JPH0524812Y2 - - Google Patents

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JPH0524812Y2
JPH0524812Y2 JP1988070596U JP7059688U JPH0524812Y2 JP H0524812 Y2 JPH0524812 Y2 JP H0524812Y2 JP 1988070596 U JP1988070596 U JP 1988070596U JP 7059688 U JP7059688 U JP 7059688U JP H0524812 Y2 JPH0524812 Y2 JP H0524812Y2
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socket
ball
bearing
equatorial
pair
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の操向リンク機構およびサスペ
ンシヨン等に設けられるボールジヨイント構造に
関し、特に両端部で揺動可能なボールスタツドを
備えたボールジヨイント構造に関する。
(従来の技術) 従来、車両の操向リンクあるいはサスペンシヨ
ンの連結部等に設けられるボールジヨイント構造
においては、ボールスタツドが両端部で揺動可能
に筒状のソケツトにベアリングを介して連結され
たものが知られている。
従来のこの種のボールジヨイント構造として
は、第3図のように示されるものがある。
第3図において、101はソケツトであり、ソ
ケツト101には一端内周部に環状突部101a
が設けられ、また、他端内周部に環状溝101b
が設けられている。102はボールスタツドであ
り、ボールスタツド102は球状のボール部10
2aとボール部102aに一体的に連結された互
いに同軸な一対のスタツド部102bとからな
り、ボールスタツド102の軸心部には貫通孔1
02cが形成されている。103はプラスチツク
等からなるベアリングであり、ベアリング103
はソケツト101の内周に嵌入され、また、ベア
リング103の内周部にはボールスタツド102
のボール部102aが回動自在に接触している。
104は抜け止め用リングとしての働きをもつC
リングであり、Cリング104はソケツト101
に設けられた環状溝101bに係止され、ベアリ
ング103はソケツト101に設けられた環状突
部101aおよびCリング104によりソケツト
101内に保持されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のボールジヨイ
ント構造にあつては、抜け止め用リングとしての
Cリング104がソケツト101の環状溝101
bに係止される構成であるため、環状突部101
aおよび環状溝101b間の寸法やベアリング1
03の軸方向の長さのばらつきによつて、Cリン
グ104を環状溝101bに係止させるのが困難
であつたり、ベアリング103が軸方向にがたつ
いたりしていた。したがつて、ボールスタツド1
02のボール部102aに与えられる予圧は不均
一になり、ボールスタツドの揺動トルクがばらつ
く、あるいは回り止めを含めたベアリングの固定
が不確実になるといつた不具合があつた。
(考案の目的) そこで本考案は、ベアリングをソケツトに確実
に固定するとともに、ボールスタツドのボール部
に均一な予圧を与えて、ボールスタツドの揺動ト
ルクを安定させることを目的としている。
(課題を解決するため手段) 本考案によるボールジヨイント構造は、上記目
的達成のため、ソケツトと、ベアリングを介して
ソケツトに回動自在に連結されたボール部を有す
るボールスタツドと、を備えたボールジヨイント
構造において、前記ソケツトがボール部に対向し
て開口した赤道溝を有するよう互いに係合してか
しめ固定された一対のソケツトセグメントからな
り、これら一対のソケツトセグメントがそれぞれ
内側に球面部を有し、前記ベアリングが赤道溝に
係合して一対のソケツトセグメントに挟持された
赤道突起部および該赤道突起部と一体的に形成さ
れて一対のソケツトセグメントの球面部とボール
部に接触するベアリング部からなることを特徴と
するものである。
(作用) 本考案では、一対のソケツトセグメントがかし
め固定されると、ベアリングの赤道突起部が一対
のソケツトセグメントに両側から挟持され、ベア
リングがソケツトに対して確実に固定される。ま
た同時に、ソケツトセグメントの球面部によつ
て、ベアリングのベアリング部がボール部に一様
に付勢され、ボール部に均一な予圧が与えられ
る。したがつて、ボールスタツドの揺動トルクの
ばらつきが防止されるとともに、ベアリングの回
り止めが確実になり、簡単な構成により、所望の
安定した揺動トルクが容易に得られる。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1,2図は本考案に係るボールジヨイント構
造の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。
第1図において、1はソケツトであり、ソケツ
ト1は一対のソケツトセグメント2,3から構成
される。4はボールスタツドであり、ボールスタ
ツド4は球状のボール部4aとこのボール部4a
に一体的に連結された互いに同軸な一対のスタツ
ド部4bとからなり、ボールスタツド4の軸心部
には貫通孔4cが形成されている。ソケツトセグ
メント2は内周部に球面部2aと球面部2aより
大径の大径部2bと大径部2b側の端部に先端部
2cとを有しており、ソケツトセグメント3は内
周部に球面部3aと外周部に段差部3bとを有し
ている。ソケツトセグメント2の大径部2bには
ソケツトセグメント3が嵌入されており、ソケツ
トセグメント2の先端部2cがソケツトセグメン
ト3の段差部3bに係合するようかしめられるこ
とにより、ソケツトセグメント2および3が係合
され、ソケツト1にはボール部4aに対向して開
口する赤道溝1aが形成されている。
5はプラスチツク等からなるベアリングであ
り、ベアリング5は第2図に示すようにその外周
に赤道突起部5aおよび赤道突起部5aと一体的
に形成されたベアリング部5bから構成される。
そして、ベアリング5は組付け時にソケツト2の
球面部2aおよびソケツト3の球面部3aの形状
に沿つて変形され、ソケツト1の球面部2a,3
aとボールスタツド4のボール部4aに接触して
挟持されている。ベアリング5の赤道突起部5a
はソケツト1の赤道溝1aに係合しており、ベア
リング5のベアリング5b内周部にはボールスタ
ツド4のボール部4aが回動自在に接触してい
る。なお、6,7はゴム等の弾性部材からなるダ
ストブーツであり、ダストブーツ6,7はソケツ
ト1の両端部とボールスタツド4の一対のスタツ
ド部4bとの間に介装されており、ソケツト1の
内部に異物が混入するのを防止している。
次に、作用を説明する。
なお、本考案に係わるボールジヨイントはその
組付け構造に特徴を有するため、以下その組付け
構造を主に説明する。
まず、ソケツトセグメント2にボールスタツド
4およびベアリング5が挿入され、ソケツトセグ
メント3がベアリング5の赤道突起部5aに当接
するように嵌入される。
次いで、ソケツトセグメント2,3によつてベ
アリング5の赤道突起部5aが挟持された状態、
すなわち、ソケツト1の赤道溝1aに係合された
状態でソケツトセグメント2の先端部2cがソケ
ツトセグメント3の段差部3bに係合するようか
しめられ、ソケツトセグメント3がソケツトセグ
メント2に固定される。このとき、ベアリング5
がソケツト1にがたつきなく確実に固定されると
ともに、ベアリング5のベアリング部5bがソケ
ツト2,3により、ボールスタツド4のボール部
4aに一様に付勢されてボール部4aに均一な予
圧が与えられる。したがつて、従来のようにボー
ルスタツド4の揺動トルクがばらついたりベアリ
ングの回り止めが不確実になつたりすることな
く、簡単な構成で、所望の安定した揺動トルクが
得られる。さらに、第2図に示すように、組付け
前のベアリング5は円筒外周上に突起を設けた簡
単な形状をしているので、成形加工が容易で良好
な寸法精度が得られ、上述の揺動トルクの安定化
が促進されるとともに製造コストも低減される。
(効果) 本考案によれば、ベアリング外周に形成された
赤道突起部を一対のソケツトセグメントで挟持
し、さらに一対のソケツトセグメントによりベア
リング部をボール部に付勢するようにしているの
で、ベアリングを確実にソケツトに固定するとと
もに、ボールスタツドのボール部に均一な予圧を
与えることができ、ボールジヨイントの揺動トル
クを安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案に係るボールジヨイント構
造の一実施例を示す図であり、第1図はその断面
図、第2図はそのベアリングの組付け前の断面
図、第3図は従来のボールジヨイント構造を示す
その断面図である。 1……ソケツト、1a……赤道溝、2,3……
ソケツトセグメント、2a,3a……球面部、4
……ボールスタツド、4a……ボール部、5……
ベアリング、5a……赤道突起部、5b……ベア
リング部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソケツトと、ベアリングを介してソケツトに回
    動自在に連結されたボール部を有するボールスタ
    ツドと、を備えたボールジヨイント構造におい
    て、前記ソケツトがボール部に対向して開口した
    赤道溝を有するよう互いに係合してかしめ固定さ
    れた一対のソケツトセグメントからなり、これら
    一対のソケツトセグメントがそれぞれ内側に球面
    部を有し、前記ベアリングが赤道溝に係合して一
    対のソケツトセグメントに挟持された赤道突起部
    および該赤道突起部と一体的に形成されて一対の
    ソケツトセグメントの球面部とボール部に接触す
    るベアリング部からなることを特徴とするボール
    ジヨイント構造。
JP1988070596U 1988-05-27 1988-05-27 Expired - Lifetime JPH0524812Y2 (ja)

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JP1988070596U JPH0524812Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

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JP1988070596U JPH0524812Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

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JPH01173519U JPH01173519U (ja) 1989-12-08
JPH0524812Y2 true JPH0524812Y2 (ja) 1993-06-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58109711A (ja) * 1981-12-18 1983-06-30 ガルフ・アンド・ウエスタン・マニフアクチユアリング・カンパニ− 分解可能な密封軸受

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58109711A (ja) * 1981-12-18 1983-06-30 ガルフ・アンド・ウエスタン・マニフアクチユアリング・カンパニ− 分解可能な密封軸受

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JPH01173519U (ja) 1989-12-08

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