JPH05246429A - 紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱 - Google Patents
紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱Info
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- JPH05246429A JPH05246429A JP4122992A JP4122992A JPH05246429A JP H05246429 A JPH05246429 A JP H05246429A JP 4122992 A JP4122992 A JP 4122992A JP 4122992 A JP4122992 A JP 4122992A JP H05246429 A JPH05246429 A JP H05246429A
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- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/08—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
- B65D83/0847—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls
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Abstract
(57)【要約】
【目的】最近の廃棄物処理問題に関連して、金属製鋸刃
が付いていると言う理由で、家庭用の金属製鋸刃付のラ
ップフィルム収納紙箱の、使用後の廃棄物としての焼却
処分や製紙原料としての再資源化などに問題があって、
金属製鋸刃に代えて、紙製鋸刃を設けたラップフィルム
収納紙箱の要請が高まっている。 【構成】本発明は、前面板と下底板と後面板と上蓋板と
前蓋板とを順に連設して、少なくとも左右に側面板を連
設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱であって、
前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設けて、この紙製
鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横長状舌片
(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したものであっ
て、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であって、ラップフ
ィルム(30)の引出しが容易で、紙製鋸刃(10)の切断耐久
性が優れた紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱で
ある。
が付いていると言う理由で、家庭用の金属製鋸刃付のラ
ップフィルム収納紙箱の、使用後の廃棄物としての焼却
処分や製紙原料としての再資源化などに問題があって、
金属製鋸刃に代えて、紙製鋸刃を設けたラップフィルム
収納紙箱の要請が高まっている。 【構成】本発明は、前面板と下底板と後面板と上蓋板と
前蓋板とを順に連設して、少なくとも左右に側面板を連
設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱であって、
前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設けて、この紙製
鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横長状舌片
(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したものであっ
て、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であって、ラップフ
ィルム(30)の引出しが容易で、紙製鋸刃(10)の切断耐久
性が優れた紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用のアルミホイル
や樹脂フィルムなどの、廃棄時の処理が容易な紙製鋸刃
を設けたラップフィルム収納紙箱に関するものである。
や樹脂フィルムなどの、廃棄時の処理が容易な紙製鋸刃
を設けたラップフィルム収納紙箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、紙箱内に収納した巻取状のア
ルミホイルや樹脂フィルムなどの、ラップフィルムの一
端を必要長さだけ引出して、切断して使用する各種形状
の家庭用の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱が広
く用いられている。また従来から、家庭用のラップフィ
ルム収納紙箱の金属製鋸刃に代えて、樹脂類などを塗布
して硬化させた紙製鋸刃が多数試みられていて、例えば
実公昭47-34588号公報では、紙製鋸刃部分に硅酸ソーダ
ーやエポキシ樹脂やメラミン樹脂などを塗布して乾燥し
た考案が開示されていて、また例えば特開平1-267152号
公報では、紙製鋸刃部分の紙質層の切断面から、硬化性
樹脂溶液などを高濃度に含浸して硬化させた発明が開示
されている。
ルミホイルや樹脂フィルムなどの、ラップフィルムの一
端を必要長さだけ引出して、切断して使用する各種形状
の家庭用の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱が広
く用いられている。また従来から、家庭用のラップフィ
ルム収納紙箱の金属製鋸刃に代えて、樹脂類などを塗布
して硬化させた紙製鋸刃が多数試みられていて、例えば
実公昭47-34588号公報では、紙製鋸刃部分に硅酸ソーダ
ーやエポキシ樹脂やメラミン樹脂などを塗布して乾燥し
た考案が開示されていて、また例えば特開平1-267152号
公報では、紙製鋸刃部分の紙質層の切断面から、硬化性
樹脂溶液などを高濃度に含浸して硬化させた発明が開示
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最近の、地球環境に係
る廃棄物処理問題に関連して、金属製鋸刃が付いている
と言う理由で、家庭用の金属製鋸刃付のラップフィルム
収納紙箱の、使用後の廃棄物としての焼却処分や製紙原
料としての再資源化などに問題があって、金属製鋸刃に
代えて紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱の要請
が高まっている。
る廃棄物処理問題に関連して、金属製鋸刃が付いている
と言う理由で、家庭用の金属製鋸刃付のラップフィルム
収納紙箱の、使用後の廃棄物としての焼却処分や製紙原
料としての再資源化などに問題があって、金属製鋸刃に
代えて紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱の要請
が高まっている。
【０００４】また、家庭用のラップフィルム収納紙箱の
金属製鋸刃に代えて、樹脂類などを塗布して硬化させた
紙製鋸刃を実用化するに当っては、紙箱内に収納した巻
取状のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、ラップフィ
ルムの一端を必要長さだけ簡単に引出して、容易に切断
して便利に使用できる紙箱の形状に加えて、紙製鋸刃を
補強して保護できる紙箱の形状の紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱が要請されているものである。
金属製鋸刃に代えて、樹脂類などを塗布して硬化させた
紙製鋸刃を実用化するに当っては、紙箱内に収納した巻
取状のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、ラップフィ
ルムの一端を必要長さだけ簡単に引出して、容易に切断
して便利に使用できる紙箱の形状に加えて、紙製鋸刃を
補強して保護できる紙箱の形状の紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱が要請されているものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上のような、家庭用の
紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱の要請に鑑
み、本発明は、図１及び図２に示すように、折り目線
(番号のない１点鎖線,以下同じにつき省略)を介して、
前面板(20)と下底板(21)と後面板(22)と上蓋板(23)と前
蓋板(24)とを順に連設して、少なくとも左右に側面板(2
7,27)を連設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱
であって、前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設け
て、この紙製鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介し
て横長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着した
ことによって、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であっ
て、ラップフィルム(30)の引出しが容易で、補強した紙
製鋸刃(10)の切断耐久性が優れた紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱を提供するものである。
紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱の要請に鑑
み、本発明は、図１及び図２に示すように、折り目線
(番号のない１点鎖線,以下同じにつき省略)を介して、
前面板(20)と下底板(21)と後面板(22)と上蓋板(23)と前
蓋板(24)とを順に連設して、少なくとも左右に側面板(2
7,27)を連設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱
であって、前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設け
て、この紙製鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介し
て横長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着した
ことによって、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であっ
て、ラップフィルム(30)の引出しが容易で、補強した紙
製鋸刃(10)の切断耐久性が優れた紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱を提供するものである。
【０００６】本発明の、折り目線を介して、前面板(20)
と下底板(21)と後面板(22)と上蓋板(23)と前蓋板(24)と
を順に連設して、少なくとも左右に側面板(27,27)を連
設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱について
は、従来の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱と同
様であって、通常の印刷をした２７０〜３５０g/m2のコ
ートボール紙などの適宜の板紙を、通常の打抜工程で打
抜型を用いて、図１に示すようなラップフィルム収納紙
箱のブランクを、何等の制約なく作成することが出来る
ものである。
と下底板(21)と後面板(22)と上蓋板(23)と前蓋板(24)と
を順に連設して、少なくとも左右に側面板(27,27)を連
設した横長直方体のラップフィルム収納紙箱について
は、従来の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱と同
様であって、通常の印刷をした２７０〜３５０g/m2のコ
ートボール紙などの適宜の板紙を、通常の打抜工程で打
抜型を用いて、図１に示すようなラップフィルム収納紙
箱のブランクを、何等の制約なく作成することが出来る
ものである。
【０００７】本発明のラップフィルム収納紙箱の、前面
板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設ける方法について
は、例えば本願出願人に係る実願平3-28696号に示した
ような、両面切削した刃先を鋭く擦り合せする方法や片
面切削した刃先を鋭く折り曲げる方法などで作成した、
鋭い頂点を形成した鋸刃状の打抜刃を打抜型に設けて、
又は従来の金属製鋸刃を切断作成する金型と同一の、鋭
い頂点を形成した鋸刃状の金型を打抜型に設けて、前述
の通常の打抜工程でのラップフィルム収納紙箱のブラン
ク作成と同時に、このラップフィルム収納紙箱の前面板
(20)の上端部に、鋭い頂点の角度が３０〜１２０度で間
隔が１〜５mmの紙製鋸刃(10)を設けるものである。
板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設ける方法について
は、例えば本願出願人に係る実願平3-28696号に示した
ような、両面切削した刃先を鋭く擦り合せする方法や片
面切削した刃先を鋭く折り曲げる方法などで作成した、
鋭い頂点を形成した鋸刃状の打抜刃を打抜型に設けて、
又は従来の金属製鋸刃を切断作成する金型と同一の、鋭
い頂点を形成した鋸刃状の金型を打抜型に設けて、前述
の通常の打抜工程でのラップフィルム収納紙箱のブラン
ク作成と同時に、このラップフィルム収納紙箱の前面板
(20)の上端部に、鋭い頂点の角度が３０〜１２０度で間
隔が１〜５mmの紙製鋸刃(10)を設けるものである。
【０００８】本発明のラップフィルム収納紙箱の、前面
板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部の内面に、
折り目線を介して横長状舌片(25)を連設した紙製補強片
(26)を貼着する方法については、前述の通常の打抜工程
でのラップフィルム収納紙箱のブランク作成と同時に、
余白部分を打抜くなどして作成した図１に示すような横
長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を、図３に示す
ように、少なくとも前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸
刃(10)の刃の高さ分(１〜５mm)だけを残して、紙製鋸刃
(10)の下部の内面と紙製補強片(26)の上部の表面とを、
適宜の接着剤を用いて適宜の方法で貼合せして、紙製鋸
刃(10)を補強するものである。
板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部の内面に、
折り目線を介して横長状舌片(25)を連設した紙製補強片
(26)を貼着する方法については、前述の通常の打抜工程
でのラップフィルム収納紙箱のブランク作成と同時に、
余白部分を打抜くなどして作成した図１に示すような横
長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を、図３に示す
ように、少なくとも前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸
刃(10)の刃の高さ分(１〜５mm)だけを残して、紙製鋸刃
(10)の下部の内面と紙製補強片(26)の上部の表面とを、
適宜の接着剤を用いて適宜の方法で貼合せして、紙製鋸
刃(10)を補強するものである。
【０００９】
【作用】図３は、本発明の紙製鋸刃を設けたラップフィ
ルム収納紙箱における、ラップフィルム(30)の一端を引
出して切断する状態を示す部分断面図である。すなわ
ち、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、巻取
状のラップフィルム(30)を収納した本発明の紙製鋸刃を
設けたラップフィルム収納紙箱において、上蓋板(23)と
前蓋板(24)とを開蓋して、横長状舌片(25)が巻取状のラ
ップフィルム(30)の巻芯側に入り込むようにして、上蓋
板(23)と前蓋板(24)とを閉蓋してラップフィルム(30)の
一端を引出して切断する状態を示したものである。
ルム収納紙箱における、ラップフィルム(30)の一端を引
出して切断する状態を示す部分断面図である。すなわ
ち、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、巻取
状のラップフィルム(30)を収納した本発明の紙製鋸刃を
設けたラップフィルム収納紙箱において、上蓋板(23)と
前蓋板(24)とを開蓋して、横長状舌片(25)が巻取状のラ
ップフィルム(30)の巻芯側に入り込むようにして、上蓋
板(23)と前蓋板(24)とを閉蓋してラップフィルム(30)の
一端を引出して切断する状態を示したものである。
【００１０】本発明の紙製鋸刃を設けたラップフィルム
収納紙箱においては、前面板(20)の上端部に設けた紙製
鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横長状舌片
(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したことによっ
て、紙製鋸刃(10)の下部の板紙が２重になって紙製鋸刃
(10)が補強されるものであって、また図３に示すよう
に、巻取状のラップフィルム(30)の巻芯側に入り込ませ
た横長状舌片(25)が、切断前の自己接着性がある樹脂フ
ィルムなどのラップフィルム(30)を剥がすように働い
て、また切断後のラップフィルム(30)の反動による戻り
を防ぐように働いて、収納紙箱からのラップフィルム(3
0)の引出しと切断とを容易にするものである。
収納紙箱においては、前面板(20)の上端部に設けた紙製
鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横長状舌片
(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したことによっ
て、紙製鋸刃(10)の下部の板紙が２重になって紙製鋸刃
(10)が補強されるものであって、また図３に示すよう
に、巻取状のラップフィルム(30)の巻芯側に入り込ませ
た横長状舌片(25)が、切断前の自己接着性がある樹脂フ
ィルムなどのラップフィルム(30)を剥がすように働い
て、また切断後のラップフィルム(30)の反動による戻り
を防ぐように働いて、収納紙箱からのラップフィルム(3
0)の引出しと切断とを容易にするものである。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明の実施例における、紙製鋸刃
を設けたラップフィルム収納紙箱のブランクの平面図で
ある。すなわち、通常の印刷をした３１０g/m2のコート
ボール紙を用いて、従来の金属製鋸刃を切断作成する鋸
刃状の金型を、そのまま打抜型の前面板(20)の上端部の
紙製鋸刃(10)に相当する位置に設けて、通常の打抜工程
で、本実施例の紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙
箱のブランクを作成した状態を示したものである。な
お、通常の打抜工程で同時に、余白部分を打抜いて作成
した横長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)の状態を
も示したものである。
を設けたラップフィルム収納紙箱のブランクの平面図で
ある。すなわち、通常の印刷をした３１０g/m2のコート
ボール紙を用いて、従来の金属製鋸刃を切断作成する鋸
刃状の金型を、そのまま打抜型の前面板(20)の上端部の
紙製鋸刃(10)に相当する位置に設けて、通常の打抜工程
で、本実施例の紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙
箱のブランクを作成した状態を示したものである。な
お、通常の打抜工程で同時に、余白部分を打抜いて作成
した横長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)の状態を
も示したものである。
【００１２】この場合に、前面板(20)の上端部に設けた
本実施例の紙製鋸刃(10)については、鋭い頂点の角度が
６０度で、頂点の間隔が２mmであって、図１及び図３に
示す横長状舌片(25)と紙製補強片(26)との間の折り目線
より、僅かに突出させた鋭い頂点を含む３〜４mm幅の刃
先部分に、紫外線硬化型アクリル樹脂塗液(ユービーコ
ート５０,日本ペイント(株)製)を塗布して硬化させたも
のである。
本実施例の紙製鋸刃(10)については、鋭い頂点の角度が
６０度で、頂点の間隔が２mmであって、図１及び図３に
示す横長状舌片(25)と紙製補強片(26)との間の折り目線
より、僅かに突出させた鋭い頂点を含む３〜４mm幅の刃
先部分に、紫外線硬化型アクリル樹脂塗液(ユービーコ
ート５０,日本ペイント(株)製)を塗布して硬化させたも
のである。
【００１３】図２は、実施例における紙製鋸刃を設けた
ラップフィルム収納紙箱に、巻取状のラップフィルム(3
0,ポリ塩化ビニリデンフィルム)を収納した状態を示す
斜視図である。すなわち、通常の機械的な貼合せ工程
で、前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部の
内面に接着剤(11)を線状に塗布して、横長状舌片(25)を
連設した紙製補強片(26)の上部の表面を貼合せした後
に、２５cm幅×２０ｍ長で、厚さ２０μmの巻取状のポ
リ塩化ビニリデンフィルム(30)を収納して、前面板(20)
と後面板(22)との左右に連設した各々２枚の接着片(28,
28,28,28)を下底板(21)の左右に連設した各々の側面板
(27,27)に接着して、本実施例の紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱のブランクを製箱した状態を示した
ものである。なお、本実施例の製箱した紙製鋸刃を設け
たラップフィルム収納紙箱の閉蓋方法については、従来
の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱と同様であっ
て、左右の折返し片(29,29)を内側に折返して、紙製鋸
刃(10)を覆って保護するように上蓋板(23)と前蓋板(24)
とを折返して、前面板(20)の表面側と前蓋板(24)の内面
側とを点付接着(円形半切れ刃と剥離ニスと紙の層間剥
離とを利用した開蓋容易な従来公知の接着方法,図示せ
ず)したものである。
ラップフィルム収納紙箱に、巻取状のラップフィルム(3
0,ポリ塩化ビニリデンフィルム)を収納した状態を示す
斜視図である。すなわち、通常の機械的な貼合せ工程
で、前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部の
内面に接着剤(11)を線状に塗布して、横長状舌片(25)を
連設した紙製補強片(26)の上部の表面を貼合せした後
に、２５cm幅×２０ｍ長で、厚さ２０μmの巻取状のポ
リ塩化ビニリデンフィルム(30)を収納して、前面板(20)
と後面板(22)との左右に連設した各々２枚の接着片(28,
28,28,28)を下底板(21)の左右に連設した各々の側面板
(27,27)に接着して、本実施例の紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱のブランクを製箱した状態を示した
ものである。なお、本実施例の製箱した紙製鋸刃を設け
たラップフィルム収納紙箱の閉蓋方法については、従来
の金属製鋸刃付のラップフィルム収納紙箱と同様であっ
て、左右の折返し片(29,29)を内側に折返して、紙製鋸
刃(10)を覆って保護するように上蓋板(23)と前蓋板(24)
とを折返して、前面板(20)の表面側と前蓋板(24)の内面
側とを点付接着(円形半切れ刃と剥離ニスと紙の層間剥
離とを利用した開蓋容易な従来公知の接着方法,図示せ
ず)したものである。
【００１４】次に、本実施例の巻取状のポリ塩化ビニリ
デンフィルム(30)を収納して製箱した紙製鋸刃を設けた
ラップフィルム収納紙箱の、上蓋板(23)と前蓋板(24)と
を開蓋して、横長状舌片(25)が巻取状のポリ塩化ビニリ
デンフィルム(30)の巻芯側に入り込むようにして、上蓋
板(23)と前蓋板(24)とを閉蓋してポリ塩化ビニリデンフ
ィルム(30)の一端を必要長さだけ引出して切断したとこ
ろ、紙製補強片(26)を貼合せして補強した紙製鋸刃(10)
の切断耐久性が優れている上に、図３に示すように、横
長状舌片(25)が切断前の自己接着性があるポリ塩化ビニ
リデンフィルム(30)を剥がすように働いて、閉蓋した状
態でのポリ塩化ビニリデンフィルム(30)の引出しが容易
であって、また横長状舌片(25)の働きによって、切断後
のポリ塩化ビニリデンフィルム(30)の反動による戻りも
なくて、便利に使用できることが確認されたものであ
る。
デンフィルム(30)を収納して製箱した紙製鋸刃を設けた
ラップフィルム収納紙箱の、上蓋板(23)と前蓋板(24)と
を開蓋して、横長状舌片(25)が巻取状のポリ塩化ビニリ
デンフィルム(30)の巻芯側に入り込むようにして、上蓋
板(23)と前蓋板(24)とを閉蓋してポリ塩化ビニリデンフ
ィルム(30)の一端を必要長さだけ引出して切断したとこ
ろ、紙製補強片(26)を貼合せして補強した紙製鋸刃(10)
の切断耐久性が優れている上に、図３に示すように、横
長状舌片(25)が切断前の自己接着性があるポリ塩化ビニ
リデンフィルム(30)を剥がすように働いて、閉蓋した状
態でのポリ塩化ビニリデンフィルム(30)の引出しが容易
であって、また横長状舌片(25)の働きによって、切断後
のポリ塩化ビニリデンフィルム(30)の反動による戻りも
なくて、便利に使用できることが確認されたものであ
る。
【００１５】
【発明の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
発明の紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱におい
ては、前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部
の内面に、折り目線を介して横長状舌片(25)を連設した
紙製補強片(26)を貼着したことによって、紙製鋸刃(10)
の下部の板紙が２重になって紙製鋸刃(10)が補強される
ものであって、また図３に示すように、巻取状のラップ
フィルム(30)の巻芯側に入り込ませた横長状舌片(25)
が、切断前の自己接着性がある樹脂フィルムなどのラッ
プフィルム(30)を剥がすように働いて、また切断後のラ
ップフィルム(30)の反動による戻りを防ぐように働い
て、収納紙箱からのラップフィルム(30)の引出しと切断
とが容易で便利に使用できるものである。
発明の紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱におい
ては、前面板(20)の上端部に設けた紙製鋸刃(10)の下部
の内面に、折り目線を介して横長状舌片(25)を連設した
紙製補強片(26)を貼着したことによって、紙製鋸刃(10)
の下部の板紙が２重になって紙製鋸刃(10)が補強される
ものであって、また図３に示すように、巻取状のラップ
フィルム(30)の巻芯側に入り込ませた横長状舌片(25)
が、切断前の自己接着性がある樹脂フィルムなどのラッ
プフィルム(30)を剥がすように働いて、また切断後のラ
ップフィルム(30)の反動による戻りを防ぐように働い
て、収納紙箱からのラップフィルム(30)の引出しと切断
とが容易で便利に使用できるものである。
【００１６】すなわち、本発明の紙製鋸刃を設けたラッ
プフィルム収納紙箱においては、従来の金属製鋸刃に代
えて、前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設けたこと
によって、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であって、ラ
ップフィルム(30)の引出しが容易で、補強した紙製鋸刃
(10)の切断耐久性が優れたものであって、閉蓋した状態
で使用できるために、ラップフィルム(30)に埃などが付
着し難い衛生的で便利な紙製鋸刃を設けたラップフィル
ム収納紙箱を提供できるものである。
プフィルム収納紙箱においては、従来の金属製鋸刃に代
えて、前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設けたこと
によって、収納紙箱の廃棄時の処理が容易であって、ラ
ップフィルム(30)の引出しが容易で、補強した紙製鋸刃
(10)の切断耐久性が優れたものであって、閉蓋した状態
で使用できるために、ラップフィルム(30)に埃などが付
着し難い衛生的で便利な紙製鋸刃を設けたラップフィル
ム収納紙箱を提供できるものである。
【００１７】また、本発明の紙製鋸刃を設けたラップフ
ィルム収納紙箱においては、巻取状のラップフィルム(3
0)を収納して製箱した使用前の状態においては、上蓋板
(23)と前蓋板(24)とが前面板(20)の上端部の補強した紙
製鋸刃(10)を完全に覆った状態であって、また図３に示
すラップフィルム(30)の一端を引出して切断する使用中
又は使用後の状態においても、同様に上蓋板(23)と前蓋
板(24)とが前面板(20)の上端部の補強した紙製鋸刃(10)
を覆った状態であって、外からの摩擦力や衝撃力などか
ら紙製鋸刃(10)を保護できるものである。
ィルム収納紙箱においては、巻取状のラップフィルム(3
0)を収納して製箱した使用前の状態においては、上蓋板
(23)と前蓋板(24)とが前面板(20)の上端部の補強した紙
製鋸刃(10)を完全に覆った状態であって、また図３に示
すラップフィルム(30)の一端を引出して切断する使用中
又は使用後の状態においても、同様に上蓋板(23)と前蓋
板(24)とが前面板(20)の上端部の補強した紙製鋸刃(10)
を覆った状態であって、外からの摩擦力や衝撃力などか
ら紙製鋸刃(10)を保護できるものである。
【００１８】さらに、本発明の紙製鋸刃を設けたラップ
フィルム収納紙箱においては、前面板(20)の上端部に設
けた紙製鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横
長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したこと
によって、紙製鋸刃(10)の下部の板紙が２重になって紙
製鋸刃(10)が補強されるとともに、横長状舌片(25)と紙
製補強片(26)を貼着した紙製鋸刃(10)との面角度が約９
０度に保持されているために、紙製鋸刃(10)が湾曲する
ことがなくて、補強した紙製鋸刃(10)の切断耐久性が向
上しているものである。
フィルム収納紙箱においては、前面板(20)の上端部に設
けた紙製鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介して横
長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着したこと
によって、紙製鋸刃(10)の下部の板紙が２重になって紙
製鋸刃(10)が補強されるとともに、横長状舌片(25)と紙
製補強片(26)を貼着した紙製鋸刃(10)との面角度が約９
０度に保持されているために、紙製鋸刃(10)が湾曲する
ことがなくて、補強した紙製鋸刃(10)の切断耐久性が向
上しているものである。
【図１】本発明の実施例における、紙製鋸刃を設けたラ
ップフィルム収納紙箱のブランクの平面図である。
ップフィルム収納紙箱のブランクの平面図である。
【図２】実施例における紙製鋸刃を設けたラップフィル
ム収納紙箱に、巻取状のラップフィルム(30)を収納した
状態を示す斜視図である。
ム収納紙箱に、巻取状のラップフィルム(30)を収納した
状態を示す斜視図である。
【図３】本発明の紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納
紙箱における、ラップフィルム(30)の一端を引出して切
断する状態を示す部分断面図である。
紙箱における、ラップフィルム(30)の一端を引出して切
断する状態を示す部分断面図である。
１０ …紙製鋸刃 １１ …線状に塗布した接着剤 ２０ …前面板 ２１ …下底板 ２２ …後面板 ２３ …上蓋板 ２４ …前蓋板 ２５ …横長状舌片 ２６ …紙製補強片 ２７ …側面板 ２８ …接着片 ２９ …折返し片 ３０ …ラップフィルム,ポリ塩化ビニリデンフィルム
Claims (1)
- 【請求項１】折り目線を介して、前面板と下底板と後面
板と上蓋板と前蓋板とを順に連設して、少なくとも左右
に側面板を連設した横長直方体のラップフィルム収納紙
箱であって、前面板(20)の上端部に紙製鋸刃(10)を設け
て、この紙製鋸刃(10)の下部の内面に、折り目線を介し
て横長状舌片(25)を連設した紙製補強片(26)を貼着した
ことを特徴とする紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納
紙箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4122992A JPH05246429A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4122992A JPH05246429A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246429A true JPH05246429A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12602583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4122992A Pending JPH05246429A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 紙製鋸刃を設けたラップフィルム収納紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05246429A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007054086A1 (en) * | 2005-11-10 | 2007-05-18 | Skandivent A/S | Foil tearer |
| KR20190080175A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 김병인 | 포장랩 상자 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4122992A patent/JPH05246429A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007054086A1 (en) * | 2005-11-10 | 2007-05-18 | Skandivent A/S | Foil tearer |
| KR20190080175A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 김병인 | 포장랩 상자 |
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