JPH05246015A - 印刷機の複数個のインキつぼのインキキーを調節する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 印刷機の複数個のインキつぼのインキキーを
調節する装置及び方法。 【構成】 インキキー調節手段は、作動されると、所属
のインキつぼ２５，２６，３５，３６，４５，４６，５
５，５６の選択されたインキキーを運動させる。調節装
置は複数個のインキつぼ制御手段７０，７４，７８，８
２を含み、各々のインキつぼはインキつぼ制御手段７
０，７４，７８，８２を有し、各々のインキつぼ制御手
段７０，７４，７８，８２はその所属のインキつぼのイ
ンキキー調節手段を制御する。集中制御手段１０２がイ
ンキつぼ制御手段７０，７４，７８，８２の各々へ制御
可能に接続されていて、インキつぼ制御手段７０，７
４，７８，８２の各々のインキキー調節手段を同時に制
御できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インキつぼキーの位置
を制御する方式を対象とし、詳細には印刷機の複数個の
インキつぼのインキキーの位置を調節する装置及び方法
に関する。

【０００２】

【従来技術】印刷機におけるインキキー調節機構を制御
するための電子制御装置は技術的に知られている。この
種の装置は、複数個のインキつぼを備えたインキキー調
節機構を制御する集中制御手段を含む。位置検出装置が
インキキーの位置を示すフィードバック位置情報を、集
中制御手段へ供給する。集中制御手段が、選択されたイ
ンキつぼにおけるインキキーの位置を、メモリに記憶さ
れているプログラミングされた制御シーケンスに従って
制御する。

【０００３】公知のインキキー制御方式において、集中
制御手段は、１度に１つのインキつぼにおけるインキキ
ーを制御するだけである。他のインキつぼのインキキー
の位置は、集中制御手段が当該のインキキー調節過程を
終了した後にだけ、調節できる。この調節過程は時間を
浪費する。

【０００４】

【発明の解決すべき課題】本発明の課題は、印刷機の複
数個のインキつぼを同時に調節できる方法及び装置を提
供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この課題は本発明により
次のようにして解決されている。即ち冒頭に述べた形式
の複数個の印刷機のインキつぼのインキキーを調節する
装置において、該調節装置が、インキキー調節手段を備
えており、該インキキー調節手段は、これが作動される
と、印刷機の所属のインキつぼの選択されたインキキー
を運動させるようにし；複数個のインキつぼ制御手段を
備えており、この印刷機の各々のインキつぼは所属のイ
ンキつぼ制御手段を有しており、該インキつぼ制御手段
の各々はその所属のインキつぼのインキキー調節手段を
制御するようにし；さらに前記のインキつぼ制御装置の
各々と制御可能に接続されている集中制御手段を備えて
おり、該集中制御手段は、複数個のインキつぼのインキ
キーを同時に調節可能にするために、各々のインキ制御
装置を制御するように構成したのである。

【０００６】さらに本発明による印刷機の複数個のイン
キつぼのインキキーを調節するための方法によれば、印
刷機の複数個のインキつぼのインキキーを調節する装置
を作動する方法において、該調節装置が、インキキー調
節手段を備えており、該インキキー調節手段は、これが
作動されると、印刷機の所属のインキつぼの選択された
インキキーを運動させるようにし；複数個のインキつぼ
制御手段を備えており、この印刷機の各々のインキつぼ
は所属のインキつぼ制御手段を有しており、該インキつ
ぼ制御手段の各々はその所属のインキつぼのインキキー
調節手段を制御するようにし；さらに前記のインキつぼ
制御装置の各々と制御可能に接続されている形式の調節
装置の作動法において、前記方法が次のステップを有す
るようにし、即ち中央制御手段に、第１のインキつぼの
インキつぼキーの位置を調節するように命令するステッ
プ；第１インキつぼに所属するインキつぼ制御手段へ位
置定め命令を送信するステップ；中央制御手段に、第２
のインキつぼのインキつぼキーの位置を調節するように
命令するステップ;第１の及び第２のインキつぼを同時
に調節可能にするために、第１のインキつぼへの命令に
依存することなく、第２のインキつぼに所属するインキ
つぼ制御手段へ位置定め命令を送信するステップ；とを
有するようにしたのである。

【０００７】

【実施例の説明】次に本発明の実施例を図面を用いて説
明する。

【０００８】本発明は複数個のインキつぼを有する印刷
機を制御する装置に関する。本発明は種々異なる構成の
印刷機において使用できる。以下の説明は、本発明を多
色リトグラフ印刷機へ適用した一例を示すに過ぎない。

【０００９】図１に示されている様に、多色リトグラフ
印刷機１０は複数個の印刷ユニット２０，３０，４０及
び５０を有する。４つの印刷ユニットが示されている
が、４ではない個数の印刷ユニットを使用できることも
わかる。印刷ユニット２０，３０，４０，５０は、公知
の様にそれぞれ１対のインクつぼを有する。

【００１０】各々の印刷ユニツトは上側及び下側のプレ
ートシリンダ（図示されていない）及び共働する上側及
び下側ブランケットシリンダ（図示されていない）を有
する。各々の印刷ユニットは、印刷機１０の中を送られ
る巻き取り紙の関連の面を印刷する。各々の上側及び下
側プレートシリンダは、プレートシリンダへインキを供
給するための所属のインキつぼを有する。技術的に周知
のようにインキは、プレートシリンダが回転するにつれ
てインキがインキつぼから、その所属のプレートシリン
ダへ移送される。プレート上の像（またはタイプ組）は
ブランケットシリンダへ写され、次にこのブランケット
シリンダがこの像を、この印刷ユニット中を通過する巻
き取り紙の所属の面へ写す。

【００１１】例えば印刷ユニット２０は上側インキつぼ
２５と下側インキつぼ２６を有する。印刷ユニット３０
は上側インキつぼ３５と下側インキつぼ３６を有する。
印刷ユニット４０は上側インキつぼ４５と下側インキつ
ぼ４６を有する。印刷ユニット５０は上側インキつぼ５
５と下側インキつぼ５６を有する。

【００１２】各々のインキつぼ２５，２６，３５，３
６，４５，４６，５５及び５６は同じ構造と動作形式を
有する。簡単にするため、インキつぼ２５だけの構造と
動作を、図２を用いて詳細に示す。インキつぼ２５は、
印刷ユニット２０を横方向に横切るように延在するイン
キつぼローラ２１を有する。セグメント状のドクターナ
イフ２２がインキローラ２１に隣り合うように配置され
ており、このインキロール２１を横切るように横方向へ
延在する。

【００１３】インキ膜スペースとしての空隙２３が、イ
ンキローラ２１の外周面２４とドクターナイフ２２の下
縁２７との間に形成されている。インキローラ２１とド
クターナイフ２２との間の空隙２３は、誇張されて図示
されている。空隙２３はインキローラ２１に沿って複数
個の横方向位置において調節可能である。その目的は、
インキつぼ２５からその所属の印刷ユニット２０の（図
示されていない）印刷シリンダへ流れるインキ量を局所
的に制御するためである。ドクターナイフ２２とインキ
ローラ２１が、印刷技術において周知のようにインキだ
め２８を形成する。インキローラ２１の外周面２４とド
クターナイフ２２の下縁２７との間に形成されている空
隙２３を、インキがインキだめ２８から、インキローラ
２１の上の制御されたインキ厚さを形成するために、通
過する。

【００１４】複数個のインキ流調節手段６０がインキつ
ぼ２５の横方向領域に沿って動作可能に配置されてい
る。調節手段６０はドクターナイフ２２の上の関連の位
置をそれぞれ押圧し、これにより、インキローラ２１と
ドクターナイフ２２との間の空隙２３の大きさを制御す
る、即ち調節する。

【００１５】インキ流調節手段６０の各々はインキキー
６１を有する。このインキキーは、インキつぼ２５のフ
レームの固定部分を貫通可能に係合するねじを有する。
インキキー６１はドクターナイフ２２の関連の部分を押
圧するチップ部分を有する。ドクターナイフ２２とイン
キローラ２１との間に存在するギャップ２３の大きさ
は、インキつぼのフレームへキーをねじこんで出入りさ
せることによるインキキーの位置において調節可能であ
る。インキキー６１はキー双方向駆動電気モータ６２に
より駆動される。モータ６２はインキキー６１を軸線方
向へ出し入れする。

【００１６】ポテンショメータ６３がその所属のインキ
キー６１へ作動接続されている。ポテンショメータのイ
ンピーダンスはインキキー６１の位置へ関数的に関連づ
けられている。そのためポテンショメータ６３はキー６
１の位置を検出するための手段を形成し、このキーに接
するドクターナイフ上の位置における空隙２３の大きさ
を監視する。

【００１７】印刷ユニットの各々は１つの所属のインキ
つぼ制御手段を有する。例えば印刷ユニット２０（図
１）はインキつぼ制御手段７０を有する。印刷ユニット
３０はインキつぼ制御手段７４を有する。印刷ユニット
４０はインキつぼ制御手段７８を有する。印刷ユニット
５０はインキつぼ制御手段８２を有する。

【００１８】インキつぼ制御手段７０とインキつぼ２５
との電気接続が図示されている。他のインキつぼ制御手
段とそれらの所属のインキつぼとの間の電気接続も同様
であることが理解される。インキつぼ制御手段７０は線
６５を介してキー駆動モータ６２と接続されている。プ
ログラミングされた命令にしたがって制御手段７０がモ
ータ６２を制御する。その目的はキー６１を位置定めし
て、ドクターナイフ２２とこのキーの直前のローラ２１
との間の空隙２３を調節するためである。ポテンショメ
ータ６３は、キー６１の位置及び空隙２３の大きさに関
するフィードバック信号をインキつぼ制御手段７０へ供
給する。

【００１９】図１及び図３に示されている様に制御卓１
００は集中制御手段１０２を含む。この集中制御手段は
インキつぼ制御手段７０，７４，７８及び８２の各々と
後述のように交信する。制御卓１００はさらに操作者接
触式スクリーンディスプレー１０４及び、印刷された用
紙を支持するための用紙検査領域１０６を含む。この印
刷された用紙は、印刷ユニットのいずれか１つによりま
たはこれらの任意の組み合わせにより印刷された像を有
する。制御卓１００は手動操作式の遠隔選択スイッチ配
列体１０８も含む。この配列体は選択されたインキつぼ
におけるインキキーの位置を調節する。スイッチの配列
体１０８は、複数個のスイッチ対へ分割される。各々の
スイッチの対はそれぞれのインキキーと関連づけられて
おり、さらにいずれかの印刷ユニットのためのドクター
ナイフ上の横方向位置に相応する用紙検査領域１０６の
所定の欄の領域とも、関連づけられている。

【００２０】制御卓１００はさらに、操作者にインキキ
ーを所望の位置へ調節する動作を支援するための棒グラ
フ表示パネル１１０を含む。表示パネル１１０は、発光
ダイオード（ＬＥＤ）列の複数個の欄を有する。ＬＥＤ
配列体の欄の数はインキキーの数及びスイッチ１０８の
対の数に相応する。有利に、インキつぼの各々に所属す
るインキキーの数は、３６であり、スイッチ１０８の対
の数は３６であり、したがって表示パネル１１０におけ
るＬＥＤ配列体の欄の数は３６である。

【００２１】接触式スクリーンディスプレー１０４は、
印刷ユニット２０，３０，４０，５０の制御操作用の操
作者入力装置を構成する。この入力装置は、インキつぼ
の選択と、調節されるべきそのインキつぼにおけるイン
キキーの選択を行う。接触式スクリーン１０４，スイッ
チ１０８，及びディスプレー１１０は集中制御手段１０
２へ電気接続されている。ディスプレー１０４が制御手
段１０２に操作者への情報を表示させ、さらに操作者
が、ソフトウェアプログラムにより作動される適切な位
置でディスプレースクリーンに触れるだけで、制御手段
へ情報を入力させるための簡単な手段を構成する。この
種の接触式スクリーンディスプレーは周知であるためこ
こでは詳述しない。

【００２２】集中制御手段１０２は有利にモデル２８６
ＰＣＡＴ型計算器である。集中制御手段１０２は、接触
式スクリーンディスプレー１０４と組み合わされて、印
刷ユニット２０，３０，４０，５０に関連づけられた複
数個のメニュー及び／またはグラフ表示を共働して供給
する。複数個の選択スイッチを含む操作者制御ボード１
１２が、接触式スクリーンディスプレー１０４の近傍に
設けられていて、印刷操作者からの別の入力源を、個々
の印刷ユニットの制御のために構成する。

【００２３】集中制御手段１０２は所属の交信制御手段
１１６を有する。命令が印刷操作者から集中制御手段１
０２へ入力されると、データが並列に処理される。交信
制御手段１１６は、集中制御手段１０２からの並列デー
タを直列データへ変換することにより、高速の直列リン
クを形成する。交信制御手段１１６は、インキつぼ制御
手段との交信用の低レベルのプロトコールも付加する。

【００２４】各々のインキ制御手段は所属のインキつぼ
交信制御手段を有する。例えばインキつぼ制御手段７０
はインキつぼ交信制御手段１２０と作用接続されてい
る。インキつぼ制御手段７４はインキつぼ交信制御手段
１２２と作用接続されている。インキつぼ制御手段７８
はインキつぼ交信制御手段１２４と作用接続されてい
る。インキつぼ制御手段８２はインキつぼ交信制御手段
１２６と作用接続されている。

【００２５】交信制御手段１１６は、１本のより線対１
４０だけを介してインキ交信制御手段１２０，１２２，
１２４，１２６の各々へ接続されている。このより線対
は直列のネットワークを形成する。集中制御手段１０２
から送出された各々の命令は、宛先制御ノードをまたは
宛先アドレスを表す符号を含む。各々のインキつぼは所
属の固有のノードアドレスを有する。インキつぼ交信制
御手段は直列線路を介して命令を受け取り、さらに低レ
ベルの通信プロトコールを除去して、高レベルの制御メ
ッセージをインキつぼ制御手段へ転送する。メッセージ
中のアドレスが、そのインキつぼ制御手段のためのアド
レスに対応すると、インキつぼ制御手段が像用のインキ
つぼへのモータ位置定め要求を実行して、インキキーモ
ータの運動が終了した時は、集中制御手段１０２へメッ
セージを送返する。

【００２６】インキつぼの各々は、これへ作用接続され
る所属のメモリを有する。例えばインキつぼ制御手段７
０はメモリ１５０と接続されている。インキつぼ制御手
段７４はメモリ１５２と接続されている。インキつぼ制
御手段７８はメモリ１５６と接続されている。インキつ
ぼ制御手段８２はメモリ１５８と接続されている。所属
のインキつぼメモリの各々の中に、所属の制御手段を動
作させるための動作プログラムが記憶されている。

【００２７】インキつぼ制御手段は、アナログ・デイジ
タル変換器，並列インターフェース，直列ポート，及び
キー駆動モータをオン・オフするための入力／出力チャ
ンネルを有する市販のマイクロコンピュータである。

【００２８】インキつぼ制御手段は、その印刷インキつ
ぼにおけるそれらの所属のキーの位置の閉ループ制御を
実施する。１つの位置命令がそのインキつぼ制御手段の
ために受信されると、インキつぼ制御手段はモータを、
命令された位置における所属のキーを位置定めする目的
で駆動する。インキつぼ制御手段は、実際の位置が所望
の位置と一致することを保証する目的で、フィードバッ
クポテンショメータを監視する。キーの実際の位置が所
望の位置と一致すると、インキつぼ制御手段はキー駆動
モータを停止する。

【００２９】インキ制御手段の各々は、もしこの制御装
置が現在の運動命令を完了していない時は、以後に受信
した命令をそれらの所属のメモリの中に記憶する。新た
に受信された命令は所属のメモリの中に、このインキつ
ぼ制御手段がこの情報を、その印刷ユニットにおけるイ
ンキキーを制御するために取り出すまで保存される。

【００３０】４つのインキつぼ制御手段と集中制御手段
の組み合わせ体が、印刷機１０の動作を制御するための
個別形制御装置を構成することは明らかである。図１に
示されている様に、印刷機１０のための個別形制御装置
を提供することにより、多くの利点が得られる。１つの
利点は、１つの印刷ユニットのインキつぼのインキキー
が、他の印刷ユニットのインキつぼのインキキーと同時
に運動されることである。このことは次の動作に基づ
く、即ち集中制御手段は、他のインキつぼがその所属の
インキ制御手段へ送出された先行の命令に応動して調節
されている間中に、集中制御手段がキー位置命令を第２
のインキつぼ制御手段へ送出できることに基づく。前述
の“同時に”とは、他のインキつぼのキーが調節されて
いる━必ずしも同じ時間間隔においてではない━間中
に、１つのインキつぼのキーが調節されていることを、
意味する。集中制御手段が１つの命令を送出すると、所
属のインキつぼ制御手段が実際のキーの運動の制御を引
き受けて、これにより集中制御手段が別の命令を送出可
能にする。この装置が動作できる速さは、操作者が位置
定め要求を行う速さによってしか実際に制限されない。
（従来装置の場合のように）操作者が別の位置定め要求
を入力する前に、操作者がその位置定め要求のうちの１
つが完了されるのを待機する必要はない。

【００３１】当業者は、前述の本発明の説明からの改
善、変更及び修正を理解できるであろう。この種の改
善、変更及び修正は従属形式の請求項により当業者の技
術範囲内で実施できるように意図されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のブロックダイヤグラム図である。

【図２】図１のブロックダイヤグラム図の部分拡大図で
ある。

【図３】本発明において用いられる制御卓の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１０ 印刷機 ２０，３０，４０，５０ 印刷ユニット ２５，２６，３５，３６，４５，４６，５５，５６
インキつぼ ２１ インキつぼローラ ２２ ドクターナイフ ２３ 空隙 ２４ 外周面 ２７ ドクターナイフの下端 ６０ インキ流調節装置 ６１ インキキー ６２ 駆動モータ ６３ ポテンションメータ ７０，７４，７８，８２ インキつぼ制御手段 １００ 制御卓 １０２ 集中制御手段 １０４ 接触式スクリーンディスプレー １０６ 用紙検査領域 １０８ スイッチ １１０ ディスプレーパネル １１６ 通信制御手段 １２０，１２２，１２４，１２６ インキつぼ通信制
御手段 １４０ より線対 １５０，１５２，１５６，１５８ メモリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーヴン ピー フラツェク アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー リー ホイールライト ドライヴ 14 (72)発明者 ガブリエル ピー ピカーチェ アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー サマーズワース プロスペクト ストリー ト 69

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷機の複数個のインキつぼのインキキ
   ーを調節する装置において、該調節装置が、 インキキー調節手段を備えており、該インキキー調節手
   段は、作動されると、印刷機の所属のインキつぼの選択
   されたインキキーを運動させるようにし；複数個のイン
   キつぼ制御手段を備えており、この印刷機の各々のイン
   キつぼは所属のインキつぼ制御手段を有しており、該イ
   ンキつぼ制御手段の各々はその所属のインキつぼのイン
   キキー調節手段を制御するようにし；さらに前記のイン
   キつぼ制御手段の各々と制御可能に接続されている集中
   制御手段を備えており、該集中制御手段は、複数個のイ
   ンキつぼのインキキーを同時に調節可能にするために、
   各々のインキ制御手段を制御することを特徴とする、印
   刷機の複数個のインキつぼのインキキーを調節する装
   置。
2. 【請求項２】 集中制御手段が、直列リンクを介して、
   インキつぼ制御手段の各々と接続されている請求項１記
   載の調節装置。
3. 【請求項３】 前記の制御手段が、命令信号を直列形式
   で出力する集中交信制御手段を含み、さらに前記インキ
   つぼ制御手段が所属のインキつぼ交信制御手段を含み、
   該インキつぼ交信制御手段は、集中交信制御手段から直
   列の命令信号を受信して該命令信号をインキつぼ制御手
   段へ転送するようにした、請求項２記載の調節装置。
4. 【請求項４】 集中制御手段がアドレス信号を送信する
   手段を含み、各々のインキつぼ制御手段が所属のアドレ
   スを有し、さらにインキつぼ制御手段の各々が集中制御
   手段からのその所属のアドレスを識別する手段を含み、
   インキつぼ制御手段の各々は、その所属のアドレスの伴
   われた命令だけに応動するようにした、請求項２記載の
   調節装置。
5. 【請求項５】 さらにインキキーの位置をフィードバッ
   クするセンサ手段を含み、各々のインキキー調節手段が
   その所属のインキキー位置フィードバックセンサ手段を
   有し、該フィードバック手段は、その所属のインキキー
   位置を表すフィードバック信号を供給する所属のインキ
   つぼ制御手段へ接続されている請求項１記載の調節装
   置。
6. 【請求項６】 印刷機の複数個のインキつぼのインキキ
   ーを調節する方法において、該調節装置は、 インキキー調節手段を備えており、インキキー調節手段
   は、これが作動されると、印刷機の所属のインキつぼの
   選択されたインキキーを運動させるようにし；複数個の
   インキつぼ制御手段を備えており、この印刷機の各々の
   インキつぼは所属のインキつぼ制御手段を有しており、
   該インキつぼ制御手段の各々はその所属のインキつぼの
   インキキー調節手段を制御するようにし；さらに前記の
   インキつぼ制御装置の各々と制御可能に接続されている
   形式の調節装置の作動法において、前記方法が次のステ
   ップを有するようにし、即ち中央制御手段に、第１のイ
   ンキつぼのインキつぼキー位置を調節するように命令す
   るステップ；第１インキつぼに所属するインキつぼ制御
   手段へ位置定め命令を送信するステップ；中央制御手段
   に、第２のインキつぼのインキつぼキーの位置を調節す
   るように命令するステップ；第１の及び第２のインキつ
   ぼを同時に調節可能にするために、第１のインキつぼへ
   の命令に依存することなく、第２のインキつぼに所属す
   るインキつぼ制御手段へ位置定め命令を送信するステッ
   プ；とを有することを特徴とする、印刷機の複数個のイ
   ンキつぼのインキキーを調節する方法。
7. 【請求項７】 集中制御手段を、直列データ接続を介し
   て、インキつぼ制御手段の各々へ接続するステップを有
   するようにした、請求項６記載の調節方法。
8. 【請求項８】 命令と共にアドレス信号を送信するステ
   ップを含むようにし、第１の及び第２のインキつぼ制御
   手段は所属のアドレスを有しており、該第１の及び第２
   のインキつぼ制御手段は、それらの所属のアドレスを集
   中制御手段から送信されるアドレスと比較して、それら
   の所属のアドレスに一致するアドレスを伴う位置定め命
   令だけに応動する請求項７記載の調節方法。