JPH117328A - トランスタップ切換え方式電圧調整装置、および、無接点接触器 - Google Patents

トランスタップ切換え方式電圧調整装置、および、無接点接触器

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JPH117328A
JPH117328A JP15853897A JP15853897A JPH117328A JP H117328 A JPH117328 A JP H117328A JP 15853897 A JP15853897 A JP 15853897A JP 15853897 A JP15853897 A JP 15853897A JP H117328 A JPH117328 A JP H117328A
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thyristor
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phase
voltage
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Junzo Tanaka
順造 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らし、回路構成を簡素化させ、
安価なトランスタップ切換え方式電圧調整装置および無
接点接触器。 【解決手段】 トランス1の各タップに有接点式の第1
のスイッチ手段XA〜XCを接続し、このスイッチXA
〜XCに無接点式の第2のスイッチ手段60を共通化し
て接続し、互いのスイッチのオン、オフのタイミングを
調整する。また、3相分の逆並列接続された3端子サイ
リスタ21r〜21t,22r〜22tのゲート回路お
よび入力回路を共通化した1つの回路として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスタップ切
換え方式電圧調整装置および無接点接触器に関し、より
詳しくは、トランスの各タップに無接点接触器等の制御
スイッチング素子を接続し、1次電源電圧の変動に応じ
て、タップの切換えを制御スイッチング素子を用いて行
うことにより、2次側に現れる負荷電圧を安定化させる
トランスタップ切換え方式電圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、需要家に供給する電圧は、電
気事業法で定められた電圧(標準電圧が100であれ
ば、101±6V)に維持することが義務づけられてい
る。このため、入力電圧の変動に対応して、2次電圧を
安定化させる必要があり、その安定化を図る方策の1つ
としてタップ切換え方式がある。
【0003】この種のタップ切換え方式としては、特開
平8−335119号公報、特開平8−335120号
公報等に開示されたものがある。
【0004】図5は、この種の従来のトランスタップ切
換え方式の装置の1例を示す。1は、タップ(1番〜4
番)付のトランスである。2は、R,S,Tの3相分の
サイリスタ21r,22r;21s,22s;21t,
22tを有し、3相のスイッチ機能を有する無接点接触
器である。3は、1次側の入力電源電圧Viの変動を検
出する電圧検出回路である。4は、その検出された信号
に基づいて、無接点接触器2のR,S,T相を選択する
信号を出力するマイコン等を搭載した制御回路である。
5は、2次側の出力電圧Voが検出される端子に接続さ
れた負荷である。6は抵抗、7はスイッチである。
【0005】ここで、タップ切換えの動作原理について
説明する。
【0006】2次側の出力電圧Voは、トランス1のタ
ップの位置に応じて、
【0007】
【数1】 Vo=Vi−Vi×(n2 /n1x) … (1) ただし、 n1x:n11,n12,n13となる。
【0008】今、電圧検出回路3によって1次側の入力
電圧Viの変動が検出され、その検出値が小さく、定格
電圧(AC100v)に近い場合は、制御回路4は制御
信号を出力して、無接点接触器2(以下、SSCとい
う)のT相のサイリスタをスイッチングさせる。これに
より、トランス1のタップは、そのSSC2のT相と接
続されたタップ4番に切換えられる。このとき、1次、
2次巻線比(n2/n13)は小さいため、(1)式から
出力電圧Voもほぼ定格電圧となるように設定される。
【0009】そして、1次側の入力電圧Viが何らかの
要因で電圧変動(上昇)したとき、電圧検出回路3でそ
の上昇分を検出した後、制御回路4において信号処理を
行う。例えば、SSC2のR相に信号を入力し、そのR
相のサイリスタをスイッチングさせ、タップの2番へ切
換えを行う。これにより、トランス1の2次側巻線間に
電圧降下を増加させ、出力電圧Voを一定化させること
が可能となる。
【0010】なお、上記処理において、抵抗6、スイッ
チ7は、SSC2の各相R,S,Tの切換え時に、トラ
ンス1の1次側をオープンにしないように、切換え時の
みにスイッチ7を投入して抵抗6を接続する。
【0011】図6は、図5に示したSSC2の内部回路
の構成例を示す。
【0012】ここで、23r,24r;23s,24
s;23t,24tは、それぞれ、R,S,T相の入力
端子、25r,26r;25s,26s;25t,26
tは、それぞれR,S,T相の出力端子である。27
r、27s、27tは、それぞれ、整流回路28r、2
8s、28tと、電圧検出回路29r、29s、29t
とからなるR,S,T相の各入力回路である。30r、
30s、30tは、それぞれ、R,S,T相のフォトカ
プラである。31r、31s、31tは、それぞれ、
R,S,T相のゼロクロス回路である。32r、32
s、32tは、それぞれ、R,S,T相の点弧回路であ
る。33r,34r;33s,34s;33t,34t
は、それぞれ、R,S,T相の接触子である。35r、
35s、35tは、それぞれ、R,S,T相のサージア
ブソーバ回路である。36r、36s、36tは、それ
ぞれ、ゼロクロス回路31r、31s、31tと、点弧
回路32r、32s、32tとからなる駆動回路であ
る。
【0013】このSSC2の出力端子25rと26r、
25sと26s、25tと26t間には、各相R,S,
T毎に、逆並列接続された一対の逆阻止3端子のサイリ
スタ21r,22r;21s,22s;21t,22t
が接続されている。
【0014】サイリスタ21r,22r;21s,22
s;21t,22tの各ゲートは、接触子33r,34
r;33s,34s;33t,34tを介して、各相毎
のゲートの駆動回路36r、36s、36tと接続され
ている。また、ゼロクロス回路31r、31s、31t
は、入力回路27r、27s、27tと駆動回路36
r、36s、36tとを電気的に絶縁するフォトカプラ
30r、30s、30tと接続されている。
【0015】ここで、SSC2の動作について説明す
る。例えば、R相の入力端子23rと24rとの間から
入力電圧Viの信号が入力されると、入力回路27rに
より検出された電圧によって、フォトカプラ30rを介
して、ゼロクロス回路31rが駆動する。このゼロクロ
ス回路31rによって出力端子25rと26rとの間か
ら供給される電圧波形のゼロボルト付近を検出し、点弧
回路32rが作動する。これにより、逆並列に接続され
たR相のサイリスタ21r,22rのゲートに電流が流
れ、その一対のサイリスタ21r,22rが導通状態に
なる。
【0016】このようにしてSSC2のR相の出力端子
25rと26rとの間がサイリスタ21r,22rを介
して動作状態になると、その出力端子25rと26rと
接続されたトランス1のタップ2番に電圧(タップ1番
との間の巻数はn11)が発生し、(1)式に基づく出力
電圧Voが得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すよ
うに、従来のトランスタップ切換え方式の電圧調整装置
においては、各タップ毎(2番〜4番)に対応して、S
SC2内の各相(R,S,T)毎に2個のサイリスタ素
子21r,22r;21s,22s;21t,22tを
接続しているため、部品点数(素子数)が増加し、コス
ト高になるという問題が生じる。
【0018】また、図6のSSC2は、サイリスタ21
r,22r;21s,22s;21t,22tの駆動回
路36r、36s、36tとして点弧回路32r、32
s、32t、ゼロクロス回路31r、31s、31tを
用いた1例であるが、このような3相用に適用可能とす
るためには、出力端子25r,26r;25s,26
s;25t,26t間の各相R,S,Tの回路を独立さ
せ、電気的な絶縁を行う必要がある。このため、各サイ
リスタ21r,22r;21s,22s;21t,22
tの駆動回路も独立して構成することが不可欠となり、
部品点数が増加せざるを得なかった。
【0019】そこで、本発明の目的は、部品点数を減ら
すことにより、簡単な回路構成で、安価なトランスタッ
プ切換え方式電圧調整装置および無接点接触器を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスの1
次側に複数のトランスタップを有し、該1次側の入力電
圧の変動に応じて前記トランスタップを切換え、2次側
の負荷電圧を安定化させるトランスタップ切換え方式電
圧調整装置であって、前記各トランスタップに個別に接
続された、有接点式の複数個の第1のスイッチ手段と、
前記複数個の第1のスイッチ手段の各々と共通に接続さ
れた、無接点式の第2のスイッチ手段と、前記入力電圧
の電圧変動を検出する検出手段と、前記検出手段により
検出された信号に基づいて、前記複数個の第1のスイッ
チ手段のいずれかの選択の制御を行う第1の制御手段
と、前記検出手段により検出された信号に基づいて、該
検出された信号との間で時間協調をとって前記第2のス
イッチ手段の動作の制御を行う第2の制御手段とを具え
ることによって、トランスタップ切換え方式電圧調整装
置を構成する。
【0021】ここで、前記第1および第2の制御手段
は、前記有接点式の第1のスイッチ手段を、前記無接点
式の第2のスイッチ手段よりも、先入れかつ後切りの動
作タイミングとして制御することができる。
【0022】前記無接点式の第2のスイッチ手段とし
て、逆並列接続された逆阻止3端子のサイリスタを有す
るソリッドステートリレーを用い、該ソリッドステート
リレーのサイリスタのゲートを駆動することによって、
前記トランスタップの切換えを行うことができる。
【0023】前記ソリッドステートリレーの1相分のサ
イリスタのゲートを駆動することによって、前記トラン
スタップの切換えを行うことができる。
【0024】また、本発明は、無接点式のスイッチ機構
によって、出力段の開閉制御を行う無接点接触器であっ
て、前記出力段に3相分配置され、各相毎に逆並列接続
された逆阻止3端子のサイリスタと、各相の入力段に供
給される前記サイリスタの駆動信号に応じて動作を制御
される3相分の有接点リレーと、前記3相の各相のサイ
リスタに接続された前記3相分の有接点リレーの各接点
と、前記サイリスタおよび前記各接点からなる各相の回
路に共通して接続された2次側コイルと、前記サイリス
タの駆動信号が入力される各相の入力段に共通して接続
された1次側コイルとによって構成された1個のパルス
トランスと、前記駆動信号の入力に応じて、前記パルス
トランスの1次側コイルの駆動制御を行う制御手段とを
具え、前記各接点を介して前記サイリスタのゲートを駆
動させ、前記出力段の開閉制御を行うことによって、無
接点接触器を構成する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。
【0026】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図3
に基づいて説明する。なお、従来例の図5のトランスタ
ップ切換え方式電圧調整装置と同一部分についての説明
は省略し、同一符号を付す。
【0027】図1は、本発明に係るトランスタップ切換
え方式電圧調整装置の構成例を示す。トランス1の1次
側の各タップ(2番〜4番)には、有接点式の接続形態
をもつ第1のスイッチ手段としての電磁接触器(図示せ
ず)の各a接点(常開接点)XA,XB,XCがそれぞ
れ接続されている。
【0028】これら電磁接触器のa接点XA,XB,X
Cの一端には、無接点式の接続形態をもつ第2のスイッ
チ手段、すなわち無接点接触器としてのソリッドステー
トリレー60(以下、SSRという)が、共通して接続
されている。
【0029】図2は、SSR60の内部の回路構成例を
示す。本例の回路は、図6に示した無接点接触器である
SSC2の1相分の回路、例えばR相の回路を用いて構
成した場合の例である。その詳細な動作説明については
省略する。
【0030】21r,22rは、逆並列接続された一対
の逆阻止3端子のサイリスタである。32rは、点弧回
路である。31rは、ゼロクロス回路である。30r
は、フォトカプラであり、入力回路27r側と駆動回路
36r側との電気的な絶縁をとる。28rは、入力電圧
Viを整流する整流回路である。29rは、電圧検出回
路であり、フォトカプラ30rを作動させる。このよう
な回路構成において、SSR60の出力端子25rが、
図1に示した電磁接触器a接点XA,XB,XCの共通
端子と接続される。
【0031】ここで、図1の本装置の動作を、図3のタ
イミングチャートに基づいて説明する。
【0032】電磁接触器a接点XA,XB,XCは、制
御回路4からの切換信号SA,SB,SCに基づいて、
オン,オフが行われる。一方、SSR60は、制御回路
4から図2の入力端子23rと24rに入力される駆動
信号SDに基づいて、サイリスタ21r,22rがオ
ン,オフする。
【0033】制御回路4は、タイミング制御部4aを備
えている。このタイミング制御部4aは、入力電圧Vi
の電圧変動を検出する電圧検出回路3からの検出信号に
基づいて動作し、電磁接触器a接点XA,XB,XCを
切換えるための切換信号SA,SB,SCを出力するタ
イミング、および、SSR60のサイリスタ21r,2
2rの駆動制御を行うための駆動信号SDを出力するタ
イミングを制御する。
【0034】本例の場合、有接点式の電磁接触器a接点
XA,XB,XCのスイッチ動作を、無接点式のSSR
60のサイリスタ21r,22rのスイッチ動作より
も、先入れで後切りの動作タイミングとするように、切
換信号SA,SB,SCと、駆動信号SDとを出力する
タイミングを調整する。例えば、電圧変動を検出した検
出信号に基づいて、基準信号により切換信号SAを出力
させ、その後、基準信号から遅延したタイミングで駆動
信号SDを出力させる。
【0035】具体例を挙げて説明する。図3において、
スイッチを入れるときには、切換信号SAをオンにして
電磁接触器XAを先に入れた後、駆動信号SDをオンに
してサイリスタ21r,22rを駆動させる。また、ス
イッチを切るときには、駆動信号SDのオフによりサイ
リスタ21r,22rを先に切り、その後、切換信号S
Aをオフさせて電磁接触器a接点XAを切る。
【0036】このように動作タイミングを調整すること
によって、有接点による電流開閉がないため、アークの
発生がなく、これにより、有接点式のスイッチ(電磁接
触器a接点XA,XB,XC)の長寿命化を図ることが
できる。また、本装置のように、SSR60を用いて線
路を共通化することにより、サイリスタ素子数(サイリ
スタ21r,22r)を従来の構成(図5参照)に比べ
て大幅に削減することができ、低コストな装置を構築す
ることが可能となる。
【0037】なお、抵抗6を入れるスイッチ7は、トラ
ンス1の開放モードがないようするために、電磁接触器
a接点XA,XB,XCのオフ時、タップの切換え時に
投入するように調整する。
【0038】本例では、第1のスイッチとして電磁接触
器a接点XA,XB,XCを用いたがこれに限定される
ものではなく、有接点式のスイッチであればよい。ま
た、第2のスイッチとしてSSR60を用いたがこれに
限定されるものではなく、無接点式のスイッチであれば
よい。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
に基づいて説明する。なお、従来例の図6の無接点接触
器と同一部分についての説明は省略し、同一符号を付
す。
【0040】図4は、本発明に係る無接点接触器70
(以下、SSCという)の構成例を示す。21r〜21
t,22r〜22tは、逆並列接続された一対の逆阻止
3端子のサイリスタである。これらサイリスタ21r〜
21t,22r〜22tは、R,S,Tの各相毎に設け
られている。
【0041】各相R,S,Tには、パルストランス71
の2次側コイルに、リレー接点XR,XS,XTが設け
られている。これらリレー接点XR,XS,XTは、パ
ルストランス71の1次側に設けられたリレーRR,R
S,RTのそれぞれの動作に基づいて作動する。
【0042】パルストランス71の1次側の各相の信号
線には、R,S,Tの3相分のダイオード72が設けら
れている。これらダイオード72はワイヤードOR回路
の形態として、パルストランス71の1次側コイルと接
続されている。また、各相の信号線には、前記リレーR
R,RS,RTが接続されている。
【0043】さらに、各相の信号線には、ワイヤードO
R回路として接続されたダイオード51を介して、パル
ス発振器43が接続されている。このパルス発振器43
は、抵抗48を介して、トランジスタ44のベースに接
続されている。このトランジスタ44には、スナバ回路
45が設けられている。このようなパルス発振器43、
トランジスタ44等からなる回路は、パルストランス7
1の1次側コイルを駆動制御する制御回路75を構成し
ている。
【0044】本装置の動作について説明する。例えば、
パルストランス71の1次側回路の入力端子R相に制御
信号が入力されたとすると、リレーRRの動作に連動し
て2次側回路のリレー接点XRのスイッチが入る。ま
た、1次側回路のR相のダイオード72、および、ダイ
オード51をそれぞれ介して、パルストランス71の1
次側コイルに電流が流れ、2次側コイルに誘起電圧が発
生する。これにより、2次側回路のR相の一対のサイリ
スタ21r,22rのゲートにはリレー接点XRを介し
て電流が流れ、サイリスタ21r,22rがオン状態と
なり、回路が駆動する。
【0045】上述したように、サイリスタ21r〜21
t,22r〜22tの駆動回路の部分を共通化して構成
することにより、パルストランス71の1次側、2次側
コイルの構成を簡素化することができ、部品点数を削減
することができる。
【0046】また、このようなSSC70を用いて、前
述した第1の実施の形態のトランスタップ切換え方式電
圧調整装置(図1参照)を構成することも可能である。
例えば、SSC70の3相のうちR相のみを用いて構成
する。そのR相により構成する場合には、R相の出力端
子25rを図1のリレー接点XA,XB,XCの共通端
子に接続する。また、そのR相の入力端子23rには、
例えば前記従来例で説明した図5の電圧検出回路3や制
御回路4に相当するような回路を接続する。これによっ
て、図2の動作タイミングでスイッチング制御すること
により、タップ切換えの電圧調整を行うことが可能とな
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トランスの各タップに有接点式のスイッチを複数個接続
し、これら複数個のスイッチに共通して1個の無接点式
のスイッチを接続する構成としたので、開閉用のサイリ
スタ素子の個数を従来に比べて大幅に削減することがで
き、低コストなトランスタップ切換え方式の電圧調整装
置を提供できる。さらに、有接点式のスイッチと無接点
式のスイッチとのスイッチ投入のタイミングを調整する
ことにより、有接点による電流開閉をなくし、有接点の
長寿命化を図ることも可能となる。
【0048】また、本発明によれば、3相分の逆並列接
続された一対の3端子サイリスタのゲート回路および入
力回路を共通化した1つの回路として構成するようにし
たので、ゲート部および入力部に係る素子数を削減する
ことができ、低コストな無接点接触器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるトランスタッ
プ切換え方式の電圧調整装置の構成を示す回路図であ
る。
【図2】SSRの構成を示す回路図である。
【図3】有接点および無接点スイッチの動作順序を示す
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態である無接点接触器
の構成を示す回路図である。
【図5】従来のトランスタップ切換え方式の電圧調整装
置の構成例を示す回路図である。
【図6】従来の無接点接触器の構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 トランス 4 第1、第2の制御手段 21r〜21t サイリスタ 22r〜22t サイリスタ 60 第2のスイッチ手段 71 パルストランス 75 制御手段 XA,XB,XC 第1のスイッチ手段 XR,XS,XT 有接点リレー接点 RR,RS,RT 有接点リレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの1次側に複数のトランスタッ
    プを有し、該1次側の入力電圧の変動に応じて前記トラ
    ンスタップを切換え、2次側の負荷電圧を安定化させる
    トランスタップ切換え方式電圧調整装置であって、 前記各トランスタップに個別に接続された、有接点式の
    複数個の第1のスイッチ手段と、 前記複数個の第1のスイッチ手段の各々と共通に接続さ
    れた、無接点式の第2のスイッチ手段と、 前記入力電圧の電圧変動を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された信号に基づいて、前記複
    数個の第1のスイッチ手段のいずれかの選択の制御を行
    う第1の制御手段と、 前記検出手段により検出された信号に基づいて、該検出
    された信号との間で時間協調をとって前記第2のスイッ
    チ手段の動作の制御を行う第2の制御手段とを具えたこ
    とを特徴とするトランスタップ切換え方式電圧調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の制御手段は、 前記有接点式の第1のスイッチ手段を、前記無接点式の
    第2のスイッチ手段よりも、先入れかつ後切りの動作タ
    イミングとして制御することを特徴とする請求項1記載
    のトランスタップ切換え方式電圧調整装置。
  3. 【請求項3】 前記無接点式の第2のスイッチ手段とし
    て、逆並列接続された逆阻止3端子のサイリスタを有す
    るソリッドステートリレーを用い、 該ソリッドステートリレーのサイリスタのゲートを駆動
    することによって、前記トランスタップの切換えを行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のトランスタップ
    切換え方式電圧調整装置。
  4. 【請求項4】 前記ソリッドステートリレーの1相分の
    サイリスタのゲートを駆動することによって、前記トラ
    ンスタップの切換えを行うことを特徴とする請求項3記
    載のトランスタップ切換え方式電圧調整装置。
  5. 【請求項5】 無接点式のスイッチ機構によって、出力
    段の開閉制御を行う無接点接触器であって、 前記出力段に3相分配置され、各相毎に逆並列接続され
    た逆阻止3端子のサイリスタと、 各相の入力段に供給される前記サイリスタの駆動信号に
    応じて動作を制御される3相分の有接点リレーと、 前記3相の各相のサイリスタに接続された前記3相分の
    有接点リレーの各接点と、 前記サイリスタおよび前記各接点からなる各相の回路に
    共通して接続された2次側コイルと、前記サイリスタの
    駆動信号が入力される各相の入力段に共通して接続され
    た1次側コイルとによって構成された1個のパルストラ
    ンスと、 前記駆動信号の入力に応じて、前記パルストランスの1
    次側コイルの駆動制御を行う制御手段と、を具え、前記
    各接点を介して前記サイリスタのゲートを駆動させ、前
    記出力段の開閉制御を行うことを特徴とする無接点接触
    器。
JP15853897A 1997-06-16 1997-06-16 トランスタップ切換え方式電圧調整装置、および、無接点接触器 Pending JPH117328A (ja)

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