JPH08126325A - 整流装置 - Google Patents
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- JPH08126325A JPH08126325A JP26403794A JP26403794A JPH08126325A JP H08126325 A JPH08126325 A JP H08126325A JP 26403794 A JP26403794 A JP 26403794A JP 26403794 A JP26403794 A JP 26403794A JP H08126325 A JPH08126325 A JP H08126325A
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- Japan
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- input
- voltage
- rectifier circuit
- rectifier
- switch means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 力率を改善することができるとともに、出力
電圧を安定化させることができる整流装置の提供を目的
とする。 【構成】 入力電圧のゼロクロスの時点をゼロクロス検
出手段101が検出すると、ゼロクロス信号がRSフリ
ップフロップ103および104に出力される。この時
点でRSフリップフロップ103および104の出力Q
によりスイッチSW101およびSW102が閉じる。
コンデンサC101およびC102は入力電流bおよび
cによって充電される。コンデンサC102の端子間電
圧に比して速く上昇するコンデンサC101の端子間電
圧が所定電圧になると、電圧検出手段105がSW−O
FF信号eを出力してスイッチSW101は開状態にな
る。その後コンデンサC102の端子間電圧が所定電圧
になると、電圧検出手段106がSW−OFF信号fを
出力してスイッチSW102は開状態になる。
電圧を安定化させることができる整流装置の提供を目的
とする。 【構成】 入力電圧のゼロクロスの時点をゼロクロス検
出手段101が検出すると、ゼロクロス信号がRSフリ
ップフロップ103および104に出力される。この時
点でRSフリップフロップ103および104の出力Q
によりスイッチSW101およびSW102が閉じる。
コンデンサC101およびC102は入力電流bおよび
cによって充電される。コンデンサC102の端子間電
圧に比して速く上昇するコンデンサC101の端子間電
圧が所定電圧になると、電圧検出手段105がSW−O
FF信号eを出力してスイッチSW101は開状態にな
る。その後コンデンサC102の端子間電圧が所定電圧
になると、電圧検出手段106がSW−OFF信号fを
出力してスイッチSW102は開状態になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の電子機器に使
用する整流装置に関するものである。
用する整流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整流装置の入力電流低減方法とし
ては、整流回路と直列にチョークコイルを挿入して力率
を改善し入力電流を低減させるチョークインプット方式
の力率改善方法が用いられてきた。
ては、整流回路と直列にチョークコイルを挿入して力率
を改善し入力電流を低減させるチョークインプット方式
の力率改善方法が用いられてきた。
【0003】図5は、チョークインプット方法の従来の
整流装置の構成を示す回路図であり、11,12は入力
端子、21,22は出力端子、DM100は整流器スタ
ック、L101はチョークコイル、D101は整流素
子、C101はコンデンサをそれぞれ示している。また
図6(a)は入力電圧波形、図6(b)は入力電流波形
を示した波形図である。
整流装置の構成を示す回路図であり、11,12は入力
端子、21,22は出力端子、DM100は整流器スタ
ック、L101はチョークコイル、D101は整流素
子、C101はコンデンサをそれぞれ示している。また
図6(a)は入力電圧波形、図6(b)は入力電流波形
を示した波形図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例に
おいては、挿入されたチョークコイルにより入力電流の
導通角は広がるが、電流が遅れ位相となるために力率改
善効果には限界があった。すなわち、チョークインプッ
ト方式による力率改善効果としては、コンデンサインプ
ット方式の力率0.5前後を、力率0.7〜0.8程度
までしか改善することができなかった。また力率を良く
するためには、かなり大きなインダクタンスが必要とな
りロードレギュレーションが悪化し、さらに軽負荷時に
出力電圧が全負荷時に比して大幅に上昇してしまうと言
う問題があった。
おいては、挿入されたチョークコイルにより入力電流の
導通角は広がるが、電流が遅れ位相となるために力率改
善効果には限界があった。すなわち、チョークインプッ
ト方式による力率改善効果としては、コンデンサインプ
ット方式の力率0.5前後を、力率0.7〜0.8程度
までしか改善することができなかった。また力率を良く
するためには、かなり大きなインダクタンスが必要とな
りロードレギュレーションが悪化し、さらに軽負荷時に
出力電圧が全負荷時に比して大幅に上昇してしまうと言
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、従来の整流装置に比して
力率を改善することができるとともに、出力電圧を安定
化することができる整流装置を提供することにある。
力率を改善することができるとともに、出力電圧を安定
化することができる整流装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の第1の手段は、入力電流の導通を制御する
第1のスイッチ手段を有するコンデンサインプット方式
の第1の整流回路であって、前記第1のスイッチ手段
を、入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記第
1の整流回路の出力電圧が所定電圧になった時点でオフ
させる第1の位相制御手段を有する第1の整流回路と、
入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段を有する
チョークインプット方式の第2の整流回路であって、前
記第2のスイッチ手段を前記入力電圧がゼロクロスする
時点でオンさせ、前記第2の整流回路の出力電圧が前記
所定電圧になった時点でオフさせる第2の位相制御手段
を有する第2の整流回路とを具備し、前記第1および第
2の整流回路の入力端を並列接続し、出力端を整流素子
を介して並列接続したことを特徴とする。
めの本発明の第1の手段は、入力電流の導通を制御する
第1のスイッチ手段を有するコンデンサインプット方式
の第1の整流回路であって、前記第1のスイッチ手段
を、入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記第
1の整流回路の出力電圧が所定電圧になった時点でオフ
させる第1の位相制御手段を有する第1の整流回路と、
入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段を有する
チョークインプット方式の第2の整流回路であって、前
記第2のスイッチ手段を前記入力電圧がゼロクロスする
時点でオンさせ、前記第2の整流回路の出力電圧が前記
所定電圧になった時点でオフさせる第2の位相制御手段
を有する第2の整流回路とを具備し、前記第1および第
2の整流回路の入力端を並列接続し、出力端を整流素子
を介して並列接続したことを特徴とする。
【0007】以上の目的を達成するための本発明の第2
の手段は、入力電流の導通を制御する第1のスイッチ手
段と第1のチョークコイルとを有するチョークインプッ
ト方式の第1の整流回路であって、前記第1のスイッチ
手段を、入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前
記第1の整流回路の出力電圧が所定電圧になった時点で
オフさせる第1の位相制御手段を有する第1の整流回路
と、入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段と前
記第1のチョークコイルとは異なるインダクタンス値の
第2のチョークコイルとを有するチョークインプット方
式の第2の整流回路であって、前記第2のスイッチ手段
を前記入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記
第2の整流回路の出力電圧が前記所定電圧になった時点
でオフさせる第2の位相制御手段を有する第2の整流回
路とを具備し、前記第1および第2の整流回路の入力端
を並列接続し、出力端を整流素子を介して並列接続した
ことを特徴とする。
の手段は、入力電流の導通を制御する第1のスイッチ手
段と第1のチョークコイルとを有するチョークインプッ
ト方式の第1の整流回路であって、前記第1のスイッチ
手段を、入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前
記第1の整流回路の出力電圧が所定電圧になった時点で
オフさせる第1の位相制御手段を有する第1の整流回路
と、入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段と前
記第1のチョークコイルとは異なるインダクタンス値の
第2のチョークコイルとを有するチョークインプット方
式の第2の整流回路であって、前記第2のスイッチ手段
を前記入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記
第2の整流回路の出力電圧が前記所定電圧になった時点
でオフさせる第2の位相制御手段を有する第2の整流回
路とを具備し、前記第1および第2の整流回路の入力端
を並列接続し、出力端を整流素子を介して並列接続した
ことを特徴とする。
【0008】以上の目的を達成するための本発明の第3
の手段は、入力電流の導通を制御する第1のスイッチ手
段を有するコンデンサインプット方式の第1の整流回路
であって、前記第1のスイッチ手段を、入力電圧がゼロ
クロスする時点でオンさせ、前記第1の整流回路の出力
電圧が所定電圧になった時点でオフさせる第1の位相制
御手段を有する第1の整流回路を具備し、入力電流の導
通を制御する第2のスイッチ手段とチョークコイルとを
有するチョークインプット方式の第2の整流回路であっ
て、前記第2のスイッチ手段を前記入力電圧がゼロクロ
スする時点でオンさせ、前記第2の整流回路の出力電圧
が前記所定電圧になった時点でオフさせる第2の位相制
御手段を有する第2の整流回路を複数個具備し、前記第
1の整流回路と複数個の前記第2の整流回路との入力端
を並列接続し、出力端を整流素子を介して並列接続し、
前記複数個の第2の整流回路のチョークコイルのインダ
クタンス値をそれぞれ異なった値に選んだことを特徴と
する。
の手段は、入力電流の導通を制御する第1のスイッチ手
段を有するコンデンサインプット方式の第1の整流回路
であって、前記第1のスイッチ手段を、入力電圧がゼロ
クロスする時点でオンさせ、前記第1の整流回路の出力
電圧が所定電圧になった時点でオフさせる第1の位相制
御手段を有する第1の整流回路を具備し、入力電流の導
通を制御する第2のスイッチ手段とチョークコイルとを
有するチョークインプット方式の第2の整流回路であっ
て、前記第2のスイッチ手段を前記入力電圧がゼロクロ
スする時点でオンさせ、前記第2の整流回路の出力電圧
が前記所定電圧になった時点でオフさせる第2の位相制
御手段を有する第2の整流回路を複数個具備し、前記第
1の整流回路と複数個の前記第2の整流回路との入力端
を並列接続し、出力端を整流素子を介して並列接続し、
前記複数個の第2の整流回路のチョークコイルのインダ
クタンス値をそれぞれ異なった値に選んだことを特徴と
する。
【0009】
【作用】以上の手段によれば、入力電流の位相が異なる
複数の整流回路を、その整流回路の出力電圧に基づいて
位相制御手段がスイッチング制御するので、入力電流が
合成されて導通角が広がり力率が向上するとともに、出
力電圧が安定する。
複数の整流回路を、その整流回路の出力電圧に基づいて
位相制御手段がスイッチング制御するので、入力電流が
合成されて導通角が広がり力率が向上するとともに、出
力電圧が安定する。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0011】(実施例1)図1は本発明の第1実施例の
構成を示した回路図である。
構成を示した回路図である。
【0012】図1において、11,12は入力端子であ
り商用交流電源が接続される。入力端子11,12に
は、整流器スタックDM101,DM102およびDM
103の交流端子が接続されるとともに、ゼロクロス検
出手段101が接続されている。
り商用交流電源が接続される。入力端子11,12に
は、整流器スタックDM101,DM102およびDM
103の交流端子が接続されるとともに、ゼロクロス検
出手段101が接続されている。
【0013】整流器スタックDM101の直流出力端子
は、スイッチSW101を介してコンデンサC101に
接続されている。
は、スイッチSW101を介してコンデンサC101に
接続されている。
【0014】整流器スタックDM102の直流出力の端
子は、スイッチ回路SW102を介してチョークコイル
L102に接続されている。ダイオードD102は転流
回路を構成している。
子は、スイッチ回路SW102を介してチョークコイル
L102に接続されている。ダイオードD102は転流
回路を構成している。
【0015】整流器スタックDM103の直流出力端子
は、出力端子22に接続されるとともに共通端子となっ
ている。
は、出力端子22に接続されるとともに共通端子となっ
ている。
【0016】コンデンサC101で平滑された電圧は、
整流素子D101を介して出力端子21に出力される。
また、チョークコイルL101、コンデンサC101で
平滑された電圧は、整流素子D103を介して出力端子
21に出力される。
整流素子D101を介して出力端子21に出力される。
また、チョークコイルL101、コンデンサC101で
平滑された電圧は、整流素子D103を介して出力端子
21に出力される。
【0017】ゼロクロス検出手段101の出力であるゼ
ロクロス信号dは、RSフリップフロップ103および
104のセット端子Sに入力する。
ロクロス信号dは、RSフリップフロップ103および
104のセット端子Sに入力する。
【0018】電圧検出手段105は、コンパレータ10
5Aと分圧抵抗回路から構成され、基準電圧源102の
出力電圧とコンデンサC101の端子電圧とをコンパレ
ータ105Aで比較して、スイッチSW101をオフす
るためのSW−OFF信号eを発生する。SW−OFF
信号eは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。
5Aと分圧抵抗回路から構成され、基準電圧源102の
出力電圧とコンデンサC101の端子電圧とをコンパレ
ータ105Aで比較して、スイッチSW101をオフす
るためのSW−OFF信号eを発生する。SW−OFF
信号eは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。
【0019】電圧検出手段106は、コンパレータ10
6Aと分圧抵抗回路から構成され、基準電圧源102の
出力電圧とコンデンサC102の端子電圧とをコンパレ
ータ106Aで比較して、スイッチSW102をオフす
るためのSW−OFF信号fを発生する。SW−OFF
信号fは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。
6Aと分圧抵抗回路から構成され、基準電圧源102の
出力電圧とコンデンサC102の端子電圧とをコンパレ
ータ106Aで比較して、スイッチSW102をオフす
るためのSW−OFF信号fを発生する。SW−OFF
信号fは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。
【0020】RSフリップフロップ103は、セット端
子Sおよびリセット端子Rに入力される信号に応じて、
出力Qに接続されたスイッチSW101をオン/オフ制
御する。
子Sおよびリセット端子Rに入力される信号に応じて、
出力Qに接続されたスイッチSW101をオン/オフ制
御する。
【0021】RSフリップフロップ104は、セット端
子Sおよびリセット端子Rに入力される信号に応じて、
出力Qに接続されたスイッチSW102をオン/オフ制
御する。
子Sおよびリセット端子Rに入力される信号に応じて、
出力Qに接続されたスイッチSW102をオン/オフ制
御する。
【0022】スイッチSW101,SW102には水銀
リレー等の機械式接点やFET,トランジスタ等の自己
消己型スイッチング素子を用いる。
リレー等の機械式接点やFET,トランジスタ等の自己
消己型スイッチング素子を用いる。
【0023】次に図1に示した本実施例の動作について
説明する。図2は図1に示した各部a〜gの波形を示す
波形図であり、(a)は入力電圧、(b)はコンデンサ
インプット方式の第1の整流回路の入力電流、(c)は
チョークインプット方式の第2の整流回路の入力電流、
(d)はゼロクロス出力、(e)は第1の整流回路の電
圧検出出力、(f)は第2の整流回路の電圧検出出力、
(g)は第1の整流回路の入力電流と第2の整流回路の
入力電流が合成された本装置の入力電流をそれぞれ示し
たものである。
説明する。図2は図1に示した各部a〜gの波形を示す
波形図であり、(a)は入力電圧、(b)はコンデンサ
インプット方式の第1の整流回路の入力電流、(c)は
チョークインプット方式の第2の整流回路の入力電流、
(d)はゼロクロス出力、(e)は第1の整流回路の電
圧検出出力、(f)は第2の整流回路の電圧検出出力、
(g)は第1の整流回路の入力電流と第2の整流回路の
入力電流が合成された本装置の入力電流をそれぞれ示し
たものである。
【0024】入力端子11,12に商用交流電源を接続
すると、ゼロクロス検出手段101は、ゼロクロス信号
dを発生させてRSフリップフロップ103および10
4に出力する。
すると、ゼロクロス検出手段101は、ゼロクロス信号
dを発生させてRSフリップフロップ103および10
4に出力する。
【0025】RSフリップフロップ103は、ゼロクロ
ス信号dがセット端子Sに入力されると、出力QがON
してスイッチSW101をオンさせる。
ス信号dがセット端子Sに入力されると、出力QがON
してスイッチSW101をオンさせる。
【0026】スイッチSW101がオンすると、コンデ
ンサC101が充電される。このコンデンサC101の
端子電圧は、コンパレータ105Aにより、基準電圧1
02と常時比較され、コンデンサC101の端子電圧が
あらかじめ設定された電圧以上になると、電圧検出手段
105はSW−OFF信号eを発生する。SW−OFF
信号eは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。RSフリップフロップ103は、リセッ
ト端子Rへの信号入力により出力Qに接続されたスイッ
チSW101をオフさせる。
ンサC101が充電される。このコンデンサC101の
端子電圧は、コンパレータ105Aにより、基準電圧1
02と常時比較され、コンデンサC101の端子電圧が
あらかじめ設定された電圧以上になると、電圧検出手段
105はSW−OFF信号eを発生する。SW−OFF
信号eは、RSフリップフロップ103のリセット端子
Rに入力する。RSフリップフロップ103は、リセッ
ト端子Rへの信号入力により出力Qに接続されたスイッ
チSW101をオフさせる。
【0027】RSフリップフロップ104は、ゼロクロ
ス信号dがセット端子Sに入力すると、出力QがONし
てスイッチSW102をオンさせる。
ス信号dがセット端子Sに入力すると、出力QがONし
てスイッチSW102をオンさせる。
【0028】スイッチSW102がオンすると、コンデ
ンサC102が充電される。コンデンサC102の端子
電圧は、コンパレータ106Aにより、基準電圧102
と常時比較され、コンデンサC102の端子電圧があら
かじめ設定された電圧以上になると、電圧検出手段10
6はSW−OFF信号fを発生する。SW−OFF信号
fは、RSフリップフロップ104のリセット端子Rに
入力する。
ンサC102が充電される。コンデンサC102の端子
電圧は、コンパレータ106Aにより、基準電圧102
と常時比較され、コンデンサC102の端子電圧があら
かじめ設定された電圧以上になると、電圧検出手段10
6はSW−OFF信号fを発生する。SW−OFF信号
fは、RSフリップフロップ104のリセット端子Rに
入力する。
【0029】RSフリップフロップ104は、リセット
端子Rへの信号入力により、出力Qに接続されたスイッ
チSW102をオフさせる。
端子Rへの信号入力により、出力Qに接続されたスイッ
チSW102をオフさせる。
【0030】以上のように制御される各々の整流回路
は、逆流阻止用の整流素子を介して並列に接続され、そ
れぞれの出力は出力端子11,12から不図示の負荷に
供給される。
は、逆流阻止用の整流素子を介して並列に接続され、そ
れぞれの出力は出力端子11,12から不図示の負荷に
供給される。
【0031】以上のように、入力電流位相の違う整流回
路を並列接続し、その各整流回路を位相制御部により電
圧制御することにより、互いの電力を略等しく均衡させ
て並列動作させることが可能となり、力率を大幅に改善
することができる。
路を並列接続し、その各整流回路を位相制御部により電
圧制御することにより、互いの電力を略等しく均衡させ
て並列動作させることが可能となり、力率を大幅に改善
することができる。
【0032】通常、チョークインプット方式では、0.
8程度までしか力率改善ができなかったが、本実施例に
よれば0.85〜0.9程度まで力率を改善することが
できる。
8程度までしか力率改善ができなかったが、本実施例に
よれば0.85〜0.9程度まで力率を改善することが
できる。
【0033】(実施例2)図3は本発明の第2実施例の
構成を示した回路図である。図3において図1と同一符
号のものは同一のものを示しており、また、L110は
チョークコイルであり、そのインダクタンスはチョーク
コイルL102と異なる値に選ばれている。D110は
転流用のダイオードである。このように本実施例が第1
実施例と異なる点は、第1の整流回路もチョークインプ
ット方式としたことである。
構成を示した回路図である。図3において図1と同一符
号のものは同一のものを示しており、また、L110は
チョークコイルであり、そのインダクタンスはチョーク
コイルL102と異なる値に選ばれている。D110は
転流用のダイオードである。このように本実施例が第1
実施例と異なる点は、第1の整流回路もチョークインプ
ット方式としたことである。
【0034】本実施例においても、各チョークコイルの
インダクタンス値を変えて各整流回路の入力電流の位相
をずらすことにより、第1実施例と同様の効果が期待で
きる。
インダクタンス値を変えて各整流回路の入力電流の位相
をずらすことにより、第1実施例と同様の効果が期待で
きる。
【0035】(実施例3)図4は本発明の第3実施例の
構成を示した回路図である。図3において図1と同一符
号のものは同一のものを示している。ここで第2の整流
回路から第nの整流回路は、それぞれのチョークコイル
のインダクタンス値が異なるだけでその他の構成は同一
であるチョークインプット方式の整流回路である。この
ように、本実施例では、第1の整流回路のみをコンデン
サインプット方式として、第2〜第nの整流回路をチョ
ークインプット方式としてある。
構成を示した回路図である。図3において図1と同一符
号のものは同一のものを示している。ここで第2の整流
回路から第nの整流回路は、それぞれのチョークコイル
のインダクタンス値が異なるだけでその他の構成は同一
であるチョークインプット方式の整流回路である。この
ように、本実施例では、第1の整流回路のみをコンデン
サインプット方式として、第2〜第nの整流回路をチョ
ークインプット方式としてある。
【0036】本実施例のように、整流回路を多回路と
し、各回路の位相をずらすことにより、第1の実施例よ
り更に高い効果を得ることができる。
し、各回路の位相をずらすことにより、第1の実施例よ
り更に高い効果を得ることができる。
【0037】なお、本実施例においては、第1の整流回
路を含めて全ての整流回路をチョークインプット方式と
しても良い。
路を含めて全ての整流回路をチョークインプット方式と
しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チョークインプット方式の整流回路を含む複数の整流回
路の電力分担を均衡させることにより、効果的な力率改
善効果を期待することができるとともに、出力電圧を概
安定化することができる。
チョークインプット方式の整流回路を含む複数の整流回
路の電力分担を均衡させることにより、効果的な力率改
善効果を期待することができるとともに、出力電圧を概
安定化することができる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図2】図1に示した回路の各部の波形を示す波形図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図4】本発明の第3実施例の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図5】従来の整流装置の構成を示す回路図である。
【図6】図5に示した回路の各部の波形を示す波形図で
ある。
ある。
11,12 入力端子 21,22 出力端子 101 ゼロクロス検出手段 102 基準電圧源 103 RSフリップフロップ 104 RSフリップフロップ 105 電圧検出手段 106 電圧検出手段 C101 コンデンサ C102 コンデンサ D101 整流素子 D102 整流素子 D103 整流素子 DM101 整流器スタック DM102 整流器スタック DM103 整流器スタック L102 チョークコイル L111 チョークコイル SW101 スイッチ SW102 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 入力電流の導通を制御する第1のスイッ
チ手段を有するコンデンサインプット方式の第1の整流
回路であって、前記第1のスイッチ手段を、入力電圧が
ゼロクロスする時点でオンさせ、前記第1の整流回路の
出力電圧が所定電圧になった時点でオフさせる第1の位
相制御手段を有する第1の整流回路と、 入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段を有する
チョークインプット方式の第2の整流回路であって、前
記第2のスイッチ手段を前記入力電圧がゼロクロスする
時点でオンさせ、前記第2の整流回路の出力電圧が前記
所定電圧になった時点でオフさせる第2の位相制御手段
を有する第2の整流回路とを具備し、 前記第1および第2の整流回路の入力端を並列接続し、
出力端を整流素子を介して並列接続したことを特徴とす
る整流装置。 - 【請求項2】 入力電流の導通を制御する第1のスイッ
チ手段と第1のチョークコイルとを有するチョークイン
プット方式の第1の整流回路であって、前記第1のスイ
ッチ手段を、入力電圧がゼロクロスする時点でオンさ
せ、前記第1の整流回路の出力電圧が所定電圧になった
時点でオフさせる第1の位相制御手段を有する第1の整
流回路と、 入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段と前記第
1のチョークコイルとは異なるインダクタンス値の第2
のチョークコイルとを有するチョークインプット方式の
第2の整流回路であって、前記第2のスイッチ手段を前
記入力電圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記第2
の整流回路の出力電圧が前記所定電圧になった時点でオ
フさせる第2の位相制御手段を有する第2の整流回路と
を具備し、 前記第1および第2の整流回路の入力端を並列接続し、
出力端を整流素子を介して並列接続したことを特徴とす
る整流装置。 - 【請求項3】 入力電流の導通を制御する第1のスイッ
チ手段を有するコンデンサインプット方式の第1の整流
回路であって、前記第1のスイッチ手段を、入力電圧が
ゼロクロスする時点でオンさせ、前記第1の整流回路の
出力電圧が所定電圧になった時点でオフさせる第1の位
相制御手段を有する第1の整流回路を具備し、 入力電流の導通を制御する第2のスイッチ手段とチョー
クコイルとを有するチョークインプット方式の第2の整
流回路であって、前記第2のスイッチ手段を前記入力電
圧がゼロクロスする時点でオンさせ、前記第2の整流回
路の出力電圧が前記所定電圧になった時点でオフさせる
第2の位相制御手段を有する第2の整流回路を複数個具
備し、 前記第1の整流回路と複数個の前記第2の整流回路との
入力端を並列接続し、出力端を整流素子を介して並列接
続し、前記複数個の第2の整流回路のチョークコイルの
インダクタンス値をそれぞれ異なった値に選んだことを
特徴とする整流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26403794A JPH08126325A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26403794A JPH08126325A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整流装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126325A true JPH08126325A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17397678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26403794A Pending JPH08126325A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08126325A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104868763A (zh) * | 2014-02-26 | 2015-08-26 | 夏普株式会社 | 交直流转换装置和具有该交直流转换装置的电气设备 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP26403794A patent/JPH08126325A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104868763A (zh) * | 2014-02-26 | 2015-08-26 | 夏普株式会社 | 交直流转换装置和具有该交直流转换装置的电气设备 |
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