JP2008114465A - インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法 - Google Patents

インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008114465A
JP2008114465A JP2006299552A JP2006299552A JP2008114465A JP 2008114465 A JP2008114465 A JP 2008114465A JP 2006299552 A JP2006299552 A JP 2006299552A JP 2006299552 A JP2006299552 A JP 2006299552A JP 2008114465 A JP2008114465 A JP 2008114465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
color adjustment
amount
supply amount
ink supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006299552A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nagai
秀明 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006299552A priority Critical patent/JP2008114465A/ja
Priority to US11/933,981 priority patent/US20080127846A1/en
Priority to CNA2007101678002A priority patent/CN101172415A/zh
Priority to DE102007052271A priority patent/DE102007052271A1/de
Publication of JP2008114465A publication Critical patent/JP2008114465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法において、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ると共に作業者にかかる負担を軽減可能とする。
【解決手段】印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとにインキ供給量を調整可能なインキキー105,205,305,405を有するインキ供給装置102,202,302,402にて、操作装置21に複数のインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力可能な操作部31を有する色調整操作パネル24を設け、演算装置12が、画像の標準データに基づいて各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量を設定する一方、色調整指示値をインキ濃度割合として各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量を変更し、変更されたインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキ供給装置102,202,302,402を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷幅方向に区画された複数のインキ領域ごとにインキ供給量を調整可能なインキ制御装置、並びにこのインキ制御装置を用いた印刷機及び印刷方法に関する。
一般的なオフセット印刷機では、印刷シートの搬送経路に沿って4つのインキ色、つまり、藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(yellow)、墨(Black)ごとの印刷ユニットが配置されており、各印刷ユニットは、インキキー式のインキ供給装置を有している。このインキ供給装置では、インキキーのインキ元ローラに対する隙間量(インキキー開度)によりインキ供給量を調整することができる。従って、各インキキーにより供給量を調整されたインキは、インキローラ群を介して版胴の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴を介して絵柄として印刷シートに転写される。
このように構成されたオフセット印刷機のインキ供給装置では、印刷ユニットごとに印刷幅方向に沿って複数配列された複数のインキキーを有しており、印刷用紙の幅方向に区画された複数のインキ領域(インキキーゾーン)単位でインキ供給量を調整可能となっている。従って、印刷機の色調整は、オペレータの意図による色調整をプロセス色に分解した上で変化量を設定し、これを絵柄の面積率、インキ元ローラの回転数、印刷応答性など種々の要因を考慮してインキキー開度に変換するといった非常に高度なスキルが要求される。
図11は、従来の印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャートである。この図15に示すように、ステップS001にて、印刷準備が完了すると、ステップS002にて、インキキー開度を設定し、ステップS003にて、試し刷りを行う。そして、ステップS004にて、オペレータが試し刷りされた印刷物を目視し、色調整が必要かどうかを判断する。ここで、色調整が不要であると判断すれば、ステップS012にて、本刷りを実施する一方、色調整が必要であると判断すれば、ステップS005以降で色調整作業を行う。
即ち、ステップS005にて、オペレータが試し刷りされた印刷物に対して、色調整が必要なインキキーゾーンごとに色分解を行い、藍(c)、紅(m)、黄(y)、墨(k)のインキ増減量を設定する。ステップS006では、各インキキーゾーンの画線率考慮し、ステップS006にて、インキキーゾーンごとのインキキーの開度調整量を設定する。そして、ステップS008〜S011にて、各インキキーを操作してインキキーの開度を調整する。その後、ステップS003に戻って、再度、試し刷りを行い、ステップS004にて、オペレータが試し刷りされた印刷物を目視し、色調整が必要かどうかを判断する。この繰り返し作業により画像の色調整を行ってオペレータの所望の色とする。
なお、このような従来の印刷機のインキ制御装置としては、下記特許文献1、2に記載されたものがある。
特開2000−085107号公報 特開2004−034375号公報
ところが、4つの印刷ユニットごとに、印刷用紙の幅方向に区画された複数のインキキーゾーン単位でインキ供給量を調整可能な複数のインキキーを有するインキ供給装置では、1つの印刷ユニットで、例えば、30個のインキキーを有していた場合、4つの印刷ユニットでは120個のインキキーが存在することとなり、オペレータがこの120個のインキキーを操作して色調整することは煩雑な作業となる。その上、画像の色調整を行うためのインキキーの操作は、上述したように、絵柄の面積率、インキ元ローラの回転数、印刷応答性など種々の要因を考慮する必要から、非常に高度なスキルが要求されるものであり、オペレータに大きな作業負荷が発生してしまうという問題がある。
なお、上述した特許文献1に記載されたインキ供給量設定装置では、複数のインキ供給装置に対応して個別設定スイッチを設け、右揃えモードにて、一つの個別設定スイッチにより設定値が入力されると、その右側の個別設定スイッチの値も連動して設定されるようにしている。この場合、複数の個別設定スイッチの操作時間は短縮されるものの、色調整するときには、全ての個別設定スイッチを操作する必要があり、色調整作業時の煩雑さを解消することができず、また、オペレータの作業負荷も解消することができない。
また、特許文献2に記載された印刷装置では、タッチパネル方式のコントロールパネルにおける表示画面上に各インキキーの開度を調整するためのキー操作スイッチを表示し、切替スイッチを操作すると、キー操作スイッチと印刷を実行している印刷物の絵柄を同時に表示しているものの、オペレータが多数のインキキーを操作して印刷物の絵柄の色調整をすることとなり、煩雑な作業となってしまう。
本発明は上述した課題を解決するものであり、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ると共に作業者にかかる負担を軽減可能としたインキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のインキ制御装置は、複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、該複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、該色調整量設定手段により設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段とを具えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明のインキ制御装置では、前記色調整量設定手段は、色調整指示値と画線率とインキ元ローラの回転数に基づいて前記インキ領域ごとの色調整量を設定することを特徴としている。
請求項3の発明のインキ制御装置では、前記インキ供給量変更手段は、現在のインキ供給量と前記色調整量により設定されたインキ増減量に基づいてインキ供給量を変更することを特徴としている。
請求項4の発明のインキ制御装置では、前記インキ供給量変更手段は、インキ成分ごとの増減量を設定するインキ増減量設定手段と、調整前のインキ成分ごとの供給量に対して前記インキ増減量設定手段により設定されたインキ成分ごとの増減量を加算するインキ供給量加算手段と、該インキ供給量加算手段により加算されたインキ成分ごとの供給量に応じてインキ供給量を制御するインキ供給量制御手段とを有することを特徴としている。
請求項5の発明のインキ制御装置では、前記インキ供給量変更手段は、変更した前記インキ領域ごとのインキ供給量を印刷画像の標準データとして書き換えるとしている。
請求項6の発明のインキ制御装置では、前記複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値を履歴として記憶する記憶部を有することを特徴としている。
請求項7の発明のインキ制御装置では、前記色調整量設定手段は、前記調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合として取り扱いを変更する調整切替手段を有することを特徴としている。
請求項8の発明のインキ制御装置では、前記色調整量設定手段は、前記調整切替手段により選択された色調整指示値の取り扱い状態を表示する調整状態表示手段を有することを特徴としている。
請求項9の発明の印刷機は、複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、該複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、該色調整量設定手段により設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段と、該インキ供給量変更手段により変更されたインキ供給量に基づいて前記インキ領域ごとにインキ供給量を調整可能なインキ供給手段とを具えたことを特徴とするものである。
請求項10の発明の印刷方法は、複数の調整スイッチにより複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力し、入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定し、設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更し、変更されたインキ供給量に基づいて前記インキ領域ごとにインキ供給量を調整することを特徴とするものである。
請求項1の発明のインキ制御装置によれば、複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合としてインキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、設定された色調整量によりインキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段とを設けたので、調整スイッチによりインキ領域ごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキ領域におけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキ領域ごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
請求項2の発明のインキ制御装置によれば、色調整量設定手段は、色調整指示値と画線率とインキ元ローラの回転数に基づいてインキ領域ごとの色調整量を設定するので、画線率の異なる各インキ領域のインキ供給量を容易に、且つ、短時間で簡単に調整することができ、作業性を向上することができる。
請求項3の発明のインキ制御装置によれば、インキ供給量変更手段は、現在のインキ供給量と色調整量により設定されたインキ増減量に基づいてインキ供給量を変更するので、現在のインキ供給量にインキ増減量を加算または減算することで、適正なインキ供給量を容易に変更することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができる。
請求項4の発明のインキ制御装置によれば、インキ供給量変更手段は、インキ成分ごとの増減量を設定するインキ増減量設定手段と、調整前のインキ成分ごとの供給量に対してインキ増減量設定手段により設定されたインキ成分ごとの増減量を加算するインキ供給量加算手段と、インキ供給量加算手段により加算されたインキ成分ごとの供給量に応じてインキ供給量を制御するインキ供給量制御手段とを有するので、インキ成分ごとの調整量を確実に設定することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができる。
請求項5の発明のインキ制御装置によれば、インキ供給量変更手段は、変更したインキ領域ごとのインキ供給量を印刷画像の標準データとして書き換えるので、所定箇所の色調整を繰り返し行う場合に、前回の変更データとしての色調整量が反映されることとなり、作業性を向上することができる。
請求項6の発明のインキ制御装置によれば、複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値を履歴として記憶する記憶部を有するので、過去の色調整時に遡って再度色調整を行う場合に、前回の色調整指示値を用いることで、作業性を向上することができる。
請求項7の発明のインキ制御装置によれば、色調整量設定手段は、調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合として取り扱いを変更する調整切替手段を有するので、オペレータが調整切替手段を操作することで、調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合としてその取り扱い方法を選択することができ、オペレータの所望のやり方で色調整量を行うことができ、色調整作業における作業性の向上を図ることができる。
請求項8の発明のインキ制御装置によれば、色調整量設定手段は、調整切替手段により選択された色調整指示値の取り扱い状態を表示する調整状態表示手段を有するので、オペレータは、調整状態表示手段により現在の色調整作業のやり方をインキ供給量またはインキ濃度割合として把握することができ、色調整作業のご操作を防止することができる。
請求項9の発明の印刷機によれば、複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合としてインキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、設定された色調整量によりインキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段と、変更されたインキ供給量に基づいてインキ領域ごとにインキ供給量を調整可能なインキ供給手段とを設けたので、調整スイッチによりインキ領域ごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキ領域におけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキ領域ごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
請求項10の発明の印刷方法によれば、複数の調整スイッチにより複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力し、入力された色調整指示値をインキ濃度割合としてインキ領域ごとの色調整量を設定し、設定された色調整量によりインキ領域ごとのインキ供給量を変更し、変更されたインキ供給量に基づいてインキ領域ごとにインキ供給量を調整するようにしたので、調整スイッチによりインキ領域ごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキ領域におけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキ領域ごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るインキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷機におけるインキ制御装置の操作装置を表す概略図、図2は、実施例1の印刷機におけるインキ制御装置の外観図、図3は、実施例1の印刷機におけるインキ制御装置の概略構成図、図4は、実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキキーゾーンごとのインキ供給量制御の処理ブロック図、図5は、画線率に対するインキキー開度変更量を表すグラフ、図6は、実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャート、図7は、実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキ濃度調整方法を表す概略図、図8は、実施例1の印刷機が適用されたオフセット印刷機の概略構成図である。
実施例1のインキ制御装置並びに印刷機が適用されたオフセット印刷機において、図8に示すように、印刷シートSの搬送経路に沿って、インキ色としての藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(yellow)、墨(Black)ごとに印刷ユニット101,201,301,401が設置されており、各印刷ユニット101,201,301,401は、それぞれインキ供給装置102,202,302,402が設けられている。このインキ供給装置102,202,302,402は、インキ元ローラ103,203,303,403とインキブレード104,204,304,404からなるインキつぼ装置を有し、また、調整ねじによりインキ元ローラ103,203,303,403とインキブレード104,204,304,404との隙間量(インキキー開度)を調整可能なインキキー105,205,305,405を有している。本実施例の場合、インキキー105,205,305,405は、印刷幅方向に複数併設されており、インキキー105,205,305,405の幅単位のインキ領域、つまり、本実施形態においてはインキキーゾーンごとにインキ供給量の調整をインキキー開度の増減により調整する構成を採用する。なお、インキキーが微細幅に分割されている装置においては、例えば隣接するインキキーをセットにして選択するなど、一つのインキ領域と複数のインキキーゾーンを対応付けてインキ供給量を調整する構成を採用しても良い。
また、印刷シートSの搬送経路を挟んで、上方にブランケット106,206,306,406及び版胴107,207,307,407が配置される一方、圧胴108,208,308,408が配置されている。そして、インキ供給装置102,202,302,402と版胴107,207,307,407との間にインキローラ群109,209,309,409が配置されている。従って、インキ供給装置102,202,302,402のインキキー105,205,305,405により供給量を調整されたインキは、インキローラ群109,209,309,409で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴107,207,307,407の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴106,206,306,406を介して絵柄として印刷シートSに転写される。
このように構成された本実施例のオフセット印刷機にて、4つの印刷ユニット101,201,301,401は、それぞれインキ供給装置102,202,302,402を有し、対応して設けられたインキキー105,205,305,405は、印刷幅方向に区画された複数(本実施例では、30ゾーン)のインキキーゾーンごとにインキ供給量を調整することができる。そして、本実施例では、試し刷りされた印刷見本に対してオペレータが色調整作業を行うとき、その色調整方法をインキキー開度(インキ供給量)単位で行うか、または、インキ濃度割合で行うかを選択することができるようにしている。ここで、インキ濃度割合での色調整とは、複数のインキゾーンに対して、現在のインキ濃度に対する相対的な濃度差で色調整指示すること、即ち、現在のインキ濃度を基準としてその基準に対して濃度をどの程度上下させるか、あるいは、維持するかを制御指標として入力する色調整である。なお、この制御指標としては、例えば、百分率を用いても良いし、独自のスケールで割合表示する方式を用いても良い。
そして、色調整作業をインキ濃度割合で行う場合、色調整のための色調整指示値をインキキーゾーンごとに入力すると、このインキキーゾーンごとの色調整指示値をインキ濃度割合として取り扱い、色調整を行う全てのインキキーゾーンのインキ成分ごとの増減量を自動的に算出し、印刷標準データ(画像情報)に基づいて設定されたインキ成分ごとの供給量に対して、このインキ成分ごとの増減量を加算してインキ成分ごとのインキ供給量を設定するようにしている。
即ち、本実施例のオフセット印刷機におけるインキ制御装置の装置構成において、図2及び図3に示すように、インキ制御装置11は、第1パラレルパスラインP1を介して印刷ユニット101,201,301,401に接続され、インキキー105,205,305,405の開度を操作する調整ねじを制御するインキキー開度コントローラによるインキキー開度の制御や、インキ元ローラ103,203,303,403の回転量を操作する駆動装置を制御するインキ元ローラ回転コントローラによるインキ元ローラの回転数などの制御が可能となっている。そして、このインキ制御装置11は、インキキーゾーンごとの色調整量を設定する色調整量設定手段としての演算装置12を有しており、この演算装置12には、LANボード13、データベース14、入出力ポート15が接続されている。また、演算装置12は、基準インキ供給量設定部16、インキ増減量設定部17、インキ増減量加算部18、インキ供給量制御部19を有している。本実施例では、このインキ増減量設定部17とインキ増減量加算部18とインキ供給量制御部19によりインキ供給量変更手段が構成されている。
このインキ制御装置11は、オペレータが演算装置12などを遠隔で操作可能な操作装置21を有している。この操作装置21は、リモコンデスクであって、印刷見本を載置可能な作業台22と、この印刷見本を貼り付け可能な作業パネル23を有しており、この作業台22には、オペレータが指先で操作することで色調整作業を行う色調整操作パネル24と、その他の作業を行う印刷操作パネル25が設けられている。
また、インキ制御装置11は、第2パラレルパスラインP2を介してCIP3(Cooperation for Integration of Prepress, Press, Postpress)サーバ26、RIP(Raster Image Processor)27に接続されている。このCIP3サーバ26は、オフセット印刷機のインキ供給量を設定するために、印刷画像の画線率を含んだ印刷標準データとしてのPPF(Print Production Format)データを第2パスラインP2によりインキ制御装置11に出力する。RIP26は、印刷画像データを網点データに置き換えるものであり、この網点データをCIP3サーバ26に渡し、PPFデータを作成する。
ここで、本実施例のオフセット印刷機を操作する操作装置21の色調整操作パネル24について詳細に説明する。この色調整操作パネル24には、図1乃至図3に示すように、複数のインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチからなる操作部31と、この操作部から入力された色調整指示値を表示する表示部41が設けられている。この操作部31には、色調整指示値を増加させる増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zと、色調整指示値を減少させる減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zが設けられている。また、表示部41には、色調整指示値を数値で表示する表示窓41a,41b,41c,41d・・・41zと、色調整指示値を棒グラフのようなレベルで表示する表示ランプ42a,42b,42c,42d・・・42zが設けられている。なお、この表示ランプ42a,42b,42c,42d・・・42zにおける上下方向の中間位置には、境界線43が設けられている。
この場合、インキ供給装置102,202,302,402の各インキキー105,205,305,405が、印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとにインキ供給量としてインキキー開度を調整することから、この操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32z及び減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zと、表示部41の表示窓41a,41b,41c,41d・・・41zと及び表示ランプ42a,42b,42c,42d・・・42zは、そのインキキーゾーンに対応して同じ数だけ設けられている。
また、色調整操作パネル24には、操作部31及び表示部41の上方に位置して、調整切替手段としての調整切替スイッチ51と、調整状態表示手段としてのインキ開度調整ランプ52及びインキ濃度調整ランプ53が設けられている。本実施例では、上述したように、オペレータが色調整作業を行う場合、その色調整方法をインキキー開度単位で行うか、インキ濃度割合で行うかを選択することができるものであり、調整切替スイッチ51を繰り返し操作(押し動作)することで、色調整作業方法を切替えて選択することができる。そして、選択された色調整作業方法に応じて、インキ開度調整ランプ52またはインキ濃度調整ランプ53が点灯する。
従って、オペレータは、作業台22上に載置された印刷見本を見て、インキキー開度単位で色調整を行いたいときには、調整切替スイッチ51を操作してインキ開度調整ランプ52を点灯させ、この状態で、色調整を実施したいインキキーゾーンに対して、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを押すことで色調整指示を入力する。すると、この入力された色調整指示値に応じて、表示部41の表示窓41a,41b,41c,41d・・・41zに色調整指示値が表示されると共に、表示ランプ42a,42b,42c,42d・・・42zが点灯する。
一方、オペレータは、作業台22上に載置された印刷見本を見て、インキ濃度割合で色調整を行いたいときには、調整切替スイッチ51を操作してインキ濃度調整ランプ53を点灯させ、この状態で、色調整を実施したいインキキーゾーンに対して、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを押すことで色調整指示を入力する。すると、この入力された色調整指示値に応じて、表示部41の表示窓41a,41b,41c,41d・・・41zに色調整指示値が表示されると共に、表示ランプ42a,42b,42c,42d・・・42zが点灯する。
この場合、オペレータがインキ開度単位で色調整を行ったとき、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zで入力した色調整指示値はインキキー開度であり、インキ制御装置11により色調整指示値としてのインキキー開度がインキユニット101に直接出力される。
一方、オペレータがインキ濃度割合で色調整を行ったとき、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zで入力した色調整指示値はインキ濃度割合であり、インキ制御装置11により色調整指示値がインキキー開度に変換されてインキユニット101に出力される。この場合、オペレータがインキ濃度割合で色調整を指示した色調整指示値を入力すると、インキキーゾーンごとに異なる最適な色調整量(インキキー開度)が自動的に設定される。即ち、インキ濃度を調整する場合、複数のインキキーゾーンに対して色調整のための同一のインキキー開度を入力しても、インキキーゾーンごとに画線率が異なるため、この画線率、インキ元ローラ回転数に応じてインキキーゾーンごとに異なる最適なインキ供給量、つまり、インキキー開度を自動的に設定している。
即ち、図4に示すように、処理ブロックP21では、オペレータが色調整操作パネル24により入力した色調整指示値に基づいて現在のインキ色の濃度との濃度差(インキ膜厚さ)を換算処理する。また、処理ブロックP22では、PPFデータに基づいてインキキーゾーンごとの画線率を計算する。更に、処理ブロックP23では、インキ供給装置102,202,302,402におけるインキ元ローラ回転数を出力する。
そして、処理ブロックP24では、色調整指示値が入力されたインキキーゾーンにて、各インキキーゾーンごとのインキキー開度変更量を計算する。この場合、画線率とインキ元ローラ回転数を用いて予め設定されたパラメータテーブルにより制御ゲインを設定し、濃度差とこの制御ゲインを用いてインキキー開度変更量を求めている。本実施例では、この計算方法を図5に示すようなマップとし、このマップを用いて画線率に対するインキキー開度変更量を設定する。その後、処理ブロックP25では、現在のインキキー開度に設定したインキキー開度変更量を加算することで、処理ブロックP26にて、修正インキキー開度を設定する。
なお、このインキキー開度を設定する処理にて、本実施例では、画線率に対するインキキー開度変更量を予め設定されたマップを用いて設定するようにしたが、画線率とインキ元ローラ回転数などを用いてパラメータテーブルにより計算式を用いてインキキー開度変更量を求めてもよい。
以下、本実施例のオフセット印刷機におけるインキ制御装置11によるインキ供給量制御方法について、図6のフローチャートを用いて説明する。インキ制御装置11によるインキ供給量制御方法において、図6に示すように、ステップS11にて、版胴への刷版の取付やプレインキングなどの印刷前準備が完了すると、ステップS12にて、PPFデータを取り込む。すると、図7の上部に示すように、表示部41にPPFデータに基づいたインキ開度が表示される。
そして、ステップS13にて、インキキー開度を設定し、ステップS14にて、図示しない試し刷りスイッチを操作することで、PPFデータに基づいて設定された画像の試し刷りを実施する。この試し刷り作業は、図3に示すように、PPFデータに基づいて設定された基準のインキ供給量(インキキー開度)により各インキ供給装置102,202,302,402のインキキー開度コントローラ及びインキ元ローラ回転コントローラを制御し、印刷ユニット101,201,301,401を稼動して実施する。
この試し刷りが終了すると、ステップS15にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を作業台22上にセットし、目視評価することで色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が不要であると判断した場合には、ステップS22に移行して図示しない本刷りスイッチを操作して本刷りを実施する。一方、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が必要であると判断した場合には、ステップS16以降で、印刷見本の色調整作業を開始する。
まず、ステップS16にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ開度単位で実施するか、または、インキ濃度割合で実施するかを判断する。ここで、オペレータが色調整作業をインキ開度単位で実施すると判断したときには、ステップS17にて、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力することで、インキキー開度を直接調整する。
一方、ステップS16にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ濃度割合で実施すると判断したときには、ステップS18にて、調整切替スイッチ51を操作してインキ濃度調整ランプ53を点灯させる。すると、図7の中部に示すように、表示部41にPPFデータに基づいたインキ割合が基準値として表示される。そして、ステップS19にて、オペレータは、図7の下部に示すように、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力する。すると、表示部41に色調整指示値に基づいたインキ割合が表示され、ステップS20にて、この色調整指示値に基づいてインキ濃度割合に応じたインキキー開度が自動的に設定される。
即ち、演算装置12では、色調整指示値に基づいて複数のインキキーゾーンに対応してインキ成分ごとのインキ増減量を算出し、各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量にこのインキ増減量を加算し、インキ成分ごとのインキ供給量を変更する。そして、このインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキキーゾーンにおけるインキキー105,205,305,405の開度変更量を算出する。そして、ステップS21にて、変更されたインキ成分ごとのインキキー開度に基づいて各インキ供給装置102,202,302,402における多数のインキキー105,205,305,405のインキキー開度を変更する。
その後、ステップS14に戻り、オペレータが試し刷りボタンを操作することで試し刷りを実施する。この試し刷り作業は、色調整作業で変更されたインキ供給量により各インキ供給装置102,202,302,402のインキキー開度コントローラ及びインキ元ローラ回転コントローラを制御し、印刷ユニット101,201,301,401を稼動して実施する。
2回目の試し刷りが終了すると、ステップS15にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を目視評価し、色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して再び色調整作業が必要であると判断した場合には、上述したように、ステップS16以降で、印刷見本の色調整作業を開始する一方、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が不要であると判断した場合には、ステップS22に移行して本刷りを実施し、作業を完了する。
このように実施例1のインキ制御装置を有するオフセット印刷機にあっては、印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとにインキ供給量を調整可能なインキキー105,205,305,405を有するインキ供給装置102,202,302,402にて、操作装置21に複数のインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力可能な操作部31を有する色調整操作パネル24を設け、演算装置12が、画像の標準データに基づいて各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量を設定する一方、色調整指示値をインキ濃度割合として各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ増減量を設定し、このインキ供給量にインキ増減量を加算してインキ供給量を変更し、変更されたインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキ供給装置102,202,302,402を制御するようにしている。
従って、色調整操作パネル24の操作部31によりインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキキーゾーンにおけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施例では、演算装置12は、色調整指示値と画線率とインキ元ローラの回転数に基づいてインキ領域ごとの色調整量を設定しており、画線率の異なる各インキキーゾーンのインキ供給量を容易に、且つ、短時間で簡単に調整することができ、作業性を向上することができる。
更に、本実施例では、入力部31により入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合として取り扱いを変更する色調整切替スイッチ51を設けている。従って、オペレータが色調整切替スイッチ51を操作することで、操作部31により入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合としてその取り扱い方法を選択することができ、オペレータの所望のやり方で色調整量を行うことができ、色調整作業における作業性の向上を図ることができる。
このとき、色調整切替スイッチ51により選択された色調整指示値の取り扱い状態を表示するインキ開度調整ランプ52及びインキ濃度調整ランプ53を設けている。従って、オペレータは、インキ開度調整ランプ52またはインキ濃度調整ランプ53の点灯状態により現在の色調整作業のやり方をインキ供給量またはインキ濃度割合として把握することができ、色調整作業のご操作を防止することができる。
図9は、本発明の実施例2に係る印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャートである。なお、本実施例の印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1乃至図3を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2のオフセット印刷機では、図1乃至図3に示すように、試し刷りされた印刷見本に対してオペレータが色調整作業を行うとき、その色調整方法をインキキー開度(インキ供給量)単位で行うか、または、インキ濃度割合で行うかを選択することができる。そして、色調整作業をインキ濃度割合で行う場合、色調整のための色調整指示値をインキキーゾーンごとに入力すると、このインキキーゾーンごとの色調整指示値をインキ濃度割合として取り扱い、色調整を行う全てのインキキーゾーンのインキ成分ごとの増減量を自動的に算出している。
また、本実施例のインキ制御装置では、変更したインキキーゾーンごとのインキ供給量を印刷見本の標準データとして書き換えるようにしている。
以下、本実施例のオフセット印刷機におけるインキ制御装置11によるインキ供給量制御方法について、図9のフローチャートを用いて説明する。インキ制御装置11によるインキ供給量制御方法において、図9に示すように、ステップS31にて、版胴への刷版の取付やプレインキングなどの印刷前準備が完了すると、ステップS32にて、PPFデータを取り込む。
そして、ステップS33にて、インキキー開度を設定し、ステップS34にて、試し刷りスイッチを操作することで、PPFデータに基づいて設定された画像の試し刷りを実施する。この試し刷りが終了すると、ステップS35にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を作業台22上にセットし、目視評価することで色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が必要であると判断した場合には、ステップS36にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ開度単位で実施するか、または、インキ濃度割合で実施するかを判断する。ここで、オペレータが色調整作業をインキ開度単位で実施すると判断したときには、ステップS37にて、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力することで、インキキー開度を直接調整する。
一方、ステップS36にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ濃度割合で実施すると判断したときには、ステップS38にて、調整切替スイッチ51を操作してインキ濃度調整ランプ53を点灯させる。そして、ステップS39にて、オペレータは、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力する。すると、表示部41に色調整指示値に基づいたインキ割合が表示され、ステップS40にて、この色調整指示値に基づいてインキ濃度割合に応じたインキキー開度が自動的に設定される。
即ち、演算装置12では、色調整指示値に基づいて複数のインキキーゾーンに対応してインキ成分ごとのインキ増減量を算出し、各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量にこのインキ増減量を加算し、インキ成分ごとのインキ供給量を変更する。そして、このインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキキーゾーンにおけるインキキー105,205,305,405の開度変更量を算出する。そして、ステップS41にて、変更されたインキ成分ごとのインキキー開度に基づいて各インキ供給装置102,202,302,402における多数のインキキー105,205,305,405のインキキー開度を変更する。
その後、ステップS34に戻り、オペレータが試し刷りボタンを操作することで試し刷りを実施する。この試し刷り作業は、色調整作業で変更されたインキ供給量により各インキ供給装置102,202,302,402のインキキー開度コントローラ及びインキ元ローラ回転コントローラを制御し、印刷ユニット101,201,301,401を稼動して実施する。
2回目の試し刷りが終了すると、ステップS35にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を目視評価し、色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して再び色調整作業が必要であると判断した場合には、上述したように、ステップS36以降で、印刷見本の色調整作業を開始する一方、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が不要であると判断した場合には、ステップS42にて、変更したインキキーゾーンごとのインキ供給量を印刷見本の標準データとして書き換え、ステップS43に移行して本刷りを実施し、作業を完了する。
このように実施例2のインキ制御装置を有するオフセット印刷機にあっては、操作装置21に複数のインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力可能な操作部31を有する色調整操作パネル24を設け、演算装置12が、色調整指示値をインキ濃度割合として各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ増減量を設定し、このインキ供給量にインキ増減量を加算してインキ供給量を変更し、変更されたインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキ供給装置102,202,302,402を制御するようにしている。
従って、色調整操作パネル24の操作部31によりインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキキーゾーンにおけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施例では、変更したインキキーゾーンごとのインキ供給量を印刷見本の標準データとして書き換えるようにしている。従って、所定箇所の色調整を繰り返し行う場合に、前回の変更データとしての色調整量が反映されることとなり、作業性を向上することができる。
図10は、本発明の実施例3に係る印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャートである。なお、本実施例の印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1乃至図3を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3のオフセット印刷機では、図1乃至図3に示すように、試し刷りされた印刷見本に対してオペレータが色調整作業を行うとき、その色調整方法をインキキー開度(インキ供給量)単位で行うか、または、インキ濃度割合で行うかを選択することができる。そして、色調整作業をインキ濃度割合で行う場合、色調整のための色調整指示値をインキキーゾーンごとに入力すると、このインキキーゾーンごとの色調整指示値をインキ濃度割合として取り扱い、色調整を行う全てのインキキーゾーンのインキ成分ごとの増減量を自動的に算出している。
また、本実施例のインキ制御装置では、色調整操作パネル24の操作部31により入力された色調整指示値を履歴としてデータベース(記憶部)16に記憶するようにしている。
以下、本実施例のオフセット印刷機におけるインキ制御装置11によるインキ供給量制御方法について、図10のフローチャートを用いて説明する。インキ制御装置11によるインキ供給量制御方法において、図10に示すように、ステップS51にて、版胴への刷版の取付やプレインキングなどの印刷前準備が完了すると、ステップS52にて、PPFデータを取り込む。
そして、ステップS53にて、インキキー開度を設定し、ステップS54にて、試し刷りスイッチを操作することで、PPFデータに基づいて設定された画像の試し刷りを実施する。この試し刷りが終了すると、ステップS55にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を作業台22上にセットし、目視評価することで色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が必要であると判断した場合には、ステップS56にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ開度単位で実施するか、または、インキ濃度割合で実施するかを判断する。ここで、オペレータが色調整作業をインキ開度単位で実施すると判断したときには、ステップS57にて、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力することで、インキキー開度を直接調整する。
一方、ステップS56にて、オペレータが印刷見本の色調整作業をインキ濃度割合で実施すると判断したときには、ステップS58にて、調整切替スイッチ51を操作してインキ濃度調整ランプ53を点灯させる。そして、ステップS59にて、過去の色調整履歴が必要であるかどうかを判定するが、初めて色調整作業を実施する場合には、過去の色調整履歴がないため、ステップS61に移行し、オペレータは、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて色調整指示値を入力する。すると、表示部41に色調整指示値に基づいたインキ割合が表示され、ステップS62にて、この色調整指示値に基づいてインキ濃度割合に応じたインキキー開度が自動的に設定される。
即ち、演算装置12では、色調整指示値に基づいて複数のインキキーゾーンに対応してインキ成分ごとのインキ増減量を算出し、各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ供給量にこのインキ増減量を加算し、インキ成分ごとのインキ供給量を変更する。そして、このインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキキーゾーンにおけるインキキー105,205,305,405の開度変更量を算出する。そして、ステップS63にて、変更されたインキ成分ごとのインキキー開度に基づいて各インキ供給装置102,202,302,402における多数のインキキー105,205,305,405のインキキー開度を変更する。
その後、ステップS54に戻り、オペレータが試し刷りボタンを操作することで試し刷りを実施する。この試し刷り作業は、色調整作業で変更されたインキ供給量により各インキ供給装置102,202,302,402のインキキー開度コントローラ及びインキ元ローラ回転コントローラを制御し、印刷ユニット101,201,301,401を稼動して実施する。
2回目の試し刷りが終了すると、ステップS55にて、オペレータは、この試し刷りされた印刷見本を目視評価し、色調整作業が必要かどうかを判断する。ここで、試し刷りされた印刷見本に対して再び色調整作業が必要であると判断した場合には、上述したように、ステップS56以降で、印刷見本の色調整作業を開始する。このとき、ステップS59では、過去の色調整履歴が必要であるかどうかを判定しており、色調整作業がすでに行われていた場合には、データベース14に過去の色調整履歴が記憶されているため、このデータベースに14に記憶されている色調整履歴の色調整指示値を用いるときには、ステップS60にて、過去の色調整指示値を選択する。その後、ステップS61にて、オペレータは、必要があれば、操作部31の増加スイッチ32a,32b,32c,32d・・・32zまたは減少スイッチ33a,33b,33c,33d・・・33zを用いて過去の色調整指示値を変更する。すると、ステップS62にて、この色調整指示値に基づいてインキ濃度割合に応じたインキキー開度が自動的に設定され、ステップS63にて、インキキー開度変更量に基づいてインキキー開度を変更する。
そして、ステップS54に戻って試し刷りを実施した後、ステップS55にて、試し刷りされた印刷見本に対して色調整作業が不要であると判断した場合には、ステップS64にて、本刷りを実施し、作業を完了する。
このように実施例3のインキ制御装置を有するオフセット印刷機にあっては、操作装置21に複数のインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力可能な操作部31を有する色調整操作パネル24を設け、演算装置12が、色調整指示値をインキ濃度割合として各インキキーゾーンにおけるインキ成分ごとのインキ増減量を設定し、このインキ供給量にインキ増減量を加算してインキ供給量を変更し、変更されたインキ成分ごとのインキ供給量に応じてインキ供給装置102,202,302,402を制御するようにしている。
従って、色調整操作パネル24の操作部31によりインキキーゾーンごとの色調整指示値を入力すると、この色調整指示値をインキ濃度割合としてそのインキキーゾーンにおけるインキ成分ごとの色調整量が自動的に設定されることとなり、印刷幅方向に区画された複数のインキキーゾーンごとに指示されたインキ濃度割合に応じたインキ供給量を容易に調整することができ、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図ることができると共に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施例では、色調整操作パネル24の操作部31により入力された色調整指示値を履歴としてデータベース(記憶部)16に記憶するようにしている。従って、過去の色調整時に遡って再度色調整を行う場合に、前回の色調整指示値を用いることで、作業性を向上することができる。
なお、上述した各実施例では、本発明の印刷機をオフセット印刷機に適用して説明したが、枚葉印刷機、ウェブ印刷機、新聞印刷機など全ての印刷機に適用することができる。
本発明に係るインキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法は、色調整を行うためのインキ領域に対して色調整指示値を入力することで、色調整指示値をインキ濃度割合としてインキ領域におけるインキ成分ごとの増減量を設定するものであり、いずれの印刷機にも適用することができる。
本発明の実施例1に係る印刷機におけるインキ制御装置の操作装置を表す概略図である。 実施例1の印刷機におけるインキ制御装置の外観図である。 実施例1の印刷機におけるインキ制御装置の概略構成図である。 実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキキーゾーンごとのインキ供給量制御の処理ブロック図である。 画線率に対するインキキー開度変更量を表すグラフである。 実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャーである。 実施例1の印刷機におけるインキ制御装置のインキ濃度調整方法を表す概略図である。 実施例1の印刷機が適用されたオフセット印刷機の概略構成図である。 本発明の実施例2に係る印刷機におけるインキ制御装置のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る印刷機におけるインキ制御装置のフローチャートである。 従来の印刷機におけるインキ制御装置のインキ供給量制御のフローチャートである。
符号の説明
11 インキ制御装置
12 演算装置
14 データベース(記憶手段)
16 基準インキ供給量設定部
17 インキ増減量設定部(色調整量設定手段)
18 インキ増減量加算部
19 インキ供給量制御部(インキ変更量変更手段)
21 操作装置
24 色調整操作パネル
31 操作部(操作スイッチ)
32a,32b,32c,32d・・・32z 増加スイッチ
33a,33b,33c,33d・・・33z 減少スイッチ
41 表示部
41a,41b,41c,41d・・・41z 表示窓
42a,42b,42c,42d・・・42z 表示ランプ
51 調整切替スイッチ(調整切替手段)
52 インキ開度調整ランプ(調整状態表示手段)
53 インキ濃度調整ランプ(調整状態表示手段)
101,201,301,401 印刷ユニット
102,202,302,402 インキ供給装置
105,205,305,405 インキキー
106,206,306,406 ブランケット
107,207,307,407 版胴
108,208,308,408 圧胴

Claims (10)

  1. 複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、該複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、該色調整量設定手段により設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段とを具えたことを特徴とするインキ制御装置。
  2. 請求項1に記載のインキ制御装置において、前記色調整量設定手段は、色調整指示値と画線率とインキ元ローラの回転数に基づいて前記インキ領域ごとの色調整量を設定することを特徴とするインキ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のインキ制御装置において、前記インキ供給量変更手段は、現在のインキ供給量と前記色調整量により設定されたインキ増減量に基づいてインキ供給量を変更することを特徴とするインキ制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のインキ制御装置において、前記インキ供給量変更手段は、インキ成分ごとの増減量を設定するインキ増減量設定手段と、調整前のインキ成分ごとの供給量に対して前記インキ増減量設定手段により設定されたインキ成分ごとの増減量を加算するインキ供給量加算手段と、該インキ供給量加算手段により加算されたインキ成分ごとの供給量に応じてインキ供給量を制御するインキ供給量制御手段とを有することを特徴とするインキ制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のインキ制御装置において、前記インキ供給量変更手段は、変更した前記インキ領域ごとのインキ供給量を印刷画像の標準データとして書き換えることを特徴とするインキ制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のインキ制御装置において、前記複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値を履歴として記憶する記憶部を有することを特徴とするインキ制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のインキ制御装置において、前記色調整量設定手段は、前記調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ供給量またはインキ濃度割合として取り扱いを変更する調整切替手段を有することを特徴とするインキ制御装置。
  8. 請求項7に記載のインキ制御装置において、前記色調整量設定手段は、前記調整切替手段により選択された色調整指示値の取り扱い状態を表示する調整状態表示手段を有することを特徴とするインキ制御装置。
  9. 複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力する複数の調整スイッチと、該複数の調整スイッチにより入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定する色調整量設定手段と、該色調整量設定手段により設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更するインキ供給量変更手段と、該インキ供給量変更手段により変更されたインキ供給量に基づいて前記インキ領域ごとにインキ供給量を調整可能なインキ供給手段とを具えたことを特徴とする印刷機。
  10. 複数の調整スイッチにより複数のインキ領域ごとの色調整指示値を入力し、入力された色調整指示値をインキ濃度割合として前記インキ領域ごとの色調整量を設定し、設定された色調整量により前記インキ領域ごとのインキ供給量を変更し、変更されたインキ供給量に基づいて前記インキ領域ごとにインキ供給量を調整することを特徴とする印刷方法。
JP2006299552A 2006-11-02 2006-11-02 インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法 Pending JP2008114465A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006299552A JP2008114465A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
US11/933,981 US20080127846A1 (en) 2006-11-02 2007-11-01 Color management system, ink-control device, printer, and printing method
CNA2007101678002A CN101172415A (zh) 2006-11-02 2007-11-01 色调管理系统和墨控制装置以及印刷机及印刷方法
DE102007052271A DE102007052271A1 (de) 2006-11-02 2007-11-02 Farbmanagementsystem, Druckfarbensteuereinrichtung, Drucker und Druckverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006299552A JP2008114465A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008114465A true JP2008114465A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39421254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006299552A Pending JP2008114465A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2008114465A (ja)
CN (1) CN101172415A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105150681A (zh) * 2015-09-25 2015-12-16 华南理工大学 一种印刷机色彩浓度实时控制系统及其控制方法
JP5967441B2 (ja) * 2010-12-07 2016-08-10 株式会社プロスパークリエイティブ 色処理方法、色処理装置及び色処理システム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102317076B (zh) * 2008-05-28 2014-09-10 小森公司 调整印刷物色调的方法
CN102595058A (zh) * 2011-12-01 2012-07-18 威海华菱光电有限公司 图像数据处理装置
CN102529340B (zh) * 2012-01-06 2014-04-02 西安理工大学 一种基于机器视觉的全印张墨量自动检测系统及检测方法
JP5637162B2 (ja) * 2012-03-16 2014-12-10 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP6416750B2 (ja) 2013-03-27 2018-10-31 株式会社プロスパークリエイティブ 測定装置、測定方法、情報処理装置及び測定プログラム
DE102014009429A1 (de) * 2013-07-24 2015-01-29 Heidelberger Druckmaschinen Ag Automatisierte Vorgabe von Testfarbwerten
CN103895375B (zh) * 2014-03-03 2017-03-15 深圳市科彩印务有限公司 平版胶印色度控制方法及平版胶印方法
CN104943358B (zh) * 2014-03-27 2017-06-06 北大方正集团有限公司 印刷机特性曲线的生成方法和生成装置
CN104369556A (zh) * 2014-09-26 2015-02-25 合肥海闻自动化设备有限公司 一种用于缎带打印机的打印信息采集控制系统
DE102014221051A1 (de) * 2014-10-16 2016-04-21 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur automatisierten Qualifizierung eines Workflowsystems zur Farbkontrolle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967441B2 (ja) * 2010-12-07 2016-08-10 株式会社プロスパークリエイティブ 色処理方法、色処理装置及び色処理システム
EP2651112A4 (en) * 2010-12-07 2016-11-09 Prosper Creative Co Ltd COLOR PROCESSING METHOD, COLOR PROCESSING DEVICE AND COLOR PROCESSING SYSTEM
US9633287B2 (en) 2010-12-07 2017-04-25 Prosper Creative Co., Ltd. Color information processing method, color information processing apparatus, and color information processing system
CN105150681A (zh) * 2015-09-25 2015-12-16 华南理工大学 一种印刷机色彩浓度实时控制系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101172415A (zh) 2008-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008114465A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
JP2007276311A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
US20080127846A1 (en) Color management system, ink-control device, printer, and printing method
JP2003154629A (ja) 両面印刷機の印刷濃度管理装置
JP2006082552A (ja) 印刷開始前の最適化された事前インキづけ
JP2007261091A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
EP2463102B1 (en) Closed loop color control of selected regions using solid color regions within images
JP2007261092A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
JP2011161921A (ja) ショートインキングユニットを備えた印刷機のためのインキ制御
JP5129982B2 (ja) 印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置
US8869696B2 (en) Method for adjusting color tones of printed matter
JP3228558U (ja) 色によってサポートされる自動操作メニューガイド
JP2008114466A (ja) 色調管理システム並びに印刷機及び印刷方法
JP4279277B2 (ja) インキキー0点設定方法及びインキキー0点設定装置
US10681248B2 (en) Method for controlling ink in an inkjet printing machine by simulating the film thickness of CMY inks
JP6212342B2 (ja) 印刷機の印刷準備方法及び印刷機の印刷準備支援装置
JP2008137332A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
JP2009241468A (ja) 印刷色調制御支援方法及び装置、並びに印刷色調管理方法及び装置
JP2007030474A (ja) 印刷機及び印刷方法
JP2010023468A (ja) インキ供給制御装置及び方法
JP2008119854A (ja) インキ制御装置並びに印刷機及び印刷方法
JP2005007769A (ja) 印刷システム及び印刷機制御方法
JP4114351B2 (ja) 印刷物の色目標の設定方法、色管理方法、色目標の設定装置、色管理装置、及びそれらを備えたオフセット印刷機
EP1914075B1 (en) System and method for controlling printing applications over variable layouts
JP4114329B2 (ja) 印刷物の濃度目標の設定方法、濃度管理方法、濃度目標の設定装置、濃度管理装置、及びそれらを備えたオフセット印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090728