JP2579077B2 - インバータ溶接電源 - Google Patents
インバータ溶接電源Info
- Publication number
- JP2579077B2 JP2579077B2 JP3138768A JP13876891A JP2579077B2 JP 2579077 B2 JP2579077 B2 JP 2579077B2 JP 3138768 A JP3138768 A JP 3138768A JP 13876891 A JP13876891 A JP 13876891A JP 2579077 B2 JP2579077 B2 JP 2579077B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input voltage
- welding power
- inverter
- switching
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、１台で高低２種類以上
の入力電圧に対応することのできるインバータ溶接電源
に関する。
の入力電圧に対応することのできるインバータ溶接電源
に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来例を示す。
【０００３】図２において、１はインバータ溶接電源の
入力端子、２は交流入力を整流する整流器、３は平滑用
コンデンサ、５ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄはスイッチン
グ素子、６は溶接用変圧器、６ａは溶接用変圧器６の１
次巻線、６ｂは溶接用変圧器６の２次巻線、７は溶接用
変圧器６の２次出力を整流する整流器、８はインバータ
溶接電源の出力端子、９ａは入力電圧に応じて配線を切
り換えるための切換器である。図２に示す回路は低入力
電圧ＡＣ２００Ｖと高入力電圧ＡＣ４００Ｖの両方の入
力電圧に対応するように構成したものであり、切換器９
ａによりフルブリッジインバータ回路において、溶接用
変圧器の２つの１次巻線６ａの接続を高入力電圧時には
直列に接続（「Ｈ」部が接続される）し、低入力電圧時
には並列に接続（「Ｌ」部２箇所が接続される）し、高
低両方の入力電圧に対し、２次出力電圧が一定になるよ
うに構成されていた。
入力端子、２は交流入力を整流する整流器、３は平滑用
コンデンサ、５ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄはスイッチン
グ素子、６は溶接用変圧器、６ａは溶接用変圧器６の１
次巻線、６ｂは溶接用変圧器６の２次巻線、７は溶接用
変圧器６の２次出力を整流する整流器、８はインバータ
溶接電源の出力端子、９ａは入力電圧に応じて配線を切
り換えるための切換器である。図２に示す回路は低入力
電圧ＡＣ２００Ｖと高入力電圧ＡＣ４００Ｖの両方の入
力電圧に対応するように構成したものであり、切換器９
ａによりフルブリッジインバータ回路において、溶接用
変圧器の２つの１次巻線６ａの接続を高入力電圧時には
直列に接続（「Ｈ」部が接続される）し、低入力電圧時
には並列に接続（「Ｌ」部２箇所が接続される）し、高
低両方の入力電圧に対し、２次出力電圧が一定になるよ
うに構成されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法にお
いては、溶接用変換器の１次巻線６ａの巻数，端子数と
も通常の溶接用変圧器の２倍必要となり、構造的にも複
雑なものになる。さらに１次巻線６ａを直列または並列
に接続を切り換えるための配線も複雑になるという欠点
を有していた。
いては、溶接用変換器の１次巻線６ａの巻数，端子数と
も通常の溶接用変圧器の２倍必要となり、構造的にも複
雑なものになる。さらに１次巻線６ａを直列または並列
に接続を切り換えるための配線も複雑になるという欠点
を有していた。
【０００５】本発明は簡単な構造の溶接用変圧器で、か
つ簡単な切換方法で、高低の入力電圧に対応できるイン
バータ溶接電源を提供することを目的とするものであ
る。
つ簡単な切換方法で、高低の入力電圧に対応できるイン
バータ溶接電源を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、低入力電圧と低入力電圧の約２倍の高入力
電圧が供給されるインバータ溶接電源において、溶接用
変圧器の一次側のインバータ回路を低入力電圧時には４
個のスイッチング素子により構成されるフルブリッジイ
ンバータ回路として、高入力電圧時には、切換器の切り
換えによる接続変更を行い、２個のスイッチング素子と
２個のコンデンサにより構成されるハーフブリッジイン
バータ回路として交流変換を行うようにしたものであ
る。
に本発明は、低入力電圧と低入力電圧の約２倍の高入力
電圧が供給されるインバータ溶接電源において、溶接用
変圧器の一次側のインバータ回路を低入力電圧時には４
個のスイッチング素子により構成されるフルブリッジイ
ンバータ回路として、高入力電圧時には、切換器の切り
換えによる接続変更を行い、２個のスイッチング素子と
２個のコンデンサにより構成されるハーフブリッジイン
バータ回路として交流変換を行うようにしたものであ
る。
【０００７】
【作用】上記手段によれば、低い入力電圧とその低い入
力電圧の約２倍の高い入力電圧が供給された場合にも、
フルブリッジインバータ回路とハーフブリッジインバー
タ回路とを切り換えれば溶接用変圧器の１次巻線には、
同一の電圧が供給されるため、１次巻線の巻数を変更す
る必要がなくなる。したがって、約２対１の電圧比率の
２種類の高低入力電圧にもかかわらず１次巻線の巻数を
変更する必要がなく普通の構造の溶接用変圧器で、高低
２入力電圧に対応でき、また簡単な接続の切り換えで高
低２入力電圧に対応できるハーフブリッジとフルブリッ
ジのインバータ溶接電源を実現することができる。
力電圧の約２倍の高い入力電圧が供給された場合にも、
フルブリッジインバータ回路とハーフブリッジインバー
タ回路とを切り換えれば溶接用変圧器の１次巻線には、
同一の電圧が供給されるため、１次巻線の巻数を変更す
る必要がなくなる。したがって、約２対１の電圧比率の
２種類の高低入力電圧にもかかわらず１次巻線の巻数を
変更する必要がなく普通の構造の溶接用変圧器で、高低
２入力電圧に対応でき、また簡単な接続の切り換えで高
低２入力電圧に対応できるハーフブリッジとフルブリッ
ジのインバータ溶接電源を実現することができる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図１に示す。図１におい
て、図２と同じ部分には同じ符号を付しているので、同
じ符号に関する説明は省略し、異なる部分について説明
する。４ａ，４ｂはハーフブリッジインバータ回路を構
成するためのコンデンサ、９ｂは入力電圧に応じて配線
を切り換えるための切換器を示す。この切換器９ｂは低
入力電圧時には「Ｌ」側に接続され、スイッチング素子
５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄおよび溶接用変圧器６の１次巻
線６ａによりフルブリッジインバータ回路を構成し、高
入力電圧時には「Ｈ」側に接続され、スイッチング素子
５ｃ，５ｄ、溶接用変圧器６の１次巻線６ａおよびコン
デンサ４ａ，４ｂによりハーフブリッジインバータ回路
を構成する。ここで低入力電圧をＶ１、高入力電圧を２
×Ｖ１とし溶接用変圧器６の１次巻線６ａの巻数をＮ
１、２次巻線６ｂの巻数をＮ２、スイッチング素子５
ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄのオン時間をＴ１、オフ時間
をＴ２とすると、溶接電源の出力電圧Ｖ２は、低入力電
圧時は、
て、図２と同じ部分には同じ符号を付しているので、同
じ符号に関する説明は省略し、異なる部分について説明
する。４ａ，４ｂはハーフブリッジインバータ回路を構
成するためのコンデンサ、９ｂは入力電圧に応じて配線
を切り換えるための切換器を示す。この切換器９ｂは低
入力電圧時には「Ｌ」側に接続され、スイッチング素子
５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄおよび溶接用変圧器６の１次巻
線６ａによりフルブリッジインバータ回路を構成し、高
入力電圧時には「Ｈ」側に接続され、スイッチング素子
５ｃ，５ｄ、溶接用変圧器６の１次巻線６ａおよびコン
デンサ４ａ，４ｂによりハーフブリッジインバータ回路
を構成する。ここで低入力電圧をＶ１、高入力電圧を２
×Ｖ１とし溶接用変圧器６の１次巻線６ａの巻数をＮ
１、２次巻線６ｂの巻数をＮ２、スイッチング素子５
ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄのオン時間をＴ１、オフ時間
をＴ２とすると、溶接電源の出力電圧Ｖ２は、低入力電
圧時は、
【０００９】
【数１】
【００１０】で表され、また高入力電圧時は、
【００１１】
【数２】
【００１２】で表される。すなわち、本発明の構成によ
り、低入力電圧がＶ１または高入力電圧が２×Ｖ１のい
ずれの場合も同一の出力電圧Ｖ２を得ることができる。
り、低入力電圧がＶ１または高入力電圧が２×Ｖ１のい
ずれの場合も同一の出力電圧Ｖ２を得ることができる。
【００１３】また、溶接用変圧器６の１次巻線６ａ，ス
イッチング素子５ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄに流れる電
流は、入力電圧の高低にかかわらず同一の電流が流れ、
各部品に与える熱損失も同一となり、効率よく部品を使
用することができる。さらに切換器を増設し、コンデン
サ４ａ，４ｂを低入力電圧時には溶接用変圧器６の１次
巻線６ａに直列に接続して、偏磁防止用としても使用で
きる。
イッチング素子５ａ，５ｂ，５ｃおよび５ｄに流れる電
流は、入力電圧の高低にかかわらず同一の電流が流れ、
各部品に与える熱損失も同一となり、効率よく部品を使
用することができる。さらに切換器を増設し、コンデン
サ４ａ，４ｂを低入力電圧時には溶接用変圧器６の１次
巻線６ａに直列に接続して、偏磁防止用としても使用で
きる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、溶接用変
圧器の１次巻線の直列と並列の接続切り換えをなくすこ
とにより、溶接用変圧器の構造が簡単になり、また１個
の切換器による簡単な接続切り換えによって、ほぼ２対
１の電圧比率の２種類の入力電圧に対応できるインバー
タ溶接電源を実現することができる。
圧器の１次巻線の直列と並列の接続切り換えをなくすこ
とにより、溶接用変圧器の構造が簡単になり、また１個
の切換器による簡単な接続切り換えによって、ほぼ２対
１の電圧比率の２種類の入力電圧に対応できるインバー
タ溶接電源を実現することができる。
【図１】本発明のインバータ溶接電源の一実施例の構成
を示す回路図
を示す回路図
【図２】従来のインバータ溶接電源の構成を示す回路図
４ａ，４ｂ コンデンサ ５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄ スイッチング素子 ６ 溶接用変圧器 ９ｂ 切換器
Claims (1)
- 【請求項１】 ほぼ１対２の電圧比を有する入力電圧に
応じて回路構成を切り換え対応するインバータ方式の溶
接電源において、溶接用変圧器の一次側のインバータ回
路を低入力電圧時には４個のスイッチング素子によって
構成されるフルブリッジインバータ回路を、高入力電圧
時には２個のスイッチング素子と２個のコンデンサによ
って構成されるハーフブリッジインバータ回路を用いて
交流変換を行うインバータ溶接電源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3138768A JP2579077B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | インバータ溶接電源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3138768A JP2579077B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | インバータ溶接電源 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04361872A JPH04361872A (ja) | 1992-12-15 |
| JP2579077B2 true JP2579077B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=15229746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3138768A Expired - Fee Related JP2579077B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | インバータ溶接電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579077B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104660044A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-05-27 | 西安华为技术有限公司 | 一种开关电路、控制开关电路的方法及装置 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE273584T1 (de) * | 1996-06-06 | 2004-08-15 | Hits Lab Corp I | Wechselstrom-wechselstrom-umformer |
| JP3531385B2 (ja) * | 1996-10-28 | 2004-05-31 | ソニー株式会社 | 電源装置 |
| JP4357667B2 (ja) * | 1999-09-21 | 2009-11-04 | パナソニック株式会社 | アーク溶接機の主回路およびアーク溶接機 |
| JP4597626B2 (ja) * | 2004-03-01 | 2010-12-15 | 株式会社ダイヘン | アーク加工用電源装置及びインバータ電源装置 |
| KR100942288B1 (ko) * | 2008-05-27 | 2010-02-16 | 한국전기연구원 | 풀 브릿지 인버터의 다출력 구조인 전원장치 |
| JP5428480B2 (ja) * | 2009-04-13 | 2014-02-26 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
| JP2012029428A (ja) | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
| JP2012065429A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換回路 |
| JP5858217B2 (ja) * | 2011-08-23 | 2016-02-10 | 富士電機株式会社 | 交流−交流変換回路 |
| CN109286331A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-01-29 | 湖北英特利电气有限公司 | 宽输入电压范围的三相高频开关电源 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3138768A patent/JP2579077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104660044A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-05-27 | 西安华为技术有限公司 | 一种开关电路、控制开关电路的方法及装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04361872A (ja) | 1992-12-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2579077B2 (ja) | インバータ溶接電源 | |
| US5200887A (en) | Power supply unit for arc processing | |
| JP2680914B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
| JP3139607B2 (ja) | 直流コンバータ装置 | |
| KR960032861A (ko) | 직류콘버터장치 | |
| JP2001211658A (ja) | 相補形スイッチを有するハロゲン電力変換器 | |
| JPH06141536A (ja) | Ｄｃ／ｄｃコンバータを含む低損失電源供給装置 | |
| JPH08331846A (ja) | 電源装置 | |
| JP2551403Y2 (ja) | 電源装置 | |
| JP3761019B2 (ja) | インバータ回路 | |
| JPH07245186A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
| JPH1169815A (ja) | 電源装置 | |
| JP2003116233A (ja) | 無停電電源装置 | |
| SU801204A1 (ru) | Преобразователь переменного токаВ пОСТО ННый | |
| JPS5915259Y2 (ja) | Ａｃ・ｄｃ共用電源回路 | |
| CA1104647A (en) | Inverter with coupling transformers | |
| JPH07222447A (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JP2547191Y2 (ja) | アーク加工用電源装置 | |
| JPH04271275A (ja) | 整流器用スナバ回路 | |
| JPH06111976A (ja) | インバータ装置 | |
| JP3081417B2 (ja) | スイッチング電源 | |
| JPH0337221Y2 (ja) | ||
| JP3177240B2 (ja) | 電源回路 | |
| JPH07322621A (ja) | 整流回路 | |
| JPH03285572A (ja) | スイッチング電源回路 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107 Year of fee payment: 14 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |