JPH05249B2 - - Google Patents

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JPH05249B2
JPH05249B2 JP23136387A JP23136387A JPH05249B2 JP H05249 B2 JPH05249 B2 JP H05249B2 JP 23136387 A JP23136387 A JP 23136387A JP 23136387 A JP23136387 A JP 23136387A JP H05249 B2 JPH05249 B2 JP H05249B2
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JP
Japan
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temperature
control
capacity
compressor
evaporator
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JP23136387A
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Kazuo Fujii
Sadao Mochiki
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH05249B2 publication Critical patent/JPH05249B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3205Control means therefor
    • B60H1/3207Control means therefor for minimizing the humidity of the air

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、外部制御可能な可変容量型圧縮機を
備えた車両用空調制御装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 車両用空調制御装置には、外部からの電気的信
号により吐出容量を可変にし得る可変容量型圧縮
機を備えたものがある。
このような車輌用空調制御装置としては、例え
ば、実開昭59−76409号公報、特開昭57−165684
号公報等に記載のものが知られている。前者のも
のでは、室温、外気温、日射量の総合信号と温度
設定器の差により可変容量型圧縮機の容量を制御
するようにしており、後者の場合は、エバポレー
タの冷却度を検出し容量制御を行つている。
これらの装置は、圧縮機の稼動状態を適宜可変
して使用できる利点があるが、いずれの場合も、
外気温度が0℃前後の低外気にあつては、デミス
ト能力が不充分になるという難点がある。即ち、
前者の場合は、外気が低くなれば、圧縮機の容量
は小さくなつてしまい、これにより除湿能力が低
下し、窓ガラスが曇り易い状況を招くことにな
る。一方、後者のものでは、容量制御に際し、エ
バポレータの冷却度を検出して行つているが、エ
バポレータの凍結防止のため、凍結限界以下にな
らないよう容量制御を行うから、冬場、内気循環
モードでA/C ONで使用されたような場合に
は、やはり小容量運転となつてしまい、デミスト
性が不足し、上記と同様、低外気ではデミスト能
力に欠けている。
(発明の目的) 本発明は、上述のような点に着目し、特に冬場
や冷寒地においてお、必要なデミスト能力が得ら
れるようにした車輌用空調制御装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、外部制御可
能な可変容量型圧縮機を有する車両用空調制御装
置において、外気温度を検出する第1の検出手段
と、エバポレータの冷却度を検出する第2の検出
手段と、前記第1及び第2の検出手段の検出出力
に基づき、外気温度が所定の低温度範囲にあると
きは、熱負荷を表わす因子により演算した目標吹
出し空気温度に応じて前記可変容量型圧縮機の容
量を制御する第1の制御から、前記第2の検出手
段により前記可変容量型圧縮機をオン、オフする
第2の低温デミスト制御に切換え、該第2の低温
デミスト制御を行う制御手段とを備えるようにし
たものであり、更にまた、外部制御可能な可変容
量型圧縮機を有する車両用空調制御装置におい
て、外気温度を検出する第1の検出手段と、エバ
ポレータの冷却度を検出する第2の検出手段と、
前記第1及び第2の検出手段の検出出力に基づ
き、外気温度が所定の低温度範囲にあるときは、
内気循環モードの条件下で、凍結限界以下温度ま
で前記可変容量型圧縮機の容量をアツプして所定
時間の間容量アツプの状態を維持すると共に、該
所定時間経過後は前記エバポレータが凍結温度以
上となるまで前記可変容量型圧縮機を容量ダウン
し、かつ前記容量アツプ、容量ダウンを繰り返し
制御する制御手段とを備えるようにしたものであ
る。
(作用) 外気温度によつて第1の制御と第2の制御を切
換えることにより、外気温度が所定の低温度範囲
内のものになると、第1の制御と異なり、第2の
検出手段により可変容量型圧縮機をオン、オフす
る低温デミスト制御が実行され、外気が低くなつ
た場合の除湿能力の低下が避けられ、デミスト性
の良い制御が可能となる。
また、容量アツプ、容量ダウンを繰り返す場合
のものでは、凍結限界以下温度まで容量をアツプ
した後、凍結温度以上となるまで容量をダウンす
るよう容量制御が行われ、同様に、外気が所定の
低温度範囲内にあるときのデミスト能力の低下が
回避でき、特に冬場等の低外気下でのデミスト性
が向上する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明を適用した車輌用空調制御装置
1を示す概略図である。
同図に示すように、通風ダクト2内の上流側に
は、該通風ダクト2内に空気を導入するブロア3
と、該導入空気を外気導入モード(FRESHモー
ド)又は内気循環モード(RECモード)に択一
的に切り換えるインテークドア4が設けられてい
る。
前記ブロア3の下流側にはエバポレータ5とヒ
ータコア6とが設けられている。該エバポレータ
5は可変容量型圧縮機7、コンデンサ8、レシー
バタンク9及び感熱式の自動膨張弁10とともに
冷房サイクルを構成している。
第2図は外部制御可能な可変容量型圧縮機とし
ての可変容量型斜板式圧縮機(以下、単に圧縮機
という)7の縦断面図である。この圧縮機7は、
吸入圧が所定値となるように自動的に内部制御を
行なうと共に、前記所定値が外部からの電気的信
号により制御されて吐出容量を可変にし得るもの
である。
第2図に示すように、圧縮機7の駆動軸201
は、第1図に示すマグネツトクラツチ11を介し
てエンジン12に接続されており、該電磁クラツ
チ11がオンの時にエンジン12の回転が駆動軸
201に伝達され、圧縮機7が駆動される。該駆
動軸201にはその軸線方向に対して所定の傾斜
角を有する揺動板202が取り付けられ、該揺動
板202の一端には連結ロツド203を介してピ
ストン204が連結されている。該ピストン20
4はシリンダ205内に往復動可能に配置され、
該ピストン204の往復動により、前記エバポレ
ータ4から吸入室206を介してシリンダ205
内に吸入された冷媒が圧縮され、圧縮された冷媒
は吐出室207を介してコンデンサ7に吐出され
る。
前記揺動板202の傾斜角はクランク室208
内の圧力とピストン204の反力とのつりあいに
よつて決まる。すなわち、後述する連通路212
が閉じてクランク室208内の圧力が高くなる
と、揺動板202の傾斜角度が小さくなつてピス
トン204のストロークが小さくなり、これによ
り吐出容量が減少し、また、連通路212が開い
てクランク室208内の圧力が低くなると、前記
傾斜角度が大きくなつてピストン204のストロ
ークが大きくなり、これにより吐出容量が増大す
る。
クランク室208内の圧力は制御弁209によ
り制御される。この制御弁209は、吸入室20
6の吸入圧を受けるベローズ210と、電磁アク
チユエータ211と、吸入室206とクランク室
208との連通路212を開閉する弁体213と
から成る。この弁体213の開閉は、電磁アクチ
ユエータ211の電磁コイル214に供給される
電流値に応じて発生する吸引力とばね214のば
ね力との合力で弁体213に閉弁方向に作用する
閉弁圧と、ベローズ210を介して弁体213に
開弁方向に作用する吸入圧とのつりあいで制御さ
れる。すなわち、電磁コイル214に供給される
電流値が大きくなるほど前記閉弁圧が大きくな
り、これによつて弁体213を開弁するための吸
入圧目標値、即ちエバポレータ5の後側温度目標
値(以下、エバ後側温度目標値という)が大きく
なり、吐出容量が連続的に減少する。容量制御手
段としての電磁コイル214に供給される電流値
は、後述するコントロール・ユニツト20により
制御される。
再び第1図に戻り、前記ヒータコア6はエンジ
ン12の冷却水が循環する温水サイクル中に挿入
され、該ヒータコア6を通る空気を加熱する。
前記エバポレータ5とヒータコア6との間の通
路中にはエアミツクスドア13が設けられ、該エ
アミツクスドア13の開度に応じてヒータコア6
を通過した温風とヒータコア6をバイパスした冷
風との混合割合が調節される。
前記通風ダクト2のヒータコア6より下流側端
部は、顔部吹出口14、足下吹出口15及びデフ
ロスタ吹出口16に分岐して車室17内の所定位
置に夫々開口し、該分岐部に吹出モードを切り換
えるモード切換ドア18,19が設けられてい
る。
第1図及び第3図に示すように、マイクロコン
ピユータのコントロール・ユニツト(制御手段)
20の各入力端子には、車室17内外の所定位置
の温度をそれぞれ検出する内気センサ21及び外
気センサ(第1の検出手段)22と、フオトダイ
オード等から成り日射量を検出する日射センサ2
3と、エアミツクスドア12の開度を検出するポ
テンシヨメータ24と、エバポレータ5の下流側
(後側)に取り付けられて実際のエバ後側温度を
検出するエバポレータ温度センサ(第2の検出手
段)25とからの各信号が不図示のA/D変換器
を介して夫々入力されている。
また、コントロール・ユニツト20の各出力端
子には、インテークドア4を切換えるインテーク
ドア・アクチユエータ31、ミツクスドア13の
開度を制御するミツクスドア・アクチユエータ3
2、モード切換ドア18,19を切換えて吹出し
モードの切換を行なうモード・アクチユエータ3
3、ブロア3のオン・オフ及びその風量値を制御
するブロア駆動回路34、マグネツトクラツチ1
1のオン・オフを制御するクラツチ駆動回路3
5、及び電磁アクチユエータ211の電磁コイル
214が夫々接続されている。第3図中におい
て、符号36は水温センサ、37は所謂加速カツ
トを行なうための加速信号をエンジン12から検
出する加速信号検出回路、38は車両のライトを
点灯した際に後述するキーボード・ユニツト40
のパネル全体を照明するための照明用回路、39
はブロア駆動回路34用のパワートランジスタで
ある。
さらに、第3図に示すように、コントロール・
ユニツト20には、各種のスイツチを含むスイツ
チ部41と各種情報を表示する表示部42とから
成るキーボードユニツト40が一体的に組み込ま
れている。このキーボードユニツト40は、コン
トロールユニツト20と別体にしてもよい。
第4図はキーボード・ユニツト40のパネルを
示しており、該キーボード・ユニツト40のスイ
ツチ部41には、コントロール・ユニツト20が
有するオートエアコン(A/C)制御機能のうち
の、エコノミー制御モード、オート制御モード及
びドライ制御モードを夫々選択するエコノミース
イツチ43、オートスイツチ(オート制御モード
用の選択スイツチ)44、ドライスイツチ(ドラ
イ制御モード用の選択スイツチ)45、及びオー
トエアコン制御を終了させるオフスイツチ46が
配設されている。
前記オート制御モードとは、内気センサ21か
らの車室内温度、外気センサ22からの外気温
度、日射センサ23からの日射量、後述する温度
設定スイツチ52により設定される設定温度等の
熱負荷を表わす信号(熱負荷検出手段の検出値)
より車室17内への目標吹出し空気温度を算出
し、該目標吹出し空気温度に応じて前記電磁コイ
ル214に供給される電流値を制御し、これによ
つて前記弁体213を開弁するための吸入圧目標
値、即ち前記エバ後側温度目標値を変化させて圧
縮機7を自動的に可変容量制御すると共に、圧縮
機7以外の空調制御、即ちブロア3の駆動制御
(風量値の制御を含む)、ミツクスドア13の開度
制御、モード切換ドア18,19の吹出しモード
切換制御及びインテークドア4のモード切換制御
を全て自動的に行なうものである。
オート制御モードによる制御は、通常制御(第
1の制御)であるが、コントロールユニツト20
は、該制御の他に低温デミスト制御を行う。本装
置の場合には、低温デミスト制御は、上記通常制
御が、算出した目標吹出し空気温度に応じて圧縮
機7の容量を制御するのに対して、前記エバポレ
ータ温度センサ25の検出値(実際のエバポレー
タ温度、即ちエバ直後温度実際値)により圧縮機
7をオン/オフするものであり、かつ、これを外
気温度が所定の低温度範囲内(例えば、外気0℃
前後の低外気)で行うようにする制御である。
コントロールユニツト20は、外気により上記
のいずれを行うべきかを切換制御する。即ち、外
気温度により通常制御と低温デミスト制御を切換
える(目標エバ後温度を変える)ようにしてい
る。このため、コントロールユニツト20のマイ
クロコンピユータにおける記憶部(ROM)に
は、圧縮機制御に関して、外気センサ22からの
外気温度データに基づいて外気温度が所定温度で
あるかどうかを判別し、これにより通常制御と低
温デミスト制御とを切換えるようにする制御プロ
グラムが予め格納されており、中央演算処理装置
(CPU)は該プログラムに従つて処理を実行す
る。
さらに、前記キーボード・ユニツト40のスイ
ツチ部41には、内気循環モード(RECモード)
を選択するRECスイツチ48、及び温度設定ス
イツチ52等が配設されている。該温度設定スイ
ツチ52は、設定温度を上下させる2つの操作部
52a,52bから成つている。
上記温度設定スイツチ52からの信号は、上記
通路制御の場合において目標吹出し空気温度を演
算するときのデータとして用いられる。
以下、本装置の動作を第5図を参照して説明す
る。
先ず、乗員が手動で通常制御(オート制御モー
ド)を選択したとする。
オートスイツチ44をオンしてオート制御モー
ドを選択したときには、コントロール・ユニツト
20は、内気センサ21からの車室内温度、外気
センサ22からの外気温度、日射センサ23から
の日射量、及び温度設定スイツチ52により設定
された設定温度等の熱負荷を表わす信号より車室
17内への目標吹出し空気温度を算出し、この目
標吹出し空気温度に応じて電磁アクチユエータ2
11の電磁コイル214に供給する電流値を制御
する。これによつて、前記弁体213を開弁する
ための吸入圧目標値、即ちエバ後側温度を変化さ
せて圧縮機7を自動的に可変容量制御する。ま
た、このオート制御モードでは、圧縮機7以外の
上記空調制御も全て自動的に行なわれる。
一方、コントロールユニツト20は、圧縮機制
御切換えのための外気温度条件の監視も行なつて
いる。
先ず、第5図に示すように、ステツプ501では、
外気温度TANが所定の上限判別値TANH(例えば6
℃)以下であるか否かを判別し、その答が否定
(No)のときは、通常制御を継続する(ステツプ
502)。即ち、温度設定スイツチ52、内気センサ
21、外気センサ22の信号により目標吹出し空
気温度を演算し、圧縮機7の容量を制御する。ス
テツプ501の答が肯定(Yes)のときには、外気
温度TANを所定の下限判別値TANL(例えば−6℃)
と比較し、その答が肯定(Yes)、即ちTAN
TANLが成立するときはステツプ504に進む。従つ
て、TANL≦TAN≦TANHの範囲では、低温デミスト
制御に切換えられ、この場合は、エバポレータ温
度センサ25の信号により圧縮機7をオン/オフ
する。
該制御時には、前記電磁コイル214に供給す
る電流値を最小値に保持し、エバ後側温度目標値
を最小値に保持する(圧縮機7の吸入圧を下げ
る)ことによつて一定範囲では圧縮機7を最大吐
出容量で稼動することが可能であり、強力に除湿
される。
なお、ステツプ503の答が否定(No)、即ち外気
温度が前記TANLより更に低いときには、低温デ
ミスト制御も行わず、低温保護のため圧縮機7は
オフとされる(ステツプ505)。
上述の如く、外気に応じて低温デミスト制御に
切換えることにより、即ち目標エバ後温度を変え
ることにより、低外気のときに圧縮機容量が小さ
くなり除湿能力が低下し窓ガラスが曇り易くなる
のを避けることができ、デミスト性の良い制御が
可能となる。また、このように外気低温側でデミ
スト性が向上すると同時に、外気高温側では省動
力が図れる。
前記コントロールユニツト20は、上述の低温
デミスト制御時にも、外気温度の監視を行つてい
るため、外気温度がTANHより高い状態に戻れば、
再び通常制御に復帰する。
次に、第6図に示すように制御する車両用空調
制御装置について説明する。
本装置の場合、外気温度TANが所定の低温度範
囲内にあるとき、即ちTANL≦TAN≦TANH(例えば、
−6℃≦TAN≦6℃)にあるときにおいて、か
つ、インテークドア4が内気循環側にあるとき
(RECモード)、圧縮機7の吸入圧力を所定時間
凍結限界以上まで下げた後、エバポレータ5が凍
結温度以上となるまで上記吸入圧力を上げるよう
制御する。
このため、本装置では、例えば、エバポレータ
5の冷却度が凍結限界に達したとき所定時間の計
測を開始するタイマを用いる。該タイマとして
は、コントロールユニツト20のマイクロコンピ
ユータの内部タイマであつてよい。また、マイク
ロコンピユータの記憶部には、この場合には、外
気温度が所定温度で、かつ、RECモードのとき、
圧縮機7の吸入圧力を凍結限界以下まで下げる
(容量アツプ)と共に、それによりエバポレータ
5の冷却度が凍結限界に達した時スタートするタ
イマにより設定される所定時間の間、その吸入圧
力を保持し、該所定時間後は、エバポレータ5の
冷却度が凍結状態でない状態になるまで圧縮機7
の吸入圧力を上げる(容量ダウン)ようにし、上
記2条件が成立しているとき、かかるサイクルを
繰り返すよう制御するプログラムが予め格納され
ている。CPUは該プログラムに従つて上記制御
(デミストサイクリング制御)を実行する。
上述の如く、本制御は、インテークドア4が
RECモードにある状況下で行われるものである
から、該モードにあるか否かの判断を必要とする
が、これについては、例えばインテークドアアク
チユエータ31による作動位置の検出、あるいは
コントロールユニツト20内での該アクチユエー
タ31への送出制御信号の利用などによつて行う
ことができる。
以上の点を除く他は、前記第1図乃至第4図で
説明した装置と同様であり、図示は省略する。
次に、第6図を参照して本制御の一例を説明す
る。
外気温度TANが0℃前後の所定値、具体的には
−6℃乃至+6℃の範囲内で、RECモードの場
合(これは、乗員が手動でRECスイツチ48の
操作により該モードにしたか、あるいは自動的に
該モードになされているかを間わない)、圧縮機
7の吸入圧力を凍結限界以下まで一時的に下げ
る。即ち、コントロールユニツト20は、かかる
条件にあることを判定したならば、第2図の電磁
コイル214に供給される電流値を制御し、これ
によつて吸入圧目標値、即ちエバ後側温度目標値
T′INTを所定値T′1(例えば−5℃)に変化させ容
量アツプを行う。この場合、エバ後側温度実際値
TINT(実際のエバ直後温度)が所定値T3より大
(例えばTINT>0℃)、T′INT=T1(−5℃)の条件
では、図示の如く、エバ側温度実際値TINTが所定
値T3以下(TINT≦0)に下つた時点から既述し
たタイマをスタートさせる。即ち、凍結限界以下
温度まで容量アツプして圧縮機7を稼動させる
と、エバ後側温度実際値TINTは図示のように低下
して行き、これが所定値T3(0℃)に到達した
時、所定時間t1の計測が開始される。
該所定時間t1中は、圧縮機7は容量アツプの状
態で稼動し、強力に除湿される。所定時間t1が経
過すると、圧縮機7の吸入圧目標値、即ちエバ後
側温度値T′INTを所定値T′2(例えば2℃)に変化
させ、吸入圧力を上げる。即ち、所定時間t1経過
した時点で容量ダウンを行う。これにより、エバ
後側温度実際値TINTは図示のように上昇する。こ
の状態は、エバポレータ5の冷却度が凍結状態で
ない状態になるまでの間、即ちエバ後側温度実際
値TINTが所定値T2(例えば2℃)になるまで継続
され、TINT=T2になつた時点で、再び前述のよ
うに圧縮機7の吸入圧力を凍結限界以下まで下げ
るようにする。以下、このようなサイクルを繰り
返す。
上記の説明では、TINT>0℃、T′INT=−5℃
の場合、タイマはTINT≦0℃の時点からスタート
させたが、TINT≦0℃、T′INT=−5℃のときは、
タイマは即時スタートさせる。
なお、外気温度TANについては、本制御を行う
条件として、具体的には0±6℃としたが、これ
は、TAN=−7℃のときはヒーターの温度でデミ
スト可能であり、一方、TAN=+7℃の場合は通
常の温調で可能なためである。更に、RECモー
ドの状態のときに行うのは、該モードの場合には
凍結の危険が少ないからである。
上述の如く、タイマで設定された所定時間t1
には凍結限界以下温度まで容量アツプして圧縮機
7を稼動させ、その後容量ダウンしてエバポレー
タ5の凍結防止を行う。本制御によるときは、エ
バポレータの冷却度を検出しエバポレータの凍結
防止のため凍結限界以下にならないよう容量制御
するものに比し、低外気でのデミスト能力に優れ
る。即ち、凍結限界以下にならないよう容量制御
するときは、冬場あるいは冷寒地において、
RECモードで、A/C ONで使用された場合に
は小容量運転となつてしまいデミスト性の不足を
招くのに対し、本制御では低外気にあつても充分
なデミスト能力が得られ、また、圧縮機7をオフ
する期間がなく、従つて、その間に除湿能力が失
われるということもなく、デミスト性を向上させ
ることができる。また、オイルリターン向上も図
れる。
第7図に示す制御は、前記第6図によるもの
が、外気温度TANがTANL≦TAN≦TANHの場合にお
いて、RECモードの条件下で制御を行うのに対
し、インテークドア4のモードを強制的にREC
モードとして上述のようなデミスト制御を行うよ
うにしている。このため、第7図による制御の場
合には、コントロールユニツト20のマイクロコ
ンピユータの記憶部に予め格納しておく制御プロ
グラムには外気温度が所定温度のときに、圧縮機
7がオフからオンにされたか否かを判断し、これ
によつてインテークドア4を自動的にRECモー
ドとするよう制御するプログラムが含まれてい
る。
本制御の具体例を第7図を参照して説明する
と、今、外気温度TANが所定の低温度範囲内(前
記と同様に、例えば0±6℃)で、A/Cスイツ
チが図示のようにオンからオフされたとすると、
コントロールユニツト20は下記のような制御を
行う。
先ず、第1図に示したインテークドアアクチ
ユエータ31によつてインテークドア4を内気
循環側となるよう切換制御し、RECモードに
固定する。該切換前のモードは任意であつてよ
く、従つて、前のモードがRECモードであつ
たときは、該モードを維持することになる。
次に、圧縮機7の吸入圧力を凍結限界以下ま
で下げて容量アツプを行う。即ち、エバ後側温
度目標値T′INTを所定値T′1(T′1<0℃)とす
る。これにより、実際のエバポレータ5の温度
は、TINTのように、A/Cスイツチオン及び
RECモードへの切換わりの点から低下して行
く。
上記の過程において、コントロールユニツト
20は、エバポレータ温度センサ25によりエ
バポレータ5の温度を監視しており、エバ後側
温度実際値TINTが所定値T3(T3≧0>T′1)と
なつた時点で、図示の場合はタイマをスタート
させる。これにより、所定時間t1の計測が開始
される。
次に、計測開始後、タイマがタイマアツプし
たら、エバ後側温度目標値T′INTを所定値T′2
(T′2>T3≧0>T′1)とし、即ち圧縮機7を容
量ダウンし、該容量ダウンをエバ後側温度実際
値TINTが所定値T2(T2=T′2)となるまで続行
する。そして、TINTがTINT=T2=T′2となつた
時点で再び容量アツプし、以下、上記〜を
繰り返す。
なお、上記各所定値T′1、T′2、T2、T3の具体
例は第6図の場合と同様であつてよく、例えば
T′1は−5℃である。
本制御の場合には、強制的にRECモードとす
るので、デミスト性向上、オイルリターン向上が
図れるのに加えて、操作性も向上することができ
る。即ち、第6図の制御によればデミスト能力を
上げることができるが、たとえ外気温度TANが−
6℃≦TAN≦6℃ときでも、RECモードになつて
いない場合にはかかる制御は実行されない。上記
外気温度条件のときに、乗員がRECモードに切
換え操作すれば、制御実行の2条件は成立するか
ら、乗員がRECモードにすればよいけれども、
これは一般的には慣れない使い方であるため、第
6図の制御が制御内容に組み込まれても、正しく
使れないおそれがある。
そこで、第7図の場合には、かかる観点から、
圧縮機7稼動開始時点で、上記RECモードを自
動的に作り出せるようにインテークドア制御も行
うこととしており、これによつて操作性の向上も
図れる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、外部制
御可能な可変容量型圧縮機を有する車両用空調制
御装置において、外気温度を検出する第1の検出
手段と、エバポレータの冷却度を検出する第2の
検出手段と、前記第1及び第2の検出手段の検出
出力に基づき、外気温度が所定の低温度範囲にあ
るときは、熱負荷を表わす因子により演算した目
標吹出し空気温度に応じて前記可変容量型圧縮機
の容量を制御する第1の制御から、前記第2の検
出手段により前記可変容量型圧縮機をオン、オフ
する第2の低温デミスト制御に切換え、該第2の
低温デミスト制御を行う制御手段とを備えるよう
にし、また、外部制御可能な可変容量型圧縮機を
有する車両用空調制御装置において、外気温度を
検出する第1の検出手段と、エバポレータの冷却
度を検出する第2の検出手段と、前記第1及び第
2の検出手段の検出出力に基づき、外気温度が所
定の低温度範囲にあるときは、内気循環モードの
条件下で、凍結限界以下温度まで前記可変容量型
圧縮機の容量をアツプして所定時間の間容量アツ
プの状態を維持すると共に、該所定時間経過後は
前記エバポレータが凍結温度以上となるまで前記
可変容量型圧縮機を容量ダウンし、かつ前記容量
アツプ、容量ダウンを繰り返し制御する制御手段
とを備えるようにしたので、特に低外気における
デミスト能力を上げることができ、冬場あるいは
冷寒地でのデミスト性の向上が図れ、また、上記
容量アツプ、容量ダウンを繰り返すよう制御する
ときはデミスト性向上に加えオイルリターン向上
も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の車輌用空調制御装置
を示す概略図、第2図は可変容量型斜板式圧縮機
の縦断面図、第3図はコントロール・ユニツトの
入出力関係を示す構成図、第4図はキーボード・
ユニツトのパネルを示す平面図、第5図は低温デ
ミスト制御に係る制御内容を示すフローチヤー
ト、第6図は容量アツプ、ダウン制御に係る制御
内容を示すグラフ、第7図は同制御の場合の他の
制御内容を示すグラフである。 1……車両用空調制御装置、4……インテーク
ドア、5……エバポレータ、7……可変容量型斜
板式圧縮機、20……コントロール・ユニツト、
21……内気センサ、22……外気センサ、25
……エバポレータ温度センサ、52……温度設定
スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外部制御可能な可変容量型圧縮機を有する車
    両用空調制御装置において、外気温度を検出する
    第1の検出手段と、エバポレータの冷却度を検出
    する第2の検出手段と、前記第1及び第2の検出
    手段の検出出力に基づき、外気温度が所定の低温
    度範囲にあるときは、熱負荷を表わす因子により
    演算した目標吹出し空気温度に応じて前記可変容
    量型圧縮機の容量を制御する第1の制御から、前
    記第2の検出手段により前記可変容量型圧縮機を
    オン、オフする第2の低温デミスト制御に切換
    え、該第2の低温デミスト制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用空調制御装置。 2 外部制御可能な可変容量型圧縮機を有する車
    両用空調制御装置において、外気温度を検出する
    第1の検出手段と、エバポレータの冷却度を検出
    する第2の検出手段と、前記第1及び第2の検出
    手段の検出出力に基づき、外気温度が所定の低温
    度範囲にあるときは、内気循環モードの条件下
    で、凍結限界以下温度まで前記可変容量型圧縮機
    の容量をアツプして所定時間の間容量アツプの状
    態を維持すると共に、該所定時間経過後は前記エ
    バポレータが凍結温度以上となるまで前記可変容
    量型圧縮機を容量ダウンし、かつ前記容量アツ
    プ、容量ダウンを繰り返し制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする車両用空調制御装置。 3 前記制御手段は、前記可変容量型圧縮機の稼
    動開始に同期して内気循環モードとなるようイン
    テークドアを切換制御することを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の車両用空調制御装置。
JP23136387A 1987-09-16 1987-09-16 Air conditioner controller for vehicle Granted JPS6474116A (en)

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