JPH05250808A - 音声録音システム - Google Patents

音声録音システム

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JPH05250808A
JPH05250808A JP4650392A JP4650392A JPH05250808A JP H05250808 A JPH05250808 A JP H05250808A JP 4650392 A JP4650392 A JP 4650392A JP 4650392 A JP4650392 A JP 4650392A JP H05250808 A JPH05250808 A JP H05250808A
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JP
Japan
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memory
recording
phrase
area
address
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JP4650392A
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Inventor
Fumiko Obe
文子 大部
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接続メモリに空きがある限り、録音可能なフレ
ーズ数を増加して録音を行うことにある。 【構成】テーブル領域拡張回路3はメモリ制御回路4を
介してメモリ5のアドレステーブルを読み出し、これか
ら録音を行おうとしているフレーズのためのテーブル拡
張の必要性および可能性を判断することにより、アドレ
ステーブルの拡張を行う。また、録音処理回路2はテー
ブル拡張されたアドレステーブルを参照してA/D変換
器1から入力される音声を符号化し、メモリ制御回路4
を介してメモリ5へ蓄積することにより、録音処理を実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声データを管理するア
ドレス情報とディジタル符号化された音声データとをメ
モリに蓄積することにより音声の録音を行う音声録音シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IC技術の発達にともない、テー
プレコーダに代わるものとしてICによる音声録音シス
テムが開発されている。この音声録音システムは、音声
帯域のアナログ信号をディジタル信号に変換してディジ
タル符号化しとものを音声データとしてメモリに蓄える
ものである。このような音声録音システムは、留守番電
話をはじめとして広い分野で利用されている。
【0003】かかる従来の音声録音システムは、予め各
フレーズに固定長のメモリ領域を割り当て、音声データ
を割り当てられた領域内だけに書き込む固定長録音処
理、あるいは符号化処理後の録音データ量に応じたメモ
リ領域をフレーズに割り当てる可変長録音処理を行って
いる。これらの音声録音システムによって音声データの
録音を行うと、固定長録音処理は録音データのメモリを
占有する領域がフレーズに割り当てられた領域より小さ
い場合に未録音領域を生じ、また可変長録音処理はフレ
ーズの大きさに制限がないので録音可能フレーズ数を特
定できない。
【0004】そこで、上述した従来の音声録音システム
の欠点を改良するための音声録音システムは、記憶回路
に音声データと少なくとも2つ以上の録音フレーズのア
ドレステーブルを格納し、録音処理を行うフレーズ数と
記憶回路の容量に応じて予め各フレーズに録音領域の割
り当てを行うシステムもある。録音処理を行う場合に
は、録音を行うフレーズの直前のフレーズの未録音領域
と前記録音を行うフレーズの録音可能領域を合わせて録
音可能領域とする。その音声録音システムによれば、録
音処理実行フレーズのひとつ前のフレーズの未録音領域
から録音を開始することでメモリ上に未録音領域を残さ
ずメモリ空間を有効利用し且つ各フレーズに対する録音
最大アドレスを設定できる。しかし、この音声録音シス
テムは、予め割り当てられた最終フレーズの録音の際に
未録音領域が生じた場合、その未録音領域の使用ができ
ない。
【0005】これを解決するために、初期化処理でアド
レステーブル領域内のスタートアドレスとストップアド
レスの数n(nは整数)を録音領域のフレーズ数m(m
は整数)より大きくすること、更に録音処理実行フレー
ズのひとつ前のフレーズの未録音領域から録音を開始す
ることにより、最終的にメモリ上に未録音領域を残さず
メモリ空間を有効利用するシステムもある。
【0006】図7はかかる従来の一例を説明するための
音声録音システムの構成図である。図7に示すように、
従来の音声録音システムはアナログ信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器1と、この変換されたディジ
タル信号を記録するため録音処理回路2と、この処理回
路2の出力により記録装置を制御するメモリ制御回路4
と、記録装置としてのメモリ5とを有している。
【0007】図8は図7に示す録音処理回路の録音処理
フロー図である。図8に示すように、かかる録音処理回
路はメモリ読み出し処理S1を行った後、2つの判定処
理S2およびS8を行う。この2つの判定処理S2,S
8の結果でOKであれば、メモリ書込み処理S12を行
う。もし、2つの判定処理S2,S8の結果でOKでな
ければ、符号化処理S9,メモリ書込み処理S10を行
い、更新処理S11を行って、再び判定処理S2,S8
を行う。
【0008】すなわち、音声録音システムによる録音処
理について、メモリ読み出し処理S1は録音実行アドレ
スの初期値および録音開始アドレスとして録音フレーズ
の1つ前のフレーズのストップアドレスを、また録音終
了アドレスとして録音フレーズの1つ後のフレーズのス
タートアドレスをメモリ制御回路4を介してメモリ5か
ら読み出す。次に、判定処理S2は録音実行アドレスと
録音終了アドレスの一致を判定する。また、判定処理S
8は外部からの録音終了の指示の入力を判定する。符号
化処理S9はA/D変換器1でディジタル化された音声
信号をサンプリング周期毎に符号化し、音声データを出
力する。次に、メモリ書き込み処理S10は録音実行ア
ドレスおよび符号化処理S9の出力した音声データをメ
モリ制御回路4へ出力し、音声データをメモリ5に書き
込む。一方、更新処理S11は録音実行アドレスをイン
クリメントする。以下、判定処理S2から更新処理S1
1の一連の処理を判定処理S2,S8のどちらか一方の
条件に合うまで繰り返す。判定処理S2あるいは判定処
理S8の条件が成立した場合は、メモリ書き込み処理S
12へジャンプする。このメモリ書き込み処理S12は
メモリ読み出し処理S1で読み出した録音開始アドレス
を録音フレーズのスタートアドレスに、また録音実行ア
ドレスをストップアドレスにしてメモリ制御回路4を介
しメモリ5のアドレステーブル領域に書き込む。
【0009】図9は図7に示すメモリの初期分割フレー
ズ数mを8、アドレステーブル領域のフレーズ数nを1
0としたときの初期化後のメモリマップを表わす図であ
る。図9に示すように、このメモリ5におけるメモリマ
ップはアドレステーブル9および録音領域6を割り付け
ており、ここでは音声録音システムの動作を録音領域の
初期分割フレーズ数を8、アドレステーブル領域のフレ
ーズ数を10として説明する。まず、初期化処理につい
て、メモリ5の全体をアドレステーブル領域9と録音領
域6とに分割する。その際、10フレーズ分のスタート
アドレス及びストップアドレスの領域を確保するよう
に、アドレステーブル領域9を割り当てる。次に、初期
化処理として、残りのメモリ領域を録音領域6として8
等分した後、アドレステーブル領域9のフレーズ0から
フレーズ7のスタートアドレス及びストップアドレスに
各フレーズの録音領域の先頭アドレスを書き込むことに
より、録音領域8をフレーズに等分に割り当てる。最後
に、フレーズ8とフレーズ9のスタートアドレス及びス
トップアドレスにメモリ5の最大アドレスを書き込む。
【0010】図10(a),(b)はそれぞれ図7にお
ける録音処理を実行することによるメモリマップの状態
変化を示す図である。ここで、図10(a)はフレーズ
7まで録音が終了している場合を表わす、図10(b)
はさらにフレーズ8およびフレーズ9に録音を行った場
合を表わしている。図10(a),(b)において、1
5はフレーズ0の録音領域、16はフレーズ7の録音領
域、17は未録音領域を示し、同様に18はフレーズ8
の録音領域、19はフレーズ9の録音領域、20は未録
音領域をそれぞれ示している。
【0011】以下、図10(a),(b)を用いて、上
述した録音処理を行う場合のメモリマップの動きを説明
する。但し、フレーズ0から7までの録音が終了し、未
録音領域17が残ったとする。また、前述したように、
図10(a)はフレーズ7の録音実行後のメモリマップ
であり、図10(b)はさらにフレーズ8およびフレー
ズ9の録音実行後のメモリマップである。フレーズ0の
録音領域15にはフレーズ0に録音した音声データが蓄
積され、同様にフレーズ7の録音領域16にはフレーズ
7に録音した音声データが蓄積されている。また、未録
音領域17はフレーズ7までの録音処理で使用されなか
った領域である。かかる音声録音システムの録音処理で
は、録音開始時に未録音領域17をフレーズ8の録音可
能領域としてフレーズ8の録音を行う。図8の判定処理
S8により録音を終了した場合、つまり外部からの指示
で録音を中断した場合には、フレーズ8の録音領域18
と未録音領域20が作られる。
【0012】しかるに、図8で前述した判定処理S2に
より録音を終了した場合、つまり音声データの量が録音
領域よりも大きい場合には、全メモリの最大アドレスま
で録音処理が行われ、未録音領域は作られない。また、
フレーズ8の録音処理が終了した後に未録音領域ができ
た場合、その未録音領域は更にフレーズ9の録音領域と
して使用できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声録
音システムは、録音フレーズがテーブル領域のフレーズ
数nまで録音を終了してもなお未録音領域が残ている場
合(従来の技術ではフレーズ9の録音を終えた場合)
に、未録音領域20の録音が不可能になるという欠点が
ある。
【0014】本発明の目的は、かかる未録音領域を無く
すようにし、全メモリ領域に対しての録音を可能にする
音声録音システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の音声録音システ
ムは、メモリと、前記メモリの制御を行うメモリ制御手
段と、録音を行うフレーズの直前のフレーズの未録音領
域を前記録音を行うフレーズの録音可能領域として録音
処理する録音処理手段と、前記メモリをmフレーズ(m
≧1で整数)の音声データを格納する録音領域とn個
(n>mでnは整数)の録音フレーズのアドレス情報を
格納するテーブル領域とに前記メモリの容量に応じて予
め分割しておくメモリ初期化手段と、前記見録音領域が
残っている限り前記テーブル領域上のアドレス情報の数
nを増加し続けるテーブル領域拡張手段とを具備し、前
記テーブル領域拡張手段はテーブル領域拡張の必要性の
判断とテーブル領域拡張の可能性の判断およびテーブル
領域の拡張を行うように構成される。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を説明するた
めの音声録音システムの構成図である。図1に示すよう
に、本実施例は音声のアナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器1と、このディジタル信号を録音
処理する録音処理回路2と、メモリ制御回路4およびメ
モリ5とが前述した図7の従来例と同様である。異なる
点は録音処理回路2とメモリ制御回路4との間にテーブ
ル領域拡張回路3を備えたことにある。このテーブル領
域拡張回路3はメモリ制御回路4を介してメモリ5のア
ドレステーブルを読み出し、これから録音しようとして
いるフレーズのためのテーブル拡張の必要性および可能
性を判断してアドレステーブルの拡張を行う。また、録
音処理回路2はテーブル拡張されたアドレステーブルを
参照してA/D変換器1から入力される音声を符号化
し、メモリ制御回路4を介してメモリ5へ蓄積する。
【0017】図2は図1におけるテーブル領域拡張回路
の実行するテーブル領域拡張処理フロー図である。図2
に示すように、このテーブル拡張処理はメモリ読み出し
処理S1と、判定処理S2と、メモリ書き込み処理S3
と、判定処理S4およびメモリ書き込み処理S5とを含
んでいる。このテーブル領域拡張回路3の動作はまず録
音処理が始まると、メモリ読み出し処理S1において指
定されたフレーズのスタートアドレスをメモリ制御回路
4を介してメモリ5から読み出す。次に、判定処理S2
において読み出したスタートアドレスがテーブル・エン
ド・コードであるか否かを判定することにより、テーブ
ル領域拡張の必要性を判断する。次に、メモリ読み出し
処理S3において1つ前のフレーズのストップアドレス
をメモリ制御回路4を介してメモリ5から読み出す。更
に、判定処理S4において読み出したストップアドレス
とテーブル・エンド・コードの格納されているメモリ・
アドレスの一致を判定することによりテーブル領域拡張
の可能性を判断する。最後に、メモリ書き込み処理S5
において、指定されたフレーズのストップアドレス領域
の次の領域にテーブル・エンド・コードを書き込み、ス
タートアドレスとストップアドレス領域にテーブル・エ
ンド・コードの格納されているメモリ・アドレスを書き
込むことにより、テーブル領域の拡張を行う。また、こ
のときメモリ5の最大アドレスもテーブル・エンド・コ
ードの格納されているメモリ・アドレスに変更される。
【0018】図3(a),(b)はそれぞれ図1におけ
る音声録音システムによりテーブル拡張を行うときのメ
モリマップの動きを示す状態変化図である。
【0019】図3(a)に示すように、この場合はフレ
ーズ9(初期化処理によって作られたフレーズの最終フ
レーズ)まで録音が終了している場合のメモリマップで
あり、図3(b)に示すように、この場合はアドレステ
ーブルにフレーズ10のスタートアドレスおよびストッ
プアドレスを追加して録音処理を行った場合のメモリマ
ップである。また、図3(a)に示すように、メモリ5
は各フレーズの録音領域6と、未録音領域7と、テーブ
ル・エンド・コード8と、アドレス・テーブル9とを有
する。更に、図3(b)に示すように、この場合のメモ
リ5は録音領域10と未録音領域11と、テーブル・エ
ンド・コード12と、アドレス・テーブル13とを有す
る。
【0020】前述した従来例の初期化処理においては、
アドレス・テーブルをメモリの先頭に割り付けていた
が、本実施例の初期化処理は、図3(a),(b)に示
すように、アドレス・テーブル9,13をメモリ5の最
終アドレス側に割り付け、アドレス・テーブル9,13
の最後にテーブル・エンド・コード8,12を書き込
む。
【0021】次に、録音処理が始まると、テーブル領域
拡張回路3はメモリ制御回路4を介してメモリ5のアド
レステーブルを読み出し、これから録音を行おうとして
いるフレーズのためのテーブル拡張の必要性に応じてア
ドレステーブルの拡張を行う。一方、録音処理回路2は
テーブル拡張されたアドレステーブルを参照して、従来
例の音声録音システムと同様に録音処理を実行する。
【0022】次に、図3(a)の状態(フレーズ9録音
終了後の状態)において、録音フレーズとしてフレーズ
10が選択された場合のテーブル領域拡張回路3の動作
を説明する。まず、メモリ読み出し処理S1は、フレー
ズ10のスタートアドレスをメモリ5から読み出す。次
に、判定処理S2で読み出したスタートアドレスがテー
ブル・エンド・コード8であるか否かを判定する。この
場合、読み出したデータはテーブル・エンド・コード8
であるため、メモリ読み出し処理S3を実行する。すな
わち、メモリ読み出し処理S3はフレーズ9のストップ
アドレスをメモリ5から読み出す。次に、判定処理S4
は読み出したストップアドレスとテーブル・エンド・コ
ードの格納されているメモリ・アドレスの一致を判定す
る。この場合、未録音領域7が残っているため、ふたつ
のアドレスは一致せず、テーブル拡張を行うためにメモ
リ書き込み処理S5を実行する。このメモリ書き込み処
理S5においては、図3(b)に示すように、フレーズ
10のストップアドレス領域の次の領域にテーブル・エ
ンド・コード12を書き込み、スタートアドレスとスト
ップアドレス領域にテーブル・エンド・コード12の格
納されているメモリ・アドレスを書き込むことにより、
テーブル拡張を行う。尚、フレーズ11以後に録音する
場合も、未録音領域11が残っている限り、アドレステ
ーブルは拡張される。
【0023】図4は本発明の第2の実施例を説明するた
めの音声録音システムの構成図である。図4に示すよう
に、本実施例は図1で説明した構成要素の番号と同じ番
号を持つ構成要素は同じ機能を有し、特に異なるのはテ
ーブル領域拡張回路3に接続するエンド・フレーズ記憶
回路14を設けたことにある。
【0024】図5は図4におけるテーブル領域拡張回路
が実行するテーブル領域拡張処理フロー図である。図5
に示すように、この拡張処理フローはエンド・フレーズ
記憶回路読み出し処理S6と、判定処理S2,S4と、
メモリ読み出し処理S3と、メモリ書き込み処理S5お
よび更新処理S7とを含む。
【0025】図6(a),(b)はそれぞれ図4におけ
る音声録音システムよりテーブル拡張を行うときのメモ
リマップの状態変化図であり、(a)はフレーズ9まで
録音が終了している場合のメモリマップ、(b)はアド
レステーブルにフレーズ10のスタートアドレスおよび
ストップアドレスを追加して録音処理を行った場合のメ
モリマップを示している。図6(a),(b)に示すよ
うに、このメモリ5のメモリマップは各フレーズの録音
領域6,10と、未録音領域7,11と、アドレス・テ
ーブル9,13とを有する。
【0026】以下、第2の実施例の回路動作を上述した
図4,図5および図6(a),(b)を用いて具体的に
説明する。まず、前述した図7以下の従来例における初
期化処理ではアドレス・テーブルをメモリの先頭に割り
付けているが、本実施例の初期化処理は、図6(a),
(b)に示すように、アドレス・テーブルをメモリの最
終アドレス側に割り付ける。また、図4に示すエンド・
フレーズ記憶回路14は初期化処理で作成した録音フレ
ーズ数を記憶し、最大アドレスをエンド・フレーズの指
すフレーズのストップアドレス領域のメモリ・アドレス
とする。次に、録音処理が始まると、テーブル領域拡張
回路3はエンド・フレーズ記憶回路14を読み出し、こ
れから録音を行おうとしているフレーズのためのテーブ
ル拡張の必要性に応じてテーブル領域の拡張を行う。ま
た、録音処理回路2はテーブル領域拡張されたアドレス
テーブルを参照して、前述した従来例の音声録音システ
ムと同様に録音処理を実行する。
【0027】ここで、図5で説明したテーブル領域拡張
回路3の動作をより詳細に説明する。
【0028】まず、録音処理が始まると、エンド・フレ
ーズ記憶回路読み出し処理S6は、アドレス・テーブル
上に作成された録音フレーズ数をエンド・フレーズ記憶
回路14から読み出す。次に、判定処理S2は読み出し
た録音フレーズ数と録音を行うフレーズ番号の大小を比
較することにより、テーブル領域拡張の必要性を判断す
る。次に、メモリ読み出し処理S3は1つ前のフレーズ
のストップアドレスをメモリ制御回路4を介してメモリ
5から読み出す。更に、判定処理S4において読み出し
たアドレスと最大アドレスの一致を判定することによ
り、テーブル領域拡張の可能性を判断する。次に、メモ
リ書き込み処理S5においては指定されたフレーズのス
タートアドレスとストップアドレス領域にストップアド
レス領域のメモリ・アドレスを書き込むことにより、テ
ーブル領域の拡張を行う。最後に、更新処理S7におい
てエンド・フレーズ記憶回路14の内容をインクリメン
トし、最大アドレスとして指定されたフレーズのストッ
プアドレス領域のメモリ・アドレスをセットする。
【0029】一方、図6(a)の状態(フレーズ9録音
終了後の状態)において、録音フレーズとしてフレーズ
10が選択された場合のテーブル領域拡張回路3の動作
は、以下の通りである。まず、エンド・フレーズ記憶回
路読み出し処理S6においては、エンド・フレーズ記憶
回路14からテーブル・エンド・フレーズを読み出す。
この場合、読み出したフレーズは9となる。次に、判定
処理S2においては、読み出したフレーズと録音を実行
しようとしているフレーズを比較する。この場合、読み
出したフレーズ9は録音を実行しようとしているフレー
ズ10より小さいため、メモリ読み出し処理S3を実行
する。このメモリ読み出し処理S3においては、フレー
ズ9のストップアドレスをメモリ5から読み出す。次
に、判定処理S4においては、読み出したアドレスと最
大アドレスの一致を判定する。この場合、未録音領域7
が残っているため、ふたつのアドレスは一致しないの
で、テーブル拡張を行うためにメモリ書き込み処理S5
を実行する。このメモリ書き込み処理S5においては、
フレーズ10のスタートアドレスとストップアドレス領
域にフレーズ10のストップアドレス領域のメモリ・ア
ドレスを書き込むことにより、テーブル拡張を行う。従
って、このときのメモリマップは図6(b)のようにな
る。更に、更新処理S7においては、エンド・フレーズ
記憶回路14の内容をインクリメントし、最大アドレス
として指定されたフレーズのストップアドレス領域のメ
モリ・アドレスをセットする。同様に、フレーズ11以
後に録音する場合も、未録音領域11が残っている限
り、アドレステーブルが拡張される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の録音処理
は、メモリ領域に空きがある限り、アドレステーブルを
拡張することができるので、録音フレーズ数を増加し、
全メモリ領域に対しての録音が可能になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための音声録
音システムの構成図である。
【図2】図1におけるテーブル拡張処理フロー図であ
る。
【図3】図1における音声録音システムによりテーブル
拡張を行うときのメモリマップの動きを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するための音声録
音システムの構成図である。
【図5】図4におけるテーブル拡張処理フロー図であ
る。
【図6】図4における音声録音システムによりテーブル
拡張を行うときのメモリマップの動きを示す図である。
【図7】従来の一例を説明するための音声録音システム
の構成図である。
【図8】図7に示す録音処理回路の録音処理フロー図で
ある。
【図9】図7に示すメモリの初期分割フレーズ数を8,
録音フレーズ数を10としたときの初期化後のメモリマ
ップを表わす図である。
【図10】図7における録音処理を実行することによる
メモリマップの状態変化を示す図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 録音処理回路 3 テーブル領域拡張回路 4 メモリ制御回路 5 メモリ 6,10 録音領域 7,11 未録音領域 8,12 テーブル・エンド・コード 9,13 アドレステーブル 14 エンド・フレーズ記憶回路 S1,S3 メモリ読み出し処理 S2,S4 判定処理 S5 メモリ書き込み処理 S6 エンド・フレーズ記憶回路読み出し処理 S7 更新処理

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、前記メモリの制御を行うメモ
    リ制御手段と、録音を行うフレーズの直前のフレーズの
    未録音領域を前記録音を行うフレーズの録音可能領域と
    して録音処理する録音処理手段と、前記メモリをmフレ
    ーズ(m≧1で整数)の音声データを格納する録音領域
    とn個(n>mでnは整数)の録音フレーズのアドレス
    情報を格納するテーブル領域とに前記メモリの容量に応
    じて予め分割しておくメモリ初期化手段と、前記見録音
    領域が残っている限り前記テーブル領域上のアドレス情
    報の数nを増加し続けるテーブル領域拡張手段とを具備
    し、前記テーブル領域拡張手段はテーブル領域拡張の必
    要性の判断とテーブル領域拡張の可能性の判断およびテ
    ーブル領域の拡張を行うことを特徴とする音声録音シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記テーブル領域拡張手段は、エンドフ
    レーズ記憶手段に接続される請求項1記載の音声録音シ
    ステム。
JP4650392A 1992-03-04 1992-03-04 音声録音システム Withdrawn JPH05250808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530477A (ja) * 2014-09-30 2017-10-12 アルカテル−ルーセント グラフを処理するためのシステムおよび方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530477A (ja) * 2014-09-30 2017-10-12 アルカテル−ルーセント グラフを処理するためのシステムおよび方法

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