JPH03251546A - ペンタフルオロジクロロプロパン類の製造方法 - Google Patents

ペンタフルオロジクロロプロパン類の製造方法

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JPH03251546A
JPH03251546A JP2052362A JP5236290A JPH03251546A JP H03251546 A JPH03251546 A JP H03251546A JP 2052362 A JP2052362 A JP 2052362A JP 5236290 A JP5236290 A JP 5236290A JP H03251546 A JPH03251546 A JP H03251546A
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reaction
catalyst
manufacturing
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dichloropropane
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JP2052362A
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Hiroichi Aoyama
博一 青山
Sei Kono
聖 河野
Satoru Koyama
哲 小山
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Daikin Industries Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/26Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
    • C07C17/272Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by addition reactions
    • C07C17/278Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by addition reactions of only halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C19/00Acyclic saturated compounds containing halogen atoms
    • C07C19/08Acyclic saturated compounds containing halogen atoms containing fluorine
    • C07C19/10Acyclic saturated compounds containing halogen atoms containing fluorine and chlorine

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ペンタフルオロジクロロプロパン類の製造方
法に関する。即ち、本発明は、産業上重要な1,1.2
−トリクロロ−L2,2− トリフルオロエタンの代替
化合物であって地球環境に及ぼす影響が少ない1. l
、 1,2.2−ペンタフルオロ3.3−ジクロロプロ
パン(以下、R225caという)および1,1,2,
2.3−ペンタフルオロ1.3−ジクロロプロパン(以
下、R225cbという)の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、R−225caおよびcbの製造方法として、工
業的にはテトラフルオロエチレン(以下、TFEという
)とンクロロフロロメタン(以下、R−21という)を
、無水塩化アルミニウムなとの触媒の存在下、15℃〜
100°Cの反応温度で反応させる方法か知られている
[米国特許第2.462402号、ジャーナル・オブ・
ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエテ& (J 、  
Amer、  Chem、  Soc、。
7]、、979)、コレクションズ・オブ・チェコスロ
ヴアク・ケミカル・コミュニカーションズ(Colle
ct、  Czechoslov、 Chem、  C
ommun、、  36.1867)参照〕。また、R
225caの製造法としては、TFEをジグライム中セ
シウムフルオライドと反応させた後、クロロホルムと反
応させる方法が知られている(米国特許第3.3810
42号参照)。
[発明か解決しようとする課題] しかし、これらの方法では、無水塩化アルミニラムラ用
い、15℃〜100℃の反応7m度てオートクレーブま
たはガラス反応容器中、バッチ方式で出発物質を反応さ
せるので、目的とする生成物の選択率、収率か低く(4
6〜58%)、工業的には非経済的である。また、反応
終了後、反応生成物と触媒とを分離するためには、真空
下冷却したトラップに反応生成物を捕集するか、または
希塩酸により触媒を処理した後、反応生成物を分離しな
ければならない。
一方、セシウムフルオライドを用いる反応では、選択率
および収率はよいものの、原料となるセシウムフルオラ
イドが非常に高価であり、工業的に経済的に目的化合物
を製造するには全く適していない。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記特許および文献に記載された製造方
法を詳細に検討し、選択率、収率の向上を鋭意検討した
結果、触媒の存在下、溶媒中でR21とTFEとを反応
させると、R225caおよびcbの収率および選択率
が飛躍的に向上することを見い出し、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、触媒の存在下、溶媒中でフルオロ
ジクロロメタンとテトラフルオロエチレンとを反応させ
ることを特徴とする1、1,1.22−ペンタフルオロ
−3,3−ジクロロプロパンおよび1.1..2,2.
3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの製造
方法を提供する。
本発明においては、例えば触媒として無水塩化アルミニ
ウムを、溶媒としてR−225caまたはR−225c
bもしくは両者の混合物を用いる場合、無水塩化アルミ
ニウムの所定量を溶媒であるR225caまたはR−2
25cbもしくは両者の混合物中に懸濁させた後、所定
の温度で、R−21とTFEを所定のモル比および流速
で仕込む。反応の進行に伴って生成増加したR  22
5caおよびcbを含む反応混合物を反応容器から懸濁
された無水塩化アルミニウムと分離し、回収する。この
懸濁された無水塩化アルミニウムからの分離には、通常
既知の方法、例えば、濾過による液状態での分離回収や
蒸留によるガス状態での分離回収などが採用できる。こ
のようにして、得られた反応混合物を、既知の方法、例
えば精留なとにより分離精製し、目的とするR  22
5caおよびcbを得ることかてきる。
本発明で用いる反応の形態は、経済性を考慮すれば、原
料の仕込と生成物の回収を連続的に行なう反応形態か最
も好ましいか、原料を連続で一定量仕込んだ後、仕込み
を中断し、一定時間反応後、反応生成物を回収するセミ
パッチ方式も採用できる。
本発明で用いる触媒としては、R−21のTFEへの付
加反応に対して活性を示すものであればいずれも使用で
きるか、ルイス酸が好ましく、例えば、無水塩化アルミ
ニウム、無水四塩化チタン、無水四塩化スズ、無水五塩
化アンチモン、無水塩化亜鉛、無水塩化鉄、無水臭化ア
ルミニウム、三フッ化ホウ素などが挙げられる。更に、
式%式% (式中、x、 yおよび2は、x+y+2z−3,0〈
Xく3.0≦y<3.0≦z<3/2を満たす数であり
、yと2の少なくとも一方はOてない。)で示される組
成の触媒、例えば塩素化フ、7素化アルミニウムまたは
塩素化フッ素化アルミナも使用できる。
本発明において触媒として使用される塩素化フッ素化ア
ルミニウムは、塩化アルミニウムにフッ化水素、フッ酸
、あるいは炭素数4以下の、好ましくは炭素数2以下の
フルオロ炭化水素またはクロロフルオロ炭化水素、例え
ば、トリフルオロメタン、テトラフルオロエタン、クロ
ロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、トリフ
ルオロジクロロエタン、トリフルオロクロロメタン、ジ
フルオロテトラクロロエタン、トリフルオロトリクロロ
エタンを作用させて製造することかできる。
その際、フン化水素、フッ酸、フルオロ炭化水素または
クロロフルオロ炭化水素を単独で作用させてもよいし、
混合して作用させてもよく、また、場合によっては、ク
ロロ炭化水素と混合して作用させてもよい。温度条件は
、O′C〜120″C1好ましくは、0℃〜100°C
の温度範囲であり、塩化アルミニウムとの接触のさせ方
は、液状態て接触させても良いし、気体で流通させて接
触させても良い。
本発明で触媒として使用される塩素化フッ素化アルミナ
は、活性アルミナに100〜700°Cでクロロ炭化水
素、クロロフルオロ炭化水素、フルオロ炭化水素、塩化
水素またはこれらの混合物を作用させて製造することか
でき、通常以下のようにして得られる。ステンレス、ハ
ステロイまたはガラス製の反応管に所定のアルミナを充
填後、乾燥窒素気流下300〜500℃に加熱し、十分
にアルミナを乾燥させる。その後、所定の温度、通常は
100〜600℃2好ましくは200〜400°Cで、
所定のフロンを所定時間単独で、もしくは塩化水素カス
または酸素と混合して、流通させることにより得られる
。フロン処理の温度か100′Cより低い場合には、処
理に要する時間が長くなりすぎ実用的でないし、600
°Cより高い場合には、アルミナ表面に炭素の付着か生
じ活性が低くなってしまう傾向にある。この炭素の付着
による活性の低下は、特公昭61−27375号公報に
示されているように、酸素または空気の共存により防く
ことも可能である。
塩化水素ガスで処理する場合も同様に行える。
乾燥窒素気流下、400〜800 ℃に加熱し、十分に
活性アルミナを乾燥させる。その後、所定の温度、通常
は300〜700℃て塩化水素カスをそのまま、あるい
は窒素、アルゴン等の不活性ガスで、又は、R−12(
ジクロロジフルオロメタン’)  R−21等のクロロ
フルオロ炭化水素で希釈して流通させる。通常の流通時
間は、3〜10時間である。
アルミナは一般に市販されている、通常γ−アルミナを
主成分とする脱水用、触媒用として用いられる多孔質ア
ルミナであれば任意のものか使用できる。例えば、ネオ
ビート(N eobead) C、M HR,GB、D
(水沢化学工業株式会社)、住友化学工業株式会社製活
性アルミナKHA、NKHI、NKH3などが用いられ
る。
また、クロロ炭化水素またはクロロフッ1オロ炭化水素
は、水素を含まない4.6としては、炭素数1〜3、好
ましくは1〜2のものか使用され、特に好ましくは、四
塩化炭素、フルオロトリクロロメタン、ジフルオロジク
ロロメタン、トリフルオロクロロメタン、1,1.24
リクロロー1,22−トリフルオロエタン、]、、]1
.1−トリクロロ22.2−hリフルオロエタン、1,
1,2.2テトラフルオロ−1,2−ジクロロエタン、
11.1..2−テトラフルオロ−2,2−ジクロロエ
タン、1.1,2.2−テトラクロロ−1,2−ジフル
オロエタン、1,1,1.2−テトラクロロ−22−ジ
フルオロエタンか挙げられる。水素を含むクロロ炭化水
素またはクロロフルオロ炭化水素として、炭素数1〜3
、好ましくは1〜2のもの、特に好ましくは、フルオロ
ジクロロメタン、ジフルオロクロロメタン、1,1.1
−トリフルオロ2.2−ジクロロエタン、1.1.2−
1−リフルオロ−1,2−ジクロロエタン、1,1.1
−トリフルオロ−2−クロロエタンが挙げられる。
また、塩素化フッ素化アルミナ触媒は、20〜450°
Cてフッ化水素、300〜500℃てフ・ノ化硫黄(S
F4、SF6等)、フ・ノ化スルフリノ呟フ、。
化チオニル、20〜450°Cてフ・ノ化アンモニウム
(酸性フッ化アンモニウム、中性フッ化アンモニウムな
と)の無機フッ化物を作用させた後、クロロフルオロ炭
化水素、クロロ炭化水素または塩化水素を作用させるこ
とにより製造することかできる。
これら触媒の2種またはそれ以上の混合物を使用しても
良い。これら触媒中、特に好ましいのは、無水塩化アル
ミニウムおよび上記式: ACCf2xFyOzて示される触媒である。
用いる溶媒の種類は、触媒に対して不活性であり、R−
21およびTFEを溶解するものであれば特に限定され
るものではない。例えば本発明の反応における副生成物
であるクロロアルカンであるクロロホルムやハイドロク
ロロフルオロアルカンであるトリクロロテトラフルオロ
プロ7 XIノン類あっても良いし、−船釣な溶媒であ
るクロロアルカンのジクロロメタン、四塩化炭素などで
も良いし、クロロフルオロアルカンであるテトラクロロ
テトラフルオロプロパンでも良い。しかし、目的生成物
であるR−225との分離を考えればR225そのもの
を用いるのか好適である。
又、触媒に対する溶媒の量は、溶媒の重量が触媒の重量
の2倍以上であれば良く、それ以下の場合には、撹拌が
効率的でな(なり、初期にR−225の選択率が低くな
る傾向かあるため好ましくない。
本発明の製造方法におけるR−21とTFEとの仕込み
モル比は、1:1以上、好ましくは1・1〜1:10で
ある。仕込みモル比が1:1より小さい場合には未反応
のR−21が反応系内に蓄積され、触媒である無水塩化
アルミニウム等との反応により、R−22(ジフルオロ
クロロメタン)、R23(トリフルオロメタン)、クロ
ロホルムなどに変化する割合が大きくなり好ましくない
仕込方法としては、R−21とTFEを予め混合してお
いてから加えても、別々に同時に加えても良く、場合に
よっては一定時間R−21を加え、次にTFEを一定時
間加えるといった方法を用いても良い。
仕込みモル比か1:1の場合には、若干の選択率の低下
がみられるか、この場合には、反応開始前に予め、TF
Eを溶媒中に溶解させておくことにより選択率の低下は
防げる。仕込みモル比か11より大きい場合には、転化
率、選択率共に大きな差は認められない。しかし、TF
E比を大きくすればするほとTFEのリサイクル量か増
え経済的とは言えなくなる。従って、モル比の上限は概
ね1:10程度である。
なお、R−21およびTFEは、カス状でも液状でも仕
込むことか可能である。
既知の方法、例えば無水塩化アルミニウムを用いた液相
てのバッチ法では反応系内に未反応のR21が多量に存
在するためにR−225の選択率は非常に低かった。し
かしながら、溶媒を用いて系内のR−21の濃度を10
重量%以下、好ましくは1重量%以下に保って反応を行
なう場合には、高選択率を実現することができる。
反応圧力は、特に限定されない。減圧下でも可能である
が、装置か複雑になる。従って常圧以上で行なうのが好
ましい。
反応温度は、−30〜+120℃1好ましくは20〜+
60°Cの範囲の温度である。反応温度か、120°C
より高くなると、副反応生成物の量か増加し、目的とす
るR  225caおよびcbの選択率か低下する。ま
た、反応温度か一30°Cより低い場合には、反応の進
行か非常に遅くなり、現実的でない。
本発明で出発物質として使用するR−21およびTFE
はいずれも、工業的に製造されている。
無水塩化アルミニウム等のルイス酸は、市販されている
物をそのまま使用することかできる。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、R225caおよびcbを高収
率および高選択率で得ることかできる。また、連続的な
反応形態をとることか可能であるので経済的である。
[実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 出口を一70℃のトラップに接続した水冷フンテンサー
を備えた100mffの反応容器に、R−225ca2
0gと粉砕した無水塩化アルミニウム19を仕込んだ。
撹拌を開始し、無水塩化アルミニウムをR22Sca中
に懸濁させた後、25°Cて、R−21を10 cc/
 min、 T F Eを30cc/minの仕込流量
で両者を予備混合した後、反応容器内の懸濁液中に仕込
み、反応を開始した。反応開始後30分て反応液中の温
度は40℃になった。4時間にわたりR−21とTFE
を連続的に仕込んだ後、供給を停止し、反応容器内の溶
液から塩化アルミニウムを濾過により分離し、濾液をガ
スクロマトグラフィーにより分析した。−70°Cのト
ラ。
プ中に捕集された液体についても同様に分析を行なった
。結果を第1表に示す。
第1表 (J中、R−224は、テトラフルオロジクロロプロパ
ンを表わす。) これより、はじめに加えたR  225caの重量を差
し引いた結果、R−21の転化率は98モル%、R−2
25の選択率は91モル%であった。
なお、得られたR−225はR225caとcbの混合
物であり、その比は、R225ca/cb=52/48
であった。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に、R225ca20g、無
水塩化アルミニウム19を仕込んだ。撹拌を開始し、反
応液を外部から氷水で冷却しなから、TFEを10cc
/minの流量で反応液中に10分間流通させた。その
後、3°CてR−21を10 cc/ min、 T 
F Eを10cc/minの流量で予備混合したものを
反応液中に仕込み、反応を開始した。
反応開始後、30分で反応液の温度は7°Cになった。
6時間当発物質の供給を続け、その後停止した。−70
℃に冷却されたトラップには液体は補集されなかった。
実施例1と同様に分析を行なった結果、R−21の転化
率は99モル%、P、 −225の選択率は94モル%
であり、反応の結果得られたR−225の量は282g
であった。(R−225ca/cb52/48) 実施例3 連続的に反応容器内溶液を抜き出して反応を行なった結
果を示す。
反応装置は、概ね実施例1と同様であるか、反応器容積
を501とし、反応容器内の溶液のみか抜き出せるガラ
スフィルター付きの抜き出し口を付け、さらに、反応器
内の温度を制御するための冷却用ジャケットを付けた。
上記反応容器に、R225caおよびcbの混合物(c
a/cb= 50/ 50)2009と粉砕した無水塩
化アルミニウム109を仕込んだ。内容物を撹拌しなが
ら、反応液温度5°Cで、TFEを100cc/min
の流量で10分間反応液中に流通させた。この後、反応
液にR−21を100 cc/ min。
TFEを10cc/minの流量であらかじめ予備混合
したカスを仕込み、反応を開始した(R−2]とTFE
のモル比は1:1である)。この時、反応液の温度が5
°Cを越えないように外部の冷却温度を調整した。反応
開始から30分後より、ガラスフィルターを通して、減
圧で反応液を1時間あたり54gの割合で抜き出しなが
ら、反応を合計30時間継続した。反応停止後、反応容
器内に残存している反応液を濾過により回収し、先に抜
き出した反応液と合わせて精留を行ない、R−225c
aおよびcbの混合物13609を得た。R−225c
aとcbの比は、48:52であった。同時に回収され
たR−21の量か389であったことから、この連続反
応においては、R−21の転化率95%、R−225の
選択率94%であった。
実施例4 10C)IQステンレス製オートクレーブに無水塩化ア
ルミニウム19、R−225caとcbの混合物(R−
225ca/cb=52/48)209を加えた。
オートクレーブのスチル部分を一40°Cに冷却し、R
−21をl Qcc/min、 T F Eを]Occ
/minの流速で2時間導入した。2時間後反応を停止
し、内容物を抜き出し、ガスクロマトグラフィーにより
分析を行ない、反応率および選択率を求めた、結果を第
2表に示す。
実施例5 オートクレーブスチル部を60℃に加熱する以外は実施
例4と同様に反応を行なった、結果を第2表に示す。
実施例6 オートクレープスチルを120℃に加熱する以外は実施
例4と同様に反応を行なった、結果を第2表に示す。
第2表 実施例7 1001ρ3つロフラスコに4素化フ・ノ素化アルミナ
10gとR−225caとcbの混合物(R−225c
a/cb=52/48)209を加えた。フラスコを氷
冷しながら、R−21を10 cc/ min、 T 
FEを30cc/minの流速で予め混合後導入した。
3時間反応後フラスコ内反応液およびトラ1.ブに捕集
された液を合わせて重量を測定しカスクロマトグラフィ
ーにより分析して転化率及び選択率を求めた。R−21
の転化率は98モル%、R225の選択率は95モル%
であった。
尚、ここで用いた塩素化フッ素化アルミナは、以下の方
法で調製した物を用いた。
内径20mmの5US316製反応管にネオビートGB
40杼を充填し、乾燥窒素気流中400℃て6時間乾燥
させた。その後、内温300℃まで冷却し、窒素を止め
、R−21を75cc/minの流速で流通させた。反
応管出口カスをカスクロマトグラフィーにより分析し、
生成してくる二酸化炭素の量が減少しなくなるまてR−
21の流通を続けた。その後、冷却し、内温が300C
になった時点で触媒を取り出して反応に用いた。
触lの組成は、ウッドブリッジ (P 、 Woodbridge)ら(ネイチャー (
N ature) 229.626(1971))によ
る熱加水分解法に準した方法によって測定した。分析の
結果は以下の通りであった。
AQ    CCF     ○ 45.5  2.3  20.1  32.1(重量%
)実施例8 100j1(!3−)ロア 7 ス:ff l:無水A
QCQs 19とジクロロメタン20gを加えた。フラ
スコを水冷しながら、R−21をl Q cc/min
、 T F Eを3Qcc/minの流速で予め混合後
導入した。
3時間反応後フラスコ内反応液およびトラップに捕集さ
れた液を合わせて重量を測定しカスクロマトグラフィー
により分析して転化率及び選択率を求めた。R−21の
転化率は98モル%、R225の選択率は70モル%で
あった。
実施例9 100xQ、3つロフラスコに塩素化フッ素化アルミニ
ウム1gとR−225caとcbの混合物(R−225
ca/cb=52/48)209を加えた。フラスコを
水冷しなからR−21を10 cc/ min、 T 
FEを12cc/minの流速で予め混合後導入した。
3時間反応後フラスコ内反応液およびトラップに捕集さ
れた液を合わせて重量を測定しガスクロマトグラフィー
により分析して転化率及び選択率を求めた。R−21の
転化率は99モル%、R225の選択率は96モル%で
あった。
尚ここで用いた塩素化フッ素化アルミニウムは、以下の
方法で調製した物を用いた。
内径10mmのガラス製反応管に無水AρCQ32゜5
9を充填し、30℃にてR−21を1occ/minの
流速で1時間流通させた。その後触媒を取り出して反応
に用いた。
触媒の組成は、分析の結果、以下の通りであった。分析
は、塩素化フッ化アルミニウム10xyを1aの純水に
溶解してイオンクロマトグラフィーによりF、  (1
!の量を測定することによって行った。
AQ    C(F 25   59   16(重量%) 実施例10 100m123つロフラスコに無水塩化アルミニウム0
59とR−214(テトラクロロテトラフルオロプロパ
ン)209を加えた。
フラスコを水冷しなからR−21を10cc/min、
TFEを12cc/minの流速で予め混合後導入した
3時間反応後フラスコ内反応液及びトラップに補集され
た液を合わせて重量を測定しガスクロマトグラフィーに
より分析して転化率および選択率を求めた。R−21の
転化率は99モル%、R225の選択率は92モル%で
あった。
実施例11 ]001C3つロフラスコに無水塩化アルミニウム0.
5i+とR−2240リクロロテトラフルオロブロバン
)209を加えた。
フラスコを水冷しなからR−21を10cc/min、
TFEを12cc/minの流速で予め混合後導入した
3時間反応後フラスコ内反応液およびトラップに補集さ
れた液を合わせて重量を測定しガスクロマトグラフィー
により分析して転化率及び選択率を求めた。R−21の
転化率は99モル%、R225の選択率は91モル%で
あった。
現較例 銀内張すしたオートクレーブに無水塩化アルミニウム5
gを仕込んだ。このオートクレーブをトライアイス−ア
セトン浴中で冷却し、減圧し、そこにシリンダーからR
−21529(0,5モル)およびTFE509(0,
5モル)を蒸留して入れた。
およびT F E 5’Og(0,5モル)を蒸留して
入れた。
オートクレーブを閉じ、撹拌しなから100℃て10時
間加熱した。オートクレーブを開き、生成物を取り出し
、希塩酸で洗浄した。225caとcbの混合物47g
(0,23モル)を得た。収率はR21基準で463%
であった。カスクロマトグラフィーにより分析した結果
を第3表に示す。
第3表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、触媒の存在下、溶媒中でフルオロジクロロメタンと
    テトラフルオロエチレンとを反応させることを特徴とす
    る1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジク
    ロロプロパンおよび1,1,2,2,3−ペンタフルオ
    ロ−1,3−ジクロロプロパンの製造方法。2、触媒が
    ルイス酸触媒である請求項1記載の製造方法。 3、触媒が無水塩化アルミニウムである請求項1記載の
    製造方法。 4、触媒が式:AlCl_xF_yO_z (式中、x、yおよびzは、x+y+2z=3、0<x
    <3、0≦y<3、0≦z<3/2を満たす数であり、
    yとzの少なくとも一方は0でない。) で示される触媒である請求項1記載の製造方法。 5、溶媒がクロロアルカン類である請求項1記載の製造
    方法。 6、溶媒がハイドロクロロフルオロアルカンである請求
    項1記載の製造方法。 7、溶媒がペンタフルオロジクロロプロパン類である請
    求項1記載の製造方法。 8、溶媒が1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,
    3−ジクロロプロパン、または1,1,2,2,3−ペ
    ンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパン、または両者
    の混合物である請求項1記載の製造方法。 9、溶媒がトリクロロテトラフルオロプロパンである請
    求項1記載の製造方法。 10、反応温度の範囲が−30℃〜120℃の温度範囲
    である請求項1記載の製造方法。11、反応中の反応液
    内のフルオロジクロロメタンの濃度を10重量%以下に
    保って反応させる請求項1記載の製造方法。 12、反応系内にフルオロジクロロメタンとテトラフル
    オロエチレンを連続的に加える請求項1記載の製造方法
    。 13、フルオロジクロロメタンとテトラフルオロエチレ
    ンを前者1モルに対して後者1モル以上の割合で連続的
    にまたは間欠的に加えて反応させる請求項1記載の製造
    方法。 14、生成した1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−
    3,3−ジクロロプロパンおよび1,1,2,2,3−
    ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンを連続的ま
    たは間欠的に抜き出す請求項1記載の製造方法。
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