JPH11328870A - データ記録装置及び方法 - Google Patents

データ記録装置及び方法

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JPH11328870A
JPH11328870A JP13070598A JP13070598A JPH11328870A JP H11328870 A JPH11328870 A JP H11328870A JP 13070598 A JP13070598 A JP 13070598A JP 13070598 A JP13070598 A JP 13070598A JP H11328870 A JPH11328870 A JP H11328870A
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JP
Japan
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data
control program
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ram
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JP13070598A
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Inventor
Kenji Nikata
謙二 荷方
Kunihiro Ezaki
邦裕 江崎
Teruhiko Mochizuki
輝彦 望月
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコン内蔵のROMに格納されているプロ
グラム以外のプログラムにより動作する。 【解決手段】 所定のフォーマットとは異なるフォーマ
ットで画像データ及び音響データを入力するとともに、
制御用プログラムを入力する入力手段2と、入力手段2
からの画像データ及び/又は音響データを記憶するとと
もに、制御用プログラムを記憶するデータ記憶部7,8
を内部に備え、データ記憶部7,8に記憶された画像デ
ータ及び/又は音響データをデータフォーマット所定の
フォーマットに変換するデータ変換手段10と、データ
変換手段10で所定のフォーマットとなされた画像デー
タ及び音響データを記録媒体に記録する記録手段14
と、データ記憶部7,8に記憶された制御用プログラム
を用いて、上記入力手段等を制御する制御手段5とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
方式のビデオカメラシステムに備えられるデータ記録装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル方式のビデオカメラシ
ステムは、例えばCCD等で撮像した画像等を所定の方
式に変換してテープ等の記録媒体に記録する。また、カ
メラシステムの分野では、例えばIEEE1394等のDV(Di
gital Video)方式のAVデータを入力する端子を備
え、当該端子に供給された画像データや音響データ(以
下、AVデータと称する。)を内蔵されているテープへ
録画するものもある。また、このビデオカメラシステム
は、テープに記録されたAVデータを再生することで、
端子から画像データや音響データを出力する。
【0003】このビデオカメラシステムは、端子からの
AVデータを圧縮符号化する圧縮用LSI(Large Scal
e Integrated Circuit)と、圧縮されたAVデータをテ
ープに記録するために所定のフォーマットに変換するフ
ォーマット変換LSIと、これら各部の動作を制御する
マイコンとを備えている。
【0004】このようなビデオカメラシステムで上述し
たようにAVデータをテープに録画するときには、先
ず、端子からのAVデータを圧縮用LSIに供給する。
そして、AVデータは、圧縮用LSIにより圧縮符号化
されて、フォーマット変換用LSIに出力される。そし
て、AVデータは、一旦フォーマット変換LSI内のD
RAM(Dynamic Random Access Memory)に格納され
る。
【0005】ここで、マイコンは、内蔵のROM(Read
Only Memory)に格納されているプログラムに従って、
フォーマット変換用LSIに、サブコード,VAUX(Vide
o Auxiliary),AAUX(Audio Auxiliary)等の管理デー
タを出力する。そして、フォーマット変換用LSIは、
AVデータのフォーマット変換を行い、マイコンからの
管理データとともにAVデータをテープに出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のビデオ
カメラシステムは、マイコンとフォーマット変換LSI
とがシリアルポートで接続されていたため、フォーマッ
ト変換LSI内のDRAMに格納されているプログラム
に基づいて動作することができなかった。
【0007】また、このマイコンは、通常の使用状態で
はROMに格納されているプログラムに従って動作して
いるので、当該プログラムとは異なる動作をすることが
できなかった。したがって、このビデオカメラシステム
は、ROMに格納されているプログラムとは異なる動作
を行うとき、マイコン自体を交換する必要があった。
【0008】さらに、このビデオカメラシステムは、製
品出荷時等のテストプログラムのように、1回限り実行
するプログラムであっても、マイコン内部のROMに記
憶させておく必要があった。
【0009】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、マイコン内蔵のROMに
格納されているプログラム以外のプログラムにより動作
することができるデータ記録装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係るデータ記録装置は、ディジタル方式の画像デ
ータ及び音響データを所定のフォーマットに変換して記
録媒体に記録するデータ記録装置において、上記所定の
フォーマットとは異なるフォーマットで画像データ及び
音響データを入力するとともに、制御用プログラムを入
力する入力手段と、上記入力手段からの画像データ及び
/又は音響データを記憶するとともに、制御用プログラ
ムを記憶するデータ記憶部を内部に備え、上記データ記
憶部に記憶された画像データ及び/又は音響データのデ
ータフォーマットを上記所定のフォーマットに変換する
データ変換手段と、上記データ変換手段で所定のフォー
マットとなされた画像データ及び音響データを記録媒体
に記録する記録手段と、上記データ記憶部に記憶された
制御用プログラムを用いて、少なくとも上記入力手段、
データ変換手段及び記録手段を制御する制御手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0011】このようなデータ記録装置によれば、デー
タ記憶部に記憶された制御用プログラムを用いて、少な
くとも上記データ変換手段等を制御する制御手段を備え
るので、外部からの制御用プログラムに基づいて少なく
ともデータ変換手段を動作させるとともに、記録媒体に
データを記録することができる。
【0012】また、本発明に係るデータ記録方法は、デ
ィジタル方式の画像データ及び/又は音響データを所定
のフォーマットに変換して記録媒体に記録するデータ記
録方法において、上記所定のフォーマットとは異なるフ
ォーマットで画像データ及び音響データを入力するとと
もに制御プログラムを入力して揮発性メモリに一時記憶
する入力工程と、上記画像データ及び音響データを上記
所定のフォーマットに変換する変換工程と、上記所定の
フォーマットの画像データ及び音響データを記録媒体に
記録する記録工程と、上記入力工程で入力したデータが
制御用プログラムを示すデータかを判定する判定工程
と、上記判定工程で制御用プログラムが入力されたと判
定したときには上記揮発性メモリに記憶された制御用プ
ログラムに基づいて動作し、判定工程で画像データ及び
/又は音響データが入力されたと判定したときには不揮
発性メモリに記憶された制御用プログラムに基づいて動
作する制御工程とを有する。
【0013】このようなデータ記録方法によれば、判定
工程で制御用プログラムが入力されたと判定したときに
は上記揮発性メモリに記憶された制御用プログラムに基
づいて動作する制御工程を有するので、外部からの制御
用プログラムに基づいてフォーマットの変換処理等を行
うとともにデータの記録を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施の形態に係るビデオカメラ
システム1を示すブロック図である。このビデオカメラ
システム1は、端子2からデータが供給される圧縮伸長
処理部3と、データのフォーマットを所定の方式に変換
する処理等を行う信号処理部4と、これら各部を制御す
るマイコン5とを有する。
【0016】端子2は、例えばIEEE1394端子等のディジ
タルインタフェイスからなり、例えばCCD等の固体撮
像素子で撮像された画像データ、音響データ及び制御用
プログラムが例えばユーザの選択により入力される。こ
の端子2は、入力されたデータを圧縮伸長処理部3に出
力する。
【0017】圧縮伸長処理部3は、LSI(Large Scal
e Integrated Circuit)で構成されており、端子2から
のデータに圧縮処理又は伸長処理を施す。この圧縮伸長
処理部3は、例えばマイコン5からの制御信号に応じ
て、記録時には圧縮処理を端子2からの音響データ又は
画像データに施し、再生時には伸長処理を施す。そし
て、この圧縮伸長処理部3は、圧縮処理を施した画像デ
ータ、音響データ及び制御用プログラムを信号処理部4
に出力する。また、この圧縮伸長処理部3は、テープに
記録されたデータを再生するときには、信号処理部4か
らの音響データ又は画像データに伸長処理を施して端子
2に出力する。但し、この圧縮伸長処理部3は、端子2
からのデータがDV方式であるときには、圧縮処理を行
わずに音響データ及び画像データを信号処理部4に出力
する。
【0018】信号処理部4は、マイコン5からサブコー
ド等を示す管理データが入力されるアドレスデコーダ6
と、管理データと圧縮伸長処理部3から音響データとが
入力される揮発性の第1のRAM7と、圧縮伸長処理部
3から画像データが入力される第2のRAM8と、第1
のRAM7及び第2のRAM8にアドレス信号を出力す
るアドレスジェネレータ9と、第1のRAM7及び第2
のRAM8に格納された音響データ及び画像データを所
定のフォーマットに変換するデータ変換部10とを備え
る。
【0019】アドレスデコーダ6は、図示しないマイコ
ン5のバスとパラレルポート11を介して接続されてお
り、当該パラレルポート11を介してマイコン5からサ
ブコード、AUX(Auxiliary)データ、モードデータ
等を示す管理データが入力される。また、このアドレス
デコーダ6は、マイコン5からの命令に応じて圧縮伸長
処理部3を通過して第1のRAM7に格納された制御用
プログラムをマイコン5に出力する。
【0020】マイコン5からのサブコードは、例えばマ
イコン5が音響データ及び画像データを高速に検索する
ための高速サーチ機能と、高速サーチ機能使用時よりも
遅い通常速度で利用する機能とを実現するために音響デ
ータ及び画像データに付加される情報であり、例えば絶
対トラック番号、インデックスID等である。また、A
UXデータは、テープに格納される音響データや画像デ
ータに関する補助データである。このAUXデータは、
画像に関するVAUX(Video Auxiliary)データと、
音響に関するAAUX(Audio Auxiliary)データとが
あり、例えば、テープに記録された音響データや画像デ
ータの録画日時や録画ソース等を表す。モードデータ
は、音響や画像に付加される情報に関して、シンプルモ
ードかフルモードかを示す情報である。このモードデー
タは、例えばTOC(Table Of Contents)データ、メ
ニューデータ、文字情報等の容量の程度により、シンプ
ルモードか、フルモードかが区別され、例えばマイコン
5がユーザにより制御されることにより生成される。
【0021】アドレスデコーダ6には、マイコン5から
パラレルポート11を介して、上述の管理データととも
に、マイコン5に対する信号処理部4内の第1のRAM
7のアドレスが管理データに付加されて入力される。す
なわち、マイコン5は、管理データを信号処理部4に出
力するとき、信号処理部4内の第1RAM7のアドレス
を付加して信号処理部4に出力する。そして、アドレス
デコーダ6は、管理データに付加されたアドレスを解釈
することにより、マイコン5から信号処理部4に出力さ
れた信号であることを認識し、第1のRAM7の指定さ
れたアドレスにデータを保存することとなる。
【0022】このアドレスデコーダ6には、マイコン5
から管理データがシリアルに入力される。アドレスデコ
ーダ6は、図2に示すように、ALE(アドレス・ラッチ
・イネーブル)パルスとWRX(ライト)パルスとを発生
させ、シリアルに入力された管理データのうちアドレス
をALEパルスにより検出し、管理データをWRXパルスによ
り検出する。そして、アドレスデコーダ6は、ALEパル
スとWRXパルスのタイミングで検出した管理データを第
1のRAM7に出力する。
【0023】アドレスジェネレータ9は、第1のRAM
7に音響データを格納するときに用いるアドレス信号を
生成して第1のRAM7に出力する。また、このアドレ
スジェネレータ9は、第2のRAM8に画像データを格
納するときに用いるアドレス信号を生成して第2のRA
M8に出力する。
【0024】第1のRAM7には、アドレスデコーダ6
から管理データが入力されるとともに、圧縮伸長処理部
3から音響データが入力される。この第1のRAM7に
は、アドレスジェネレータ9からのアドレス信号に従っ
て、図3に示すようにサブコード、VAUXデータ、A
AUXデータ、モードデータ及び音響データが格納され
る。また、この第1のRAM7には、テープに記録され
た音響データを再生するとき、データ変換部10からの
音響データが一時格納される。
【0025】第2のRAM8には、圧縮伸長処理部3か
ら画像データがアドレスジェネレータ9からのアドレス
信号に従って、入力される。また、この第2のRAM8
には、テープに記録された画像データを再生するときに
はデータ変換部10からの画像データが一時格納され
る。
【0026】これら第1のRAM7及び第2のRAM8
は、データバス12を介してデータ変換部10と接続さ
れており、当該データ変換部10に画像データ、音響デ
ータ及び管理データが読み込まれる。
【0027】データ変換部10は、第1のRAM7及び
第2のRAM8から画像データ、音響データ及び管理デ
ータを順次読み込むとともに、テープに記録するときの
フォーマットに変換することで、AV(Audio-Video)
データストリームを生成する。そして、このデータ変換
部10は、AVデータストリームをVTRI/F13を
介してテープを備えたVTR部14に出力する。また、
このデータ変換部10は、再生動作時、AVデータスト
リームを音響データと画像データとに分割して、それぞ
れ第1のRAM7、第2のRAM8に出力する。
【0028】マイコン5は、上述の圧縮伸長処理部3,
信号処理部4等とバスを介して接続され、制御信号を出
力することで、上述の各部を制御する。また、このマイ
コン5は、信号処理部4とパラレルポート11で接続さ
れている。このマイコン5は、図4に示すように、上述
の各部を動作させる制御信号を生成するCPU20と、
CPU20を動作させるための制御用プログラムが格納
された不揮発性のROM21と、信号処理部4の第1の
RAM7に格納された制御用プログラムが供給されるR
AM22とを備えている。
【0029】CPU20は、例えばユーザ等の命令によ
り、端子2から入力されたデータをVTR部14内のテ
ープに記録するように制御信号を各部に出力して制御す
る。このとき、CPU20は、ユーザからの命令により
サブコード、AUXデータ、モードデータ等を示す管理
データを生成してパラレルポート11を介して第1のR
AM7に出力する。一方、CPU20は、ユーザからの
命令に応じてVTR部14内のテープに記録されたAV
データストリームを再生するように制御する。
【0030】また、このCPU20は、端子2から入力
されて、信号処理部4の第1のRAM7及び第2のRA
M8に格納されたデータの種類を判定する。そして、こ
のCPU20は、第1のRAM7に制御用プログラムが
格納されたと判断したときには、RAM22と接続して
第1のRAM7に格納された制御用プログラムをRAM
22に格納するように制御する。一方、このCPU20
は、端子2に音響データ及び画像データが入力されたと
判断したときにはROM21と接続して、記録動作を行
うように制御する。ここで、CPU20は、第1のRA
M7に格納された制御用プログラムをRAM22に格納
しないで直接第1のRAM7から読み込んでも良い。
【0031】RAM22は、CPU20により内容が変
更され、例えばCPU20が動作するために必要な制御
用プログラムが複製され、パラレルポート11を介して
入力される。そして、このRAM22に格納された制御
用プログラムは、適宜CPU20により読み込まれるこ
とになる。
【0032】ROM21には、CPU20が動作するた
めの制御用プログラムが格納されている。このROM2
1には、端子2からの音響データ及び画像データをVT
R14内のテープに記録するための制御用プログラム
と、VTR部14内のテープに記録されたAVデータス
トリームを再生して端子2から出力するための制御用プ
ログラムからなる通常動作時のプログラムが格納されて
いる。また、このROM21には、通常の再生や記録を
行うとともに、第1のRAM7に外部から制御用プログ
ラムを格納するときの動作を示す通常動作から、RAM
22に格納された制御用プログラムで動作する臨時動作
に移行するときのプログラムが格納される。
【0033】このようなビデオカメラシステム1で音響
データ及び画像データをテープに記録するときには、C
PU20がROM21に格納された制御用プログラムに
従って各部を制御する。すなわち、画像データ及び音響
データをテープに記録するときには、先ず、端子2から
の音響データ及び画像データを圧縮伸長処理部3で圧縮
処理して、信号処理部4に出力するように制御する。そ
して、画像データを第2のRAM8に一旦格納し、音響
データを一旦第1のRAM7に格納するように制御す
る。一方、CPU20は、管理データを生成して、第1
のRAM7に格納する。そして、画像データ、音響デー
タ及び管理データを、データ変換部10により読み込む
ことでテープに記録するときのフォーマットに従って変
換して、AVデータストリームとし、VTRI/F13
を介してVTR部14内のテープに記録するように制御
する。
【0034】また、ビデオカメラシステム1でテープに
記録されたAVデータストリームを再生するときには、
上述と同様に、CPU20がROM21に格納された制
御用プログラムに従って各部を制御する。すなわち、テ
ープに記録されたAVデータストリームを再生するとき
には、先ず、VTR部14内のテープに記録されたAV
データストリームを読み込んで、VTRI/F13を介
してデータ変換部10に入力するように制御する。そし
て、データ変換部10においてAVデータストリームを
画像データと音響データに分離して、画像データを第2
のRAM8に格納し、音響データを第1のRAM7に格
納するように制御する。そして、音響データ及び画像デ
ータは、所定のタイミングで第1のRAM7及び第2の
RAM8から読み出され、圧縮伸長処理部3に入力され
て伸長処理が施され、端子2から出力される。
【0035】また、このビデオカメラシステム1に端子
2からDV方式の音響データ及び画像データが入力され
たときには、上述の記録動作とほぼ同様の処理を行う
が、端子2から入力された画像データ及び音響データが
既に圧縮されており、画像データ及び音響データに管理
データが既に付加されている点で処理が異なる。すなわ
ち、DV方式の信号を、先ず、圧縮伸長処理部3で圧縮
処理せず、音響データ及び管理データを第1のRAM7
に、画像データを第2のRAM8に格納するように制御
する。そして、CPU20は、第1のRAM7に格納さ
れた管理データを読み出して一旦RAM22に格納し、
当該管理データの一部を変更して再び第1のRAM7に
格納するように制御する。そして、第1のRAM7及び
第2のRAM8に格納された管理データ、音響データ及
び画像データは、データ変換部10によりAVデータス
トリームとされ、VTRI/F13を介してVTR部1
4に供給されてテープに記録される。
【0036】つぎに、例えばユーザからの命令により、
端子2にCPU20が動作する制御用プログラムが供給
されたときのCPU20の動作について説明する。な
お、以下の説明において参照する図5〜図7は、説明の
簡素化のために、CPU20の動作と関連ある部分につ
いてのみ図示する。
【0037】CPU20は、図5に示すように、端子2
から制御用プログラムがDV方式の音響データ及び画像
データと同様に入力され、第1のRAM7に格納された
と判定したときには、先ず、上述の再生動作、記録動作
を行う通常動作モードから臨時動作モードとなる。ここ
で、通常動作モードから臨時動作モードに切り替えると
きには、例えば他のマイコンからの命令や、マイコン5
内のスイッチ回路等に従うこととなる。
【0038】次に、CPU20は、臨時動作モードとな
されることにより、第1のRAM7の管理データが格納
される領域にアクセスして、図6に示すように、当該第
1のRAM7に格納された制御用プログラムを読み込ん
でRAM22に複製する。
【0039】次に、CPU20は、RAM22に制御用
プログラムを格納したら、図7に示すように、通常動作
モードで用いる制御用プログラムが格納されたROM2
1とは接続せず、RAM22と接続するように切り替え
ることにより、RAM22に格納された制御用プログラ
ムを読み込み、当該制御用プログラムに従って動作す
る。
【0040】したがって、上述したビデオカメラシステ
ム1は、マイコン5内に端子2からの制御用プログラム
が格納されるRAM22を備えているので、あたかも第
1のRAM7を外付けのRAMのように動作させること
ができる。また、このビデオカメラシステム1は、例え
ばユーザがROM21に格納されている制御用プログラ
ムによる通常動作モード時以外の動作をさせたいときに
は端子2に臨時動作モード用の制御用プログラムを供給
することにより、CPU20により当該制御用プログラ
ムが示す臨時動作モードで動作させることができる。す
なわち、このビデオカメラシステム1は、マイコン5内
のROM21に格納されている制御用プログラム以外の
制御用プログラムを実行することができる。したがっ
て、このビデオカメラシステム1は、従来であればRO
M21に格納されている制御用プログラムが示す動作以
外の臨時動作を行うときにはマイコン5を交換する等の
手段を講ずる必要があったのに対して容易に臨時動作を
行うことができる。
【0041】すなわち、ビデオカメラシステム1は、例
えば製品出荷時等のテストプログラムのように、1回限
り実行するプログラムであっても、マイコン5内のRO
M21に格納する必要がなく、端子2から当該テストプ
ログラムを第1のRAM7に供給することにより、製品
出荷時のテストを行うことができる。これにより、ビデ
オカメラシステム1は、従来であれば、ROM21に格
納することが必須であったテストプログラムを格納する
必要がなく、ROM21の容量を節約することができ
る。そして、このビデオカメラシステム1によれば、マ
イコン5をマウントした後であっても、チェック用、デ
バック用等の制御用プログラムを実行することができ
る。
【0042】なお、本実施の形態において、CPU20
は、第1のRAM7の管理データが記録されている領域
にのみアクセスする一例について説明したが、端子2か
ら供給された制御用プログラムの容量が大きい場合にあ
っては、例えば音響データが格納されている領域にもア
クセス可能とするような切替スイッチ、若しくはセグメ
ントによる切替を行うようにすることにより、容量の大
きなプログラムであってもRAM22に読み込むことが
できる。
【0043】また、本実施の形態においては、信号処理
部4内の第1のRAM7に供給された制御用プログラム
をマイコン5が読み込むことにより臨時動作を行う一例
について説明したが、信号処理部4のように、データの
変換を行うLSI内のRAMから制御用プログラムを読
み込む場合のみならず、他のLSI内のRAMから制御
用プログラムを読み込んでも良い。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータ記録装置は、入力手段からの画像データ及び/
又は音響データを記憶するとともに、制御用プログラム
を記憶するデータ記憶部を内部に備え、データ記憶部に
記憶された画像データ及び/又は音響データのデータフ
ォーマットを所定のフォーマットに変換するデータ変換
手段と、データ変換手段で所定のフォーマットとなされ
た画像データ及び音響データを記録媒体に記録する記録
手段と、データ記憶部に記憶された制御用プログラムを
用いて、少なくともデータ変換手段等を制御する制御手
段とを備えるので、データ記憶部に記憶された制御用プ
ログラムを用いて、各部を動作させることできる。した
がって、このデータ記録装置によれば、例えばマイコン
内蔵のROM等に予め格納されているプログラム以外の
プログラムにより動作させることができる。
【0045】また、本発明に係るデータ記録方法は、入
力工程で入力したデータが制御用プログラムを示すデー
タかを判定する判定工程と、上記判定工程で制御用プロ
グラムが入力されたと判定したときには上記揮発性メモ
リに記憶された制御用プログラムに基づいて動作し、判
定工程で画像データ及び/又は音響データが入力された
と判定したときには不揮発性メモリに記憶された制御用
プログラムに基づいて動作する制御工程とを有するの
で、例えばマイコン内蔵のROM等に予め格納されてい
るプログラム以外のプログラムにより動作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデータ記録装置を示す図で
ある。
【図2】パラレルポートからアドレスデコーダにシリア
ルに供給される管理データを検出するときについて説明
するための図である。
【図3】第1のRAMに格納される管理データ及び音響
データを示す図である。
【図4】マイコンの構造を説明するための図である。
【図5】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、当該制御用プログラムを第1のRAMに供給す
るときの一例について説明するための図である。
【図6】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、第1のRAMに格納された制御用プログラムを
RAMに複製するときの一例について説明するための図
である。
【図7】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、当該制御用プログラムに基づいてCPUが各部
を制御するときの一例について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 ビデオカメラシステム、2 端子、3 圧縮伸長処
理部、4 信号処理部、5 マイコン、7 第1のRA
M、8 第2のRAM、10 データ変換部、20 C
PU、21 ROM、22 RAM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 データ記録装置及び方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
方式のビデオカメラシステムに備えられるデータ記録装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル方式のビデオカメラシ
ステムは、例えばCCD等で撮像した画像等を所定の方
式に変換してテープ等の記録媒体に記録する。また、カ
メラシステムの分野では、例えばIEEE1394等のDV(Di
gital Video)方式のAVデータを入力する端子を備
え、当該端子に供給された画像データや音響データ(以
下、AVデータと称する。)を内蔵されているテープへ
録画するものもある。また、このビデオカメラシステム
は、テープに記録されたAVデータを再生することで、
端子から画像データや音響データを出力する。
【0003】このビデオカメラシステムは、圧縮用LS
I(Large Scale Integrated Circuit)と、圧縮された
AVデータをテープに記録するために所定のフォーマッ
トに変換するフォーマット変換LSIと、これら各部の
動作を制御するマイコンとを備えている。
【0004】このようなビデオカメラシステムで上述し
たようにAVデータをテープに録画するときには、端子
からのAVデータは、フォーマット変換用LSIに出力
される。そして、AVデータは、一旦フォーマット変換
LSI内のDRAM(Dynamic Random Access Memory)
に格納される。
【0005】ここで、マイコンは、内蔵のROM(Read
Only Memory)に格納されているプログラムに従って、
フォーマット変換用LSIに、サブコード,VAUX(Vide
o Auxiliary),AAUX(Audio Auxiliary)等の管理デー
タを出力する。そして、フォーマット変換用LSIは、
AVデータのフォーマット変換を行い、マイコンからの
管理データとともにAVデータをテープに出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のビデオ
カメラシステムは、マイコンとフォーマット変換LSI
とがシリアルポートで接続されていたため、フォーマッ
ト変換LSI内のDRAMに格納されているプログラム
に基づいて動作することができなかった。
【0007】また、このマイコンは、通常の使用状態で
はROMに格納されているプログラムに従って動作して
いるので、当該プログラムとは異なる動作をすることが
できなかった。したがって、このビデオカメラシステム
は、ROMに格納されているプログラムとは異なる動作
を行うとき、マイコン自体を交換する必要があった。さ
らに、このビデオカメラシステムは、製品出荷時等のテ
ストプログラムのように、1回限り実行するプログラム
であっても、マイコン内部のROMに記憶させておく必
要があった。
【0008】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、マイコン内蔵のROMに
格納されているプログラム以外のプログラムにより動作
することができるデータ記録装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係るデータ記録装置は、ディジタル方式の画像デ
ータ及び音響データを所定のフォーマットに変換して記
録媒体に記録するデータ記録装置において、上記所定の
フォーマットとは異なるフォーマットで画像データ及び
音響データを入力するとともに、制御用プログラムを入
力する入力手段と、上記入力手段からの画像データ及び
/又は音響データを記憶するとともに、制御用プログラ
ムを記憶するデータ記憶部を内部に備え、上記データ記
憶部に記憶された画像データ及び/又は音響データのデ
ータフォーマットを上記所定のフォーマットに変換する
データ変換手段と、上記データ変換手段で所定のフォー
マットとなされた画像データ及び音響データを記録媒体
に記録する記録手段と、上記データ記憶部に記憶された
制御用プログラムを用いて、少なくとも上記入力手段、
データ変換手段及び記録手段を制御する制御手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0010】このようなデータ記録装置によれば、デー
タ記憶部に記憶された制御用プログラムを用いて、少な
くとも上記データ変換手段等を制御する制御手段を備え
るので、外部からの制御用プログラムに基づいて少なく
ともデータ変換手段を動作させるとともに、記録媒体に
データを記録することができる。
【0011】また、本発明に係るデータ記録方法は、デ
ィジタル方式の画像データ及び/又は音響データを所定
のフォーマットに変換して記録媒体に記録するデータ記
録方法において、上記所定のフォーマットとは異なるフ
ォーマットで画像データ及び音響データを入力するとと
もに制御プログラムを入力して揮発性メモリに一時記憶
する入力工程と、上記画像データ及び音響データを上記
所定のフォーマットに変換する変換工程と、上記所定の
フォーマットの画像データ及び音響データを記録媒体に
記録する記録工程と、上記入力工程で入力したデータが
制御用プログラムを示すデータかを判定する判定工程
と、上記判定工程で制御用プログラムが入力されたと判
定したときには上記揮発性メモリに記憶された制御用プ
ログラムに基づいて動作し、判定工程で画像データ及び
/又は音響データが入力されたと判定したときには不揮
発性メモリに記憶された制御用プログラムに基づいて動
作する制御工程とを有する。
【0012】このようなデータ記録方法によれば、判定
工程で制御用プログラムが入力されたと判定したときに
は上記揮発性メモリに記憶された制御用プログラムに基
づいて動作する制御工程を有するので、外部からの制御
用プログラムに基づいてフォーマットの変換処理等を行
うとともにデータの記録を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本実施の形態に係るビデオカメラ
システム1を示すブロック図である。このビデオカメラ
システム1は、端子2と、圧縮伸長処理部3と、データ
のフォーマットを所定の方式に変換する処理等を行う信
号処理部4と、これら各部を制御するマイコン5とを有
する。
【0015】端子2は、例えばIEEE1394端子等のディジ
タルインタフェイスからなり、例えばCCD等の固体撮
像素子で撮像された画像データを圧縮したものと音響デ
ータ及び制御用プログラムが例えばユーザの選択により
入力される。この端子2は、入力されたデータを圧縮伸
長処理部3及び信号処理部4に出力する。
【0016】圧縮伸長処理部3は、LSI(Large Scal
e Integrated Circuit)で構成されており、データに圧
縮処理又は伸長処理を施す。この圧縮伸長処理部3は、
例えばマイコン5からの制御信号に応じて、記録時には
圧縮処理を音響データ又は画像データに施し、再生時に
は伸長処理を施す。そして、この圧縮伸長処理部3は、
圧縮処理を施した画像データ、音響データ及び制御用プ
ログラムを信号処理部4に出力する。また、この圧縮伸
長処理部3は、テープに記録されたデータを再生すると
きには、信号処理部4からの音響データ又は画像データ
に伸長処理を施して図示しない映像・音声出力端子に出
力する。
【0017】信号処理部4は、マイコン5からサブコー
ド等を示す管理データが入力されるアドレスデコーダ6
と、管理データと圧縮伸長処理部3から音響データとが
入力される揮発性の第1のRAM7と、圧縮伸長処理部
3から画像データが入力される第2のRAM8と、第1
のRAM7及び第2のRAM8にアドレス信号を出力す
るアドレスジェネレータ9と、第1のRAM7及び第2
のRAM8に格納された音響データ及び画像データを所
定のフォーマットに変換するデータ変換部10とを備え
る。
【0018】アドレスデコーダ6は、図示しないマイコ
ン5のバスとパラレルポート11を介して接続されてお
り、当該パラレルポート11を介してマイコン5からサ
ブコード、AUX(Auxiliary)データ、モードデータ
等を示す管理データが入力される。また、このアドレス
デコーダ6は、マイコン5からの命令に応じて圧縮伸長
処理部3を通過して第1のRAM7に格納された制御用
プログラムをマイコン5に出力する。
【0019】マイコン5からのサブコードは、例えばマ
イコン5が音響データ及び画像データを高速に検索する
ための高速サーチ機能と、高速サーチ機能使用時よりも
遅い通常速度で利用する機能とを実現するために音響デ
ータ及び画像データに付加される情報であり、例えば絶
対トラック番号、インデックスID等である。また、A
UXデータは、テープに格納される音響データや画像デ
ータに関する補助データである。このAUXデータは、
画像に関するVAUX(Video Auxiliary)データと、
音響に関するAAUX(Audio Auxiliary)データとが
あり、例えば、テープに記録された音響データや画像デ
ータの録画日時や録画ソース等を表す。モードデータ
は、音響や画像に付加される情報に関して、シンプルモ
ードかフルモードかを示す情報である。このモードデー
タは、例えばTOC(Table Of Contents)データ、メ
ニューデータ、文字情報等の容量の程度により、シンプ
ルモードか、フルモードかが区別され、例えばマイコン
5がユーザにより制御されることにより生成される。
【0020】アドレスデコーダ6には、マイコン5から
パラレルポート11を介して、上述の管理データととも
に、マイコン5に対する信号処理部4内の第1のRAM
7のアドレスが管理データに付加されて入力される。す
なわち、マイコン5は、管理データを信号処理部4に出
力するとき、信号処理部4内の第1RAM7のアドレス
を付加して信号処理部4に出力する。そして、アドレス
デコーダ6は、管理データに付加されたアドレスを解釈
することにより、マイコン5から信号処理部4に出力さ
れた信号であることを認識し、第1のRAM7の指定さ
れたアドレスにデータを保存することとなる。
【0021】このアドレスデコーダ6には、マイコン5
から管理データがシリアルに入力される。アドレスデコ
ーダ6は、図2に示すように、ALE(アドレス・ラッチ
・イネーブル)パルスとWRX(ライト)パルスとを発生
させ、シリアルに入力された管理データのうちアドレス
をALEパルスにより検出し、管理データをWRXパルスによ
り検出する。そして、アドレスデコーダ6は、ALEパル
スとWRXパルスのタイミングで検出した管理データを第
1のRAM7に出力する。
【0022】アドレスジェネレータ9は、第1のRAM
7に音響データを格納するときに用いるアドレス信号を
生成して第1のRAM7に出力する。また、このアドレ
スジェネレータ9は、第2のRAM8に画像データを格
納するときに用いるアドレス信号を生成して第2のRA
M8に出力する。
【0023】第1のRAM7には、アドレスデコーダ6
から管理データが入力されるとともに、圧縮伸長処理部
3から音響データが入力される。この第1のRAM7に
は、アドレスジェネレータ9からのアドレス信号に従っ
て、図3に示すようにサブコード、VAUXデータ、A
AUXデータ、モードデータ及び音響データが格納され
る。また、この第1のRAM7には、テープに記録され
た音響データを再生するとき、データ変換部10からの
音響データが一時格納される。
【0024】第2のRAM8には、圧縮伸長処理部3か
ら画像データがアドレスジェネレータ9からのアドレス
信号に従って、入力される。また、この第2のRAM8
には、テープに記録された画像データを再生するときに
はデータ変換部10からの画像データが一時格納され
る。
【0025】これら第1のRAM7及び第2のRAM8
は、データバス12を介してデータ変換部10と接続さ
れており、当該データ変換部10に画像データ、音響デ
ータ及び管理データが読み込まれる。
【0026】データ変換部10は、第1のRAM7及び
第2のRAM8から画像データ、音響データ及び管理デ
ータを順次読み込むとともに、テープに記録するときの
フォーマットに変換することで、AV(Audio-Video)
データストリームを生成する。そして、このデータ変換
部10は、AVデータストリームをVTRI/F13を
介してテープを備えたVTR部14に出力する。また、
このデータ変換部10は、再生動作時、AVデータスト
リームを音響データと画像データとに分割して、それぞ
れ第1のRAM7、第2のRAM8に出力する。
【0027】マイコン5は、上述の圧縮伸長処理部3,
信号処理部4等とバスを介して接続され、制御信号を出
力することで、上述の各部を制御する。また、このマイ
コン5は、信号処理部4とパラレルポート11で接続さ
れている。このマイコン5は、図4に示すように、上述
の各部を動作させる制御信号を生成するCPU20と、
CPU20を動作させるための制御用プログラムが格納
された不揮発性のROM21と、信号処理部4の第1の
RAM7に格納された制御用プログラムが供給されるR
AM22とを備えている。
【0028】CPU20は、例えばユーザ等の命令によ
り、端子2から入力されたデータをVTR部14内のテ
ープに記録するように制御信号を各部に出力して制御す
る。このとき、CPU20は、ユーザからの命令により
サブコード、AUXデータ、モードデータ等を示す管理
データを生成してパラレルポート11を介して第1のR
AM7に出力する。一方、CPU20は、ユーザからの
命令に応じてVTR部14内のテープに記録されたAV
データストリームを再生するように制御する。また、こ
のCPU20は、端子2から入力されて、信号処理部4
の第1のRAM7及び第2のRAM8に格納されたデー
タの種類を判定する。そして、このCPU20は、第1
のRAM7に制御用プログラムが格納されたと判断した
ときには、RAM22と接続して第1のRAM7に格納
された制御用プログラムをRAM22に格納するように
制御する。一方、このCPU20は、端子2に音響デー
タ及び画像データが入力されたと判断したときにはRO
M21と接続して、記録動作を行うように制御する。こ
こで、CPU20は、第1のRAM7に格納された制御
用プログラムをRAM22に格納しないで直接第1のR
AM7から読み込んでも良い。
【0029】RAM22は、CPU20により内容が変
更され、例えばCPU20が動作するために必要な制御
用プログラムが複製され、パラレルポート11を介して
入力される。そして、このRAM22に格納された制御
用プログラムは、適宜CPU20により読み込まれるこ
とになる。
【0030】ROM21には、CPU20が動作するた
めの制御用プログラムが格納されている。このROM2
1には、端子2からの音響データ及び画像データをVT
R14内のテープに記録するための制御用プログラム
と、VTR部14内のテープに記録されたAVデータス
トリームを再生して端子2から出力するための制御用プ
ログラムからなる通常動作時のプログラムが格納されて
いる。また、このROM21には、通常の再生や記録を
行うとともに、第1のRAM7に外部から制御用プログ
ラムを格納するときの動作を示す通常動作から、RAM
22に格納された制御用プログラムで動作する臨時動作
に移行するときのプログラムが格納される。
【0031】このようなビデオカメラシステム1で音響
データ及び画像データをテープに記録するときには、C
PU20がROM21に格納された制御用プログラムに
従って各部を制御する。すなわち、画像データ及び音響
データをテープに記録するときには、先ず、端子2から
の音響データ及び画像データを信号処理部4に出力する
ように制御する。そして、画像データを第2のRAM8
に一旦格納し、音響データを一旦第1のRAM7に格納
するように制御する。一方、CPU20は、管理データ
を生成して、第1のRAM7に格納する。そして、画像
データ、音響データ及び管理データを、データ変換部1
0により読み込むことでテープに記録するときのフォー
マットに従って変換して、AVデータストリームとし、
VTRI/F13を介してVTR部14内のテープに記
録するように制御する。
【0032】また、ビデオカメラシステム1でテープに
記録されたAVデータストリームを再生するときには、
上述と同様に、CPU20がROM21に格納された制
御用プログラムに従って各部を制御する。すなわち、テ
ープに記録されたAVデータストリームを再生するとき
には、先ず、VTR部14内のテープに記録されたAV
データストリームを読み込んで、VTRI/F13を介
してデータ変換部10に入力するように制御する。そし
て、データ変換部10においてAVデータストリームを
画像データと音響データに分離して、画像データを第2
のRAM8に格納し、音響データを第1のRAM7に格
納するように制御する。そして、音響データ及び画像デ
ータは、所定のタイミングで第1のRAM7及び第2の
RAM8から読み出され、端子2から出力される。
【0033】つぎに、例えばユーザからの命令により、
端子2にCPU20が動作する制御用プログラムが供給
されたときのCPU20の動作について説明する。な
お、以下の説明において参照する図5〜図7は、説明の
簡素化のために、CPU20の動作と関連ある部分につ
いてのみ図示する。
【0034】CPU20は、図5に示すように、端子2
から制御用プログラムがDV方式の音響データ及び画像
データと同様に入力され、第1のRAM7に格納された
と判定したときには、先ず、上述の再生動作、記録動作
を行う通常動作モードから臨時動作モードとなる。ここ
で、通常動作モードから臨時動作モードに切り替えると
きには、例えば他のマイコンからの命令や、マイコン5
内のスイッチ回路等に従うこととなる。
【0035】次に、CPU20は、臨時動作モードとな
されることにより、第1のRAM7の管理データが格納
される領域にアクセスして、図6に示すように、当該第
1のRAM7に格納された制御用プログラムを読み込ん
でRAM22に複製する。
【0036】次に、CPU20は、RAM22に制御用
プログラムを格納したら、図7に示すように、通常動作
モードで用いる制御用プログラムが格納されたROM2
1とは接続せず、RAM22と接続するように切り替え
ることにより、RAM22に格納された制御用プログラ
ムを読み込み、当該制御用プログラムに従って動作す
る。
【0037】したがって、上述したビデオカメラシステ
ム1は、マイコン5内に端子2からの制御用プログラム
が格納されるRAM22を備えているので、あたかも第
1のRAM7を外付けのRAMのように動作させること
ができる。また、このビデオカメラシステム1は、例え
ばユーザがROM21に格納されている制御用プログラ
ムによる通常動作モード時以外の動作をさせたいときに
は端子2に臨時動作モード用の制御用プログラムを供給
することにより、CPU20により当該制御用プログラ
ムが示す臨時動作モードで動作させることができる。す
なわち、このビデオカメラシステム1は、マイコン5内
のROM21に格納されている制御用プログラム以外の
制御用プログラムを実行することができる。したがっ
て、このビデオカメラシステム1は、従来であればRO
M21に格納されている制御用プログラムが示す動作以
外の臨時動作を行うときにはマイコン5を交換する等の
手段を講ずる必要があったのに対して容易に臨時動作を
行うことができる。
【0038】すなわち、ビデオカメラシステム1は、例
えば製品出荷時等のテストプログラムのように、1回限
り実行するプログラムであっても、マイコン5内のRO
M21に格納する必要がなく、端子2から当該テストプ
ログラムを第1のRAM7に供給することにより、製品
出荷時のテストを行うことができる。これにより、ビデ
オカメラシステム1は、従来であれば、ROM21に格
納することが必須であったテストプログラムを格納する
必要がなく、ROM21の容量を節約することができ
る。そして、このビデオカメラシステム1によれば、マ
イコン5をマウントした後であっても、チェック用、デ
バック用等の制御用プログラムを実行することができ
る。
【0039】なお、本実施の形態において、CPU20
は、第1のRAM7の管理データが記録されている領域
にのみアクセスする一例について説明したが、端子2か
ら供給された制御用プログラムの容量が大きい場合にあ
っては、例えば音響データが格納されている領域にもア
クセス可能とするような切替スイッチ、若しくはセグメ
ントによる切替を行うようにすることにより、容量の大
きなプログラムであってもRAM22に読み込むことが
できる。
【0040】また、本実施の形態においては、信号処理
部4内の第1のRAM7に供給された制御用プログラム
をマイコン5が読み込むことにより臨時動作を行う一例
について説明したが、信号処理部4のように、データの
変換を行うLSI内のRAMから制御用プログラムを読
み込む場合のみならず、他のLSI内のRAMから制御
用プログラムを読み込んでも良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータ記録装置は、入力手段からの画像データ及び/
又は音響データを記憶するとともに、制御用プログラム
を記憶するデータ記憶部を内部に備え、データ記憶部に
記憶された画像データ及び/又は音響データのデータフ
ォーマットを所定のフォーマットに変換するデータ変換
手段と、データ変換手段で所定のフォーマットとなされ
た画像データ及び音響データを記録媒体に記録する記録
手段と、データ記憶部に記憶された制御用プログラムを
用いて、少なくともデータ変換手段等を制御する制御手
段とを備えるので、データ記憶部に記憶された制御用プ
ログラムを用いて、各部を動作させることできる。した
がって、このデータ記録装置によれば、例えばマイコン
内蔵のROM等に予め格納されているプログラム以外の
プログラムにより動作させることができる。
【0042】また、本発明に係るデータ記録方法は、入
力工程で入力したデータが制御用プログラムを示すデー
タかを判定する判定工程と、上記判定工程で制御用プロ
グラムが入力されたと判定したときには上記揮発性メモ
リに記憶された制御用プログラムに基づいて動作し、判
定工程で画像データ及び/又は音響データが入力された
と判定したときには不揮発性メモリに記憶された制御用
プログラムに基づいて動作する制御工程とを有するの
で、例えばマイコン内蔵のROM等に予め格納されてい
るプログラム以外のプログラムにより動作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデータ記録装置を示す図で
ある。
【図2】パラレルポートからアドレスデコーダにシリア
ルに供給される管理データを検出するときについて説明
するための図である。
【図3】第1のRAMに格納される管理データ及び音響
データを示す図である。
【図4】マイコンの構造を説明するための図である。
【図5】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、当該制御用プログラムを第1のRAMに供給す
るときの一例について説明するための図である。
【図6】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、第1のRAMに格納された制御用プログラムを
RAMに複製するときの一例について説明するための図
である。
【図7】端子から制御用プログラムが入力された場合に
おいて、当該制御用プログラムに基づいてCPUが各部
を制御するときの一例について説明するための図であ
る。
【符号の説明】 1 ビデオカメラシステム、2 端子、3 圧縮伸長処
理部、4 信号処理部、5 マイコン、7 第1のRA
M、8 第2のRAM、10 データ変換部、20 C
PU、21 ROM、22 RAM
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル方式の画像データ及び音響デ
    ータを所定のフォーマットに変換して記録媒体に記録す
    るデータ記録装置において、 上記所定のフォーマットとは異なるフォーマットで画像
    データ及び音響データを入力するとともに、制御用プロ
    グラムを入力する入力手段と、 上記入力手段からの画像データ及び/又は音響データを
    記憶するとともに、制御用プログラムを記憶するデータ
    記憶部を内部に備え、上記データ記憶部に記憶された画
    像データ及び/又は音響データのデータフォーマットを
    上記所定のフォーマットに変換するデータ変換手段と、 上記データ変換手段で所定のフォーマットとなされた画
    像データ及び音響データを記録媒体に記録する記録手段
    と、 上記データ記憶部に記憶された制御用プログラムを用い
    て、少なくとも上記入力手段、データ変換手段及び記録
    手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするデ
    ータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、制御用プログラムが格
    納された書換不能な第1のプログラム記憶部を備え、 上記データ記憶部に記憶された制御用プログラムと上記
    第1のプログラム記憶部に記憶された制御用プログラム
    とのいずれかを選択して、少なくとも上記入力手段、デ
    ータ変換手段及び記録手段を制御することを特徴とする
    請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記データ記憶部に記
    録された制御用プログラムを複製して格納する書換可能
    な第2のプログラム記憶部を備え、 上記第1のプログラム記憶部又は第2のプログラム記憶
    部に格納された制御用プログラムを用いて、少なくとも
    上記入力手段、データ変換手段及び記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記データ記憶部は、上記制御手段によ
    り生成された管理データが格納される管理データ領域
    と、画像データ及び/又は音響データが格納される画像
    /音響データ領域とからなり、 上記制御手段は、上記データ記憶部に記憶された制御用
    プログラムを用いるときには上記管理データ領域及び上
    記画像/音響データ領域をアクセスすることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル方式の画像データ及び/又は
    音響データを所定のフォーマットに変換して記録媒体に
    記録するデータ記録方法において、 上記所定のフォーマットとは異なるフォーマットで画像
    データ及び音響データを入力するとともに制御プログラ
    ムを入力して揮発性メモリに一時記憶する入力工程と、 上記画像データ及び音響データを上記所定のフォーマッ
    トに変換する変換工程と、 上記所定のフォーマットの画像データ及び音響データを
    記録媒体に記録する記録工程と、 上記入力工程で入力したデータが制御用プログラムを示
    すデータかを判定する判定工程と、 上記判定工程で制御用プログラムが入力されたと判定し
    たときには上記揮発性メモリに記憶された制御用プログ
    ラムに基づいて動作し、判定工程で画像データ及び/又
    は音響データが入力されたと判定したときには不揮発性
    メモリに記憶された制御用プログラムに基づいて動作す
    る制御工程とを有するデータ記録方法。
  6. 【請求項6】 上記揮発性メモリは、管理データが格納
    される管理データ領域と、画像データ及び/又は音響デ
    ータが格納される画像/音響データ領域とからなり、 上記制御工程では、上記揮発性メモリに記憶された制御
    用プログラムに基づいて動作するときには上記管理デー
    タ領域及び上記画像/音響データ領域をアクセスするこ
    とを特徴とする請求項5記載のデータ記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383384B1 (ko) * 2000-10-05 2003-05-12 한국시엔시기술 (주) 마스크 롬을 이용한 스토리지 미디어

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