JPH05247295A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

含ハロゲン樹脂組成物

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JPH05247295A
JPH05247295A JP8032092A JP8032092A JPH05247295A JP H05247295 A JPH05247295 A JP H05247295A JP 8032092 A JP8032092 A JP 8032092A JP 8032092 A JP8032092 A JP 8032092A JP H05247295 A JPH05247295 A JP H05247295A
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JP
Japan
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bis
acid
amino acid
tin
methane
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Application number
JP8032092A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akamine
博司 赤嶺
Nobuo Kawashima
信雄 川島
Masahito Saito
雅人 斎藤
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Nissan Fine Organic Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nissan Fine Organic Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱安定性及び着色防止性に優れた含ハロゲン
樹脂組成物を提供する。 【構成】(A) 含ハロゲン樹脂100重量部、(B)
アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、および(C)
β−ジケトン化合物および多価アルコール類から選ばれ
る一種又は二種以上の化合物0.01〜5重量部より成
ることを特徴とする含ハロゲン樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含ハロゲン樹脂組成物に
関する。さらに詳しくは、アミノ酸亜鉛塩を用いた、熱
安定性、着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、含ハロゲン樹脂は、熱及び光の
作用によつて劣化を招きやすく、その結果として変色分
解、機械的強度の低下などを引き起こし、成型品の商品
価値を低下させ、長時間の使用に耐えられない等の問題
を生じている。この為種々の安定剤が提案されている。
【0003】特開昭54−55,047号公報には、塩
化ビニル系樹脂にアミノ酸金属塩又はその誘導体を配合
して熱安定性のすぐれた組成物とすることが開示されて
いる。アミノ酸金属塩又はその誘導体は熱安定性のみな
らず、加工性の点でかなり優れていることが明らかとな
つている。該アミノ酸金属塩としては、カルシウム塩、
亜鉛塩などが用いられており、安定化時間が極めて長
く、かつ生理的毒性が比較的少ないなどの長所を有す
る。
【0004】
【発明が解決すべき問題点】本発明の目的は、新規な含
ハロゲン樹脂組成物を提供することにある。本発明の他
の目的は、アミノ酸金属塩又はその誘導体のみを含有す
る含ハロゲン樹脂組成物よりも、さらに熱安定性および
着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物を提供するこ
とにある。
【0005】本発明のさらに他の目的は、アミノ酸金属
塩又はその誘導体のみを含有する含ハロゲン樹脂組成物
よりも、さらに成形加工性の改善された含ハロゲン樹脂
組成物を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的および利点は、以
下の説明から明らかとなろう。
【0007】
【問題点を解決する為の手段】本発明によれば、本発明
のかかる目的および利点は、(A) 含ハロゲン樹脂1
00重量部、(B) アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量
部、および(C) β−ジケトン化合物および多価アル
コール類から選ばれる一種又は二種以上の化合物0.0
1〜5重量部の緊密な混合物からなる含ハロゲン樹脂組
成物によつて達成される。
【0008】本発明の組成物における含ハロゲン樹脂
(A)としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフツ
化ビニル、臭素化ポリエチレン、塩化ゴム、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−アクリロニトリル三元共重合体、塩化ビニル−
ブタジエン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢
酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合
体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体等のポリハロゲ
ン化ビニル類、或いはポリオレフイン類をハロゲン化し
て得られる重合体、ハロゲン化樹脂の共重合体類、及び
これ等ハロゲン含有樹脂とABS樹脂、MBS樹脂、E
VA樹脂、ブタジエン、ウレタン酢酸ビニル等とのポリ
マーブレンドを挙げることができる。
【0009】これらのうち、ポリ塩化ビニル、塩素化ポ
リエチレン、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ルエチレン共重合体並びにポリ塩化ビニルとABS樹
脂、MBS樹脂、EVA樹脂あるいはポリウレタンとの
ポリマーブレンド品が特に好ましい。
【0010】アミノ酸亜鉛塩(B)としては、例えばア
ミノ酸のカルボキシル基1当量当り亜鉛が0.8〜3当
量で含有される塩が好ましく用いられる。これらのう
ち、特に好ましくは、アミノ酸のカルボキシル基1当量
当り、亜鉛がほぼ当量〜2当量で存在する等量塩または
塩基性塩である。
【0011】かかる亜鉛塩はアミノ酸に、例えば酸化亜
鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛源を反応させることによつて製
造することができる。
【0012】アミノ酸亜鉛塩(B)を与えるアミノ酸と
しては、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸または複素環
族アミノ酸等いずれでも良いが、好ましくは脂肪族アミ
ノ酸である。アミノ酸としては、例えば、グリシン、ア
ラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、セ
オニン、リジン、δ−ハイドロキシリジン、アルギニ
ン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グ
ルタミン、シスチン、メチオニン、チトルリン、システ
イン、フエニルアラニン、チロシン、チロニン、チロキ
シン、オキシプロリン、プロリン、トリフトフアン、フ
エニルグリシン、ヒスチジン、ピロリドンカルボン酸、
オルニチン、スレオニン、γ−アミノ酪酸、アントラニ
ル酸およびm−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、
γ−アミノカプロン酸、ダルタチオン、グリシルグリシ
ン、等が挙げられる。
【0013】アミノ酸亜鉛塩は上記アミノ酸の単独の亜
鉛塩あるいは二種以上のアミノ酸から成る亜鉛塩であつ
ても良い。
【0014】アミノ酸亜鉛塩はいずれも微細に粉砕され
た粉体例えば平均粒径10μm以下の粉体として使用す
るのが望ましい。
【0015】本発明における(C)としては、β−ジケ
トン化合物および多価アルコール類から選ばれる一種又
は二種以上の化合物である。
【0016】β−ジケトン化合物としては、デヒドロ酢
酸、デヒドロプロピオニル酢酸、デヒドロベンゾイル酢
酸、シクロヘキサン−1,3−ジオン、ジメドン、2,
2′−メチレンビスシクロヘキサン−1,3−ジオン、
2−ベンジルシクロヘキサン−1,3−ジオン、アセチ
ルテトラロン、パルミトイルテトラロン、ステアロイル
テトラロン、ベンゾイルテトラロン、2−アセチルシク
ロヘキサノン、2−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−
アセチル−シクロヘキサン−1,3−ジオン、ベンゾイ
ル−p−クロルベンゾイルメタン、ビス(4−メチルベ
ンゾイル)メタン、ビス(2−ヒドロキシベンゾイル)
メタン、ベンゾイルアセチルメタン、トリベンゾイルメ
タン、ジアセチルベンゾイルメタン、ステアロイル・ベ
ンゾイルメタン、パルミトイル・ベンゾイルメタン、ラ
ウロイル・ベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、4
−メトキシベンゾイル・ベンゾイルメタン、ビス(4−
メトキシベンゾイル)メタン、ビス(4−クロルベンゾ
イル)メタン、ビス(3,4−メチレンジオキシベンゾ
イル)メタン、ベンゾイル・アセチル・オクチルメタ
ン、ベンゾイル・アセチル・フエニルメタン、ステアロ
イル・4−メトキシベンゾイルメタン、ビス(4−t−
ブチルベンゾイル)メタン、ベンゾイル・アセチル・エ
チルメタン、ベンゾイル・トリフルオル・アセチルメタ
ン、ジアセチルメタン、ブタノイル・アセチルメタン、
ヘプタノイル・アセチルメタン、トリアセチルメタン、
ジステアロイルメタン、ステアロイル・アセチルメタ
ン、パルミトイル・アセチルメタン、ラウロイル・アセ
チルメタン、ジピバロイルメタン、アセチルホルミルメ
チルメタン、ベンゾイルフエニルアセチルメタン、ベン
ゾイルホルミルメタン、ビスシクロヘキサノイルメタン
等が挙げられる。また、これらの化合物の金属塩も有用
であり、この金属塩を与える金属としては例えば、リチ
ウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、
ジルコニウム、スズ等が挙げられる。
【0017】多価アルコール類としては、2価以上のア
ルコール類で良いが、特に好ましくは、3価以上の多価
アルコールである。この特に好ましい3価以上の多価ア
ルコールとしては、例えばトリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、グリセリン、2−ヒドロキシメチ
ル−3−メチルブタン−1,3−ジオール、3−メチル
ペンタン−1,3,5−トリオール、トリス−(2−ヒド
ロキシエチル)イソシアヌレート、ヘキサン−1,2,6
−トリオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチルブタ
ン−1,3−ジオール、2,4−ジメチル−3−ヒドロキ
シメチルペンタン−2,4−ジオール、ペンタエリスリ
トール、ジグリセリン、ジトリメチロールエタン、ジト
リメチロールプロパン、2,2,6,6−テトラメチロー
ルシクロヘキサノール、ジペンタエリスリトール、イノ
シトール、マニトール、ソルビトール、ポリペンタエリ
スリトール、エリスリトール、更には、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体をカ性ソーダでケン化した、含ハロゲン樹
脂への相溶性の改善されたエチレン−ポリビニルアルコ
ール等が挙げられる。
【0018】本発明の多価アルコール類は、多価アルコ
ールのカルボン酸との部分エステルをも包含するもので
ある。多価アルコールのカルボン酸部分エステルは、前
述の多価アルコールと、カルボン酸を反応することで合
成される。
【0019】多価アルコールのカルボン酸部分エステル
の例としては、例えばグリセリン・モノオレエート、グ
リセリン・モノステアレート、ポリグリセリン・オレエ
ート、ポリグリセリン・ステアレート、ポリグリセリン
・アジペート、ビス(トリメチロールプロパン)・アジ
ペート、ビス(トリメチロールエタン)・イタコネー
ト、ビス(トリメチロールプロパン)・テレフタレー
ト、ビス[トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト]・アジペート、ペンタエリスリトール・モノステア
レート、ビス(ペンタエリスリトール)・テレフタレー
ト、ビス(ペンタエリスリトール)・スクシネート、ジ
ペンタエリスリトール・ジアジペート、ビス(ジペンタ
エリスリトール)・テレフタレート、ビス(ジペンタエ
リスリトール)・テレフタレート・アジペート、ビス
(ジペンタエリスリトール)・セバケート、ビス(ジペ
ンタエリスリトール)・セバケート・アセテート、ビス
(ジペンタエリスリトール)・フタレート、ビス(ジペ
ンタエリスリトール)・イソフタレート、ビス(ジペン
タエリスリトール)・チオジプロピオネート、ビス(ジ
ペンタエリスリトール)・マレエート、ビス(ジペンタ
エリスリトール)・マリート、ビス(ジペンタエリスリ
トール)・ニトリロトリアセテート、トリス(ジペンタ
エリスリトール)・トリメリテート、テトラ(ジペンタ
エリスリトール)・ピロメリテート、ジペンタエリスリ
トール・モノアセテート、ジペンタエリスリトール・モ
ノオクタノエート、ジトリメチロールプロパン・テレフ
タレート、ビス(ジトリメチロールプロパン)・テレフ
タレート、トリペンタエリスリトール・フタレート、ポ
リ(モノ、ジ、トリ混合)ペンタエリスリトール・テレ
フタレート、ビス(ソルビトール)・アジペート・オク
タノエート、ビス(ソルビトール)・サイトレートなど
があげられる。
【0020】本発明の組成物は、含ハロゲン樹脂100
重量部に対しアミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、好ま
しくは0.3〜5重量部、β−ジケトン化合物および多
価アルコール類から選ばれる一種又は二種以上の化合物
0.01〜5重量部、好ましくは0.03〜2重量部の重
量割合を有する。
【0021】本発明の組成物は、成型加工時に於ける熱
安定性のみならず、成型品の屋外での使用時の耐候劣化
防止についても特異な改善効果を示すものである。
【0022】本発明の組成物に更に、有機錫化合物、有
機ホスフアイト化合物および含N非金属安定剤を併用す
ることにより、すぐれた相乗効果を得ることができる。
【0023】このような有機錫化合物の例としては、ジ
ブチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジオクチル
錫−β−メルカプトプロピオネート、ジブチル錫メルカ
プトアセテート、モノブチル錫トリス(イソオクチルメ
ルカプトアセテート)、モノオクチル錫トリス(2−エ
チルヘキシルメルカプトアセテート)ジブチル錫ビス
(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジオクチル錫
ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジオクチ
ル錫ビス(2−エチルヘキシルメルカプトアセテー
ト)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテ
ート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプトプロ
ピオネート)、モノブチル錫トリス(イソオクチルメル
カプトプロピオネート)、ビス[モノブチルジ(イソオ
クトキシカルボニルメチレンチオ)錫]サルフアイド、
ビス[ジブチルモノ(イソオクトキシカルボニルメチレ
ンチオ)錫]サルフアイド、モノブチルモノクロル錫ビ
ス(イソオクチルメルカプトプロピオネート)、モノブ
チルモノクロロ錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテ
ート)、モノブチルモノクロロ錫ビス(ラウリルメルカ
プタイド)、ジブチル錫ビス(エチルセルソロブマレー
ト)、ビス(ジオクチル錫ラウレート)マレート、ビス
(ジオクチル錫ブチルマレート)マレート、ビス(メチ
ル錫ジイソオクチルチオグリコレート)ジサルフアイ
ド、ビス(メチル/ジメチル錫モノ/ジイソオクチルチ
オグリコレート)ジサルフアイド、ビス(メチル錫ジイ
ソオクチルチオグリコレート)トリサルフアイド、ビス
(ブチル錫ジイソオクチルチオグリコレート)トリサル
フアイド、2−メトキシカルボニルエチル錫トリス(ブ
チルチオグリコレート)、2−メトキシカルボニルエチ
ル錫トリス(イソオクチルチオプロピオネート)、2−
ブトキシカルボニルエチル錫トリス(ステアリルチオプ
ロピオネート)、2−メトキシカルボニルエチル錫トリ
ス(イソオクチルチオグリコレート)、2−メトキシカ
ルボニルプロピル錫トリス(オクチルチオグリコレー
ト)、2−メトキシカルボニルエチル錫トリス(2−エ
チルヘキシルチオプロピオネート)、2−メトキシカル
ボニルエチル錫サルフアイドポリマー、2−エトキシカ
ルボニルプロピル錫サルフアイドポリマー、2−ブトキ
シカルボニルエチル錫サルフアイドポリマー、2−イソ
プロポキシカルボニルエチル錫サルフアイドポリマー、
ビス(2−メトキシカルボニルエチル)錫ビス(イソオ
クチルチオグリコレート)、ビス(コーメトキシカルボ
ニルエチル)錫ビス(2−エチルヘキシルチオグリコレ
ート)、ビス(メトキシカルボニルエチル)錫ビス(2
−エチルヘキシルチオプロピオネート)、ビス(2−ブ
トキシカルボニルエチル)錫ビス(ブチルチオグリコレ
ート)、ビス(2−メトキシカルボニルエチル)錫ビス
(ステアリノルチオグリコレート)、ビス(2−エトキ
シカルボニルプロピル)錫ビス(ラウリルチオグリコレ
ート)、ビス(2−イソプロポキシカルボニルエチル)
錫ビス(イソオクチルチオプロピオネート)、ビス(2
−メトキシカルボニルエチル)錫サルフアイドポリマ
ー、ビス(2−メトキシカルボニルプロピル錫サルフア
イドポリマー、ビス(2−プロポキシカルボニルエチ
ル)錫サルフアイドポリマー、ビス(コーメトキシカル
ボニルエチル)錫サルフアイドポリマー、ビス(2−メ
トキシカルボニルエチル)錫マレートポリマー、ビス
(2−エトキシカルボニルエチル)錫ジラウレート、ビ
ス(2−メトキシカルボニルイソプロポキシ)錫ジラウ
レート、ビス(2−メトキシカルボニルエチル)錫ビス
(イソオクチルマレート)メチルスタノイツク酸、ブチ
ルスタノイツク酸、オクチルスタノイツク酸、ジメチル
錫オキサイド、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫オ
キサイド、ジメチル錫サルフアイド、ジブチル錫サルフ
アイド、ジオクチル錫サルフアイド、ジシクロヘキシル
錫サルフアイド、モノブチル錫オキサイド・サルフアイ
ドメチルチオスタノイツク酸、ブチルチオスタノイツク
酸、オクチルチオスタノイツク酸、ジブチル錫ラウレー
ト、ジブチル錫ステアレート、ジオクチル錫ジオレー
ト、ジブチル錫塩基性ラウレートジブチル錫ジクロトネ
ート、ジブチル錫ビス(ブトキシジエチレングリコール
マレート)、ジブチル錫ジメタクリレート、ジブチル錫
ジシンナメート、ジオクチル錫ビス(オレイルマレー
ト)、ジブチル錫ビス(ステアリルマレート)、ジブチ
ル錫イタコネート、ジオクチル錫マレート、ジアミル錫
ビス(シクロヘキシルマレート)、ジメチル錫ジクロト
ネート、ジエチル錫ビス(イソオクチルシトフコネー
ト)、ジプロピル錫ビス(ベンジルマレート)、ジイソ
ブチル錫ビス(プロピルマレート)、ジシクロヘキシル
錫マレート、ジオクチル錫ビス(ブチルマレート)、ジ
ブチル錫ジメトキシド、ジブチル錫ジラウロキシド、ジ
オクチル錫エチレングリコキシド、ペンタエリスリトー
ル・ジブチル錫オキシド縮合物、ジブチル錫ビス(ラウ
リルメルカプタイト)、ジメチル錫ビス(ステアリルメ
ルカプタイト)、モノブチル錫トリス(ラウリルメルカ
プタイト)、等が挙げられる。
【0024】有機ホスフアイト化合物の例としては、ジ
フエニルデシルホスフアイト、トリフエニルホスフアイ
ト、トリス−ノニルフエニルホスフアイト、トリデシル
ホスフアイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフア
イト、トリブチルホスフアイト、トリス(ジノニルフエ
ニル)ホスフアイト、トリラウリルトリチオホスフアイ
ト、トリラウリルホスフアイト、ビス(ネオペンチルグ
リコール)−1,4−シクロヘキサンジメチルホスフア
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスフアイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2′−メチ
ル−5′−第3ブチル−4′−オキシフエニル)ブタン
ジホスフアイト、テトラ(C12〜C15混合アルキル)
4,4′−イソプロピリデンジフエニルホスフアイト、
トリス(4−オキシ−2,5−ジ−第3ブチルフエニ
ル)ホスフアイト、トリス(4−オキシ−3,5−ジ−
第3ブチルフエニル)ホスフアイト、2−エチルヘキシ
ルジフエニルホスフアイト、トリス(モノ、ジ混合ノニ
ルフエニル)ホスフアイト、水素化−4,4′−イソプ
ロピリデンジフエノールポリホスフアイト、ジフエニル
・ビス[4,4′−n−ブチリデンビス(2−第3ブチ
ル−5−メチルフエノール)]チオジエタノールジホス
フアイト、ビス(オクチルフエニル)・ビス[4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)]−1,6−ヘキサンジオールジホスフアイ
ト、フエニル−4,4′−イソプロピリデンジフエノー
ル・ペンタエリスリトールジホスフアイト、フエニルジ
イソデシルホスフアイト、テトラトリデシル−4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)ジホスフアイト、トリス(2,4−ジ−第3
ブチルフエニル)ホスフアイト、トリステアリルホスフ
アイト、オクチルジフエニルホスフアイト、ジフエニル
トリデシルホスフアイト、フエニルジ(トリデシル)ホ
スフアイト、トリス(2−シクロヘキシルフエニル)ホ
スフアイト、ジトリデシル・ジ(2−シクロヘキシルフ
エニル)・水添ビスフエノールA・ジホスフアイト、ジ
(2,4−ジ−第3ブチルフエニル)シクロヘキシルホ
スフアイト、2,4−ジ−第3ブチルフエニル・ジイソ
デシルホスフアイト、トリス(ブトキシエトキシエチ
ル)ホスフアイト、ポリ−4,4′−イソプロピリデン
ジフエノールネオドール25アルコールホスフアイト、
ジフエニルアシドホスフアイト、ビス(2−シクロヘキ
シルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(2,4−ジ
−第3ブチルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(ノ
ニルフエニル)アシドホスフアイト、ジベンジルアシド
ホスフアイト、ポリジプロピレングリコールフエニルホ
スフアイト、4,4′−イソプロピリデンジフエニルア
ルキルホスフアイトなどが挙げられる。
【0025】含N非金属安定剤の例としては、尿素系、
チオ尿素系、グアニジン系、アミン系、アミノ酸系、チ
アゾール系、イミダゾール系、アミド又はイミド系等の
各誘導体を挙げることができる。
【0026】更に、尿素系誘導体としては、尿素の他に
N,N−ジステアリル尿素、N,N−ビス(カルボエトキ
シイソプロペニル)尿素などのモノ又はジアルキル尿
素、セミカルバジドなどのアミノ尿素、モノフエニル尿
素などのアリール尿素、p−フエネチル尿素などの置換
フエニル尿素、モノウレイド又はジウレイドなどのアシ
ル尿素などが挙げられる。
【0027】また、アシル尿素においては環状のものが
好ましく、これらにはパラパン酸、バルビツル酸、ジア
ルル酸、アロキサン、ウラシル、ヒダントイン、5−メ
チルヒダントイン等がある。
【0028】チオ尿素系誘導体としては、チオ尿素の他
にモノフエニルチオ尿素、N,N′−ビフエニルチオ尿
素、O−トリルチオ尿素、N,N′−ジ−O−トリルチ
オ尿素、ジフエニルビスチオ尿素、ジフエニル−p−フ
エニレンジチオ尿素、ジフエニル−m−フエニレンジチ
オ尿素、ジフエニルチオカルバゾンなどが挙げられ、グ
アニジン系誘導体としてはグアニジンの他にシアノグア
ニジン、O−トリルグアニジンなどが挙げられる。アミ
ン系誘導体としてはα−又はβ−ナフチルアミン、フエ
ニレン又はナフチレンジアミン、フエニルβ−ナフチル
アミン、アルドール−α−ナフチルアミンなどが挙げら
れ、更にはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ヘキサメチレンテトラミン、α−フエニルインド
ール、メラミン、メラミンイソシアネート、グアニジン
等を挙げることができる。
【0029】アミノ酸系誘導体としては、β−エチルア
ミノクロトネート1,3−ブタンジオールビス(アミノ
クロトネート)などのアミノクロトン酸アルキル又はア
リールエステル又はヒドラゾンなどが挙げられる。チア
ゾール系誘導体としてはチアゾール、ジベンゾチアゾー
ルスルフイドなどが挙げられ、イミダゾール系としては
イミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾールなど
が挙げられる。アミド系又はイミド系誘導体としては、
スクミンイミド、グルタルイミド、フタルイミド、O−
スルホベンズイミド、N−フエニル−β−メルカプトプ
ロピオンアミド、ニトリロトリ酢酸トリアルキルアミド
又はアニリドなどが挙げられる。
【0030】また本発明に使用できる含N非金属系安定
剤には、上記化合物の他に、メチル−3−アミノフエニ
ルスルホン、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン、
S−トリアジン系化合物、ピリミジン系化合物、プリン
系化合物、ホルムアルデヒド−フエノール−メチルアミ
ン縮合物、置換アミン−二塩基酸縮合物、エタノールア
ミン−不飽和酸縮合物、メラミン−ホルマール縮合物、
尿素−ホルマール樹脂等も挙げられる。
【0031】本発明の組成物は、上記組成物の他に更に
含ハロゲン樹脂に慣用の物質を含有することができる。
そのような物質として例えば、有機酸の金属塩類、金属
の酸化物、水酸化物、塩基性無機酸塩類、抗酸化剤、有
機燐酸の金属塩、ハイドロタルサイト類化合物、紫外線
吸収剤、界面活性剤、可塑剤、充填剤、顔料、蛍光剤、
加工助剤、強化剤、発泡剤、難燃剤、カツプリング剤、
架橋剤、帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止剤、
表面処理剤、滑剤、防黴剤、殺菌剤、金属不活性化剤、
離型剤、ヒンダードアミン系紫外線安定剤等を挙げるこ
とができる。
【0032】また、アミノ酸亜鉛(B)の含ハロゲン樹
脂へ配合される際の形態については、例えば、有機酸の
金属塩類あるいは、上記慣用の物質によつてその表面層
をコーテングされていても良い。さらには、ケイ酸又は
ケイ酸塩類の表面層に於てあるいは細孔を利用してマト
リツクスを形成させる方法、更にはハイドロタルサイト
類化合物の如き無機粉体化合物との固溶体を若干の溶融
化合物の介在の基で作りマトリツクスを形成させる方法
等で用いられても良い。本発明の組成物は、上記の各成
分(A)、(B)、(C)を、例えば含ハロゲン樹脂
(A)が少くとも溶融する温度よりも高い温度におい
て、混合混練することによつて製造することができる。
【0033】次に実施例によつて本発明組成物の安定化
効果を具体的に示す。しかしながら本発明はこれらの実
施例によつて限定されるものではない。
【0034】尚着色防止性を評価するために試験片の初
期着色を目視によつて判定した。観察された着色度合
(無色〜黄色〜褐色)は、下記の様に対応する数値で表
わした。
【0035】
【0036】
【実施例】実施例1 本発明組成物の安定化効果をみるため、次の配合により
カレンダー加工、熱プレス加工を行い、試験用シートを
作成した。次にギヤー式熱老化試験により180℃での
熱安定性、および10分後における初期着色を調べた。
その結果を第1表に示す。
【0037】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂(A) 100 重量部 ステアリン酸Ca 0.4 〃 ステアリン酸Zn 0.6 〃 ハイワツクス200P(ポリエチレンワツクス) 0.2 〃 アミノ酸亜鉛(B) (種類第1表) (配合量第1表) 本発明(C)の化合物(種類第1表) (配合量第1表)
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】注)*1 塩基性グリシン亜鉛 実施例1−3、1−8ではグリシンのカルボキシル基1
当量当りZnが1.5当量の塩基性グリシン亜鉛を使
用。
【0041】*2 ST−210 プレンライザー ST−210 味の素(株)製、ジペンタエリスリトールアジピン酸部
分エステル。
【0042】*3 ソアレジンAP 日本合成化学(株)製、エチレン酢酸ビニル共重合体を
ケン化して得られるエチレンポリビニルアルコール共重
合体。
【0043】実施例2 本発明組成物に更に、有機錫化合物、有機ホスフアイト
化合物および含N非金属安定剤を併用することにより、
すぐれた相乗効果を得ることができる。下記の配合を用
い、実施例1と同様な方法で試料を作成し、185℃に
於けるギヤー老化試験機を用いて、熱安定性および10
分後の初期着色性を調べた。
【0044】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂(A) 100 重量部 DOP 45 〃 ラウリン酸Ca 0.6 〃 オクチル酸Zn 0.3 〃 パラフインワツクス 0.2 〃 グリシン亜鉛(B) (種類第2表) 配合量第2表 本発明(C)の化合物(種類第2表) 配合量第2表 併用化合物 (種類第2表) 配合量第2表
【0045】
【表3】
【0046】実施例3 本発明組成物の成型加工性および安定性評価のため、次
の配合により押出加工およびサイジング加工を行い、引
張試験片を作成した。次に12ケ月の屋外バクロ試験を
行ない、引張試験を行なつた。試験結果は、屋外バクロ
を行なわないオリジナル試験片も同様に引張試験を行な
い、その伸び残の保持率で表わした。結果を第3表に示
した。
【0047】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂(A) 100 重量部 炭酸カルシウム 5 〃 酸化チタン 0.5 〃 ステアリン酸Ca 0.3 〃 ステアリン酸Zn 0.7 〃 ハイワツクス220MP(ポリエチレンワツクス) 0.3 〃 ジブチル錫マレエート 0.3 〃 2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)− ベンゾトリアゾール 0.03〃 アミノ酸亜鉛(B) (種類第3表) 1.5 〃 本発明(C)の化合物(種類第3表) (配合量第3表)
【0048】
【表4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 含ハロゲン樹脂100重量部、 (B) アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、および (C) β−ジケトン化合物および多価アルコール類か
    ら選ばれる一種又は二種以上の化合物0.01〜5重量
    部 より成ることを特徴とする含ハロゲン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 アミノ酸亜鉛塩を与えるアミノ酸がグリ
    シンおよび又はグルタミン酸である請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 アミノ酸亜鉛塩が塩基性塩である請求項
    1の組成物。
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