JP4941694B2 - 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4941694B2
JP4941694B2 JP2005162588A JP2005162588A JP4941694B2 JP 4941694 B2 JP4941694 B2 JP 4941694B2 JP 2005162588 A JP2005162588 A JP 2005162588A JP 2005162588 A JP2005162588 A JP 2005162588A JP 4941694 B2 JP4941694 B2 JP 4941694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
area
recorded
data
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005162588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006338790A (ja
Inventor
元宏 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005162588A priority Critical patent/JP4941694B2/ja
Publication of JP2006338790A publication Critical patent/JP2006338790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941694B2 publication Critical patent/JP4941694B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

本発明は、記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ディスク記録媒体にデータを記録する際に、リアルタイム性を保証したデータの記録ができるようにする記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
CD-RW(Compact Disk-Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disk)-RW(Rewritable), DVD+RW, DVD-RAM(Random Access Memory)、またはBlu-ray Diskなどのデータの書き換えが可能なディスク記録媒体の記録領域を有効に利用するための各種の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、ディスク記録媒体上に断片化して存在している空き領域のなかから、ディスク記録媒体の各記録領域の書き換え回数が均等になるように、次にデータを記録する領域を決定する技術が提案されている。
ところで、ディスク記録媒体上に断片化して存在している空き領域に、リアルタイム(シームレス)で再生することが要求されるAV(Audio/Video)データを記録する場合、そのリアルタイム性(データの再生が途切れないことを表すリアルタイム再生性能や、オーディオデータやビデオデータをリアルタイムで編集できることなどを表すリニア編集性能など)を保証するためには、空き領域のAVデータの書き込みに対して、所定の制約が生じてくる。
その制約とは、時間的に連続して記録されたデータの領域が、一定時間(以下、アロケーションユニット長という)以上の領域となっていなければならないという制約である。
なお、アロケーションユニット長は、ドライブのディスク記録媒体へのアクセス性能によって決まる時間であり、例えば、ディスク記録媒体がBlu-ray Diskである場合には、約30秒である。
また、時間的に連続して記録されたデータは、1クリップか、または、複数クリップかに拘らない。ここで、クリップとは、例えば、1回の記録開始から記録終了までに得られる連続したAVデータの記録単位であり、1ファイルとしてまとめられるデータでもある。
そこで、従来の記録装置が、リアルタイムで再生することが要求されるデータ(リアルタイムデータ)を空き領域に記録する場合には、従来の記録装置は、アロケーションユニット長以上のデータを記録することができる空き領域(以下、適宜、アロケーションユニット長以上の空き領域という)を検索し、そこに、データを記録するようにしていた。
図1は、従来の記録装置による、断片化して存在している空き領域にリアルタイムデータとしてのAVデータを記録する記録処理を説明する図である。なお、図1においては、アロケーションユニット長を、ディスク記録媒体がBlu-ray Diskである場合と同様の30秒とする。
図1A乃至図1Dに示す領域11は、従来の記録装置に装着されたディスク記録媒体の記録領域を示している。例えば、領域11の図中、左側がディスク記録媒体の内周側で、右側がディスク記録媒体の外周側に相当する。
図1Aの領域11において、格子模様の領域は、所定のデータが既に記録されている記録済領域を表し、白色の領域は、何らのAVデータも未だ記録されていない(或いは、記録されていたAVデータが削除された)空き領域を表している。また、図1B乃至図1Dの領域11において、斜線で示される領域は、図1Aに示す領域11の状態を基準として新規に記録された新規記録済領域を表している。
図1Aの領域11では、空き領域として、40秒間のAVデータを記録することが可能な空き領域である領域A1、20秒間のAVデータを記録することが可能な空き領域である領域A2、50秒間のAVデータを記録することが可能な空き領域である領域A3、および35秒間のAVデータを記録することが可能な空き領域である領域A4が断片化して存在している。なお、以下において、Y秒間のAVデータを記録することが可能な空き領域のことを、適宜、Y秒間分の空き領域という。
図1Aに示す領域11のディスク記録媒体が装着されている記録装置に対して、15秒間のAVデータを記録する命令がなされたとする。
この場合、記録装置は、領域11の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域A1を検出する。そして、記録装置は、領域A1の先頭から、15秒間のAVデータを記録する。その結果、空き領域A1は、図1Bに示すように、15秒間のAVデータが記録された新規記録済領域である領域B1と、25秒間分の空き領域である領域B2とになる。
次に、図1Bに示す領域11のディスク記録媒体が装着されている記録装置に対して、25秒間のAVデータを記録する命令がなされたとする。
この場合、記録装置は、領域11の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域A3を検出する。そして、記録装置は、領域A3の先頭から、25秒間のAVデータを記録する。その結果、領域A3は、図1Cに示すように、25秒間のAVデータが記録された新規記録済領域である領域C1と、25秒間分の空き領域である領域C2とになる。
さらに、図1Cに示す領域11のディスク記録媒体が装着されている記録装置に対して、10秒間のAVデータを記録する命令が供給されたとする。
この場合、記録装置は、領域11の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域A4を検出する。そして、記録装置は、領域A4の先頭から、10秒間のAVデータを記録する。その結果、領域A4は、図1Dに示すように、10秒間のAVデータが記録された新規記録済領域である領域D1と、25秒間分の空き領域である領域D2とになる。
特開2004−152338号公報
以上のように、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、そこに、指定されたAVデータを記録する従来の記録装置では、図1Dに示す領域B1,C1、およびD1のように、アロケーションユニット長より短い時間のAVデータが記録された領域(断片)ができてしまう。
領域B1,C1、およびD1に記録されているAVデータは、それ単独でアロケーションユニット長以上の時間はなく、また、次に記録されたAVデータとも連続していないので、リアルタイム性を保証(満足)することができない。例えば、領域B1,C1、およびD1に記録されているAVデータはリアルタイムで編集することができないことになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ディスク記録媒体にデータを記録する際に、リアルタイム性を保証したデータの記録ができるようにするものである。
本発明の記録装置は、所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段と、所定のデータを最後に記録したディスク記録媒体上の位置である記録終了位置を記憶する記憶手段と、記録終了位置の直後の領域が、新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、記録手段を制御して、記録終了位置の直後の空き領域を選択し、判定手段により記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された空き領域の先頭から新たなデータの記録を開始させ、新たなデータが、選択した空き領域に記録しきれなかったときは、所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段の記録終了位置を、新たなデータを記録したディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御手段とを備え、制御手段は、新たなデータをディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータのディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報としてディスク記録媒体に記録させ、さらに、ディスク記録媒体が記録手段から取り出される前に、ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、ディスク記録媒体に記録させることを特徴とする。
制御手段には、さらに、ディスク記録媒体が記録手段に装着された場合に、ディスク記録媒体に記録されているファイルを読み出し、ファイルから、最後に記録されたデータを検索し、検索されたデータのディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報から取得し、記録終了位置として記憶手段に記憶させることができる。
本発明の記録制御方法は、所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段を備える記録装置の記録制御方法であって、所定のデータを最後に記録したディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、記録手段を制御して、記録終了位置の直後の空き領域を選択し、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された空き領域の先頭から新たなデータの記録を開始させ、新たなデータが、選択した空き領域に記録しきれなかったときは、所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている記録終了位置を、新たなデータを記録したディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップとを含み、制御ステップの処理は、新たなデータをディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータのディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報としてディスク記録媒体に記録させ、さらに、ディスク記録媒体が記録手段から取り出される前に、ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、ディスク記録媒体に記録させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、記録手段が、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する場合に、コンピュータに、所定のデータを最後に記録したディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、記録手段を制御して、記録終了位置の直後の空き領域を選択し、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された空き領域の先頭から新たなデータの記録を開始させ、新たなデータが、選択した空き領域に記録しきれなかったときは、所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている記録終了位置を、新たなデータを記録したディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップとを含み、制御ステップの処理は、新たなデータをディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータのディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報としてディスク記録媒体に記録させ、さらに、ディスク記録媒体が記録手段から取り出される前に、ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、ディスク記録媒体に記録させる処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明のプログラムは、所定のデータが記録されているディスク記録媒体にリアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する場合に、コンピュータに、所定のデータを最後に記録したディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、記録手段を制御して、記録終了位置の直後の空き領域を選択し、判定ステップにおいて記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された空き領域の先頭から新たなデータの記録を開始させ、新たなデータが、選択した空き領域に記録しきれなかったときは、所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている記録終了位置を、新たなデータを記録したディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップとを含み、制御ステップの処理は、新たなデータをディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータのディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報としてディスク記録媒体に記録させ、さらに、ディスク記録媒体が記録手段から取り出される前に、ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、ディスク記録媒体に記録させる処理を実行させるためのものである。
本発明においては、所定のデータを最後に記録したディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かが判定され、記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、記録終了位置の直後の空き領域が選択され、記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域が検索されて得られた空き領域が選択され、選択された空き領域の先頭から新たなデータの記録が開始され、新たなデータが、選択した空き領域に記録しきれなかったときは、所定の大きさ以上の空き領域が再度検索されて記録されるとともに、記憶手段に記憶されている記録終了位置が、新たなデータを記録したディスク記録媒体上の最後の位置に更新される。また、新たなデータをディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータのディスク記録媒体上の位置がディスク管理情報としてディスク記録媒体に記録され、さらに、ディスク記録媒体が記録手段から取り出される前に、ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルが、ディスク記録媒体に記録される。
本発明によれば、ディスク記録媒体にデータを記録する際に、リアルタイム性を保証したデータの記録ができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の記録装置(例えば、図2の記録再生装置31)は、
所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段と、
前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置を記憶する記憶手段(例えば、図3の記憶部115)と、
前記記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定手段(例えば、図3の領域判定部121)と、
前記判定手段により前記記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定手段により前記記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、前記記憶手段の前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御手段(例えば、図3のデータ制御部122)と
を備え、
前記制御手段は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
ことを特徴とする。
請求項に記載の記録制御方法は、
所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段を備える記録装置(例えば、図2の記録再生装置31)の記録制御方法であって、
前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図8のステップS31の処理)と、
前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップ(例えば、図8のステップS34およびS35の処理)と
を含み、
前記制御ステップの処理は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
ことを特徴とする。
請求項に記載の記録媒体のプログラム、請求項に記載のプログラムの各ステップの具体例も、請求項に記載の記録制御方法の各ステップの発明の実施の形態における具体例と同様である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用した記録再生装置31の一実施の形態の構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)53に記憶されているプログラム、または記憶部63からRAM(Random Access Memory)54にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。CPUメモリ52は、CPU51の処理の高速化のためにCPU51と直接接続されたメモリ(キャッシュ)であり、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータが適宜記憶される。RAM54にもまた、CPU51が処理を実行する上において必要なデータが記憶される。
CPU51,ROM53、およびRAM54は、バス55を介して相互に接続されている。このバス55にはまた、入出力インタフェース56も接続されている。
入出力インタフェース56には、マイクロフォン57によって集音された音声の音声信号を圧縮(符号化)処理するDSP(Digital Signal Processor)58、カメラ59によって撮像された被写体の画像信号を圧縮(符号化)処理するエンコーダ60、ユーザが操作して、文字(記号も含む)を入力するキーボード71と、ポインティングデバイスの一例であるマウス72とからなる操作部61、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなる表示部81と、音声を出力するスピーカ82とからなる出力部62が接続されている。
さらに、入出力インタフェース56には、プログラムや各種データを記録するハードディスクなどからなる記憶部63と、USB(Universal Serial Bus)の規格に基づくUSBI/F(Inter Face)91、IEEE1(Institute of Electrical and Electronic Engineers)394の規格に基づくIEEE1394 I/F92、およびLAN(Local Area Network)接続用のNIC(Network Interface Card)93などで構成される通信部64とが接続されている。
通信部64は、他の機器との間でデータ(コンピュータプログラムや、オーディオまたはビデオデータ(以下、AVデータという)など)をやりとりする。通信部64は、上述した有線の通信の他、無線による通信を行うものでもよく、例えば、IEEE802.11a,802.11b、および802.11gなどの無線LAN(Local Area Network)、またはBluetooth(商標)等様々なその他の通信方式でもよい。
入出力インタフェース56にはまた、CD-RW(Compact Disk-Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disk)-RW(Rewritable),DVD+RW,DVD-RAM、またはBlu-ray Diskなどの、データの書き換えが可能な光ディスク(ディスク記録媒体)101を記録再生可能なドライブ65が接続されている。
さらに、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、光ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア(記録媒体)102を記録再生可能なドライブ66が必要に応じて入出力インタフェース56に接続される。
ドライブ65または66のそれぞれは、CPU51の制御に基づいて、光ディスク101またはリムーバブルメディア102に記録されているデータを再生し(読み出し)、CPU51、RAM54、または記憶部63に供給する。また、ドライブ65または66のそれぞれは、CPU51の制御に基づいて、RAM54または記憶部63から供給されたデータを、光ディスク101またはリムーバブルメディア102に記録する(書き込む)。
図3は、図2の記録再生装置31がAVデータを光ディスク101に記録する場合の機能的構成例を示すブロック図である。
AVデータ入力部111は、クリップと呼ばれる単位のAVデータをエンコード部112に入力する。ここで、クリップとは、上述したように、1回の記録開始から記録終了までにカメラ59やマイクロフォン57などで得られる連続したAVデータの記録単位を表す。なお、AVデータ入力部111は、図2のマイクロフォン57、カメラ59、または通信部64などに対応する。また、本実施の形態におけるAVデータは、リアルタイムで再生することが要求されるデータ(リアルタイムデータ)であるとする。
エンコード部112は、AVデータ入力部111からのAVデータを圧縮処理して、AVバッファ113に供給する。このエンコード部112は、図2のDSP58、エンコーダ60、通信部64などに対応する。なお、通信部64を介して送信されてくるAVデータが圧縮されていないデータである場合には、CPU51がそのデータを圧縮処理(ソフトウエアエンコード)することもできる。
AVバッファ113は、エンコード部112から供給されるAVデータを一時的に記憶し、制御部114からの要求に応じて、制御部114に供給する。このAVバッファ113は、図2のRAM54に対応する。
制御部114は、領域判定部121とデータ制御部122とから構成され、ドライブ65を制御して、AVバッファ113に記録されているAVデータを光ディスク101に記録させる。なお、制御部114は、図2のCPU51に対応する。
領域判定部121は、ドライブ65に光ディスク101が装着された時点で、以前にデータを記録した光ディスク101上の最後の位置である記録終了位置を読み出し、記憶部115に記憶させる。この記録終了位置(記録終了位置を表す情報)は、光ディスク101上のアドレスで表され、メタデータとして光ディスク101に記録されている。
また、領域判定部121は、光ディスク101上の記録終了位置の直後の領域が空き領域であるか否かを判定する。
データ制御部122は、記録終了位置の直後の領域が空き領域である場合には、その記録終了位置の直後の空き領域に、AVバッファ113に記憶されているAVデータを記録させ、記録終了位置の直後の領域が空き領域ではない場合には、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、検出された空き領域にAVバッファ113に記憶されているAVデータを記録させる。なお、本実施の形態のアロケーションユニット長も、従来における場合の例と同様に、30秒であるとする。
また、データ制御部122は、AVデータを光ディスク101に記録中に随時変化する光ディスク101の記録終了位置を、領域判定部121が記憶部115に記憶させた記録終了位置に上書きすることにより更新し、光ディスク101がドライブ65から取り出される前に、記憶部115に記憶されている記録終了位置を光ディスク101に記録させる。
記憶部115は、図2のRAM54に対応し、制御部114から供給される記録終了位置を記憶する。ドライブ65は、制御部114の制御により、AVデータを光ディスク101に記録する。
以上のように構成される記録再生装置31では、入力されたクリップに対応するAVデータがAVバッファ113に一時的に蓄えられてから、光ディスク101に記録される。
図4A乃至図4Dを参照して、記録再生装置31の制御部114(CPU51)が、AVデータの記録位置を決定するときの処理について説明する。
図4Aに示す領域151は、光ディスク101の記録領域を表し、例えば、領域151の図中、左側が光ディスク101の内周側で、右側が光ディスク101の外周側に相当する。
光ディスク101の領域151には、以前に行われたAVデータの書き込みや削除により、空き領域がランダムに存在しており、図4Aに示すように、空き領域としての領域Eが少なくとも存在している。
領域151が、図4Aに示す状態で、かつ、記録終了位置の直後が空き領域ではないとした場合に、領域151(光ディスク101)に記録するデータとして、1クリップが15秒間のAVデータ(以下、適宜、15秒間のクリップAVデータともいう)がAVバッファ113に供給されたとする。
この場合、制御部114は、領域151の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域Eを検出する。そして、制御部114は、15秒間のクリップAVデータを領域Eの先頭から記録する。その結果、領域Eは、図4Bに示すように、15秒間のクリップAVデータが記録された(図4Aに示す領域151の状態を基準として新規に記録された)新規記録済領域である領域F1と25秒間分の空き領域である領域F2とになる。また、制御部114は、領域F1の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
次に、領域151(光ディスク101)に記録するデータとして、10秒間のクリップAVデータが、AVバッファ113に供給されたとする。
この場合、領域F2はアロケーションユニット長より短い時間のデータしか記録することができない領域ではあるが、記録終了位置の直後の空き領域であるので、制御部114は、領域F1に連続するように、10秒間のクリップAVデータを領域F2に記録する。その結果、領域F2は、図4Cに示すように、10秒間のクリップAVデータが記録された新規記録済領域である領域G1と15秒間分の空き領域である領域G2とになる。また、制御部114は、領域G1の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
さらに次に、領域151(光ディスク101)に記録するデータとして、15秒間のクリップAVデータが、AVバッファ113に供給されたとする。
この場合、領域G2はアロケーションユニット長より短い時間のデータしか記録することができない領域ではあるが、記録終了位置の直後の空き領域であるので、制御部114は、領域G1に連続するように、15秒間のクリップAVデータを領域G2に記録する。その結果、領域G2は、図4Dに示すように、15秒間のクリップAVデータが記録された新規記録済領域となる。また、制御部114は、領域G2の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
次に、図1A乃至図1Dに示したのと同一の条件で、記録再生装置31がAVデータを光ディスク101(領域151)に記録する例を説明する。
図5Aに示す領域151は、図1Aに示した領域11と同様に、空き領域が断片化している状態となっている。即ち、図5Aの領域151では、40秒間分の空き領域である領域A1’、20秒間分の空き領域である領域A2’、50秒間分の空き領域である領域A3’、および35秒間分の空き領域である領域A4’が断片化して存在している。また、図5Aに示す状態では、記録終了位置の直後が空き領域ではないとする。
図5Aに示す領域151の状態において、15秒間のクリップAVデータがAVバッファ113に供給されたとする。
この場合、制御部114は、領域151の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域A1’を検出する。そして、制御部114は、15秒間のクリップAVデータを領域A1’の先頭から記録する。
その結果、領域A1’は、図5Bに示すように、15秒間のクリップAVデータが記録された(図5Aに示す領域151の状態を基準として新規な)新規記録済領域である領域B1’と25秒間分の空き領域である領域B2’とになる。また、制御部114は、領域B1’の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
次に、領域151(光ディスク101)に記録するデータとして、25秒間のクリップAVデータが、AVバッファ113に供給されたとする。
この場合、領域B2’はアロケーションユニット長より短い時間のデータしか記録することができない領域ではあるが、記録終了位置の直後の空き領域であるので、制御部114は、領域B1’に連続するように、25秒間のクリップAVデータを領域B2’に記録する。
その結果、領域B2’は、図5Cに示すように、10秒間のクリップAVデータが記録された新規記録済領域となる。また、制御部114は、領域B2’の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
次に、領域151(光ディスク101)に記録するデータとして、10秒間のクリップAVデータが、AVバッファ113に供給されたとする。
この場合、記録終了位置の直後の領域は空き領域ではないので、領域151の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、領域A3’を検出する。そして、制御部114は、10秒間のクリップAVデータを領域A3’の先頭から記録する。
その結果、領域A3’は、図5Dに示すように、10秒間のクリップAVデータが記録された新規記録済領域である領域C1’と、40秒間分の空き領域である領域C2’とになる。また、制御部114は、領域C1’の最後の位置(最も外周側の位置)を新たな記録終了位置として、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。
図5Dに示す領域151の状態と、図1Dに示した領域11の状態とを比較すると、図5Dに示す領域151の状態では、光ディスク101の記録終了位置の直後の領域が空き領域でない場合に(図5Aに示す状態のときに)、次にAVデータを記録する領域として選択された領域A1’のすべてが利用されている。
即ち、記録再生装置31によれば、光ディスク101の記録終了位置の直後の領域が空き領域でない場合に、次にAVデータを記録する領域として選択された領域のすべてを利用するので、図1Dに示したように、アロケーションユニット長より短い時間の空き領域が多発せず、光ディスク101の記録領域を有効に利用することができる。
また、領域B1’に記録されている15秒間のクリップAVデータ、および、領域B2’に記録されている25秒間のクリップAVデータそれぞれ単独では、その再生時間がアロケーションユニット長より短い時間であるが、時間的に連続して記録された領域B1’に記録されたAVデータと領域B2’に記録されたAVデータとを合わせて考えると、アロケーションユニット長以上となっている。
即ち、領域B1’に記録されたクリップおよび領域B2’に記録されたクリップのいずれも、リアルタイム性を保証するための上述した制約を満足することになり、リアルタイム性が保証される。従って、記録再生装置31によれば、空き領域がランダムに存在する光ディスク101(記録領域151)にAVデータを記録する場合に、リアルタイム性を保証したデータの記録ができる。
次に、図6のフローチャートを参照して、記録再生装置31の記録終了位置読み出し処理について説明する。なお、この処理は、光ディスク101がドライブ65に装着されたときに開始される。
初めに、ステップS12において、制御部114は、ドライブ65を制御して、光ディスク101の前回の記録終了位置を検索する。即ち、領域判定部121は、メタデータとして光ディスク101に記録されている記録終了位置を読み出す。
ステップS13において、制御部114(の領域判定部121)は、ステップS12で得られた光ディスク101の記録終了位置を記憶部115に記憶させ、処理を終了する。
以上のようにして、光ディスク101に記録されている記録終了位置が読み出され、記憶部115に記憶される。
その後、ドライブ65に装着された光ディスク101に対して、クリップ(のAVデータ)の記録がユーザにより命令されると、記録再生装置31は、図7のクリップAVデータ記録処理を開始する。
即ち、ステップS15において、エンコード部112は、AVデータ入力部111からのクリップAVデータを圧縮処理して、AVバッファ113に供給し、記憶させる。
ステップS16において、制御部114は、AVバッファ113のクリップAVデータを光ディスク101に記録させるAVデータ記録処理を行う。
クリップAVデータの光ディスク101への記録終了後、ステップS17において、制御部114(のデータ制御部122)は、記憶部115に記憶されている記録終了位置を光ディスク101に記録させて、処理を終了する。これにより、光ディスク101の記録終了位置が、クリップ記録後の最新状態に更新される。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS16におけるAVデータ記録処理について説明する。
AVバッファ113に記憶されているクリップAVデータは、ビデオデータおよびオーディオデータのそれぞれが1ファイルとなっているデータである。画像と音声のリアルタイム再生を考えた場合、ある画像を再生するときには、その画像に付随する音声も揃っている必要がある。従って、1ファイルのビデオデータおよびオーディオデータのそれぞれを順に(そのまま)光ディスク101に記録すると、再生されるビデオデータに付随する(同時に再生する必要がある)オーディオデータは、1ファイルのビデオデータが記録された領域の後ろの領域に記録されるので、ビデオデータの読み出し位置とオーディオデータの読み出し位置との間の距離が遠くなり、リアルタイムにAVデータを再生するのには不都合である。
そこで、制御部114は、AVバッファ113に記憶されているクリップのビデオデータおよびオーディオデータを所定時間単位(例えば、2秒)に分割し、その所定時間単位のビデオデータおよびオーディオデータを、再生時刻の早い方から交互に光ディスク101に記録させるようにする。この所定時間単位のビデオデータおよびオーディオデータが交互に書き込まれた光ディスク101の記録領域の様子が木の年輪に似ていることから、クリップAVデータが分割される所定時間単位を年輪単位と称する。
年輪単位でAVデータを記録すると、光ディスク101上のある領域に記録されているビデオデータと同時に再生するオーディオデータは、そのビデオデータの後ろ(または前)に記録されることになり、リアルタイム再生に適した状態になる。
従って、図8に示すAVデータ記録処理では、初めに、ステップS30において、制御部114は、再生時刻の最も早い年輪単位のAVデータを、AVバッファ113から取得して、ステップS31に進む。
ステップS31において、制御部114(の領域判定部121)は、光ディスク101の現在の記録終了位置の直後の領域が空き領域であるか否かを判定する。ステップS31で、記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合、ステップS32に進み、制御部114(のデータ制御部122)は、その記録終了位置の直後の空き領域を選択して、ステップS34に進む。
一方、ステップS31で、記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合、ステップS33に進み、制御部114(のデータ制御部122)は、光ディスク101の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、その結果検出された領域を選択して、ステップS34に進む。
ステップS34において、制御部114(のデータ制御部122)は、選択した領域(空き領域)に、ステップS30の処理で取得された年輪単位のAVデータを記録し、ステップS35に進む。
ステップS35において、制御部114(のデータ制御部122)は、記憶部115に記憶されている記録終了位置を更新する。即ち、制御部114は、ステップS34の年輪単位のAVデータの記録により変化した新たな記録終了位置を、記憶部115に記憶されている記録終了位置に上書きする。
ステップS36において、制御部114は、すべての年輪単位のAVデータの記録が終了したか否か、即ち、AVバッファ113に記録されているクリップAVデータの光ディスク101への記録が終了したか否かを判定する。ステップS36で、すべての年輪単位のAVデータの記録が終了していないと判定された場合、ステップS30に戻り、ステップS30乃至S36の処理が繰り返される。即ち、年輪単位のAVデータの光ディスク101への記録が繰り返される。
一方、すべてのAVデータの記録が終了したと判定された場合、図7のステップS17に進む。
以上のように、記録再生装置31の光ディスク101に対するクリップAVデータ記録処理によれば、記録終了位置の直後の領域が空き領域である場合、その記録終了位置の直後の空き領域にAVデータを記録するので、図5を参照して説明したように、光ディスク101の記録領域を有効に利用することができる。また、空き領域がランダムに存在する光ディスク101(記録領域151)に対しても、リアルタイム性を保証したデータの記録ができる。
なお、上述した例では、1クリップ分のAVデータの記録が終了した時点で、記憶部115に記憶されている記録終了位置を光ディスク101に記録するようにしたが、年輪単位でAVデータを記録する度に、記録終了位置を光ディスク101に記録するようにしてもよいし、光ディスク101がドライブ65から取り出される直前に1回だけ、記憶部115の記録終了位置を光ディスク101に記録するようにしてもよい。即ち、光ディスク101がドライブ65から取り出されたときに、光ディスク101に記録された(最終状態の)データに対応する記録終了位置が光ディスク101に記録されているようにすれば、光ディスク101に記録終了位置を記録するタイミングはいつでもよい。
また、上述した例では、記録終了位置(アドレス値)そのものをメタデータとして、光ディスク101に記憶させ、読み出すようにしたが、記録終了位置そのものではなくて、その他の情報(記録終了位置を表す情報)を光ディスク101に記憶させるとともに、読み出された記録終了位置を表す情報から、光ディスク101の記録終了位置を求め、記憶部115に記憶させることもできる。
例えば、記録終了位置を表す情報としては、光ディスク101に記録されている1以上のクリップそれぞれの記録順番が格納されているメタデータファイルと、1以上のクリップに対応する各データの光ディスク101上のアドレスなどとすることができる。
なお、光ディスク101に記録されている各データがFAT(File Allocation Tables)32やUDF(Universal Disk Format)などのファイルシステムの下で記録されている場合、各データの光ディスク101上のアドレスは、そのファイルシステムのディスク管理情報として、図7のステップS16(図8のステップS34)の処理で、光ディスク101に既に記録されていることになるので、図7のステップS17の処理では、光ディスク101に記録されている1以上のクリップそれぞれの記録順番が格納されているメタデータファイルを光ディスク101に記録させることになる。また、図6のステップS12において、前回の記録終了位置を検索する場合には、領域判定部121は、光ディスク101に記録されている1以上のクリップの記録順番から、光ディスク101に最後に記録されたクリップを検索し、その最後に記録されたクリップに対応するデータが記録されている光ディスク101上のアドレスを、ファイルシステムのディスク管理情報から検出し、記録終了位置を得る。
また、AVデータのタイムコードがシーケンシャルに増加して付与されるという前提があれば、記録終了位置を表す情報として、タイムコードを採用することも可能である。
図8のフローチャートでは、制御部114は、記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合、光ディスク101の内周側から、アロケーションユニット長以上の空き領域を検索し、選択するようにしたが、このやり方では、内周側の領域の書き換え回数が外周側の領域に対して多くなるので、上述した特許文献1の技術を採用(併用)すれば、光ディスク101の各領域の書き換え回数が均等になるように、アロケーションユニット長以上の空き領域を選択することができる。
本実施の形態では、以前にデータの書き込みや削除が行われ、空き領域がランダムに存在している状態となっている光ディスク101を例に記録処理を説明したが、何らのデータも未だ記録されていない光ディスクに対しても、AVデータ(実データ)が記録される領域であるデータ領域の先頭の位置を記録終了位置と予めすることで、同様の処理が可能である。また、本実施の形態では、記録媒体の例として光ディスクの例を説明したが、ハードディスクや半導体メモリなどにも採用することができる。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来の記録装置による、断片化して存在している空き領域にデータを記録する処理を説明する図である。 本発明を適用した記録再生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の記録再生装置31の機能的構成例を示すブロック図である データを記録するときの光ディスク101上の記録位置を決定するときの処理について説明する図である。 図1と同一条件による、記録再生装置31の記録処理を説明する図である。 記録終了位置読み出し処理について説明するフローチャートである。 クリップAVデータ記録処理について説明するフローチャートである。 AVデータ記録処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
31 記録再生装置, 52 CPU, 53 CPUメモリ, 54 RAM, 63 記憶部, 65 ドライブ, 101 光ディスク, 111 AVデータ入力部, 112 エンコード部, 113 AVバッファ, 114 制御部, 115 記憶部, 121 領域判定部, 122 データ制御部

Claims (5)

  1. 所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段と、
    前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置を記憶する記憶手段と、
    前記記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記記録終了位置の直後の領域が空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定手段により前記記録終了位置の直後の領域が空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、前記記憶手段の前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段に装着された場合に、前記ディスク記録媒体に記録されている前記ファイルを読み出し、前記ファイルから、最後に記録されたデータを検索し、検索されたデータの前記ディスク記録媒体上の位置を前記ディスク管理情報から取得し、前記記録終了位置として前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  3. 所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する記録手段を備える記録装置の記録制御方法であって、
    前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップと
    を含み、
    前記制御ステップの処理は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
    ことを特徴とする記録制御方法。
  4. 所定のデータが記録されているディスク記録媒体に、記録手段が、リアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する場合に、コンピュータに、
    前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップと
    を含み、
    前記制御ステップの処理は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
    処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 所定のデータが記録されているディスク記録媒体にリアルタイムで再生することが要求される新たなデータを記録する場合に、コンピュータに、
    前記所定のデータを最後に記録した前記ディスク記録媒体上の位置である記録終了位置の直後の領域が、前記新たなデータを記録するために必要な領域の大きさ、および、リアルタイム性を保証するために必要な領域の大きさに関わらず、空き領域であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域であると判定された場合には、前記記録手段を制御して、前記記録終了位置の直後の前記空き領域を選択し、前記判定ステップにおいて前記記録終了位置の直後の領域が前記空き領域ではないと判定された場合には、リアルタイム性を保証するために必要な所定の大きさ以上の空き領域を検索して得られた空き領域を選択し、選択された前記空き領域の先頭から前記新たなデータの記録を開始させ、前記新たなデータが、選択した前記空き領域に記録しきれなかったときは、前記所定の大きさ以上の空き領域を再度検索して記録させるとともに、記憶手段に記憶されている前記記録終了位置を、前記新たなデータを記録した前記ディスク記録媒体上の最後の位置に更新する制御ステップと
    を含み、
    前記制御ステップの処理は、前記新たなデータを前記ディスク記録媒体に記録させる際に、そのデータの前記ディスク記録媒体上の位置をディスク管理情報として前記ディスク記録媒体に記録させ、さらに、前記ディスク記録媒体が前記記録手段から取り出される前に、前記ディスク記録媒体に記録されているデータの記録順番を格納したファイルを、前記ディスク記録媒体に記録させる
    処理を実行させるためのプログラム。
JP2005162588A 2005-06-02 2005-06-02 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4941694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162588A JP4941694B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162588A JP4941694B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006338790A JP2006338790A (ja) 2006-12-14
JP4941694B2 true JP4941694B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=37559203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162588A Expired - Fee Related JP4941694B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4941694B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949650A (ja) * 1982-09-14 1984-03-22 Nec Corp 画像デ−タ格納装置
JPH10177769A (ja) * 1996-12-13 1998-06-30 Sony Corp ディスク状記録媒体、ディスクドライブ装置
JP2005004878A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Sony Corp 記録装置および方法、ならびに、記録プログラム
JP2005032374A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006338790A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000030253A (ja) リアルタイム記録/再生情報を貯蔵する記録媒体、リアルタイム記録再生方法と装置及びこの情報を用いたファイル操作方法
US20020067910A1 (en) Recording medium for storing virtually deleted still picture information, recording and/or reproducing method and apparatus therefor
KR100499646B1 (ko) 파일 관리 방법 및 그것을 사용한 데이터 기록 장치,데이터 재생 장치, 데이터 기록 재생 장치, 및 해당 파일관리 방법으로 기록된 디스크
KR100982118B1 (ko) Fat 방식으로 포맷된 정보 기록 매체에 데이터 파일을 기록하는 기록 장치, 방법, 및 프로그램이 기록되어 있는 컴퓨터가 판독가능한 기록 매체
US20050259542A1 (en) Reproduction device and method, recording medium, and program
JP4941694B2 (ja) 記録装置および記録制御方法、記録媒体、並びにプログラム
KR20050093651A (ko) 데이터 기록 재생 장치, 기억 장치 및 파일 액세스 방법
US7974514B2 (en) Image data processing device and image data processing method
WO2006070523A1 (ja) データ記録方法、データ記録装置及び撮像装置
JP4273060B2 (ja) 記録装置
US8682141B2 (en) Video and audio recording apparatus and editing method
JP4174696B2 (ja) 記録装置および方法、並びに記録媒体
WO2015198752A1 (ja) 情報処理装置と情報処理方法およびプログラム
JP2001243107A (ja) Avデータ記録装置及び方法、又は当該avデータ記録装置及び方法で記録されたディスク
JP2009141851A (ja) 画像記録再生装置及び画像表示方法
JP2004171670A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法
JP2007265010A (ja) ファイル再生装置およびファイル再生方法ならびにプログラム
US7424573B2 (en) Information processing apparatus, method, and program for formatting multiple recording media integrated as one
JP2004127459A (ja) 記録制御装置および記録制御方法、並びにプログラム
JP2004158072A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム
JP4206872B2 (ja) 情報編集装置、撮像装置および情報編集方法
JP2006195632A (ja) 記録再生装置及びその管理情報制御方法並びにプログラム
JP2004078408A (ja) 記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4134429B2 (ja) 情報記録媒体と情報記録再生方法及び情報記録再生システム装置
JP2003263860A (ja) ファイナライズ後にデータの追記が可能な貯蔵媒体、その記録及び再生装置と方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees