JPH07257591A - 帳票収納用貼着袋体 - Google Patents
帳票収納用貼着袋体Info
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- JPH07257591A JPH07257591A JP7425994A JP7425994A JPH07257591A JP H07257591 A JPH07257591 A JP H07257591A JP 7425994 A JP7425994 A JP 7425994A JP 7425994 A JP7425994 A JP 7425994A JP H07257591 A JPH07257591 A JP H07257591A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種帳票を収納して品物の収納箱に貼着で
き、また、取扱注意事項を印刷したり、表示ラベルを用
意することなく、収納箱に取扱注意事項の表示を行う。 【構成】 帳票収納用貼着袋体１は、帳票を収納するた
めに貼着用紙２ａとカバー用紙２ｂの三周縁を綴じ合わ
せた袋状の収納部２と、収納部２の開口端にカバー用紙
２ｂから一体的に延出した封緘部４からなり、貼着用紙
２ａの表出面側と封緘部４の裏面側には、接着域５ａ，
６ａ，７ａ，８ａと剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂとを
交互に対向するよう複数配置してなる二層の接着層５，
６，７，８を介して保護紙９，１０を設け、各保護紙
９，１０の表出面には取扱注意事項を印刷する。帳票を
収納部２に開口端から挿入し、各保護紙９，１０を剥離
して貼着用紙２ｂ及び封緘部４を接着層５，７で収納箱
に接着する一方、保護紙９，１０は取扱注意事項表示片
として接着層６，８で収納箱に接着して使用する。
き、また、取扱注意事項を印刷したり、表示ラベルを用
意することなく、収納箱に取扱注意事項の表示を行う。 【構成】 帳票収納用貼着袋体１は、帳票を収納するた
めに貼着用紙２ａとカバー用紙２ｂの三周縁を綴じ合わ
せた袋状の収納部２と、収納部２の開口端にカバー用紙
２ｂから一体的に延出した封緘部４からなり、貼着用紙
２ａの表出面側と封緘部４の裏面側には、接着域５ａ，
６ａ，７ａ，８ａと剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂとを
交互に対向するよう複数配置してなる二層の接着層５，
６，７，８を介して保護紙９，１０を設け、各保護紙
９，１０の表出面には取扱注意事項を印刷する。帳票を
収納部２に開口端から挿入し、各保護紙９，１０を剥離
して貼着用紙２ｂ及び封緘部４を接着層５，７で収納箱
に接着する一方、保護紙９，１０は取扱注意事項表示片
として接着層６，８で収納箱に接着して使用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、請求票、受領票、貼付
票等の各種帳票を収納するとともに、品物を納めたダン
ボール箱等の収納箱に貼着して使用する帳票収納用貼着
袋体に関し、特に配送品に関する取扱注意事項等の各種
情報を、配送品を収納したダンボール箱等の収納箱に印
刷や手書き等の手段で表示したり、貼着用の表示ラベル
を別途用意する必要がない帳票収納用貼着袋体に関す
る。
票等の各種帳票を収納するとともに、品物を納めたダン
ボール箱等の収納箱に貼着して使用する帳票収納用貼着
袋体に関し、特に配送品に関する取扱注意事項等の各種
情報を、配送品を収納したダンボール箱等の収納箱に印
刷や手書き等の手段で表示したり、貼着用の表示ラベル
を別途用意する必要がない帳票収納用貼着袋体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、品物を配送するにあたっては、配
送品を収納したダンボール箱等の収納箱の表出面に、配
送情報を記入した配送伝票を貼着するとともに、配送品
に関する取扱注意事項、例えばコワレモノ、要冷蔵等の
表示を印刷したり、手書きで表示するほか、取扱注意事
項をあらかじめ印刷した表示ラベルを用意するのが一般
的である。
送品を収納したダンボール箱等の収納箱の表出面に、配
送情報を記入した配送伝票を貼着するとともに、配送品
に関する取扱注意事項、例えばコワレモノ、要冷蔵等の
表示を印刷したり、手書きで表示するほか、取扱注意事
項をあらかじめ印刷した表示ラベルを用意するのが一般
的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため従来にあって
は、配送品毎に、あらかじめ該当する取扱注意事項を印
刷した収納箱を用意したり、あるいは配送品に合わせて
手書きで取扱注意事項を表示しなければならず煩雑であ
るという不都合がある。また、表示ラベルを用意する場
合には、ラベルの剥離紙を使用の都度剥離するととも
に、これを廃棄する作業が煩雑であり、また資源の無駄
が多いという不都合がある。本発明は、これらの不都合
を解消するとともに、配送品に対応する各種帳票を収納
した状態で配送品の収納箱に貼着できる帳票収納用貼着
袋体を提供することを目的とする。
は、配送品毎に、あらかじめ該当する取扱注意事項を印
刷した収納箱を用意したり、あるいは配送品に合わせて
手書きで取扱注意事項を表示しなければならず煩雑であ
るという不都合がある。また、表示ラベルを用意する場
合には、ラベルの剥離紙を使用の都度剥離するととも
に、これを廃棄する作業が煩雑であり、また資源の無駄
が多いという不都合がある。本発明は、これらの不都合
を解消するとともに、配送品に対応する各種帳票を収納
した状態で配送品の収納箱に貼着できる帳票収納用貼着
袋体を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の帳票収納用貼着袋体は、帳票を収納するため
に一端部が開口された袋状の収納部と、この収納部の開
口端部に連接した封緘部とからなり、これら収納部と封
緘部のそれぞれの一面側には、互いに剥離可能かつ再接
着可能な二層の接着層を介して保護紙を設け、これら保
護紙の表出面には取扱注意事項や広告文等の適宜な情報
を表示したものである。保護紙に被覆される二層の接着
層は、収納部と封緘部の同一面側に設けてもよいし、反
対面側に設けてもよい。
に本発明の帳票収納用貼着袋体は、帳票を収納するため
に一端部が開口された袋状の収納部と、この収納部の開
口端部に連接した封緘部とからなり、これら収納部と封
緘部のそれぞれの一面側には、互いに剥離可能かつ再接
着可能な二層の接着層を介して保護紙を設け、これら保
護紙の表出面には取扱注意事項や広告文等の適宜な情報
を表示したものである。保護紙に被覆される二層の接着
層は、収納部と封緘部の同一面側に設けてもよいし、反
対面側に設けてもよい。
【０００５】保護紙に被覆される二層の接着層を同一面
側に設ける場合は、保護紙を一枚の紙で構成するととも
に、収納部と封緘部との境に両端部を残してスリットに
よる開口部を形成すると好適である。
側に設ける場合は、保護紙を一枚の紙で構成するととも
に、収納部と封緘部との境に両端部を残してスリットに
よる開口部を形成すると好適である。
【０００６】二層の接着層は、少なくとも一方は再剥離
型である接着力の異なる二つの接着剤層で構成してもよ
いし、接着域と剥離域とが隣接して複数存在する接着層
同士を接着域と剥離域とが対向するよう配置して構成し
てもよい。前記再剥離型の接着剤層としては、接着力が
５００ｇ／２．５ｃｍ以下の再剥離型の感圧性接着剤が
好適であり、一方、これと対向する接着剤層としては、
前記再剥離型の感圧性接着剤に対して剥離可能な、接着
力が１４００ｇ／２．５ｃｍ以下の感圧性接着剤が好適
である。
型である接着力の異なる二つの接着剤層で構成してもよ
いし、接着域と剥離域とが隣接して複数存在する接着層
同士を接着域と剥離域とが対向するよう配置して構成し
てもよい。前記再剥離型の接着剤層としては、接着力が
５００ｇ／２．５ｃｍ以下の再剥離型の感圧性接着剤が
好適であり、一方、これと対向する接着剤層としては、
前記再剥離型の感圧性接着剤に対して剥離可能な、接着
力が１４００ｇ／２．５ｃｍ以下の感圧性接着剤が好適
である。
【０００７】また、保護紙の収納部に対応する表出面に
は複数の異なった取扱注意事項を表示し、各取扱注意事
項表示部分毎にスリットやミシン目を設けて分離可能に
構成すると好適である。
は複数の異なった取扱注意事項を表示し、各取扱注意事
項表示部分毎にスリットやミシン目を設けて分離可能に
構成すると好適である。
【０００８】
【作用】所定の情報を記入した各種帳票を収納部に収納
したうえ、収納部と封緘部の保護紙を二層の接着層の接
着面から剥離して、収納部及び封緘部と保護紙とにそれ
ぞれ一層の接着層が残存するようになし、露出した各接
着層によって保護紙を剥離した帳票収納用貼着袋体と保
護紙とを、配送品の収納箱に貼着する。これによって、
収納部内の帳票は封緘部で外部に出るのを阻止され、ま
た、保護紙にあらかじめ表示された取扱注意事項等の情
報が収納箱に表示される。ここで、保護紙の収納部に対
応する表出面に複数の異なった取扱注意事項を表示し、
各取扱注意事項表示部分毎にスリットやミシン目を設け
て分離可能に構成した場合には、収納した配送品に該当
する取扱注意事項表示部分を分離して収納箱に貼着する
ものである。
したうえ、収納部と封緘部の保護紙を二層の接着層の接
着面から剥離して、収納部及び封緘部と保護紙とにそれ
ぞれ一層の接着層が残存するようになし、露出した各接
着層によって保護紙を剥離した帳票収納用貼着袋体と保
護紙とを、配送品の収納箱に貼着する。これによって、
収納部内の帳票は封緘部で外部に出るのを阻止され、ま
た、保護紙にあらかじめ表示された取扱注意事項等の情
報が収納箱に表示される。ここで、保護紙の収納部に対
応する表出面に複数の異なった取扱注意事項を表示し、
各取扱注意事項表示部分毎にスリットやミシン目を設け
て分離可能に構成した場合には、収納した配送品に該当
する取扱注意事項表示部分を分離して収納箱に貼着する
ものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づき詳細に説明する。ここにおいて、図１〜図５は第１
実施例を示すもので、図１は帳票収納用貼着袋体の概略
的な平面図、図２は図１のＡ−Ａ線端面図、図３はその
背面図、図４は配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票
収納用貼着袋体を貼着した状態を示す概略的な斜視図、
図５は同状態を部分的に示す概略的な端面図であり、ま
た、図６〜図８は第２実施例を示し、図６は帳票収納用
貼着袋体の概略的な端面図、図７はその背面図、図８は
配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票収納用貼着袋体
を貼着した状態を部分的に示す概略的な端面図である。
づき詳細に説明する。ここにおいて、図１〜図５は第１
実施例を示すもので、図１は帳票収納用貼着袋体の概略
的な平面図、図２は図１のＡ−Ａ線端面図、図３はその
背面図、図４は配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票
収納用貼着袋体を貼着した状態を示す概略的な斜視図、
図５は同状態を部分的に示す概略的な端面図であり、ま
た、図６〜図８は第２実施例を示し、図６は帳票収納用
貼着袋体の概略的な端面図、図７はその背面図、図８は
配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票収納用貼着袋体
を貼着した状態を部分的に示す概略的な端面図である。
【００１０】まず第１実施例を説明すると、図１〜図３
に示すように、帳票収納用貼着袋体１は、帳票を収納す
るために貼着用紙２ａと透明な合成樹脂フィルムからな
るカバー用紙２ｂの三周縁を接着剤３で綴じ合わせて一
端部を開口した袋状の収納部２と、この収納部２の開口
端にカバー用紙２ｂから延出するように一体的に連接し
た同じく透明な合成樹脂フィルムからなる封緘部４とで
構成している。前記収納部２の裏面側である貼着用紙２
ａの表出面側と、封緘部４の裏面側には、互いに剥離可
能かつ再接着可能な二層の接着層５，６，７，８を介し
て保護紙９，１０を設けている。これら保護紙９，１０
はそれぞれ、貼着用紙２ａの開口端あるいは封緘部４の
先端より若干突出して、剥離の際に摘み易くなってい
る。
に示すように、帳票収納用貼着袋体１は、帳票を収納す
るために貼着用紙２ａと透明な合成樹脂フィルムからな
るカバー用紙２ｂの三周縁を接着剤３で綴じ合わせて一
端部を開口した袋状の収納部２と、この収納部２の開口
端にカバー用紙２ｂから延出するように一体的に連接し
た同じく透明な合成樹脂フィルムからなる封緘部４とで
構成している。前記収納部２の裏面側である貼着用紙２
ａの表出面側と、封緘部４の裏面側には、互いに剥離可
能かつ再接着可能な二層の接着層５，６，７，８を介し
て保護紙９，１０を設けている。これら保護紙９，１０
はそれぞれ、貼着用紙２ａの開口端あるいは封緘部４の
先端より若干突出して、剥離の際に摘み易くなってい
る。
【００１１】二層の接着層５，６，７，８は、図２で理
解できるように、接着力の強い感圧接着剤を帯状に塗布
してなる接着域５ａ，６ａ，７ａ，８ａと、剥離剤を帯
状に塗布してなる剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂとを交
互に対向するよう複数配置して構成している。そして、
前記接着域５ａ，６ａ，７ａ，８ａによって重ね合わせ
面同士を接着し、前記剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂに
よって剥離可能としたものであり、各接着層５，６，
７，８の剥離後においては露出した前記接着域５ａ，６
ａ，７ａ，８ａによって適宜面に接着可能となる。
解できるように、接着力の強い感圧接着剤を帯状に塗布
してなる接着域５ａ，６ａ，７ａ，８ａと、剥離剤を帯
状に塗布してなる剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂとを交
互に対向するよう複数配置して構成している。そして、
前記接着域５ａ，６ａ，７ａ，８ａによって重ね合わせ
面同士を接着し、前記剥離域５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂに
よって剥離可能としたものであり、各接着層５，６，
７，８の剥離後においては露出した前記接着域５ａ，６
ａ，７ａ，８ａによって適宜面に接着可能となる。
【００１２】図３に示すように、保護紙１０は取扱注意
事項表示片を兼ねるもので、その表出面には、「こわれ
もの注意」という取扱注意事項を印刷している。一方、
保護紙９は線状のスリット１１とこれと直交する切り用
ミシン目１２で４つの取扱注意事項表示片９ａ，９ｂ，
９ｃ，９ｄに区画され、各取扱注意事項表示片９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄの表出面には、「天地無用」、「取扱注
意」、「要冷蔵」、「要冷凍」、という４種類の取扱注
意事項を印刷している。
事項表示片を兼ねるもので、その表出面には、「こわれ
もの注意」という取扱注意事項を印刷している。一方、
保護紙９は線状のスリット１１とこれと直交する切り用
ミシン目１２で４つの取扱注意事項表示片９ａ，９ｂ，
９ｃ，９ｄに区画され、各取扱注意事項表示片９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄの表出面には、「天地無用」、「取扱注
意」、「要冷蔵」、「要冷凍」、という４種類の取扱注
意事項を印刷している。
【００１３】本実施例は以上のように構成したので、別
途用意した受領票や貼付票等の適宜な配送票１３を帳票
収納用貼着袋体１の収納部２に開口端から挿入収納し、
保護紙１０を捲り上げて各接着層７，８の接着面から剥
離するとともに、保護紙９をスリット１１から左右に開
くように捲り上げて、各接着層５，６の接着面から剥離
する。これによって、取扱注意事項表示片９ａ，９ｃと
取扱注意事項表示片９ｂ，９ｄが分離し、保護紙１０も
単独に分離した状態となって、各接着層５，６，７，８
が露出した状態となる。
途用意した受領票や貼付票等の適宜な配送票１３を帳票
収納用貼着袋体１の収納部２に開口端から挿入収納し、
保護紙１０を捲り上げて各接着層７，８の接着面から剥
離するとともに、保護紙９をスリット１１から左右に開
くように捲り上げて、各接着層５，６の接着面から剥離
する。これによって、取扱注意事項表示片９ａ，９ｃと
取扱注意事項表示片９ｂ，９ｄが分離し、保護紙１０も
単独に分離した状態となって、各接着層５，６，７，８
が露出した状態となる。
【００１４】ここで、図４及び図５に示すように、貼着
用紙２ｂを露出した接着層５で配送品の収納箱１４の適
所に貼着するとともに、封緘部４も同様に露出した接着
層７で配送品の収納箱１４に貼着する。一方、配送品の
取扱注意事項に該当する内容である「こわれもの注意」
を表示した保護紙１０と、「天地無用」を表示した取扱
注意事項表示片９ａと「取扱注意」を表示した取扱注意
事項表示片９ｂを切り用ミシン目１２から切り離し、露
出している各接着層８，６で前記収納箱１４に貼着し、
従来と同様に配送作業を行うものである。
用紙２ｂを露出した接着層５で配送品の収納箱１４の適
所に貼着するとともに、封緘部４も同様に露出した接着
層７で配送品の収納箱１４に貼着する。一方、配送品の
取扱注意事項に該当する内容である「こわれもの注意」
を表示した保護紙１０と、「天地無用」を表示した取扱
注意事項表示片９ａと「取扱注意」を表示した取扱注意
事項表示片９ｂを切り用ミシン目１２から切り離し、露
出している各接着層８，６で前記収納箱１４に貼着し、
従来と同様に配送作業を行うものである。
【００１５】続いて、図６〜図８に基づき第２実施例を
説明する。図６及び図７に示すように、本実施例の帳票
収納用貼着袋体２１は、帳票を収納するために貼着用紙
２２ａと透明な合成樹脂フィルムからなるカバー用紙２
２ｂの三周縁を接着剤２３で綴じ合わせた袋状の収納部
２２と、カバー用紙２２ｂから延出するように一体的に
連接した透明な合成樹脂フィルムからなる封緘部２４と
からなる。前記貼着用紙２２ａも前記封緘部２４の裏面
と重なるよう延出し、この延出部分を調整片２５として
通常の粘着剤２６で前記封緘部２４の裏面と接着する一
方、前記調整片２５と前記貼着用紙２２ａとの境に天地
両端部を除いて幅のあるスリットにより開口部２７を設
けて開口している。
説明する。図６及び図７に示すように、本実施例の帳票
収納用貼着袋体２１は、帳票を収納するために貼着用紙
２２ａと透明な合成樹脂フィルムからなるカバー用紙２
２ｂの三周縁を接着剤２３で綴じ合わせた袋状の収納部
２２と、カバー用紙２２ｂから延出するように一体的に
連接した透明な合成樹脂フィルムからなる封緘部２４と
からなる。前記貼着用紙２２ａも前記封緘部２４の裏面
と重なるよう延出し、この延出部分を調整片２５として
通常の粘着剤２６で前記封緘部２４の裏面と接着する一
方、前記調整片２５と前記貼着用紙２２ａとの境に天地
両端部を除いて幅のあるスリットにより開口部２７を設
けて開口している。
【００１６】前記貼着用紙２２ａと前記調整片２５の裏
面には、１枚の用紙からなり開口部２７に対応する位置
に同一幅のスリットにより開口部２８を設けた保護紙２
９を、互いに剥離可能かつ再接着可能な二層の接着層３
０，３１を介して剥離可能に接着している。そして、前
記各開口部２７，２８を通して、帳票を収納部２２内に
挿入収納し得るものである。前記保護紙２９の貼着用紙
２２ａ対応部分は、線状のスリット３２により２つの取
扱注意事項表示片２９ａ，２９ｂに区画し、各取扱注意
事項表示片２９ａ，２９ｂの表出面には、「水ヌレ厳
禁」、「取扱注意」という２種類の取扱注意事項を印刷
している。また、前記保護紙２９の調整片２５に対応す
る取扱注意事項表示片２９ｃの表出面には、「コワレモ
ノ↑↑」という配送品の性質と取扱時の天方向を示す取
扱注意事項を印刷している。
面には、１枚の用紙からなり開口部２７に対応する位置
に同一幅のスリットにより開口部２８を設けた保護紙２
９を、互いに剥離可能かつ再接着可能な二層の接着層３
０，３１を介して剥離可能に接着している。そして、前
記各開口部２７，２８を通して、帳票を収納部２２内に
挿入収納し得るものである。前記保護紙２９の貼着用紙
２２ａ対応部分は、線状のスリット３２により２つの取
扱注意事項表示片２９ａ，２９ｂに区画し、各取扱注意
事項表示片２９ａ，２９ｂの表出面には、「水ヌレ厳
禁」、「取扱注意」という２種類の取扱注意事項を印刷
している。また、前記保護紙２９の調整片２５に対応す
る取扱注意事項表示片２９ｃの表出面には、「コワレモ
ノ↑↑」という配送品の性質と取扱時の天方向を示す取
扱注意事項を印刷している。
【００１７】前述の二層の接着層３０，３１は、接着層
３０をアクリル系二液架橋型の接着力の強固な感圧性接
着剤を約２０μｍの厚さで塗布して形成し、これと対向
する接着層３１を同じくアクリル系二液架橋型ではある
が接着力の弱い再剥離型の感圧性接着剤を約２０μｍの
厚さで塗布して形成して、前記接着層３０の通常の被着
体に対する剥離力を、ステンレス板の表面に対しては約
１３００ｇ（１８０°剥離／２．５ｃｍ巾／３００ｍｍ
／分）に設定し、前記接着層３１の通常の被着体に対す
る剥離力を、ステンレス板の表面に対しては約３００ｇ
（１８０°剥離／２．５ｃｍ巾／３００ｍｍ／分）に設
定すると好適である。そして、各接着層３０，３１はそ
の接着面で剥離可能であり、保護紙２９を３００ｍｍ／
分の速度でＴ字型に剥離した場合には、３００〜４００
ｇ／２．５ｃｍ巾の剥離強度で剥離する。この剥離強度
は、保護紙２９と貼着用紙２２ａ及び調整片２５との剥
離に際して、多少の抵抗感はあるが、前記保護紙２９や
貼着用紙２２ａ及び調整片２５を破損することなく、容
易に剥離可能な程度の値である。
３０をアクリル系二液架橋型の接着力の強固な感圧性接
着剤を約２０μｍの厚さで塗布して形成し、これと対向
する接着層３１を同じくアクリル系二液架橋型ではある
が接着力の弱い再剥離型の感圧性接着剤を約２０μｍの
厚さで塗布して形成して、前記接着層３０の通常の被着
体に対する剥離力を、ステンレス板の表面に対しては約
１３００ｇ（１８０°剥離／２．５ｃｍ巾／３００ｍｍ
／分）に設定し、前記接着層３１の通常の被着体に対す
る剥離力を、ステンレス板の表面に対しては約３００ｇ
（１８０°剥離／２．５ｃｍ巾／３００ｍｍ／分）に設
定すると好適である。そして、各接着層３０，３１はそ
の接着面で剥離可能であり、保護紙２９を３００ｍｍ／
分の速度でＴ字型に剥離した場合には、３００〜４００
ｇ／２．５ｃｍ巾の剥離強度で剥離する。この剥離強度
は、保護紙２９と貼着用紙２２ａ及び調整片２５との剥
離に際して、多少の抵抗感はあるが、前記保護紙２９や
貼着用紙２２ａ及び調整片２５を破損することなく、容
易に剥離可能な程度の値である。
【００１８】本実施例にあっても、第１実施例と同様
に、別途用意した受領票や貼付票等の適宜な配送票３３
を帳票収納用貼着袋体２１の収納部２２に開口端である
開口部２７，２８部分から挿入収納し、保護紙２９をス
リット３２から左右に開くように捲り上げて、各接着層
３０，３１の接着面から剥離するとともに、開口部２８
の両端から天地方向に破断する。これによって、各接着
層３０，３１が露出した状態になるとともに、各取扱注
意事項表示片２９ａ，２９ｂ，２９ｃは互いに分離した
独立状態となる。
に、別途用意した受領票や貼付票等の適宜な配送票３３
を帳票収納用貼着袋体２１の収納部２２に開口端である
開口部２７，２８部分から挿入収納し、保護紙２９をス
リット３２から左右に開くように捲り上げて、各接着層
３０，３１の接着面から剥離するとともに、開口部２８
の両端から天地方向に破断する。これによって、各接着
層３０，３１が露出した状態になるとともに、各取扱注
意事項表示片２９ａ，２９ｂ，２９ｃは互いに分離した
独立状態となる。
【００１９】そして、図８に示すように、貼着用紙２２
ａ及び封緘部２４の調整片２５を、露出した接着層３０
で配送品を収納した収納箱３４の適所に貼着する。ま
た、図示してはいないが、第１実施例と同様に、配送品
の取扱注意事項に該当する内容である「コワレモノ↑
↑」を表示した取扱注意事項表示片２９ｃと、「水ヌレ
厳禁」、「取扱注意」を表示した各取扱注意事項表示片
２９ａ，２９ｂを、露出している接着層３１で前記収納
箱３４に貼着し、従来と同様に配送作業を行うものであ
る。
ａ及び封緘部２４の調整片２５を、露出した接着層３０
で配送品を収納した収納箱３４の適所に貼着する。ま
た、図示してはいないが、第１実施例と同様に、配送品
の取扱注意事項に該当する内容である「コワレモノ↑
↑」を表示した取扱注意事項表示片２９ｃと、「水ヌレ
厳禁」、「取扱注意」を表示した各取扱注意事項表示片
２９ａ，２９ｂを、露出している接着層３１で前記収納
箱３４に貼着し、従来と同様に配送作業を行うものであ
る。
【００２０】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、接着後に剥離可能で剥離後に再接着
可能な二層の接着層５，６，７，８，３０，３１の構成
と、保護紙９，１０，２９の構成との組み合わせは上述
の実施例に限定されず、逆の組み合わせや、接着後に剥
離可能で剥離後に再接着可能である限り、他の構成から
なる二層の接着層を採用してもよい。例えば、第２実施
例における接着力の強い感圧性接着剤からなる接着層３
０に換えて、ＥＶＡ系ホットメルト等の接着力の強い感
熱性接着剤からなる接着層を採用し、これと上述の接着
層３１を組み合わせることもできる。また、第２実施例
の各接着層３０，３１を、第１実施例の接着域５ａと剥
離域５ｂのように、異なる性質の接着層が交互に位置す
るとともに対向するよう構成してもよい。
れるものではなく、接着後に剥離可能で剥離後に再接着
可能な二層の接着層５，６，７，８，３０，３１の構成
と、保護紙９，１０，２９の構成との組み合わせは上述
の実施例に限定されず、逆の組み合わせや、接着後に剥
離可能で剥離後に再接着可能である限り、他の構成から
なる二層の接着層を採用してもよい。例えば、第２実施
例における接着力の強い感圧性接着剤からなる接着層３
０に換えて、ＥＶＡ系ホットメルト等の接着力の強い感
熱性接着剤からなる接着層を採用し、これと上述の接着
層３１を組み合わせることもできる。また、第２実施例
の各接着層３０，３１を、第１実施例の接着域５ａと剥
離域５ｂのように、異なる性質の接着層が交互に位置す
るとともに対向するよう構成してもよい。
【００２１】さらにまた、保護紙９，１０，２９の表出
面における表示内容は上述したものに限らず、広告文等
でもよく、取扱注意事項表示片９ａ，９ｂ，９ｃ，９
ｄ，２９ａ，２９ｂの数も４枚、あるいは２枚に限られ
ないことはもちろんである。さらに、貼着用紙２ａ，２
２ａに対応する保護紙９，２９のすべてを取扱注意事項
表示片９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ，２９ａ，２９ｂに区画
することなく、その一部を取扱注意事項表示片９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄ，２９ａ，２９ｂとし、残りの部分は単
なる剥離紙として構成してもよい。またさらに、保護紙
９，１０を別体で構成する場合には、封緘部４の表面側
に二層の接着剤層７，８を介して保護紙１０を剥離可能
に設けてもよく、この場合には、保護紙１０を剥離した
封緘部４を貼着用紙２ａの接着層５面に折り重ねて収納
箱等に接着することができる。
面における表示内容は上述したものに限らず、広告文等
でもよく、取扱注意事項表示片９ａ，９ｂ，９ｃ，９
ｄ，２９ａ，２９ｂの数も４枚、あるいは２枚に限られ
ないことはもちろんである。さらに、貼着用紙２ａ，２
２ａに対応する保護紙９，２９のすべてを取扱注意事項
表示片９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ，２９ａ，２９ｂに区画
することなく、その一部を取扱注意事項表示片９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄ，２９ａ，２９ｂとし、残りの部分は単
なる剥離紙として構成してもよい。またさらに、保護紙
９，１０を別体で構成する場合には、封緘部４の表面側
に二層の接着剤層７，８を介して保護紙１０を剥離可能
に設けてもよく、この場合には、保護紙１０を剥離した
封緘部４を貼着用紙２ａの接着層５面に折り重ねて収納
箱等に接着することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、所定の配送情報を記入した貼付票等の
適宜な帳票を収納して配送品の収納箱等に貼着する際
に、封緘部によって収納した帳票が外へ出ることを防止
できるとともに、剥離した保護紙も配送品の収納箱等に
貼着することで必要な情報を表示することができ、ま
た、保護紙に取扱注意事項片を分離可能に設けた場合に
は、分離した取扱注意事項表示片から所望の表示内容の
ものを選んで配送品の収納箱等に貼着すればよいので、
配送品毎に、あらかじめ該当する取扱注意事項を印刷し
た収納箱を用意したり、配送品に合わせて手書きで取扱
注意事項を表示したり、あるいは別途表示ラベルを用意
するという煩雑な作業が不要となり、取扱が簡便で、作
業効率が向上するという効果を奏する。
本発明によれば、所定の配送情報を記入した貼付票等の
適宜な帳票を収納して配送品の収納箱等に貼着する際
に、封緘部によって収納した帳票が外へ出ることを防止
できるとともに、剥離した保護紙も配送品の収納箱等に
貼着することで必要な情報を表示することができ、ま
た、保護紙に取扱注意事項片を分離可能に設けた場合に
は、分離した取扱注意事項表示片から所望の表示内容の
ものを選んで配送品の収納箱等に貼着すればよいので、
配送品毎に、あらかじめ該当する取扱注意事項を印刷し
た収納箱を用意したり、配送品に合わせて手書きで取扱
注意事項を表示したり、あるいは別途表示ラベルを用意
するという煩雑な作業が不要となり、取扱が簡便で、作
業効率が向上するという効果を奏する。
【図１】第１実施例の帳票収納用貼着袋体の概略的な平
面図。
面図。
【図２】同じく図１のＡ−Ａ線端面図。
【図３】同じく背面図。
【図４】同じく配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票
収納用貼着袋体を貼着した状態を示す概略的な斜視図。
収納用貼着袋体を貼着した状態を示す概略的な斜視図。
【図５】同状態を部分的に示す概略的な端面図。
【図６】第２実施例の帳票収納用貼着袋体の概略的な端
面図。
面図。
【図７】同じく背面図。
【図８】同じく配送品の収納箱に保護紙を剥離した帳票
収納用貼着袋体を貼着した状態を部分的に示す概略的な
端面図。
収納用貼着袋体を貼着した状態を部分的に示す概略的な
端面図。
１，２１ 帳票収納用貼着袋体 ２，２２ 収納部 ２ａ，２２ａ 貼着用紙 ２ｂ，２２ｂ カバー用紙 ３，２３ 接着剤 ４，２４ 封緘部 ５，６，７，８，３０，３１ 接着層 ５ａ，６ａ，７ａ，８ａ 接着域 ５ｂ，６ｂ，７ｂ，８ｂ 剥離域 ９，１０，２９ 保護紙 ９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ，２９ａ，２９ｂ 取扱注意
事項表示片 １１，３２ スリット １２ 切り用ミシン目 １３，３３ 配送票 １４，３４ 収納箱 ２７，２８ 開口部
事項表示片 １１，３２ スリット １２ 切り用ミシン目 １３，３３ 配送票 １４，３４ 収納箱 ２７，２８ 開口部
Claims (5)
- 【請求項１】 帳票を収納するために一端部が開口され
た袋状の収納部と、この収納部の開口端部に連接した封
緘部とからなり、これら収納部と封緘部のそれぞれの一
面側には、互いに剥離可能かつ再接着可能な二層の接着
層を介して保護紙を設け、これら保護紙の表出面には適
宜な情報を表示したことを特徴とする帳票収納用貼着袋
体。 - 【請求項２】 帳票を収納するために一端部が開口され
た袋状の収納部と、この収納部の開口端部に連接した封
緘部とからなり、これら収納部と封緘部の同一面側に
は、互いに剥離可能かつ再接着可能な二層の接着層を介
して一枚の保護紙を設け、この保護紙には前記収納部と
前記封緘部との境に両端部を残してスリットを形成する
とともに、その表出面には適宜な情報を表示したことを
特徴とする帳票収納用貼着袋体。 - 【請求項３】 二層の接着層を、接着域と剥離域とが隣
接して複数存在する接着層同士を接着域と剥離域とが対
向するよう配置して構成したことを特徴とする請求項１
または請求項２記載の帳票収納用貼着袋体。 - 【請求項４】 二層の接着層を、少なくとも一方は再剥
離型である接着力の異なる接着剤層で構成したことを特
徴とする請求項１または請求項２記載の帳票収納用貼着
袋体。 - 【請求項５】 保護紙の収納部に対応する表出面には複
数の異なった取扱注意事項を表示し、各取扱注意事項表
示部分毎に分離可能に構成したことを特徴とする請求項
１または請求項２記載の帳票収納用貼着袋体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7425994A JPH07257591A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 帳票収納用貼着袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7425994A JPH07257591A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 帳票収納用貼着袋体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257591A true JPH07257591A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13541977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7425994A Pending JPH07257591A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 帳票収納用貼着袋体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07257591A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039427A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Sato Corp | 配送票およびその印字貼付方法 |
| JP2006051768A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 封印シール付き伝票とその使用方法及び貴重品配送システム |
| JP2006309087A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Fuji Seal International Inc | 収納ラベル、及び収納ラベル連続体 |
| JP2006309070A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Fuji Seal International Inc | 収納ラベル |
| JP2009214913A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Yamato Packing Technology Institute Co Ltd | 運搬用容器 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP7425994A patent/JPH07257591A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039427A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Sato Corp | 配送票およびその印字貼付方法 |
| JP2006051768A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 封印シール付き伝票とその使用方法及び貴重品配送システム |
| JP4527467B2 (ja) * | 2004-08-16 | 2010-08-18 | 大日本印刷株式会社 | 封印シール付き伝票とその使用方法及び貴重品配送システム |
| JP2006309087A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Fuji Seal International Inc | 収納ラベル、及び収納ラベル連続体 |
| JP2006309070A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Fuji Seal International Inc | 収納ラベル |
| JP4606241B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2011-01-05 | 株式会社フジシールインターナショナル | 収納ラベル、及び収納ラベル連続体 |
| JP4615365B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2011-01-19 | 株式会社フジシールインターナショナル | 収納ラベル |
| JP2009214913A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Yamato Packing Technology Institute Co Ltd | 運搬用容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |