JP2010023468A - インキ供給制御装置及び方法 - Google Patents

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Ikuo Ozaki
郁夫 尾崎
Noribumi Tasaka
範文 田阪
Shuichi Takemoto
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Abstract

【課題】インキ供給制御装置及び方法に関し、印刷の色調整を行なう際に、微妙な色合い調整や特定の色特性に着目した色合い調整を、熟練を要することなく誰にでも容易に且つ速やかに行なうことができるようにする。
【解決手段】藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色を含んでなる基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定して目的色とすることが可能な指定手段21と、指定した目的色に応じて前記各色のインキを含む印刷機の各インキの供給を制御する制御手段と、をそなえるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モニタ画面の印刷絵柄の色調を参照しながら印刷機における最適なインキ供給量を求めて実際の印刷時のインキ供給制御に適用するのに用いて好適の、インキ供給制御装置及び方法に関するものである。
一般的なオフセット印刷機では、印刷シートの搬送経路に沿って藍(c)、紅(m)、黄(y)、墨(k)の4つのインキ色の各印刷ユニットが配置されており、各インキがその印刷ユニットの版胴に装着された刷版の絵柄に応じて印刷シートに順に転写されてカラー印刷が刷り上る。各印刷ユニットには、印刷幅方向に分かれた各インキ供給ゾーン単位でインキ供給量を調整できるインキ供給装置がそなえられている。
このようなインキ供給装置には、例えば、印刷幅方向に複数並んで装備されたインキキーのインキ元ローラに対する隙間量(インキキー開度)によりインキ供給量を調整するインキキー方式のインキ供給装置がある。この場合、各インキキー幅に応じてインキ供給ゾーン(キーゾーン)が形成される。そして、各インキキーにより供給量を調整されたインキは、インキローラ群を介して版胴の刷版表面に供給され、更にブランケット胴を介して印刷シートに転写される。
このような印刷機では、インキ供給量を調整することにより、色調を変更することができるので、オペレータは、印刷した色調が目的のもの(印刷見本)と合わなければ、各印刷ユニットの各インキキー開度を調整して色合わせをすることになる。
しかし、通常、インキキーは各印刷ユニットに、多数(例えば30個程度)存在し、各印刷ユニットを合わせるとインキキーは膨大な数になる。また、色調整を行なうためのインキキーの操作は、絵柄の面積率,インキ元ローラの回転数,印刷応答性など種々の要因を考慮する必要があるので、非常に高度なスキルが要求される。このため、印刷色調の調整はオペレータに大きな作業負荷を与えていた。
そこで、色調整作業の簡略化を図ることで作業性の向上を図り作業者にかかる負担を軽減する技術が開発されている。
例えば、特許文献1,2,3には、印刷する絵柄をモニタ画面上に画像表示すると共に、藍(c)、紅(m)、黄(y)、墨(k)の各色の濃度をそれぞれ調整するスイッチを画像表示して、これらのスイッチを操作して画像表示された印刷絵柄の各インキ色の濃度を調整し、この調整結果を用いて、実際の印刷機のインキ供給量にかかる制御を実施する技術が記載されている。
特開2007−030474号公報 特開2007−261091号公報 特開2007−291092号公報
しかしながら、上述の従来技術のように、モニタ画面上の各インキ色の濃度を調整することは、実際のインキキー操作と対応しているので、熟練した印刷オペレータにとっては実際に印刷機のインキ量調整を行なう感覚で操作ができるが、このような各インキ色の濃度を調整する手法では、以下のような課題がある。
つまり、色合いの変更量(各インキ色の濃度の変更量)に対して実際の色合いがどのように変化するかは感覚的にしか分からず、感覚によって実際の色合いを推定するには、熟練が必要である。これは、各インキ色の濃度の変更では、色相は指定できるが彩度や明暗がイメージしにくいことに起因しているものと考えられる。
また、彩度だけを変えたり、色相は変えずに明度のみ変えたり、という微妙な色合いのコントロールは容易ではなく、各インキ色の濃度の変更を何度も繰り返しながら行なうしかない。
このような課題は、印刷時の印刷機のインキ量調整の際においても、印刷前の印刷機のインキ量調整の際においても、同様に生じるものである。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、印刷の色調整を行なう際に、微妙な色合い調整や、色相を変えずに全体の色を濃く薄くしたり色の濃さは変えずに色相を変えたりする等、特定の色特性に着目した色合い調整を、熟練を要することなく誰にでも容易に且つ速やかに行なうことができるようにした、インキ供給制御装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のインキ供給制御装置(請求項1)は、藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色を含んでなる基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定することが可能な指定手段と、前記指定手段により指定された目的色に応じて前記各色のインキを含む印刷機の各インキの供給を制御する制御手段と、をそなえていることを特徴としている。
前記指定手段は、現在色を前記基準色として、該現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定可能であることが好ましい(請求項2)。
前記指定手段は、予め設定された固定色を前記基準色として、該固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定可能であることが好ましい(請求項3)。
前記指定手段により指定する色相,彩度,明度の変更量を予め設定された大きさ以下に制限するリミッタをそなえていることが好ましい(請求項4)。
あるいは、前記印刷機の印刷特性を用いて、前記の指定した変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するインキ供給量算出手段、をさらに備え、前記制御手段は、印刷前に又は印刷中に、前記インキ供給量算出手段により算出された前記のインキ供給量の調整量に基づいて前記印刷機のインキ供給を制御することが好ましい(請求項5)。
前記基準色はニュートラルグレーであることが好ましい(請求項6)。
また、前記基準色の周囲に、該基準色に対して色相,彩度,明度が徐々に変化する色調画像をモニタ画面上に表示する画像表示手段をさらに備えると共に、前記指定手段は、前記色調画像上の前記変更量に対応した色相,彩度,明度の個所を前記変更量として指定可能に構成されていることが好ましい(請求項7)。
この色調画像には、均等知覚色座標が用いられていることが好ましい(請求項8)。
また、前記画像表示手段の画像表示モードには、前記モニタ画面上に前記色調画像と同時に印刷絵柄画像を表示する表示モードが含まれていることが好ましい(請求項9)。
この場合、前記画像表示手段の画像表示モードには、現在色を前記基準色として表示する第1表示モードが含まれ、前記画像表示手段は、第1表示モード時には、前記色調画像上に、前記現在色の箇所と、前記の指定した変更量の箇所とを表示すると共に、表示した前記印刷絵柄画像の色を、前記指定手段による前記変更量の指定に応じて変更することが好ましい(請求項10)。
さらに、前記色調画像は前記基準色を画像の中心に配置させたものであって、前記画像表示手段は、表示した前記印刷絵柄画像の色を前記変更量の指定に応じて変更した場合に、指定した前記変更量応じた目標色が前記基準色になるように前記色調画像を変更して表示することが好ましい(請求項11)。
この場合、前記画像表示手段の画像表示モードには、予め設定された固定色を前記基準色として表示する第2表示モードが含まれ、前記画像表示手段は、第2表示モード時に、前記変更量の指定が複数回行なわれた場合には、前記固定色の前記基準色を中心に配置した前記色調画像上に、前記複数回指定したそれぞれの前記変更量を表示することが好ましい(請求項12)。
また、前記指定手段は、前記印刷機におけるインキ供給装置の印刷幅方向に区画された各インキ供給領域に対してそれぞれ前記変更量を指定可能に構成されていることが好ましい(請求項13)。
この場合、前記基準色の周囲に、モニタ画面上に、該基準色に対して色相,彩度,明度が徐々に変化する色調画像と印刷絵柄画像とを表示する画像表示手段をさらに備えると共に、前記画像表示手段により表示された前記印刷絵柄画像から上記変更量の指定を行なう1つ以上のインキ供給領域を選択する色調整用インキ領域選択手段をそなえ、前記指定手段は、色調整用インキ領域選択手段前記により選択されたインキ供給領域の前記変更量を指定可能に構成されていることが好ましい(請求項14)。
また、本発明の印刷機(請求項15)は、請求項1〜14の何れか1項に記載のインキ供給制御装置をそなえた印刷機であって、印刷した印刷絵柄の色を測定する測色計をそなえ、前記制御手段は、前記測色計により検出された前記印刷絵柄の検出色が前記変更量に応じた目標色となるように、前記インキ供給装置を制御することを特徴としている。
また、本発明のインキ供給制御方法(請求項16)は、藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色を含んでなる基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定する指定ステップと、前記の指定した変更量に応じて前記各色のインキを含む印刷機の各インキの供給を制御する制御ステップと、をそなえていることを特徴としている。
前記基準色として、現在色が用いられ、前記指定ステップでは、該現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定することが好ましい(請求項17)。
前記基準色として、予め設定された固定色が用いられ、前記指定ステップでは、該固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定することが好ましい(請求項18)。
前記印刷機には、印刷した印刷絵柄の色を測定する測色ステップを更にそなえ、前記制御ステップでは、前記測色計により検出された前記印刷絵柄の検出色が前記変更量応じた目標色となるように、前記印刷機のインキ供給装置を制御することが好ましい(請求項19)。
前記印刷機の印刷特性を用いて、前記の指定した変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するインキ供給量算出ステップ、をさらに備え、前記制御ステップでは、印刷前に又は印刷中に、前記インキ供給量算出ステップにより算出された前記のインキ供給量の調整量に基づいて前記印刷機のインキ供給装置を制御することが好ましい(請求項20)。
本発明のインキ供給制御装置(請求項1)及びインキ供給制御方法(請求項16)によれば、基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定し、この指定した変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するので、例えば各インキ供給量自体を変更操作する場合よりも、容易に印刷の色合いを調整することができる。
つまり、各インキ供給量を変更したら印刷の色合いがどのように変化するかは経験を積まなくては分からないが、色相,彩度,明度については、人の視覚から良否を容易に判断することができるので、色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定すると、容易に目標色に近づけることができる。
例えば、従来の方法では、絵柄の明るさを変えないで緑色だけを強くしたいという場合は、Cyan濃度及びYellow濃度を上げるが、この場合、Cyan濃度を上げた分、絵柄全体が暗くなってしまう。これを解消するにはMagenta濃度を下げることが考えられるが、ベテランオペレータでも調整が難しい。この点、色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定できるので、例えば、L*(明暗軸)を固定しておいて、a*を−方向に指定することで、絵柄の明るさを変えないで特定の色を強くすることも容易にできる。
この場合、現在色を基準色として、現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定可能とすれば、変更量を感覚的に設定することができ(請求項2,17)、予め設定された固定色を基準色として、かかる固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定可能とすれば、熟練したオペレータなど、絶対的な色調を判断できる場合に好適である(請求項3,18)。
指定手段により指定する色相,彩度,明度の変更量を予め設定された大きさ以下に制限するリミッタをそなえれば、過剰な変更を未然に防止できる(請求項4)。
また、使用する印刷機の印刷特性に応じて、変更量に対応した各インキ供給量の調整量は決まるので、印刷前に或いは印刷中に、印刷絵柄が目的色になるようなインキ供給量の調整(インキ膜厚調整)を誰にでも容易に行なうことができる(請求項5,20)。
前記基準色をニュートラルグレーとすること(請求項6)により、この基準色の周囲に、基準色に対して色相,彩度,明度が徐々に変化する色調画像を設定することが容易になり、また、この色調画像上の現在色から変更させたい分の色相,彩度,明度に相当する個所を変更量として指定可能にすることにより、変更量の指定操作を容易に行なうことができる(請求項7)。
色調画像に均等知覚色座標を用いれば、人の視覚特性にあった色調画像となってより容易に変更量を指定することができる(請求項8)。
また、モニタ画面上に色調画像と同時に印刷絵柄画像を表示することで、印刷絵柄画像を参照しながら変更量の指定操作を容易に行なうことができる(請求項9)。
色調画像上に、現在色の箇所と指定した変更量の箇所とを表示することにより、変更量の指定を確認することができ、この変更量の指定に応じて印刷絵柄画像の色を変更することで、指定した変更量に応じた色合いを確認することができる(請求項10)。
色調画像を、基準色を画像の中心に配置させ、印刷絵柄画像の色を変更量の指定に応じて変更した場合に、指定した変更量に応じた色が基準色になるように色調画像を変更して表示することにより、更なる色合わせ(色相,彩度,明度の変更)を円滑に行なうことができる(請求項11)。
また、色相,彩度,明度の変更量の指定が複数回行なわれた場合に、当初の基準色を中心に配置した色調画像上に、複数回指定したそれぞれの変更量を表示することにより、変更量の指定操作を確認することができる(請求項12)。
なお、通常、印刷機には、印刷幅方向に区画されたインキ供給領域ごとにインキ供給量を調整可能なインキ供給装置が備えられているので、各インキ供給領域に対してそれぞれ変更量を指定可能にすることで、印刷色調を適切に制御することができる(請求項13,14)。
さらに、本発明の印刷機(請求項15)及びインキ供給制御方法(請求項19)によれば、変更量が指定されれば、印刷した印刷絵柄の色を測色して、この検出色が変更量に応じた目標色となるように印刷機を制御することで、印刷絵柄を容易に目標色に近づけることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1〜図16は本発明の第1実施形態に係るインキ供給制御装置及び方法並びにこの装置を備えた印刷機を示すものであり、これらの図に基づいて説明する。
〔印刷機の構成〕
本実施形態では、印刷機としてオフセット印刷機が適用されており、図3に示すように、印刷シートSの搬送経路に沿って、インキ色としての藍(C)、紅(M)、黄(Y)、墨(K)ごとに印刷ユニット101,201,301,401が設置されており、各印刷ユニット101,201,301,401は、それぞれインキ供給装置102,202,302,402が設けられている。このインキ供給装置102,202,302,402は、インキ元ローラ103,203,303,403とインキブレード104,204,304,404からなるインキつぼ装置を有し、また、調整ねじによりインキ元ローラ103,203,303,403とインキブレード104,204,304,404との隙間量(インキキー開度)を調整可能なインキキー105,205,305,405を有している。
本実施形態の場合、インキキー105,205,305,405は、印刷幅方向に複数併設されており、インキキー105,205,305,405の幅単位のインキ供給領域、つまり、本実施形態においてはインキキーゾーンごとにインキ供給量を調整する構成となっている。なお、インキキーが微細幅に分割されている装置においては、例えば隣接するインキキーをセットにして選択するなど、一つのインキ領域と複数のインキキーゾーンを対応付けてインキ供給量を調整するように構成してもよい。
また、印刷シートSの搬送経路を挟んで、上方にブランケット106,206,306,406及び版胴107,207,307,407が配置される一方、圧胴108,208,308,408が配置されている。そして、インキ供給装置102,202,302,402と版胴107,207,307,407との間にインキローラ群109,209,309,409が配置されている。従って、インキ供給装置102,202,302,402のインキキー105,205,305,405により供給量を調整されたインキは、インキローラ群109,209,309,409で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴107,207,307,407の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴106,206,306,406を介して絵柄として印刷シートSに転写される。
このように構成された本実施形態のオフセット印刷機では、4つの印刷ユニット101,201,301,401は、それぞれインキ供給装置102,202,302,402を有し、対応して設けられたインキキー105,205,305,405によって、印刷幅方向に区画された複数(本実施例では、30ゾーン)のインキキーゾーンごとにインキ供給量を調整することができる。
そして、本実施形態の印刷機では、このようなインキ供給量の調整は、インキ供給制御装置11を通じて各インキ供給装置102,202,302,402の各インキキー105,205,305,405の開度を調整することによって行なわれるが、このインキ供給量調整には、印刷時に、設定された目標色に印刷が実施されるように自動で行なうモード(自動調整モード)と、オペレータが手動で色調整するモード(手動調整モード)とがそなえられている。
この自動調整モードを実施するために、最下流のインキ供給装置102の下流部には、印刷された絵柄の色(発色状態)を検出するために測色計27がそなえられている。この測色計27としては、例えば各色光[I(赤外光)、R(赤)、G(緑)、B(青)]の反射濃度情報I,R,G,Bとして色情報を得るIRGB濃度計や、Lの各情報として色情報を得る色彩計や分光計など、色を測定して印刷に用いる各インキ色(Cyan,Magenta,Yellow,Black)の印刷紙面上のインキ量(インキ膜厚量)に変換可能な情報を測定するものであれば種々のものを適用できる。また、前記インキ量に変換可能な情報としては、例えば、三刺激値のXYZなどもある。
インキ供給制御装置11では、手動調整モードでは、オペレータが印刷絵柄の領域を指定して色調整、即ち、目標色の指定(設定や変更)を行なうと、対象の印刷絵柄の領域にかかるインキキーゾーンのインキ成分ごとの増減量を自動的に算出し、印刷標準データに基づいて設定されたインキ成分ごとの供給量に対して、このインキ成分ごとの増減量を加算してインキ成分ごとのインキ供給量を設定するようになっている。
また、自動調整モードでは、オペレータが印刷絵柄の領域を指定して、目標色の指定(設定や変更)を行なうと、対象の印刷絵柄の領域にかかる目標色としてインキ供給制御装置11に取り込まれて、測色計27で得られた印刷された絵柄の色(検出色)と指定された目標色とを比較して、検出色と目標色との偏差が予め設定された許容値以上であれば、この偏差が減少するように、インキ供給量を調整する。
〔インキ供給制御装置〕
本実施形態のかかるインキ供給制御装置の装置構成について、更に説明すると、図2に示すように、インキ供給制御装置11は、第1パラレルパスラインP1を介して印刷ユニット101,201,301,401に接続され、インキキー105,205,305,405(インキキー開度コントローラ)によるインキキー開度やインキ元ローラ103,203,303,403(インキ元ローラ回転コントローラ)の回転数などを制御可能となっている。そして、このインキ供給制御装置11は演算装置12を有しており、この演算装置12には、LANボード24、データベース25、入出力ポート26が接続されている。また、演算装置12は、後述する目標色設定部(目標色設定手段)13、色差算出部14、フィードバックインキ増減量設定部15、基準インキ供給量設定部16、インキ増減量設定部17、インキ増減量加算部18、インキ供給量制御部19を有している。
本実施形態では、これらの目標色設定部13と色差算出部14とフィードバックインキ増減量設定部15とインキ増減量設定部17とインキ増減量加算部18とインキ供給量制御部19により制御手段が構成されている。
操作パネル21はタッチパネルであって、印刷標準データとしてのPPF(Print Production Format)データに基づいて画像を表示する表示機能(画像表示手段)と、表示された色調画像に対してオペレータがタッチペンを用いて目標色の指定色を行なう目標色指定機能(指定手段)や表示された印刷絵柄画像に対してオペレータがタッチペンを用いて目標色を指定する代表領域(代表点)を選択する選択機能(色調整用領域選択手段)と、選択された代表領域の色調整量を算出する色調整量算出機能(色調整量算出手段)と、算出された色調整量に基づいて印刷絵柄画像の色を変更する機能(画像色変更手段)と、を有している。
また、本インキ供給制御装置11は、第2パラレルパスラインP2を介してCIP3(Cooperation for Integration of Prepress, Press, Postpress)サーバ22、RIP(Raster Image Processor)23に接続されている。このCIP3サーバ22は、オフセット印刷機のインキ供給量を設定するために、印刷画像の画線率を含んだPPFデータを第2パスラインP2によりインキ供給制御装置11に出力する。RIP23は、印刷画像データを網点データに置き換えるものであり、この網点データをCIP3サーバ22に渡し、PPFデータを作成する。ここではCIP3サーバを例に記載しているが、CIP4のJDFデータでもよく、客先で決めた規格によって運用してもよい。
ここで、操作パネル21について詳細に説明する。図1及び図2に示すように、操作パネル21は、タッチペンで操作可能なタッチパネル式のディスプレイであって、左部にエリア指定画面31が設けられ、エリア指定画面31は、PPFデータに基づいて印刷画像を表示することができ、モニタ画面として機能する。この場合、インキ供給装置102,202,302,402の各インキキー105,205,305,405が、印刷幅方向に区画されたn個インキキーゾーンごとにインキ供給量を調整することから、印刷絵柄画像をn個のインキキーゾーンに区画する補助線が表示されると共に、インキキーゾーンの番号NO.1〜nが表示されるようになっている。なお、ここでは、1つの印刷絵柄画像が8個のインキキーゾーンに区画される場合を示している。
従って、エリア指定画面31に表示された画像の絵柄のフロントドアの色を調整したいとき、まず、オペレータはタッチペンを用いて乗用車のフロントドアが存在するインキキーゾーンNO.6を選択し、次に、代表画像としてのフロントドアにおける調整したい所定の位置(代表点)を選択することで、色調整を行なうインキキーゾーンと代表画像を設定することができる。
操作パネル21には、その中央下部に、色調整操作画面32,33が設けられる。色調整操作画面(カラーサークル)32には、色座標(a,b)32A上に各座標位置に応じた色が表示され、色調整操作画面33には、グレー及び墨の各直線色座標(L)33A,33B上に各座標位置に応じた色が表示される。
色調整操作画面32の色座標32A上に表示される色は、原点にニュートラルグレーが配置され、横軸右側(+側)に「赤」、横横軸左側(−側)に「緑」、縦軸上側(+側)に「黄」、縦軸下側(−側)に「青」、の各色が配置され、原点周りの回転方向位置で色相が決まり、原点からの距離で彩度が決まる。
ただし、ここでは、色座標32Aは、指定した代表点の色をどのように変更するかを指定するためのもので、現在色を基準色(ここでは、ニュートラルグレー)として、この現在色にどの色相の色をどの程度(彩度)加えるかを設定するものである。したがって、この色座標32Aは、目標の色自体を表示しているものではなく、色の変更量を表示しているものであり、相対的表示といえる。
色調整操作画面33のグレーの直線座標33A及び墨の直線座標33Bは、明度座標(L)であり、原点にニュートラルグレーが配置され、軸の上方(+側)に「明」、軸の下方(−側)に「暗」が配置され、その位置に応じて明度が決まる。明度座標(L)を2通り設けているのは、明度の変更には、墨色インキ(k)を用いても、藍(c),紅(m),黄(y)の3つのインキ色の混色を用いても行なえるためである。
なお、色の変更を操作パネル21によってシミュレーションする場合、変更量に限界があるので、色の変更量にはリミッタにより制限するようにしている。
また、エリア指定画面31の右下部には、色座標32A及びグレーの直線座標33Aにより変更指定した各値L,a,bの変更量ΔL,Δa,Δbを数値表示するL変更量表示部34と、墨の直線座標33Bにより変更指定した値Lの変更量ΔLを数値表示する墨L変更量表示部35と、これらのL変更値及び墨L変更値に対応して決まる、藍(c),紅(m),黄(y),墨色(k)の各変更量Δc,Δm,Δy,Δkを表示するcmyk変更量表示部36とが設けられている。
また、表示部34,35,36の下方には、色調整操作画面32,33を通じた色相,彩度,明度の各変更量の指定(以下、単に「色の変更」ともいう)を行なう色変更モードを指定する変更指定スイッチ37と、色変更モードを終了する終了スイッチ(確定釦)38と、色変更モードにおいて色の変更量を指定する濃度指定スイッチ39とが設けられている。終了スイッチ(確定釦)38を押すと、その時点の目標濃度変更値が該当ページのキーゾーン毎に図示しない印刷機の色調制御装置に伝送される。なお、ここで、印刷機の色調制御装置とは、個々の印刷機の制御装置ではなく、例えば、多数の印刷機を統合して制御するシステムとする。
さらに、エリア指定画面31の上部には、各色インキのインキ元ローラの回転数をグラフ表示(ここでは棒表示)及び数値表示する元ローラ状態表示部40と、各色インキの各キー開度をグラフ表示(ここでは棒表示)するキー開度表示部41とが設けられている。これらは、色合わせ操作時等に参照することができる。
そして、色の変更を行なう場合には、色調整操作画面(カラーサークル)32上の現在色(原点のニュートラルグレー)に対して変更したい色相(原点からの方向)と、彩度(原点からの距離)とを選んで、色調整操作画面32上の対応する位置をタッチして指定操作する。この際、図4に示すように、原点に「現在値」をポイント表示し、変更を指定操作した点に「変更値」をポイント表示する。
また、図5に示すように、エリア指定画面31の下方には、各キーゾーンの色の変更指定に応じて各色インキの濃度変化(ベタ濃度変化、インキ膜厚の変化)をグラフ表示(ここでは棒表示)する濃度変化表示部42と、藍(c),紅(m),黄(y)の3色に関する各キーゾーンの色相,彩度,明度の各変更量をその色に合わせて表示する色合いインジケータ部43と、墨色(k)に関する各キーゾーンの明度の各変更量を表示する色合いインジケータ部44とが設けられている。
これらの色合いインジケータ部43,44には、変更操作前は、現在値(初期値)として、各キーゾーンにグレイバランスパッチ(C75%,M64%,Y64%)が基準濃度で印刷された色合いを基準(グレイバランスパッチではニュートラルグレーの状態)として表示する。
そして、例えば、図6に示すように、選択したキーゾーン(その代表点)に対して色座標32A上の更変点(色相及び彩度の各変更量)を指定すると、この指定された更変点の色43aを、色合いインジケータ部43における選択したキーゾーンの表示領域に表示する。同様に、選択したキーゾーン(その代表点)に対して墨にかかる色座標33B上の点(明度の変更量)を指定すると、この指定された点の明度[白色〜黒色間のグレー(無彩色)]を、色合いインジケータ部44における選択したキーゾーンの表示領域に表示する。
色相及び彩度の変更量(Δa,Δb)及び藍(c),紅(m),黄(y)の混色にかかる明度の変更量(グレーの直線座標33AのΔL)が決まったら、例えば下式により、藍(c),紅(m),黄(y)の各ベタ濃度変更値(△C、△M、△Y)を求めて、濃度変化表示部42に表示する。また、墨(k)の明度の変更量(グレーの直線座標33BのΔL)が決まったら、この明度の変更量ΔLと1対1対応する墨(k)のベタ濃度変更値△Kを求めて、濃度変化表示部42に表示する。これにより、色座標変化とベタ濃度変化の対応が分かる。以下式では色調整範囲の調整範囲が比較的狭いことを想定して線形で近似しているが、計算精度を上げるために非線形で近似してもよい。
また、操作パネル21に、図7に示すように、グレー濃度変更(グレーの直線座標33AのΔLに対応)△Gy、赤色濃度変更△R、緑色濃度変更△G、青色濃度変更△B、墨色濃度変更△K、藍色濃度変更△C、紅色濃度変更△M、黄色濃度変更△Yの各増減スイッチ45を表示し、色座標32A及び直線座標33A,33Bのポイント指定の操作に代えて、これらの濃度増減スイッチ45を操作して変更できるモードも備えている。この場合、濃度増減スイッチ45の増減操作に伴って、これに対応して、色座標32A及び直線座標33A,33B上の変更点が移動するようになっている。
なお、濃度増減スイッチは、図8に示すように、色座標32Aに対応させて、赤色濃度変更△R、緑色濃度変更△G、青色濃度変更△B、藍色濃度変更△C、紅色濃度変更△M、黄色濃度変更△Yの各増減スイッチを、公知の色座標と同じような配置のサークル状に配置したもの(符号49)としてもよい。
また、操作パネル21には、図9に示すように、墨色濃度変更△K、藍色濃度変更△C、紅色濃度変更△M、黄色濃度変更△Yの増減スイッチ46を表示して、各色インキの各インキキー開度を直接操作するダイレクトキーモードも選択できるようになっている。この場合には、図10に示すように、キー開度表示モードへの切り換えスイッチ47を操作して、各インキ色の各キーの開度をグラフ表示48aし、併せて各インキ色のインキ元ローラの回転数(元ローラ値)もグラフ表示48bする。これにより、表示48a,48bを参照しながらキー開度変更を実施できる。
〔作用及び効果〕
本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御装置は上述のように構成されているので、以下のように、インキ供給制御を実施することができる。
(印刷色調制御の目標値変更への適用の1)
まず、印刷見本(持ち込みゲラ、自分の輪転機以外で印刷された色見本のこと)に印刷色調を合わせるために、本インキ供給制御装置を利用する場合を説明する。
この場合、図11に示すように、まず、図5中のキーゾーン番号を選択して、参照色を合わせたい絵柄のキーゾーンを指定する(ステップS10)。そして、図4に示すように色合いの変更値(色座標値△L*、△a*、△b*)をカラーサークル(△L*軸も含む)32A,33Aで直接入力する。但し、墨(Black)は無彩色なので△L*のみ入力する(ステップS20)。これらの入力結果は、色座標32A,33A,33Bの対応個所に点表示され、表示部34,35に数値表示される。
目標濃度(目標色)をインキ色で与えているので、前記演算式を用いて△L*、△a*、△b*からベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)を計算する(ステップS30)。このベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)も表示部36に数値表示される。
次に、現在キーの目標濃度に上記計算濃度を加算する(既に目標濃度が変更されていた場合には、この変更された目標濃度に、今回新たに変更される濃度変更分を加算する)(ステップS40)。
そして、リミッタにより加算濃度(変更量)を制限する。つまり、色の変更量がシミュレーション可能範囲を超えるとそれ以上増減しないようにする(ステップS50)。
次に、図5に示すように、濃度変化表示部42に加算濃度をキーゾーン毎に表示し(ステップS60)、インジケータに加算濃度時の色合いを表示する(ステップS70)。これにより、ユーザはどの方向の色味に濃度(ベタ濃度、インキ膜厚、インキ供給量)を変更したか直感的に理解できる。
このような色変更処理、つまり、カラーマッチングが終了したら確定釦38を押す(ステップS80)。そして、この時点の目標濃度変更値(ベタ濃度変更値、インキ膜厚変更値、インキ供給量変更値)が該当ページのキーゾーン毎に印刷色調制御装置に伝送される(ステップS90)。この場合は、ベタ濃度変更値が伝送される。
このようにして、現在色を基準色として、この基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定し、この指定した変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するので、従来技術のように、各インキ供給量自体を変更操作する場合よりも、容易に印刷の色合いを調整することができる。
つまり、各インキ供給量を変更したら印刷の色合いがどのように変化するかは経験を積まなくては分からないが、色相,彩度,明度については、色調整の知識が無い素人のオペレータでも良否を容易に判断することができるので、色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定すると、容易に目標色に近づけることができる。
特に、均等知覚座標系であるL座標を、基準色をニュートラルグレーとした色座標(カラーサークル)32A及び色座標33Aとして表示して、この色座標32A,33A上の点を指定することにより、色相,彩度,明度を指定することができるので、どの色相を強め、その彩度や明度をどの程度変更するかを直接的に指定でき、通常、人間が持っている色彩感覚に基づいて誰にでも容易に色の変更を行なうことができる。
したがって、例えば、従来の方法では、絵柄の明るさを変えないで緑色だけを強くしたいという場合は、Cyan濃度及びYellow濃度を上げるが、この場合、Cyan濃度を上げた分、絵柄全体が暗くなってしまい、これを解消するにはMagenta濃度を下げることが考えられるが、ベテランオペレータでも調整が難しい。
この点、色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定できるので、例えば、L*(明暗軸)を固定しておいて、a*を−方向に指定することで、絵柄の明るさを変えないで特定の色だけを強くすることも容易にできる。また、その時の濃度変化量(ベタ濃度変化、インキ膜厚変化)も画面に表示されるため、オペレータには色変化と濃度変化の対応関係が理解でき、色の調整を更に容易化する。
そして、このようにして変更量を容易に指定することができると、目標色の設定精度も高めることができる。
印刷色調制御装置では、設定した目標色を用いて、印刷した印刷絵柄の色を測色しながら、この検出色が変更量に応じた目標色となるように印刷中の刷機を制御することで、実際に印刷される印刷絵柄を目標色に近づける制御をするが、目標色が適切に与えられると、この印刷色調制御もより適正に行なわれることになる。
なお、図1に示す例では、目標濃度(目標色)をインキ色で与えているので、ベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)を目標濃度変更値(目標色変更値)としているが、L値自体で目標濃度(目標色)を与える場合には、ステップS90において、変更量(△L,△a,△b)自体を目標濃度変更値(目標色変更値)として該当ページのキーゾーン毎に印刷色調制御装置に伝送すればよい。
(印刷色調制御の目標値変更への適用の2)
ところで、本装置の場合、従来のCMYK目標濃度変更仕様によってR(MY)G(CY)B(CM)G(CMY)の濃度変更操作を行なえる表示モード(図7,図8参照)が設けられ、この濃度変更操作に伴い、色座標値が連動して表示される仕様となっている。
このモードを採用する場合には、図12に示すように、目標値変更が行なわれる。
図11との相違は、濃度変更操作のみであるが、まず、キーゾーン番号を選択して、参照色を合わせたい絵柄のキーゾーンを指定し(ステップS10)、図7又は図8に示す濃度増減スイッチ45,49の増減操作によって、R(MY)G(CY)B(CM)G(CMY)の濃度変更操作を行なう(ステップS22)。これらの入力結果は、表示部36に数値表示される。
下記演算式を用いてベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)から変更量(△L*、△a*、△b*)を計算する(ステップS32)。この変更量(△L*、△a*、△b*)も表示部34,35に数値表示される。
以下、図11と同様に、現在キーの目標濃度に上記計算濃度を加算し(既に目標濃度が変更されていた場合には、この変更された目標濃度に、今回新たに変更される濃度変更分を加算する)(ステップS40)。リミッタにより加算濃度(変更量)を制限して(ステップS50)、濃度変化表示部42に加算濃度をキーゾーン毎に表示し(ステップS60)、インジケータに加算濃度時の色合いを表示する(ステップS70)。
色変更処理(カラーマッチング)が終了したら確定釦38を押し(ステップS80)、この時点の目標濃度変更値が該当ページのキーゾーン毎に印刷色調制御装置に伝送される(ステップS90)。
色座標よりも濃度変更操作の方が扱いやすいオペレータの場合には、このようにして濃度を変更することによっても、絵柄の明度、色度の変化が分かるので、カラーマッチング操作は比較的容易となり、しかも、色座標に慣れていくことになり、その結果、色座標を用いてより容易に操作できるようになる。
(印刷色調制御の目標値変更への適用の3)
本来、基準濃度の色調で製版された状態で印刷する場合は、色調制御システムで目標濃度を変更する必要は無いが、前記状態と異なる持ち込みゲラに色を合わせたいときや、工場間で使用するインキが異なる等の問題で、目標濃度を変更したいときがしばしばある。この場合には、図13,図14に示すように、図11,図12と同様な処理(ステップS10〜s80)の処理を経て、対応する印刷機又は印刷機群の色調制御機能を有する制御パソコンに目標濃度変更値が伝送される(ステップS92)。
(印刷色調制御のインキキープリセットへの適用の1)
印刷開始前に、インキキーをプリセットする場合にも、本実施形態の印刷色調制御を適用できる。
つまり、図15に示すように、色を合わせたい絵柄のキーゾーンを指定して(ステップS10)、色調自動制御モードを停止する(ステップS12)。この自動制御を停止するタイミングは、ステップS10のキーゾーンを指定するタイミングでもよい。そして、各キーゾーンの画線率取得する(ステップS14)。この取得は、基本的にオペレーションターミナル側で既に計算されている値を使用することができる。
そして、図4に示すように色合いの変更値(色座標値△L*、△a*、△b*)をカラーサークル(△L*軸も含む)32A,33Aで直接入力する。但し、墨(Black)は無彩色なので△L*のみ入力する(ステップS20)。これらの入力結果は、色座標32A,33A,33Bの対応個所に点表示され、表示部34,35に数値表示される。
目標濃度(目標色)をインキ色で与えているので、前記演算式を用いて△L*、△a*、△b*からベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)を計算する(ステップS30)。このベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)も表示部36に数値表示される。
次に、キー開度変更値(△Kc、△Km、△Ky、△Kk)を計算する(ステップS42)。
この計算は、以下の第1漢ステップにより行なうことができる。
まず、ドライダウン後の客先基準濃度(紙濃度マイナス)を設定しておく(第1ステップ)。なお、API関数は、そもそも客先基準濃度になるように作成されているはずなので、このとき、前記基準濃度に対する指定濃度の変化でAPI関数を補正する。例えば、基準濃度1.0Dから+0.1D変化させた状態で、基準濃度のAPI関数が、画線率40%→キー開度60%とすると、60%×1.1=66%にAPI関数を補正する。
そして、インキ転移点の影響でオフセットのある現状のAPI関数をオフセットの無いAPI関数に修正する(第2ステップ)。
次に、第1ステップで説明したように、基準濃度に対する濃度変更値をその変更比率に従い、オフセットの無いAPI関数を補正する(第3ステップ)。
そして、上記補正したAPI関数にインキ転移点のオフセットを加算して、濃度変更値に対する補正API関数を作成する(第4ステップ)。
最後に、上記補正API関数により、濃度変更値に対するインキキー開度を求め、基準濃度でプリセットされたキー開度から差し引く。この差し引いたキー開度差分が濃度変更分で実際に加減されるキー開度変更値(△Kc、△Km、△Ky、△Kk)となる(第5ステップ)。
キー開度変更値を計算したら、現在キーのキー開度差分に上記計算キー開度変更値を加算する(既に変更されたキー開度値に、今回新たに変更されるキー開度変更分を加算する)(ステップS62)。
そして、リミッタにより加算濃度(変更量)を制限する。つまり、加算キー開度が前記範囲を超えるとそれ以上増減しないようにする(ステップS50)。
次に、加算キー開度をキーゾーン毎に表示し(ステップS62)、インジケータに加算キー開度時の色合いを表示する(ステップS72)。これにより、ユーザはどの方向の色味に濃度を変更したか直感的に理解できる。
そして、図10に示すように、CMYKの絶対キー開度を表示(このとき、図示しないが変更前のキー開度も表示する)(ステップS74)。
このようなキー開度変更処理、つまり、カラーマッチングが終了したら確定釦38を押す(ステップS80)。この時点のキーゾーン毎に補正されたAPI関数にてキー開度を計算して、計算されたインキキー開度を印刷機の制御装置に伝送し(ステップS82)、インキキーをプリセットする。
プリセットされた状態で色合いがOKか否かを判定し(ステップS84)、OKとなれば、印刷色調制御装置の良紙釦を押して(ステップS86)、この後は、自動色調制御が実施される。
このようにして、インキキープリセットに適用する場合も、変更量を容易に指定することができるため、インキキープリセットを、熟練を要すことなく速やかに精度良く行なうことができる。
(印刷色調制御のインキキープリセットへの適用の2)
インキキープリセットに適用する場合も、従来のCMYK目標濃度変更仕様によってR(MY)G(CY)B(CM)G(CMY)の濃度変更操作を行なえる表示モード(図7,図8参照)を用いて、図16に示すようにインキキー開度変更量を設定することができる。
図15との相違点のみ説明するとステップS20,S30に代えて、図7又は図8に示す濃度増減スイッチ45,49の増減操作によって、R(MY)G(CY)B(CM)G(CMY)の濃度変更操作を行ない(ステップS22)、これらの入力結果を表示部36に数値表示し、演算式を用いてベタ濃度変更値(△C、△M、△Y、△K)から変更量(△L*、△a*、△b*)を計算し(ステップS32)。この変更量(△L*、△a*、△b*)も表示部34,35に数値表示する。
他は、図15と同様な処理を行ない、色座標よりも濃度変更操作の方が扱いやすいオペレータの場合には、濃度を変更することによっても、絵柄の明度、色度の変化が分かるので、カラーマッチング操作は比較的容易となり、しかも、色座標に慣れていくことになり、その結果、色座標を用いてより容易に操作できるようになる。
[第2実施形態]
図17は本発明の第2実施形態に係る操作パネルのモニタ画面の表示を説明するもので、この図に基づいて説明する。
本実施形態では、色座標(カラーサークル)32Aに、色指定履歴を表示できるようになっており、色指定履歴を表示するためには、例えば、オリジナルの色合いを基準色として、色座標32Aを相対的表示ではなく絶対表示した上で、図17(b)に示すように、オリジナル「0」を中心に、1回目の変更「1」、2回目の変更「2」、3回目の変更「3」というように、色座標32A上に変更履歴を表示する。
この変更履歴により、オペレータは変更傾向を把握することができ、より速やかな変更操作への指標にもなりうる。
また、通常、いずれかの色の点に収束していくものと考えられるが、例えば、図17(a)に示すように、2回目の変更量と3回目の変更量との間(中間点)に、4回目の変更量(最終的な変更量)を与えるようにしてもよい。
もちろんこのような表示を第1実施形態のものと選択的に表示できるようにしてもよい。
[第3実施形態]
図18は本発明の第3実施形態に係る操作パネルのモニタ画面の表示を説明するもので、この図に基づいて説明する。
本実施形態では、Δa,Δbに係る色座標(カラーサークル)32Aと、混色ΔLに係る直線座標33Aに替えて、図18(b)に示すような特性をもつ、図18(a)に示すような3次元L,a,b座標50を表示して、1アクションで、ΔL,Δa,Δbの指定を行なうことができるようになっている。
これにより、ただ1つの操作で、ΔL,Δa,Δbを指定でき、より速やかに色調整を行なうことができる。
なお、3次元L,a,b座標50を平面で表示すると、1点に特定できないことが考えられるので、図18(a)に示すように、a,b座標上及びL上に補助的な点を標示することも考えられる。
もちろんこのような3次元L,a,b座標表示を第1実施形態のものと選択的に表示できるようにしてもよい。
(その他)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されない。
例えば、インキキー操作に替えて、本インキ供給制御装置の色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定する技術を適用してもよい。
また、各実施例において、均等知覚色座標の例としてL座標を用いて説明したが、例えば、L*u*v*座標などの別の表色系を用いることもできる。さらに、均等知覚色座標系を用いることが好適ではあるが、均等知覚色座標系を用いない場合は、例えばXYZ表色系を用いて実施することもできる。
また、上記の各実施形態では、現在色を前記基準色として、該現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定可能としているが、予め設定された固定色を前記基準色として、該固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定可能とすることにより、熟練したオペレータなど、絶対的な色調を判断できる場合に有効である。
本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御装置の主要機能を有する印刷機の操作パネルを示す概略正面図である。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御装置を備えた印刷機に適用されたオフセット印刷機の概略構成図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された色調画像の基本モードを示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された印刷絵柄画像に色インジケータを付加した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された色調画像と色インジケータとの関係を説明する図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された色調画像の各色増減変更モードを示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された色調画像の各色増減変更モード表示の変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された色調画像のダイレクトキーモードを示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示された印刷絵柄画像にキー開度絶対値表示を付加した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示される色指定履歴を説明する図であって、(a)は指定した色を藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色に分離して色指定履歴をグラフ表示する表示例を示し、(b)は指定した色を1つの色調画像上に表示する表示例を示す。 本発明の第3実施形態にかかる操作パネルのモニタ画面に表示される色調画像を説明する図であり、(a)はその色調画像を示す図、(b)は(a)の色調画像を説明する図である。
符号の説明
11 インキ供給制御装置
12 演算装置
13 目標色設定部(目標色設定手段)
14 色差算出部
15 フィードバックインキ増減量設定部
16 基準インキ供給量設定部
17 インキ増減量設定部
18 インキ増減量加算部
19 インキ供給量制御部
21 操作パネル
22 CIP3サーバ
23 RIP
24 LANボード
25 データベース
26 入出力ポート
31 エリア指定画面
32,33 色調整操作画面
32A,50 色座標
33A,33B 直線色座標
34,35,36 表示部
34 L変更量表示部と
35 墨L変更量表示部
36 cmyk変更量表示部
37 変更指定スイッチ
38 終了スイッチ(確定釦)
39 濃度指定スイッチ
40 元ローラ状態表示部
41 キー開度表示部
42 濃度変化表示部
43,44 色合いインジケータ部
43a 更変点の色
45,49 増減スイッチ
46 増減スイッチ
47 切り換えスイッチ
48a,48b グラフ表示
101,201,301,401 印刷ユニット
102,202,302,402 インキ供給装置
105,205,305,405 インキキー
106,206,306,406 ブランケット
107,207,307,407 版胴
108,208,308,408 圧胴

Claims (20)

  1. 藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色を含んでなる基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定することが可能な指定手段と、
    前記指定手段により指定された変更量に応じて前記各色のインキを含む印刷機の各インキの供給を制御する制御手段と、をそなえている
    ことを特徴とする、インキ供給制御装置。
  2. 前記指定手段は、現在色を前記基準色として、該現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定可能である
    ことを特徴とする、請求項1記載のインキ供給制御装置。
  3. 前記指定手段は、予め設定された固定色を前記基準色として、該固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定可能である
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のインキ供給制御装置。
  4. 前記指定手段により指定する色相,彩度,明度の変更量を予め設定された大きさ以下に制限するリミッタをそなえている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のインキ供給制御装置。
  5. 前記印刷機の印刷特性を用いて、前記変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するインキ供給量算出手段、をさらに備え、
    前記制御手段は、印刷前に又は印刷中に、前記インキ供給量算出手段により算出された前記のインキ供給量の調整量に基づいて前記印刷機のインキ供給を制御する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のインキ供給制御装置。
  6. 前記基準色はニュートラルグレーである
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインキ供給制御装置。
  7. 前記基準色の周囲に、該基準色に対して色相,彩度,明度が徐々に変化する色調画像をモニタ画面上に表示する画像表示手段をさらに備えると共に、
    前記指定手段は、前記色調画像上の前記変更量に対応した色相,彩度,明度の個所を前記変更量として指定可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項記載1〜6のいずれか1項に記載のインキ供給制御装置。
  8. 前記色調画像には、均等知覚色座標が用いられている
    ことを特徴とする、請求項7記載のインキ供給制御装置。
  9. 前記画像表示手段の画像表示モードには、前記モニタ画面上に前記色調画像と同時に印刷絵柄画像を表示する表示モードが含まれている
    ことを特徴とする、請求項7又は8記載のインキ供給制御装置。
  10. 前記画像表示手段の画像表示モードには、現在色を前記基準色として表示する第1表示モードが含まれ、前記画像表示手段は、第1表示モード時には、前記色調画像上に、前記現在色の箇所と、前記の指定した変更量の箇所とを表示すると共に、表示した前記印刷絵柄画像の色を、前記指定手段による前記変更量の指定に応じて変更する
    ことを特徴とする、請求項9記載のインキ供給制御装置。
  11. 前記色調画像は前記基準色を画像の中心に配置させたものであって、
    前記画像表示手段は、表示した前記印刷絵柄画像の色を前記変更量の指定に応じて変更した場合に、指定した前記変更量に応じた前記目標色が前記基準色になるように前記色調画像を変更して表示する
    ことを特徴とする、請求項10記載のインキ供給制御装置。
  12. 前記画像表示手段の画像表示モードには、予め設定された固定色を前記基準色として表示する第2表示モードが含まれ、前記画像表示手段は、第2表示モード時に、前記変更量の指定が複数回行なわれた場合には、前記固定色の前記基準色を中心に配置した前記色調画像上に、前記複数回指定したそれぞれの前記変更量を表示する
    ことを特徴とする、請求項11記載のインキ供給制御装置。
  13. 前記指定手段は、前記印刷機におけるインキ供給装置の印刷幅方向に区画された各インキ供給領域に対してそれぞれ前記変更量を指定可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜12の何れか1項に記載のインキ供給制御装置。
  14. 前記基準色の周囲に、モニタ画面上に、該基準色に対して色相,彩度,明度が徐々に変化する色調画像と印刷絵柄画像とを表示する画像表示手段をさらに備えると共に、
    前記画像表示手段により表示された前記印刷絵柄画像から上記変更量の指定を行なう1つ以上のインキ供給領域を選択する色調整用インキ領域選択手段をそなえ、
    前記指定手段は、色調整用インキ領域選択手段前記により選択されたインキ供給領域の前記変更量を指定可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項13記載のインキ供給制御装置。
  15. 請求項1〜14の何れか1項に記載のインキ供給制御装置をそなえた印刷機であって、
    印刷した印刷絵柄の色を測定する測色計をそなえ、
    前記制御手段は、前記測色計により検出された前記印刷絵柄の検出色が前記変更量に応じた目標色となるように、前記インキ供給装置を制御する
    ことを特徴とする、印刷機。
  16. 藍(c)、紅(m)、黄(y)の3つのインキ色を含んでなる基準色に対する色相,彩度,明度の変更量をそれぞれ独立して指定する指定ステップと、
    前記の指定した変更量に応じて前記各色のインキを含む印刷機の各インキの供給を制御する制御ステップと、をそなえている
    ことを特徴とする、インキ供給制御方法。
  17. 前記基準色として、現在色が用いられ、前記指定ステップでは、該現在色に対する色相,彩度,明度の相対変更量をそれぞれ独立して指定する
    ことを特徴とする、請求項16記載のインキ供給制御方法。
  18. 前記基準色として、予め設定された固定色が用いられ、前記指定ステップでは、該固定色に対する色相,彩度,明度の絶対変更量をそれぞれ独立して指定する
    ことを特徴とする、請求項16記載のインキ供給制御方法。
  19. 印刷した印刷絵柄の色を測定する測色ステップを更にそなえ、
    前記制御ステップでは、前記測色計により検出された前記印刷絵柄の検出色が前記変更量に応じた目標色となるように、前記印刷機のインキ供給装置を制御する
    ことを特徴とする、請求項16〜18の何れか1項に記載のインキ供給制御方法。
  20. 前記印刷機の印刷特性を用いて、前記変更量に対応した各インキ供給量の調整量を算出するインキ供給量算出ステップ、をさらに備え、
    前記制御ステップでは、印刷前に又は印刷中に、前記インキ供給量算出ステップにより算出された前記のインキ供給量の調整量に基づいて前記印刷機のインキ供給装置を制御する
    ことを特徴とする、請求項16〜18の何れか1項に記載のインキ供給制御方法。
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