JPH0524637U - 吸紙装置 - Google Patents

吸紙装置

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JPH0524637U
JPH0524637U JP1456091U JP1456091U JPH0524637U JP H0524637 U JPH0524637 U JP H0524637U JP 1456091 U JP1456091 U JP 1456091U JP 1456091 U JP1456091 U JP 1456091U JP H0524637 U JPH0524637 U JP H0524637U
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 吸盤を、被吸紙に対して接近する移動と、引
き出す吸着引出移動とを瞬間に作動し、またその反対の
所定離隔位置に移動し、引き出し移動する被吸紙が吸盤
に接触しないようにして、確実な吸紙と吸盤の接触損傷
防止を図る。 [構成] 吸送気管2に可動体4を被嵌し、吸送気管の
支承環2bの上方側を蓋部4bとしてその外面に吸盤1
を取付け、蓋部に設けた開孔4cにより吸盤1内方と可
動体4の内方とを連通し、可動体4を吸送気管2に対し
て気密の習動自在に設け、吸送気管の支承環2bの下方
周面に側周通気孔2cを設け、この側周通気孔を吸送気
管の支承環2bの下面2b1と可動体の内底面2e1と
により構成される拡縮空間5に連通し、前記側周通気孔
2cより上方の吸送気管2の可動体4の内方に連通する
通気孔2a1を小径に設けて連通し、蓋部の下面4b1
と支承環2a上面とに空圧作用面となる空洞部6を設け
てなる、吸紙装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は製本用丁合機、印刷機、製袋機等に用いられる吸紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
製本用丁合機、印刷機、製袋機等に用いられる吸紙装置として、例えば実開昭 62−108345号公報に掲載されるような装置が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、吸盤が被吸紙に接面し、吸着すると、吸盤を支持する帽 体が気筒に沿って瞬間に負圧移動し、被吸紙をその降下移動分を引き出し、さら に、気筒の降下作用にしたがって被吸紙を所要位置に引き出すものである。そこ で被吸紙の引き出し効果は大変優れているが、反対に吸盤の負圧が停止して被吸 紙を釈放するとき、可動体が浮動し、被吸紙に吸盤を接触して吸盤を磨耗させ、 その消耗を著しく早くしている。また吸盤から常時エアーを吸引するため、可動 体の内部にゴミを詰まらせ、被吸紙吸着作用の障害を発生させる欠点がある。こ の考案はかかる欠点を解消しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
吸送気管に可動体を被嵌し、その内径面を吸送気管の外周に拡径した支承環の 周面を連接し、可動体の支承環の上方側を蓋部としてその外面に吸盤を取り付け 、蓋部に設けた開孔により吸盤内方と可動体の内方とを連通し、可動体の下端を 底部に形成し、その底部に設けた軸受孔に前記吸送気管の下半を嵌挿し、その下 端を外方に突出させ、可動体を吸送気管に対して気密の習動自在に設け、吸送気 管の支承環の下方周面に側周通気孔を設け、この側周通気孔を吸送気管の支承環 の下面と可動体の内底面とに構成される拡縮空間に連通し、側周通気孔より上方 の吸送気管の可動体内方へ連通する通気孔を小径に設けて連通し、蓋部の下面と 支承環の上面とに空圧作用面となる空洞部を設けてなる、吸紙装置にある。 また吸送気管の支承環の周面と、可動体の底部の軸受孔に環状U字溝を夫々設 け、その夫々に気密リングを嵌装してもよいものである。
【0005】
【作用】
この考案は前記のように構成されるものであるから、吸送気管2に吸送気装置 で負圧をかけると、空気が吸引され、吸送気管2では、可動体4の内方に連通す る連通孔2a1に対して支承環2bの下方の側周通気孔2cの孔径が大きいため 、可動体4が、降下していて、支承環2bの下面2b1と可動体4の内底面4e 1との間の空間が構成されているときには、その空間の空気を吸引されるため、 可動体4はその吸引作用で上昇し、その対応面である支承環2bの下面2b1と 可動体4の内底面4e1とが連接して停止する。この移動作動の途中または停止 後に全体を支承する支持装置による上昇で、吸盤1が被吸紙に接触すると、吸引 作用により被吸紙は吸盤1に吸着され、またこの瞬間に吸引空気はストツプされ るので、可動体4に負圧が作用し、可動体4の蓋部の下面4b1と支承環2bの 上面2b2との間の空気が吸引されて可動体4は吸送気管2に沿って降下する。 そこで、吸盤1が降下することによって被吸紙を被吸紙台等から引き出すことが できる。よって、吸送気管2を支承する支持装置を特に瞬間に大きく降下させる ことなく、そして必要により支持装置を降下させてもよいが、全体として被吸紙 を所望に引き出したところで、吸送気装置を切り替え、吸気から一瞬間だけ、例 えば、送気すると、支承環2bの通気孔2a1により側周通気孔2c方が大きい から、吸盤1へ抜ける空気よりも、側周通気孔2clから可動体に抜ける空気の 方が多く、支承環2bの下面2b1と可動体4の内底面4e1との間に例えばブ ロアー送風の空気を送り、支承環2bの下面2b1を中心に可動体4を下降させ (特に吸盤を下向に設定したときには上昇し)、吸盤1の負圧を無くし、被吸紙 をを釈放すると同時に、被吸紙から吸盤1を離隔させ、被吸紙で吸盤1を損傷を 防止し、さらに可動体4内のに吸引ゴミを可動体外に排出する。
【0006】
【実施例】
この考案吸紙装置は、吸盤1、吸送気管2および可動体4とを主要部として構 成される。
【0007】 前記吸盤1は、図面に示す如くゴム製等柔軟・耐久資材により設ける。
【0008】 前記吸送気管2は、金属材により形成し、両端に全長を貫通する通気孔2aを 設け、上端にその周面より所要に拡径された支承環2bを一体に形成し、その支 承環2bの直下に周面に貫通する側周通気孔2cを設け、下端の開孔2dに吸送 気装置(図示せず)と連通するゴム管3を接続している。
【0009】 前記可動体4は、オイルレスの使用が可能な合成樹脂材により帽体型に形成し 、前記吸送気管2の上半に被嵌し、その吸送気管2の支承環2bと習動自在に連 接し、吸送気管2を嵌装する内径面をもつ円筒部4aを形成し、その上端に蓋部 4bを気密に嵌挿し、この蓋部に前記吸盤1を伸長嵌合して取付け、蓋部4bに 設けた開孔4cにより吸盤1の内方と、可動体4の内部と連通し、円筒部4aの 下端に前記吸送気管2を習動自在に挿嵌する軸受孔4dを有する底部4eを一体 に形成し、支承環2bの下面2b1と可動体4の内底面4e1とを可動作用面に 構成すると共に、その間を前記吸送気管2に側周通気孔2cを通じて連通する所 要の拡縮空間5に設け、底部4eの軸受孔4dより前記吸送気管2の下端を外方 に突出している。
【0010】 前記吸送気管2の支承環2bを上面に貫通する連通孔2a1の孔径は、支承環 2bの直下の側周通気孔2cの孔径より小径に設け、前記吸盤1に開孔する開孔 4cは、支承環2bを上面に貫通する連通孔2a1の孔径より大径に設け、支承 環2bを上面2b2と可動体4の蓋部の下面4b1との間に空洞部6を設け、そ の互いに対応する面を空気圧作用面に設けている。
【0011】 第4図は他の実施例を示し、支承環2bの周面と、可動体4の底部4eの軸受 孔4dに環状U字溝2f,4fを夫々設け、その夫々に気密リング2g,4gを 嵌装している。
【0012】 この吸紙装置は、第5図に示すように、例えば貼合機の刷本取り出し装置7に 実施される。
【0013】 この考案は前記のように実施例がなるから、いまゴム管3に吸送気装置で負圧 をかけると、空気が吸引され、吸送気管2では、上端の吸盤1へ連通する連通孔 2a1に対して支承環2b直下の側周通気孔2cの孔径が大きいため、第1図に 示すように可動体4が重力で降下した状態では、支承環2bの下面2b1と可動 体4の内底面4e1との間の空間の空気を吸引されるため、可動体4はその吸引 作用で上昇し、その対応面2b1と4e1とが第2図に示す如く連接して停止す る。そこで、貼合機の刷本取り出し装置7においても、腕杆8により上昇し、刷 本に対して所要位置に上昇した時、吸送装置から負圧をかけると、前記のように 可動体の作用で吸盤1が上昇して刷本9に接触すると、吸引作用により刷本9は 吸盤1に吸着され、この瞬間に吸引空気はストツプされるので、可動体4に負圧 が作用し、可動体4の蓋部の下面4b1と支承環2b上面2b2との間の空気が 吸引されて可動体4は吸送気管に沿って降下する。そこで腕杆8を特に接触の瞬 間に大きくし降下させることなく、吸盤1が大きく降下して刷本9を引き出すこ とができる。そして必要により腕杆8も降下させ、全体として刷本9を所望に引 き出したところで、吸送気装置を切り替え、吸気から一瞬間だけ、例えば、反対 に送気すると、支承環2bの通気孔2a1により側周通気孔2c方が大きいから 、吸盤1へ抜ける空気よりも、側周通気孔2clから可動体4に抜ける空気の方 が多く、支承環2bの下面2b1と可動体4の内底面4e1との間に空気を送り 、支承環2bの下面2b1を中心に可動体4を下降させることができ、吸盤1の 負圧を無くすだけでなく、例えばブロアー送気により排気し、可動体4内に吸引 されたゴミを吐き出すことができ、吸盤1から刷本8を容易に釈放し、吸盤1は 、刷本8から離隔し、引き出し移動を受ける刷本8により吸盤1が損傷されるこ とがない。
【0014】 上記実施例は、吸盤を上向に設定下場合で説明したが、これを横向、下向およ びその中間と自由に設定することができ、前記従来の実施例では下向にしたとき 戻しスプリングを内装しなければならないが、この考案吸紙装置ではその必要が なく、送気作用で操作することができる。 尚、可動体4の作動方向に向が内から、その蓋部4bが底部4bに、底部4e が蓋部4eになることがあり、その字句通りの意味というより技術的意味に解釈 されるものとする。
【0015】
【効果】
以上から、この考案によると、吸盤と被吸紙である刷本との切れがよく、吸盤 を腕杆に対して調整移動或いは、本格的引き出し移動をすることができ、よって 、不揃い、位置不確定な被吸紙に対して吸盤をコントロールし、確実に高速吸紙 を達成することができる。また吸盤より可動体内方に吸引されたゴミを排出し、 ゴミにより吸送気管の閉塞を防止し、保守管理に多大の寄与がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案吸紙装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図2】同じく要部の作動状態を示す縦断面図である。
【図3】同じく要部の作動状態を示す縦断面図である。
【図4】同じく要部の他の実施例を示す断面図である。
【図5】この考案吸紙装置を丁合機に実施させた例を示
す説明図である。
【符号】
1 吸盤 2 吸送気管 2a 通気孔 2a1 支承環上面の連通孔 2b 支承環 2b1 支承環の下面 2b2 支承環の上面 2c 側周通気孔 2d 下端開孔 4 可動体 4a 円筒部 4b 蓋部 4b1 蓋部の下面 4c 開孔 4d 軸受孔 4e 底部 4e1 内底面 5 拡縮空間 6 空洞部 7 丁合機の刷本取り出し装置 8 腕杆 9 刷本

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸送気管2に可動体4を被嵌し、その内
    径面を吸送気管2の外周に拡径した支承環2bの周面を
    連接し、可動体4の支承環2bの上方側を蓋部4bとし
    てその外面に吸盤1を取り付け、蓋部4bに設けた開孔
    4cにより吸盤1内方と可動体4の内方とを連通し、可
    動体4の下端を底部4eに形成し、その底部に設けた軸
    受孔4dに前記吸送気管2の下半を嵌挿し、その下端を
    外方に突出させ、可動体4を吸送気管2に対して気密の
    習動自在に設け、吸送気管2の支承環2bの下方周面に
    側周通気孔2cを設け、この側周通気孔を吸送気管2の
    支承環2bの下面2b1と可動体4の内底面4e1とに
    構成される拡縮空間5に連通し、側周通気孔2cより上
    方の吸送気管2の可動体4内方へ連通する通気孔2a1
    を小径に設けて連通し、蓋部の下面4b1と支承環2a
    の上面2b1とに空圧作用面となる空洞部6を設けてな
    る、吸紙装置。
  2. 【請求項2】 吸送気管2の支承環2bの周面と、可動
    体4の底部4eの軸受孔4dに環状U字溝2f,4fを
    夫々設け、その夫々に気密リング2g,4gを嵌装して
    いることを特徴とする請求項1の吸紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62108345U (ja) * 1985-12-26 1987-07-10

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