JP2005032374A - 情報記録装置 - Google Patents

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    • G11B7/0045Recording

Abstract

【課題】データ記録が中断されてもデータの最終記録位置を正しく認識することが可能な情報記録装置を提供する。
【解決手段】W/O型光ディスク15を装着する光ディスク装置1において、システムコントローラ9は、記録予定のトラックにおけるユーザデータの最終記録位置情報(LRA)が管理データ領域に記録されているか調べ、記録されている場合は当該トラックへの記録を行わず、当該LRAも更新せず、記録されていない場合は、当該トラックの最終セクタを探索し、検出された最終セクタのアドレスをLRAとしてメモリへ一時的に保持すると共に、ホストによる記録命令で受信したユーザデータを、記録済みユーザデータの最終セクタの後に追記し、追記の度にメモリに保持されているLRAを、追記されたユーザデータの最終セクタアドレスに更新し、最終的に、メモリに保持されているLRAを光ディスク15の管理データ領域に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録媒体に情報を記録するための情報記録装置に関し、特に、新たな情報を書き込む場合に既に書き込まれている情報の後に追記する記録方式を採用する情報記録装置に関する。
従来、追記型の情報記録媒体のうち、1回だけの書き込み(ライトワンス)が可能な情報記録媒体として、CD−RやDVD−Rなどが知られている。例えばDVD−Rは、記録後のDVD−ROMと互換性を持ち、DVD再生装置で再生が可能であることから、データの受け渡し用の情報記録媒体として広く用いられている。
DVD−Rにデータを書き込む場合、通常は、すでに書かれているデータの直後からデータを書かなければならない。これは、読み出し専用ディスクであるDVD−ROMディスクとの互換性を保つために必要な処理であり、記録されたデータに途切れがあると、DVD再生装置では再生できない場合があるからである。
DVD−Rディスクへの記録方式については、2つの方法が定義されている。一つはディスクアットワンス方式、もう一つがインクリメンタル記録方式である。ここでは、後者のインクリメンタル記録方式を例に、従来の技術を概説する。
インクリメンタル記録方式を使用したDVD−Rへのデータ記録においては、ホストコンピュータは、未記録領域の先頭から一つまたは複数のR−Zone(リザーブゾーン)を予約する。一つのR−Zoneに対してユーザデータを記録する場合、R−Zoneの先頭から連続的に記録する。そのR−Zoneにすでに一部のデータが記録済みの場合は、記録済み領域の最終記録位置から連続して記録する。予約するR−Zoneのサイズは任意に設定でき、R−Zone内に記録するユーザデータの量は、その予約したサイズ以下でなければならない。
また、DVD規格では、物理的な記録単位をECCブロックと呼ぶ。ECCブロックは、PCからアクセスできるユーザデータの最小単位であるセクタ(2048バイト)が16個で構成されている。DVDに対するデータの読み書きは、ECCブロック単位で行われる。従って、DVD再生装置は、あるセクタのデータ読み出しをホストコンピュータから要求されると、そのセクタが含まれる1ECCブロックのデータをディスクから装置内に読み出し、エラー訂正を行った後、所望のセクタのデータだけをホストコンピュータに転送する。また、あるECCブロックにユーザデータを記録する際には、そのECCブロックに含まれるべき全てのユーザデータに、その他の付加データの追加、誤り訂正符号の付加、データ変換、並べ替えなどを行い、実際に各データを準備する。すなわち、一つのECCブロックを記録するためには、そこに含まれるべき32768バイトのユーザデータが全て準備できていなければならない。従って、ホストコンピュータが1セクタのユーザデータ記録を要求しても、そのセクタを含むECCブロックに含まれる残りの15セクタ全てのデータが準備できるまで、DVD記録装置は、当該装置のメモリ上にデータを蓄えたまま、記録動作を行わない。
そのECCブロックに含まれる全てのセクタのユーザデータが準備できていない状態で、ホストコンピュータから強制的な書き込みを要求された場合、DVD記録装置は、意味のないデータを生成し、ユーザデータが入らない空きセクタをこのデータで埋めることによりECCブロックを完成させ、DVDへ記録する。ECCブロックに埋め込む、上記の意味のないデータを、以降、パディングデータ(padding data)と称する。このように、R−Zoneの最後のセクタのデータが必ずしもユーザデータであるとは限らず、ユーザデータの最後は、そのR−Zoneの最後から少し遡った位置に存在し、それ以降はパディングデータである場合がある。
DVDで使用されているファイルシステムは、UDFと呼ばれる形式のものを適用している。このファイルシステムでは、DVDの管理情報の一部は、そのDVDにおいてユーザアクセスできる領域の最終アドレスまたはその256セクタ前に記録しなければならない、と規定されている。従って、DVD再生/記録装置は、装着されたDVDにおけるユーザデータの最終アドレスを正しく認識できなければならない。
このため、DVD−Rでは、最後に書かれたユーザデータの位置を示す情報(LRA:Last Recorded Address)をディスク上に記録しておく機能が準備されている。このLRAは、ユーザデータが追記されるたびに更新するのが望ましいが、DVD−Rはライトワンスディスクであるがゆえに、LRAを更新する度にその保存領域を消費していく。LRAの保存領域として用いることのできる領域サイズには制限があり、LRAの更新を無制限に繰り返すことができない。そのため、従来は、LRAを常に更新するのではなく、ある一定量(例えば16MB)以上のデータが記録される毎に、LRAを更新するようにしている(非特許文献1参照)。
INF−8090i Rev. 5.5
このようなLRAの更新方法をとる従来の情報記録装置では、ユーザデータをR−Zoneの途中までしか記録していない段階で、ディスクが排出されたりシステムの電源が落ちたりした場合、ディスク上に記録されたLRAが、実際の最終記録位置よりも前を指すこととなる。その場合、そのディスクを次に装着したドライブは、実際の最終記録位置がどこにあるのかを、遡って検索する必要がある。
また、R−Zoneのクローズ時には、予約された領域内のユーザデータ未記録部分に対しては、パディングデータを埋める処理を行うが、当該R−Zone内のユーザデータの最終位置をLRAとしてディスク上に記録していない段階で、例えばパディングデータを埋める処理の途中で、電源の瞬停が発生した場合などにも、上記と同様の問題が発生する。
また、DVD−Rディスクの場合、記録済みのECCブロックについては、そのECCブロックに含まれる各セクタのデータがユーザデータなのかパディングデータなのかが識別できるフラグを持っている。従って、ドライブは、このようなディスクを装着された場合、必ず、LRAが指す位置から前に遡りながら、真の最終記録位置を探す必要がある。しかし、記録されているパディングデータのサイズは分からないため、ドライブは、遡って検索して得られた実際の最終記録位置とLRAが指す位置との間で、上述のフラグを見ながら順次遡ってユーザデータの終端を探す必要がある。従って、ディスクが挿入されてからユーザデータの最終記録位置認識が終了するまでに、多くの時間を有するという問題があった。また、ユーザデータの記録時に上述のフラグを生成したり、再生時に上述のフラグを識別したりするために、情報記録装置あるいは再生装置の回路構成や処理手順が複雑になるという問題もあった。
本発明にかかる第1の情報記録装置は、ホストから送られたユーザデータを情報記録媒体へ記録する情報記録装置であって、
前記情報記録媒体は、
ユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを有する記録層を備え、
前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられ、
前記情報記録装置は、
前記情報記録媒体にアクセスして情報の記録/再生を行う記録/再生部と、情報を少なくとも一時的に格納するメモリと、装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、
前記記録/再生部を前記情報記録媒体の管理データ領域にアクセスさせることにより、記録しようとするトラックについて、当該トラックにおけるユーザデータの最終記録位置を表す最終記録位置情報が前記管理データ領域に記録されているか否かを調べ、
前記最終記録位置情報が記録されている場合は、当該トラックへのユーザデータの記録を行わず、当該最終記録位置情報も更新せず、
前記最終記録位置情報が記録されていない場合は、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタを前記記録/再生部に探索させ、前記探索により検出された最終セクタに応じた最終記録位置情報を前記メモリへ一時的に保持し、ホストからの記録命令に伴って受信したユーザデータを記録済みユーザデータの最終セクタの後に追記し、前記ユーザデータの追記を行う度に、前記メモリに保持されている最終記録位置情報を、新たに記録されたユーザデータの最終セクタに応じて更新し、
トラックを閉じる処理を実行するときに、前記メモリに保持されている最終記録位置情報を、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させることを特徴とする。
前記情報記録媒体としては、例えばCD−RやDVD−Rのような追記型媒体が用いられる。また、この他に、例えばDVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWのような書き換え型媒体を用いて追記型媒体の記録方式を模倣する場合にも、本発明を適用することが可能である。第1の情報記録装置では、上述のとおり、トラックを閉じる処理を実行するときのみ、ユーザデータの最終記録位置情報を情報記録媒体の管理データ領域に記録させることにより、トラックがまだクローズされていない状態である場合と、処理途中でディスクが排出されたり電源の瞬停があったりした場合とのいずれにおいても、最終記録位置は記録されない。従って、いずれの場合も実際の最終記録位置を探索することとなるので、従来のようにLRAが記録されていない場合に最終記録位置が不明になることはない。
また、前記第1の情報記録装置において、前記制御部が、
所定量のユーザデータを記録する度に、新たなユーザデータが記録された位置に関する情報を、前記記録/再生部により、前記トラックを閉じる処理を実行するときに記録される最終記録位置情報と区別が可能な形態で、仮の最終記録位置情報として前記情報記録媒体に記録させ、
記録しようとするトラックについて、前記管理データ領域に最終記録位置情報が記録されていない場合は、前記記録/再生部が、前記仮の最終記録位置情報で示される位置から、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタの探索を開始することが好ましい。
また、本発明にかかる第2の情報記録装置は、ホストから送られたユーザデータを情報記録媒体へ記録する情報記録装置であって、
前記情報記録媒体は、
ユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを有する記録層を備え、
前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられると共に、物理的な記録/再生単位が、複数個の連続するセクタからなるECCブロックであり、
前記情報記録装置は、
前記情報記録媒体にアクセスして情報の記録/再生を行う記録/再生部と、装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、
ホストから受信したユーザデータを記録する場合は、前記記録/再生部に、記録済みユーザデータの最終のECCブロックの後に追記させ、
1ECCブロック分に満たないユーザデータを記録する必要がある場合は、不足分を埋め込み用データで補って、前記記録/再生部に記録させ、
トラックを閉じる処理を実行するときに、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタを含むECCブロックの位置を示す情報を、ユーザデータの最終記録位置情報として、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させることを特徴とする。
前記情報記録媒体としては、例えばCD−RやDVD−Rのような追記型媒体が用いられる。また、この他に、例えばDVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWのような書き換え型媒体を用いて追記型媒体の記録方式を模倣する場合にも、本発明を適用することが可能である。
前記第2の情報記録装置において、前記制御部が、
ユーザデータの記録に続けてトラックを閉じる処理を実行するときは、当該記録済みのユーザデータの最終セクタに応じた情報を、ユーザデータの最終記録位置情報として、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させることが好ましい。
本発明によれば、データの記録が中断された場合であっても、ユーザデータの最終記録位置を正しく認識できる状態に情報記録媒体を記録することが可能な情報記録装置を提供することができる。また、ユーザデータの最終記録位置を探索する処理に要する時間を削減し、情報記録/再生装置の回路構成を簡略化できるという利点もある。
(実施の形態1)
本発明の実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置(情報記録装置)の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1の光ディスク装置に装着される光ディスクの説明図である。
本実施形態の光ディスク装置は、光ディスク15を用いて情報の記録再生を行う。光ディスク15は、書き換えおよび消去が不可能な状態に情報の追記が可能な記録層(図示省略)を備えている。このような記録層は、例えば有機色素を用いることで実現可能であることは周知であるため、記録層の詳細な説明は省略する。前記記録層は、ユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを有する。また、前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられている。
光ディスク装置1は、図1に示すように、光ヘッド4(記録/再生部)、再生アンプ5、再生信号処理回路6、フォーカス制御回路7、トラッキング制御回路8、システムコントローラ9(制御部)、記録信号処理回路10、パルス設定回路11、レーザ駆動回路12、および光ディスクコントローラ13を備えており、外部のホストコンピュータ14と接続されている。
光ディスク15の再生時には、光ヘッド4が、図示しない半導体レーザおよび対物レンズによって、光ディスク15の記録層に再生強度のレーザ光を照射する。光ヘッド4は、また、光ディスク15から反射してきたレーザ光を受光する。
再生アンプ5は、光ヘッド4から出力される光検出信号を増幅して再生信号として出力する。再生信号処理回路6は、再生アンプ5から与えられる再生信号に対し、波形等化、2値化、同期、復調、デコード等を行い、光ディスクコントローラ13へ渡す。光ディスクコントローラ13は、再生信号処理回路6から受け取ったデータの誤り訂正を行った後、映像、音響もしくはコンピュータデータ等のディジタルデータとして外部のホストコンピュータ14へ出力する。
フォーカス制御回路7は、光ヘッド4から照射されたレーザースポットを、光ディスク15の記録層にフォーカス制御する。トラッキング制御回路8はレーザースポットが光ディスク15の情報トラックに追従するよう位置制御する。
光ディスク15への記録時には、光ディスクコントローラ13は、ホストコンピュータ14から、映像、音響またはコンピュータデータ等の記録データ(ユーザデータ)を受け取り、ECC符号やその他の情報を付加した後、記録信号処理回路10へ送る。記録信号処理回路10は、光ディスクコントローラ13から受け取った信号にエンコードおよび変調を施し、2値化データとして出力する。パルス設定回路11は2値化データを所望の変換規則に応じて記録パルスに変換して出力する。レーザ駆動回路12は、受け取った記録パルスに応じて、光ヘッド4の半導体レーザに駆動電流を出力し、光ヘッド4から記録強度のレーザ光を照射させる。
システムコントローラ9は、光ディスク装置1の各部の動作を制御する。ホストコンピュータ14は、光ディスク装置1の外部にあって、ディジタル映像音響データやコンピュータデータなどの情報信号及び制御データの入出力を行う。なお、本実施形態では、ホストコンピュータ14は光ディスク装置1の外部にあるものとしたが、光ディスク装置1の内部にホストコンピュータが存在する態様も、本発明の一実施形態である。
ここで、図2を参照し、光ディスク15へのデータ記録について説明する。図2に示すように、光ディスク15は、ディスクの最内周から最外周にわたって、同心円状または螺旋状に形成された情報トラックを有している。なお、図2は、情報トラックが論理的に連続している様子を示したものに過ぎず、本発明にかかる情報記録媒体の記録領域は、物理的に不連続な複数のトラックから形成されていても良い。光ディスク15の最内周側にはリードイン(Lead−in)領域、最外周側にはリードアウト(Lead−out)領域が、それぞれ設けられている。リードイン領域とリードアウト領域の間に、ユーザデータ領域が設けられている。
リードイン領域内には、ユーザデータ領域に対するユーザデータの記録状況を表すデータを格納するための管理データ領域が設けられている。なお、この管理データ領域には、上記のユーザデータの記録状況を表すデータだけでなく、他の任意の管理データ(ユーザデータ以外のデータ)を記録しても良い。本実施形態では、上記の管理データ領域には、ユーザデータの記録状況を表すデータとして、各R−Zoneに記録済みのユーザデータにおける最終セクタの末端アドレス(LRA:Last Recorded Address)が、当該R−Zoneの識別子に関連付けて記録されるようになっている。ただし、管理データ領域に、ユーザデータの記録状況を表すデータとして記録する情報は、最後に記録されたセクタ(最終セクタ)の末端アドレスの値に限定されず、最終セクタに応じた値をとるものであることを条件として、任意形式の情報を用いることができる。例えば、1セクタのバイト数は固定であることから、最終セクタの末端アドレスの代わりに、当該R−Zoneに記録済みのセクタ数を用いても、ユーザデータの最終記録位置を表すことが可能である。
光ディスク装置1は、ユーザデータ領域に対してユーザデータの記録を行う際は、図2に示すように、適宜のサイズのR−Zone(リザーブゾーン)を予約する。そして、予約したR−Zoneの先頭から、順次、ユーザデータを記録していく。例えば、図2に示したR−Zone♯1,♯2,♯3のそれぞれにおいて、比較的粗いハッチングを付して示した領域a1,a2,a3に、ユーザデータが記録されているものとする。なお、ユーザデータ領域へのユーザデータの記録は、セクタ単位で行っても良いし、例えばDVD−R規格で定められているように、複数のセクタからなるブロック(ECCブロック)単位であっても良い。
ここで、光ディスク装置1において、光ディスク15へユーザデータを記録する際の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3のフローチャートは、システムコントローラ9による、光ディスク装置1の動作制御の手順である。
光ディスク15がドライブに装着されたことを検知すると(ステップS1)、システムコントローラ9は、光ヘッド4を駆動制御して、光ディスク15のリードインエリア内の管理データ領域にアクセスする(ステップS2)。管理データ領域から光ヘッド4によって読み取られた信号は、再生アンプ5および再生信号処理回路6を介してシステムコントローラ9へ送られる。そして、システムコントローラ9は、この再生信号に基づいて、光ディスク15の管理データ領域に、ユーザデータを記録すべきR−ZoneについてのLRAが記録されているか否かを判断する(ステップS3)。
なお、本実施形態の光ディスク装置1は、R−Zoneをクローズする命令が出された場合にのみ、そのR−Zoneにおける記録済みのユーザデータの最終セクタの終端アドレスを、LRAとして光ディスク15の管理データ領域に記録する。また、このとき、当該R−Zoneにユーザデータが記録されていない部分が残っていれば、その部分にパディングデータを挿入する。すなわち、光ディスク装置1では、R−Zoneがオープン状態である間は(クローズ命令が出されていないうちは)、そのR−ZoneのLRAは光ディスク15へ記録されない。
従って、ステップS3の結果として、LRAが記録されていると判断された場合は、そのトラックは既にクローズされているので、ユーザデータの記録を行わず、また、光ディスク15の管理データ領域に対しても何の記録もせずに、処理を終了する。なお、ここで、必要に応じて、システムコントローラ9からホストコンピュータ14へ、エラーコードなどを返しても良い。
一方、ステップS3の結果として、LRAが記録されていないと判断された場合は、上述のとおり、当該R−Zoneはまだオープン状態であり、既にユーザデータが記録されている可能性がある。そこで、システムコントローラ9は、光ヘッド4を駆動制御してそのR−Zoneにアクセスさせ、そのR−Zoneにおけるユーザデータの終端位置を探索させる(ステップS4)。ここで、ユーザデータの終端位置の探索には、例えば2分検索法などを用いることができる。
ステップS4の結果、ユーザデータの終端位置が見つかれば、そのアドレス(LRA)を、光ディスク装置1内のメモリに一時的に保持する(ステップS5)。なお、ここでは、ユーザデータの最終セクタの終端アドレスをメモリに保持するものとしたが、前述と同様に、ユーザデータの最終セクタに応じた値をとることを条件として、例えば、記録済みのユーザデータのセクタ数などを用いることも可能である。
その後、システムコントローラ9は、ホストコンピュータ14からの命令を待つ状態となる(ステップS6)。以降、システムコントローラ9は、ホストコンピュータ14からの命令に応じて、以下のような処理を行う。
ホストコンピュータ14から受信した命令がユーザデータ記録命令であった場合(ステップS7の結果がYES)、システムコントローラ9は、LRAが記録済みであるか否かを判断する(ステップS8)。LRAが記録済みであれば(ステップS8の結果がYES)、R−Zoneが既にクローズされているという意味なので、何もせずにステップS6へ戻る。ただしここで、ホストコンピュータ14へエラーコードなどを返しても良い。LRAが記録されていなければ(ステップS8の結果がNO)、システムコントローラ9は、ホストコンピュータ14から前記のユーザデータ記録命令に伴って送られたユーザデータを、光ディスクコントローラ13を経由して記録信号処理回路10へ送る。ユーザデータは、記録信号処理回路10から、さらに、パルス設定回路11およびレーザ駆動回路12を経由して光ヘッド4へ送られる。光ヘッド4をユーザデータに応じて駆動制御することにより、光ディスク15のユーザデータ領域へユーザデータを記録することができる(ステップS9)。そして、前記メモリに一時的に保持したLRAを、ここで追記したユーザデータの最終セクタの終端アドレスに更新する(ステップS10)。さらに、ホストコンピュータ14から命令されたすべてのユーザデータの当該R−Zoneへの記録が終了するまで(ステップS11の判断結果がYESになるまで)、ユーザデータの記録(ステップS9)〜メモリ上のLRAの更新(ステップS10)を繰り返す。その後、ステップS6へ戻る。
また、ホストコンピュータ14から受信した命令が強制記録命令であった場合(ステップS12の結果がYES)、システムコントローラ9は、LRAが記録済みであるか否かを判断する(ステップS13)。LRAが記録済みであれば(ステップS13の結果がYES)、R−Zoneが既にクローズされているという意味なので、何もせずにステップS6へ戻る。ただしここで、ホストコンピュータ14へエラーコードなどを返しても良い。LRAが記録されていなければ(ステップS13の結果がNO)、システムコントローラ9は、ホストコンピュータ14から送られてまだ記録されていないユーザデータを、光ディスクコントローラ13を経由して記録信号処理回路10へ送る。ここで、R−Zoneに空き領域ができる場合は、パディングデータが付加される。このように必要に応じてパディングデータを付加されたユーザデータは、記録信号処理回路10から、さらに、パルス設定回路11およびレーザ駆動回路12を経由して光ヘッド4へ送られる。光ヘッド4をユーザデータに応じて駆動制御することにより、光ディスク15のユーザデータ領域へユーザデータを記録する(ステップS14)。そして、前記メモリに一時的に保持したLRAを、ここで追記したユーザデータの最終セクタの終端アドレスに更新する(ステップS15)。その後、ステップS6へ戻る。
また、ホストコンピュータ14から受信した命令がトラック(R−Zone)のクローズ命令であった場合(ステップS16の結果がYES)、システムコントローラ9は、光ヘッド4を駆動制御して、メモリ上のLRAを、光ディスク15の管理データ領域へ記録する(ステップS17)。また、R−Zoneに空き領域が存在すれば(ステップS18の結果がYES)、パディングデータを生成し、光ヘッド4を駆動制御して、その空き領域へパディングデータを記録する(ステップS19)。その後、ステップS6へ戻る。なお、パディングデータは、システムコントローラ9の指示に従って記録信号処理回路10で生成されるものであり、任意のデータを用いることができる。
ホストコンピュータ14から受信した命令が、他の命令であった場合(ステップS7,S12,S16の結果がいずれもNO)、システムコントローラ9は、その命令に応じた処理を行い(ステップS20)、ステップS6へ戻る。
ステップS19(またはステップS14)でパディングデータを記録した状態を図2に示す。図2のR-Zone♯2は、前半の領域a2にユーザデータが記録されており、その残りの領域(比較的密なハッチングを付して示した領域)に、パディングデータが挿入されている。このようにユーザデータが記録されない領域にパディングデータを挿入することにより、読み取り専用ディスク(例えばCD−RやDVD−R)との互換性を持たせることができる。
以上のように、本実施形態の光ディスク装置1は、R−Zoneをクローズする場合にのみ、そのR−Zoneに記録済みのユーザデータの終端アドレスを、LRAとして光ディスク15の管理データ領域に記録する。すなわち、光ディスク装置1では、R−Zoneがオープン状態である間は(クローズ命令が出されていないうちは)、そのR−ZoneのLRAは光ディスク15へ記録されない。従って、LRAが記録されていれば、当該R-Zoneトラックは既にクローズされているものと判断して当該LRAが指す位置をユーザデータの終端アドレスとして認識し、LRAが記録されていなければ、実際の最終記録位置を探索することとなる。つまり、R-Zoneがまだクローズされていない状態である場合と、処理途中でディスクが排出されたり電源の瞬停があったりした場合とのいずれにおいてもLRAは記録されず、いずれの場合も実際の最終記録位置を探索することとなるので、従来のようにLRAが記録されていない場合に最終記録位置が不明になることはない。
また、実施の形態1の変形例として、以下のような実施態様も考えられる。
すなわち、上記の説明では、R−Zoneをクローズする場合にのみ光ディスク15へLRAを記録することとしたが、ユーザデータを一定量(例えば16MB)以上記録するごとに、クローズ処理の時に管理データ領域に記録されるLRA(以下、真のLRAと称する)とは区別が可能な形態で、記録済みユーザデータの最終端位置を表す情報を、仮のLRAとして、光ディスク15上に適宜に設けられた領域に記録することとしても良い。なお、仮のLRAの記録領域は、真のLRAと同じ場所であっても良いし、別の場所であっても良い。前者の場合は、仮のLRAか真のLRAかを区別可能な識別子を、仮のLRAと真のLRAの少なくともいずれかに持たせるか、あるいは、仮のLRAか真のLRAかを区別可能な識別子を、LRAの記録領域とは別の領域に持たせれば良い。
前述したように、実際の最終記録位置の探索は2分検索法などを利用して行われる。この場合、トラックが比較的短い場合であれば、探索に要する時間は問題とならないが、例えばトラックがディスク全面であるような場合、大きなシークが毎回発生するため、探索時間が長くなるという問題がある。このため、上記のように一定のデータ量を記録する毎に仮のLRAを記録することにより、この仮のLRAが指す位置から探索を開始すれば良いので、探索時間が大幅に短縮できるという利点がある。
なお、本実施形態では追記型媒体を用いる例を示したが、これに限らず、書き換え型媒体を用いて追記型媒体の記録方式を模倣する場合にも、本発明を適用することが可能である。
(実施の形態2)
本発明の他の実施形態にかかる光ディスク装置(情報記録装置)について、以下に説明する。本実施形態にかかる光ディスク装置のハードウェア構成は、実施の形態1で図1に示した光ディスク装置1と同様である。ただし、本実施形態にかかる光ディスク装置は、光ディスク15として、複数個の連続するセクタからなるECCブロックを物理的な記録/再生単位とする光ディスク(例えばDVD−R)を用いる。なお、光ディスク15は、書き換えまたは消去が不可能な状態にユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを備え、前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられている点では、実施の形態1と同様である。
光ディスク15としてDVD−Rを用いる場合、論理的な最小アクセス単位であるセクタは2048バイトであり、1つのECCブロックは、16セクタ分のユーザデータから構成される。ECCブロックを光ディスク15へ記録する際には、そのECCブロックに含まれるべき全てのユーザデータにその他の付加データの追加、誤り訂正符号の付加、データ変換、並べ替えなどを行って、実際の記録データを生成する。すなわち、1つのECCブロックを光ディスク15へ記録するためには、32768バイトのユーザデータが準備できていなければならない。従って、32768バイトのユーザデータが準備できていない段階で、ECCブロックを光ディスク15へ記録する必要が生じた場合は、光ディスク装置1がパディングデータを生成し、ユーザデータの不足分を補う。
ここで、本実施形態にかかる光ディスク装置1の動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
光ディスク15がドライブに装着されると(ステップS21)、システムコントローラ9は、ホストから命令が送られてくるのを待つ状態となる(ステップS22)。以降、システムコントローラ9は、ホストコンピュータ14からの命令に応じて、以下のような処理を行う。
ホストコンピュータ14から受信した命令がユーザデータ記録命令であった場合(ステップS23の結果がYES)、システムコントローラ9は、1ECCブロック分のユーザデータが揃っているか確認する(ステップS24)。なお、ホストコンピュータ14から光ディスク装置1に対しては、記録命令と共に、光ディスク15へ記録すべきユーザデータがセクタ単位で送られる。そして、システムコントローラ9は、1ECCブロック分のユーザデータがそろった時点で(ステップS24の結果がYES)、記録信号処理回路10に指示することにより、当該ECCブロックに対して、必要な付加データの追加、誤り訂正符号の付加、データ変換、並べ替えなどを行わせる。そして、その結果をパルス設定回路11およびレーザ駆動回路12へ送ることにより、光ヘッド4を駆動制御して、光ディスク15へECCブロックを記録する(ステップS25)。なお、ステップS25の後は、光ディスク15へのLRAの記録は行わず、ステップS22へ戻る。
また、ホストコンピュータ14から受信した命令が、1ECCブロック分のユーザデータがそろっていなくても光ディスク15へ書き込むことを指示する強制記録命令であった場合(ステップS26の結果がYES)、システムコントローラ9は、1ECCブロック分(32768バイト)に不足している分を、パディングデータで補う(ステップS27)。そして、システムコントローラ9は、ユーザデータとパディングデータからなる1ECCブロック分のデータを記録信号処理回路10に送り、必要な付加データの追加、誤り訂正符号の付加、データ変換、並べ替えなどを行わせる。そして、その結果をパルス設定回路11およびレーザ駆動回路12へ送ることにより、光ヘッド4を駆動制御して、光ディスク15へECCブロックを記録する(ステップS28)。さらに、記録したECCブロックの終端アドレスを、LRAとして光ディスク15に記録し(ステップS29)、ステップS22へ戻る。
また、ホストコンピュータ14から受信した命令がトラックのクローズ命令であった場合(ステップS30の結果がYES)、システムコントローラ9は、最後に記録したECCブロックの終端アドレスを、LRAとして光ディスク15に記録し(ステップS31)、ステップS22へ戻る。
ホストコンピュータ14から受信した命令が、他の命令であった場合(ステップS23,S26,S30の結果がいずれもNO)、システムコントローラ9は、その命令に応じた処理を行い(ステップS32)、ステップS22へ戻る。
なお、ステップS29およびステップS31では、LRAとして、ECCブロックの終端アドレスを用いることとしたが、LRAの内容はこれに限定されない。すなわち、本実施形態では、LRAの内容は、ユーザデータの最後として記録されたECCブロックを特定できれば良いので、例えば、最終ECCブロックの先頭アドレスでも良いし、最終ECCブロックの中央部など、ECCブロック内の特定位置のアドレスでも良い。あるいは、最終ECCブロックの識別子(番号など)であっても良い。
次に、このように記録された光ディスク15を再生する場合の光ディスク装置1の動作について説明する。
従来のDVD−Rの場合、各セクタのデータがユーザデータかパディングデータかを識別できるように、各セクタにデータの種別を表す識別子を埋め込み、光ディスク装置が、この識別子に基づいてユーザデータの最終端を探索し、探索結果をホストコンピュータへ渡していた。これに対して、本実施形態にかかる光ディスク装置1は、光ディスク15のデータを再生する場合、光ヘッド4により1ECCブロック分のデータを光ディスク15から読み出してホストコンピュータ14へ渡す。このとき、システムコントローラ9は、光ヘッド4を駆動制御して管理データ領域にアクセスさせ、当該ECCブロックについてのLRAが管理データ領域に記録されているか否かも判断し、ホストコンピュータ14へその判断結果を渡す。そして、ホストコンピュータ14においては、そのECCブロックについてのLRAが管理データ領域に記録されている場合は、光ディスク装置1から送られた1ECCブロック分のデータを解析することにより、そのECCブロックにおけるユーザデータの最終記録位置がどこであるかを判断する。
すなわち、従来は、光ディスク装置においてユーザデータの最終端の探索を行っていたが、本実施形態にかかる光ディスク装置は、ユーザデータの最終端の探索を行わずに、最終端を含むECCブロックがどこであるかを表す情報(LRA)を、当該ECCブロックの再生データと共にホストコンピュータ14へ送り、ホストコンピュータ14においてユーザデータの最終端の探索を行う。
従って、ユーザデータの最終端を含むECCブロック内で、ユーザデータの最終端の探索を行えば良いので、従来のようにトラック全体からユーザデータの最終端の探索を行う場合と比較して、探索効率がはるかに向上する。なお、UDFの規格では、最終端のユーザデータ位置には所定の形式で管理情報を書くことが定められている。従って、ホストコンピュータ14は、この形式で書かれたユーザデータかどうかを検査することにより、ECCブロック内でのユーザデータの最終端を検出することができる。
また、従来のように、ECCブロックの各セクタにデータ種別を表す識別子を埋め込んでおかなくても、ホストコンピュータによってユーザデータの最終端を識別することが可能である。従って、光ディスク装置において識別子を生成または判別するための回路構成を省略することができる。
また、本実施形態において、ユーザデータの記録に続けてトラックを閉じる処理を実行するときは、記録済みユーザデータの最終セクタ位置を表す情報を、LRAとして管理データ領域に記録させるようにすることも好ましい。これにより、ホストコンピュータ14によるユーザデータの最終端の探索に要する時間をさらに短縮することができる。
なお、上述の各実施形態は、本発明を限定するものではなく、発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、情報記録媒体として光ディスクを例示したが、記録方式は光記録に限定されず、媒体形状もディスク状に限定されない。さらに、本実施形態では、情報記録媒体の一例としてDVD-Rを例示したが、これはあくまでも一例であり、他の規格にかかる情報記録媒体を用いることもできる。また、管理データ領域が、ディスクの最内周に配置された例を示したが、管理データ領域は、ユーザデータ領域と区別可能な場所であれば、情報記録媒体の任意の場所に設けることが可能である。
また、本実施形態でも追記型媒体を用いる例を示したが、これに限らず、書き換え型媒体を用いて追記型媒体の記録方式を模倣する場合にも、本発明を適用することが可能である。
本発明によれば、データの記録が中断された場合であっても、ユーザデータの最終記録位置を正しく認識できる状態に情報記録媒体を記録することが可能な情報記録装置を提供することができる。また、ユーザデータの最終記録位置を探索する処理に要する時間を削減し、情報記録/再生装置の回路構成を簡略化できるという利点もある。
本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置の概略構成を示すブロック図 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置に装着される光ディスクの説明図 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置の動作を示すフローチャート 本発明の他の実施形態にかかる光ディスク装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 光ディスク装置
4 光ヘッド
5 再生アンプ
6 再生信号処理回路
7 フォーカス制御回路
8 トラッキング制御回路
9 システムコントローラ
10 記録信号処理回路
11 パルス設定回路
12 レーザ駆動回路
13 光ディスクコントローラ
14 ホストコンピュータ
15 光ディスク

Claims (4)

  1. ホストから送られたユーザデータを情報記録媒体へ記録する情報記録装置であって、
    前記情報記録媒体は、
    ユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを有する記録層を備え、
    前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられ、
    前記情報記録装置は、
    前記情報記録媒体にアクセスして情報の記録/再生を行う記録/再生部と、情報を少なくとも一時的に格納するメモリと、装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、
    前記記録/再生部を前記情報記録媒体の管理データ領域にアクセスさせることにより、記録しようとするトラックについて、当該トラックにおけるユーザデータの最終記録位置を表す最終記録位置情報が前記管理データ領域に記録されているか否かを調べ、
    前記最終記録位置情報が記録されている場合は、当該トラックへのユーザデータの記録を行わず、当該最終記録位置情報も更新せず、
    前記最終記録位置情報が記録されていない場合は、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタを前記記録/再生部に探索させ、前記探索により検出された最終セクタに応じた最終記録位置情報を前記メモリへ一時的に保持し、ホストからの記録命令に伴って受信したユーザデータを記録済みユーザデータの最終セクタの後に追記し、前記ユーザデータの追記を行う度に、前記メモリに保持されている最終記録位置情報を、新たに記録されたユーザデータの最終セクタに応じて更新し、
    トラックを閉じる処理を実行するときに、前記メモリに保持されている最終記録位置情報を、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させることを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記制御部が、
    所定量のユーザデータを記録する度に、新たなユーザデータが記録された位置に関する情報を、前記記録/再生部により、前記トラックを閉じる処理を実行するときに記録される最終記録位置情報と区別が可能な形態で、仮の最終記録位置情報として前記情報記録媒体に記録させ、
    記録しようとするトラックについて、前記管理データ領域に最終記録位置情報が記録されていない場合は、前記記録/再生部が、前記仮の最終記録位置情報で示される位置から、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタの探索を開始する、請求項1に記載の情報記録装置。
  3. ホストから送られたユーザデータを情報記録媒体へ記録する情報記録装置であって、
    前記情報記録媒体は、
    ユーザデータを記録できるユーザデータ領域と、ユーザデータの記録状況に関する情報を記録できる管理データ領域とを有する記録層を備え、
    前記ユーザデータ領域は、論理的な最小アクセス単位であるセクタの集合体で構成された一つまたは複数のトラックから構成され、前記セクタには連続的にアドレスが割り付けられると共に、物理的な記録/再生単位が、複数個の連続するセクタからなるECCブロックであり、
    前記情報記録装置は、
    前記情報記録媒体にアクセスして情報の記録/再生を行う記録/再生部と、装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、
    ホストから受信したユーザデータを記録する場合は、前記記録/再生部に、記録済みユーザデータの最終のECCブロックの後に追記させ、
    1ECCブロック分に満たないユーザデータを記録する必要がある場合は、不足分を埋め込み用データで補って、前記記録/再生部に記録させ、
    トラックを閉じる処理を実行するときに、当該トラックにおけるユーザデータの最終セクタを含むECCブロックの位置を示す情報を、ユーザデータの最終記録位置情報として、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させることを特徴とする情報記録装置。
  4. 前記制御部が、
    ユーザデータの記録に続けてトラックを閉じる処理を実行するときは、当該記録済みのユーザデータの最終セクタに応じた情報を、ユーザデータの最終記録位置情報として、前記記録/再生部により情報記録媒体の前記管理データ領域に記録させる、請求項3に記載の情報記録装置。

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