成する平らな成形プレートである第2の成形プレー
ト25のタンク連通孔28,29の周縁の所定位置に、
内側方向に突出するフランジ30,31を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に車両用空調装置に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の熱交換器においては、例えば実開平1−106771号公報 に開示されているように、タンク形成用膨出部が形成された成形プレートを2枚 最中合わせに接合して成るチューブエレメントをフィンを介して複数段積層し、 積層方向両端のチューブエレメントのタンク連通孔を塞ぐ端板を該積層方向両端 のチューブエレメントに当接するようにしたものが公知である。
【0003】 そして、熱交換器の小型化及び異形状が要求される近年においては、積層方向 両端のチューブエレメントの構成要素の外側の成形プレートにタンク形成用膨出 部を形成しない平らな成形プレートを用いるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、積層方向両端のチューブエレメントに用いられる平らな成形プ レートは、表側と裏側の識別が難しいため、誤って表側と裏側とを反対にして組 付けてしまうことがある。この成形プレートは平らなものであるから、表側と裏 側とを反対にして組付けてもろう付けがされ、熱交換器の気密検査においては不 良が確認されないことがあり、誤って出荷される虞れがあった。このように誤っ て組付られたチューブエレメントは、適正な整合状態となっていないので、使用 時に液洩れが生じてしまう。
【0005】 また、端板が当接される前記平らな成形プレートの連通孔の近傍は強度が弱い ため、変形することがあった。
【0006】 そこで、この考案は上記問題点に鑑み、積層方向両端のチューブエレメントに 用いられる平らな成形プレートを誤まりなく組付ることができ、且つ、端板が当 接される連通孔近傍の強度を高め、信頼性の向上を図った熱交換器を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係る熱交換器は、タンク連通孔を有す るタンク形成用膨出部が形成された第1の成形プレートを2枚最中合わせに接合 して成る第1のチューブエレメントと、タンク連通孔が形成され、タンク形成用 膨出部を形成しない第2の成形プレートと前記第1の成形プレートとを接合して 成る第2のチューブエレメントとを具備し、前記第1のチューブエレメントをフ ィンを介して複数段積層すると共に、その積層方向両端に第2の成形プレートを 外側にして第2のチューブエレメントを配し、該第2のチューブエレメントの側 方側にフィンを介して第2の成形プレートのタンク連通孔を塞ぐ端板を当接して 成る熱交換器において、前記第2の成形プレートのタンク連通孔の周縁の所定位 置に内側方向に突出するフランジを設けたものである。
【0008】
【作用】
したがって、第2の成形プレートの裏表を反対にして組み付けた場合には、外 側にフランジが突出するので、該フランジを介して第2の成形プレートとそれに 当接される端板との間に間隙が生じ、そのため視覚によって第2の成形プレート の組付の誤りを確実に確認することができる。また、第2の成形プレートを正常 に取付た場合には、フランジが連通孔近傍の補強をなすため、端板が当接される 連通孔近傍の強度が向上され、これらによって上記課題が解決されるものである 。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0010】 図1において、熱交換器は、第1のチューブエレメント1と第2のチューブエ レメント2とを具備し、前記第1のチューブエレメント1をフィン3を介して複 数段積層すると共に、その積層方向両端に第2のチューブエレメント2,2を配 し、該第2のチューブエレメント2の側方のフィン3を介して端板4,4を当接 し、組み付けられている。
【0011】 第1のチューブエレメント1は、図2に示されるように略矩形状のもので、下 記する第1の成形プレート6を2枚最中合わせに接合して構成される。
【0012】 第1の成形プレート6は、例えばプレス加工により成形プレート6されるもの で、長手方向の一端にタンク連通孔7,8を有する一対のタンク形成用膨出部9 ,10が膨出形成されていると共に、該タンク形成用膨出部9,10の間から他 端に向けて突条12が延設されこの突条12の周縁に略U字状の熱交換媒体通路 形成用膨出部13が膨出形成されている。また、この第1の成形プレート6の他 端側には、チューブエレメント突当部14が外方に向けて突出形成されている。
【0013】 上記第1の成形プレート6を2枚最中合わせに接合するとで第1のチューブエ レメント1が構成され、その一端側では相対するタンク形成用膨出部9,10か ら一対のタンク15,16が構成されると共に、このタンク15,16側から他 端側に向けて相対する熱交換媒体通路形成用膨出部13から略U字状の熱交換媒 体通路18が構成され、前記タンク15,16は熱交換媒体通路18を介して連 通するようになっている。
【0014】 しかるに、この第1のチューブエレメント1は、図1に示されるように、隣接 するチューブエレメント間で、各タンク15,16及びチューブエレメント突当 部14を当接して複数段積層され、その間の間隙にフィン3を介挿し、隣接する タンク15,16同士がタンク連通孔7,8を介して連通するようになっている 。そして、この積層方向両端には、下記する第2のチューブエレメント2が配設 されるようになっている。なお、20,21は熱交換媒体が流出する出入口パイ プであり、積層途中の所定の第1のチューブエレメント1の図示前方側のタンク 16の側方に突出して設けられている。また、図示略中央左側に配された第1の チューブエレメント1の右側の第1の成形プレート6の一方のタンク形成用膨出 部9aにはタンク連通孔8が形成されておらず、図示前方側の各第1のチューブ エレメント1のタンク16の連通を中央で切るようになっている。
【0015】 第2のチューブエレメント2は、図3に示される第2の成形プレート25と前 記第1の成形プレート6とを接合して構成される。
【0016】 第2の成形プレート25は、平板状のもので、長手方向一端側の略中央から他 端側に向けて延設された突条26の周縁に略U字状の熱交換媒体通路形成用膨出 部27が膨出形成されていると共に、該熱交換媒体通路形成用膨出部27の一端 該に一対のタンク連通孔28,29が穿設され、このタンク連通孔28,29の 所定位置に内側方向に突出するフランジ30,31が設けられている。このフラ ンジ30,31は、図3及び図4に示されるように、裏側(内側)方向に所定の 長さだけ突出しており、後述する如く第2の成形プレート2の表側と裏側との識 別の作用をなすようになっている。
【0017】 この第2の成形プレート25と前記第1の成形プレート6を接合することで第 2のチューブエレメント2が構成され、内部では相対する熱交換媒体通路形成用 膨出部27,13から略U字状の熱交換媒体通路18が構成されると共に、その 一端側では該熱交換媒体通路形成用膨出部27の一端と相対するタンク形成用膨 出部9,10から一対のタンク32,33が構成され、該タンク32,33は熱 交換媒体通路18を介して連通するようになっている。また、第2の成形プレー ト25のフランジ30,31は、図5に示すように、タンク32,33の内部に おいて突出した状態になるようになっている。
【0018】 しかるに、この第2のチューブエレメント2は、図1及び図5に示すように、 第2の成形プレート25を外側の向けて積層された第1のチューブエレメント1 の両側方に配され、隣接する第1のチューブエレメント1との間でタンク32, 33とタンク15,16及びチューブエレメント突当部14を当接し、その間の 間隙にフィン3を介挿し、当接したタンク32,33とタンク15,16とがタ ンク連通孔7,8を介して連通するようになっている。そして、この第2にチュ ーブエレメント2の側方側には、フィン3を介して下記する端板4,4が配設さ れるようになっている。
【0019】 端板4は、略矩形状のもので、長手方の両端が曲折されて湾状に突出形成され た一対の連通孔閉塞突起40,40を有する他端固定部42とが設けられ、前記 連通孔閉塞部41は、図5に示すように、連通孔閉塞突起40を第2のチューブ エレメント2の第2の成形プレート25のタンク連通孔28,29内に挿入して 該第2の成形プレート25一端側に当接され、前記他端固定部42は、第2のチ ューブエレメント2他端側に当接されて固定されるようになっている。この端板 4の連通孔閉塞突起40,41により、第2のチューブエレメント2のタンク連 通孔28,29は塞がれるようになっている。
【0020】 上記構成の熱交換器は、一方の出入口パイプ20からそれに連通の図示前方左 側の各タンクの連通によって構成される第1のタンク群50に流入された熱交換 媒体が、第1のタンク群50を構成する第1及び第2のチューブエレメント1, 2の熱交換媒体通路18,18内を流れ図示後方の全タンクの連通によって構成 される第2のタンク群(図示せず)内を移動し、そこから図示前方右側の第3の タンク群51を構成する第1及び第2のチューブエレメント1,2の熱交換媒体 通路18,18 内を流れ、第3のタンク群51に集められて他方の出入口パイ プから排出されるし(または、逆の経路をたどる)、所謂4パスのフロ−パタ− ンが構成されているものである。
【0021】 しかるに、この熱交換器は、前述したように、積層方向両端に配される第2の チューブエレメント2を構成する平らな第2の成形プレート25の所定位置に内 側の向けて突出するフランジ30,31を設けている。このフランジは、図5に 示されるように、表側を外側に裏側を内側に向けた正常の組付状態においては、 タンク内部に収まった状態にあり、その結果、第2の成形プレート25と第1の 成形プレート6とが正常に接合され、適正な整合状態において第2のチューブエ レメント2がろう付される。
【0022】 これに対し、第2の成形プレート25の裏表を間違えて反対に組み付けた場合 には、図6に示すように、フランジ30,31が外側に向けて突出したものとな る。その結果、この第2の成形プレート25の表裏を誤って組み付けると、図6 に示すように、第2のチューブエレメント2とそれに当接される端板4との間に 間隙が生じ、端板4は浮いた状態となる。したがって、作業者はこの組み付け間 違いを視覚により確認し、第1の成形プレート25を正常に組み付け直すことが 可能となる。
【0023】 これにより、平らな成形プレートである第2の成形プレート25を裏表の間違 いなく確実に組み付けることができ、不良品を出す虞れがなくなり、もって熱交 換器の信頼性を向上させることが可能となる。
【0024】 また、第2の成形プレート25を正常に取付た場合には、フランジ30,31 がタンク連通孔28,29近傍の補強をなすため、熱交換器の組仕時及び組付後 に積層方向両端にある第2にチューブエレメント2の変形を防止することができ るものである。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、平らな成形プレートである第2の成形 プレートの所定位置に内側に向けて突出するフランジを設けたので、該第2の成 形プレートの裏表の組付間違いを視覚により容易に確認することができ、組付の 確実性が得られ、その結果、熱交換器の信頼性を向上させることができると共に 、このフランジによって熱交換器の強度を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】第1のチューブエレメントの斜視図である。
【図3】第2のチューブエレメントの斜視図である。
【図4】図3のAーA線断面図である。
【図5】正常な組付状態における要部の拡大断面図であ
る。
【図6】誤った組付状態における要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 第1の成形プレート 2 第2の成形プレート 3 フィン 4 端板 7,8,28,29 タンク連通孔 9,10 タンク形成用膨出部 30,31 フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク連通孔を有するタンク形成用膨出
    部が形成された第1の成形プレートを2枚最中合わせに
    接合して成る第1のチューブエレメントと、タンク連通
    孔が形成され、タンク形成用膨出部を形成しない第2の
    成形プレートと前記第1の成形プレートとを接合して成
    る第2のチューブエレメントとを具備し、前記第1のチ
    ューブエレメントをフィンを介して複数段積層すると共
    に、その積層方向両端に第2の成形プレートを外側にし
    て第2のチューブエレメントを配し、該第2のチューブ
    エレメントの側方側にフィンを介して第2の成形プレー
    トのタンク連通孔を塞ぐ端板を当接して成る熱交換器に
    おいて、前記第2の成形プレートのタンク連通孔の周縁
    の所定位置に内側方向に突出するフランジを設けたこと
    を特徴とする熱交換器。
JP3904891U 1991-04-26 1991-04-26 熱交換器 Expired - Lifetime JPH087268Y2 (ja)

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JP3904891U JPH087268Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 熱交換器

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JPH0525179U true JPH0525179U (ja) 1993-04-02
JPH087268Y2 JPH087268Y2 (ja) 1996-03-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200331A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社ティラド 熱交換器の分流改善板の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200331A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社ティラド 熱交換器の分流改善板の取付構造

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JPH087268Y2 (ja) 1996-03-04

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