JP2002208223A - データ記録再生方法 - Google Patents

データ記録再生方法

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JP2002208223A
JP2002208223A JP2001002073A JP2001002073A JP2002208223A JP 2002208223 A JP2002208223 A JP 2002208223A JP 2001002073 A JP2001002073 A JP 2001002073A JP 2001002073 A JP2001002073 A JP 2001002073A JP 2002208223 A JP2002208223 A JP 2002208223A
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JP2001002073A
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Tatsuro Mikami
達郎 三上
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬性記録媒体でのデータ読出不能を回避す
る。 【解決手段】 データ記録時には、記録すべきデータ
を、主たるデータ記録領域92とバックアップ記録領域
93のそれぞれに記録するとともに、データ再生時に
は、再生すべきデータを、主管理領域91の管理情報に
基づいて主たるデータ記録領域から読み出すが、主管理
領域91の管理情報もしくは主たるデータ記録領域92
のデータの読出が不能となって再生すべきデータを読み
出せない場合は、バックアップ管理領域94の管理情報
に基づいてバックアップ記録領域93から再生すべきデ
ータを読み出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
などの可搬性記録媒体に対するデータ記録再生方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータ装置にディスクドラ
イブ装置が内蔵又は外付けされ、可搬性メディアである
光ディスクが各種データファイルの記録媒体として用い
られることが一般的に行われている。データ記録用途に
用いられる光ディスクとしては、例えばCD−R(CD R
ecordable)、CD−RW(CD Rewitable)、DVD(D
igital Versatile Disc)−RAM、DVD−RWなど
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで可搬性メディ
アへのデータ記録は、当然ながら各種データの保存を確
実なものとするために行われるのが一般的であるが、ユ
ーザーが通常に取り扱う光ディスク等の可搬性メディア
では、記録領域に例えば物理的な傷や汚れがつくなどの
原因で、一部のデータの読出が不能となることが多々あ
る。近年のコンピュータ技術の発展に伴い、大容量のデ
ータが容易に取り扱われるようになっているが、このた
め、光ディスク等に保存したデータが読み出せなくなる
ことによる損害は多大なものとなっている。また、デー
タ読出不能となる原因としては、実際にそのデータが記
録された領域の傷等ばかりでなく、記録データを管理し
ている管理領域が読み出せなくなることによってデータ
再生が不能となることもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、可搬性記録媒体におけるデータ消失という
事態の発生を防止できるようにすることを目的とする。
【0005】このため本発明のデータ記録再生方法は、
可搬性の記録媒体に対して、主たるデータ記録領域及び
該主たるデータ記録領域に対応する管理情報を記録する
主管理領域と、バックアップ記録領域及び該バックアッ
プ記録領域に対応する管理情報を記録するバックアップ
管理領域とを設定し、データ記録時には、記録すべきデ
ータを、上記主たるデータ記録領域と上記バックアップ
記録領域のそれぞれに記録するとともに、上記主たるデ
ータ記録領域に記録されたデータは上記主管理領域の管
理情報によって管理され、また上記バックアップ記録領
域に記録されたデータは上記バックアップ管理領域の管
理情報によって管理されるようにし、データ再生時に
は、再生すべきデータを、上記主管理領域の管理情報に
基づいて上記主たるデータ記録領域から読み出すが、上
記主管理領域の管理情報もしくは上記主たるデータ記録
領域のデータの読出が不能となって上記再生すべきデー
タを読み出せない場合は、上記バックアップ管理領域の
管理情報に基づいて上記バックアップ記録領域から上記
再生すべきデータを読み出すようにする。また、この場
合、上記バックアップ管理領域は、記録媒体上の特定位
置に設定する。或いは、上記バックアップ管理領域の記
録媒体上の位置は、記録媒体毎に設定可能とされるよう
にする。また、上記バックアップ管理領域の記録媒体上
の位置を示す情報を、記録媒体に記録する。
【0006】このような本発明のデータ記録再生方法に
よれば、一つのデータは、主たるデータ記録領域と、少
なくとも1つ以上のバックアップ記録領域の記録され
る。即ち記録媒体上に2回以上記録されることになる。
これにより記録媒体の一部の領域が読出不能となって
も、データ消失の発生を最小限とすることができる。さ
らに、主たるデータ記録領域と、少なくとも1つ以上の
バックアップ記録領域のそれぞれについて、管理情報も
記録されることで、管理構造を複雑化させず、かつ一方
の管理情報が読出不能となってもデータ再生を実行でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、直径約12cmの光ディスクに対応する記録再生シ
ステムとしての例を説明していく。説明は次の順序で行
う。 1.システムのソフトウエア構造 2.ディスクドライブ装置の構成 3.ホストコンピュータの構成 4.バックアップTOCを固定位置とする例 5.バックアップTOCを可変位置とする例 6.バックアップTOCの固定位置、可変位置を併用す
る例 7.バックアップTOCを可変位置とし、そのアドレス
を記録する例
【0008】1.システムのソフトウエア構造 本例では、コンピュータ装置(ホストコンピュータ)
と、それに接続されるディスクドライブ装置というシス
テム構成において、光ディスクを記録媒体として記録再
生を行う例を述べる。
【0009】光ディスクの例としては、CD−R、CD
−RW、高密度CD−R、高密度CD−RW、DVD−
RAM、DVD−RWなどである。CD−Rは、記録層
に有機色素を用いたライトワンス型のメディアであり、
高パワーでデータ変調されたレーザー光を当てる事によ
り、有機色素の記録膜の反射率変化を生じさせるという
原理でデータが記録が行われる。CD−RW及びDVD
タイプのディスクは、データ書き換え可能とされるメデ
ィアである。即ち記録方式は相変化(Phase Change)記録
で、結晶状態と非結晶状態の反射率の違いとしてデータ
記録を行う。
【0010】図1は本システムのソフトウエア構造を示
している。図示するようにホストコンピュータ側の、ア
プリケーションプログラム、OS(Operating Syste
m)、ファイルシステム、デバイスドライバ、及び例え
ば後述する構成のディスクドライブ装置のファームウエ
アの階層構造となる。
【0011】アプリケーションプログラムからの論理的
なファイルアクセス要求は、OSを介してファイルシス
テムにより論理セクタに対するアクセス要求に変換さ
れ、デバイスドライバに発せられる。論理セクタに対す
るアクセス要求は、デバイスドライバにより物理セクタ
に対するアクセス要求に変換されて、ディスクドライブ
装置に発せられる。ディスクドライブ装置のファームウ
エアは、大容量記録媒体である光ディスクの物理セクタ
にアクセスして、データの書込又は読出を行う。本例の
場合、ファイルシステムは、OSに依存せずに、アプリ
ケーションプログラムからのファイルアクセス要求をデ
バイスドライバに適合した論理セクタに対するアクセス
要求に変換する。
【0012】ファイルシステムの論理フォーマットは、
基本的な構成として、サイズの大きい順に、ボリュー
ム、ゾーン、ブロック、セクタという単位を有する。ボ
リュームとは、記録媒体である光ディスクを論理的にひ
とつのディスクとして取り扱う論理空間をいう。即ち連
続してアクセスできるディスクの管理単位である。光デ
ィスクは、片面(或いは両面)に記録面が設けられてい
るが、例えば光ディスクの片面全体が1つのボリューム
と定義される。ボリュームにデータが格納しきれない場
合には、ファイル属性として継続ファイルとして定義し
て、マルチボリューム扱いとして次のボリュームに継続
することができる。なお、光ディスクの片面を複数のボ
リュームに分割して定義してもよい。またディスクドラ
イブ装置において光ディスクの両面にアクセスすること
が可能な場合には、光ディスク両面を一つのボリューム
として定義してもよい。ゾーンはボリューム内を分割す
る単位であって、連続した論理セクタを一つのゾーンと
する。論理セクタとは、論理フォーマットで使用する最
小の連続データの単位である。
【0013】本例の記録再生動作としては、1つのディ
スク上に、例えば上記ゾーンに相当する領域として、少
なくとも2つ以上の領域(ゾーン)を設定する。なお、
データを書き込むゾーンの数は、フォーマット時にユー
ザーが指定することができる。そして1つのゾーンは、
主たるデータ記録領域(主記録エリア)として用いる。
他の1又は複数のゾーンはバックアップエリアとして用
いる。即ちディスクへの1つのデータ書込に際しては、
主記録エリアへの書込とともに、バックアップエリアへ
も書込を行う。したがって、1つのデータは、少なくと
もディスク上に2回以上記録されることになる。また、
ディスク上の主記録エリア及びバックアップエリアのそ
れぞれに対しては、各エリアに対応する管理情報(TO
C;Table of Contents)が記録される領域が設けられ
る。説明上、主記録エリアについてのTOCが記録され
る領域をTOCエリア、バックアップエリアについての
TOCが記録される領域をバックアップTOCエリアと
呼ぶこととする。
【0014】ただし1つのデータを少なくともディスク
上に2回以上記録することとする際に、既存のディスク
フォーマット、ファイルシステム、デバイスドライバを
変更しないことが好適である。このため、アプリケーシ
ョンプログラムが複数のゾーンに同一データを書き込む
ように指定するものとなる。アプリケーションプログラ
ムが、複数のゾーンに対するデータ書込要求を発生する
と、その要求がファイルシステム、デバイスドライバを
介してディスクドライブ装置が制御され、複数のゾーン
に対するデータ記録が行われる。また、複数のゾーンの
それぞれに対応する管理情報をTOCエリア、バックア
ップTOCエリアに記録する際も同様である。
【0015】一方、ディスクからのデータ読出時は次の
ようになる。アプリケーションプログラムからデータ読
出が要求されると、ファイルシステムは当該データが記
録されているボリュームつまり主記録エリアについての
管理情報を読み出すようにデバイスドライバに要求す
る。デバイスドライバは、管理情報、即ちTOCエリア
の管理情報の読出をディスクドライブ装置に指示する。
その後、ファイルシステムは読み出された管理情報に従
って、実際の要求されたデータの読出制御を同様に行う
ことになる。なお、読出時にTOCエリアの管理情報が
読めないと、次にリードコマンド(読出要求)やシーク
コマンド(アクセス要求)がきてもディスクドライブ装
置は対応できないため、TOCエリアの管理情報の読出
要求があった際に時点で、ディスクドライブ装置のファ
ームウエアは、物理的にメディアを確定し、後述するよ
うに固定又は可変のバックアップTOCの物理アドレス
にシークして、バックアップTOCエリアが存在するか
否かを判別し、その結果又はバックアップTOCエリア
から読み出した管理情報をホスト側に返すという対応が
必要になる。
【0016】ここで、アプリケーションプログラムから
要求されたデータが読み出せない場合、例えば主記録エ
リアの一部データが破壊されていたり、TOCエリアの
管理情報が読み出せなかった場合などは、別のゾーン、
即ちバックアップエリアに記録されている同一のデータ
の読出を行うことになる。即ちファイルシステムはバッ
クアップTOCエリアの管理情報の読み出しを制御し、
読み出された管理情報に従って、必要なデータのバック
アップエリアからの読出制御を行うことになる。
【0017】以上のような動作により本例では、必要な
データが読み出せなくなる事態が発生する可能性を最小
限とすることができる。なお、主記録エリアとバックア
ップエリアには同一データが記録されることから、各エ
リアは略同一のデータ容量のエリアとして設定されるこ
とが好ましい。また、ディスク種別により記録容量は異
なるが、比較的容量の少ないディスクの場合は、2つの
ゾーンを設定しバックアップエリアを1つ、比較的容量
の大きいディスクでは3つのゾーンを設定しバックアッ
プエリアを2つとすることなども考えられる。また、各
種メディアのフォーマット(TOC構造)を崩すことは
できないため、基本的にバックアップTOCエリアは、
メディアのフォーマットに応じて、マルチセッションと
して扱ったり、メインデータとして扱ったりすることに
なる。
【0018】2.ディスクドライブ装置の構成 続いて、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DV
D−RW等の光ディスクに対応するディスクドライブ装
置の構成を図1で説明する。なお本例のシステムでは、
ディスクとしては上記のような書込可能なディスクを想
定しているが、CD−DA(CD-Digital Audio)やCD
−ROMなども、図1で示すディスクドライブ装置にお
いて再生可能である。
【0019】ディスク90は、ターンテーブル7に積載
され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ1に
よって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CA
V)で回転駆動される。そして光学ピックアップ1によ
ってディスク90上のピットデータ(相変化ピット、或
いは有機色素変化(反射率変化)によるピット)の読み
出しが行なわれる。なおCD−DAやCD−ROMなど
の場合はピットとはエンボスピットのこととなる。
【0020】ピックアップ1内には、レーザ光源となる
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
(図示せず)が形成される。またレーザダイオード4か
らの出力光の一部が受光されるモニタ用ディテクタ22
も設けられる。
【0021】対物レンズ2は二軸機構3によってトラッ
キング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されて
いる。またピックアップ1全体はスレッド機構8により
ディスク半径方向に移動可能とされている。またピック
アップ1におけるレーザダイオード4はレーザドライバ
18からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレー
ザ発光駆動される。
【0022】ディスク90からの反射光情報はフォトデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
【0023】また、例えばCD−R、CD−RWとして
のディスク90上は、記録トラックのガイドとなるグル
ーブ(溝)が予め形成されており、しかもその溝はディ
スク上の絶対アドレスを示す時間情報がFM変調された
信号によりウォブル(蛇行)されたものとなっている。
従って記録動作時には、グルーブの情報からトラッキン
グサーボをかけることができるとともに、グルーブのウ
ォブル情報から絶対アドレスを得ることができる。RF
アンプ9はマトリクス演算処理によりウォブル情報WO
Bを抽出し、これをアドレスデコーダ23に供給する。
アドレスデコーダ23では、供給されたウォブル情報W
OBを復調することで、絶対アドレス情報を得、システ
ムコントローラ10に供給する。またグルーブ情報をP
LL回路に注入することで、スピンドルモータ6の回転
速度情報を得、さらに基準速度情報と比較することで、
スピンドルエラー信号SPEを生成し、出力する。
【0024】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号)又はEFM+信号(8−16変調
信号)とされ、エンコード/デコード部12に供給され
る。エンコード/デコード部12は、再生時のデコーダ
としての機能部位と、記録時のエンコーダとしての機能
部位を備える。再生時にはデコード処理として、EFM
等の変調信号に対する復調、CIRC等のエラー訂正、
デインターリーブ、CD−ROMデコード等の処理を行
い、再生データを得る。またエンコード/デコード部1
2は、ディスク90から読み出されてきたデータに対し
てサブコードの抽出処理も行い、サブコード(Qデー
タ)としてのTOCやアドレス情報等をシステムコント
ローラ10に供給する。さらにエンコード/デコード部
12は、PLL処理によりEFM信号に同期した再生ク
ロックを発生させ、その再生クロックに基づいて上記デ
コード処理を実行することになるが、その再生クロック
からスピンドルモータ6の回転速度情報を得、さらに基
準速度情報と比較することで、スピンドルエラー信号S
PEを生成し、出力できる。
【0025】再生時には、エンコード/デコード部12
は、上記のようにデコードしたデータをバッファメモリ
20に蓄積していく。このディスクドライブ装置からの
再生出力としては、バッファメモリ20にバファリング
されているデータが読み出されて転送出力されることに
なる。
【0026】インターフェース部13は、ホストコンピ
ュータ80と接続され、ホストコンピュータ80との間
で記録データ、再生データや、各種コマンド等の通信を
行う。実際にはSCSIやATAPIインターフェース
などが採用されている。そして再生時においては、デコ
ードされバッファメモリ20に格納された再生データ
は、インターフェース部13を介してホストコンピュー
タ80に転送出力されることになる。なお、ホストコン
ピュータ80からのリードコマンド、ライトコマンドそ
の他の信号はインターフェース部13を介してシステム
コントローラ10に供給される。
【0027】一方、記録時には、ホストコンピュータ8
0から記録データが転送されてくるが、その記録データ
はインターフェース部13からバッファメモリ20に送
られてバッファリングされる。この場合エンコード/デ
コード部12は、バファリングされた記録データのエン
コード処理として、CIRCエンコード及びインターリ
ーブ、サブコード付加、EFM変調などを実行する。
【0028】エンコード/デコード部12でのエンコー
ド処理により得られたEFM信号は、ライトストラテジ
ー21で波形調整処理が行われた後、レーザドライブパ
ルス(ライトデータWDATA)としてレーザードライ
バ18に送られる。ライトストラテジー21では記録補
償、すなわち記録層の特性、レーザー光のスポット形
状、記録線速度等に対する最適記録パワーの微調整を行
うことになる。
【0029】レーザドライバ18ではライトデータWD
ATAとして供給されたレーザドライブパルスをレーザ
ダイオード4に与え、レーザ発光駆動を行う。これによ
りディスク90にEFM信号に応じたピット(相変化ピ
ットや色素変化ピット)が形成されることになる。
【0030】APC回路(Auto Power Control)19
は、モニタ用ディテクタ22の出力によりレーザ出力パ
ワーをモニターしながらレーザーの出力が温度などによ
らず一定になるように制御する回路部である。レーザー
出力の目標値はシステムコントローラ10から与えら
れ、レーザ出力レベルが、その目標値になるようにレー
ザドライバ18を制御する。
【0031】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、エンコード/デコード部12もしくはアドレ
スデコーダ20からのスピンドルエラー信号SPE等か
ら、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドル
の各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行さ
せる。即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエ
ラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号FD、ト
ラッキングドライブ信号TDを生成し、二軸ドライバ1
6に供給する。二軸ドライバ16はピックアップ1にお
ける二軸機構3のフォーカスコイル、トラッキングコイ
ルを駆動することになる。これによってピックアップ
1、RFアンプ9、サーボプロセッサ14、二軸ドライ
バ16、二軸機構3によるトラッキングサーボループ及
びフォーカスサーボループが形成される。
【0032】またシステムコントローラ10からのトラ
ックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループ
をオフとし、二軸ドライバ16に対してジャンプドライ
ブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行
させる。
【0033】サーボプロセッサ14はさらに、スピンド
ルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号S
PEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転又はCA
V回転を実行させる。またサーボプロセッサ14はシス
テムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレー
キ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生さ
せ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドルモ
ータ6の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させ
る。
【0034】またサーボプロセッサ14は、例えばトラ
ッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレ
ッドエラー信号や、システムコントローラ10からのア
クセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を
生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドド
ライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動する。スレッド機構8には、図示しないが、
ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモ
ータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ
15がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8
を駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移
動が行なわれる。
【0035】以上のようなサーボ系及び記録再生系の各
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ10により制御される。システムコン
トローラ10は、ファームウエアとして搭載されたプロ
グラムに基づいて、ホストコンピュータ80からのコマ
ンドに応じて各種処理を実行する。例えばホストコンピ
ュータ80から、ディスク90に記録されている或るデ
ータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合
は、まず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制
御を行う。即ちサーボプロセッサ14に指令を出し、シ
ークコマンドにより指定されたアドレスをターゲットと
するピックアップ1のアクセス動作を実行させる。その
後、その指示されたデータ区間のデータをホストコンピ
ュータ80に転送するために必要な動作制御を行う。即
ちディスク90からのデータ読出/デコード/バファリ
ング等を行って、要求されたデータを転送する。
【0036】またホストコンピュータ80から書込命令
(ライトコマンド)が出されると、システムコントロー
ラ10は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ1
を移動させる。そしてエンコード/デコード部12によ
り、ホストコンピュータ80から転送されてきたデータ
について上述したようにエンコード処理を実行させ、E
FM信号とさせる。そして上記のようにライトストラテ
ジー21からのライトデータWDATAがレーザドライ
バ18に供給されることで、記録が実行される。
【0037】3.ホストコンピュータの構成 図3に、ホストコンピュータ80の構成を示す。本例の
場合は、ホストコンピュータ80内に、図1で示したア
プリケーションプログラム、OS、ファイルシステム、
デバイスドライバのソフトウエア構造が構成されること
で、上記ディスクドライブ装置100とともに本発明の
特徴的な動作としての記録再生方法が実行されるものと
なる。
【0038】なお、各種ソフトウエアプログラムは、コ
ンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードデ
ィスク(HDD)85やROM83に予め記録しておく
ことができる。あるいはまた、プログラムは、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc
Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、
DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導
体メモリなどのディスク90等のリムーバブル記録媒体
に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくこと
ができる。このようなリムーバブル記録媒体90は、い
わゆるパッケージソフトウェアとして提供することがで
きる。
【0039】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体90からコンピュータにインストール
する他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送
用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送した
り、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部8で受信し、内蔵するHDD85
にインストールすることができる。
【0040】図3のホストコンピュータ80は、CPU
(Central Processing Unit)82を内蔵している。CP
U82には、バス81を介して、入出力インタフェース
89が接続されている。CPU82は、入出力インタフ
ェース89を介して、ユーザによって、キーボードや、
マウス、マイク等で構成される入力部87が操作等され
ることにより指令が入力されると、それに従って、RO
M(Read Only Memory)83に格納されているプログラム
を実行する。あるいはまた、CPU82は、HDD85
に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワー
クから転送され、通信部88で受信されてHDD85に
インストールされたプログラム、またはディスクドライ
ブ装置100に装着された光ディスク等のリムーバブル
記録媒体90から読み出されてHDD5にインストール
されたプログラムを、RAM(Random Access Memory)8
4にロードして実行する。そしてCPU82は、その処
理結果を、必要に応じて、例えば入出力インタフェース
89を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピ
ーカ等で構成される出力部86から出力、あるいは通信
部88から送信、さらにはHDD85に記録等させる。
【0041】ディスクドライブ装置100は上述の図2
の構成を備えるものであるが、当該ホストコンピュータ
80とは別体で接続されるものだけでなく、内蔵される
ものであってもよい。
【0042】4.バックアップTOCを固定位置とする
例 上述したように本例では、ディスクドライブ装置100
で記録再生される光ディスク90について、複数のゾー
ンを設定し、主記録エリア以外に、主記録エリアと同一
データを記録するバックアップエリアを設ける。つまり
データ記録時には、データを主記録エリアへ記録すると
同時にバックアップエリアにも記録する。また記録され
たデータの管理は、TOCエリアと、バックアップTO
Cエリアのそれぞれに管理情報を記録することで行う。
そしてこのように記録することにより、主記録エリアも
しくはTOCエリアが読出不能となるような事態が生じ
ても、バックアップエリアからデータ読出を可能とす
る。
【0043】ここで、ディスク90が装填された際やシ
ステムの電源がオンとされた際などは、その後のディス
ク90へのデータ記録や再生のために管理情報(TO
C)を読み出すことが行われる。例えば、主記録エリア
からのデータ読出を行うには、まずTOCエリアから管
理情報を読み出すことが必要となる。またバックアップ
エリアからのデータ読出を行うには、それに先だって、
バックアップエリアに記録されたデータの管理情報を記
録するバックアップTOCエリアをアクセスし、管理情
報を読み込むことが必要になる。
【0044】実施の形態としては、バックアップTOC
エリアをディスク上の固定位置に記録すること、或いは
可変位置に記録することが考えられる。以下、これらバ
ックアップTOCエリアの各種態様に応じて、管理情報
(TOC)読出処理について説明していく。
【0045】まずバックアップTOCエリアを固定的に
設定する場合を説明する。図4(a)(b)はディスク
90のエリア構成を模式的に示したものである。例えば
図4(a)の例は、ディスク内周側から、TOCエリア
91、主記録エリア92、バックアップエリア93、バ
ックアップTOCエリア94を配置するものである。つ
まりこれは、ディスク90の記録面のうち、ディスク内
周側の約半分の領域のTOCエリア91、主記録エリア
92を、通常の記録エリアとして設定する。そして、バ
ックアップTOCエリア94は、必ずディスク最外周側
に設定されるものとする例である。
【0046】なお、以下説明していく各例でも同様であ
るが、バックアップTOCエリア94及びバックアップ
エリア93は、OSから見た場合は存在しない領域とし
て扱われるようにする。このためには、アプリケーショ
ンプログラムにおいて、ディスク90上にはバックアッ
プエリア93、バックアップTOCエリア94がOSか
らは見えないようにする必要がある。
【0047】図4(b)は、ディスク内周側から、TO
Cエリア91、主記録エリア92、バックアップTOC
エリア94、バックアップエリア93を配置するもので
ある。これも、ディスク90の記録面のうち、ディスク
内周側の約半分の領域のTOCエリア91、主記録エリ
ア92を、通常の記録エリアとして設定する。そして、
バックアップTOCエリア94は、例えば最内周側のT
OCエリア91から所定のオフセットを固定的に設定
し、そのオフセットが与えられた位置として固定的に設
定されるものとする例である。
【0048】なお、図示しないが、バックアップエリア
93を複数設定し、各バックアップエリア93に対応す
る複数のバックアップTOCエリア94を設けてもよ
い。この場合も、各バックアップTOCエリア94は、
それぞれ所定のオフセットが与えられた位置に形成され
ればよい。
【0049】これらのようにバックアップTOCエリア
94の位置を固定的に決めるものとする場合は、ディス
クドライブ装置100のファームウエア、もしくはファ
イルシステム、もしくはアプリケーションプログラムに
おいて、バックアップTOCエリア94の位置を認識す
ることができ、従ってバックアップTOCエリア94の
管理情報が必要な場合に、ディスクドライブ装置100
にバックアップTOCエリア94の管理情報(TOC)
の読出を実行させることができる。
【0050】図5にTOC読出処理を示す。この処理
は、アプリケーションプログラム、もしくはファイルシ
ステム、もしくはファームウエアの制御に基づいて実行
される処理となる(なお、この点については、後述する
図7,図8,図10についても同様)。
【0051】ステップF101としてアプリケーション
プログラムからTOCリードコマンドが発生した場合
は、上述した図1のソフトウエア構造に従ってディスク
ドライブ装置100が、TOC読出を実行する。即ちス
テップF102として、ディスクドライブ装置100で
は、システムコントローラ10の制御に基づいてピック
アップ1がディスク90のTOCエリア91にアクセス
し、TOCデータの読出を行う。ここで、TOCエリア
91から通常にTOCデータが読み出せた場合は、ステ
ップF103からF104に進み、インターフェース1
3からホストコンピュータ80(ファイルシステム)に
対してTOCデータを転送して処理を終える。
【0052】もしTOCエリア91の傷等により(例え
ば読出を数回リトライしても)TOCデータが読み出せ
なかった場合は、ステップF103からF105に進
み、バックアップTOCエリア94へアクセスする。即
ち図4(a)の例の場合はディスク最外周側へアクセス
することとなり、また図4(b)の例の場合は、TOC
エリア91から所定のオフセットを加えたアドレスにア
クセスすることになる。そしてアクセス完了後、ステッ
プF106でバックアップTOCエリア94からTOC
データの読出を行う。
【0053】バックアップTOCエリア94からTOC
データが読み出せた場合は、ステップF107からF1
08に進み、インターフェース13からホストコンピュ
ータ80(ファイルシステム)に対してTOCデータを
転送する。これにより、ファイルシステムから見て、読
み出されたTOCデータによりバックアップエリア93
がデータリードの対象となる。なお、このとき本来のT
OCデータ、つまりTOCエリア91のTOCデータが
読み出せなかったことも通知する。これにより、ファイ
ルシステム又はアプリケーションプログラムは、本来の
領域に異常が生じていることを認識できる。この場合、
例えば当該ディスク90に対してはデータ読出はバック
アップエリア93から可能であり、ユーザーサイドから
見れば通常に読出を行えるものであるが、書込を禁止す
るなどの処置をとるようにしてもよい。
【0054】なおステップF106で、例えば数回読出
リトライしてもTOCデータが読み出せなかった場合
は、ステップF107からF109に進んで、ファイル
システムに対してエラー通知を行う。この場合は、デー
タ読出不能となる。
【0055】5.バックアップTOCを可変位置とする
例 次にバックアップTOCエリアを可変設定できるように
する場合を説明する。図6(a)(b)はディスク90
のエリア構成として、ユーザーのゾーン数の選択、もし
くはディスク90の記録容量に応じた自動的なゾーン数
の選択により、バックアップTOCエリアの位置が可変
的に設定される例を模式的に示したものである。
【0056】上述したように、主記録エリア92、バッ
クアップエリア93は、それぞれ1つのゾーンとしてと
らえられる。そして1つのゾーンを主記録エリア92と
して使用し、他の1又は複数のゾーンをバックアップエ
リア93として使用することとすると、当然であるが、
ゾーン数を多くすれば、バックアップ能力は高くなるが
記録可能なデータ容量は減る。一方、ゾーン数を少なく
すれば、記録可能なデータ容量は増えるがバックアップ
能力は比較的低下する。このため、ゾーン数、即ちバッ
クアップエリア93をいくつ設けるかは、ユーザーの選
択に任せるようにしてもよいし、或いは装填されたディ
スクの記録容量に応じて選択することが考えられる。例
えば記録再生可能なディスク種別として、CD−R、C
D−RW、高密度CD−R、高密度CD−RW、DVD
−RAM、DVD−RWを考えた場合、比較的容量の小
さいCD−R,CD−RWの場合は、バックアップエリ
ア93を1つ、比較的容量の大きい他のディスクの場合
はバックアップエリア93を2つなどとすることが考え
られる。
【0057】図6(a)は、バックアップエリア93を
1つとし、ディスク内周側から、TOCエリア91、主
記録エリア92、バックアップTOCエリア94、バッ
クアップエリア93を配置するものである。図6(b)
はバックアップエリア93を2つとし、ディスク内周側
から、TOCエリア91、主記録エリア92、バックア
ップTOCエリア94a、バックアップエリア93a、
バックアップTOCエリア94b、バックアップエリア
93bを配置するものである。
【0058】基本的に、主記録エリア92とバックアッ
プエリア93(93a、93b)は同一のデータを記録
していくため同一容量とされることから、図6(a)の
場合は、バックアップTOCエリア94は、ディスク全
体の容量の概略半分の位置に相当する物理アドレスに設
けられることになる。また図6(b)の場合は、バック
アップTOCエリア94aの位置は、ディスク全体の容
量の概略1/3に相当する物理アドレスとなり、バック
アップTOCエリア94bの位置は、ディスク全体の容
量の概略2/3に相当する物理アドレスとなる。
【0059】これらのように、例えばユーザー選択やデ
ィスク容量に応じてバックアップTOCエリア94の位
置を可変的に決めるものとする場合は、ディスクドライ
ブ装置100のファームウエア、もしくはファイルシス
テム、もしくはアプリケーションプログラムにおいて、
バックアップTOCエリア94の位置を所要の手順で探
し出す必要がある。
【0060】図7に、上記図5の場合と同様に行われる
TOC読出処理として、バックアップTOCエリア94
が可変的に設定される場合の例を示す。ステップF20
1としてアプリケーションプログラムからTOCリード
コマンドが発生した場合は、上述した図1のソフトウエ
ア構造に従ってディスクドライブ装置100が、TOC
読出を実行する。即ちステップF202として、ディス
クドライブ装置100では、システムコントローラ10
の制御に基づいてピックアップ1がディスク90のTO
Cエリア91にアクセスし、TOCデータの読出を行
う。TOCエリア91から通常にTOCデータが読み出
せた場合は、ステップF203からF204に進み、イ
ンターフェース13からホストコンピュータ80(ファ
イルシステム)に対してTOCデータを転送する。
【0061】ここで、以降の記録動作、或いは再生動作
のためにバックアップTOCエリア94の位置をファイ
ルシステムが把握する必要があるため、ステップF20
5で、バックアップTOCエリア94の位置(物理アド
レス)の確認処理を行う。この確認処理は、次に説明す
るステップF206の位置判別と概略同様に行えばよ
い。ただし、このようにTOCデータが読み込めている
場合は、このステップF205の処理は不要となる場合
もある。
【0062】TOCエリア91の傷等により(例えば読
出を数回リトライしても)TOCデータが読み出せなか
った場合は、ステップF203からF206に進み、ま
ずバックアップTOCエリア94の位置を判別する。
【0063】この判別処理としては、上記のようにディ
スク容量に応じてバックアップエリア93の数が決めら
れるのであれば、まず、ディスクの種別を確認すること
になる。但し、ここではTOCエリア94が読み出せな
い場合を想定しているため、TOCデータから論理的に
ディスク種別を確定することはできない。そこで、物理
的な特性からディスク種別を確定する。その手法として
は、ピックアップから照射したレーザ光の反射率や、デ
ィスク上のトラックを横切るように走査させた場合(即
ちトラックジャンプ)のトラックバース信号の振幅を観
測するなどにより、ディスク種別をほぼ確定することが
できる。なお、この場合、確実にディスク種別が判別で
きるとはいいづらいが、ここでの種別確定は厳密で或る
必要はなく、システムにおけるゾーン数設定上で、低容
量ディスクとされるものか、大容量ディスクとされるも
のかが識別でき、かつ全体の記録容量が推定できればよ
いため、さほど問題ではない。例えば上記のようにCD
−R,CD−RWの場合は図6(a)の状態、他の大容
量のディスクの場合は図6(b)の状態であるものとす
ると、ディスク判別処理により、そのいづれのタイプで
あるかが判別できればよい。また、全体の容量として
は、大まかにCD−R,CD−RWの組と、高密度CD
−R,高密度CD−RWの組と、DVD方式のディスク
の組に分かれるため、これらの3種類の組の何れである
かが識別できればよい。
【0064】比較的低容量のディスクであるか、比較的
大容量のディスクであるかが判別できたら、その結果か
ら、バックアップTOCエリア94の位置を大まかに想
定する。例えば比較的低容量のディスクであって図6
(a)のようにバックアップエリア93が1つとされる
場合は、バックアップTOCエリア94は、ディスク記
録面の全体容量のうちの約1/2に相当する位置に存在
する。また比較的大容量のディスクであって図6(b)
のようにバックアップエリア93が2つとされる場合
は、バックアップTOCエリア94aは、ディスク記録
面の全体容量のうちの約1/3に相当する位置に存在
し、バックアップTOCエリア94bは、ディスク記録
面の全体容量のうちの約2/3に相当する位置に存在し
する。
【0065】このため、ディスク全体の容量からバック
アップTOCエリア94(94a、94b)の概略的な
アドレスを算出できるため、疎シークによりピックアッ
プ1をバックアップTOCエリア94(又は94a又は
94b)の近辺にアクセスさせることができる。そして
アクセス終了後、そのあたりの位置で読出トレースを行
って、バックアップTOCエリア94(又は94a又は
94b)を発見する。このトレース時には、いわゆるサ
ブコード情報によりTOCデータを監視したり、或いは
TOCデータとしての識別子を検出することで、バック
アップTOCエリア94(又は94a又は94b)を発
見できる。なお、大まかなアクセス後に再生トレースを
行ってバックアップTOCエリア94(又は94a又は
94b)を発見するものであるため、疎シークは、例え
ば予測される位置(即ち例えば上記1/2の位置)の多
少手前の位置を目的として行うようにし、そのアクセス
完了位置から再生トレースを行って、バックアップTO
Cエリア94(又は94a又は94b)に到達するよう
にすることが好適である。
【0066】なお、上述したディスク判別が良好に実行
できない場合(明確に判別できない場合も含む)、或い
はユーザーが任意にバックアップエリア93の数を設定
できるようにした場合などで、設けられているバックア
ップエリア93の数が判別できない場合は、例えば仮に
バックアップエリア93の数を仮定して、上記疎シーク
及び再生トレースを行ってみるようにする。例えばまず
図6(a)のタイプであると想定して、1/2容量の位
置近辺に対して疎シーク及び再生トレースを行う。ここ
でバックアップTOCエリア94が発見されれば、バッ
クアップエリア93が1つのディスクであるとする。一
方、一定量再生トレースしてもバックアップTOCエリ
ア94が見つからない場合は、図6(a)のタイプでは
ないと判断し、次に図6(b)のタイプと仮定する。そ
して2/3容量の位置近辺に対して疎シーク及び再生ト
レースを行う。ここでバックアップTOCエリア94b
が発見されれば、バックアップエリア93が2つのディ
スクであるとする。一方、一定量再生トレースしてもバ
ックアップTOCエリア94bが見つからない場合は、
図6(b)のタイプでもないと判断する。次に、図示し
ていないが、バックアップエリアが3つ設けられたディ
スクと仮定し、3/4容量の位置近辺に対して疎シーク
及び再生トレースを行う。このように順次探索していく
ことで、ディスク種別やバックアップエリア93の数が
わからない状態でも、バックアップTOCエリア94を
検出でき、またバックアップエリア93がいくつ設けら
れているディスクでるかが判別できる。
【0067】以上が図7のステップF206としてのバ
ックアップTOCエリア94の位置確認処理となる。
【0068】なお上記ステップF205の場合は、TO
Cエリア94のTOCデータが読み出せているため、デ
ィスク種別は論理的に確定できる。従って、ステップF
206のように最初にディスク判別を行う必要はない。
また、ディスク種別に対してバックアップエリア93が
いくつ設けられるかが一意に確定される場合、即ちシス
テム上でディスク種別のみに応じてバックアップエリア
93の数を決定するものとしている場合は、上述のよう
にステップF205でバックアップTOCエリア94の
位置確認を必ずしも行わなくてもよい。例えば全体容量
の1/2位置近辺であるなどのことがわかるため、バッ
クアップTOCエリア94からのTOCデータ読出が必
要となった時に正確な位置を判別して読み出すようにし
てもよいためである。
【0069】ステップF206の処理でバックアップT
OCエリア94(又は94a又は94b)へのアクセス
が行われたら、ステップF207でバックアップTOC
エリア94(又は94a又は94b)からTOCデータ
の読出を行う。そしてTOCデータが読み出せた場合
は、ステップF208からF209に進み、インターフ
ェース13からホストコンピュータ80(ファイルシス
テム)に対してTOCデータを転送する。これにより、
ファイルシステムから見て、読み出されたTOCデータ
によりバックアップエリア93(又は93a又は93
b)がデータリードの対象となる。なお、図5で説明し
た処理と同様に、このとき本来のTOCデータ、つまり
TOCエリア91のTOCデータが読み出せなかったこ
とも通知し、ファイルシステム又はアプリケーションプ
ログラムに、本来の領域に異常が生じていることを認識
させる。
【0070】ステップF207で例えば数回読出リトラ
イしてもTOCデータが読み出せなかった場合は、ステ
ップF208からF210に進んで、まだTOCデータ
読出をトライしていないバックアップTOCエリアが存
在するか否かを確認する。図6(a)の状態のディスク
では、そのようなバックアップTOCエリアは存在しな
いが、図6(b)の状態のディスク、或いはさらに多数
のバックアップエリア及びバックアップTOCエリアが
設けられているディスクの場合は、まだTOCデータを
読み出せる可能性が残されている。そこでその場合は、
ステップF206、F207の処理に戻り、他のバック
アップTOCエリアにアクセスしてTOCデータの読出
を試みる。
【0071】全てのバックアップTOCエリア94につ
いてTOCデータの読出ができなかった場合は、ステッ
プF210からF211に進み、ファイルシステムに対
してエラー通知を行う。この場合は、データ読出不能と
なる。
【0072】6.バックアップTOCの固定位置、可変
位置を併用する例 上記各例として、バックアップTOCエリア94を固定
とする例、可変とする例のそれぞれを述べたが、例えば
ユーザーの設定などに応じて、バックアップTOCエリ
ア94を固定とするか可変とするかを選択できるように
する例も考えられる。そのような場合は、TOCデータ
の読出の際には、図8のような処理を行えばよい。
【0073】図8のステップF301〜F305は、上
記図7のステップF201〜F205と同様であり詳細
は省略するが、即ち、最初にTOCエリア91をアクセ
スしてTOCデータの読出を試みる。そしてTOCデー
タが読み出せればOKとなり、また必要に応じてバック
アップTOCエリア94の位置を確認する。
【0074】TOCエリア91のTOCデータが読み出
せなかった場合は、ステップF306以降でバックアッ
プTOCエリア94からのTOCデータの読出を試みる
ことになるが、この場合、最初にバックアップTOCエ
リア94が固定位置に形成されていると想定する。即ち
まずステップF306として、図4で説明したように固
定位置にバックアップTOCエリア94が存在すると仮
定して、当該固定位置に対してピックアップ1をアクセ
スさせる。そしてバックアップTOCエリア94が発見
されれば、ステップF307からF309に進み、TO
Cデータの読出を行ない、TOCデータの読出ができた
ら、ステップF310→F311と進んで当該読み出し
たTOCデータをファイルシステム側に転送して処理を
終える。
【0075】一方、固定位置においてバックアップTO
Cエリア94が発見できなかった場合は、ステップF3
07からF308に進んで、バックアップTOCエリア
94が可変位置に設定されていると想定して、その可変
位置のバックアップTOCエリア94の探索を行うこと
になる。つまり図7のステップF206で説明した処理
と同様の処理を行う。そして発見したバックアップTO
Cエリア94からTOCデータの読出を行う。もしTO
Cデータが読み出せなかった場合は、図7の場合と同様
にステップF312で他のバックアップTOCエリアが
存在するか否かを判別し、存在する場合は、再度他のバ
ックアップTOCエリアにアクセスしてTOCデータの
読出を試みる。TOCデータが読み出せた場合の転送処
理や本来のTOCエリア91に異常がある旨の通知(F
311)、或いはTOCデータの読出ができなかった場
合のエラー通知(F313)は、上記図5,図7の各例
の場合と同様である。
【0076】以上のように、バックアップTOCエリア
94の位置を固定位置又は可変位置で選択できる場合
は、まず固定位置と想定してTOCデータの読出を試
み、それができなかった場合は、可変位置と想定してT
OCデータの読出を試みるようにすればよい。
【0077】7.バックアップTOCを可変位置とし、
そのアドレスを記録する例 以上の各例は、バックアップTOCエリア94のアドレ
スが明確に判別できない場合の例であるが、バックアッ
プTOCエリア94の位置を可変とすると共に、バック
アップTOCエリア94のアドレスをディスク90上に
記録しておく例も考えられる。例えば図9に示すよう
に、ディスク内周側から、TOCエリア91、主記録エ
リア92、バックアップTOCエリア94、バックアッ
プエリア93を配置する場合、或いは図示しないが、バ
ックアップTOCエリア94、バックアップエリア93
を、それぞれ複数配置する場合、或いはバックアップT
OCエリア94をディスク最外周位置に配置する場合な
ど、バックアップTOCエリア94の位置を可変的に設
定できる場合において、例えばバックアップTOCアド
レス領域95を、ディスク90上に設ける。一例として
は、TOCエリア91に続く位置に設ける。そしてバッ
クアップTOCアドレス領域95には、バックアップT
OCエリア94が形成された位置のアドレスを記録す
る。
【0078】このようにバックアップTOCアドレス領
域95を設ける場合はTOC読出処理は図10のように
行われればよい。図10のステップF401〜F405
は、上記図7のステップF201〜F205と同様であ
り詳細は省略するが、即ち、最初にTOCエリア91を
アクセスしてTOCデータの読出を試みる。そしてTO
Cデータが読み出せればOKとなり、また必要に応じて
バックアップTOCエリア94の位置を確認する。ただ
しこのステップF405の場合のバックアップTOCエ
リア94の位置の確認は、TOCエリア91に続いて設
けられているバックアップTOCアドレス領域95から
記録されているアドレスを読み出せばよいことになる。
【0079】TOCエリア91のTOCデータが読み出
せなかった場合は、ステップF406以降でバックアッ
プTOCエリア94からのTOCデータの読出を試みる
ことになるが、この場合、まずバックアップTOCアド
レス領域95をサーチすることになる。例えばTOCエ
リア91に続く領域を再生トレースし、そこがバックア
ップTOCアドレス領域95であるか否かを判別する。
もし、バックアップTOCアドレス領域95ではなく、
バックアップTOCエリア94のアドレスが記録されて
いなければ、そのディスクはバックアップエリア93が
形成されていないものとして、ステップF407からF
413に進み、ファイルシステムに対してエラー通知が
行われて処理が終了することになる。
【0080】バックアップTOCアドレス領域95が発
見され、バックアップTOCエリア94のアドレスが読
み出せた場合は、ステップF407からF408に進
み、その読み出されたアドレスに従って、バックアップ
TOCエリア94へアクセスする。そしてアクセス完了
後、ステップF409でバックアップTOCエリア94
からTOCデータの読出を行ない、TOCデータの読出
ができたら、ステップF410→F411と進んで当該
読み出したTOCデータをファイルシステム側に転送し
て処理を終える。
【0081】ステップF409でTOCデータが読み出
せなかった場合は、図7の場合と同様にステップF41
2で他のバックアップTOCエリアが存在するか否かを
判別する。但しこの場合は、バックアップTOCアドレ
ス領域95に他のバックアップTOCエリア94のアド
レスが記録されているか否かで判別できる。他のバック
アップTOCエリア94が存在する場合は、ステップF
408、F409の処理に戻って、当該他のバックアッ
プTOCエリアにアクセスしてTOCデータの読出を試
みる。TOCデータが読み出せた場合の転送処理や本来
のTOCエリア91に異常がある旨の通知(F41
1)、或いはTOCデータの読出ができなかった場合の
エラー通知(F413)は、上記図5,図7の各例の場
合と同様である。
【0082】以上のように、バックアップTOCエリア
94の位置を可変位置とする場合には、バックアップT
OCエリア94のアドレスを記録したバックアップTO
Cアドレス領域95を設けるようにしてもよい。バック
アップTOCアドレス領域95の設定位置としては、上
記のようにTOCエリア91の直後のようにすれば、当
該領域の発見が容易である。同様の理由から、例えばバ
ックアップTOCアドレス領域95をディスク最外周位
置に設けるようにしてもよい。
【0083】以上、各種の例としてTOC読出処理につ
いて説明してきたが、これらのようにしてTOCデータ
がTOCエリア91又はバックアップTOCエリア94
から読み出せることになる。なお各例はTOC読出不能
の場合にバックアップTOCエリア94を読み出すフロ
ーとして説明したが、主記録エリア92からのデータ読
出が不能となって、バックアップエリア93からのデー
タ読出を行おうとする場合、或いはデータ書込時におい
て、バックアップエリア93にもデータ書込を行うため
に、バックアップTOCエリア94の読出が必要となる
場合においても、上記各例の処理において示したバック
アップTOCエリア94の読出のための処理が行われる
ようにすればよい。
【0084】そしてこのようにバックアップTOCエリ
ア94に対するアクセスが可能とされることで、上述し
た記録動作、再生動作が可能となる。即ち記録動作時に
は、或るデータの書込動作として、主記録エリア92と
1又は複数のバックアップエリア93に対して行う。ま
たそれに応じてTOCエリア91及びバックアップTO
Cエリア94の書込又は更新を行う。そしてデータ読出
時には、通常はTOCエリア91からのTOCデータに
基づいて主記録エリア92からデータ読出を行うが、例
えば主記録エリア92の一部データが破壊されていた
り、TOCエリア91のTOCデータが読み出せなかっ
た場合などは、バックアップエリア93に記録されてい
る同一のデータの読出を行うことができる。これによっ
てデータが読み出せなくなる可能性を著しく低下させ、
従って可搬性記録媒体に対するデータの保存性能を向上
できる。
【0085】なお実施の形態では可搬性記録媒体として
CD−R等の光ディスクの例を挙げたが、他の種別の光
ディスク、光磁気ディスク、或いはフラッシュメモリ等
を用いたメモリカード形態の記録媒体などに対する記録
再生方法としても本発明は適用できる。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように本発明
では、データ記録時には、記録すべきデータを、主たる
データ記録領域とバックアップ記録領域のそれぞれに記
録するとともに、データ再生時には、再生すべきデータ
を、主管理領域の管理情報に基づいて主たるデータ記録
領域から読み出すが、主管理領域の管理情報もしくは主
たるデータ記録領域のデータの読出が不能となって再生
すべきデータを読み出せない場合は、バックアップ管理
領域の管理情報に基づいてバックアップ記録領域から再
生すべきデータを読み出すようにしている。そしてバッ
クアップ管理領域は、記録媒体上の特定位置に設定する
か、或いは、バックアップ管理領域の記録媒体上の位置
は、記録媒体毎に設定可能とされるようにする。または
バックアップ管理領域の記録媒体上の位置を示す情報
を、記録媒体に記録するようにしている。このような本
発明によって、一つのデータは、主たるデータ記録領域
と、少なくとも1つ以上のバックアップ記録領域の記録
され、従って記録媒体の一部の領域が読出不能となって
も、データ消失という事態を免れることができ、可搬性
記録媒体のデータ記録に対する信頼性を大きく向上でき
る。さらに、主たるデータ記録領域と、少なくとも1つ
以上のバックアップ記録領域のそれぞれについて、管理
情報も記録されることで、管理構造を複雑化させず、か
つ一方の管理情報が読出不能となってもデータ再生を実
行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のソフトウエア構造の説明
図である。
【図2】実施の形態のディスクドライブ装置のブロック
図である。
【図3】実施の形態のホストコンピュータのブロック図
である。
【図4】実施の形態の固定方式のディスク上のエリア構
成の説明図である。
【図5】実施の形態の固定方式の場合のTOC読出処理
のフローチャートである。
【図6】実施の形態の可変方式のディスク上のエリア構
成の説明図である。
【図7】実施の形態の可変方式の場合のTOC読出処理
のフローチャートである。
【図8】実施の形態の固定、可変併用方式の場合のTO
C読出処理のフローチャートである。
【図9】実施の形態のアドレス記録方式の場合のディス
ク上のエリア構成の説明図である。
【図10】実施の形態のアドレス記録方式の場合のTO
C読出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ピックアップ、2 対物レンズ、3 二軸機構、6
スピンドルモータ、10 システムコントローラ、1
2 エンコード/デコード部、14 サーボプロセッ
サ、80 ホストコンピュータ、82 CPU、90
ディスク、100ディスクドライブ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬性の記録媒体に対して、主たるデー
    タ記録領域及び該主たるデータ記録領域に対応する管理
    情報を記録する主管理領域と、バックアップ記録領域及
    び該バックアップ記録領域に対応する管理情報を記録す
    るバックアップ管理領域とを設定し、 データ記録時には、記録すべきデータを、上記主たるデ
    ータ記録領域と上記バックアップ記録領域のそれぞれに
    記録するとともに、上記主たるデータ記録領域に記録さ
    れたデータは上記主管理領域の管理情報によって管理さ
    れ、また上記バックアップ記録領域に記録されたデータ
    は上記バックアップ管理領域の管理情報によって管理さ
    れるようにし、 データ再生時には、再生すべきデータを、上記主管理領
    域の管理情報に基づいて上記主たるデータ記録領域から
    読み出すが、上記主管理領域の管理情報もしくは上記主
    たるデータ記録領域のデータの読出が不能となって上記
    再生すべきデータを読み出せない場合は、上記バックア
    ップ管理領域の管理情報に基づいて上記バックアップ記
    録領域から上記再生すべきデータを読み出すようにする
    ことを特徴とするデータ記録再生方法。
  2. 【請求項2】 上記バックアップ管理領域は、記録媒体
    上の特定位置に設定することを特徴とする請求項1に記
    載のデータ記録再生方法。
  3. 【請求項3】 上記バックアップ管理領域の記録媒体上
    の位置は、記録媒体毎に設定可能とされることを特徴と
    する請求項1に記載のデータ記録再生方法。
  4. 【請求項4】 上記バックアップ管理領域の記録媒体上
    の位置を示す情報を、記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項1に記載のデータ記録再生方法。
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