JP3497764B2 - 電圧制御装置 - Google Patents
電圧制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単巻変圧器を用い
て電圧をタップにより切り換えて出力する電圧制御装置
に関し、詳しくは入力電圧を直送状態と降圧状態とに切
り換えて出力し節電動作する電圧制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】単巻変圧器を用いた従来のタップ切換式
の電圧制御装置を図3に示す。図示するように、単巻変
圧器11の入力側に電磁接触器MC2のa接点12で短
絡させる回路を設け、単巻変圧器11の分路巻線側には
回路から巻線を開放する電磁接触器MC3のa接点13
とを設け、電源6からの入力電圧をそのまま負荷7に出
力する直送と、降圧して出力する節電との切り換えを行
っていた。直送用の電磁接触器MC2と節電用の電磁接
触器MC3とは図4に示すように可逆動作となるように
操作回路を形成し制御していた。尚、図4において、1
4は切換スイッチ、RY1は2つの接点15a,15b
を動作させる操作回路であり、16,17はそれぞれ電
磁接触器MC2,MC3の操作コイルである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような可
逆動作をする電磁接触器を利用した切換回路では、直送
用と節電用にそれぞれ1個づつの電磁接触器が必要とな
るため、制御回路が複雑になり、コストが高いという問
題点を有していた。また、電磁接触器の操作系の電源に
故障が発生した場合、変圧器の励磁回路が開放状態とな
る場合が考えられ、そのような場合、変圧器が故障して
しまう。 【0004】そこで本発明は、タップ切り換えによる制
御回路を安価に構成すると共に、操作系電源に故障が発
生しても変圧器本体を故障させることがない電圧制御装
置を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明にかかる電圧制御装置は、入力電圧
を降圧して出力する単巻変圧器と、その単巻変圧器の鉄
心に巻回した直送用巻線とを有し、前記単巻変圧器の分
路巻線に分路巻線を回路から切り離す電磁接触器を設
け、更に前記直送用巻線にその両端を連結して直送用巻
線を短絡する電磁接触器を設け、前記2個の電磁接触器
がa接点とb接点とを有する1個の電磁接触器から成
り、一方がa接点を使用し、他方がb接点を使用したこ
とを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態の1例を、図面を基に説明する。図1は本発明に係
る電圧制御装置の回路図を示し、1は単巻変圧器であ
り、そのコイルである節電巻線2は直列巻線2aと分路
巻線2bとを有し、直列巻線2aは電源6に接続され、
分路巻線2bは電磁接触器MC1のa接点4を介して回
路即ち電源6及び負荷7の一端に接続されている。そし
て、3は単巻変圧器1の鉄心に巻回された直送用巻線
で、電磁接触器MC1のb接点5により短絡されるよう
に形成されている。 【0007】図2は電磁接触器MC1の操作回路を示
し、8は切り換えスイッチ、9は電磁接触器MC1の操
作コイルである。 【0008】回路動作を説明すると、まず操作回路の切
換スイッチ8がオフの場合、電磁接触器MC1の操作コ
イル9には電圧が印加されないので、a接点4は開放状
態となり、変圧器1の節電巻線2の回路は開放状態とな
る。同時に、b接点5は閉路状態となり、直送用巻線3
の回路が閉路される。そのため変圧器1は、同一鉄心に
巻回された直送用巻線3が閉路されているため、変圧器
としての作用をせず、負荷には電源電圧がそのまま印加
され直送状態となる。 【0009】次に、操作回路の切換スイッチ8をオンす
ると、電磁接触器MC1の操作コイル9に電流が通電さ
れ、a接点4は閉路し、b接点5は開放状態となる。a
接点4が閉路することで、変圧器1は従来の降圧する単
巻変圧器として作用するため、負荷7には降圧された電
源電圧が供給され、いわゆる節電状態となる。また、操
作系に故障が発生した場合、電磁接触器MC1はa接点
が開放された状態、即ち変圧器1の節電用巻線2がa接
点4で開放され、直送用巻線3がb接点4で閉路状態と
なり、直送状態で本装置は停止する。尚、逆に分路巻線
2bにb接点を設け、直送用巻線にa接点を設けても良
く、その場合は操作系が故障した際、節電状態で停止す
ることになり、何れの形態においても本装置が連鎖して
故障することがない。 【0010】このように、操作回路の切換スイッチ8を
オン・オフするだけで、直送と降圧出力とを容易に切り
換えることができるし、1台の電磁接触器のみで切り換
えることが可能であり、回路全体を安価に構成すること
ができる。 【0011】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、1台の電磁接触器のみで、直送と降圧した状態
を切り換えることができ、また特別な操作回路が必要な
いので、回路全体を安価に構成することができる。ま
た、操作系が故障しても本装置まで連鎖的に故障するこ
とがない。
て電圧をタップにより切り換えて出力する電圧制御装置
に関し、詳しくは入力電圧を直送状態と降圧状態とに切
り換えて出力し節電動作する電圧制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】単巻変圧器を用いた従来のタップ切換式
の電圧制御装置を図3に示す。図示するように、単巻変
圧器11の入力側に電磁接触器MC2のa接点12で短
絡させる回路を設け、単巻変圧器11の分路巻線側には
回路から巻線を開放する電磁接触器MC3のa接点13
とを設け、電源6からの入力電圧をそのまま負荷7に出
力する直送と、降圧して出力する節電との切り換えを行
っていた。直送用の電磁接触器MC2と節電用の電磁接
触器MC3とは図4に示すように可逆動作となるように
操作回路を形成し制御していた。尚、図4において、1
4は切換スイッチ、RY1は2つの接点15a,15b
を動作させる操作回路であり、16,17はそれぞれ電
磁接触器MC2,MC3の操作コイルである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような可
逆動作をする電磁接触器を利用した切換回路では、直送
用と節電用にそれぞれ1個づつの電磁接触器が必要とな
るため、制御回路が複雑になり、コストが高いという問
題点を有していた。また、電磁接触器の操作系の電源に
故障が発生した場合、変圧器の励磁回路が開放状態とな
る場合が考えられ、そのような場合、変圧器が故障して
しまう。 【0004】そこで本発明は、タップ切り換えによる制
御回路を安価に構成すると共に、操作系電源に故障が発
生しても変圧器本体を故障させることがない電圧制御装
置を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明にかかる電圧制御装置は、入力電圧
を降圧して出力する単巻変圧器と、その単巻変圧器の鉄
心に巻回した直送用巻線とを有し、前記単巻変圧器の分
路巻線に分路巻線を回路から切り離す電磁接触器を設
け、更に前記直送用巻線にその両端を連結して直送用巻
線を短絡する電磁接触器を設け、前記2個の電磁接触器
がa接点とb接点とを有する1個の電磁接触器から成
り、一方がa接点を使用し、他方がb接点を使用したこ
とを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態の1例を、図面を基に説明する。図1は本発明に係
る電圧制御装置の回路図を示し、1は単巻変圧器であ
り、そのコイルである節電巻線2は直列巻線2aと分路
巻線2bとを有し、直列巻線2aは電源6に接続され、
分路巻線2bは電磁接触器MC1のa接点4を介して回
路即ち電源6及び負荷7の一端に接続されている。そし
て、3は単巻変圧器1の鉄心に巻回された直送用巻線
で、電磁接触器MC1のb接点5により短絡されるよう
に形成されている。 【0007】図2は電磁接触器MC1の操作回路を示
し、8は切り換えスイッチ、9は電磁接触器MC1の操
作コイルである。 【0008】回路動作を説明すると、まず操作回路の切
換スイッチ8がオフの場合、電磁接触器MC1の操作コ
イル9には電圧が印加されないので、a接点4は開放状
態となり、変圧器1の節電巻線2の回路は開放状態とな
る。同時に、b接点5は閉路状態となり、直送用巻線3
の回路が閉路される。そのため変圧器1は、同一鉄心に
巻回された直送用巻線3が閉路されているため、変圧器
としての作用をせず、負荷には電源電圧がそのまま印加
され直送状態となる。 【0009】次に、操作回路の切換スイッチ8をオンす
ると、電磁接触器MC1の操作コイル9に電流が通電さ
れ、a接点4は閉路し、b接点5は開放状態となる。a
接点4が閉路することで、変圧器1は従来の降圧する単
巻変圧器として作用するため、負荷7には降圧された電
源電圧が供給され、いわゆる節電状態となる。また、操
作系に故障が発生した場合、電磁接触器MC1はa接点
が開放された状態、即ち変圧器1の節電用巻線2がa接
点4で開放され、直送用巻線3がb接点4で閉路状態と
なり、直送状態で本装置は停止する。尚、逆に分路巻線
2bにb接点を設け、直送用巻線にa接点を設けても良
く、その場合は操作系が故障した際、節電状態で停止す
ることになり、何れの形態においても本装置が連鎖して
故障することがない。 【0010】このように、操作回路の切換スイッチ8を
オン・オフするだけで、直送と降圧出力とを容易に切り
換えることができるし、1台の電磁接触器のみで切り換
えることが可能であり、回路全体を安価に構成すること
ができる。 【0011】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、1台の電磁接触器のみで、直送と降圧した状態
を切り換えることができ、また特別な操作回路が必要な
いので、回路全体を安価に構成することができる。ま
た、操作系が故障しても本装置まで連鎖的に故障するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す電圧制御装置
の回路図である。 【図2】図1の電磁接触器を操作する操作回路図であ
る。 【図3】従来の電圧制御装置の回路図である。 【図4】図3の電磁接触器を制御する制御回路である。 【符号の説明】 1・・単巻変圧器、2・・節電巻線、2a・・直列巻
線、2b・・分路巻線、9・・操作コイル、MC1・・
電磁接触器。
の回路図である。 【図2】図1の電磁接触器を操作する操作回路図であ
る。 【図3】従来の電圧制御装置の回路図である。 【図4】図3の電磁接触器を制御する制御回路である。 【符号の説明】 1・・単巻変圧器、2・・節電巻線、2a・・直列巻
線、2b・・分路巻線、9・・操作コイル、MC1・・
電磁接触器。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G05F 1/24
H02H 7/055
H02M 5/12
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力電圧を降圧して出力する単巻変圧器
と、その単巻変圧器の鉄心に巻回した直送用巻線とを有
し、前記単巻変圧器の分路巻線に分路巻線を回路から切
り離す電磁接触器を設け、更に前記直送用巻線にその両
端を連結して直送用巻線を短絡する電磁接触器を設け、
前記2個の電磁接触器がa接点とb接点とを有する1個
の電磁接触器から成り、一方がa接点を使用し、他方が
b接点を使用したことを特徴とする電圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08651099A JP3497764B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08651099A JP3497764B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000284835A JP2000284835A (ja) | 2000-10-13 |
JP3497764B2 true JP3497764B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=13888990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08651099A Expired - Fee Related JP3497764B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3497764B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535763B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-09-01 | 株式会社キューキ | 交流電圧調整装置 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP08651099A patent/JP3497764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000284835A (ja) | 2000-10-13 |
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