JPH03187841A

JPH03187841A - 長尺のフイルム状商品のための容器

Info

Publication number: JPH03187841A
Application number: JP32614589A
Authority: JP
Inventors: Shotaro Mogami; 最上　正太郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-12-18
Filing date: 1989-12-18
Publication date: 1991-08-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、合成樹脂製のラップやアルミ箔等、円筒状の
ロールに巻かれた長尺のフィルム状商品（以下、単にフ
ィルムと言う）を収容するカッタ付の細長い容器に関す
る。

〔従来の技術〕

従来のこれらの商品のための容器は、長手方向直角断面
が略正方形の細長い紙製の箱であり、その長手方向の一
本の稜線に沿ってギザギザの刃を有する金属製のカッタ
が設けられているものである。

この箱の蓋は、隣接する長手方向側面の一つ（以下、０
面と言う）から連続する紙葉であり、その紙葉から成る
蓋（以下、Ｂ面と言う）は、内包する商品を使用すると
きには開閉自在とされるが、その使用時に開放される長
手方向の縁辺には、上記０面と相対向する長手方向側面
（以下、Ａ面と言う）の上に重ねられ、商品の保管、販
売期間中はＡ面に仮止めされる封止片が連なっており、
内包するフィルムを取り出す際には、その封止片の一部
、通常容器の底面（以下り面と言う）側の半分を破り取
って蓋を開放し、内部のフィルムを引き出すものである
。

又、カッタは容器の外面、通常上記り面のＡ面側の縁辺
に、刃が容器の角から突出するように設けられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

公知のこれらの容器には、以下に述べるような問題があ
る。本発明はこれらの問題を解決するためなされたもの
である。

問題点ｌ。

公知の容器では蓋とカッタの位置の関係から、家庭等で
使用するとき容器を密閉することが困難であり、フィル
ムの一端が常に容器外に出ているので、能様であるばか
りでなく、極めて不衛生である。

問題点２公知の容器では、長手方向側面の幅の５倍の長さの原紙
を必要とするのでコストが嵩む。

問題点３゜公知の容器では、カッタが剥き出しであるので危険であ
る。

問題点４゜樹脂製のラップ等では、容器内部でロールが安定しない
ので、ラップの引出し部が巻き戻され、端部が判らなく
なることがある。

問題点５゜公知の容器では、断面正方形以外のデザインが困難であ
り、又、カッタが容器の外面に設けられているので、美
観が著しく損なわれる。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点は、長手方向の側面が何れも両端面に直接又は間接に固定さ
れ、長手方向の外側面を構成する面Ａとそれに隣接する長手
方向の一側面Ｂとの間の稜線に沿って細長いフィルム引
出口が設けられ、面Ｂは、フィルム引出口側の縁片に連らなり、かつ容器
内部に折り込まれる小耳片を有し、カッタは、−側面Ｂ
に連らなる小耳片に、刃先をフィルム引出口に臨ませて
取付けられていること、を特徴とする容器によって解決
される。

〔作　　　用〕

上記の如き構成であれば、 ■　容器は家庭で使用する際にも常時密閉状態にあり、
フィルムの自由端部も容器外に放置されることはないか
ら、見た目もよく、且つ衛生的である。

■　蓋の封止片が小さいので、用紙の使用量が約１５％
程度節約され、コストの低減と資源の節約が実現する。

■　カッタは容器内に設けられているので安全である。

■　ラップ等の場合でも、その引出し部は、容器の壁面
で抑えられており、巻き戻されることがない。

■　本発明に依るときは、以下に詳細に説明するように
、多彩なデザインが可能となる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照しつ＼本発明の構成を具体的に説明す
る。

第１図は本発明に係る容器の一実施例の、商品保管中の
状態を示す平面図、第２図はその正面図、第３図は右側
面図であり、第４図乃至第６図は、上記第１図乃至第３
図に示された容器から内包されたフィルムを取り出す状
態を示す平面図、正面図及び右側面図である。

又、第９図及び第１Ｏ図はカッタの中央に設けられるフ
、イルム密着防止装置の概要を示す断面図、第１１図乃
至第１５図は、本発明に係る容器の断面形状のバリエー
ションを示す断面図である。

先ず、第１図乃至第３図に就いて説明すると、１は本発
明に係る容器であり、その長手方向の側面は、図中正面
側のＡ面１ａ、上面側のＢ面ｌｂ、背面側の６面１ｃ、
底面側の０面１ｄから成り、両端面はは略正方形で、右
側のＩｆ、左側のＩｇから成っている。

而して、本発明に係る容器に於いては、これらの四側面
、即ち、Ａ面１ａ、　Ｂ面１ｂＳＣ面１ｃ及びＤ面！ｄ
は、出来るだけ強固に両端面Ｉｆ及びＩｇに対して固定
される。

これらの固定は、折り線に依る連続や、直接的な接着の
みでなく、間接的固定方法、即ち他の側面を介して固定
する方法で固定してもよく、又、短辺側に折込片を設け
、これを容器内に挟み込む方法で固定してもよい。

本発明の特徴の一つは、使用中、どの側面も開閉されな
いと言うことである。

Ｂ面ｉｂは、その−縁辺に沿って連なる仮止め封止片１
ｅを有し、この容器に商品が収められるときは、この封
止片１ｅは、Ａ面１ａの上に重ねられ、適宜の接着剤に
よりＡ面１ａに仮止めされる。

又、Ａ面１ａには、内容物を引出し使用する場合、フィ
ルムの引出し口を広く開くためのミシン目１ｈが設けら
れている。

この容器の内部は、第７図及び第８図に示されている。

第７図は前述の第１乃至３図に対応し、第８図は第４乃
至６図に対応するものである。又、図中、２は前述のカ
ッタ、３はフィルム、４はそのフィルム３の巻芯である
。

この箱を開封するときは、封止片１ｅをＡ面１ａから引
き剥がし、ミシン目１ｈに沿って紙片１１を切り取り、
フィルムを引き出すための開口ｌｊを開くものである。

然るときは、第４図乃至第６図に示す如く、フィルム引
出口１ｋから内部のフィルム３を引出し、その開口に刃
を臨ませて取り付けられているカッタ２により、フィル
ムを切断し使用することができる。

カッタ２は、図示されているような刃のピッチ線が一直
線であるような、所謂直線刃のものでもよいが、ピッチ
線が山形の折線となっているものや、月形に湾曲してい
るものも使用できる。

又、フィルム２をつまみ出す開口１ｊの形状も図示さて
いる富士山形のみでなく、弓形等であって良く、又、図
示されているような容器の全長に渡る広幅のものでなく
とも良い。

このカッタ２の取付けは、第７図乃至第１５図に示す如
く、Ａ面１ａの一縁辺に連なる小耳片１ｋにカッタ２を
取付けると共に、これを容器ｌ内に折込み、適宜に固定
するものである。

この小耳片１にの取付は角度は特に限定されない。

第７図及び第８図に示す如くＡ面１ａと鋭角をなすよう
取付けても良く、又、後に説１明するようにＢ面ｔｂと
平行に成るようにしても良い。

而して、このカッタ２からフィルム３を簡単につまみ取
れるようにするため、カッタ２の中央部に、第９図及び
第１０図に示す如き、フィルム引き剥がし装置を設ける
ことが推奨される。

第９図中のｉｐは、小耳片１にの一部を折り返したもの
であり、第１０図中のｔｑは、熱可塑性の樹脂塊である
。

この様なものを設けておくと、フィルム３の一端を簡単
につまみ出せるようになる。

次に、第１１図以下に就いて順次説明する。これらの図
面は本発明に係る容器の様々なデザインを示すものであ
る。

第１１図に示したものは、上半分が半円筒形、下半分が
方形のカマポコ形の容器１０であり、第１２図に示され
、ているのは電車形容器１２、第１３図のものは家形五
角形断面の容器１４である。

これらの容器では、第１１図に示したように、カッタ２
０はＡ面１０ａから直角に張り出す小耳片１０ｋに取付
けられている。

第１４図に示す容器１６は、細長い二等辺三角形断面の
ものであり、カッタ２２はその底辺に設けられ、その側
面には、合成樹脂製のメモ用ボード５と、フレーム６と
を設けてあり、フレーム６の内側６ａには所望の広告用
等のカードを挿入できるようになっている。

第１５図に示す容器は、デュアルロール用の容器であり
、内部に仕切り１８ｒを有し、複数のロールが収納され
る。

尚、本発明の構成は、如上の実施例に限定されるもので
なく、本発明は、上述の説明から容易に着想し得る総て
の変更例を包摂するものである。

〔発明の効果〕

本発明に係る容器は、その内包する商品を取り出し使用
するときも略密閉状態を保持し、フィルム３の端部も容
器外に曝されることがないから見た目も良く、衛生的で
ある。

又、本発明によるときは、用紙の使用量が約１５％程度
節約され、コストの低減と、資源の節約が可能となり、
且つ、カッタが容器内に設けられているので安全である
。

更に、上述の如く、本発明に依るときは、多彩なデザイ
ンが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る容器の一実施例の商品保管中の状
態を示す平面図、第２図はその正面図、第３図は右側面
図であり、第４図乃至第６図は、それぞれ上記第１図乃
至第３図に対応する図面であり、容器からフィルムを取
り出すときの状態を示す平面図、正面図及び右側面図、
第９図及び第１０図はカッタの中央に設けられるフィル
ム密着防止装置の概要を示す断面図、第１１図乃至第１
５図は、本発明に係る容器の断面形状のバリエーション
を示す断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円筒状の芯に巻かれた長尺のフィルム状商品を収
容するカッタ付の容器に於いて、長手方向の側面が何れも両端面に直接又は間接に固定さ
れており、長手方向の一側面（以下、面Ａと言う）と、それに隣接
する長手方向の一側面（以下、面Ｂと言う）との間の稜
線に沿ってフィルム引出口が設けられ、面Ａは、フィルム引出口側の縁片に連らなり、かつ容器
内部に折り込まれる小耳片を有し、カッタは、上記面Ａ
に連らなる小耳片に、刃先をフィルム引出口に臨ませて
取付けられていること、を特徴とする上記の容器。
（２）面Ｂに予めミシン目が設けられ、そのミシン目に
沿って紙片片を切り取ることにより、フィルム引出口に
連なる商品つまみ出し用の開口が開かれる請求項１に記
載の容器。
（３）面Ｂのフィルム引出口側の縁辺に沿って面Ｂに連
らなりフィルム引出口を覆って面Ａに重ねられ、仮止め
される封止片が設けられた請求項１又は２の何れか一に
記載の容器。
（４）カッタのフィルム引出口に対向する位置にフィル
ム引き離し装置が設けられた請求項１乃至３の何れか一
に記載の容器。
（５）フィルム引き離し装置が、カッタを保持する小耳
片の一部をカッタの表面側に折り返えすことにより構成
された請求項４に記載の容器。
（６）フィルム引き離し装置が、カッタの表面に接着さ
れた小物体から成る請求項４に記載の容器。
（７）カッタを保持する小耳片が、容器の内部で面Ｂに
平行に固定された請求項１乃至６の何れか一に記載の容
器。
（８）カッタを保持する小耳片が、容器の内部で面Ａに
鋭角をなす位置に固定された請求項１乃至６の何れか一
に記載の容器。
（９）長手方向直角断面が略正方形である請求項１乃至
８の何れか一に記載の容器。
（１０）長手方向直角断面がカマボコ形である請求項１
乃至８の何れか一に記載の容器。
（１１）長手方向直角断面が電車形である請求項１乃至
８の何れか一に記載の容器。
（１２）長手方向直角断面が家形五角形である請求項１
乃至８の何れか一に記載の容器。
（１３）長手方向直角断面が六角形である請求項１乃至
８の何れか一に記載の容器。
（１４）長手方向直角断面が細長い二等辺三角形である
請求項１乃至８の何れか一に記載の容器。
（１５）側面に広告媒体が取付けられる請求項１４に記
載の容器。
（１６）長手方向直角断面が長方形であり、内部にロー
ルが複数本収容される請求項１乃至８の何れか一に記載
の容器。
（１７）カッタの刃のピッチラインが、カッタの全長に
わたり一直線をなす請求項１乃至１６の何れか一に記載
の容器。
（１８）カッタの刃のピッチラインが、カッタの中央部
で外方に張り出し山形折線をなす請求項１乃至１６の何
れか一に記載の容器。
（１９）カッタの刃のピッチラインが、カッタの中央部
で外方に張り出す弓形曲線である請求項１乃至１６の何
れか一に記載の容器。