JPH05251247A - 電源トランス - Google Patents
電源トランスInfo
- Publication number
- JPH05251247A JPH05251247A JP3067834A JP6783491A JPH05251247A JP H05251247 A JPH05251247 A JP H05251247A JP 3067834 A JP3067834 A JP 3067834A JP 6783491 A JP6783491 A JP 6783491A JP H05251247 A JPH05251247 A JP H05251247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- voltage
- power distribution
- power supply
- supply transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配電系統の切替えを不要にして回路構成の簡
素化を図り、コストダウンと信頼性の向上を実現する。 【構成】 鉄心の第１の脚部に第１の１次および２次の
巻線を、その第２の脚部に第２の１次および２次の巻線
を、それぞれ巻回し、両脚部の間に巻線を巻回しない第
３の脚部を配置し、これらの脚部を上下で連結する。第
１および第２の１次巻線に２つの配電系統を接続し、１
つの配電系統が停電になっても第１あるいは第２の２次
巻線から出力が得られるようにする。
素化を図り、コストダウンと信頼性の向上を実現する。 【構成】 鉄心の第１の脚部に第１の１次および２次の
巻線を、その第２の脚部に第２の１次および２次の巻線
を、それぞれ巻回し、両脚部の間に巻線を巻回しない第
３の脚部を配置し、これらの脚部を上下で連結する。第
１および第２の１次巻線に２つの配電系統を接続し、１
つの配電系統が停電になっても第１あるいは第２の２次
巻線から出力が得られるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電源トランスに関し、特
に、制御装置用直流電圧を出力するのに適した電源トラ
ンスに関する。
に、制御装置用直流電圧を出力するのに適した電源トラ
ンスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電源トランスを図４により説明す
る。この電源トランスは、異なった第１および第２の配
電系統に接続される第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 および第２
の入力部Ｂ1 ，Ｂ2 と、鉄心１０に巻回された１次巻線
４１および２次巻線４２と、第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 か
ら供給される電源によって第１の入力部Ａ，Ａ2 に可動
接点３１，３２をオンさせ、その電源の遮断によって第
２の入力部Ｂ1 ，Ｂに可動接点３１，３２を切替えるリ
レー４０と、２次巻線４２の出力電圧を整流するダイオ
ード４３，４４と、整流によって得られた直流電圧を出
力する出力部Ｅ1，Ｅ2 を備えている。
る。この電源トランスは、異なった第１および第２の配
電系統に接続される第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 および第２
の入力部Ｂ1 ，Ｂ2 と、鉄心１０に巻回された１次巻線
４１および２次巻線４２と、第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 か
ら供給される電源によって第１の入力部Ａ，Ａ2 に可動
接点３１，３２をオンさせ、その電源の遮断によって第
２の入力部Ｂ1 ，Ｂに可動接点３１，３２を切替えるリ
レー４０と、２次巻線４２の出力電圧を整流するダイオ
ード４３，４４と、整流によって得られた直流電圧を出
力する出力部Ｅ1，Ｅ2 を備えている。
【０００２】可動接点３１，３２が実線の位置にあると
きは第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 を介して第１の配電系統か
ら交流電力が入力され、１次および２次の巻線４１，４
２によって入力電圧を所定の電圧に変圧する。この電圧
はダイオード４３，４４によって整流され、出力部
Ｅ1 ，Ｅ2 より直流電圧として出力される。この直流電
圧は第１および第２の配電系統の間に位置する区分開閉
器の制御装置の直流電源として使用される。第１の配電
系統が停電になり、第２の配電系統に電圧が発生する
と、リレー４０が可動接点３１，３２を点線の位置へ移
動させ、第２の入力部Ｂ1 ，Ｂ2 を介して第２の配電系
統から交流電力の供給を受ける。このようにして直流電
圧を配電系統の停電に関係なく連続的に供給することが
できる。
きは第１の入力部Ａ1 ，Ａ2 を介して第１の配電系統か
ら交流電力が入力され、１次および２次の巻線４１，４
２によって入力電圧を所定の電圧に変圧する。この電圧
はダイオード４３，４４によって整流され、出力部
Ｅ1 ，Ｅ2 より直流電圧として出力される。この直流電
圧は第１および第２の配電系統の間に位置する区分開閉
器の制御装置の直流電源として使用される。第１の配電
系統が停電になり、第２の配電系統に電圧が発生する
と、リレー４０が可動接点３１，３２を点線の位置へ移
動させ、第２の入力部Ｂ1 ，Ｂ2 を介して第２の配電系
統から交流電力の供給を受ける。このようにして直流電
圧を配電系統の停電に関係なく連続的に供給することが
できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電源ト
ランスによると、配電系統の停電に応じて入力部の切替
えを行っているため、切替回路が不可欠になる。そのた
め、回路構成が複雑化し、コストアップを招くとともに
信頼性を低下させる。
ランスによると、配電系統の停電に応じて入力部の切替
えを行っているため、切替回路が不可欠になる。そのた
め、回路構成が複雑化し、コストアップを招くとともに
信頼性を低下させる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題に鑑み
てなされたものであり、回路構成を簡素化し、コストダ
ウンと信頼性の向上を図るため、２つの配電系統から同
時に交流電力を入力し、両系統間の磁気回路の結合度を
小さくした共通の鉄心を利用して２次電圧を出力するよ
うにした電源トランスを提供する。
てなされたものであり、回路構成を簡素化し、コストダ
ウンと信頼性の向上を図るため、２つの配電系統から同
時に交流電力を入力し、両系統間の磁気回路の結合度を
小さくした共通の鉄心を利用して２次電圧を出力するよ
うにした電源トランスを提供する。
【０００５】本発明の電源トランスの鉄心は第１より第
３の脚部とこれらの脚部を連結する連結部より構成され
ている。第１と第２の脚部の間に第３の脚部が位置し、
第１の脚部に第１の１次および２次巻線が巻回され、第
２の脚部に第２の１次および２次巻線が巻回されてい
る。一方、第３の脚部には全く巻線が巻回されておら
ず、第１および第２の磁気閉回路を形成し、かつ、両磁
気閉回路の磁気結合度を低下させる機能を有している。
この構成により、第１および第２の１次巻線に同時に同
相あるいは異相の交流電圧を課電しても第１および第２
の２次巻線から両入力の位相関係に影響されない交流電
圧を得ることができる。このようにして得られた２次電
圧を整流することにより安定した直流電圧を得ることが
できる。
３の脚部とこれらの脚部を連結する連結部より構成され
ている。第１と第２の脚部の間に第３の脚部が位置し、
第１の脚部に第１の１次および２次巻線が巻回され、第
２の脚部に第２の１次および２次巻線が巻回されてい
る。一方、第３の脚部には全く巻線が巻回されておら
ず、第１および第２の磁気閉回路を形成し、かつ、両磁
気閉回路の磁気結合度を低下させる機能を有している。
この構成により、第１および第２の１次巻線に同時に同
相あるいは異相の交流電圧を課電しても第１および第２
の２次巻線から両入力の位相関係に影響されない交流電
圧を得ることができる。このようにして得られた２次電
圧を整流することにより安定した直流電圧を得ることが
できる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の実施例を示し、鉄心１０と、
第１および第２の１次巻線１２，１３と、第１および第
２の２次巻線１４，１５を有している。鉄心１０は第１
の１次および２次巻線１２，１４が巻回された第１の脚
部１０Ａと、第２の１次および２次巻線１３，１５が巻
回された第２の脚部１０Ｂと、巻線が巻回されていない
第３の脚部１０Ｃより構成され、第１より第３の脚部１
０Ａ，１０Ｂおよび１０Ｃは上下で連結されている。図
中、Ａ1 ，Ａ2 およびＢ1 ，Ｂ2 は第１および第２の入
力部を示し、Ｃ1 ，Ｃ2 およびＤ1 ，Ｄ2 は第１および
第２の出力部を示し、第１および第２の入力部Ａ1 ，Ａ
2 およびＢ1 ，Ｂ2 の入力端子Ａ1 ，Ｂ1 は共通のリー
ド線１１で接続されても良い。リード線１１で接続した
場合は、入力端子Ａ1 ，Ｂ1 は共通の単一の入力端子に
よって置換され得る。
第１および第２の１次巻線１２，１３と、第１および第
２の２次巻線１４，１５を有している。鉄心１０は第１
の１次および２次巻線１２，１４が巻回された第１の脚
部１０Ａと、第２の１次および２次巻線１３，１５が巻
回された第２の脚部１０Ｂと、巻線が巻回されていない
第３の脚部１０Ｃより構成され、第１より第３の脚部１
０Ａ，１０Ｂおよび１０Ｃは上下で連結されている。図
中、Ａ1 ，Ａ2 およびＢ1 ，Ｂ2 は第１および第２の入
力部を示し、Ｃ1 ，Ｃ2 およびＤ1 ，Ｄ2 は第１および
第２の出力部を示し、第１および第２の入力部Ａ1 ，Ａ
2 およびＢ1 ，Ｂ2 の入力端子Ａ1 ，Ｂ1 は共通のリー
ド線１１で接続されても良い。リード線１１で接続した
場合は、入力端子Ａ1 ，Ｂ1 は共通の単一の入力端子に
よって置換され得る。
【０００７】図２は図１の電源トランスを使用した直流
電源装置の第１の実施例を示し、図１と共通の部分には
共通の引用数字，引用符号をを使用しているので重複す
る説明は省略する。この直流電源装置において、２次巻
線１４，１５の出力部Ｃ1 ，Ｃ2 およびＤ1 ，Ｄ2 には
ダイオード１６，１７が接続されており、ダイオード１
６，１７の出力は共通に、また、２次巻線１４，１５の
中点は共通に、それぞれ直流電圧の出力部Ｅ1 ，Ｅ2 に
接続されている。
電源装置の第１の実施例を示し、図１と共通の部分には
共通の引用数字，引用符号をを使用しているので重複す
る説明は省略する。この直流電源装置において、２次巻
線１４，１５の出力部Ｃ1 ，Ｃ2 およびＤ1 ，Ｄ2 には
ダイオード１６，１７が接続されており、ダイオード１
６，１７の出力は共通に、また、２次巻線１４，１５の
中点は共通に、それぞれ直流電圧の出力部Ｅ1 ，Ｅ2 に
接続されている。
【０００８】以上の構成において、区分開閉器の両側に
位置する第１および第２の配電系統から対応する入力部
Ａ1 ，Ａ2 およびＢ1 ，Ｂ2 に交流電圧がそれぞれ課電
される。各交流電圧は鉄心１０の第３の脚部１０Ｃの存
在によって独立して変圧され、ダイオード１６，１７に
よって整流される。このようにして整流された直流電圧
は出力部Ｅ1 ，Ｅ2 より出力され、区分開閉器の制御装
置の直流電源として利用される。このとき、第１および
第２の配電系統の１つがたとえ停電しても第１および第
２の脚部１０Ａ，１０Ｂと第３の脚部１０Ｃによって形
成されるトランスが独立しているので、１系統の停電の
影響を受けずに出力部Ｅ1 ，Ｅ2 より直流電圧を得るこ
とができる。
位置する第１および第２の配電系統から対応する入力部
Ａ1 ，Ａ2 およびＢ1 ，Ｂ2 に交流電圧がそれぞれ課電
される。各交流電圧は鉄心１０の第３の脚部１０Ｃの存
在によって独立して変圧され、ダイオード１６，１７に
よって整流される。このようにして整流された直流電圧
は出力部Ｅ1 ，Ｅ2 より出力され、区分開閉器の制御装
置の直流電源として利用される。このとき、第１および
第２の配電系統の１つがたとえ停電しても第１および第
２の脚部１０Ａ，１０Ｂと第３の脚部１０Ｃによって形
成されるトランスが独立しているので、１系統の停電の
影響を受けずに出力部Ｅ1 ，Ｅ2 より直流電圧を得るこ
とができる。
【０００９】図３は直流電源装置としての第２の実施例
を示し、図２と共通する部分は共通の引用数字，引用符
号で示したので重複する説明は省略する。図２との相違
はダイオード１６，１７に代わって整流回路１８，１９
が使用されている構成にあり、同一の作用によって出力
部Ｅ1 ，Ｅ2 から直流電圧を得ることができる。
を示し、図２と共通する部分は共通の引用数字，引用符
号で示したので重複する説明は省略する。図２との相違
はダイオード１６，１７に代わって整流回路１８，１９
が使用されている構成にあり、同一の作用によって出力
部Ｅ1 ，Ｅ2 から直流電圧を得ることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の電源トラン
スによれば、２つの配電系統から同時に交流電力を入力
し、両系統間の磁気回路の結合度を小さくした共通の鉄
心を利用して２次電圧を出力するようにしたため、回路
構成を簡素化し、コストダウンと信頼性の向上を図るこ
とができる。
スによれば、２つの配電系統から同時に交流電力を入力
し、両系統間の磁気回路の結合度を小さくした共通の鉄
心を利用して２次電圧を出力するようにしたため、回路
構成を簡素化し、コストダウンと信頼性の向上を図るこ
とができる。
【図１】本発明の基本構成を示す説明図。
【図２および図３】本発明の第１および第２の実施例を
示す説明図。
示す説明図。
【図４】従来の電源トランスを示す説明図。
１０ 鉄心 １０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ 脚部 １１ 共通リード線 １２，１３ １次巻線 １４，１５ ２次巻線
Claims (3)
- 【請求項１】 第１および第２の配電系統の電圧を課電
される第１および第２の１次巻線と、 前記第１および第２の１次巻線との巻線比に応じた電圧
を出力する第１および第２の２次巻線と、 前記第１および第２の１次および２次巻線が巻回された
鉄心より構成され、 前記鉄心は前記１次巻線が巻回された第１の脚部と、前
記第２の２次巻線が巻回された第２の脚部と、前記第１
および第２の脚部の間に位置し、巻線が巻回されない第
３の脚部と、前記第１，第２および第３の脚部を磁気的
に連結する連結部を有することを特徴とする電源トラン
ス。 - 【請求項２】 前記第１および第２の２次巻線が直流電
圧を出力する整流回路に接続されている構成の請求項第
１項の電源トランス。 - 【請求項３】 前記第１および第２の１次巻線が１つの
共通の入力端子を有する構成の請求項第１項記載の電源
トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067834A JPH05251247A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 電源トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067834A JPH05251247A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 電源トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05251247A true JPH05251247A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=13356372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3067834A Pending JPH05251247A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 電源トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05251247A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072114A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Greatchip Technology Co Ltd | 相互インダクタンスの調整方法及びその方法により調整されたトランス |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP3067834A patent/JPH05251247A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072114A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Greatchip Technology Co Ltd | 相互インダクタンスの調整方法及びその方法により調整されたトランス |
| JP4676974B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2011-04-27 | 光詮科技股▲フェン▼有限公司 | 相互インダクタンスの調整方法及びその方法により調整されたトランス |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2579077B2 (ja) | インバータ溶接電源 | |
| JPH05251247A (ja) | 電源トランス | |
| JPS6259550B2 (ja) | ||
| JPH117328A (ja) | トランスタップ切換え方式電圧調整装置、および、無接点接触器 | |
| US3412288A (en) | Arc suppression circuit for inductive loads | |
| JP3030612B2 (ja) | 節電装置 | |
| JPH05103421A (ja) | 交流電源ユニツトの並列運転用接続ユニツト | |
| JPH0524967Y2 (ja) | ||
| JP3056848U (ja) | 電源装置 | |
| JPH0337221Y2 (ja) | ||
| JPS5854872Y2 (ja) | 多入力共用形ｄｃ／ｄｃコンバ−タ | |
| JP3497764B2 (ja) | 電圧制御装置 | |
| JP2004088834A (ja) | スコット結線変圧器用開閉器 | |
| JP2554283B2 (ja) | 溶接電源用入力電圧切換制御装置 | |
| JPH0241854Y2 (ja) | ||
| JPS643585Y2 (ja) | ||
| JPH0144224Y2 (ja) | ||
| JP3448176B2 (ja) | Ｄｃ−ｄｃコンバータ | |
| JPH0767336A (ja) | 電圧設定安定化トランス | |
| JPS6194516A (ja) | 回路しや断器 | |
| JPH03128628A (ja) | 給電システム | |
| JPS6377321A (ja) | 電源装置 | |
| JPS6326527B2 (ja) | ||
| JPH10178740A (ja) | 突入電流制限装置 | |
| JPH0330109U (ja) |