JP2002297444A - データ記録方法およびデータ読み出し方法 - Google Patents

データ記録方法およびデータ読み出し方法

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JP2002297444A
JP2002297444A JP2001103341A JP2001103341A JP2002297444A JP 2002297444 A JP2002297444 A JP 2002297444A JP 2001103341 A JP2001103341 A JP 2001103341A JP 2001103341 A JP2001103341 A JP 2001103341A JP 2002297444 A JP2002297444 A JP 2002297444A
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Yoshikado Sanemitsu
良門 實光
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理アドレスの管理を不要とすることによ
り、処理を簡略化し、論理/物理変換用メモリの削減を
図ることである。 【解決手段】 バッファメモリと、フラッシュメモリと
を備えた記録システムにおけるデータ記録方法であっ
て、フラッシュメモリは、複数のデータ領域、および、
その各々に対応し、かつインデックス値を記録する複数
のインデックス領域を備えており、データ記録方法は、
第1の順序で処理される複数のデータを提供し、複数の
データを受け取り、その各々を第1の順序でバッファメ
モリに格納し、バッファメモリに格納された複数のデー
タを読み出し、読み出した複数のデータを、第1の順序
とは逆の第2の順序でフラッシュメモリの複数のデータ
領域に記録し、複数のデータのうち、連続する2つのデ
ータを記録したデータ領域のアドレスの差を、インデッ
クス値として記録するデータ記録方法等を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
へのデータの記録に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュメモリにデータを記録
し、必要に応じて記録したデータを読み出し、処理する
機器が数多く知られている。図6は、従来のソリッドス
テートオーディオプレーヤ60のブロック図である。こ
のオーディオプレーヤ60は、音楽データとしての電子
データを処理して、スピーカ等からその音楽を出力す
る。
【0003】次に、オーディオプレーヤ60の動作を説
明する。フラッシュメモリ6へのデータの記録は以下の
ように行われる。符号化された音楽データ(例えばMP
3データ)は、データ入力端子4から入力され、CPU
5を経由してバッファメモリ7に一旦格納される。この
データをフラッシュメモリ6に格納するために、CPU
5は、論理/物理アドレス変換用メモリ9を使用して論
理アドレスを物理アドレスに変換する。その理由は、フ
ラッシュメモリ6には使用当初より使用不可の領域が存
在し、また使用途中の書き込み/消去動作において良品
の領域が不良となり得ることから、不良領域を避けるよ
うにフラッシュメモリ6に書き込むためである。論理/
物理アドレスの変換が終了すると、CPU5は、バッフ
ァメモリ7に格納されていた音楽データをフラッシュメ
モリ6に記録する。
【0004】一方、フラッシュメモリ6に格納された所
望の音楽データの読み出しは以下のように行われる。す
なわち読み出しに際しては、CPU5は論理アドレスを
指定する。論理アドレスは、論理/物理アドレス変換用
メモリ9により物理アドレスに変換される。CPU5
は、フラッシュメモリ6のその物理アドレスから一連の
音楽データを読み出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリを用
いてデータを記録再生する装置(例えばオーディオプレ
ーヤ60)では、フラッシュメモリの不良領域を管理す
るため、全ての論理アドレスの管理と、論理/物理アド
レスの変換を行う必要がある。よって、中央処理装置
(CPU)の処理が複雑化するとともに、大容量の論理
/物理変換用メモリが必要となり、コストが低減できな
かった。
【0006】本発明の目的は、論理アドレスの管理をな
くして論理/物理変換用メモリを削減するフラッシュメ
モリへのデータ書き込み方法、およびフラッシュメモリ
からの読み出し方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ記録
方法は、バッファメモリと、フラッシュメモリとを備え
た記録システムにおけるデータ記録方法であって、フラ
ッシュメモリは、複数のデータ領域、および、その各々
に対応し、かつインデックス値を記録する複数のインデ
ックス領域を備えており、第1の順序で処理される複数
のデータを提供するステップと、前記複数のデータを受
け取り、その各々を前記第1の順序でバッファメモリに
格納するステップと、バッファメモリに格納された前記
複数のデータを読み出すステップと、読み出した前記複
数のデータを、前記第1の順序とは逆の第2の順序でフ
ラッシュメモリの前記複数のデータ領域に記録し、かつ
前記複数のデータのうち、連続する2つのデータを記録
したデータ領域のアドレスの差を、インデックス値とし
てインデックス領域に記録するステップとからなるデー
タ記録方法であり、これにより上記目的が達成される。
【0008】フラッシュメモリは、ポインタを記録する
ポインタ領域をさらに備えており、記録する前記ステッ
プは、前記複数のデータのうち、最初および最後に処理
すべきデータを示す開始ポインタおよび終了ポインタ
を、ポインタ領域にさらに記録するステップであっても
よい。
【0009】フラッシュメモリは、前記複数のデータ領
域の各々に対応して、その各々が書き込み可能か否かを
示すコードを記録する複数のコード領域をさらに備えて
おり、記録する前記ステップは、バッファメモリから読
み出した前記複数のデータを、書き込み可能のコードが
付されたコード領域に対応したデータ領域に記録するス
テップであってもよい。
【0010】バッファメモリの容量は、フラッシュメモ
リの容量よりも小さくてもよい。
【0011】前記複数のデータのデータ量がバッファメ
モリの容量よりも大きい場合には、複数のデータを提供
する前記ステップは、前記複数のデータのうち、バッフ
ァメモリに格納可能なデータ量ごとに部分データを提供
するステップであってもよい。
【0012】フラッシュメモリは、前記複数のデータ領
域の各々に対応して、ブロック番号を記録するブロック
領域をさらに備えており、フラッシュメモリに記録する
前記ステップは、前記部分データごとに異なるブロック
番号を割り当てるステップと、前記部分データを記録し
たデータ領域に対応するブロック領域に、割り当てた前
記ブロック番号を記録するステップとをさらに含んでも
よい。
【0013】本発明によるデータ読み出し方法は、上記
記録方法により記録されたフラッシュメモリから前記複
数のデータを読み出す方法であって、前記開始ポインタ
に基づいて、最初に処理すべきデータをデータ領域から
読み出し、読み出したデータが記録されていたデータ領
域のアドレスと、前記インデックス値とに基づいて、次
に読み出すべきデータが記録されているデータ領域のア
ドレスを取得するステップと、取得された前記アドレス
に基づいて、次に読み出すべきデータを読み出すステッ
プとからなる、データ読み出し方法であり、これにより
上記目的が達成される。
【0014】取得する前記ステップは、前記読み出した
データが記録されていたデータ領域のアドレスと、前記
インデックス値とを加算することにより、次に読み出す
べきデータが記録されているデータ領域のアドレスを取
得するステップであってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態1および2を説明する。実施の形態で
は、ソリッドステートオーディオプレーヤについて説明
する。これはフラッシュメモリにデータを記録し、必要
に応じて記録したデータを読み出し、処理する機器の例
である。したがって本発明は、フラッシュメモリに音楽
データを記録再生するオーディオプレーヤのみならず、
画像データを記録し再生する機器、例えばデジタルカメ
ラ等にも適用できる。
【0016】(実施の形態1)図1は、本実施の形態に
よるソリッドステートオーディオプレーヤ10のブロッ
ク図である。このオーディオプレーヤ10は、音楽デー
タとしての電子データを処理して、スピーカ等からその
音楽を出力する。本明細書では、この音楽データは、メ
モリ容量を可能な限り低減させるために符号化した圧縮
音楽データ(例えばMP3データ)とする。オーディオ
プレーヤ10は、デコーダ1、D/Aコンバータ2、ス
ピーカ3−1(および/または音声出力端子3−2)、
データ入力端子4、中央処理装置(以下「CPU」)
5、フラッシュメモリ6、バッファメモリ7、および、
操作部8とを備える。
【0017】本実施の形態の主たる特徴は、バッファメ
モリ7にまずある所定の順序で複数のデータを格納し、
格納されたデータを所定の順序とは逆の順序でフラッシ
ュメモリに記録することである。このとき、連続する2
つのデータを記録したデータ領域のアドレスの差を、イ
ンデックス値としてフラッシュメモリのインデックス領
域にも記録する。これにより、これにより論理アドレス
による複雑なメモリ管理によることなく、かつ所望の順
序で読み出しができるようデータを記録できる。
【0018】上述の本実施の形態の特徴を説明するため
に、以下、まずオーディオプレーヤ10の各構成要素か
ら説明する。デコーダ1は、CPU5から送られてくる
様々な方式で圧縮された音楽データを復号化するオーデ
ィオデータデコーダである。D/Aコンバータ2は、符
号化されていないデータをアナログデータに変換する。
スピーカ3−1は、アナログデータを可聴音に変換す
る。音声出力端子3−2は、ヘッドホン等の外部スピー
カにアナログデータを出力する端子である。データ入力
端子4は、オーディオプレーヤ10へ音楽データ等のデ
ータを入力する端子である。バッファメモリ7は、デー
タを一時的に蓄積するバッファである。なお、デコーダ
1、D/Aコンバータ2は周知の回路等でよいので、そ
の詳細な構成および動作の説明は省略する。
【0019】フラッシュメモリ6は、電気的に内容を書
き換えることができるEEPROM(Electrically era
sable programmable ROM)の一種である。フラッシュメ
モリ6を含むEEPROMは、電源を供給しなくとも記
憶内容を保持できるという特徴がある。なおフラッシュ
メモリ6の容量と、バッファメモリ7の容量とは同一と
する。
【0020】本実施の形態のフラッシュメモリ6をより
具体的に説明する。本実施の形態のフラッシュメモリ6
としては、シリアルアクセスタイプの低コスト化に適し
たフラッシュメモリ(例えばM5M29F25611)
を用いる。
【0021】図2は、フラッシュメモリ6のデータフォ
ーマットを示す模式図である。フラッシュメモリ6に
は、アドレス24が付された複数のデータ領域26と、
それに対応する複数の管理領域28とが規定されてい
る。アドレス24は、データの記録および再生の際に必
要となるセクタ(データ領域)の番地である。データ領
域26はデータが記録される領域である。各データ領域
は、セクタとも称される。図2では、圧縮された音楽デ
ータとして、複数のデータ(データ0〜データ(n−
1))が記録されている。管理領域28は、本実施の形
態で説明するデータの記録および再生の際に必要な情報
が記録される領域である。
【0022】管理領域28をより詳しく説明する。管理
領域28は、ポインタ領域28−2、インデックス領域
28−4、および、コード領域28−6を含む。ポイン
タ領域28−2は、ポインタを記録する領域である。本
実施の形態では、複数のデータのうち最初に読み出すデ
ータを示す開始ポインタと、最後に読み出すデータを示
す終了ポインタとが用いられる。図2では、開始ポイン
タは「START」と表記され、終了ポインタは「EN
D」と表記されている。
【0023】インデックス領域28−4は、インデック
ス値を記録する領域である。インデックス値とは、次に
読み出すべきデータ領域のアドレスを取得するために用
いられる情報をいう。より具体的にいえば、インデック
ス値は、互いに連続する2つのデータを記録したデータ
領域のアドレスの差である。あるデータ領域のアドレス
と、そのデータ領域に対応するインデックス領域のイン
デックス値とを加算すれば、次に読み出すべきデータ領
域のアドレスを得ることができる。
【0024】コード領域28−6は、良品コードが記録
される領域である。良品コードとは、対応するデータ領
域が書き込み可能(良品)であることを示す情報をい
う。これは、フラッシュメモリ6のデータ領域には出荷
当初より使用できない不良領域が存在し、または使用開
始後の書き込み/消去動作において良品の領域が使用で
きない不良領域が生じることに基づく。良品コードは、
フラッシュメモリ製造メーカは、対応するコード領域2
8−6に出荷時に書き込みを行っている。コード領域2
8−6に良品コードが記録されているか否かにより、対
応するデータ領域26にデータが書き込み可能か否かを
判定できる。
【0025】以下図3および図4を参照して、オーディ
オプレーヤ10(図1)における、フラッシュメモリ6
(図1)へのデータ書き込み処理、および、フラッシュ
メモリ6(図1)からのデータ読み出し処理を説明す
る。
【0026】まずデータ書き込み処理について説明す
る。図3は、書き込み処理のフローを示すフローチャー
トである。書き込み処理は主としてCPU5(図1)の
制御の下で行われる。はじめに、データ入力端子4(図
1)から符号化された音楽データ(例えばMP3デー
タ)が入力される。CPU5(図1)は音楽データを受
けとり、バッファメモリ7(図1)に一旦格納する(ス
テップS301)。このときバッファメモリ7(図1)
に入力される音楽データは複数のデータから構成された
データ列であり、デコードまたは再生等の処理すべき順
序で格納されていくとする。続いてCPU5(図1)
は、インデックス値を1にセットする(ステップS30
2)。ここでいうインデックス値は、CPU5(図1)
の内部で管理されているインデックス値である。次にC
PU5(図1)は、フラッシュメモリの書き込み対象セ
クタに良品コードが存在するか否かを判定する(ステッ
プS303)。セクタは、アドレスが大きい最終セクタ
から順に書き込み対象とされる。図2における最終セク
タは、アドレス(n−1)hとなる。
【0027】良品コードが存在する場合には、CPU5
(図1)は読み込みの順序と逆の順序でバッファメモリ
7(図1)からデータを読み出す(ステップS30
4)。すなわち、データ列を構成する最後に処理される
データから読み出される。この意味で、バッファメモリ
7(図1)はFILO(First-In Last-Out)バッファ
である。CPU5(図1)は、読み出したデータをフラ
ッシュメモリの書き込み対象となっているセクタに書き
込む(ステップS305)。図2の例では、音楽データ
は、データ(n−1)が初めにバッファメモリから読み
出され、フラッシュメモリのアドレス(n−1)hに格
納される。このように、バッファメモリ7(図1)に入
力した順序と逆の順序で、すなわち最後に処理されるデ
ータからフラッシュメモリ6(図1)に記録する理由
は、後に処理されるデータの記録アドレスを確定しなけ
れば、そのデータの直前に処理されるデータを読み出し
た後に、次にどのデータを読み出すべきかの情報を得る
ことができないからである。これは、不良領域が混在す
るフラッシュメモリ6(図1)の場合には特に問題とな
る。
【0028】次にCPU5(図1)は、インデックス領
域28−4(図1)にインデックス値を書き込む(ステ
ップS306)。なお、上述のようにインデックス値は
次に読み出すべきデータのアドレスを得るために利用さ
れるデータであるから、一番初めに書き込まれたデータ
(アドレス(n−1)hのデータ)のインデックス領域
28−4(図2)には、インデックス値は書き込まれな
い。図3では、ステップS305およびステップS30
6は2ステップで行われると記載しているが、1ステッ
プであってもよい。
【0029】一方、良品コードが存在しない場合(ステ
ップS303の「いいえ」の場合)には、CPU5(図
1)はインデックス値に1を加え(ステップS30
7)、次のセクタを書き込みの対象とする(ステップS
308)。そして再びステップS303の処理に戻る。
【0030】再び図3を参照して、最初に書き込まれた
データは最後に読み出され、再生等の処理を施されるデ
ータであるから、ポインタ領域28−2(図2)にはE
NDポインタを付する必要がある。そのため、CPU5
(図1)は、書き込んだデータが最後に読み出すべきデ
ータか否かを判定する(ステップS309)。最後に読
み出すべきデータとは、ここでは最後に処理すべきデー
タとなる。そして最後に読み出すべきデータである場合
には、そのセクタに対応するポインタ領域に「END」
を書き込む(ステップS310)。その処理が終了した
後、または最後に読み出すべきデータでない場合には、
続いてバッファメモリ7(図1)内の全てのデータをフ
ラッシュメモリ6(図1)に書き込んだか否かを判定す
る(ステップS311)。CPU5(図1)は、全ての
データを書き込んでいない場合には書き込み対象のセク
タを次のセクタに変更し(ステップS312)、全ての
データを書き込むまで、再びステップS302からの処
理を繰り返す。
【0031】全てのデータを書き込んだ場合には、対応
するポインタ領域に「START」を書き込み(ステッ
プS313)、処理が終了する。
【0032】以上の処理の結果、例えば図2に示すよう
にアドレス(n−1)h〜03hまでのセクタ全てに良
品コードが付されているとすると、アドレス(n−2)
hから03hまでのセクタにはデータ(n−1)〜2が
記録され、インデックス領域28−4には+1が記録さ
れる。一方、良品コードが存在しないアドレス02hの
セクタおよびインデックス領域にはデータおよびインデ
ックス値は記録されず、アドレス01hのセクタにデー
タ1が、インデックス領域に+2が記録される。書き込
みができないセクタが存在する場合には、インデックス
値はその数だけ増加するので、インデックス値は直前に
書き込んだセクタのアドレスからどれだけ離れているか
を表す指標となる。この結果、インデックス値は、互い
に連続する2つのデータを記録したセクタ(データ領
域)のアドレスの差ということができ、データ領域のア
ドレスと、そのデータ領域に対応するインデックス領域
のインデックス値とを加算すれば、次に読み出すべきデ
ータ領域のアドレスを得ることができる。ポインタ領域
28−2には、アドレス(n−1)hには「END」で
表される終了ポインタが、アドレス00hには「STA
RT」で表される開始ポインタが記録される。以上、フ
ラッシュメモリ6(図1)へのデータ書き込み処理につ
いて説明した。なお、最後に格納されるデータ0のアド
レスは「00h」となっているが、これは仮想的に表し
た値である。最後のデータを格納する位置が必ず「00
h」になるのではなく、その位置は任意に定められる。
【0033】次にデータ読み出し処理について説明す
る。図4は、読み出し処理のフローを示すフローチャー
トである。読み出し処理も主としてCPU5(図1)の
制御の下で行われる。まずCPU5(図1)は、例え
ば、操作部8(図1)から入力されたユーザからの指示
に基づいて、フラッシュメモリのポインタ領域28−2
(図2)が「START」であるセクタからデータを読
み出す(ステップS401)。1つのセクタからのデー
タの読み出しが終了すると、CPU5(図1)は、次の
データの読み出しのための処理を行う。すなわち、その
セクタのアドレス値とインデックス値とを加算する(ス
テップS402)。そして得られた値をアドレス値に持
つセクタからデータを読み出す(ステップS403)。
インデックス値を用いれば、次に読み出すべきデータの
アドレスを得られるのは上述のとおりである。例えば、
アドレス00hのデータ0の次は、“+1”というイン
デックス値に基づいてアドレス01hのデータ1を読み
出す。アドレス01hの次は、“+2”というインデッ
クス値に基づいて、アドレス03hのデータ2を読み出
す。
【0034】CPU5(図1)は、ポインタ領域28−
2(図2)に「END」が付されているか否かを判定す
る(ステップS404)。「END」が付されている場
合には読み出し処理は終了する。「END」が付されて
いない場合には、付されたセクタを読み出すまでステッ
プS402からの処理を繰り返す。読み出されたデータ
は順次、例えば、CPU5(図1)を介してデコーダ1
(図1)に入力される。そしてデコーダ1(図1)でデ
コードされ、D/Aコンバータ2においてアナログ変換
され、スピーカ3−1(図1)等から音楽として出力さ
れる。以上、読み出し処理について説明した。
【0035】なお、この読み出し処理の説明では、フラ
ッシュメモリ6(図1)のスタートセクタ、エンドセク
タをポインタ領域28−2を読出し、確認することでデ
ータの開始、終了を確認している。しかし、オーディオ
プレーヤ10の電源ON時にCPU5(図1)のレジス
タに読み出し、保持することにより開始セクタ、終了セ
クタを取得してもよい。これにより、管理領域データを
走査することなく開始および終了を判断できる。
【0036】(実施の形態2)実施の形態1は、バッフ
ァメモリとフラッシュメモリのサイズは同一であるとし
て説明した。しかし、バッファメモリの容量がフラッシ
ュメモリよりも小さく、また音楽データのデータ量がバ
ッファメモリの容量よりも大きい場合がある。例えば、
コスト削減等の目的で意図的にバッファメモリの容量を
小さく設定する場合である。このような場合には、図3
に示す書き込み処理をそのまま利用できない。バッファ
メモリ7(図1)からフラッシュメモリ6(図1)へデ
ータを転送し終わるたびに開始ポインタおよび終了ポイ
ンタが記録され、正確な読み出しができなくなるからで
ある。
【0037】本実施の形態では、バッファメモリの容量
がフラッシュメモリよりも小さく、また音楽データのデ
ータ量がバッファメモリの容量よりも大きい場合の処理
を説明する。この処理は、バッファメモリからフラッシ
ュメモリに複数回データ転送を行う必要がある場合に有
効である。なお、本実施の形態でもオーディオプレーヤ
10(図1)の構成をそのまま利用する。したがってそ
の説明は省略する。
【0038】まず音楽データのデータ量がバッファメモ
リの容量よりも大きい場合には、当然にバッファメモリ
に格納可能なデータ量ごとに、データがバッファメモリ
7(図1)に格納されていくことになる。このとき、バ
ッファメモリ7(図1)の容量を単位とする「ブロッ
ク」という概念を導入する。バッファメモリ7(図1)
からフラッシュメモリ6へm回のデータ転送が必要であ
る場合には、ブロックは1〜mまでのm個存在すること
になる。
【0039】一方、フラッシュメモリ6(図1)のデー
タ構造にはブロック番号を記録するブロック領域が、デ
ータ領域の各々に対応して設けられる。ブロック番号と
は、ブロック毎に割り当てられた番号である。フラッシ
ュメモリ6(図1)へデータを記録する際には、CPU
5(図1)は、ブロック毎に異なるブロック番号を割り
当てる。CPU5(図1)は、割り当てられたブロック
番号を、各データを記録したセクタ(データ領域)に対
応するブロック領域に記録する。ブロック番号について
は、ブロック内セクタと同様の管理を行うこととなる。
なお、ブロック内の各セクタについては実施の形態1で
説明したとおりの書き込み、および、読み出し処理が行
われる。
【0040】図5は、本実施の形態におけるフラッシュ
メモリ6(図1)のデータフォーマットを示す模式図で
ある。図2のデータフォーマットと比較すると、ブロッ
ク領域52が新たに設けられていることが理解される。
【0041】このフォーマットは以下のような書き込み
処理により作成される。いま、バッファメモリ7(図
1)に8セクタ分のデータ(データ0からデータ7)が
蓄積されているとする。データ7が時間的に後に再生さ
れるべきデータである。CPU5(図1)は、ブロック
番号0の最終セクタより良品コードを持つセクタを確認
し、アドレス(n−1)hのセクタからデータ7を書き
込む。インデックス領域28−4には“+1”を書きこ
む。以下同様に繰り返して書き込みを行い、データ0は
アドレス(n−8)hのセクタに書き込まれる。ポイン
タ領域28−2には“START”が、インデックス領
域28−4には“+1”が書き込まれる。
【0042】次にCPU5(図1)は、バッファメモリ
8に新たな8セクタ分のデータを書き込む。書き込みの
順序は、先のデータの処理に続いて処理すべき順序であ
る。CPU5(図1)は、これらのデータを今度はブロ
ック1として同様にフラッシュメモリ6(図1)に書き
込む。なお、ここでは、アドレス(n−14)hのセク
タは不良セクタとしているため、セクタ(n−15)の
インデックス値は“+2”である。最後にバッファメモ
リ8に入力されたデータはブロックjに書き込まれ、ア
ドレス07hのセクタには、最終データ(n−1)hが
書き込まれ、対応するポインタ領域28−2には“EN
D”が記録される。
【0043】次に音楽データの再生について説明する。
再生は、例えば、操作部8(図1)から入力されたユー
ザからの指示に基づいて開始される。CPU5(図1)
は、フラッシュメモリのポインタ領域28−2(図2)
が「START」であるセクタからデータを読み出す。
読み出されたデータはオーディオデータデコーダ1で復
号化され、D/Aコンバータ2でアナログデータに変換
された後、スピーカ3より再生される。CPU5は再生
データをフラッシュメモリから順次取り出す。
【0044】このとき、CPU5(図1)は、管理領域
28のインデックス領域28−4の“+i”を次に再生
するセクタアドレスのオフセットとして使用すること
で、次に読み出すべきデータのアドレスを特定する。現
在のブロック0のデータ読出しを完了するとブロック1
のデータの読み出しを開始する。具体的には、CPU5
(図1)はブロック1の最も若いアドレス(この例では
アドレス(n−16)h)に記録されたデータ(この例
では「データ8」)を読み出す。読み出しに際しては、
CPU5(図1)はコード領域28−6に良品コードが
付されているか否かも当然に確認する。その後、上記と
同様、インデックス領域28−4に記録されたインデッ
クス値を利用して次に読み出すべきデータを特定する。
【0045】なお、ブロック1の最後のデータ(アドレ
ス(n−9)hのデータ14)まで読み出すと通常の処
理ではその次のデータ(アドレス(n−8)hのデータ
0)を読み出してしまうことになる。そのためデータの
読み出しの際にはブロック番号も参照し、ブロック番号
が現在のブロック番号と比較して、異なる値になればそ
のブロックの全データが読み出されたと判断する。そし
て、再び次のブロックの最も若いアドレスを参照するこ
とになる。よってブロック間ではインデックスを使用し
ない。
【0046】以下同様にして最終ブロックjのデータを
読み出す。CPU5(図1)は、管理領域のデータに
“END”が記録されていることを確認すると、再生を
終了する。なお実施の形態1と同様、最後に格納される
データ0のアドレスは「00h」となっているが、これ
は仮想的に表した値である。最後のデータを格納する位
置が必ず「00h」になるのではなく、その位置は任意
に定められる。
【0047】
【発明の効果】本発明の記録方法によれば、処理される
順序と逆の順序で、フラッシュメモリに複数のデータを
記録する。さらにあるデータが記録されるときには、そ
の次に処理されるべきデータのアドレスが確定されてい
るので、そのアドレスを特定するためのインデックス値
も合わせて記録する。これにより論理アドレスによる複
雑なメモリ管理によることなく、かつ所望の順序で読み
出しができるようデータを記録できる。論理/物理変換
用メモリを用いる必要がないので、コストが低減でき
る。
【0048】またフラッシュメモリには、開始データお
よび終了データを特定するポインタもあわせて記録す
る。ポインタにより読み出しを開始および終了すべきデ
ータを容易に特定でき、スムーズなデータの読み出しが
実現される。
【0049】さらにフラッシュメモリには、複数のデー
タ領域の各々が書き込み可能か否かを示すコードを記録
する。データを、書き込み可能のコードが付されたコー
ド領域に対応したデータ領域に記録するので、確実にデ
ータを記録できる。
【0050】さらに、バッファメモリの容量をフラッシ
ュメモリの容量よりも小さくしたので、システムコスト
を削減できる。
【0051】データのデータ量がバッファメモリの容量
よりも大きい場合には、バッファメモリに格納可能なデ
ータ量ごとに部分的なデータを提供するので、バッファ
メモリの容量オーバーになることはない。この場合に
は、データをバッファメモリの容量を単位としたブロッ
クごとに分け、上述したブロックを特定する情報ととも
に上述の記録方法によりデータを記録する。したがって
確実にデータを記録でき、データの管理が容易になると
ともに、上記同様、必要な順序でデータを読み出しでき
る。
【0052】一方、読み出し処理は、前のデータを読み
出した後、そのデータのアドレスとインデックス値とを
加算する。これにより、次のデータのアドレスを特定で
き、所望の順序で読み出しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1によるソリッドステートオーデ
ィオプレーヤのブロック図である。
【図2】 フラッシュメモリのデータフォーマットを示
す模式図である。
【図3】 書き込み処理のフローを示すフローチャート
である。
【図4】 読み出し処理のフローを示すフローチャート
である。
【図5】 実施の形態2におけるフラッシュメモリのデ
ータフォーマットを示す模式図である。
【図6】 従来のソリッドステートオーディオプレーヤ
のブロック図である。
【符号の説明】
1 デコーダ、 2 D/Aコンバータ、 3−1 ス
ピーカ、 3−2 音声出力端子、 4 データ入力端
子、 5 CPU、 6 フラッシュメモリ、7 バッ
ファメモリ、 8 操作部、 10 オーディオプレ
ーヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファメモリと、フラッシュメモリと
    を備えた記録システムにおけるデータ記録方法であっ
    て、フラッシュメモリは、複数のデータ領域、および、
    その各々に対応し、かつインデックス値を記録する複数
    のインデックス領域を備えており、 第1の順序で処理される複数のデータを提供するステッ
    プと、 前記複数のデータを受け取り、その各々を前記第1の順
    序でバッファメモリに格納するステップと、 バッファメモリに格納された前記複数のデータを読み出
    すステップと、 読み出した前記複数のデータを、前記第1の順序とは逆
    の第2の順序でフラッシュメモリの前記複数のデータ領
    域に記録し、かつ前記複数のデータのうち、連続する2
    つのデータを記録したデータ領域のアドレスの差を、イ
    ンデックス値としてインデックス領域に記録するステッ
    プとからなるデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 フラッシュメモリは、ポインタを記録す
    るポインタ領域をさらに備えており、 記録する前記ステップは、前記複数のデータのうち、最
    初および最後に処理すべきデータを示す開始ポインタお
    よび終了ポインタを、ポインタ領域にさらに記録するス
    テップである、請求項1に記載のデータ記録方法。
  3. 【請求項3】 フラッシュメモリは、前記複数のデータ
    領域の各々に対応して、その各々が書き込み可能か否か
    を示すコードを記録する複数のコード領域をさらに備え
    ており、 記録する前記ステップは、バッファメモリから読み出し
    た前記複数のデータを、書き込み可能のコードが付され
    たコード領域に対応したデータ領域に記録するステップ
    である、請求項2に記載のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】 バッファメモリの容量は、フラッシュメ
    モリの容量よりも小さい、請求項1〜3のいずれかに記
    載のデータ記録方法。
  5. 【請求項5】 前記複数のデータのデータ量がバッファ
    メモリの容量よりも大きい場合には、 複数のデータを提供する前記ステップは、前記複数のデ
    ータのうち、バッファメモリに格納可能なデータ量ごと
    に部分データを提供するステップである、請求項1〜3
    のいずれかに記載のデータ記録方法。
  6. 【請求項6】 フラッシュメモリは、前記複数のデータ
    領域の各々に対応して、ブロック番号を記録するブロッ
    ク領域をさらに備えており、 フラッシュメモリに記録する前記ステップは、 前記部分データごとに異なるブロック番号を割り当てる
    ステップと、 前記部分データを記録したデータ領域に対応するブロッ
    ク領域に、割り当てた前記ブロック番号を記録するステ
    ップとをさらに含む、請求項5に記載のデータ記録方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の記録方法により記録さ
    れたフラッシュメモリから前記複数のデータを読み出す
    方法であって、 前記開始ポインタに基づいて、最初に処理すべきデータ
    をデータ領域から読み出し、 読み出したデータが記録されていたデータ領域のアドレ
    スと、前記インデックス値とに基づいて、次に読み出す
    べきデータが記録されているデータ領域のアドレスを取
    得するステップと、 取得された前記アドレスに基づいて、次に読み出すべき
    データを読み出すステップとからなる、データ読み出し
    方法。
  8. 【請求項8】 取得する前記ステップは、前記読み出し
    たデータが記録されていたデータ領域のアドレスと、前
    記インデックス値とを加算することにより、次に読み出
    すべきデータが記録されているデータ領域のアドレスを
    取得するステップである、請求項7に記載のデータ読み
    出し方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123830A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Toshiba Corp データ書き込み装置及びデータ書き込み方法

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