JPH05249565A - 作像装置 - Google Patents

作像装置

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JPH05249565A
JPH05249565A JP4337158A JP33715892A JPH05249565A JP H05249565 A JPH05249565 A JP H05249565A JP 4337158 A JP4337158 A JP 4337158A JP 33715892 A JP33715892 A JP 33715892A JP H05249565 A JPH05249565 A JP H05249565A
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JP
Japan
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image
positive
negative
film
original
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Application number
JP4337158A
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English (en)
Inventor
Nobuo Ueda
暢夫 上田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿画像がネガ像かポジ像かを判別するネガ
・ポジ判別と、原稿照明光量を最適に制御する自動露光
制御とを双方備えた安価な作像装置を提供することを目
的とする。 【構成】 光源4により照明された原稿の画像濃度を受
光素子S1,S2・・・・・S11によって検出し、それら受
光素子からの出力に基づいて原稿がネガ像かポジ像かを
判別する。その判別結果に基づいて画像の作像条件を変
更する。さらに、このネガ・ポジ判別に使用したのと同
じ受光素子からの出力に応じて、最適な露光量が得られ
るように原稿を照明する光源4の光量を制御するように
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムのリ
ーダプリンタ等の作像装置に関し、さらに原稿画像がネ
ガ像であるかポジ像であるかを判別するネガ・ポジ判別
手段と、作像域の照明光量を自動的に制御する自動露光
手段の両方を備えた作像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からリーダプリンタにおいて、最適
な画像再生を実現するために原稿を照明する照明光量を
自動的に制御する自動露光機構を備えることは一般的で
ある。
【0003】また、リーダプリンタに適用されるマイク
ロフィルムにはネガ像の場合とポジ像の場合とがあるの
で、マイクロフィルムを測光して自動的にネガ像である
か、ポジ像であるかを判別するようにしたネガ・ポジ判
別装置を備えたリーダプリンタもある。このようなリー
ダプリンタは、例えば特開昭57ー114155号公
報、特公昭49ー16647号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同じリーダ
プリンタに自動露光機構とネガ・ポジ判別装置の両方を
設けた場合、リーダプリンタ全体の構成部品点数が多
く、大型化及びコスト高になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、自動露光機構とネガ・
ポジ判別装置とで共用できる構成部分は共用することに
より、上述した問題点の解決を図ろうとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の作像装
置は、原稿を照明する照明手段と、照明された原稿の画
像情報に基づいて画像を作成する作像手段と、照明され
た原稿の画像濃度を検出する検出手段と、前記検出手段
の検出結果に応じて原稿画像がネガ像かポジ像かを判別
し、判別結果に基づいて作像手段の作像条件を変更する
ネガ・ポジ判別手段と、前記検出手段の検出結果に応じ
て照明手段の照明光量を作像時に変更する変更手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の作像装置によれば、照明された原稿の
画像濃度を検出する検出手段の検出結果を用いて原稿画
像がネガ像かポジ像かが判別され、判別結果に基づいて
作像条件を変更する。さらに、その同じ検出手段の検出
結果を用いて画像照明が最適になるように照明光量が自
動的に制御される。
【0008】
【実施例】図1は本発明を適用したリーダープリンタ
(1)の断面図であり、図の左下部にマイクロフイルム(M)
の照明部(A)が、図の上部に画像をスクリーン(2)又は感
光体(3)に投影するための光学系部(B)が、図の右下部に
プリンタ部(C)が納められる。
【0009】照明部(A)は光源(4)とコンデンサーレンズ
(5)を含んでおり、詳細は後述する。
【0010】光学系部(B)は、投影レンズ(6)と、画像を
スクリーン(2)に導くためのスイングミラー(7)及び固定
ミラー(8)からなるスクリーン投影系と、第1・第2ス
キャンミラー(9)(10)及び固定ミラー(11)からなる走査
投影系を含んでおり、画像をスクリーン(2)に投影する
ときはスキャンミラー(9)(10)及びスイングミラー(7)は
実線の位置にあり、画像は第1スキャンミラー(9)、ス
イングミラー(7)、固定ミラー(8)を介してスクリーン
(2)に投影される。
【0011】複写をおこなう時は、スイングミラー(7)
は点線位置に上昇し、スキャンミラー(9)(10)は一旦点
線位置まで一体的に移動し、この位置から一点鎖線位置
まで等速移動して画像を感光体(3)にスリット露光す
る。
【0012】上記第1スキャンミラー(9)の上部に、本
発明に係わる複数の受光素子を配した検出基板(12)が設
けられる。検出基板(12)には図2に示すように11個の受
光素子(S1)(S2)(S3)・・・・・・・(S11)が配置されており、受
光素子としてはCdSを用いている。検出基板(12)による
検出は、走査系がプリントのために点線位置まで移動し
たときおこなわれ、その検出結果により最適の複写条件
が設定される。
【0013】プリンタ部(C)の中央部には時計方向に回
転する感光体(3)が配置され、その周囲にチャージャ(1
3)、露光スリット(14)、現像器(15)、転写チャージャ(1
6)、分離チャージャ(17)、クリーナ(18)、イレーサ(19)
が各々配置される。
【0014】感光体(3)の下方には、給紙カセット(20)
が設けられ、カセット内のシートは、右方から給紙ロー
ラ(21)によって送り出され、Uターンされた後、送り出
しローラ(22)によってタイミングローラ(23)に送られ、
タイミングローラ(23)に当って待機する。次に、感光体
上の画像とのタイミングをとってタイミングローラ(23)
が回転すると、シートは再び搬送され、転写領域で画像
を転写された後、定着ローラ(24)により画像を定着され
てトレイ(25)上に排出される。
【0015】さて、リーダープリンタにおいては、投影
レンズを交換することにより多くの倍率でマイクロフイ
ルムの像を投影できるようになっている。この場合図3
に示すようにランプ電圧対スクリーン照度の曲線は倍率
によって変化する。さらに、レンズ交換によって中央と
周辺の照度比も変化する。従来は、これを倍率によらず
均一にするためにランプ電圧を変更して照度を修正し、
光源(4)又はコンデンサーレンズ(5)を移動させて照度比
を修正する作業をオペレータがおこなっていた。しかし
ながら、照度及び照度比の調整は煩しいものであり、又
オペレータが忘れる場合もある。そこで、本発明の実施
例では、投影レンズの装着によりそのレンズの倍率を検
出し、これによってスクリーン面照度が略一定になるよ
うにランプ電圧を自動的に調整するとともに、コンデン
サーレンズを光源に対して移動させて照度比も自動的に
調整するようにした。即ち、図4に示すように、投影レ
ンズ(6)に凸部(6a)と倍率に応じたマークを有するマー
カー(6b)を取付け、これをレンズ装着部(26)に取付けた
スイッチ(SW1)とマークセンサ(MS)(図1参照)で検出す
るものである。スイッチ(SW1)は投影レンズ(6)の装着を
検知し、一方、マークセンサ(MS)はマークとして書かれ
た倍率を読込んでランプ電圧とコンデンサーレンズ移動
を制御するとともに後述するしきい値を倍率に応じて定
める。
【0016】図5はコンデンサーレンズ駆動機構を示す
もので、光源(4)は固定され、その背後の反射性枠体(3
0)にスライド軸(31)とスクリュー軸(32)が取付けられ
る。スクリュー軸(32)はカップリング(33)を介してモー
タ(M1)に接続されて回転駆動される。そしてコンデンサ
ーレンズ(5)は、スライド軸(31)とスクリュー軸(32)に
夫々スライド軸受(34)とネジ軸受(35)で保持される取付
枠体(36)に取付けられる。また、取付枠体(36)は直線型
可変抵抗器(RU1)の可動部と連結される。
【0017】コンデンサーレンズ駆動回路は図6に(LD)
で示す点線部であり、投影レンズの装着がスイッチ(SW
1)のオンで検出されると、セントラルプロセシングユニ
ット(以下CPUと略記する)は、第1入出力ポート(以
下I/O(1)と略記する)を介して、コンデンサーレンズ駆
動回路を作動可能にするスイッチ(SW2)をオンするとと
もに、マークセンサ(MS)からのレンズ位置データをD/A
変換器(DA1)に出力する。D/A変換器(DA1)の出力は差動
増幅器(Amp1)の反転入力端子に入力され、一方、その非
反転入力端子は直線型可変抵抗器(RV1)に接続され、現
在位置を示す電圧を受ける。そして、差動増幅器(Amp1)
の出力がスイッチ(SW2)を介してモータ(M)に入力される
とともに、I/O(1)に入力される。直線型可変抵抗器(RV
1)は、図7に示すように、コンデンサーレンズ(5)の位
置に応じた抵抗値を示しI/O(1)からは倍率に応じた位置
データが出力されるので、コンデンサーレンズ(5)の位
置が倍率に合った位置にないと差動増幅器(Amp1)は電圧
を出力し、モータ(M1)を駆動する。コンデンサーレンズ
(5)が倍率に合った位置に到着すると、差動増幅器(Amp
1)の出力が零になるのでモータ(M1)は停止し、また、I/
O(1)への入力も零になるので、CPUはこれを受けてスイ
ッチ(SW2)をオフにしてモータ(M1)の作動を禁止する。
【0018】このように、投影レンズ(6)の倍率に応じ
てコンデンサーレンズ(5)を、照度比が倍率によらず略
一定になる位置に移動させた上で、本発明に係わる複数
の受光素子による測光がおこなわれる。尚、スクリーン
投影時はランプ電圧は倍率に応じて適切に設定される
が、測光時は一定の電圧、例えば20Vでおこなわれる。
一方、受光素子の検出値と比較されるしきい値はマーク
センサ(MS)で検出された倍率に応じて夫々定められる。
【0019】図6において、各受光素子(S1)(S2)・・・・・
(S11)の出力はセレクタ(SE)に夫々入力され、セレクタ
(SE)はI/O(1)からの指示にもとづき、夫々の受光素子出
力をバッファとして働く演算増幅器(Amp2)に送り、演算
増幅器(Amp2)の出力はA/D変換器(AD1)を介してI/O(1)に
入力され、以下に述べるネガ・ポジの判定及び複写条件
の設定に用いられる。
【0020】尚、図6において、CPUは上記の受光素子
からの検出値の入力及びその他の入力をI/O(1)及びI/O
(2)から受け、これをROMに書き込まれたプログラムに従
って演算処理し、I/O(1)、I/O(2)から適切な出力を出し
て本発明に係わる制御及びその他の制御をおこなう。
【0021】図8はネガ・ポジの判定の第1の方法を模
式的に示したものである。ここでは、2つの判断がなさ
れる。第1の判断(J1)は複数の受光素子によって判定さ
れた濃度の平均値が、予め倍率に応じて定められたしき
い値より大か小かの判断である。また、第2の判断(J2)
は上記しきい値より高い濃度を測定した受光素子の数と
低い濃度を測定した受光素子の数とを比較してどちらが
多いかを見る判断である。そして、上記両判断を、一方
はそのままアンド判定(AND1)し、他方では両者を反転し
てからアンド判定(AND2)する。次に、両アンド判定を共
に反転してアンド判定(AND3)する。これによって端子
(I)からはネガ信号を、端子(II)からはポジ信号を、そ
して、端子(III)からは警告信号を得ることができる。
【0022】一般的傾向としてマイクロフイルムの文字
等の画像部面積はその間の非画像部面積より少ない。従
って、しきい値を適切に定めれば、ネガフイルムではし
きい値より高い濃度を示す受光素子の数の方が多くな
り、ポジフイルムではしきい値より低い濃度を示す受光
素子の数の方が多くなる。本発明はこれを利用する訳で
あるが、コントラストが低く全体的に劣悪なフイルムの
場合、誤判断を生じることがある。そこで、第2の判断
(J2)を平均値としきい値の比較の第1の判断(J1)と組合
せることによって、第1の判断(J1)と第2の判断(J2)が
喰違う場合は判断不能として警告信号を出すのである。
【0023】図9A,Bは特開昭56ー109333号
の従来技術と第1の方法の測定可能範囲を概略的に示し
たもので、縦軸は濃度である。ここで、領域Iはネガフ
イルムと判定できる領域であり、領域IIはポジフイルム
と判定できる領域であり、領域IIIは判定不能領域であ
る。図より明らかな如く、従来技術(図9A)では判定不
能領域IIIが大きく良質のフイルムしかネガ・ポジ判定
できないが、本発明の第1の方法(図9B)では判定不能
領域IIIは従来技術に比べ狭くなる。
【0024】図10はネガ・ポジ判定の第2の方法を模
式的に示し、図9Cはその判定可能範囲を示す。
【0025】第2の方法ではネガフイルム用のしきい値
TNとポジフイルム用のしきい値TPを別々に設定し、し
かも、しきい値TNをしきい値TPより低くしており、夫
々のしきい値について、第1の方法と同様に、平均値と
の比較による第1の判断と、しきい値より大及び小の受
光素子の数の比較による第2の判断をおこなうものであ
る。尚、このしきい値TNTPも夫々倍率に応じて設定さ
れる。即ち、図10において、濃度の平均値がしきい値
TNより大であるか否かの第1の判断(J1')と、しきい値
TNより高い濃度を示す受光素子の数が低い濃度を示す
受光素子の数より多いか否かの第2の判断(J2')をおこ
ない、両者のAND判定(AND1)によって端子Iからネガ信
号を得るのである。そして、ポジフイルムについてもし
きい値TPを基準として同様の第1の判断(J1')と第2の
判断(J2')をおこない、そのAND判定(AND2)によって端子
IIからポジ信号を得る。さらに、両AND判定が否のと
き、これを反転してAND判定(AND3)に入れて判定不能の
警告信号を得るようにしている。
【0026】この第2の方法によれば、図9Cに示すよ
うに、ネガ・ポジの夫々の判定範囲は互いにオーバーラ
ップして、図9Bの第1の方法よりさらに広がってお
り、非常に劣悪なフイルムまでネガ・ポジ判定ができ
る。
【0027】図11A,Bは上記のしきい値を決めるた
めの実測データを示すグラフであり、実施例では受光素
子にCdSを使うので縦軸にその抵抗値を、横軸に受光素
子の番号を示し、測定したフイルムは同一のパターンを
種々の条件で撮影したもので、フイルムNo.の横にカッ
コ書きで示されるDBは非画像部濃度を示す。
【0028】ここで、第1の方法のしきい値を、例え
ば、DB=0.45に相当する値に設定すると、ネガフイルム
を示す図11AではNo.14からNo.3までのフイルムをネ
ガと判定でき、また、ポジフイルムを示す図11Bでは
No.1からNo.11まで判定できる。
【0029】一方、第2の方法でネガ・ポジに夫々別々
のしきい値を設定する場合、実際のフイルムをしらべる
とネガフイルムでは非画像部濃度が0.4以下のものはほ
とんどなく、ポジフイルムでは非画像部濃度が0.4以上
のものはほとんどないが、受光素子は非画像部だけでな
く画像部の透過光も受けるので、これを考慮して、ネガ
フイルム用のしきい値TNとして0.35、ポジフイルム用
のしきい値TPとして0.6程度に設定するとよい。
【0030】以上で、ネガ・ポジの判定はおわるが、本
発明の実施例では、さらに、複数の受光素子の検出値を
利用してフイルムの品質を判定し、これによって最適の
複写条件を設定する。
【0031】フイルムの品質判定は、検出値の最大値(P
max:ネガフイルムにおいては非画像部濃度、ポジフイ
ルムにおいては画像部濃度の最大のものに対応する)
と、最小値(Pmin:ネガフイルムにおいては画像部濃
度、ポジフイルムにおいては非画像部濃度の最小のもの
に対応する)と、実験により定めた数値とにより演算し
ておこなう。演算のために受光素子からの検出値はA/D
変換されてパルス数となる(図6参照)。このパルス数
は、CdS受光素子の抵抗値に応じた電圧をA/D変換するの
で濃度の高い程大きな数になる。
【0032】このパルス数を用いた演算によりフイルム
の品質が判定され、画像露光量(ランプ電圧)、帯電出
力、現像バイアス及びシステム速度を変更して最適の複
写条件を設定する。ここで、帯電出力は、実施例ではス
コロトロンを用いているため、高圧トランス出力とグリ
ッド電圧出力の2種となる。また、現像バイアスは、後
述する演算で露光量の調整のみでは充分に良好に再現で
きない場合、これを補うように調整される。さらにま
た、露光量と現像バイアスとでも良好に再現できないよ
うな劣悪なフイルムに対しては、リーダープリンタのシ
ステム速度を低速に切換えて対処する。この方法は出願
人が特願昭57−198277号にて提案したもので、ランプ電
圧をある程度以上高くすることはフイルムが焼けたり、
脱色したりする弊害をうむため、システム速度を遅くす
ることにより、ランプ電圧は所定範囲内に保ちながら画
像露光量を実質的に高くするものである。この際、同一
帯電出力では感光体上の帯電量が多くなるので、帯電出
力を変更してやらねばならない。
【0033】本実施例では各条件は次の表1のように設
定される。
【0034】
【表1】
【0035】表1において、システム速度の低速(L)は
高速(H)の1/2の速度に設定され、この切換えは、図12
に示すように、半導体リレー(SSR)によって駆動用モー
タ(M2)を4極駆動と2極駆動に切換えることによりおこ
なわれる。
【0036】上記の設定をおこなうため、各受光素子の
受光量をA/D変換したパルス数Pが図6のRAMにいったん
記憶され、その最大値(Pmax)と最小値(Pmin)を用いて演
算される。
【0037】まずネガフイルムからポジコピーを複写す
る場合を説明するに、前記PmaxとPminは以下の式で演算
される。
【0038】 N1=a(Pmax−α−γ) ・・・・(1) (N1<Nmax,VB=−300V) N1'=a(Pmax−β−γ) ・・・・(2) (N1≧Nmax,VB=−400V) Δ=a{γ−1/2(Pmax−Pmin)} ・・・・(3) (但しΔ<0のときΔ=0) Nout=N1+Δ (N1<Nmax) } ・・・・(4) Nout=N1'+Δ (N1≧Nmax) 式(1)〜(4)において、a,α,β,γ,Nmaxは実験によ
って定められる数値であり、aは工場出荷段階又はサー
ビスマンによって感光体の感度特性等に応じて若干変更
できるようになっている。また、VBは現像バイアス値、
Δはコントラスト補正分、Noutは画像露光のためのラン
プ電圧を決めるパルス数で、このパルスNoutをD/A変換
器(DA2)(図6参照)にてD/A変換して露光ランプに供給す
る。
【0039】上記式の関係は図13Aに示されており、
式(1),(2)はコントラストが充分高いフイルムを良好に
再現する場合の入力パルス数Pと出力パルス数Noutの関
係を示している。そして式(2)は全体的にフイルムが暗
い場合に対応し、ランプ電圧アップとともに現像バイア
スVBを補正して再現性を高める場合である。尚式(1)’
は感光体の感度特性等に応じてaの値が変更された場合
の式(1)を示す。
【0040】式(1),(2)はコントラストが高い場合を基
準にした出力パルス数N1を定めており、これに対し、
式(3)によるコントラスト補正分Δを加算して(式(4))、
実際の出力パルス数Noutを定める。
【0041】次にシステム速度の変更であるが、システ
ム速度は通常は高速モードになっており、このモードに
おいて、式(1),(2)の演算が次のようになった場合低速
モードに切換えられる。即ち、図13Aの(1),(2)にお
いて、最大値Pmaxが、(2)式が飽和する時の値P1と入力
パルス数の上限P2との間となり、出力パルス数が求め
られない場合、及び式(1)’において最大値Pmaxが上限P
2に達し、その際の出力パルス数NoutがNmaxに達しない
場合である。このような場合はシステム速度は高速モー
ドから低速モードに切換えられ、且つ上式(1)〜(4)のa
の値が1/2aとされてランプ電圧の演算に用いられる。図
13Aにおいて点線(1)Lは低速モード時の式(1)を示し
ている。
【0042】実施例においては、a=2〜4/3(高速モー
ド時)、α=50、β=80、γ=48、Nmax=210と設定さ
れ、この数値にもとづく演算により、画像露光量、帯電
出力、現像バイアス、システム速度が自動的に設定さ
れ、非常に劣悪なフイルムを除くほとんどのフイルムか
ら良好にポジコピーを得ることができた。
【0043】次に、ポジフイルムからポジコピーを得る
場合の説明をおこなう。ポジフイルムは極端な例を除い
てフイルムの大部分が透明であり、PmaxとPminの差は小
さくコントラスト補正をおこなう必要はほとんどない。
それ故、ポジフイルムの場合は下式(5)(6)により画像露
光量、現像バイアス、システム速度を決める。即ち、 Nout=b(Pmin−α') ・・・・(5) (Nout<Nmax,VB=300V) Nout'=b(Pmin−β') ・・・・(6) (Nout≧Nmax,VB=370V) ここで、b,α',Nmaxは実験で定められる数値であ
り、bは、サービスマン等の調整により若干変更可能
で、また、Pminに余裕があるにもかかわらずNoutが飽和
したような場合にシステム速度を低速モードに切換える
に伴って1/2の値とされる。尚、ポジフイルムの場合ほ
とんどが(5)式によって良好に再現可能であるが、フイ
ルムが劣悪であったり、高倍率レンズの使用によって露
光量が低下する際にのみ(6)式が用いられ、そして、さ
らに劣悪なフイルムである場合にシステム速度が低速モ
ードに切換えられ、(5)L式(図13B参照)が用いられ
る。
【0044】以上のように、本発明の実施例において
は、フイルムの像が複数の受光素子に受光されてネガ・
ポジの判定がおこなわれ、これにより帯電極性が定めら
れ、次に複数の受光素子の検出値によりフイルムの品質
が判定されて、画像露光光量、帯電電位、現像バイアス
及びシステム速度の変更がネガフイルムかポジフイルム
かに応じて決定される。
【0045】さて、上記の実施例ではしきい値はマーク
センサ(MS)による投影倍率の検出により定められたが、
本発明に用いられる複数の受光素子を用いて倍率を自動
的に読取ることもできる。即ち、倍率により照度比が異
なることを利用して、フイルムがない状態での受光素子
の検出値の中央と周辺との比及び全体的な受光量により
倍率を決めるのである。このようにすればマークセンサ
(MS)による倍率判別を省略することができる。尚、この
際、走査型のリーダープリンタでは複写を伴わない空ス
キャンを必要とするが、この空スキャンの指令はパネル
面にそのためのキーを設けてもよく、また、ファンクシ
ョンモードの1つとして設定してもよい。ここで記憶素
子として不揮発性メモリを用いこのメモリに検出した倍
率を記憶させておけば、倍率変更等がおこなわれない限
り空スキャンは1度でよい。
【0046】さらにまた、しきい値は銀塩、ベジキュラ
等のフイルムの種類に応じても変更するようにしてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の作像装置に
よれば、照明された原稿の画像濃度を検出する検出手段
を、原稿画像がネガ像かポジ像かを判別するネガ・ポジ
判別手段と、照明手段の照明光量を変更する変更手段と
で共用し、同じ検出データを用いてネガ・ポジ判別およ
び自動露光制御を行うので、構成部品数の低減およびそ
れに伴い小型化、コストダウンが図れるといった効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したリーダープリンタ
の断面図。
【図2】複数の受光素子の配置を示す図。
【図3】ランプ電圧とスクリーン照度の関係を異なる倍
率のレンズについて示したグラフ。
【図4】投影レンズを示す側面図。
【図5】コンデンサーレンズ移動機構を示す平面図。
【図6】本発明に係わる制御回路を概略的に示す図。
【図7】コンデンサーレンズ位置と直線型可変抵抗の抵
抗値を示すグラフ。
【図8】第1のネガ・ポジ判定方法を示す模式図。
【図9】従来技術と本発明の測定範囲を示す図。
【図10】第2のネガ・ポジ判定方法を示す模式図
【図11】複数の受光素子の実測例を示すグラフ。
【図12】システム速度を変更するための回路を示す
図。
【図13】フイルムの品質の判定を説明する図。
【符号の説明】
3 感光体 4 光源 5 コンデンサーレンズ 6 投影レンズ 12 検出基板 13 帯電チャージャ 15 現像器 S1,S2・・・・・S11 受光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照明する照明手段と、 照明された原稿の画像情報に基づいて画像を作成する作
    像手段と、 照明された原稿の画像濃度を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて原稿画像がネガ像かポ
    ジ像かを判別し、判別結果に基づいて作像手段の作像条
    件を変更するネガ・ポジ判別手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて照明手段の照明光量を
    作像時に変更する変更手段と、を備えたことを特徴とす
    る作像装置。
JP4337158A 1992-12-17 1992-12-17 作像装置 Pending JPH05249565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516645A (ja) * 2003-05-14 2007-06-21 インフォーカス コーポレイション 投影装置用のプリセット・キー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56109333A (en) * 1980-02-05 1981-08-29 Canon Inc Microfilm printer
JPS58187922A (ja) * 1982-04-28 1983-11-02 Minolta Camera Co Ltd マイクロフイルムリ−ダプリンタの自動露光制御装置

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