JPH06263143A - 長手シート用収納ケースおよびその製造方法 - Google Patents
長手シート用収納ケースおよびその製造方法Info
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- JPH06263143A JPH06263143A JP5048326A JP4832693A JPH06263143A JP H06263143 A JPH06263143 A JP H06263143A JP 5048326 A JP5048326 A JP 5048326A JP 4832693 A JP4832693 A JP 4832693A JP H06263143 A JPH06263143 A JP H06263143A
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- Japan
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- hole
- sheet
- cover
- film
- longitudinal
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 収納ケース内に収納される長手シートを外部
から視認可能とし、前記透孔から亀裂を生じることなし
に円滑に長手シートを引出すことができる収納ケースを
提供する。 【構成】 可撓性を有する長手シート4が収納され、こ
の長手シート4を長手方向に挿通させることができる透
孔13を有する中空の箱状体を形成し、この箱状体の外
表面16に前記透孔13を覆い、その周縁部に接着され
るカバー部21aと、カバー部21aに連なる把持部2
1bとが形成され、透光性を有する合成樹脂から成る剥
離フィルム18を貼り付ける。
から視認可能とし、前記透孔から亀裂を生じることなし
に円滑に長手シートを引出すことができる収納ケースを
提供する。 【構成】 可撓性を有する長手シート4が収納され、こ
の長手シート4を長手方向に挿通させることができる透
孔13を有する中空の箱状体を形成し、この箱状体の外
表面16に前記透孔13を覆い、その周縁部に接着され
るカバー部21aと、カバー部21aに連なる把持部2
1bとが形成され、透光性を有する合成樹脂から成る剥
離フィルム18を貼り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンチューブ
などである長手シートを必要な長さだけ取出すことがで
きる長手シート用収納ケースおよびその製造方法に関す
る。
などである長手シートを必要な長さだけ取出すことがで
きる長手シート用収納ケースおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえばスーパーマーケットなどの食品
販売店に備えられ、ポリエチレンチューブをその長手方
向に一定の間隔で熱溶着して袋状とし、前記溶着部分に
隣接して平行にミシン目を形成した長手シートが、紙な
どから成る直円筒状の芯体に数10mにわたって巻回さ
れてリール状とされ、このリールの外周に配置される前
記長手シートの一端部を引出して、前記ミシン目で切取
って分離し、1つの袋として用いるようにした従来技術
がある。
販売店に備えられ、ポリエチレンチューブをその長手方
向に一定の間隔で熱溶着して袋状とし、前記溶着部分に
隣接して平行にミシン目を形成した長手シートが、紙な
どから成る直円筒状の芯体に数10mにわたって巻回さ
れてリール状とされ、このリールの外周に配置される前
記長手シートの一端部を引出して、前記ミシン目で切取
って分離し、1つの袋として用いるようにした従来技術
がある。
【0003】このような従来技術では、前記長手シート
に等間隔にミシン目が形成されるので、分離したときの
袋の長さは一定であり、その袋に収容しようとする物品
の長さに対応していないため、使い勝手が悪く、希望す
る長さの袋として用いることができないという問題があ
る。このような問題を解決するために従来では、前記長
手シートを収納ケースに収納し、この収納ケースに前記
長手シートを取出すための透孔と、透孔から引出された
長手シートを切断するための切断刃とを設け、前記透孔
から引出された長手シートを前記切断刃で切断して、希
望する長さの筒状の長手シート部分を取出し、その一端
部を丸結びして袋状とし、希望する長さの袋を得ること
ができるようにした他の従来技術がある。
に等間隔にミシン目が形成されるので、分離したときの
袋の長さは一定であり、その袋に収容しようとする物品
の長さに対応していないため、使い勝手が悪く、希望す
る長さの袋として用いることができないという問題があ
る。このような問題を解決するために従来では、前記長
手シートを収納ケースに収納し、この収納ケースに前記
長手シートを取出すための透孔と、透孔から引出された
長手シートを切断するための切断刃とを設け、前記透孔
から引出された長手シートを前記切断刃で切断して、希
望する長さの筒状の長手シート部分を取出し、その一端
部を丸結びして袋状とし、希望する長さの袋を得ること
ができるようにした他の従来技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような他の従来技
術では、前記透孔はミシン目に沿って収納ケースを部分
的に剥離することによって形成されるので、この剥離部
分を剥離するまでは収納ケース内に収納されている前記
長手シートを外部から視認することができず、色などを
直接に認識することは不可能である。また前記ミシン目
に沿って剥離部を剥離する際に、むやみに大きな力で剥
離すると、前記ミシン目から外部へ亀裂が生じ、外見上
の美観が低下してしまうとともに、収納されている長手
シートが重なった状態で外部へ引出されてしまい、長手
シートをその長手方向に順次的に円滑に引出すことがで
きなくなってしまうという問題がある。
術では、前記透孔はミシン目に沿って収納ケースを部分
的に剥離することによって形成されるので、この剥離部
分を剥離するまでは収納ケース内に収納されている前記
長手シートを外部から視認することができず、色などを
直接に認識することは不可能である。また前記ミシン目
に沿って剥離部を剥離する際に、むやみに大きな力で剥
離すると、前記ミシン目から外部へ亀裂が生じ、外見上
の美観が低下してしまうとともに、収納されている長手
シートが重なった状態で外部へ引出されてしまい、長手
シートをその長手方向に順次的に円滑に引出すことがで
きなくなってしまうという問題がある。
【0005】したがって本発明の目的は、長手シートを
外部から直接に視認することができ、かつその長手シー
トを順次的に円滑に引出すことができるようにした長手
シート用収納ケースおよびその製造方法を提供すること
である。
外部から直接に視認することができ、かつその長手シー
トを順次的に円滑に引出すことができるようにした長手
シート用収納ケースおよびその製造方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓性を有す
る長手シートが収納され、この長手シートを長手方向に
挿通させることができる透孔が形成される中空の箱状体
と、前記箱状体の外表面において前記透孔を覆い、この
透孔の周縁部に接着されるカバー部と、このカバー部に
連なる把持部とが形成され、透光性を有する合成樹脂か
ら成る剥離フィルムとを含むことを特徴とする長手シー
ト用収納ケースである。
る長手シートが収納され、この長手シートを長手方向に
挿通させることができる透孔が形成される中空の箱状体
と、前記箱状体の外表面において前記透孔を覆い、この
透孔の周縁部に接着されるカバー部と、このカバー部に
連なる把持部とが形成され、透光性を有する合成樹脂か
ら成る剥離フィルムとを含むことを特徴とする長手シー
ト用収納ケースである。
【0007】また本発明は、一表面に所定の図柄が印刷
された台紙を、打抜いて収納されるべき長手シートを取
出すための透孔を形成し、前記透孔が形成された台紙の
一表面に、前記透孔の周縁部の領域を除いて接着剤を塗
布し、透光性を有する合成樹脂材料から成るフィルムを
接着し、前記フィルムが接着された台紙を、裁断して予
め定める折曲げ前の展開形状に形成し、前記フィルム
を、透孔の周縁部で切断して、前記透孔を覆うカバー部
と、このカバー部に連なる把持部とを形成し、予め定め
る折曲げ線に沿って折曲げて中空箱状に形成することを
特徴とする長手シート用収納ケースの製造方法である。
された台紙を、打抜いて収納されるべき長手シートを取
出すための透孔を形成し、前記透孔が形成された台紙の
一表面に、前記透孔の周縁部の領域を除いて接着剤を塗
布し、透光性を有する合成樹脂材料から成るフィルムを
接着し、前記フィルムが接着された台紙を、裁断して予
め定める折曲げ前の展開形状に形成し、前記フィルム
を、透孔の周縁部で切断して、前記透孔を覆うカバー部
と、このカバー部に連なる把持部とを形成し、予め定め
る折曲げ線に沿って折曲げて中空箱状に形成することを
特徴とする長手シート用収納ケースの製造方法である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、中空の箱状体には透孔が形成
され、この透孔を介して箱状体の内部に収納される長手
シートをその長手方向に沿って順次的に円滑に取出すこ
とができる。前記箱状体の外表面には、前記透孔を覆う
カバー部と、カバー部に連なる把持部とが形成される剥
離フィルムが設けられ、前記把持部を把持して前記カバ
ー部を剥離することによって前記透孔を露出させること
ができる。このようなカバー部によって前記透孔は覆わ
れているので、外部から長手シートを視認することがで
き、色などを明確に把握することが可能となる。また、
前記透孔がカバー部によって覆われているので、外部か
ら収納ケース内に埃などが侵入することが防止される。
しかも、前記箱状体には透孔が予め形成されているの
で、使用者が前記従来技術のようにミシン目に沿って剥
離部を剥離して透孔を形成する必要がなくなり、収納ケ
ースの損傷が防がれる。
され、この透孔を介して箱状体の内部に収納される長手
シートをその長手方向に沿って順次的に円滑に取出すこ
とができる。前記箱状体の外表面には、前記透孔を覆う
カバー部と、カバー部に連なる把持部とが形成される剥
離フィルムが設けられ、前記把持部を把持して前記カバ
ー部を剥離することによって前記透孔を露出させること
ができる。このようなカバー部によって前記透孔は覆わ
れているので、外部から長手シートを視認することがで
き、色などを明確に把握することが可能となる。また、
前記透孔がカバー部によって覆われているので、外部か
ら収納ケース内に埃などが侵入することが防止される。
しかも、前記箱状体には透孔が予め形成されているの
で、使用者が前記従来技術のようにミシン目に沿って剥
離部を剥離して透孔を形成する必要がなくなり、収納ケ
ースの損傷が防がれる。
【0009】また本発明に従えば、台紙の一表面には所
定の図柄が印刷され、この台紙を打抜いて長手シートを
取出すための透孔が形成される。この透孔が形成された
前記台紙の一表面には、前記透孔の周縁部の領域を除い
て接着剤が塗布され、透光性のフィルムが接着される。
このようにしてフィルムが接着された台紙は予め定める
折曲げ前の展開形状に裁断される。前記透孔の周縁部の
領域には、前記フィルムの一部が切断されてカバー部と
把持部とが形成され、これを予め定める折曲げ線に沿っ
て組立てることによって収納ケースが形成される。
定の図柄が印刷され、この台紙を打抜いて長手シートを
取出すための透孔が形成される。この透孔が形成された
前記台紙の一表面には、前記透孔の周縁部の領域を除い
て接着剤が塗布され、透光性のフィルムが接着される。
このようにしてフィルムが接着された台紙は予め定める
折曲げ前の展開形状に裁断される。前記透孔の周縁部の
領域には、前記フィルムの一部が切断されてカバー部と
把持部とが形成され、これを予め定める折曲げ線に沿っ
て組立てることによって収納ケースが形成される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の収納ケース1を示
す斜視図であり、図2は図1の切断面線II−IIから
見た断面図である。本実施例の収納ケース1は、大略的
に三角柱状に形成され、その内部空間3内には約10m
程度の長さを有するポリエチレン製の長手シート4が帯
状に折畳まれて収容される。この収納ケース1は、鋭角
に折曲げられて連なる2つの壁部である側板5および底
板6を有し、これらの側板5および底板6の角部7に
は、長手方向一端部寄りにその頂部8から両側に連なる
切欠き9が形成される。前記底板6の内面には、前記切
欠き9から刃先10を突出させて切断刃11が接着剤な
どによって固着される。また前記側板5には、シート4
を取出すための透孔13が形成され、この透孔13の周
縁部には接着剤が塗布されない領域14が形成されてい
る。
す斜視図であり、図2は図1の切断面線II−IIから
見た断面図である。本実施例の収納ケース1は、大略的
に三角柱状に形成され、その内部空間3内には約10m
程度の長さを有するポリエチレン製の長手シート4が帯
状に折畳まれて収容される。この収納ケース1は、鋭角
に折曲げられて連なる2つの壁部である側板5および底
板6を有し、これらの側板5および底板6の角部7に
は、長手方向一端部寄りにその頂部8から両側に連なる
切欠き9が形成される。前記底板6の内面には、前記切
欠き9から刃先10を突出させて切断刃11が接着剤な
どによって固着される。また前記側板5には、シート4
を取出すための透孔13が形成され、この透孔13の周
縁部には接着剤が塗布されない領域14が形成されてい
る。
【0011】図3は、図1の切断面線III−IIIか
ら見た一部の拡大断面図である。前記収納ケース1は、
台紙15の一表面16に接着剤17が塗布されて透明な
フィルム18が熱圧着される。
ら見た一部の拡大断面図である。前記収納ケース1は、
台紙15の一表面16に接着剤17が塗布されて透明な
フィルム18が熱圧着される。
【0012】このような収納ケース1を製造するにあた
っては、まず台紙15の一表面16に所定の図柄が印刷
インキによって印刷され、透孔13が打抜き加工によっ
て形成された後、図1の仮想線で示される前記領域14
に接着剤17が塗布されないようにして、残余の表面1
6にその接着剤がたとえばローラによって塗布される。
前記接着剤としては、塗膜成分としてのウレタン樹脂3
5重量%と、揮発成分としてのトルオール13重量%
と、酢酸エチル26重量%と、イソプロピレン19.5
重量%と、メチルケトン6.5重量%とから成るものが
好適に用いられる。
っては、まず台紙15の一表面16に所定の図柄が印刷
インキによって印刷され、透孔13が打抜き加工によっ
て形成された後、図1の仮想線で示される前記領域14
に接着剤17が塗布されないようにして、残余の表面1
6にその接着剤がたとえばローラによって塗布される。
前記接着剤としては、塗膜成分としてのウレタン樹脂3
5重量%と、揮発成分としてのトルオール13重量%
と、酢酸エチル26重量%と、イソプロピレン19.5
重量%と、メチルケトン6.5重量%とから成るものが
好適に用いられる。
【0013】その後、前記透明フィルム18が貼付けら
れて熱圧着され、板状体19が形成される。この板状体
19に前記切欠き9を形成するとともに前記切断刃11
が固着され、フィルム18に図1の参照符20で示され
るように大略的に長円形に切込みを形成して、透孔13
を覆うカバー部21aと、このカバー部21aに一体的
に連なる把持部21bとが形成される。これらのカバー
部21aおよび把持部21b付近では、前記接着剤が塗
布されない領域14が外方にあり、把持部21bを把持
してカバー部21aを台紙15から容易に剥離すること
ができる。
れて熱圧着され、板状体19が形成される。この板状体
19に前記切欠き9を形成するとともに前記切断刃11
が固着され、フィルム18に図1の参照符20で示され
るように大略的に長円形に切込みを形成して、透孔13
を覆うカバー部21aと、このカバー部21aに一体的
に連なる把持部21bとが形成される。これらのカバー
部21aおよび把持部21b付近では、前記接着剤が塗
布されない領域14が外方にあり、把持部21bを把持
してカバー部21aを台紙15から容易に剥離すること
ができる。
【0014】図4は、収納ケース1の展開図である。前
記板状体19は、前記側板5と、この側板5の一側部に
内折れ線23を介して連なる前記底板6と、前記側板5
の他側部に内折れ線24を介して連なる側板25と、こ
の側板25に内折れ線26を介して連なり接着剤が塗布
されるのり代27と、前記側板5の長手方向一端部に内
折れ線28を介して連なる端板29と、端板29に内折
れ線30を介して連なるのり代31と、前記側板5の長
手方向一端部に内折れ線33を介して連なる端板34
と、この端板34に内折れ線35を介して連なるのり代
36と、前記底板6の長手方向一端部に内折れ線37を
介して連なり、前記端板29よりも内側に折込まれる補
強板38と、補強板38に内折れ線39,40を介して
それぞれ連なるのり代41,43と、前記底板6の長手
方向他端部に内折れ線44を介して連なる補強板45
と、補強板45に内折れ線46,47を介してそれぞれ
連なるのり代48,49とを有する。
記板状体19は、前記側板5と、この側板5の一側部に
内折れ線23を介して連なる前記底板6と、前記側板5
の他側部に内折れ線24を介して連なる側板25と、こ
の側板25に内折れ線26を介して連なり接着剤が塗布
されるのり代27と、前記側板5の長手方向一端部に内
折れ線28を介して連なる端板29と、端板29に内折
れ線30を介して連なるのり代31と、前記側板5の長
手方向一端部に内折れ線33を介して連なる端板34
と、この端板34に内折れ線35を介して連なるのり代
36と、前記底板6の長手方向一端部に内折れ線37を
介して連なり、前記端板29よりも内側に折込まれる補
強板38と、補強板38に内折れ線39,40を介して
それぞれ連なるのり代41,43と、前記底板6の長手
方向他端部に内折れ線44を介して連なる補強板45
と、補強板45に内折れ線46,47を介してそれぞれ
連なるのり代48,49とを有する。
【0015】前記補強板38に連なるのり代41には、
組立てられた状態において前記透孔13に臨むシート4
の取出口48が打抜き加工によって形成される。したが
って前記内部空間3内に収納されたシート4を取出す際
に、そのシート4は取出口48および透孔13を挿通し
て外部へ延び、この外部に出ている部分を後続して容易
に把持することができるとともに、取出口8によって前
記内部空間3内のシート4が複数本となって引出されて
しまうことを防止することができる。
組立てられた状態において前記透孔13に臨むシート4
の取出口48が打抜き加工によって形成される。したが
って前記内部空間3内に収納されたシート4を取出す際
に、そのシート4は取出口48および透孔13を挿通し
て外部へ延び、この外部に出ている部分を後続して容易
に把持することができるとともに、取出口8によって前
記内部空間3内のシート4が複数本となって引出されて
しまうことを防止することができる。
【0016】上述のようにして取出口48および透孔1
3が形成されかつフィルム18が貼り付けられた台紙
を、予め定める折曲げ線である上述の内折れ線および外
折れ線に沿って折り曲げて中空の箱状体を形成し、図1
および図2に示されるような収納ケースが構成される。
なお、前記フィルム18は透明であったけれども、透光
性を有するものであれば、前記シート4とは異なる色に
着色されていてもよく、希望する図柄などが形成されて
いてもよい。
3が形成されかつフィルム18が貼り付けられた台紙
を、予め定める折曲げ線である上述の内折れ線および外
折れ線に沿って折り曲げて中空の箱状体を形成し、図1
および図2に示されるような収納ケースが構成される。
なお、前記フィルム18は透明であったけれども、透光
性を有するものであれば、前記シート4とは異なる色に
着色されていてもよく、希望する図柄などが形成されて
いてもよい。
【0017】こうして取出口48および透孔13を経て
外部に引出されたシート4の端部を手指で把持して希望
する長さだけ円滑に引出し、前記切欠き9内に嵌め込
み、図1および図2の矢符A方向に引張ることによって
前記切断刃11によってシート4を任意の切断位置で切
断することができる。また前記切断刃11が設けられる
切欠き9と透孔13とは側板5上で離れた位置に形成さ
れているので、常に透孔13からシート4の端部が一定
の長さで突出しており、容易に把持して引出すことがで
きる。このようにして所定の長さに切取られた筒状のシ
ート4の一端部をくくることによって袋状とし、物品を
その長さに拘わらず確実に収納することができる。
外部に引出されたシート4の端部を手指で把持して希望
する長さだけ円滑に引出し、前記切欠き9内に嵌め込
み、図1および図2の矢符A方向に引張ることによって
前記切断刃11によってシート4を任意の切断位置で切
断することができる。また前記切断刃11が設けられる
切欠き9と透孔13とは側板5上で離れた位置に形成さ
れているので、常に透孔13からシート4の端部が一定
の長さで突出しており、容易に把持して引出すことがで
きる。このようにして所定の長さに切取られた筒状のシ
ート4の一端部をくくることによって袋状とし、物品を
その長さに拘わらず確実に収納することができる。
【0018】また本発明の他の実施例として、図5に示
されるように、前記フィルム18が貼付けられた一枚の
大きな台紙60からそれよりも小さい複数の展開状態の
箱状体61を一度に打抜いて形成するようにしてもよ
い。
されるように、前記フィルム18が貼付けられた一枚の
大きな台紙60からそれよりも小さい複数の展開状態の
箱状体61を一度に打抜いて形成するようにしてもよ
い。
【0019】本発明の収納ケースは、上述した三角柱状
に限るものではなく、その他の多角形状であってもよ
い。また長手シートは、前述の筒状に限るものではな
く、単一枚の平坦状シートであってもよい。
に限るものではなく、その他の多角形状であってもよ
い。また長手シートは、前述の筒状に限るものではな
く、単一枚の平坦状シートであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、箱状体は
透孔が形成されるので、その透孔から亀裂などが生じて
しまうおそれはなく、外見上の美観の低下を防止するこ
とができるとともに、収納された長手シートが一度に複
数枚重なって引出されてしまうことを防止することがで
きる。また、前記透孔は透光性を有する剥離フィルムの
カバー部によって覆われているので、外部から直接に長
手シートを視認することができ、これによってその長手
シートの色あるいは図柄などを容易に認識することがで
きる。
透孔が形成されるので、その透孔から亀裂などが生じて
しまうおそれはなく、外見上の美観の低下を防止するこ
とができるとともに、収納された長手シートが一度に複
数枚重なって引出されてしまうことを防止することがで
きる。また、前記透孔は透光性を有する剥離フィルムの
カバー部によって覆われているので、外部から直接に長
手シートを視認することができ、これによってその長手
シートの色あるいは図柄などを容易に認識することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例の収納ケース1を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
る。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た拡大断
面図である。
面図である。
【図4】収納ケース1の展開図である。
【図5】複数の展開状態の箱状体61が打抜かれる台紙
60の正面図である。
60の正面図である。
1 収納ケース 3 収納空間 4 シート 5 側板 6 底板 7 角部 8 頂部 9 切欠き 10 刃先 11 切断刃 13 透孔 14 領域 15 台紙 16 一表面 17 接着剤 18 フィルム 20 切込み 21a カバー部 21b 把持部
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性を有する長手シートが収納され、
この長手シートを長手方向に挿通させることができる透
孔が形成される中空の箱状体と、 前記箱状体の外表面において前記透孔を覆い、この透孔
の周縁部に接着されるカバー部と、このカバー部に連な
る把持部とが形成され、透光性を有する合成樹脂から成
る剥離フィルムとを含むことを特徴とする長手シート用
収納ケース。 - 【請求項2】 一表面に所定の図柄が印刷された台紙
を、打抜いて収納されるべき長手シートを取出すための
透孔を形成し、 前記透孔が形成された台紙の一表面に、前記透孔の周縁
部の領域を除いて接着剤を塗布し、透光性を有する合成
樹脂材料から成るフィルムを接着し、 前記フィルムが接着された台紙を、裁断して予め定める
折曲げ前の展開形状に形成し、 前記フィルムを、透孔の周縁部で切断して、前記透孔を
覆うカバー部と、このカバー部に連なる把持部とを形成
し、予め定める折曲げ線に沿って折曲げて中空箱状に形
成することを特徴とする長手シート用収納ケースの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5048326A JPH06263143A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 長手シート用収納ケースおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5048326A JPH06263143A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 長手シート用収納ケースおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263143A true JPH06263143A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12800297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5048326A Pending JPH06263143A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 長手シート用収納ケースおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06263143A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03187841A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-15 | Shotaro Mogami | 長尺のフイルム状商品のための容器 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5048326A patent/JPH06263143A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03187841A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-15 | Shotaro Mogami | 長尺のフイルム状商品のための容器 |
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