JPH10177769A - ディスク状記録媒体、ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体、ディスクドライブ装置

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JPH10177769A
JPH10177769A JP35245696A JP35245696A JPH10177769A JP H10177769 A JPH10177769 A JP H10177769A JP 35245696 A JP35245696 A JP 35245696A JP 35245696 A JP35245696 A JP 35245696A JP H10177769 A JPH10177769 A JP H10177769A
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JP35245696A
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English (en)
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Kan Ebisawa
観 海老澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源遮断などで、データファイルを構成する
主データの記録と管理情報の更新の両方によって完了す
るべき記録動作が途中で中断されたような場合でも、適
正な状態に戻せるようにする。 【解決手段】 基本的な記録動作として、最初に記録開
始位置を管理情報として記録し、その次に主データの記
録を実行する。そして最後に記録終了位置を管理情報と
して記録する。また主データの記録の際には、記録され
る各データセクターにおいて、記録動作の連続性が判別
できる識別情報を記録していく。つまり記録開始時に記
録される始点に関する管理情報と、実データ部分での連
続性の識別情報により、仮に記録が中断されて管理情報
の記録が完結されなくても、その後でファイルの終端部
分を見つけることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体、及びそのような記録媒体に対して記録再生動作を行
うディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像データや音声データなどを記録する
ディスク状記録媒体として、光ディスクや光磁気ディス
クが広く用いられている。これらのディスク状記録媒体
では、ディスク上の特定の領域(もしくは任意の領域)
が管理領域とされ、主データとしてデータファイルが記
録されるデータ領域とは分けられているものがある。そ
してこの管理領域には、データ領域に記録される各デー
タファイルの位置(アドレス)や属性などを記した管理
情報が記録され、データファイルの記録再生のために用
いられる。
【0003】そして通常ディスクドライブ装置(記録再
生装置)は、或るデータファイルの記録を行うと、その
記録終了時点で、そのデータファイルに関する管理情報
をディスク上の管理領域に書き込むようにしている。こ
れによってその後、管理情報を参照することで記録した
データファイルの位置などを判別でき、即ち再生を行う
ことができる。また、このように管理情報でデータファ
イルを管理するようにしているため、管理情報を書き換
えることでデータファイルの編集や消去を行うことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
管理形態が良好に機能するには、管理情報の内容と実際
のデータファイルの記録状態が完全に一致していること
が前提とされる。通常、データファイルの記録動作後に
管理情報内容を更新していくことで、存在するデータフ
ァイルに対する管理情報の内容の一致状態は保たれるの
で問題はない。ところが突発的な電源遮断などの異常事
態に対応できないという問題がある。
【0005】例えばデータファイル記録動作中に電源遮
断が発生すると、そのデータファイルの記録終了後に実
行されるはずであった管理情報の記録/更新ができない
ことになってしまう。従って、実際に途中まではディス
クにデータ記録が実行されているにも関わらず、その記
録した分のデータも記録されていないものと扱われてし
まうことになってしまい、記録した分だけについても再
生することはできない。これは、場合によってはユーザ
ーにとって致命的なデータ消失となってしまうこともあ
る。また管理情報の更新中に電源遮断が生じた場合も同
様であり、管理情報の中途半端な更新状態によって管理
情報が不正確なものとなり、適正な記録再生動作が阻害
される。
【0006】また、或るデータファイルについてあらか
じめデータサイズ等がわかっているのであれば、先に管
理情報を更新し、その後に実際のファイルデータの記録
を行うという手法も考えられるが、これも、データファ
イル記録中に電源遮断が生じると、その遮断によって実
際には記録できなかった部分も既に記録されていると扱
われてしまう。つまりデータファイルの実際の状態と管
理情報内容が一致せず、その後の記録再生動作が不適切
なものとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、例えば電源遮断などで、デ
ータファイルを構成する主データの記録と管理情報の更
新の両方によって完了するべき記録動作が途中で中断さ
れたような場合でも、その後、データファイルの状態と
管理情報の内容の不一致を是正し、適正な記録再生動作
を実現するとともに、部分的ではあっても実際に記録さ
れた主データについては再生可能とすることを目的とす
る。
【0008】このためディスク状記録媒体としては、デ
ータファイルを構成する主データを記録する複数の第1
の単位領域が形成されているデータ領域と、データ領域
に記録されたデータファイルに関する管理情報を記録す
る複数の第2の単位領域が形成されている管理領域を有
するようにする。そして管理領域では、記録されたデー
タファイルに対して一対の第2の単位領域が用いられ、
一方の第2の単位領域にデータファイルの記録開始コー
ドと記録開始位置情報が記録され、他方の第2の単位領
域にデータファイルの記録終了コードと記録終了位置情
報が記録されるようにする。また第1の単位領域におい
ては、データファイルを構成する主データとともに、各
第1の単位領域への記録動作が或るデータファイルを形
成するための一連の記録動作によるものであるか否かを
識別できる識別データが記録されるようにする。
【0009】またディスクドライブ装置として、各第1
の単位領域への記録動作が、一つのデータファイルにか
かる記録動作もしくは連続した記録動作であることを示
す識別情報を発生させる識別情報発生手段と、少なくと
も供給された主データと識別情報を用いて第1の単位領
域へ記録する記録データを形成する記録データ生成手段
と、主データの記録動作に応じてその主データにより形
成されるデータファイルの管理情報を発生させる管理情
報生成手段とを有するようにする。そして制御手段は、
一連の主データの記録動作の開始時に、データファイル
の記録開始コードと記録開始位置情報を前記管理情報生
成手段から発生させて管理領域における或る第2の単位
領域へ記録させ、続いて記録データ生成手段で生成され
る記録データをデータ領域における第1の単位領域毎に
記録させていき、一連の主データの記録動作が終了した
時点で、データファイルの記録終了コードと記録終了位
置情報を管理情報生成手段から発生させて、記録開始時
に記録を行った第2の単位領域と対とされる他の第2の
単位領域へ記録させるように制御を行う。また制御手段
は、管理領域に記録された情報に基づいてそのディスク
状記録媒体に対する記録再生動作制御を行う。
【0010】つまり、基本的な記録動作として、最初に
記録開始位置を管理情報として記録し、その次に主デー
タの記録を実行する。そして最後に記録終了位置を管理
情報として記録する。また、主データの記録の際には、
記録される各第1の単位領域において、一連の記録動作
における主データか否かという、連続性が判別できるよ
うな識別情報を記録していくようにするものである。
【0011】識別情報は、例えば時刻情報など一連のデ
ータの連続性が判断できるものであればよい。また識別
情報は、各第1の単位領域内において物理的に離れた位
置に2ヶ所以上記録されるようにする。もしくは識別情
報は、各第1の単位領域内における記録動作対象エリア
の先頭部分と後端部分に記録されるようにする。これに
より、識別情報の再生に関する安全性を高めることがで
きる。
【0012】そして制御手段は、装填されたディスク状
記録媒体に対して管理領域を再生したときに、或るデー
タファイルについての記録開始コード及び記録開始位置
情報が記録されている一方の第2の単位領域と一対とさ
れる他方の第2の単位領域において、記録終了コード及
び記録終了位置情報が記録されていない場合、つまり不
適切な管理情報が発見された場合は、次のような処理を
行う。まず、その一方の第2の単位領域に記録された記
録開始位置情報に相当する第1の単位領域からの検索再
生を行い、各第1の単位領域に記録されている識別情報
を用いてデータファイルの記録終了位置となる第1の単
位領域を検出する。そして、その検出された第1の単位
領域の位置情報を記録終了位置情報として、記録終了コ
ードとともに他方の第2の単位領域に記録が行なわれる
ようにする。つまり、電源遮断などの事故で記録動作が
中断され、データファイルの実際の状態と管理情報内容
が不一致である場合に、実際のデータファイルの記録状
態に応じて管理情報を更新して管理情報内容を適切なも
のとする。
【0013】また制御手段は、装填されたディスク状記
録媒体における管理領域のうちで或る特定のデータファ
イルに対応する一対の第2の単位領域において、記録開
始コードを空き先頭コードに書き換え、また記録終了コ
ードを空き終端コードに書き換えることで、特定のデー
タファイルの消去を実現する。そして、装填されたディ
スク状記録媒体に対して管理領域を再生したときに、一
対となる第2の単位領域において、一方の第2の単位領
域において記録開始コードが存在せず、他方の第2の単
位領域に或るデータファイルについての記録終了コード
及び記録終了位置情報が記録されていた場合とは、消去
などのための編集処理中に電源遮断などの事故が発生し
て、その処理が中断したような場合である。そこでこの
ような時は、制御手段は、一方の第2の単位領域におい
て記録開始コードの記録が行なわれるように制御を行
う。つまり管理情報内容を編集処理実行前の状態に復帰
させる。
【0014】また、ディスク状記録媒体の管理領域に記
録されている情報を記憶することのできるメモリ手段を
備え、制御手段は、装填されているディスク状記録媒体
の管理領域を再生した際に各第2の単位領域から読みと
られる各データファイルに関する記録開始コードと記録
開始位置情報、もしくは記録終了コードと記録終了位置
情報を、メモリ手段に保持させる。そして、そのメモリ
手段に保持された情報を用いて記録再生動作を制御する
ようにする。また、制御手段は、ディスク状記録媒体に
おける第2の単位領域の内容の更新を行うときには、そ
の第2の単位領域の情報としてメモリ手段に記憶されて
いる情報の内容も同様に更新する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態としての
ディスク及び記録再生装置(ディスクドライバ)につい
て、次の順序で説明する。 <1.ディスクフォーマット> <2.管理セクターフォーマット> <3.データセクターフォーマット> <4.記録再生装置の構成> <5.記録時の処理> <6.再生時の処理> <7.消去時の処理> <8.ディスク装填時の処理>
【0016】<1.ディスクフォーマット>図1は、本
例のディスクのゾーン構成及び周回トラックの構成を示
すものである。ディスクの半径方向は16分割され、そ
のうちの15個の領域がそれぞれゾーンZ1,Z2,Z
3・・・・Z14,Z15とされている。このゾーンZ
1〜Z15までが、いわゆる主データとしてのデータフ
ァイルが記録されるデータ領域となる。一方最内周側の
ゾーンZSIは、データ領域に記録されるデータファイ
ルの管理情報が記録される管理領域とされる。
【0017】このディスクは、一定回転速度で回転され
ながら記録/再生動作が行われる、いわゆるCAV方式
のディスクであるとする。従って各ゾーン(Z1〜Z1
5、ZSI)においては、一定のクロック周波数でデー
タの記録再生が行われることになり、記録密度は内周側
ほど高いものとなる。なお、本発明の一例としてCAV
方式のディスクをあげるが、例えば外周側のゾーンにい
くほどクロック周波数を高くすることで、内外周の記録
密度差を解消し、容量増大を実現するゾーンCAV方式
であってもよい。また線速度一定で駆動するCLV方式
や、ゾーン毎に回転速度を変化させるゾーンCLV方式
などでも本発明を適用できる。
【0018】ディスクの1周回トラックについてみる
と、ゾーンZ1〜Z15のデータ領域については1トラ
ックは32個のデータセクターDSから形成されている
ものとなっている。各データセクターDSは、アドレス
等が例えばピット形態でプリフォーマットされているプ
リフォーマットエリアAPと、主データ等が記録される
記録エリアARから構成されている。
【0019】また管理領域としてのゾーンZSIでは、
1トラックは128個の管理セクターKSから形成され
る。各管理セクターKSは、データセクターDSと同様
に、アドレス等が例えばピット形態でプリフォーマット
されているプリフォーマットエリアAPと、記録エリア
ARから構成されている。ただし記録エリアARのサイ
ズはデータセクターDSとは異なり、また記録される内
容は主データではなく管理情報となる。
【0020】図2に各ゾーンZ1〜Z15及びZSIに
ついてのフォーマットを示す。まずデータ領域における
ゾーンZ1〜Z15のすべてが、1トラックでのセクタ
ー数は32とされている。ディスクにおけるデータ記録
が行われる領域、つまりゾーンZ1〜Z15のようにゾ
ーン分割される領域は、半径20.0mmから半径5
7.5mmまでの領域とされている。そして最内周側と
なるゾーンZ1は半径20.0mmの位置から始まり、
半径22.5mmの位置までの半径2.5mm範囲の領
域とされる。他の各ゾーンについても、それぞれ半径
2.5mmづつの領域として、図示するように位置が設
定されている。
【0021】このディスクはCAV方式で回転駆動され
るものであり、従って線速度については外周側のゾーン
にいくほど速くなる。この図の場合はディスクを32H
z(1920rpm)で回転させた場合の各ゾーン毎の
線速度範囲(ゾーン内の最内周側での線速度とゾーン内
の最外周側での線速度)を示している。次にクロック周
波数を示しているが、内外周方向の位置に関わらず、一
定の周波数とされ、本例では16.5MHzとしてい
る。
【0022】クロック周波数が一定であることと、線速
度が外周側にいくほど高くなることから、記録密度は、
最内周側のゾーンZ1では、すべてのゾーンのうちで最
も高いものとなり、そのゾーンZ1内の最内周部位で
0.37μm/bit、ゾーンZ1内の最外周部位で
0.41μm/bitとなる。そして外周側にいくほど
記録密度は低くなっていき、最外周側のゾーンZ15で
は、すべてのゾーンのうちで最も低いものとなり、その
ゾーンZ15内の最内周部位で1.00μm/bit、
ゾーンZ15内の最外周部位で1.05μm/bitと
なる。
【0023】管理領域となるゾーンZSIについては、
1トラック内の単位領域となるセクター数が128とさ
れる。そしてこのゾーンZSIは、半径17.5mmか
ら半径20.0mmまでの領域とされている。クロック
周波数や回転速度はデータ領域と同様とされる。線速度
は、ゾーンZSIの最内周側で3.5m/sec、ゾー
ンZSIの最外周側で4.0m/secとなる。記録密
度は、ゾーンZSI内の最内周部位で0.32μm/b
it、ゾーンZSI内の最外周部位で0.37μm/b
itとなる。
【0024】<2.管理セクターフォーマット>図3に
よりゾーンZSIにおける単位領域となる管理セクター
KSのフォーマットについて説明する。図1で説明した
ように管理セクターKSは、プリフォーマットエリアA
Pと、記録エリアARとから構成されており、このプリ
フォーマットエリアAPと記録エリアARをあわせて1
68バイトの領域となる。この168バイトの領域であ
る管理セクターKSが128個連続して1トラックが形
成される。
【0025】セクターの先頭のプリフォーマットエリア
APは、あらかじめディスク上に例えばエンボスピット
などの形態でデータが記録された再生専用の領域とさ
れ、このプリフォーマットエリアAPには、クロック生
成情報VFO−1と、ディスク位置情報が記録される。
クロック生成情報VFO−1としては、24バイト分の
領域において、記録再生装置におけるクロック再生用の
PLL回路をロックさせるためのいわゆるクロックピッ
トが形成されている。そしてこのクロック生成情報VF
O−1を用いて再生されたクロックが、ディスク位置情
報のデータの再生処理のためのクロックとされる。
【0026】このクロックが用いられて、続く20バイ
トの領域に記録されているディスク位置情報の再生が行
われる。このディスク位置情報としては、下部に拡大し
て示すように、8バイトのアドレス値とそれに対応する
2バイトのCRCとしての10バイト分のアドレスコー
ドが形成され、このアドレスコードが2回つづけて記録
される。このアドレスはディスク上でセクター(管理セ
クターKS及びデータセクターDS)毎に付される絶対
アドレスとなる。
【0027】管理セクターKSにおいて、以上のプリフ
ォーマットエリアAPに続く領域は、記録再生動作が可
能な記録エリアARとされる。記録エリアARには、ま
ず記録再生装置のレーザ出力パワー調整用の領域として
ALPC領域(Automatic Lazer Power Control )が4
バイト長の区間として設けられ、それに続く領域におい
て、クロック生成情報VFO−2が記録される。クロッ
ク生成情報VFO−2は、上記クロック生成情報VFO
−1と同じく、記録再生装置におけるクロック再生用の
PLL回路をロックさせるためのいわゆるクロックパタ
ーンが形成されているものとなる。そしてこのクロック
生成情報VFO−2を用いて再生されたクロックが、続
くファイル管理情報記録領域のデータの再生処理のため
のクロックとなる。
【0028】96バイトの領域とされるファイル管理情
報記録領域には、後述するデータセクターDSに記録さ
れるデータファイルの管理情報が記録される。ファイル
管理情報記録領域としての96バイトのフォーマットを
下部に拡大して示す。このファイル管理情報記録領域に
は、2バイトのコード、8バイトのポイントアドレス、
30バイトのファイル名、8バイトのECCとして1セ
ットとなる48バイトの管理情報が、同一内容で2回連
続して記録されるように設定されている。
【0029】2バイトのコードとは、その次に記録され
るポイントアドレスの種別を識別する情報となる。いま
仮に、C1〜C4というコード値を考え、例えばC1は
記録開始ポイント、C2は記録終了ポイント、C3は空
き先頭ポイント、C4は空き終端ポイント、をそれぞれ
示すものとする。続くポイントアドレスとは、データ領
域における特定の絶対アドレス(即ち或るデータセクタ
ーDSのアドレス)が記録されるものとなるが、そのア
ドレスのデータセクターの種別がコードで表されること
になる。
【0030】例えばコード=C1であれば、続くポイン
トアドレスで示されるデータセクターDSは、或るデー
タファイルを構成する一連の複数のデータセクターのう
ちで先頭のデータセクターであることになる。またコー
ド=C2であれば、続くポイントアドレスで示されるデ
ータセクターDSは、或るデータファイルを構成する一
連の複数のデータセクターのうちの最後のデータセクタ
ーであることになる。さらに、コード=C3であれば、
続くポイントアドレスで示されるデータセクターDS
は、或るデータファイルの全部又は一部が消去された後
の空き領域となっている一連の複数のデータセクターの
うちで先頭のデータセクターであることが示される。ま
たコード=C4であれば、続くポイントアドレスで示さ
れるデータセクターDSは、或るデータファイルの全部
又は一部が消去された後の空き領域となっている一連の
複数のデータセクターのうちの最後のデータセクターで
あることが示されることになる。
【0031】続いて30バイトでファイル名が記録され
る領域が用意されている。これは、即ち、ポインタアド
レスで示されるデータセクターDSが始点もしくは終点
となるデータファイルのファイル名である。そしてEC
Cとして、コード、ポイントアドレス、ファイル名に対
するエラー訂正コードが付加される。以上のコード、ポ
イントアドレス、ファイル名、ECCが2回くり返し記
録されて96バイトのデータとなる。
【0032】このような管理セクターKSは、連続する
2つの管理セクター(管理セクターKS(n)と管理セ
クターKS(n+1)により、1つのデータファイルを
管理することになる。即ち管理セクターKS(n)にお
いてコード=C1とされたうえで、或るデータファイル
の先頭のデータセクターDSのアドレスが、ポイントア
ドレスとして記録される。そして次の管理セクターKS
(n+1)においてコード=C2とされたうえで、その
データファイルの最後のデータセクターDSのアドレス
が、ポイントアドレスとして記録される。このように2
つの管理セクターKS(n)、KS(n+1)により最
初と最後のデータセクターの位置が記されることで、そ
のデータファイルの記録位置が管理されたことになる。
なお2つの管理セクターKS(n)、KS(n+1)に
おいて、当然ながらファイル名は同一となる。
【0033】<3.データセクターフォーマット>次に
図4により、ゾーンZ1〜Z15、つまりデータ領域に
おける単位領域となるデータセクターDSのフォーマッ
トについて説明する。データセクターDSも、プリフォ
ーマットエリアAPと、記録エリアARとから構成され
ているが、データセクターDSでは記録エリアARとし
ての領域サイズが管理セクターよりも大きく設定され、
プリフォーマットエリアAPと記録エリアARをあわせ
て642バイトの領域となる。この642バイトの領域
であるデータセクターDSが32個連続して1トラック
が形成される。
【0034】エンボスピットなどの形態でデータが記録
されたセクターの先頭のプリフォーマットエリアAP
は、管理セクターKSの場合と同様に、クロック生成情
報VFO−1と、ディスク位置情報が記録される。そし
てクロック生成情報VFO−1として、24バイト分の
領域において、記録再生装置におけるクロック再生用の
PLL回路をロックさせるためのいわゆるクロックピッ
トが形成され、このクロック生成情報VFO−1を用い
て再生されたクロックが、ディスク位置情報のデータの
再生処理のためのクロックとなる。
【0035】このクロックが用いられて再生される、2
0バイトのディスク位置情報も、管理セクターKSと同
様に、8バイトのアドレス値とそれに対応する2バイト
のCRCとしての10バイト分のアドレスコードが形成
され、この絶対アドレスとしてのアドレスコードが2回
つづけて記録される。
【0036】データセクターDSにおいて、以上のプリ
フォーマットエリアAPに続く記録エリアARは、管理
セクターKSにおけるそれよりも長い領域とされる。こ
の598バイトの記録エリアARには、まず記録再生装
置のレーザ出力パワー調整用の領域としてALPC領域
(Automatic Lazer Power Control )が4バイト長の区
間として設けられ、それに続く領域において、クロック
生成情報VFO−2が記録される。クロック生成情報V
FO−2は、上記クロック生成情報VFO−1と同じ
く、記録再生装置におけるクロック再生用のPLL回路
をロックさせるためのいわゆるクロックパターンが形成
されているものとなる。そしてこのクロック生成情報V
FO−2を用いて再生されたクロックが、続くデータ記
録領域のデータの再生処理のためのクロックとなる。
【0037】570バイトの領域とされるデータ記録領
域には、データファイルを形成することになる主データ
等が記録される。データ記録領域としての570バイト
のフォーマットを下部に拡大して示す。このデータ記録
領域には、8バイトの記録時刻、4バイトのCRC、5
46バイトのデータ及びECC、8バイトの記録時刻、
4バイトのCRCが記録されるように設定されている。
【0038】8バイトの記録時刻とは、そのデータセク
ターDSに対して実際に記録を行った時刻の情報とな
る。そしてその記録時刻としてのデータに対して4バイ
トのCRCが付加される。この記録時刻及びCRCは、
データ記録領域の先頭部分と後端部分の両方に2回記録
されることになる。これは、ディスク上の欠陥などによ
り一方の記録時刻情報が読み取れなくなったような場合
でも、他方の記録時刻情報が読めることで、記録時刻情
報の適正読取の可能性を高めるものとなる。なお、この
ために、同一値とされる2つの記録時刻が、データ記録
領域内で物理的に最も離れていることは、最も好適なも
のとなる。記録時刻はそのデータセクターDSへの記録
実行時刻となるが、ディスクを32Hz(1920rp
m)で回転させる場合は、時刻の値はセクター毎に1/
32秒づつ変化していくことになる。
【0039】546バイトのデータ及びECC(エラー
訂正コード)としては、512バイトの主データと、そ
れに対して付加される34バイトのECCとから成る。
1つのデータセクターDSにおいて546バイトの主デ
ータが記録され、そのデータセクターDSへの記録動作
が必要なだけ連続されていくことで、データファイルと
しての主データの記録が実現されることになる。
【0040】データセクターDSがこのようなセクター
フォーマットとされることで、データセクターDSを連
続して読み込んでいくことで、1つのデータファイルの
始点と終点となるデータセクターが判別できることにな
る。つまり、記録時刻の情報がデータセクターDS毎に
記録されているため、記録動作としての時刻が連続して
いるセクターは、同一のデータファイルを構成するセク
ター群であると判別できる。そして例えば、或るデータ
セクターDS(m)と次のデータセクターDS(m+
1)において記録時刻としての連続性がとぎれていた
ら、データセクターDS(m)が、データファイルの終
端としてのセクターと判断できる。また、或るデータセ
クターDS(l)とその前のデータセクターDS(l−
1)において記録時刻としての連続性がとぎれていた
ら、データセクターDS(l)が、データファイルの最
初のセクターと判断できる。
【0041】このようなデータファイルについて、最初
のデータセクターDS(l)のアドレスが、上述した管
理セクターKS(n)において記録され、また最後のデ
ータセクターDS(m)のアドレスが、管理セクターK
S(n+1)に記録されて、1つのデータファイルが管
理される。
【0042】<4.記録再生装置の構成>以上のような
ディスクに対応してデータファイルの記録再生を行う記
録再生装置1について、図5で説明する。
【0043】記録再生装置1には、データファイルを形
成するデータDIN(主データ)が入力端子11に供給さ
れる。例えばビデオデータをデータファイルとして記録
するシステムにおいて、この記録再生装置1が適用され
るのであれば、入力端子11に供給されるデータDINは
ビデオカメラ等で撮影されたビデオデータであり、その
連続して撮影された一連のビデオデータが1つのデータ
ファイルとして記録される。また、コンピュータシステ
ムに適用されるのであれば、各種のアプリケーションに
応じた1つのファイルを構成するデータが、ホストコン
ピュータ等から入力端子11に供給されるデータDINと
なる。なお、本例は撮影システムにおける記録再生装置
としての例で説明していくこととし、従ってデータDIN
は接続されているビデオカメラにより撮影され、デジタ
ルデータ形態で転送されてきたビデオデータであるとす
る。
【0044】図5の記録再生装置1は、大きく分けて、
制御系、ディスクドライブ系、エンコード系、デコード
系から構成される。この図においては、入力端子11、
インターフェース12、ECC/ビデオエンコーダ1
3、バッファメモリ14、データエンコーダ15、スイ
ッチ17、時刻/CRCエンコーダ18、管理情報ジェ
ネレータ19、バッファメモリ20、管理情報エンコー
ダ21の各ブロックが、エンコード系に相当する。
【0045】また、レーザドライバ22、光学ヘッド2
3、スピンドルモータ24、スピンドルサーボ回路2
5、ヘッドサーボ回路26の各ブロックが、ディスクド
ライブ系に相当する。
【0046】また、システムコントローラ30、操作部
31、時計部32、管理情報メモリ33、クロックジェ
ネレータ35、タイミングジェネレータ36の各ブロッ
クが、制御系に相当する。
【0047】これら以外の、ヘッドアンプ41、アドレ
スイコライザ42、アドレスデコーダ43、ヘッドアン
プ44、セクタ情報イコライザ45、PLL回路46、
管理情報デコーダ47、タイムデコーダ48、データデ
コーダ50、バッファメモリ51、ECC/ビデオデコ
ーダ52、インターフェース53、出力端子54の各ブ
ロックが、デコード系に相当する。
【0048】ビデオデータDINは、入力端子11から記
録再生装置1のエンコード系に入力され、ビデオデータ
として所定のエンコード処理が施されてからディスクド
ライブ系に供給される。ディスクドライブ系には上述し
てきたフォーマットのディスク90が装填されており、
エンコードされたビデオデータのディスク90への記録
動作を行う。
【0049】またディスクドライブ系による再生動作に
よってディスク90から読み出されたビデオデータは、
デコード系においてデコード処理され、出力端子54か
ら再生ビデオ信号DOUT として出力される。この記録再
生装置1の動作は制御系の制御に基づいて行われる。
【0050】この記録再生装置1において、ディスク9
0はディスクドライブ系におけるスピンドルモータ24
によってCAV方式で回転駆動されることになる。即
ち、ディスク90が装着されると、システムコントロー
ラ30はスピンドルサーボ回路25にスピンドルモータ
24の起動指令を出力し、スピンドルモータ24の回転
を開始させる。そしてスピンドルモータ24にはその回
転速度に比例したパルスを発生させるFG(周波数発生
器)が取り付けられており、このFGパルスがスピンド
ルモータ24の回転速度検出情報としてスピンドルサー
ボ回路25に供給される。スピンドルサーボ回路25は
FGパルスを検出しながら、スピンドルモータ24の回
転速度が例えば1920rpm(32Hz)となるよう
にサーボ制御を行うことになる。
【0051】ディスク90に対する記録時及び再生時に
おいて、光学ヘッド23から出力されるレーザ光はディ
スク90の記録面に照射される。その反射光情報が光学
ヘッド23内のディテクタによって検出され、ディスク
90からの情報として出力される。この反射光情報から
はディスク90の記録トラックに対する良好な走査を実
行するためのサーボ情報として、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号、スライドエラー信号が抽
出され、ヘッドサーボ回路26に供給される。光学ヘッ
ド23におけるレーザ出力端となる対物レンズは、いわ
ゆる2軸機構によりディスク90の半径方向及びディス
ク90に接離する方向に移動可能に支持されており、そ
の2軸機構のトラッキングコイルに印加された電力に応
じて対物レンズはトラッキング方向に移動される。また
2軸機構のフォーカスコイルに印加された電力に応じて
対物レンズはフォーカス方向に移動される。
【0052】ヘッドサーボ回路26はフォーカスエラー
信号、トラッキングエラー信号から、2軸機構のフォー
カスコイル及びトラッキングコイルに印加する信号を生
成し、サーボ駆動信号として2軸機構に出力する。即ち
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がそれ
ぞれゼロとなる方向にサーボ制御を行うことで、レーザ
光による記録トラックに対する良好な走査を実現させ
る。また図示しないが光学ヘッド23はスライド機構に
よりディスク90の半径方向に移動可能とされている
が、ヘッドサーボ回路26は、このスライド機構の駆動
信号をスライドエラー信号から生成し、適切なスライド
動作を実行させる。またヘッドサーボ回路26はシステ
ムコントローラ30からの指令に基づいてスライド機構
等の動作制御を行い、光学ヘッド23のシーク動作を実
行させることになる。
【0053】ディスク90に対する記録動作時には、ス
イッチ17を介してエンコード系から記録データがレー
ザドライバ22に供給される。レーザドライバ22は供
給された記録データにより変調されたレーザドライブ信
号を生成し、光学ヘッド23に供給する。光学ヘッド2
3内のレーザ光源(例えばレーザダイオードやレーザカ
プラなど)は、レーザドライブ信号に応じて記録レベル
のレーザ光出力動作を実行する。記録データによって変
調されたレーザ光がディスク90に照射されることで、
ディスク90に対して光変調方式の記録、例えば相変化
方式の記録が実行されることになる。
【0054】また記録時であってもサーボ制御の必要性
から、光学ヘッド23から反射光情報が抽出され、上述
のようにヘッドサーボ回路26が動作するとともに、デ
ィスク90に再生専用情報として記録されているアドレ
スデータを抽出する必要がある。このため反射光情報と
しての和信号がヘッドアンプ41に供給される。和信号
の高域成分はヘッドアンプ41で増幅された後、アドレ
スイコライザ42を介してアドレスデコーダ43に供給
される。そしてアドレスデコーダ43でアドレスデータ
が抽出され、システムコントローラ30に供給される。
システムコントローラ30は抽出されたアドレスからそ
の時点の走査位置を判断し、光学ヘッド23を適切なア
ドレスにアクセスさせてから記録動作を開始させること
になる。
【0055】記録データとしては、接続されたビデオカ
メラから供給されたビデオデータDINをエンコードした
データと、上述したデータセクターフォーマットにおい
て各セクタ毎に記録されることになる記録時刻情報とが
ある。なおビデオデータDIN及び記録時刻の情報はデー
タセクターDSにおけるデータ記録領域内に記録され
る。
【0056】クロックジェネレータ35は、図2で説明
したようにディスク90の記録再生位置(ゾーン)に関
わらず、常に16.5MHzとなる一定周波数のクロッ
クを発生させる。記録時においては、タイミングジェネ
レータ36はアドレスデコーダ43でデコードされたア
ドレスを基準として、クロックジェネレータ35からの
クロックをカウントし、図3、図4のセクターフォーマ
ットに示したクロック生成情報VFO−1の領域、ディ
スク位置情報の領域、ALPC領域、クロック生成情報
VFO−2の領域、ファイル管理情報記録領域もしくは
データ記録領域のそれぞれの走査タイミングを発生す
る。このタイミング信号により、スイッチ17の切換動
作、及びバッファメモリ14、データエンコーダ15、
バッファメモリ20、管理情報エンコーダ21の各動作
が制御される。
【0057】供給されたビデオデータDINは、インター
フェース11を介してECC/ビデオエンコーダ13に
供給される。そしてECC/ビデオエンコーダ13によ
り、データ圧縮処理や、誤り訂正コード付加処理が施さ
れた後、バッファメモリ14に記憶される。記録時刻情
報は時計部32で発生される。時計部32は常に現在時
刻として年月日時分秒フレームを計数しており、この現
在時刻情報が時刻/CRCエンコーダ18に供給され、
記録用のデータとしてのエンコード処理が施される。即
ち図4のデータ記録領域内の記録時刻及びCRCとして
の記録データにエンコードされる。
【0058】また管理情報は管理情報ジェネレータ19
から発生されることになり、発生された管理情報はバッ
ファメモリ20に蓄積される。バッファメモリ20に蓄
積される管理情報とは、図3の管理セクターのファイル
管理情報記録領域に記録されることになる、コード、ポ
イントアドレス、ファイル名、ECCの各データであ
る。これらの情報はシステムコントローラ30から転送
される情報に基づいて管理情報ジェネレータ19で生成
される。ファイル名は例えば操作部31からのユーザー
の名称入力に基づいて生成される。
【0059】システムコントローラ30からの、ディス
ク90の管理領域つまりゾーンZSIに対する記録動作
指令がタイミングジェネレータ36に供給されると、タ
イミングジェネレータ36はクロックのカウントにより
管理セクターKS内のタイミング信号を発生させる。ま
た、スイッチ17をTs端子に接続させる。バッファメ
モリ20ではファイル管理情報記録領域のタイミングと
なった際において、クロックに基づいて管理データの読
み出しを実行する。即ちバッファメモリ20に蓄積され
ていた管理情報が読み出され、管理情報エンコーダ21
によってエンコード処理される。例えばRLL(1,
7)及びNRZ変調が施される。
【0060】このようにエンコードされることで、図3
に示すファイル管理情報記録領域に記録されるべき96
バイト分の記録データが形成され、これがスイッチ17
を介してレーザドライバ22に供給される。従って管理
情報により変調された記録レーザ光が光学ヘッド23か
ら出力されて、ディスク90の管理セクターKSのファ
イル管理情報記録領域に記録されていくことになる。
【0061】またシステムコントローラ30からの、デ
ィスク90のデータ領域つまりゾーンZ1〜Z15のい
づれかに対する記録動作指令がタイミングジェネレータ
36に供給されると、タイミングジェネレータ36はク
ロックのカウントによりデータセクターDS内のタイミ
ング信号を発生させる。また、スイッチ17をTd端子
に接続させる。
【0062】この場合、タイミングジェネレータ36か
らのタイミング信号により、バッファメモリ14ではデ
ータセクターDS内のデータ記録領域に相当する期間に
おいて、データクロックに基づいたデータの読み出しが
実行される。即ちバッファメモリ14に蓄積されていた
ビデオデータ(及びECC)、時刻情報(及びCRC)
が読み出され、データエンコーダ15によってエンコー
ド処理される。この場合も例えばRLL(1,7)及び
NRZ変調が施される。このようにエンコードされたデ
ータがスイッチ17を介してレーザドライバ22に供給
され、従ってビデオデータや時刻情報により変調された
記録レーザ光が光学ヘッド23から出力されて、ディス
ク90のデータ記録領域に記録されていく。
【0063】ディスク90に対する再生動作時には、シ
ステムコントローラ30はレーザドライバ32に対して
再生レベルのレーザ光を連続的に出力させるように制御
を行う。これによって光学ヘッド23からは連続的に低
レベルのレーザ光が出力され、ディスク90に照射され
る。このときの反射光情報から再生データ信号成分が取
り出され、デコード系に供給されることになる。
【0064】記録動作時と同様に抽出されるアドレスデ
ータを監視しながら、まずシステムコントローラ30は
再生すべき領域への光学ヘッド23のアクセスを実行さ
せる。そして再生すべき領域のセクターに達したら、再
生動作、即ち管理セクターKSの管理情報やデータセク
ターDSのビデオデータや記録時刻情報の再生を開始す
る。
【0065】管理セクタKSの再生時には、ファイル管
理情報記録領域に相当するタイミングでの反射光情報か
ら得られる信号については、ヘッドアンプ44からの差
信号の高域成分がセクタ情報イコライザ45に供給され
て周波数特性処理が行われた後、PLL回路46で再生
クロックが生成され、管理情報デコーダ47で管理情報
のデータ内容がデコードされる。このように再生された
管理情報、即ちコード、ポイントアドレス、ファイル名
は、システムコントローラ30に供給されるとともに、
システムコントローラ30により管理情報メモリ33に
蓄えられる。管理情報メモリ33に記憶される管理情報
は、データファイルの再生時などに参照されたり、デー
タファイルの編集処理の際に書き換えられたりすること
となる。
【0066】データセクターDSの再生時には、データ
記録領域からの反射光情報から再生されるビデオデータ
については、ヘッドアンプ44からの再生情報の差信号
の高域成分がセクタ情報イコライザ45に供給されて周
波数特性処理が行われた後、PLL回路46で再生クロ
ックが生成され、データデコーダ50でデコードされ
る。このように再生されたビデオデータはバッファメモ
リ51に蓄積される。そして所定タイミングでバッファ
メモリ51から読み出されていき、ECC/ビデオデコ
ーダ56において、誤り訂正処理、圧縮解除のための非
圧縮デコード処理等が施される。そして再生ビデオデー
タDOUT とされて、インターフェース54から所定の機
器、例えば放送システムなどに出力される。
【0067】また、データ記録領域からの反射光情報の
内、時刻情報に相当する信号については、ヘッドアンプ
44、セクタ情報イコライザ45、PLL回路46を介
してタイムデコーダ48に供給され、時刻情報としてデ
コードされる。このようにデコードされた時刻情報はシ
ステムコントローラ30に供給される。
【0068】<5.記録時の処理>このような記録再生
装置1による記録時の動作について説明する。図6はシ
ステムコントローラ30の制御による記録時の処理のフ
ローチャートである。或るデータファイルの記録が開始
される際には、システムコントローラ30はまずステッ
プF101として、管理領域(ゾーンZSI)における
管理セクターKSのうち、まだ管理情報の記録が行われ
ていない管理セクター(未記録管理セクター)としての
最初の管理セクターを、セクターSとする。なおセクタ
ーSとは、或る処理対象のセクターを示す変数として説
明上用いるものとするが、実際の処理としては、例えば
処理対象のセクターのアドレスを保持するなどの処理と
すればよい。
【0069】次にステップF102として、システムコ
ントローラ30は記録すべきデータファイルのファイル
名Fと、実際にデータ領域においてデータファイルの記
録を始める位置、つまりデータファイルの先頭となるデ
ータセクターDSのアドレス(記録開始位置RS)を、
管理情報メモリ33に記憶させる。なお、記録開始時点
より前であるディスク装填時の処理については後述する
が、ディスク装填時にはその時点で記録されている管理
情報が全て読み出されて管理情報メモリ33に取り込ま
れており、従ってシステムコントローラ30は記録を開
始する時点でデータファイルの記録を開始すべきデータ
セクターDSのアドレス(つまりデータ領域内での未記
録領域としての最初のデータセクターのアドレス)を知
ることができる。また、装填時の管理情報取込によっ
て、ステップF101で設定する未記録管理セクターと
しての最初の管理セクターのアドレスも把握しているも
のである。またファイル名Fとは、例えば今回の記録に
対してユーザーが操作部31から入力した名称とする。
【0070】次にステップF103では、セクタS、つ
まりステップF101で設定した最初の未記録管理セク
ターに対して、そのファイル管理情報記録領域に、コー
ド、ポイントアドレス、ファイル名を記録する。この場
合コードは記録開始コードC1、ポイントアドレスはス
テップF102で設定した記録開始位置RS、ファイル
名はファイル名Fとなる。実際の動作として、システム
コントローラ30は記録開始コードC1、ポイントアド
レスRS、ファイル名Fを管理情報ジェネレータ19に
転送し、記録データとしての管理情報を発生させる。ま
たスピンドルモータ24の所定速度の回転動作の実行制
御やサーボ系の立ち上げ処理、光学ヘッド23のセクタ
Sへのアクセス、タイミングジェネレータ36への管理
セクターへの記録指令などを行って、ディスク90のセ
クターS(最初の未記録管理セクター)への管理情報の
記録を行なわせる。つまり、管理情報ジェネレータ1
9、バッファメモリ20、管理情報エンコーダ21、ス
イッチ17、レーザドライバ22の経路で管理情報とし
ての記録データが転送され、ディスク90への記録が行
われる。
【0071】実際のデータファイルの記録に先だって、
このように記録するデータファイルの記録開始位置RS
を管理する管理セクターが形成され、続くステップF1
04から実際のデータファイルの記録に移る。まずデー
タファイルの記録のために光学ヘッド23を記録開始位
置としてセットされているアドレスRSにアクセスさせ
る。このアドレスRSのデータセクタを、記録対象のデ
ータセクタを示す変数であるデータセクタSPとする。
【0072】そしてステップF105、F106、F1
07のループにおいて、データファイル及び記録時刻情
報を連続するデータセクターに連続して記録していくこ
とになる。つまり、まずステップF105でアドレスR
SのデータセクタSPに1セクター分の主データ(ビデ
オデータ)及び時刻情報の記録動作を行い、続いてステ
ップF107で記録対象となるデータセクターSPを次
のセクタに更新して、再びステップF105でセクター
の記録を行う。ステップF105での記録動作とは、入
力端子11から入力されバッファメモリ14に蓄積され
ているビデオデータ、及び時刻/CRCエンコーダ18
で発生されてバッファメモリ14に蓄積されている時刻
情報が、タイミングジェネレータ36からのタイミング
信号とクロックジェネレータ35からのクロックに基づ
いて読み出され、エンコードされた後レーザドライバ2
2に転送されてディスク90に記録される動作である。
【0073】このようなデータセクターの記録動作が継
続されていき、1つのデータファイルを構成する全ての
ビデオデータが記録されたら、処理はステップF106
からF108に進む。そして、そのビデオデータ記録を
行った最後のデータセクター、つまりその時点のデータ
セクターSPのアドレスをアドレスREとして保持す
る。このアドレスREは、管理情報メモリ33におい
て、ステップF102で記憶した記録開始位置RSに対
応する記録終了位置RSとして記憶されることになる。
【0074】続いてステップF109では、管理セクタ
ー(S+1)の記録を行う。即ち、ステップF103で
記録を行った管理セクターの次の管理セクターに対し
て、そのファイル管理情報記録領域に、コード、ポイン
トアドレス、ファイル名を記録する。この場合コードは
記録終了コードC2、ポイントアドレスはステップF1
08で設定した記録終了位置RE、ファイル名はファイ
ル名Fとなる。実際の動作として、システムコントロー
ラ30は記録開始コードC2、ポイントアドレスRE、
ファイル名Fを管理情報ジェネレータ19に転送し、記
録データとしての管理情報を発生させる。また光学ヘッ
ド23のセクタ(S+1)へのアクセス、タイミングジ
ェネレータ36への管理セクターへの記録指令などを行
って、ディスク90のセクター(S+1)への管理情報
の記録を行なわせる。つまり、管理情報ジェネレータ1
9、バッファメモリ20、管理情報エンコーダ21、ス
イッチ17、レーザドライバ22の経路で管理情報とし
ての記録データが転送され、ディスク90への記録が行
われる。
【0075】以上のような動作により1つのデータファ
イルの記録が完了する。つまり、最初にデータファイル
の開始ポイントとなるデータセクターを管理する管理情
報が1つの管理セクターKSに書き込まれ、続いてデー
タセクターDSへの実際のデータファイルを構成するビ
デオデータの記録が行われていく。この際、各データセ
クターにはそのビデオデータの記録動作を行った実際の
時刻情報も記録されていくことになる。上述したように
1920rpmでディスク90が回転される場合は、デ
ータセクター毎に記録時刻は1/32秒づつ変化してい
くことになる。
【0076】そして一連のビデオデータの記録が終了し
たら、その記録動作にかかる最後のデータセクターの管
理を行う管理情報が、或る管理セクターKSに書き込ま
れる。この場合の管理セクターとは、データファイルの
最初のデータセクターを管理する管理情報が記録された
管理セクターと対になる管理セクターである。この一対
の管理セクターとは、本例では、物理的に隣接する2つ
の管理セクターとしている。
【0077】このような記録動作により、1つのデータ
ファイルが2つの管理セクターによって管理される状態
が実現される。例えば、図7(a)に模式的に示すよう
にディスク90のデータ領域においてファイル〜ファ
イルまでの3つのデータファイルが上記記録動作で記
録されたとする。なお各データファイルの最初のデータ
セクターと最後のデータセクターのアドレスをA1から
A6として示している。
【0078】このとき、このディスク90の管理領域に
は、図7(b)のように管理情報が記録されていること
になる。管理領域における各管理セクターを物理的な先
頭セクターから順にKS1、KS2、KS3・・・・と
して示すとすると、管理セクタKS1においてファイル
の先頭を管理する情報が記録され、管理セクタKS1
と対になる管理セクタKS2にファイルの終端を管理
する情報が記録される。具体的には管理セクタKS1で
は、ファイル名が「ファイル」、ポイントアドレスの
値が「A1」とされるとともに、コードが記録開始ポイ
ントを示すコードC1とされることで、「ファイルの
開始セクターのアドレスはA1である」という内容の管
理情報が記録されていることになる。一方、管理セクタ
KS2では、ファイル名が「ファイル」、ポイントア
ドレスの値が「A2」とされるとともに、コードが記録
終了ポイントを示すコードC2とされることで、「ファ
イルの終了セクターのアドレスはA2である」という
内容の管理情報が記録されていることになる。
【0079】ファイル、ファイルについても、それ
ぞれ管理セクターKS3、KS4と、管理セクターKS
5、KS6の各一対の管理セクターによって同様に記録
開始セクターと記録終了セクターの位置が管理される。
【0080】<6.再生時の処理>次に再生時の処理を
図8に示す。例えば上記図7のようにデータファイルが
記録されているディスク90に対する再生を行う場合
は、再生対象となるデータファイルのアドレスを管理情
報から判別することになる。
【0081】後述するディスク装填時の処理において説
明するが、管理領域において既に管理情報が記録されて
いる管理セクターが存在する場合(つまりデータ領域に
おいて1つ以上のデータファイルが適正に記録されてい
る場合)は、その管理セクターの内容が再生され、管理
情報メモリ33に取り込まれることになる。また、その
後に記録が行われた場合は、図6のステップF102,
F108の時点で記録動作にかかる新たな管理情報が、
管理情報メモリ33にも加えられる。従って再生時に
は、システムコントローラ30は管理情報メモリ33に
記憶されている管理情報を参照すれば、再生すべきデー
タファイルのアドレスを知ることができる。
【0082】ユーザーが例えば操作部31から再生すべ
きデータファイルのファイル名を入力して再生操作を行
ったら、システムコントローラ30は図8のステップF
201の処理として、まず管理情報メモリ33を検索し
て、入力されたファイル名に該当する管理情報を探し、
その管理情報として記録されている記録開始位置RSと
記録終了位置REを読み出す。例えば図7の例でファイ
ルの再生を行う場合は、記録開始位置RSとしてアド
レスA3が、また記録終了位置REとしてアドレスA4
が読み込まれることになる。
【0083】そしてステップF202で光学ヘッド23
をディスク90の記録開始位置RSにアクセスさせ、ア
クセスが終了したら、ステップF203で、その記録開
始位置RSのアドレスのデータセクターから再生を開始
させ、以降ステップF203,F204のループで、デ
ータファイルの終了のデータセクターまでの再生が継続
される。各データセクターの再生中は、そのデータセク
ターのアドレスも読み込まれることになるが、ステップ
F203で或るデータセクターを再生し、そのセクター
のアドレスが記録終了位置REとして保持している値と
一致したら、それはデータファイルの最後のデータセク
タまでの再生を完了したことになり、ステップF204
で肯定結果が得られて再生処理が終了される。
【0084】<7.消去時の処理>次にデータファイル
の消去時の処理について図9で説明する。データファイ
ルの消去を行うには、実際にデータファイルとしての記
録データの消去を行うのではなく、管理情報に対して必
要な更新処理を行えばよい。消去処理としては、或るデ
ータファイルについて全部を消去する場合と、先頭から
の途中までを部分的に消去する場合と、途中から終端ま
でを部分的に消去する場合と、途中から途中まで、つま
りデータファイルの中間部分を部分的に消去する場合と
が考えられる。
【0085】ユーザーは或るデータファイルの消去を行
う際には、データファイルの指定(ファイル名入力)と
ともに、全消去か部分消去かの設定操作を行う。部分消
去の場合は、データファイル内で消去すべき区間を指定
することになる。このような消去操作が行われたら、シ
ステムコントローラ30は、まずステップF301で管
理情報メモリ33内の管理情報に対して、必要な管理情
報内容の更新処理を行う。この管理情報更新の実質的な
内容については、以下説明するディスク90上での管理
セクターKSの更新処理における内容と同様となる。
【0086】続いてステップF302以降で、ディスク
90上での実際の更新処理に移る。まずファイル名Fが
一致する管理セクタS及び管理セクタS+1を検索す
る。管理セクタSと管理セクタS+1は、上述のように
一対で1つのデータファイルを管理する管理セクタであ
る。またこの場合のファイル名Fとは消去対象としてユ
ーザーが指定したファイル名である。
【0087】指定されたデータファイルについての管理
情報が記録されている管理セクターS、S+1が検索で
きたら、ステップF303でデータファイルの全消去で
あるか否かを判断する。そのデータファイルの全体を消
去するのであれば処理をステップF304に進め、管理
セクタSにおけるコードを空き先頭ポイントとなるコー
ドC3に更新し、続いてステップF305で、管理セク
タS+1におけるコードを空き終端ポイントとなるコー
ドC4に更新して処理を終える。
【0088】上記図7の状態から、ファイルを全消去
する場合の動作例を図10に示す。ファイルが消去対
象とされたことで、ステップF302ではファイル名が
「ファイル」と記録されている管理セクターが検索さ
れる。この処理によって図10(b)のように、管理セ
クタKS3がセクタSに該当し、管理セクタKS4がセ
クタS+1に該当することとなる。
【0089】そしてステップF304の処理で管理セク
タKS3のコードが、図7に示していた記録開始ポイン
トのコードC1から図10のように空き先頭ポイントを
示すコードC3に更新されることで、以降は、ポイント
アドレスとして記録されているアドレスA3は、空き領
域の先頭のアドレスと認識されることになる。また、ス
テップF305の処理で管理セクタKS4のコードが、
図7に示していた記録終了ポイントのコードC2から図
10のように空き終端ポイントを示すコードC4に更新
されることで、以降は、ポイントアドレスとして記録さ
れているアドレスA4は、空き領域の終端のアドレスと
認識されることになる。即ち図10(a)のようにアド
レスA3からA4までの区間は空き領域と見なされるよ
うになり、これによってファイルの消去が行われたこ
とになる。
【0090】ところで、消去動作がデータファイルの部
分消去の場合は、ステップF303からF306に進む
ことになり、ステップF306とF308で、その部分
消去がデータファイルの先頭を含む区間の消去である
か、データファイルの終端を含む区間の消去であるか、
もしくはデータファイルの先頭も終端も含まない中間区
間の消去であるか、の別によって処理が区分される。
【0091】データファイルの先頭を含む区間の消去で
ある場合は、ステップF307に進み、管理セクタSの
ポイントアドレスの値を、消去する区間としての最後の
データセクターの次のデータセクターのアドレスの値に
変更して、処理を終える。
【0092】上記図7の状態から、ファイルにおける
先頭セクターを含む区間を消去する場合の動作例を図1
1に示す。ファイルが消去対象とされたことで、ステ
ップF302ではファイル名が「ファイル」と記録さ
れている管理セクターが検索され、図11(b)のよう
に、管理セクタKS3がセクタSに該当し、管理セクタ
KS4がセクタS+1に該当することとなる。
【0093】そして消去する区間として、図11(a)
のアドレスA3のデータセクターからアドレスA10の
データセクターまでが指定されていたとすると、ステッ
プF307の処理に進み、管理セクタKS3のポイント
アドレスの値が、図7に示していたアドレスA3から図
11(b)のようにアドレスA11に更新される。アド
レスA11とは、消去する区間としての最後のデータセ
クター(アドレスA10)の次のデータセクターのアド
レスの値である。このような更新処理により、管理セク
タKS3にポイントアドレスとして記録されているアド
レスA11から、管理セクタKS4にポイントアドレス
として記録されているアドレスA4までが、ファイル
の領域と認識されることになり、つまり、ファイルの
記録開始位置が後方にずらされることで、ファイルの
先頭を含む区間として、図11(a)のアドレスA3か
らA10までが消去されたことになる。
【0094】データファイルの終端を含む区間の消去で
ある場合は、ステップF308からF309に進み、管
理セクタS+1のポイントアドレスの値を、消去する区
間としての最初のデータセクターの1つ手前のデータセ
クターのアドレスの値に変更して、処理を終える。
【0095】上記図7の状態から、ファイルにおける
最後のセクターを含む区間を消去する場合の動作例を図
12に示す。ファイルが消去対象とされたことで、ス
テップF302ではファイル名が「ファイル」と記録
されている管理セクターが検索され、図12(b)のよ
うに、管理セクタKS3がセクタSに該当し、管理セク
タKS4がセクタS+1に該当することとなる。
【0096】そして消去する区間として、図12(a)
のアドレスA20のデータセクターからアドレスA4の
データセクターまでが指定されていたとすると、ステッ
プF309の処理に進み、管理セクタKS4のポイント
アドレスの値が、図7に示していたアドレスA4から図
12(b)のようにアドレスA21に更新される。アド
レスA21とは、消去する区間としての最初のデータセ
クター(アドレスA20)の1つ手前のデータセクター
のアドレスの値である。このような更新処理により、管
理セクタKS3にポイントアドレスとして記録されてい
るアドレスA3から、管理セクタKS4にポイントアド
レスとして記録されているアドレスA21までが、ファ
イルの領域と認識されることになり、つまり、ファイ
ルの記録終了位置が前方にずらされることで、ファイ
ルの終端を含む区間として、図12(a)のアドレス
A20からA4までが消去されたことになる。
【0097】データファイルの先頭も終端も含まない中
間区間の消去である場合は、ステップF308でも否定
結果が出て、ステップF310に進むことになる。この
場合はまず管理セクターKSとしての一対の空きセクタ
ーを検索して、その2つの管理セクターKSを、セクタ
ーT、セクターT+1とする。続いてステップF311
で、セクターTに記録開始ポイントのコードC1、ファ
イル名F、ポイントアドレスを記録する。ファイル名F
とは、現在部分消去の対象となっているデータファイル
のファイル名である。またポイントアドレスとして、消
去対象となっている中間区間の最後のデータセクターの
次のデータセクターのアドレスが記録される。
【0098】次にステップF312で、セクターT+1
に記録終了ポイントのコードC2、ファイル名F、ポイ
ントアドレスを記録する。ファイル名Fは、同様に、現
在部分消去の対象となっているデータファイルのファイ
ル名である。またポイントアドレスとして、管理セクタ
ーS+1においてポイントアドレスとして記録されてい
る値が記録される。
【0099】さらにステップF313において、セクタ
ーS+1のポイントアドレスを、消去対象となっている
中間区間の最初のデータセクターの1つ手前のデータセ
クターのアドレスに更新する。以上の処理を行って消去
処理を終える。
【0100】上記図7の状態から、ファイルにおける
中間区間を消去する場合の動作例を図13に示す。ファ
イルが消去対象とされたことで、ステップF302で
はファイル名が「ファイル」と記録されている管理セ
クターが検索され、図13(b)のように、管理セクタ
KS3がセクタSに該当し、管理セクタKS4がセクタ
S+1に該当することとなる。
【0101】そして消去する区間として、図13(a)
のアドレスA31のデータセクターからアドレスA32
のデータセクターまでが指定されていたとすると、まず
ステップF310の処理に進み、一対の空きセクターを
検索する。図7からわかるように管理セクターKS7以
降が未使用であるため、図13に示すように管理セクタ
ーKS7がセクターT、管理セクターKS7と一対とさ
れる管理セクターKS8がセクターT+1とされる。
【0102】そしてステップF311では、セクター
T、即ち管理セクターKS7に記録開始ポイントのコー
ドC1、ファイル名としてファイル、ポイントアドレ
スとしてアドレスA33が記録される。アドレスA33
とは、消去対象となっている中間区間の最後のデータセ
クター(アドレスA32)の次のデータセクターのアド
レスである。
【0103】次のステップF312では、セクターT+
1、即ち管理セクターKS8に記録終了ポイントのコー
ドC2、ファイル名としてファイル、ポイントアドレ
スとしてアドレスA4が記録される。アドレスA4と
は、この時点で、管理セクターS+1(管理セクターK
S4)においてポイントアドレスとして記録されている
値である(図7参照)。つまり、消去動作前のファイル
の最終セクターのアドレスとなる。
【0104】次のステップF313では、セクターS+
1、つまり管理セクターKS4のポイントアドレスが、
消去対象となっている中間区間の最初のデータセクター
(アドレスA31)の1つ手前のデータセクターのアド
レスA30に更新される。
【0105】このような更新処理により、管理セクタK
S3にポイントアドレスとして記録されているアドレス
A3から、管理セクタKS4にポイントアドレスとして
記録されているアドレスA30までと、管理セクタKS
7にポイントアドレスとして記録されているアドレスA
33から、管理セクタKS8にポイントアドレスとして
記録されているアドレスA4までの2つの区間が、ファ
イルの領域と認識されることになる。つまり、ファイ
ルの中間部である図13(a)のアドレスA31から
A32までが消去されたことになる。
【0106】<8.ディスク装填時の処理>ディスク装
填時の処理を図14で説明する。ディスク装填時には、
基本的にはそのディスクの管理領域に記録されている管
理情報を読み込み、管理情報メモリ33に取り込む処理
を行う。これによってその後の記録動作、再生動作、消
去動作の用意ができることになる。ところで、その装填
されたディスク90が、それまでに適正な記録動作や消
去動作が行われていたのであれば、単に管理情報を読み
込めばよいのであるが、もし記録動作中や消去動作中に
電源遮断などの事故が生じていた場合は、管理情報の内
容と実際のデータファイルの状況が一致していない場合
がある。このような場合は、管理情報を読み込んでも適
正な記録再生動作ができない。そこで本例では、装填時
においてこのような異常事態が発生していないかをチェ
ックし、管理情報の内容が不適切であれば、実際のデー
タファイルの状況に即したものとなるように管理情報を
修復するようにしている。
【0107】このような処理を含めた装填時の処理を図
14で説明する。ディスク90が装填されると、システ
ムコントローラ30はまずステップF401において、
処理対象セクターを示す変数であるセクターSとして管
理領域(ゾーンZSI)の最初の管理セクターKSをセ
ットする。なお、図6の場合と同様にセクターSとは、
実際にはアドレス値で処理変数をセットすればよい。
【0108】なおステップF402以降の、装填時の処
理の説明としては、装填されたディスク90が正常な状
態である場合、記録動作中の電源遮断により異常状態に
ある場合、消去動作中の電源遮断により異常状態にある
場合にわけ、それぞれ例に沿って行うこととする。まず
装填されたディスク90が正常な状態である時の例とし
て、図7に示す状態のディスクに沿って処理を述べてい
く。
【0109】ステップF402ではセクタSを再生す
る。つまり、まず最初の管理セクターKS1が再生され
る。そしてステップF403で未記録であるか否かが判
断された後、ステップF404で、その管理セクターK
S1のコードが記録開始ポイント、即ちC1であるか否
かが判断される。過去にデータファイルが1つ以上記録
されたディスク90が、正常な管理状態を維持している
のであれば、最初の管理セクターKS1のコードは記録
開始ポイントのコードC1であるか、もしくは消去処理
により空き先頭ポイントを示すコードであるC3とされ
ているはずである。もしステップF404で否定結果が
出た場合は、ステップF419でコード=C3であるか
否かが判断されるが、このステップF419でも否定結
果がでた場合は、正常な状態ではなく、しかも後述する
電源遮断により発生した異常状態でもなく、ステップF
431で正常状態への復帰不能な異常ディスクと判断さ
れて処理が終了する。この場合は記録再生装置1はディ
スクエラーとして処理することになる。
【0110】図7の例の場合は、管理セクターKS1の
コード=C1であり、ステップF404からF405に
進み、管理セクターKS1に記録されているポイントア
ドレスの値を、変数RSとしてセットする。さらにステ
ップF406で管理セクターKS1に記録されているフ
ァイル名を、変数Fとしてセットする。次にステップF
407で処理対象セクタSを次の管理セクターKS2に
更新し、ステップF408でセクタS、つまり管理セク
ターKS2の再生を行う。
【0111】管理セクターKS2は管理セクターKS1
と一対とされるものであるため、管理セクターKS1の
コード=C1であったのなら、管理セクターKS2のコ
ードは記録終了ポイントであることを示すC2であるは
ずである。ステップF409では管理セクターKS2に
ついてコード=C2であるか否かが判断され、コード=
C2、即ち正常状態と判断されれば、ステップF410
に進み、変数REとして、管理セクターKS2に記録さ
れているポイントアドレスが代入される。そしてステッ
プF411で、ステップF405で設定した変数RSと
ステップF410で設定した変数REが、ファイル名F
のデータファイルの記録開始位置及び記録終了位置とし
て、管理情報メモリ33に取り込まれる。つまり、ファ
イルに関しての管理情報が、以上の処理で取り込めた
ことになる。
【0112】続いてステップF431で処理対象セクタ
Sを次の管理セクタKS3に更新し、ステップF402
に戻る。そしてセクタS、つまり管理セクターKS3が
再生される。以降、図7の場合は同様の処理が繰り返さ
れることになり、ステップF404、F405、F40
6、F407、F408、F409、F410、F41
1の処理が行われて、ファイルに関する管理情報が管
理情報メモリ33に取り込まれる。さらに同様の処理が
管理セクターKS5、KS6についても行われ、ファイ
ルに関する管理情報が管理情報メモリ33に取り込ま
れる。
【0113】この時点でステップF431で処理対象セ
クタS=管理セクターKS7となるが、図7の例の場合
は、この時点で次のステップF403の処理で肯定結果
が出ることになり、処理が終了される。そして以上の装
填時の処理により、記録されているファイルからファ
イルまでの管理情報が管理情報メモリ33に取り込め
たことになる。
【0114】また、正常なディスクとして、図10のよ
うにファイルが既に消去された状態のディスク90が
装填される場合も考えるが、ファイルに関する管理情
報の取込処理は同様となる。この場合、ステップF43
1で処理対象セクタSが管理セクターKS3とされた後
において、管理セクターKS3はコード=C3とされて
いるため、ステップF404からF419に進み、さら
にステップF420に進むことになる。
【0115】ステップF420では管理セクターKS3
に記録されているポイントアドレスの値を、変数ESと
してセットする。次にステップF421で処理対象セク
タSを次の管理セクターKS4に更新し、ステップF4
22でセクタS、つまり管理セクターKS4の再生を行
う。
【0116】管理セクターKS4は管理セクターKS3
と一対とされるものであるため、管理セクターKS1の
コード=C3であったのなら、管理セクターKS2のコ
ードは空き終端ポイントであることを示すC4であるは
ずである。ステップF423では管理セクターKS4に
ついてコード=C4であるか否かが判断され、コード=
C4、即ち正常状態と判断されれば、ステップF424
に進み、変数EEとして、管理セクターKS4に記録さ
れているポイントアドレスが代入される。そしてステッ
プF425で、ステップF420で設定した変数ESと
ステップF424で設定した変数EEが、空き領域とし
ての先頭位置及び終端位置として、管理情報メモリ33
に取り込まれる。つまり、消去された区間としての適正
な管理情報が以上の処理で取り込めたことになる。
【0117】続いてステップF431で処理対象セクタ
Sを次の管理セクタKS5に更新し、ステップF402
に戻る。そしてセクタS、つまり管理セクターKS5が
再生される。そしてこの管理セクタKS5、及び対とな
る管理セクターKS6について、図7の例で説明した場
合と同様のステップF404、F405、F406、F
407、F408、F409、F410、F411の処
理が行われて、ファイルに関する管理情報が管理情報
メモリ33に取り込まれる。
【0118】この時点でステップF431で処理対象セ
クタS=管理セクターKS7となるが、図10の例の場
合も、次のステップF403の処理で肯定結果が出るこ
とになり、処理が終了される。そして以上の装填時の処
理により、記録されているファイル、ファイル、及
び消去後の空き領域についての管理情報が管理情報メモ
リ33に取り込めたことになる。
【0119】以上は正常な管理状態のディスク90が装
填された場合の処理となるが、次に、記録動作中に電源
遮断事故が発生し、管理状態が正常でなくなったディス
クが装填された場合の処理を説明する。
【0120】図15にこのようなディスク90の例をあ
げる。このディスクにはファイル、ファイルが正常
に記録されており、その後ファイルの記録を実行して
いたとする。上述したようにデータファイルの記録動作
としては、まず最初にデータファイルの先頭ポイントと
なるアドレスが、記録開始ポイントコードC1とファイ
ル名(ファイル)とともに、1つの管理セクターに記
録されるため、実際のデータセクターDへの記録実行中
においては、管理領域は図15(c)の状態となってい
る。つまり、現在記録しているファイルについての開
始ポイントの情報が、管理セクタKS5に記録された状
態である。一方、データ領域においては、アドレスA5
のデータセクターDS(n)から順次連続してデータセ
クターへの記録が行われている。
【0121】ここでアドレスA40で示すデータセクタ
ーDS(n+5)までの記録が終わった時点で突然電源
遮断が発生し、記録動作が中断されてしまったとする。
すると管理セクターKS5と対になる管理セクターKS
6については、ファイルについての終了ポイントの管
理情報が書き込まれないままとなり、つまり図15の状
態のままのディスクとなる。この場合、ファイルとし
ては少なくともデータセクターDS(n)からDS(n
+5)まではデータ記録が行われているため、この部分
をファイルとして管理されるようにすることが好適で
ある。
【0122】この図15の状態のディスク90が装填さ
れた場合の処理は、まず管理セクターKS1〜KS4ま
での読み込みについては、上述の正常時の処理となり、
ファイル、ファイルについての管理情報が管理情報
メモリ33に取り込まれる。ところが、ステップF43
1で処理対象セクターSが管理セクターKS5とされた
後において、ファイルの適正管理のための処理が行わ
れる。
【0123】処理対象セクターSが管理セクターKS5
とされた後のステップF402ではセクタSとして管理
セクターKS5が再生されるが、この図15の例の場合
では、管理セクターKS5のコード=C1であるためス
テップF404からF405に進み、システムコントロ
ーラ30は管理セクターKS5に記録されているポイン
トアドレスの値を、変数RSとしてセットする。さらに
ステップF406で管理セクターKS5に記録されてい
るファイル名を、変数Fとしてセットする。次にステッ
プF407で処理対象セクタSを次の管理セクターKS
6に更新し、ステップF408でセクタS、つまり管理
セクターKS6の再生を行う。
【0124】管理セクターKS6は管理セクターKS5
と一対とされるものであるため、管理セクターKS1の
コード=C1であったのなら、管理セクターKS6のコ
ードは記録終了ポイントであることを示すC2であるは
ずであるが、この図15の場合はC2ではなく、従って
ステップF409で否定結果が出て、異常状態であると
判断されることになる。そこでステップF412に進
み、適正な状態に復帰させる処理を行う。
【0125】まずステップF412では処理対象セクタ
を示す変数セクタX(アドレス値)として、変数RSの
値を代入する。つまり図15のアドレスA5が代入さ
れ、続くステップF413でセクタXの再生が行われ
る。この再生の際には、データセクターに記録されてい
る記録時刻情報を監視することになる。ステップF41
3、F414、F415のループでは、セクタXを順次
更新しながらの再生を行っていく。つまり、図15の場
合、データセクタDS(n)から、データセクタDS
(n+1)、DS(n+2)、DS(n+3)・・・と
順次再生が行われていき、その都度ステップF414で
時刻情報の連続性がチェックされる。この場合、データ
セクタDS(n)からデータセクタDS(n+5)まで
は一連の記録動作で連続して記録されているため時刻情
報は1/32秒きざみで連続したものとなっている。と
ころが、次のデータセクタDS(n+6)では適正な記
録が行われておらず、時刻情報としては、データセクタ
DS(n+5)とDS(n+6)の間では連続していな
い。つまり、データセクタDS(n+5)がデータファ
イルの最後のセクターと判別できる。
【0126】このような時刻情報の不連続が検出された
ら、処理はステップF414からF416に進み、その
手前のセクターのアドレスを変数REとする。つまりデ
ータセクタDS(n+6)の再生後にステップF416
に進むため、データセクタDS(n+5)のアドレスA
40が、変数REに代入されることになる。
【0127】このようにデータファイルの最後のセクタ
ーのアドレスが検出できたら、ステップF417に進
み、ステップF405で設定した変数RSとステップF
416で設定した変数REを、ファイル名Fのデータフ
ァイルの記録開始位置及び記録終了位置として、管理情
報メモリ33に取り込む。さらにステップF418とし
て、処理対象セクタS、即ち管理セクターKS6に、記
録終了コードC2、ポイントアドレス、ファイル名Fを
記録する。ポイントアドレスは、変数REの値となる。
従って管理セクターKS6は、この時点で図16に示す
とおり、コード=C2、ポイントアドレス=A40、フ
ァイル名=ファイルと更新され、これによって、図1
6(a)に示すアドレスA5からA40の区間が、ファ
イルとして適正に管理された状態となる。
【0128】その後処理はステップF431でで処理対
象セクタS=管理セクターKS7となるが、図15、図
16の例の場合は、この時点で次のステップF403の
処理で肯定結果が出ることになり、処理が終了される。
そして以上の装填時の処理により、記録されているファ
イル、ファイルの管理情報とともに、記録が中断さ
れて適正再生不能となっていた区間をファイルとして
管理する管理情報までもが管理情報メモリ33に取り込
めたことになり、また実際にディスク90上でも、その
ような管理状態が実現される。これによって突然の電源
遮断などによって記録が中断されたデータファイルにつ
いても、中断前に記録を行った区間については適正に再
生できることになる。
【0129】次に、消去動作中に電源遮断事故が発生
し、管理状態が正常でなくなったディスクが装填された
場合の処理を説明する。図17にこのようなディスク9
0の例をあげる。このディスクにはファイル〜ファイ
ルが正常に記録されており、その後ファイルの消去
を実行していたとする。
【0130】上述したように或るデータファイルの全体
を消去する動作としては、まず最初にデータファイルの
先頭ポイントを管理する管理セクターのコードを空き先
頭ポイントを示すコードC3に書き換え、次にデータフ
ァイルの終了ポイントを管理する管理セクターのコード
を空き終端ポイントを示すコードC4に書き換える処理
となる。このため、図17に示すように、ファイルの
先頭ポイントを管理する管理セクターKS3のコードを
C3に更新した時点で電源遮断が発生すると、管理セク
ターKS4についてはコードが記録終了ポイントのコー
ドC2のままとなり、一対の管理セクターKS3、KS
4による管理内容が矛盾した状態となってしまう。この
ような場合は、消去動作がなかった状態に復帰させるこ
とが好適である。
【0131】この図17の状態のディスク90が装填さ
れた場合の処理は、まず管理セクターKS1、KS2ま
での読み込みについては、上述の正常時の処理となり、
ファイルについての管理情報が管理情報メモリ33に
取り込まれる。ところが、ステップF431で処理対象
セクターSが管理セクターKS3とされた後において、
ファイルの適正管理(消去の無効化)のための処理が
行われる。
【0132】処理対象セクターSが管理セクターKS3
とされた後のステップF402ではセクタSとして管理
セクターKS3が再生されるが、この図17の例の場合
では、管理セクターKS3のコード=C3であるためス
テップF404からF419に進み、さらにステップF
420に進む。そしてシステムコントローラ30は管理
セクターKS3に記録されているポイントアドレスの値
を、変数ESとしてセットする。次にステップF421
で処理対象セクタSを次の管理セクターKS4に更新
し、ステップF422でセクタS、つまり管理セクター
KS4の再生を行う。
【0133】管理セクターKS4は管理セクターKS3
と一対とされるものであるため、管理セクターKS3の
コード=C3であったのなら、管理セクターKS4のコ
ードは空き終端ポイントであることを示すC4であるは
ずであるが、この図17の場合はC4ではなく、従って
ステップF423で否定結果が出て、ステップF426
に進む。そしてステップF426ではコード=C2であ
るか否かを判断する。ここでコード=C2であれば、図
17のように消去中に異常が生じたものであると判断さ
れることになり、ステップF427に進み、過去に中断
されたままとなっている消去動作を無効とする(ファイ
ルを復活させる)処理を行う。ただしステップF42
6で否定結果が出た場合は、ステップF431で復帰不
能な異常ディスクとして処理を終える。
【0134】ステップF427に進んだ場合は、まず、
その管理セクターKS4に記録されているファイル名を
ファイル名Fとする。つまりファイル名F=ファイル
となる。次にステップF428に進み、管理セクターK
S4に記録されているポイントアドレスA4を記録終了
位置の変数REに代入する。そしてステップF429に
進み、ステップF420で設定した変数ESを記録開始
位置RSとみなし、ステップF428で設定した記録終
了位置としての変数RE及びファイル名Fとともに、フ
ァイルの管理情報として、管理情報メモリ33に取り
込む。
【0135】さらにステップF430として、処理対象
セクタS−1、即ち管理セクターKS3に、記録開始コ
ードC1、ポイントアドレス、ファイル名Fを記録す
る。ポイントアドレスは、変数RSの値となる。従って
管理セクターKS3は、この時点で図18に示すとお
り、コード=C1、ポイントアドレス=A3、ファイル
名=ファイルと更新され、これによってディスク90
は図18(a)に示すように、ファイルの消去動作が
行われる前の状態に復帰されることになる。
【0136】その後処理はステップF431でで処理対
象セクタS=管理セクターKS5となるが、図17、図
18の例の場合は、管理セクターKS5及びKS6に関
する処理としては、通常の管理情報取込処理が行われ
る。そしてその後、ステップF431で処理対象セクタ
S=管理セクターKS7となると、この時点で次のステ
ップF403の処理で肯定結果が出ることになり、処理
が終了される。そして以上の装填時の処理により、事故
により中断された消去処理が実行されなかった状態にま
で復帰され、ファイル、ファイル、ファイルの全
部が再生可能となる。そして消去が必要であったのであ
れば、再度消去を実行すればよい。なお、データファイ
ルの全消去が中断された場合の例で説明したが、データ
ファイルの部分消去の途中で電源遮断が生じた場合など
についても、この処理でその消去自体を無効とした状態
に復帰させることができる。
【0137】以上のように本例では、電源遮断などによ
り管理情報の内容と実際のデータファイルの状態が一致
しなくなったような場合でも、それを適正状態に復帰さ
せることのできるディスクのフォーマット及び記録再生
装置1を提供できる。
【0138】なお、以上本発明の実施の形態を説明して
きたが、本発明のディスク状記録媒体、ディスクドライ
ブ装置は、上記例に限らず、各種の多様な変形例が考え
られる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ディス
ク状記録媒体としては、主データを記録する複数の第1
の単位領域(データセクター)が形成されているデータ
領域と、データ領域に記録されたファイルデータに関す
る管理情報を記録する複数の第2の単位領域(管理セク
ター)が形成されている管理領域を有するようにし、管
理領域では、データファイルに対して一対の第2の単位
領域により管理を行う。即ち一方の第2の単位領域に、
データファイルの記録開始コードと記録開始位置情報が
記録され、他方の第2の単位領域にデータファイルの記
録終了コードと記録終了位置情報が記録されるようにす
る。また第1の単位領域においては、データファイルを
構成する主データとともに、その主データの記録が一の
データファイルを形成するための一連の記録動作に含ま
れることを識別できる識別データが記録されるようにす
る。
【0140】このようなフォーマットにより、データフ
ァイルの記録に際して、まず最初にデータファイルの記
録開始ポイントを管理する管理情報を記録すること、及
びデータファイルの記録終了時点でデータファイルの記
録終了ポイントを管理する管理情報を記録することが可
能となる。つまり少なくとも記録が中断されても記録開
始ポイントは把握できるようにすることができる。さら
に記録される各第1の単位領域(データセクター)にお
いて、一連の記録動作における主データか否かという、
連続性が判別できるような識別情報を記録していくよう
にするため、記録開始ポイントから記録終了ポイントま
でを管理情報がなくとも追っていけるフォーマットが実
現されていることになる。
【0141】本発明のディスクドライブ装置としては、
このようなディスクフォーマットに応じて、基本的な記
録動作として、最初に記録開始位置を管理情報として記
録し、その次に主データの記録を実行する。そして最後
に記録終了位置を管理情報として記録する。また、主デ
ータの記録の際には、記録される各第1の単位領域にお
いて、一連の記録動作における主データか否かという、
連続性が判別できるような識別情報を記録していく。こ
のような記録動作と、上記記録媒体のフォーマットによ
って、例えば電源遮断などで、データファイルと管理情
報の内容が適正に一致しないようなことが生じても、そ
の後、データファイルの状態と管理情報の内容の不一致
を是正し、適正な記録再生動作を実現することができる
という効果が得られる。もちろん、部分的ではあっても
実際に記録された主データについては再生可能とするこ
ともできる。また管理情報の編集処理が中断されたよう
な場合には、編集前の状態に戻すということも可能とな
る。
【0142】識別情報については、例えば時刻情報など
一連のデータの連続性が判断できるものであればよく、
特に時刻情報とすることで簡易に識別情報のエンコード
系や識別処理系を構成できる。また識別情報は、各第1
の単位領域内において物理的に離れた位置に2ヶ所以上
記録されるようにしたり、各第1の単位領域内における
記録動作対象エリアの先頭部分と後端部分に記録される
ようにすることで、識別情報の再生に関する安全性を高
めることができ、管理情報を修正する際の処理の信頼性
をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクのフォーマット
の説明図である。
【図2】実施の形態のディスクのゾーンフォーマットの
説明図である。
【図3】実施の形態のディスクの管理セクターの説明図
である。
【図4】実施の形態のディスクのデータセクターの説明
図である。
【図5】実施の形態の記録再生装置のブロック図であ
る。
【図6】実施の形態の記録時の処理のフローチャートで
ある。
【図7】実施の形態の管理状態例の説明図である。
【図8】実施の形態の再生時の処理のフローチャートで
ある。
【図9】実施の形態の消去時の処理のフローチャートで
ある。
【図10】実施の形態の全消去時の管理状態例の説明図
である。
【図11】実施の形態の部分消去時の管理状態例の説明
図である。
【図12】実施の形態の部分消去時の管理状態例の説明
図である。
【図13】実施の形態の部分消去時の管理状態例の説明
図である。
【図14】実施の形態のディスク装填時の処理のフロー
チャートである。
【図15】実施の形態の電源遮断による異常状態の説明
図である。
【図16】実施の形態の異常状態から復活された状態の
説明図である。
【図17】実施の形態の電源遮断による異常状態の説明
図である。
【図18】実施の形態の編集異常状態から復帰された状
態の説明図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、11 入力端子、12 インターフ
ェース、13 ECC/ビデオエンコーダ、14 バッ
ファメモリ、15 データエンコーダ、17スイッチ、
18 時刻/CRCエンコーダ、19 管理情報ジェネ
レータ、20バッファメモリ、21 管理情報エンコー
ダ、22 レーザドライバ、23光学ヘッド、24 ス
ピンドルモータ、25 スピンドルサーボ回路、26
ヘッドサーボ回路、30 システムコントローラ、31
操作部、32 時計部、33 管理情報メモリ、35
クロックジェネレータ、36 タイミングジェネレー
タ、41, 44 ヘッドアンプ、42 アドレスイコラ
イザ、43 アドレスデコーダ、45 セクタ情報イコ
ライザ、46 PLL回路、47 管理情報デコーダ、
48 タイムデコーダ、50 データデコーダ、51
バッファメモリ、52 D/A変換器、53 インター
フェース、54 シリアルエンコーダ、55 ECC/
ビデオデコーダ、53 インターフェース、54 出力
端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データファイルを構成する主データを記
    録する、複数の第1の単位領域が形成されているデータ
    領域と、 前記データ領域に記録されたデータファイルに関する管
    理情報を記録する複数の第2の単位領域が形成されてい
    る管理領域を有し、 前記管理領域では、記録されたデータファイルに対して
    一対の前記第2の単位領域が用いられ、その一方の第2
    の単位領域にデータファイルの記録開始コードと記録開
    始位置情報が記録され、他方の第2の単位領域にデータ
    ファイルの記録終了コードと記録終了位置情報が記録さ
    れるように設定されているとともに、 前記第1の単位領域においては、データファイルを構成
    する主データとともに、各第1の単位領域への記録動作
    が或るデータファイルを形成するための一連の記録動作
    によるものであるか否かを識別できる識別データが記録
    されるように設定されていることを特徴とするディスク
    状記録媒体。
  2. 【請求項2】 データファイルを構成することになる主
    データを記録する複数の第1の単位領域が形成されてい
    るデータ領域と、前記データ領域に記録されたデータフ
    ァイルに関する管理情報を記録する複数の第2の単位領
    域が形成されている管理領域を有するディスク状記録媒
    体に対応するディスクドライブ装置として、 各第1の単位領域への記録動作が、一つのデータファイ
    ルにかかる記録動作もしくは連続した記録動作であるこ
    とを示す識別情報を発生させる識別情報発生手段と、 少なくとも、供給された主データと前記識別情報発生手
    段で発生された識別情報を用いて前記第1の単位領域へ
    記録する記録データを形成する記録データ生成手段と、 主データの記録動作に応じてその主データにより形成さ
    れるデータファイルの管理情報を発生させる管理情報生
    成手段と、 一連の主データの記録動作の開始時に、データファイル
    の記録開始コードと記録開始位置情報を前記管理情報生
    成手段から発生させて前記管理領域における或る第2の
    単位領域へ記録させ、続いて前記記録データ生成手段で
    生成される記録データを前記データ領域における第1の
    単位領域毎に記録させていき、一連の主データの記録動
    作が終了した時点で、データファイルの記録終了コード
    と記録終了位置情報を前記管理情報生成手段から発生さ
    せて、記録開始時に記録を行った第2の単位領域と対と
    される他の第2の単位領域へ記録させるように制御を行
    うとともに、前記管理領域に記録された情報に基づいて
    そのディスク状記録媒体に対する記録再生動作制御を行
    うことのできる制御手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記識別情報は、時刻情報であることを
    特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記記録データ生成手段は、前記識別情
    報が、各第1の単位領域内において物理的に離れた位置
    に2ヶ所以上記録されるように、記録データを生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録データ生成手段は、前記識別情
    報が、各第1の単位領域内における記録動作対象エリア
    の先頭部分と後端部分に記録されるように、記録データ
    を生成することを特徴とする請求項2に記載のディスク
    ドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、装填されたディスク状
    記録媒体に対して管理領域を再生したときに、或るデー
    タファイルについての記録開始コード及び記録開始位置
    情報が記録されている一方の第2の単位領域と一対とさ
    れる他方の第2の単位領域において、記録終了コード及
    び記録終了位置情報が記録されていない場合は、 その一方の第2の単位領域に記録された記録開始位置情
    報に相当する第1の単位領域からの検索再生を行い、前
    記識別情報を用いてデータファイルの記録終了位置とな
    る第1の単位領域を検出し、その検出された第1の単位
    領域の位置情報が記録終了位置情報として、記録終了コ
    ードとともに前記他方の第2の単位領域に記録が行なわ
    れるように制御を行うことを特徴とする請求項2に記載
    のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、装填されたディスク状
    記録媒体における管理領域のうちで或る特定のデータフ
    ァイルに対応する一対の第2の単位領域において、記録
    開始コードを空き先頭コードに書き換え、また記録終了
    コードを空き終端コードに書き換えることで、前記特定
    のデータファイルの消去を実現することを特徴とする請
    求項2に記載のディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、装填されたディスク状
    記録媒体に対して管理領域を再生したときに、一方と他
    方で一対となる第2の単位領域において、一方の第2の
    単位領域において記録開始コードが存在せず、他方の第
    2の単位領域に或るデータファイルについての記録終了
    コード及び記録終了位置情報が記録されていた場合は、
    前記一方の第2の単位領域において記録開始コードの記
    録が行なわれるように制御を行うことを特徴とする請求
    項2に記載のディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】 ディスク状記録媒体の管理領域に記録さ
    れている情報を記憶することのできるメモリ手段を備
    え、 前記制御手段は、装填されているディスク状記録媒体の
    管理領域を再生した際に各第2の単位領域から読みとら
    れる各データファイルに関する記録開始コードと記録開
    始位置情報、もしくは記録終了コードと記録終了位置情
    報を、前記メモリ手段に保持させ、そのメモリ手段に保
    持された情報を用いて記録再生動作を制御することを特
    徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、装填されているディ
    スク状記録媒体の管理領域に対して第2の単位領域の内
    容の更新を行うときには、その第2の単位領域の情報と
    してメモリ手段に記憶されている情報の内容も同様に更
    新することを特徴とする請求項9に記載のディスクドラ
    イブ装置。
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