JP3030612B2 - 節電装置 - Google Patents

節電装置

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JP3030612B2
JP3030612B2 JP8173343A JP17334396A JP3030612B2 JP 3030612 B2 JP3030612 B2 JP 3030612B2 JP 8173343 A JP8173343 A JP 8173343A JP 17334396 A JP17334396 A JP 17334396A JP 3030612 B2 JP3030612 B2 JP 3030612B2
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宏夫 山内
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河村電器産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受電電圧が高い場
合にその電圧を適切な電圧に降圧させることにより、電
力使用量を節約する節電装置に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の節電装置は図4に示すように、1
次巻線13は複数のタップ切替スイッチ15を有し、電
源5に接続され、2次巻線14は電源に対し減極性であ
って、一端は1次巻線に接続され、他端は負荷に接続さ
れている。電圧の調整は、1次側のタップ切替スイッチ
15を電磁接触器又はサイリスタ等により切替て巻数比
を変えることで出力電圧を変化させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の節電装置
は、変圧器の1次側に流れる励磁電流が主回路の電流に
比べて巻数比分の1になり、接点の容量を小さくできる
という長所があるものの、2次側に大電流が通電されて
いるときに1次コイルの開閉を行うと1次側に高電圧が
発生してスイッチ等の故障を招いたり、スイッチ開閉時
のノイズが負荷側に発生するという問題点を有してい
た。また、節電効果を上げるために電圧を細かく制御し
ようとすると、多くのタップ及びスイッチを必要とする
ため、非常に高価になものとなってしまう。そこで本発
明は、電圧の制御をスイッチ等の接点を用いず連続制御
することで節電効果を上げ、接点を無くすことで信頼性
の高い節電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明による節電装置は、1次巻線と2次巻線に加
えて第3の巻線を有する複巻変圧器と1個の巻線からな
るリアクトルとを備えた節電装置であって、前記複巻変
圧器は、3脚鉄心を有し中央の第1コア部あるいは両サ
イドの2個の第2コア部のいずれか一方に1次巻線と2
次巻線を巻装し、他方に第3の巻線を巻装し、1次巻線
とリアクトルとは直列接続され、この両端が電源入力部
であって、一端を減極性となるように1次巻線の電源側
に接続した2次巻線の他端とリアクトルの電源側とは出
力部を形成し、更に、第3の巻線は出力電圧を検出する
電圧検出回路に接続された電流制御回路によって電流が
制御される直流電源に接続され、この直流電源から供給
される第3の巻線の直流励磁電流により出力電圧を制御
するよう構成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る節
電装置の第1の実施の形態であり、1は複巻変圧器であ
り1次巻線8と2次巻線9と更に第3の巻線10とを有
し、1次巻線8の一端は電源5に接続され、他端は直列
リアクトル2に接続され、この直列リアクトル2の他端
は電源5に接続されている。そして、複巻変圧器1の2
次巻線9の一端は1次巻線の電源側に接続され、他端は
負荷6に接続されている。但し、2次巻線は電源に対し
て減極性になるように接続されている。そして、第3の
巻線10は複巻変圧器1の磁路のインピーダンスを変化
させるための直流励磁用巻線であって、負荷6が接続さ
れる極間に接続されている電圧検出回路3により常時出
力電圧の検出が行われ、この検出信号を受け電流制御回
路4は第3の巻線10に直流励磁電流を供給する直流電
源7の出力電流を制御している。
【0006】図2は複巻変圧器1の構造を示し、鉄心1
2は3脚構造で、中央のコア部に1次巻線8と2次巻線
9が巻装され、左右の2箇所のコア部には第3の巻線1
0が2分割され巻装されている。そして、この複巻変圧
器1の1次,2次の巻数比は、100:10に設定さ
れ、また、直列リアクトル2のインピーダンスは、1次
巻線8と同一に設定されている。
【0007】以下、電源電圧を100Vとしてこの節電
装置の動作を説明する。始めに電流制御回路4からの出
力を0とし、直流励磁電流が流れていない状態で回路に
電源を投入する。すると複巻変圧器1の1次巻線8及び
直列リアクトル2の直列回路に100Vが印加され、イ
ンピーダンスを等しく設定してあるため各々に50Vづ
つの電圧が印加され、2次側には電源電圧とは減極性
の、1次巻線の印加電圧の10分の1の5Vの電圧が誘
起される。従って、この場合負荷に印加される電圧は、
100V−5Vの95Vとなる。
【0008】次に、第3の巻線10に鉄心12が磁気飽
和する電流を通電する。すると、鉄心12が直流磁界に
よって飽和するため、1次巻線8と2次巻線9が交流磁
界によって結合することができなくなる。つまり、磁路
として使用していた鉄心の働きが無くなるため、変圧器
としての働きを全く失ってしまう。従って、電源から印
加された電圧のほとんどが直列リアクトル2にかかり、
1次巻線にはかからない。よって、2次巻線9にも電圧
は誘起されないため、負荷には電源電圧がそのまま印加
されることになる。
【0009】また、第3の巻線10に鉄心12が飽和す
る電流の半分程度の電流を通電する。すると、鉄心12
には、1次巻線8により発生する交流磁束も通過できる
ようになり、通常の半分程度の励磁電流が通過でき、1
次巻線が直流励磁されない時の2分の1程度のインピー
ダンスをもつため、印加された電圧の4分の1程度が1
次巻線にかかる。従って、2次側には2.5V程度の電
圧が誘起されるため、負荷に印加される電圧は約97.
5Vとなる。
【0010】このように、鉄心12の透磁率を直流励磁
電流によって変化させることで、1次巻線,2次巻線の
インピーダンスを変化させ出力電圧を制御することが可
能となる。つまり、図1に示す電圧検出回路3で負荷側
の電圧を監視し、目的の電圧が得られるように電流制御
回路4により直流電源7からの励磁電流を制御すること
で、出力電圧を連続的にしかも任意の値に降圧制御する
ことが可能となる。従って、電圧制御用接点を用いず電
圧の連続した制御が可能となるため、高い節電効果を安
価な方法で実現することができる。さらに、スイッチ等
の接点が無いため信頼性を高めることができ、開閉時の
ノイズが負荷側に発生することも無い。尚、この実施の
形態において1次と2次の巻数比を100:10に、ま
た1次と直列リアクトル2のインピーダンスを同一とし
たが、これは制御電圧幅の設定により変更可能なもので
ある。
【0011】図5は第2の実施の形態を示すもので、複
巻変圧器の構造を示し、第1の実施の形態とは複巻変圧
器11の構成のみが異なり、鉄心12の中央の巻線と両
サイドの巻線を入れ替え、中央のコア部に第3の巻線1
0aを巻装し、両サイドのコア部に1次巻線8aと2次
巻線9aを巻装している。従って、1次巻線8aと2次
巻線9aとは2分割され左右の夫々のコア部に巻装され
ている。このように1次巻線,2次巻線の組と第3の巻
線とを入れ替えても、前記第1の実施の形態の節電動作
に従い第3の巻線の直流励磁電流を変化させることで2
次側の負荷電圧を制御することができ、同様の効果を得
ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上細述したように、本発明によれば、
出力電圧を制御するために接点を用いず励磁電流により
無段階に制御するため、高い節電効果を安価に実現する
ことができる。さらには、接点を用いないことで信頼性
を高めることができ、接点の開閉によるノイズが負荷側
に発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路構成図で
ある。
【図2】図1の複巻変圧器の構造図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すもので複巻変
圧器の構造図である。
【図4】従来の節電装置の原理図である。
【符号の説明】
1,11・・複巻変圧器、2・・直列リアクトル、3・
・電圧検出回路、4・・電流制御回路、7・・直流電
源、8,8a・・1次巻線、9,9a・・2次巻線、1
0,10a・・第3の巻線、12・・鉄心(3脚鉄
心)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−292924(JP,A) 特開 平10−333758(JP,A) 特開 平11−231950(JP,A) 特開 平10−23668(JP,A) 特開 昭50−12639(JP,A) 特開 昭50−140835(JP,A) 特開 平6−178462(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/32 H02J 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線と2次巻線に加えて第3の巻線
    を有する複巻変圧器と1個の巻線からなるリアクトルと
    を備えた節電装置であって、前記複巻変圧器は、3脚鉄
    心を有し中央の第1コア部あるいは両サイドの2個の第
    2コア部のいずれか一方に1次巻線と2次巻線を巻装
    し、他方に第3の巻線を巻装し、1次巻線とリアクトル
    とは直列接続され、この両端が電源入力部であって、一
    端を減極性となるように1次巻線の電源側に接続した2
    次巻線の他端とリアクトルの電源側とが出力部を形成
    し、更に、第3の巻線は出力電圧を検出する電圧検出回
    路に接続された電流制御回路によって電流が制御される
    直流電源に接続され、この直流電源から供給される第3
    の巻線の直流励磁電流により出力電圧を制御する節電装
    置。
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JP5312107B2 (ja) * 2009-03-12 2013-10-09 トクデン株式会社 交流定電圧装置
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