JPH06255086A - 輪転機用インク供給量調整装置 - Google Patents
輪転機用インク供給量調整装置Info
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- JPH06255086A JPH06255086A JP5045521A JP4552193A JPH06255086A JP H06255086 A JPH06255086 A JP H06255086A JP 5045521 A JP5045521 A JP 5045521A JP 4552193 A JP4552193 A JP 4552193A JP H06255086 A JPH06255086 A JP H06255086A
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- ink supply
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 タッチパネル式のディスプレイ装置(31)
に、版胴を選択する胴選択部(63)と、用紙の頁を選
択する頁選択部(64)と、各頁のコラムの数に対応す
る数の開度表示部(57)と、開度調整値を入力するテ
ンキー部(60)と、同テンキー部で設定された値を現
在開度値に対して増加または減少させるプラスキー(5
8)およびマイナスキー(59)とを備え、セットされ
た開度値に基づいて該当のインク区域のインク供給量を
制御する制御手段を備えた輪転機用インク供給量調整装
置。 【効果】 テンキーで入力した値を瞬時にセットできる
ため、操作時間を著しく短縮することができる。操作キ
ーおよび表示部を版胴毎に頁毎のコラム単位とし、頁選
択、版胴選択により、全てのインク区域に対する設定を
大きくない画面でも見易く、操作し易くすることができ
る。
に、版胴を選択する胴選択部(63)と、用紙の頁を選
択する頁選択部(64)と、各頁のコラムの数に対応す
る数の開度表示部(57)と、開度調整値を入力するテ
ンキー部(60)と、同テンキー部で設定された値を現
在開度値に対して増加または減少させるプラスキー(5
8)およびマイナスキー(59)とを備え、セットされ
た開度値に基づいて該当のインク区域のインク供給量を
制御する制御手段を備えた輪転機用インク供給量調整装
置。 【効果】 テンキーで入力した値を瞬時にセットできる
ため、操作時間を著しく短縮することができる。操作キ
ーおよび表示部を版胴毎に頁毎のコラム単位とし、頁選
択、版胴選択により、全てのインク区域に対する設定を
大きくない画面でも見易く、操作し易くすることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転機において、イン
ク槽から版胴へのインク供給量を調整するための装置に
関する。
ク槽から版胴へのインク供給量を調整するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】輪転機の版胴にインクを供給する方式と
して、インクファウンテン方式が一般的である。これ
は、基本的には、図6に示すような構成となっている。
同図において、インクファウンテンと呼ばれるインク槽
1にはファウンテンローラ2が一部浸っており機械の回
転により定速で回転している。ファウンテンローラ2に
付着したインクはファウンテンローラ2に接するように
取り付けたインクキー3(図7参照)でかき取られ、版
面に必要なインク量に調節されスパイラルローラ4に転
移される。その後、インクは、ピックアップローラ5、
インクシリンダ6、練りローラ7、渡りローラ8、イン
クシリンダ9、練りローラ10、つけローラ11を介し
て、版胴12の表面に供給される。版胴12と圧胴13
の中を紙が通過し、印刷される。(「新聞印刷 印刷編
改訂版」昭和55年10月31日、社団法人日本新聞協
会発行)。
して、インクファウンテン方式が一般的である。これ
は、基本的には、図6に示すような構成となっている。
同図において、インクファウンテンと呼ばれるインク槽
1にはファウンテンローラ2が一部浸っており機械の回
転により定速で回転している。ファウンテンローラ2に
付着したインクはファウンテンローラ2に接するように
取り付けたインクキー3(図7参照)でかき取られ、版
面に必要なインク量に調節されスパイラルローラ4に転
移される。その後、インクは、ピックアップローラ5、
インクシリンダ6、練りローラ7、渡りローラ8、イン
クシリンダ9、練りローラ10、つけローラ11を介し
て、版胴12の表面に供給される。版胴12と圧胴13
の中を紙が通過し、印刷される。(「新聞印刷 印刷編
改訂版」昭和55年10月31日、社団法人日本新聞協
会発行)。
【0003】図7は、特公平1−51344号公報にお
いて開示されたファウンテンローラ2とインクキー3に
よるインク供給量の調整機構を示すものである。図中3
Aは、インクキー3の下方へ延びるアーム部であり、同
アーム部3Aは軸3Bを中心に揺動可能に支承されてお
り、且つ調整ネジ14と螺合しキー15で回り止めされ
ているナット16の左端により矢印の方向に揺動される
ようになっている。インクキー3の右上方に配設されて
いる部材1Aはインク槽1のフレームと一体的に構成さ
れており、さらにインクキー3の背部と摺動可能に接触
されている。17は引張バネであって、アーム部3Aを
常時図の右方へ引き寄せるようにしており、調整ネジ1
4とアーム部3Aの間に機械的ガタが生じるのを妨げて
いる。18はステップモータであり、その回転は調整ネ
ジ14へ伝達される。19はポテンショメータであり、
調整ネジ14の回転がギア列20を介して伝えられるよ
うになっている。ファウンテンローラ2とインクキー3
との間の間隙をステップモータ18で制御することによ
り、ファウンテンローラ2から供給されるインクの量を
調整することができる。
いて開示されたファウンテンローラ2とインクキー3に
よるインク供給量の調整機構を示すものである。図中3
Aは、インクキー3の下方へ延びるアーム部であり、同
アーム部3Aは軸3Bを中心に揺動可能に支承されてお
り、且つ調整ネジ14と螺合しキー15で回り止めされ
ているナット16の左端により矢印の方向に揺動される
ようになっている。インクキー3の右上方に配設されて
いる部材1Aはインク槽1のフレームと一体的に構成さ
れており、さらにインクキー3の背部と摺動可能に接触
されている。17は引張バネであって、アーム部3Aを
常時図の右方へ引き寄せるようにしており、調整ネジ1
4とアーム部3Aの間に機械的ガタが生じるのを妨げて
いる。18はステップモータであり、その回転は調整ネ
ジ14へ伝達される。19はポテンショメータであり、
調整ネジ14の回転がギア列20を介して伝えられるよ
うになっている。ファウンテンローラ2とインクキー3
との間の間隙をステップモータ18で制御することによ
り、ファウンテンローラ2から供給されるインクの量を
調整することができる。
【0004】以上がインクファウンテン方式によるイン
ク供給方式の概要である。新聞紙等の大面積の印刷を行
う場合、インク供給量の調整は、全体を一括して行うの
ではムラが出やすいので、現実には、新聞紙の4面
(頁)にそれぞれ8個(一部には9個のものがある)の
コラムを設け、全体を32コラムに区域分けして調整で
きるようにしている。すなわち、写真等の黒の部分が多
いコラムと、文字だけのコラムとでは、使用するインク
の量が異なり、よって版胴の表面に均等にインクを供給
したのでは、印刷の仕上がりに逆にムラが出ることがあ
るのである。
ク供給方式の概要である。新聞紙等の大面積の印刷を行
う場合、インク供給量の調整は、全体を一括して行うの
ではムラが出やすいので、現実には、新聞紙の4面
(頁)にそれぞれ8個(一部には9個のものがある)の
コラムを設け、全体を32コラムに区域分けして調整で
きるようにしている。すなわち、写真等の黒の部分が多
いコラムと、文字だけのコラムとでは、使用するインク
の量が異なり、よって版胴の表面に均等にインクを供給
したのでは、印刷の仕上がりに逆にムラが出ることがあ
るのである。
【0005】したがって、図7のようなインク供給量の
調整機構は、1版胴に対して32個設けられ、独立して
開度調整できるようになっている。近年のカラー印刷の
輪転機では、版胴が4個あるので、調整機構は128個
必要となる。
調整機構は、1版胴に対して32個設けられ、独立して
開度調整できるようになっている。近年のカラー印刷の
輪転機では、版胴が4個あるので、調整機構は128個
必要となる。
【0006】このような個々のインク区域に対する調整
を行う装置として、特公昭58−1678号公報に記載
されたものがある。これは、すべてのインク区域に対応
する数の表示部を操作パネルに備え、その表示部の下
に、インク量を増減させるためのプラスキーおよびマイ
ナスキーを備えたものである。インク量調整を行いたい
区域に対応するキーを押すと、前記のインク量調整機構
が作動してインクキーが動かされてインク量が増減す
る。
を行う装置として、特公昭58−1678号公報に記載
されたものがある。これは、すべてのインク区域に対応
する数の表示部を操作パネルに備え、その表示部の下
に、インク量を増減させるためのプラスキーおよびマイ
ナスキーを備えたものである。インク量調整を行いたい
区域に対応するキーを押すと、前記のインク量調整機構
が作動してインクキーが動かされてインク量が増減す
る。
【0007】しかしながら、特公昭58−1678号公
報に記載された装置では、すべてのインク区域に対応す
る数、例えば32個の表示部とそれに対応するプラスキ
ーおよびマイナスキーを操作パネル上に備えているため
に、広い面積を必要としていた。
報に記載された装置では、すべてのインク区域に対応す
る数、例えば32個の表示部とそれに対応するプラスキ
ーおよびマイナスキーを操作パネル上に備えているため
に、広い面積を必要としていた。
【0008】また、特公昭56−23795号公報に
は、すべてのインク区域に対応する表示部およびキーの
代わりに、新聞用紙の全紙を4つの版位置(頁)に分割
し、各区域に対して、9個のコラムを割り当て、各コラ
ムに対応してプラスキーおよびマイナスキーを設けるこ
とにより、操作部および表示部を設けた操作パネルの広
さを小さくしたインク供給量調整装置が記載されてい
る。
は、すべてのインク区域に対応する表示部およびキーの
代わりに、新聞用紙の全紙を4つの版位置(頁)に分割
し、各区域に対して、9個のコラムを割り当て、各コラ
ムに対応してプラスキーおよびマイナスキーを設けるこ
とにより、操作部および表示部を設けた操作パネルの広
さを小さくしたインク供給量調整装置が記載されてい
る。
【0009】しかしながら、この装置では、例えばある
区域のインク供給量を5段階増加させたい場合、該当の
プラスキーを5回押すか、表示部を見ながら、設定値が
5段階上昇するまでプラスキーを押し続ける必要があ
り、押し過ぎて行き過ぎた場合にはマイナスキーを押し
て修正していた。これでは、多数のインク供給量調整を
要する場合などは、調整し終わるまで時間が掛かり過
ぎ、操作員もいらだちを覚えてくるという問題があっ
た。
区域のインク供給量を5段階増加させたい場合、該当の
プラスキーを5回押すか、表示部を見ながら、設定値が
5段階上昇するまでプラスキーを押し続ける必要があ
り、押し過ぎて行き過ぎた場合にはマイナスキーを押し
て修正していた。これでは、多数のインク供給量調整を
要する場合などは、調整し終わるまで時間が掛かり過
ぎ、操作員もいらだちを覚えてくるという問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、インク供給量の調整作業の時間を短縮し、正確な
設定を行うことができ、また、同一操作面で各種の制御
ファクターの設定、変更が可能な輪転機用インク供給量
調整装置を提供することにある。
題は、インク供給量の調整作業の時間を短縮し、正確な
設定を行うことができ、また、同一操作面で各種の制御
ファクターの設定、変更が可能な輪転機用インク供給量
調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の輪転機用インク供給量調整装置は、タッチ
パネル式のディスプレイ装置に、インク区域に対応する
インク供給量調整機構におけるインクキーの開度を表示
する開度表示部と、開度調整値を入力するテンキー部
と、同テンキー部で設定された値を現在開度値に対して
増加または減少させるプラスキーおよびマイナスキーと
を備え、セットされた開度値に基づいて該当のインク区
域のインク供給量を制御する制御手段を備えたものであ
る。
め、本発明の輪転機用インク供給量調整装置は、タッチ
パネル式のディスプレイ装置に、インク区域に対応する
インク供給量調整機構におけるインクキーの開度を表示
する開度表示部と、開度調整値を入力するテンキー部
と、同テンキー部で設定された値を現在開度値に対して
増加または減少させるプラスキーおよびマイナスキーと
を備え、セットされた開度値に基づいて該当のインク区
域のインク供給量を制御する制御手段を備えたものであ
る。
【0012】この装置において、前記タッチパネル式の
ディスプレイ装置に、版胴を選択する胴選択部と、用紙
の頁を選択する頁選択部と、各頁のコラムの数に対応す
る数の開度表示部とを備えて、表示する開度表示部およ
びキーの数を減少させることができる。
ディスプレイ装置に、版胴を選択する胴選択部と、用紙
の頁を選択する頁選択部と、各頁のコラムの数に対応す
る数の開度表示部とを備えて、表示する開度表示部およ
びキーの数を減少させることができる。
【0013】また、同じディスプレイ装置を用いて、イ
ンク供給量の初期値を設定するプリセット画面へ切替え
るようにすることができる。
ンク供給量の初期値を設定するプリセット画面へ切替え
るようにすることができる。
【0014】
【作用】開度を増減させる場合には、増減値をテンキー
で入力し、増加ならばプラスキーを、減少ならばマイナ
スキーを押すことにより、その値に開度がセットされ
る。操作キーおよび表示部を版胴毎に頁毎のコラム単位
とし、頁選択、版胴選択により、全てのインク区域に対
する設定が大きくない画面でも見易く、操作し易くな
る。
で入力し、増加ならばプラスキーを、減少ならばマイナ
スキーを押すことにより、その値に開度がセットされ
る。操作キーおよび表示部を版胴毎に頁毎のコラム単位
とし、頁選択、版胴選択により、全てのインク区域に対
する設定が大きくない画面でも見易く、操作し易くな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る輪転機用インク
供給量調整装置の実施例の構成を示す概念図である。図
中31はコンピュータを内蔵したタッチパネル式の液晶
カラーディスプレイ装置、32はディスプレイ装置31
の内蔵コンピュータが故障したときのバックアップを行
うプラントコントローラ、33はインクキー3の開度を
制御するためのモータ18を駆動制御するインクコント
ローラである。インクキー3の開度は、ポテンショメー
タ19により検出され、フィードバックされる。また、
34は輪転機のインク供給量調整および他の制御の全体
を監視および制御するためのメインコントローラであ
る。
具体的に説明する。図1は本発明に係る輪転機用インク
供給量調整装置の実施例の構成を示す概念図である。図
中31はコンピュータを内蔵したタッチパネル式の液晶
カラーディスプレイ装置、32はディスプレイ装置31
の内蔵コンピュータが故障したときのバックアップを行
うプラントコントローラ、33はインクキー3の開度を
制御するためのモータ18を駆動制御するインクコント
ローラである。インクキー3の開度は、ポテンショメー
タ19により検出され、フィードバックされる。また、
34は輪転機のインク供給量調整および他の制御の全体
を監視および制御するためのメインコントローラであ
る。
【0016】図2〜図4は、ディスプレイ装置31に表
示される画面である。画面の下部には、画面選択キー4
1〜48、上部には画面選択キー49〜52が配列され
ている。これらのキーの機能を次に示す。
示される画面である。画面の下部には、画面選択キー4
1〜48、上部には画面選択キー49〜52が配列され
ている。これらのキーの機能を次に示す。
【0017】INKキー41 :オンライン(印刷運
転中)でのインクキー開度の制御を行う画面を呼び出
す。(電源立ち上げ時は図2の画面が呼び出される。) P・SETキー42:オフラインでのインクキー開度の
プリセットを行う画面を呼び出す。 水元キー43 :水元ロールの回転数の設定を行う
画面を呼び出す。 I・元キー44 :インク元ロールの回転数の設定を
行う画面を呼び出す。 胴制御キー45 :胴および水付、インク付ロールの
入・切および水元、インク元ロールの連動、手動選択を
行う画面を呼び出す。 天地キー46 :版胴の天地・左右調整を行う画面
を呼び出す。 DTRキー47 :断紙検出器の入・切制御を行う画
面を呼び出す。 油・Pキー48 :油ポンプの入・切制御を行う画面
を呼び出す。 連結キー49 :輪転機の軸連結制御を行う画面を
呼び出す。 DT設定キー50 :断紙検出器のパターン設定を行う
画面を呼び出す。 基準設定キー51 :水元およびインク元の基準値設定
用のキー。 故障キー52 :故障内容を表示する画面を呼び出
す。なお、重故障の場合は自動的に画面が移行する。 電源表示53 :電源オンで点灯する。 異常表示54 :異常発生で点灯する。また、重故
障の場合は自動的に故障内容表示画面へ移行する。 油PUMP表示55:油ポンプ運転で点灯する。 R洗浄表示56 :ローラ洗浄運転で点灯する。
転中)でのインクキー開度の制御を行う画面を呼び出
す。(電源立ち上げ時は図2の画面が呼び出される。) P・SETキー42:オフラインでのインクキー開度の
プリセットを行う画面を呼び出す。 水元キー43 :水元ロールの回転数の設定を行う
画面を呼び出す。 I・元キー44 :インク元ロールの回転数の設定を
行う画面を呼び出す。 胴制御キー45 :胴および水付、インク付ロールの
入・切および水元、インク元ロールの連動、手動選択を
行う画面を呼び出す。 天地キー46 :版胴の天地・左右調整を行う画面
を呼び出す。 DTRキー47 :断紙検出器の入・切制御を行う画
面を呼び出す。 油・Pキー48 :油ポンプの入・切制御を行う画面
を呼び出す。 連結キー49 :輪転機の軸連結制御を行う画面を
呼び出す。 DT設定キー50 :断紙検出器のパターン設定を行う
画面を呼び出す。 基準設定キー51 :水元およびインク元の基準値設定
用のキー。 故障キー52 :故障内容を表示する画面を呼び出
す。なお、重故障の場合は自動的に画面が移行する。 電源表示53 :電源オンで点灯する。 異常表示54 :異常発生で点灯する。また、重故
障の場合は自動的に故障内容表示画面へ移行する。 油PUMP表示55:油ポンプ運転で点灯する。 R洗浄表示56 :ローラ洗浄運転で点灯する。
【0018】図2はインク画面を示すものである。本画
面は、コラム1〜8に対応した開度表示部57、プラス
キー58、マイナスキー59、テンキー60、同じ量の
開度を一頁全体に増加させるP+キー61、同じく一頁
全体に減少させるP−キー62、胴選択部63、頁選択
部64を備えている。図2の画面では、操作パネルの位
置画面表示はインクキー1頁分(現在表示中のものは1
L胴側のA頁8コラム分)のみ表示する。胴選択部6
3、頁選択部64のキー操作により、必要な胴、頁を選
択する。全体で4胴分16頁分を選択することができ
る。
面は、コラム1〜8に対応した開度表示部57、プラス
キー58、マイナスキー59、テンキー60、同じ量の
開度を一頁全体に増加させるP+キー61、同じく一頁
全体に減少させるP−キー62、胴選択部63、頁選択
部64を備えている。図2の画面では、操作パネルの位
置画面表示はインクキー1頁分(現在表示中のものは1
L胴側のA頁8コラム分)のみ表示する。胴選択部6
3、頁選択部64のキー操作により、必要な胴、頁を選
択する。全体で4胴分16頁分を選択することができ
る。
【0019】オンラインでのインクキー調整操作手順に
ついて説明する。 胴選択部63で必要な胴を選択する。これにより選択
されたキーが点灯する。同時に画面タイトル表示も変化
する。 頁選択部64で必要な頁を選択する。選択されたキー
が点灯する。 増減したいデータを0〜9のテンキー60を押して入
力する。2桁まで有効で、それ以上入れると3桁以上は
捨てられる。 各コラムのプラスキー58またはマイナスキー59を
押すと、テンキー60で入力されたデータ分だけ増加ま
たは減少する。P+キー61,P−キー62を押すと、
その頁の全コラムが同じだけ一緒に増減する。 インクキー3(図7)が変化したら開度表示部57の
表示が変化する(0〜99%)。
ついて説明する。 胴選択部63で必要な胴を選択する。これにより選択
されたキーが点灯する。同時に画面タイトル表示も変化
する。 頁選択部64で必要な頁を選択する。選択されたキー
が点灯する。 増減したいデータを0〜9のテンキー60を押して入
力する。2桁まで有効で、それ以上入れると3桁以上は
捨てられる。 各コラムのプラスキー58またはマイナスキー59を
押すと、テンキー60で入力されたデータ分だけ増加ま
たは減少する。P+キー61,P−キー62を押すと、
その頁の全コラムが同じだけ一緒に増減する。 インクキー3(図7)が変化したら開度表示部57の
表示が変化する(0〜99%)。
【0020】図3はプリセット画面を示すものである。
この画面は、今から印刷する各頁の各コラム毎のインク
キーの開度をプリセットするためのもので、以下、操作
内容について説明する。 各胴各頁のインクキー毎に0〜9のキーでデータを入
力し、リターンキーを押して各コラム毎に入力する。 PREキーとSTAキーを同時に押すと、プリセット
した値で実際のインクキーの開度がセットされる。 版替え時または印刷途中で一旦印刷を止めて再度印刷
を開始する場合に、MEMキーを押し、リターンキーを
押すと、現状印刷中のインクキー開度が記憶される。記
憶が完了するとMEMランプが消灯する。 印刷終了後、またはの項目でインクキー開度の記憶
完了後、インクの流出を防止するため、インクキーを開
度ゼロにするために、ZERキーとSTAキーを押す。
ZERランプ、STAランプが消灯するとその操作が完
了する。 前項でインクキーを全閉にした状態からで記憶し
たインクキー開度に再度プリセットする場合、MEMキ
ーとSTAキーを押す。両ランプが消灯すると操作完了
である。 4胴の各4頁についてプリセットされたかどうかが、中
央部のPRE,SEL部に表示される。
この画面は、今から印刷する各頁の各コラム毎のインク
キーの開度をプリセットするためのもので、以下、操作
内容について説明する。 各胴各頁のインクキー毎に0〜9のキーでデータを入
力し、リターンキーを押して各コラム毎に入力する。 PREキーとSTAキーを同時に押すと、プリセット
した値で実際のインクキーの開度がセットされる。 版替え時または印刷途中で一旦印刷を止めて再度印刷
を開始する場合に、MEMキーを押し、リターンキーを
押すと、現状印刷中のインクキー開度が記憶される。記
憶が完了するとMEMランプが消灯する。 印刷終了後、またはの項目でインクキー開度の記憶
完了後、インクの流出を防止するため、インクキーを開
度ゼロにするために、ZERキーとSTAキーを押す。
ZERランプ、STAランプが消灯するとその操作が完
了する。 前項でインクキーを全閉にした状態からで記憶し
たインクキー開度に再度プリセットする場合、MEMキ
ーとSTAキーを押す。両ランプが消灯すると操作完了
である。 4胴の各4頁についてプリセットされたかどうかが、中
央部のPRE,SEL部に表示される。
【0021】図4はインクファウンテンローラ調整画面
を示すものである。本画面は、ファウンテンローラの回
転数表示部、オフセット量設定表示部、テンキー部、胴
選択部から構成される。調整手順を次に示す。 胴選択キーにより胴を選択する。 テンキーにより0〜99%の値を入力する。Rキーを
押すとキャンセルする。 リターンキーを押すと%表示に棒グラフで表示され、
印刷中は回転数表示部にファウンテンローラの回転数が
表示される。 基準値の設定はテンキーにより0〜99%を入力し、
画面上部の「基準設定」キーを押すと▲マークがグラフ
下部の設定位置に移動する。
を示すものである。本画面は、ファウンテンローラの回
転数表示部、オフセット量設定表示部、テンキー部、胴
選択部から構成される。調整手順を次に示す。 胴選択キーにより胴を選択する。 テンキーにより0〜99%の値を入力する。Rキーを
押すとキャンセルする。 リターンキーを押すと%表示に棒グラフで表示され、
印刷中は回転数表示部にファウンテンローラの回転数が
表示される。 基準値の設定はテンキーにより0〜99%を入力し、
画面上部の「基準設定」キーを押すと▲マークがグラフ
下部の設定位置に移動する。
【0022】図5は、本発明によるディスプレイ装置3
1を装備した制御盤の例を示す正面図である。71は制
御盤ケース、72は取手であり、内側には、版胴やロー
ル群を制御するためのインバータ装置73,74、電源
75、インクコントローラ76が収納されている。77
は配線用のダクトである。
1を装備した制御盤の例を示す正面図である。71は制
御盤ケース、72は取手であり、内側には、版胴やロー
ル群を制御するためのインバータ装置73,74、電源
75、インクコントローラ76が収納されている。77
は配線用のダクトである。
【0023】図5から分かるように、タッチパネル式の
ディスプレイ装置31としたことにより、操作部および
表示部のスペースは著しく小さくなり、他の制御装置の
収容スペースや配線スペースを余裕をもって確保できる
ようになった。
ディスプレイ装置31としたことにより、操作部および
表示部のスペースは著しく小さくなり、他の制御装置の
収容スペースや配線スペースを余裕をもって確保できる
ようになった。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば以下の
効果を奏する。 テンキーで入力した値を瞬時にセットできるため、操
作時間を著しく短縮することができる。
効果を奏する。 テンキーで入力した値を瞬時にセットできるため、操
作時間を著しく短縮することができる。
【0025】操作キーおよび表示部を版胴毎に頁毎の
コラム単位とし、頁選択、版胴選択により、全てのイン
ク区域に対する設定を大きくない画面でも見易く、操作
し易くすることができる。
コラム単位とし、頁選択、版胴選択により、全てのイン
ク区域に対する設定を大きくない画面でも見易く、操作
し易くすることができる。
【0026】同じディスプレイ装置を用いて、インク
供給量の初期値を設定するプリセット画面へ切替えるこ
とができるので、操作パネルを大きくすることなく、多
くの機能を持たせることができる。
供給量の初期値を設定するプリセット画面へ切替えるこ
とができるので、操作パネルを大きくすることなく、多
くの機能を持たせることができる。
【図1】 本発明に係る輪転機用インク供給量調整装置
の実施例の構成を示す概念図である。
の実施例の構成を示す概念図である。
【図2】 本実施例におけるインクキー開度設定の表示
画面の例を示す図である。
画面の例を示す図である。
【図3】 本実施例におけるインクキー開度プリセット
の表示画面の例を示す図である。
の表示画面の例を示す図である。
【図4】 本実施例におけるファウンテンローラ調整用
の表示画面の例を示す図である。
の表示画面の例を示す図である。
【図5】 本発明を適用した制御盤の例を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】 インクファウンテン方式のインク供給方式の
概略図である。
概略図である。
【図7】 インクキーによるインク供給量の調整機構の
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
1 インク槽、2 ファウンテンローラ、3 インクキ
ー、4 スパイラルローラ、5 ピックアップローラ、
6 インクシリンダ、7 練りローラ、8 渡りロー
ラ、9 インクシリンダ、10 練りローラ、11 つ
けローラ、12 版胴、13 圧胴、14 調整ネジ、
15 キー、16 ナット、17 引張バネ、18 ス
テップモータ、19 ポテンショメータ、20 ギア
列、31 ディスプレイ装置、32 プラントコントロ
ーラ、33 インクコントローラ、34メインコントロ
ーラ、41〜52 画面選択キー、53〜56 ラン
プ、57開度表示部、58 プラスキー、59 マイナ
スキー、60 テンキー、61P+キー、62 P−キ
ー、63 胴選択部、64 頁選択部、71 制御盤ケ
ース、72 取手、73,74 インバータ装置、75
電源、76 インクコントローラ、77 ダクト
ー、4 スパイラルローラ、5 ピックアップローラ、
6 インクシリンダ、7 練りローラ、8 渡りロー
ラ、9 インクシリンダ、10 練りローラ、11 つ
けローラ、12 版胴、13 圧胴、14 調整ネジ、
15 キー、16 ナット、17 引張バネ、18 ス
テップモータ、19 ポテンショメータ、20 ギア
列、31 ディスプレイ装置、32 プラントコントロ
ーラ、33 インクコントローラ、34メインコントロ
ーラ、41〜52 画面選択キー、53〜56 ラン
プ、57開度表示部、58 プラスキー、59 マイナ
スキー、60 テンキー、61P+キー、62 P−キ
ー、63 胴選択部、64 頁選択部、71 制御盤ケ
ース、72 取手、73,74 インバータ装置、75
電源、76 インクコントローラ、77 ダクト
Claims (3)
- 【請求項1】 タッチパネル式のディスプレイ装置に、
インク区域に対応するインク供給量調整機構におけるイ
ンクキーの開度を表示する開度表示部と、開度調整値を
入力するテンキー部と、同テンキー部で設定された値を
現在開度値に対して増加または減少させるプラスキーお
よびマイナスキーとを備え、セットされた開度値に基づ
いて該当のインク区域のインク供給量を制御する制御手
段を備えたことを特徴とする輪転機用インク供給量調整
装置。 - 【請求項2】 タッチパネル式のディスプレイ装置に、
版胴を選択する胴選択部と、用紙の頁を選択する頁選択
部と、各頁のコラムの数に対応する数の開度表示部とを
備えた請求項1記載の輪転機用インク供給量調整装置。 - 【請求項3】 インク供給量の初期値を設定するプリセ
ット画面への切替手段を備えた請求項1または2記載の
輪転機用インク供給量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045521A JPH06255086A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 輪転機用インク供給量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045521A JPH06255086A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 輪転機用インク供給量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255086A true JPH06255086A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12721722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5045521A Pending JPH06255086A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 輪転機用インク供給量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255086A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Citations (3)
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JPS58219062A (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-20 | Toshiba Mach Co Ltd | 印刷機におけるインキ量調整装置 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045521A patent/JPH06255086A/ja active Pending
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