JPH0525066A - 1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの製造方法 - Google Patents

1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの製造方法

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JPH0525066A
JPH0525066A JP18246391A JP18246391A JPH0525066A JP H0525066 A JPH0525066 A JP H0525066A JP 18246391 A JP18246391 A JP 18246391A JP 18246391 A JP18246391 A JP 18246391A JP H0525066 A JPH0525066 A JP H0525066A
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JP
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tfe
reaction
chloroform
molar ratio
catalyst
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JP18246391A
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Hiroichi Aoyama
博一 青山
Hisafumi Yasuhara
尚史 安原
Satoru Koyama
哲 小山
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/26Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
    • C07C17/272Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by addition reactions
    • C07C17/278Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by addition reactions of only halogenated hydrocarbons

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジクロロフルオロメタンとテトラフルオロエ
チレン、またはクロロホルム、ジフルオロクロロメタン
とテトラフルオロエチレンを、無水四塩化チタン、また
は式:TiClxFy [式中、x及びyは、x+y=4、0<x
<4、0<y<4を満たす数。]で示される触媒の存在下
に反応させて、1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,
3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフル
オロ−1,3−ジクロロプロパンを製造する。 【効果】 分離困難な2,2−ジクロロ−1,1,1,3,
3−ペンタフルオロプロパンの副生を伴うことなく、
1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプ
ロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−
ジクロロプロパンを純粋に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業上重要な1,1,2
−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタンの地球環
境に及ぼす影響が少ない代替化合物である1,1,1,2,
2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン(以下R
−225caという。)、及び1,1,2,2,3−ペンタフ
ルオロ−1,3−ジクロロプロパン(以下、R−225cb
という。)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、R−225ca,cbの製造法とし
て、工業的にはテトラフルオロエチレン(以下、TFE
という。)とジクロロフロロメタン(以下、R−21とい
う。)を、無水塩化アルミニウムを触媒として用いて1
5℃〜100℃の反応温度で反応させる方法(アメリカ
特許2,462,402、ジャーナル・オブ・ジ・アメリ
カン・ケミカル・ソサエティ(J.Amer.Soc.Che
m.)第71巻,979、コレクト・チェコスロブ・ケム
・コミュン(Collect.Czechoslov.Chem.Commu
n.)第36巻,1867)が知られている。
【0003】しかしながら、同じ原料であるTFEとR
−21、及び同一の触媒である無水塩化アルミニウムを
用い、0℃で反応させると、2,2−ジクロロ−1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパン(以下、R−225a
aという)が生成することが特開平2−209824号公
報に示されている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】これらのことから、T
FEとR−21を無水塩化アルミニウムを触媒として用
いて反応させR−225ca,cbを得ようとする際、副生
成物としてR−225aaが生成することは容易に予想さ
れ、実際、反応を行わせてその生成物を分析してみる
と、R−225ca,cbと共にR−225aaも相当量生成
していることが確認された。従って、上記既知の方法を
用いて、目的とするR−225ca,cbを得ようとする場
合には、R−225aaの副生が避けられず、反応の収
率、選択率が向上しないため、工業的には非経済的であ
る。また、R−225ca,cb及びR−225aaの混合物
からR−225aaを除去し純粋なR−225ca、または
純粋なR−225caと純粋なR−225cbの混合物を得
ようとする場合、通常精製分離の手段として用いられる
精留では、R−225aaの沸点(51℃)が、R−225
caの沸点(51.1℃)と非常に近接しているため、効率
的、経済的な分離が非常に困難である。また、R−22
5aaは安全性の点でも現時点で未確認であるので問題が
ないとは言い切れない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記特許
および文献に記載された製造方法を詳細に検討し、R−
225ca,cbの製造の際にR−225aaの副生を抑える
方法を鋭意検討した結果、TFEとR−21、またはク
ロロホルム、ジフルオロクロロメタン(以下、R−22
という)とTFEを反応させて、R−225ca及びcbを
製造する際に、無水四塩化チタン、または下記式:TiC
lxFyで示される触媒(以下、塩素化フッ素化チタンとい
う。)として反応させるとR−225aaの副生がまった
くなくなることを見いだし、本発明を完成させるにいた
った。
【0006】すなわち、本発明は、ジクロロフルオロメ
タンとテトラフルオロエチレン、またはクロロホルム、
ジフルオロクロロメタンとテトラフルオロエチレンを反
応させて、1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−
ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
−1,3−ジクロロプロパンを製造する方法において、
触媒として無水四塩化チタン、または式: TiClxFy [式中、x及びyは、x+y=4、0<x<4、0<y<4を
満たす数。]で示される触媒をもちいることを特徴とす
る1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロ
プロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3
−ジクロロプロパンの製造方法を提供する。
【0007】本発明においては、例えば溶媒としてR−
225caまたはR−225cbもしくは両者の混合物を用
いる場合、本発明の触媒の所定量を溶媒であるR−22
5caまたはR−225cbもしくは両者の混合物に溶解ま
たは懸濁させた後、所定の温度でR−21とTFEを所
定のモル比及び所定の流速で仕込む。又、クロロホル
ム、R−22とTFEを原料とする場合には、所定量の
クロロホルム中に本発明の触媒を溶解または懸濁後、所
定の温度で、R−22とTFEを所定のモル比、流速で
仕込む。
【0008】反応の進行にともなって生成増加したR−
225ca及びcbを含む反応混合物を、溶解または懸濁さ
れた触媒から分離し回収する。この溶解または懸濁され
た触媒からの分離には、通常既知の方法、例えば、濾過
や遠心沈降による液状態での分離回収や蒸留によるガス
状態での分離回収等が採用できる。
【0009】このようにして得られた反応混合物はR−
225aaをまったく含んでいないので、既知の方法、例
えば精留などにより容易に分離生成が可能であり純粋な
R−225ca、純粋なR−225cb、または、両者の混
合物を経済的に得ることができる。
【0010】また、本発明の触媒を用いれば、R−21
およびTFEを原料とした別の方法(触媒系は特に限定
されない。)等により得られるR−225ca,cb、R−2
25aa、クロロホルムその他の混合物からクロロホルム
を除去することも可能であり、R−225ca,cb、R−
225aa、クロロホルムおよびその他の副生成物の混合
物中に、本発明の触媒を所定量溶解または懸濁させたの
ち、所定の温度で、R−22とTFEを所定のモル比、
流速で仕込むことにより達成できる。
【0011】本発明で用いる反応の形態は、経済性を考
慮すれば、原料の仕込みと生成物の回収を連続的に行う
反応形態が最も好ましいが、原料を一定量仕込んだ後仕
込みを中断し、一定時間反応後、反応生成物を回収する
セミバッチ方式や、予め一定量の原料を反応容器に仕込
んだ後、他の原料を仕込み、反応を終わらせた後生成物
を回収するバッチ方式ももちろん採用できる。
【0012】また、反応管に本発明の触媒を充填し、原
料を所定の流速で流通させ生成物を回収するといった気
相での反応も可能である。
【0013】本発明の反応は、溶媒を用いなくても実施
可能であるが、溶媒中でも実施可能であり、用いる溶媒
の種類は、触媒に対して不活性であり、R−21、R−
22、クロロホルムおよびTFEを溶解するものであれ
ば特に限定されるものではない。例えば、本反応の原料
であるクロロアルカンであるクロロホルムや、また本反
応における副生成物であるハイドロクロロフルオロアル
カンであるテトラフルオロトリクロロプロパン類であっ
ても良いし、クロロアルカンであるジクロロメタンのよ
うな一般的溶媒でも良いし、クロロフルオロアルカンで
あるテトラクロロテトラフルオロプロパンやテトラクロ
ロヘキサフルオロブタンでもよい。
【0014】しかし、反応の容易さを考えれば、原料で
あるクロロホルムを用いるか、または、目的生成物であ
るR−225ca,cbとの分離を考えれば、R−225ca,
cbそのものを用いるのが好適である。
【0015】本発明においてR−21とTFEを原料と
する場合のR−21とTFEの仕込みモル比は、1:1
以上、好ましくは、1:1〜1:10である。また、クロ
ロホルム、R−22とTFEを原料とする場合の仕込み
モル比は、クロロホルムとR−22のモル比について
は、1:1以上、好ましくは、1:1〜1:10、R−2
2とTFEの仕込みモル比は、1:2以上、好ましく
は、1:2〜1:10である。クロロホルムとR−22と
TFEの比としては、例えば、クロロホルムとR−22
とTFEのモル比として1:2:4である。
【0015】仕込み方法としては、原料を予め混合して
おいてから加えても、別々に同時に加えてもよく、場合
によっては、一定時間R−21を加え、次にTFEを一
定時間加えるといった方法や、クロロホルムを一定量、
一定時間加え、次にR−22とTFEの混合ガスを加え
るといった方法を用いても良い。なお、それぞれの原料
は、ガス状でも、液状でも仕込むことができる。
【0016】本発明において触媒として使用される式: TiClxFy [式中、x及びyは、上記と同意義]で示される塩素化フッ
素チタンは、無水四塩化チタンに、フッ化水素あるいは
炭素数4以下の、好ましくは炭素数2以下のフルオロ炭
化水素またはクロロフルオロ炭化水素、例えば、トリフ
ルオロメタン、ジフルオロメタン、テトラフルオロエタ
ン、ペンタフルオロエタン、クロロトリフルオロメタ
ン、ジクロロジフルオロメタン、トリフルオロクロロメ
タン、クロロペンタフルオロエタン、ジクロロテトラフ
ルオロエタン、トリフルオロトリクロロエタン、ジフル
オロテトラクロロエタン、クロロジフルオロメタン、ジ
クロロフルオロメタン、トリフルオロジクロロエタン、
トリフルオロトリクロロエタン等を作用させて製造する
ことができる。その際、フッ化水素、フルオロ炭化水素
またはクロロフルオロ炭化水素を単独で作用させてもよ
いし、混合して作用させてもよく、また、場合によって
は、クロロ炭化水素と混合して作用させてもよい。温度
条件は、0℃〜120℃、好ましくは、0℃〜100℃
の温度範囲であり、無水四塩化チタンとの接触のさせ方
は、液状態で接触させてもよいし、気体で流通させて接
触させてもよい。
【0017】また、上記以外の塩素化フッ素化チタンの
調製方法としては、三フッ化チタンに塩素を作用させて
三フッ化塩化チタンを得る方法〔ハライズ・オブ・ザ・
トランジション・エレメンツ,ハライズ・オブ・ザ・フ
ァースト・ロー・トランジション・メタルズ(Halides
of the Transition Elements,Halides of th
e First Row Transition Metals.)ジョン・ワ
イリー・アンド・サンズ、ニューヨーク(John Wiley
and Sons.New York),39(1969);ジャーナ
ル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ、第
77巻、2019(1955)〕も知られている。
【0018】触媒の量は特に限定されないが、仕込み原
料に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜2
0重量%であり、溶媒を用いる場合には、その溶媒に対
して0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量
%である。
【0019】反応温度は、−30〜+150℃、好まし
くは、−20〜100℃の範囲の温度である。反応温度
が150℃より高くなると、副生成物の量が増加し、目
的とするR−225ca,cbの選択率が低下する。−30
℃より低い場合には、反応の進行が非常に遅くなり、現
実的でない。
【0020】反応圧力は、特に限定されず、減圧下でも
可能である。しかし、装置が複雑になるので、常圧以上
で行うことが好ましい。
【0021】本反応で使用される出発原料であるR−2
1、R−22、クロロホルムおよびTFEは工業的に製
造されている。無水四塩化チタンは、通常に市販されて
いるものをそのまま使用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、通常の分離方法では分
離困難なR−225aaの副生がまったくないため、純粋
なR−225caおよびcbを経済的に得ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0024】実施例1 撹拌機付の200mlSUS316製オートクレープ
に、無水四塩化チタン19g、トリクロロフルオロメタ
ン48gを仕込み170℃で10時間撹拌する。室温ま
で冷却後、副生した化合物および未反応のトリクロロフ
ルオロメタンを真空下除去し塩素化フッ素化チタンを得
る。
【0025】得られた塩素化フッ素化チタン2gを、反
応系への水分混入防止のためのシリカゲル乾燥管および
ガス導入管を備えた100mlガラス製フラスコに仕込
み、溶媒として1,1,1,3−テトラクロロ−2,2,3,
3−テトラフルオロプロパン(R−214)40gを仕込
んだ。反応容器の外部を氷水で冷却し、マグネチックス
ターラーで撹拌しながら、R−21を20cc/分、TF
Eを22cc/分の流速で予め混合した後ガス導入管より
導入した。このとき、反応温度は5〜10℃であった。
3時間反応後、反応液の量は34.5g増加しており、ガ
スクロマトグラフィーによる分析の結果、溶媒であるR
−214を除外した反応液の組成は、以下のようであっ
た。尚、R−225aaは、検出されなかった。
【0026】
【表1】
【0027】なお、ガスクロマトグラフィーで用いた充
填カラムの液相は、オクトイルS(ジーエルサイエンス
社製)25%であり、カラムの長さは10mである。
【0028】実施例2 反応系への水分混入防止のためのシリカゲル乾燥管お
よびガス導入管を備えた100mlガラス製フラスコに、
溶媒として1,1,1,3−テトラクロロ−2,2,3,3−
テトラフルオロプロパン(R−214)40g、無水四塩
化チタン2gを仕込んだ。反応容器の外部を氷水で冷却
し、マグネチックスターラーで撹拌しながら、R−21
を20cc/分、TFEを22cc/分の流速で予め混合し
た後ガス導入管より導入した。このとき、反応温度は5
〜10℃であった。3時間反応後、反応液の量は30.
9g増加しており、ガスクロマトグラフィーによる分析
の結果、溶媒であるR−214を除外した反応液の組成
は、以下のようであった。尚、R−225aaは、検出さ
れなかった。
【0029】
【表2】
【0030】なお、ガスクロマトグラフィーで用いた充
填カラムの液相は、オクトイルS(ジーエルサイエンス
社製)25%であり、カラムの長さは10mである。
【0031】比較例1 無水四塩化チタンを無水塩化アルミニウムに代えた以
外は実施例2と同様に反応を行ない分析した。結果を以
下に示す。
【0032】
【表3】
【0033】実施例3 溶媒をR−225caおよびcbの混合物(ca/cb=54
/46)に代えた以外は、実施例1と同様に反応を行っ
た。反応後の重量増加分は30.2gであった。ガスクロ
マトグラフィーによる分析の結果を以下に示す。尚、R
−225aaは検出されなかった。
【0034】
【表4】
【0035】実施例4 200mlSUS316製オートクレーブに実施例1と
同様に調製した塩素化フッ素化チタン3g、クロロホル
ム30gを仕込む。系内を真空にした後、室温にてTF
Eを6Kg/cm2Gまで仕込む。その後、R−22をさら
に圧力が8Kg/cm2Gになるまで仕込む。加熱を開始し
50〜60℃の反応温度に保つ。反応の進行にともない
系内圧が低下するので、TFEとR−22とをモル比が
2:1となるように仕込み、反応圧力を8Kg/cm2Gと
して反応を続ける。圧力が低下しなくなった時点で反応
を終了し内容物を取り出したところ、反応液の重量は9
8.5gであり、反応液の組成は、以下のようであった。
なお、R−225aaは、検出されなかった。
【0036】
【表5】
【0037】実施例5 100mlSUS316製オートクレーブに無水四塩化
チタン4gを仕込み、ドライアイスで冷却する。R−2
1 30.9gを液状態で仕込み撹拌を開始する。その
後、反応温度0〜10℃で、TFEを系内圧力8kg/cm
2Gまで導入する。反応の進行に伴って系内圧力が低下
し、6kg/cm2Gまで低下したときに、新たにTFEを
系内圧力8kg/cm2Gまで導入する。このようにして、
TFEを系内圧力が低下しなくなるまで繰り返し導入
し、反応を続けた。未反応のTFEをオートクレーブよ
り抜きだした後、反応混合物を回収した。反応液の量は
57.9gであり、組成は、以下のようであった。なお、
R−225aaは検出されなかった。
【0038】
【表6】
【0039】実施例6 無水四塩化チタン6gとフルオロジクロロメタン20g
を混合後、50〜55℃で4時間撹拌し、その後反応液
を真空下で除去し、無水塩素化フッ素化チタンを得た。
このようにして得られた塩素化フッ素化チタン触媒をも
ちいた以外は、実施例1と同様に反応を行なった。結果
を以下に示す。なお、R−225aaは、検出されなかっ
た。
【0040】
【表7】
【0041】実施例7 100ml SUS316製オートクレーブに、3モル%
のクロロホルムを含有するR−225ca,cb(caとcbの比
は54:46)40gを仕込み、さらに実施例1と同様に
して調製した塩素化フッ素化チタン2gを仕込む。系内
を真空にした後、室温にてTFEを6kg/cm2Gまで仕
込む。その後R−22をさらに圧力が8kg/cm2Gにな
るまで仕込む。撹拌しながら加熱を開始し、50〜60
℃の反応温度に保つ。反応の進行に伴い、系内圧が低下
するので、TFEとR−22とをモル比が2:1になる
ように仕込み、反応圧力を8kg/cm2Gとして反応を続
ける。6時間後反応を終了し、内容物を分析したとこ
ろ、R−225ca,cb中のクロロホルムの濃度は0.1
モル%に減少していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ジクロロフルオロメタンとテトラフルオ
    ロエチレン、またはクロロホルム、ジフルオロクロロメ
    タンとテトラフルオロエチレンを反応させて、1,1,
    1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン
    及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロ
    ロプロパンを製造する方法において、触媒として無水四
    塩化チタン、または式: TiClxFy [式中、x及びyは、x+y=4、0<x<4、0<y<4を
    満たす数。]で示される触媒をもちいることを特徴とす
    る1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロ
    プロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3
    −ジクロロプロパンの製造方法。
JP18246391A 1991-07-23 1991-07-23 1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの製造方法 Pending JPH0525066A (ja)

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JP18246391A JPH0525066A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの製造方法
EP92112571A EP0524621A1 (en) 1991-07-23 1992-07-23 Process for preparing 1,1,1,2,2-Pentafluoro-3, 3-Dichloropropane and 1,1,2,2,3-Pentafluoro-1,3-Dichloropropane

Applications Claiming Priority (1)

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