JPH05772Y2 - - Google Patents

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JPH05772Y2
JPH05772Y2 JP1985154850U JP15485085U JPH05772Y2 JP H05772 Y2 JPH05772 Y2 JP H05772Y2 JP 1985154850 U JP1985154850 U JP 1985154850U JP 15485085 U JP15485085 U JP 15485085U JP H05772 Y2 JPH05772 Y2 JP H05772Y2
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JP
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inlet
pipe
outlet
joining
evaporator
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車冷房装置等に用いられるエ
バポレータ、特に積層型エバポレータに関するも
のである。
(従来の技術) 従来、この種のエバポレータとして、実開昭58
−162474号公報に示されているように、タンク部
に続いて出入口を形成した出入口パイプを有し、
この出入口パイプを成形プレートとエンドプレー
トとの間に挟んだものが公知となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例の出入口パイプは2
つのパイプ部材から構成されており、該パイプ部
材の端部は例えばプレス切断した際に生ずる変形
やバリにより、ろう付けの際にろう流れが悪くな
るので、ピンホールやろう切れが生じ易いという
問題点があつた。
そこで、この考案は上記問題点を解決し、ろう
材を多く使用することができ、ろう切れを少なく
し、もつて信頼性に向上に貢献することのできる
積層型エバポレータを提供することを課題とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、周
縁に接合エツジがプレス成形された2つのパイプ
部材を前記接合エツジで合わせてろう付けして成
る出入口パイプを有する積層型エバポレータにお
いて、一方のパイプ部材の接合エツジを他方のパ
イプ部材の接合エツジよりも広く形成して前記接
合エツジ間にずれを生じさせたことを特徴とする
積層型エバポレータにある。
(作用) したがつて、接合エツジ間にずれの部分のクラ
ツドされたろう材を用いることができ、ろう付け
を強固にすることができ、このため、上記課題を
達成できるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図乃至第4図において、成形プレート1
は、表面にろうがクラツドされたクラツド材より
成り、両側端の成形プレート1a,1bを除い
て、上下両側の膨出部2,2と、該膨出部2,2
間を結ぶ溝部3とがプレス等により成形されたも
ので、2枚の成形プレート1,1を互いの膨出部
2,2及び溝部3が凹部側で向き合う形に接合し
て蒸発エレメント4が構成されている。この結
果、蒸発エレメント4は、互いに向き合う膨出部
2,2によりタンク5が、同じく互いに向き合う
溝部3,3により冷媒通路部6がそれぞれ構成さ
れ、上下のタンク5,5は冷媒通路部6により連
通されている。
ただし、最も外側の成形プレート1a,1bは
平板状で、このため、両側の半容積のタンク5
a,5bとこれらを結ぶ半容積の冷媒通路部6
a,6bとから成る蒸発エレメント4a,4bが
構成されている。
そして、蒸発エレメント4が多数積層され、最
も外側の蒸発エレメント4a,4bに出入口パイ
プ8a,8bを挟んでエンドプレート7,7が配
置され、蒸発エレメント4,4a,4b、エンド
プレート7,7間にコルゲート状のフイン9が介
在され、これらが炉中で一体ろう付けされてエバ
ポレータが構成されている。尚、隣合うタンク
5,5a,5bは、所定番号のもの(第2図にお
いてt1,t2で示す)を除いてそれぞれ連通孔10
を介して連通しており、上下方向に蛇行して冷媒
が通過するいわゆるマルチパス方式となつてい
る。出入口パイプ8a,8bは、それぞれ長手方
向に沿つて分割されたパイプ部材11a,11b
から構成されており、該パイプ部材11a,11
bの周縁には長手方向の分割面に沿つて接合エツ
ジ12a,12bがそれぞれ形成されており、パ
イプ部材11a,11bはこの接合エツジ12
a,12bで互いに接合されている。前記接合エ
ツジ12aは接合エツジ12bよりやや広く形成
されており、接合の際には一方の接合エツジ12
aは他方の接合エツジ12bより一部突出して前
記接合エツジ12a,12b間でずれ13を生じ
る。そして、ろう付けの際にはこのずれ13を構
成する一方の接合エツジ12aの表面のろう材が
エツジ間に流れる。また、前記接合エツジ12b
の適宜な位置には突起14が形成され、該突起1
4を折曲げることにより一方のパイプ部材11a
と他方のパイプ部材11bとがかしめ付けられて
いる。前記パイプ部材11a,11bにおいて、
15は断面が方形状に形成されたタンク部で、該
タンク部15に続いて円形の入口16a又は出口
16bが形成されている。前記タンク部15は、
反エンドプレート側に連通孔10aが形成され、
該連通孔10aと最も端部のタンク5a,5bの
連通孔10とが整合して、タンク5a,5bとタ
ンク部15とが連通している。
前記入口16aは、エバポレータの左下方にあ
って、右上方にある出口16bと比較するとその
径が小さく形成され、該入口16aと出口16b
とには、それぞれの径に対応した直線状の接続パ
イプ17a,17bが接続されている。該出入口
16a,16bと接続パイプ17a,17bとの
接続は、エバポレータの本体部分をろう付けした
後に溶接して行われるが、予め入口16aが出口
16bよりも小さく形成されているので、入口の
径が出口の径と同じである従来のものと比較する
と、入口16aに接続する接続パイプ17aを拡
管の必要がないので、接続作業を容易にし、検査
あるいは接続時に入口を出口と誤る虞をなくし、
周囲長さが短かくなるので溶接距離を少なくする
ことができる等の利点を有する。
上記出入口パイプ8a,8bは、所定位置にセ
ツトするためエンドプレート7,7に対して上下
及び左右方向に位置決めされる。
まず上下方向の位置決めは、従来と同様にエン
ドプレート7,7の上部及び下部に設けられたタ
ンク接合部18のいずれ一方に折込み部19a,
19bが上下に所定間隔あけて対向するよう複数
形成され、該折込み部19a,19b間に出入口
パイプ8a,8bのタンク部15の上下端を挟ん
で行われているものである。
また、左右方向(出入口パイプの長手方向)の
位置決めは、従来と異なりタンク接合部18の両
端に形成された爪20a,20bのいずれか一方
に、出入口パイプ8a,8bの出入口16a,1
6b付近の突起14が係合して行われている。該
爪20a,20bはエンドプレート7,7のプレ
ス成形に際して同時に形成されたもので、出入口
パイプ8a,8bを反転して出入口16a,16
bの開口方向を反対にした場合には、他方の爪に
突起を係合すれば同様に位置決めをすることがで
きるのである。
尚、エンドプレート7,7のタンク接合部18
のそれぞれには、ビート21が縦方向に多数形成
され、該ビート21は、エンドプレート7,7を
補強すると共に、出入口パイプ8a,8bのタン
ク部15又は蒸発エレメント4a,4bのタンク
5a,5bとの間で排水通路を構成し、タンク部
に分溜る凝縮水を排出できるようにするためのも
のである。
(考案の効果) 以上、述べたようにこの考案によれば、2つの
パイプ部材の周縁にそれぞれ形成された接合エツ
ジに一方を他方のパイプ部材の接合エツジよりも
広く形成し、前記接合エツジ間にずれを生じさせ
るようにしたので、接合エツジ間に、ずれを構成
する一方の接合エツジの表面のろう材を用いるこ
とができ、このためろう付けを強固にし、ろう切
れを少なくして信頼性を向上することができると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における要部を示
す分解斜視図、第2図は同上の実施例における積
層型エバポレータ全体を示す正面図、第3図は同
上の右側面図、第4図は同上の要部を拡大した断
面図である。 8a,8b……出入口パイプ、11a,11b
……パイプ部材、12a,12b……接合エツ
ジ、13……ずれ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁に接合エツジがプレス成形された2つのパ
    イプ部材を前記接合エツジで合わせてろう付けし
    て成る出入口パイプを有する積層型エバポレータ
    において、一方のパイプ部材の接合エツジを他方
    のパイプ部材の接合エツジよりも広く形成して前
    記接合エツジ間にずれを生じさせたことを特徴と
    する積層型エバポレータ。
JP1985154850U 1985-10-09 1985-10-09 Expired - Lifetime JPH05772Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985154850U JPH05772Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JP1985154850U JPH05772Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6262172U JPS6262172U (ja) 1987-04-17
JPH05772Y2 true JPH05772Y2 (ja) 1993-01-11

Family

ID=31075018

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59178170A (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd マフラの製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759812Y2 (ja) * 1978-08-10 1982-12-21
JPS58162474U (ja) * 1982-04-24 1983-10-28 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 積層型の蒸発器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59178170A (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd マフラの製造方法

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JPS6262172U (ja) 1987-04-17

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