JPH05245B2 - - Google Patents
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- JPH05245B2 JPH05245B2 JP29459887A JP29459887A JPH05245B2 JP H05245 B2 JPH05245 B2 JP H05245B2 JP 29459887 A JP29459887 A JP 29459887A JP 29459887 A JP29459887 A JP 29459887A JP H05245 B2 JPH05245 B2 JP H05245B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00735—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
- B60H1/0075—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being solar radiation
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1927—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors
- G05D23/193—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces
- G05D23/1932—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces to control the temperature of a plurality of spaces
- G05D23/1934—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces to control the temperature of a plurality of spaces each space being provided with one sensor acting on one or more control means
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、日射状況に応じた空調制御を行なう
車両用空調装置に関する。
車両用空調装置に関する。
(従来の技術)
従来、日射強度や日射方向等、車室の日射状況
を検出し、この日射状況に応じて空気調和した
り、吹出口の配風制御することにより、車室内の
空調分布を快適にしようとする空調装置がある。
を検出し、この日射状況に応じて空気調和した
り、吹出口の配風制御することにより、車室内の
空調分布を快適にしようとする空調装置がある。
このような空調装置では、車両の右側からの日
射を検出する受光素子と車両の左側からの日射を
検出する受光素子と遮光板とを有する日射検出器
と、この検出器の検出値に基づいて各種空調機器
を制御する調節装置とを備えている(例えば特開
昭55−63347号参照)。この日射検出器の左右の受
光素子からの検出値IR,ILは第10図の破線の如
き特性として得られる。尚、図中に示す特性IR,
ILは、入射方向を、太陽高度が一定の場合(β=
60°)であつて、車両正面から右側入射範囲(0
〜90°)に、他方、車両正面から左側入射範囲
(0〜−90°)に採つた場合の特性を示している。
素子に対する太陽の入射角度の変化により検出値
が変化するので、調節装置において、日射検出値
の補正演算値に応じて、ミツクスドアや送風機等
の各種空調機器の制御を行なうようにしているの
が一般的である。
射を検出する受光素子と車両の左側からの日射を
検出する受光素子と遮光板とを有する日射検出器
と、この検出器の検出値に基づいて各種空調機器
を制御する調節装置とを備えている(例えば特開
昭55−63347号参照)。この日射検出器の左右の受
光素子からの検出値IR,ILは第10図の破線の如
き特性として得られる。尚、図中に示す特性IR,
ILは、入射方向を、太陽高度が一定の場合(β=
60°)であつて、車両正面から右側入射範囲(0
〜90°)に、他方、車両正面から左側入射範囲
(0〜−90°)に採つた場合の特性を示している。
素子に対する太陽の入射角度の変化により検出値
が変化するので、調節装置において、日射検出値
の補正演算値に応じて、ミツクスドアや送風機等
の各種空調機器の制御を行なうようにしているの
が一般的である。
この日射補正演算の処理方式としては、従来に
おいて、第10図の実線で示すように、左右の
検出値IRとILのうち、互いに大きい値を補正演算
値Ipとしたり、第11図の実線を示すように左
右の検出値IRとILを用いて(IR +IL)/Kなる演算
値を補正演算値Ipとして、日射量の補正演算値と
して求めていた。
おいて、第10図の実線で示すように、左右の
検出値IRとILのうち、互いに大きい値を補正演算
値Ipとしたり、第11図の実線を示すように左
右の検出値IRとILを用いて(IR +IL)/Kなる演算
値を補正演算値Ipとして、日射量の補正演算値と
して求めていた。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、従来の日射検出機によれば、太陽の
高度が所定角度以上の日射状況を検出できるもの
の、左右双方の受光素子が車体の前後方向では水
平に配設される構造であるため、太陽の低い領域
では、特に正面から日射されると、日射の検出値
が小さくなつてしまい、適切な補正演算値を得る
ことが難しく、精度の高い空調制御が困難となる
不具合がある。
高度が所定角度以上の日射状況を検出できるもの
の、左右双方の受光素子が車体の前後方向では水
平に配設される構造であるため、太陽の低い領域
では、特に正面から日射されると、日射の検出値
が小さくなつてしまい、適切な補正演算値を得る
ことが難しく、精度の高い空調制御が困難となる
不具合がある。
また、上記の補正演算方式では、補正演算値
Ipのうち、右側部分と左側部分との間で急激に相
対感度が低下することにより、車両が僅かに左右
に進路変更した場合には、補正演算値Ipが大きく
変化するため、これに基づき制御されるブロア風
量等が急激に変動し、車室内空調の快適感が損な
われるという不具合がある。
Ipのうち、右側部分と左側部分との間で急激に相
対感度が低下することにより、車両が僅かに左右
に進路変更した場合には、補正演算値Ipが大きく
変化するため、これに基づき制御されるブロア風
量等が急激に変動し、車室内空調の快適感が損な
われるという不具合がある。
更に、上記の場合には、左右からの日射角度
(略60°、−60°以上)が大きい領域では、各受光素
子の検出値(相対感度)が低いため、日射量に対
する適切な日射量の補正が困難となり、日射状況
に対応した空調制御が難しいという問題がある。
(略60°、−60°以上)が大きい領域では、各受光素
子の検出値(相対感度)が低いため、日射量に対
する適切な日射量の補正が困難となり、日射状況
に対応した空調制御が難しいという問題がある。
そこで、本発明では、太陽高度に影響をうけに
くく、且つ、所定値以上の補正演算値を得ること
を可能とした車両空調装置を提供することを目的
としている。
くく、且つ、所定値以上の補正演算値を得ること
を可能とした車両空調装置を提供することを目的
としている。
(問題点の解決手段)
本発明の車両用空調装置は、受光面が車両の右
側と左側に角度を有して夫々配設された各々1つ
以上の素子からなる右側受光素子と左側受光素子
とを有しこれらの受光面を車体前方に向け傾斜し
て取付けられる日射状態センサと、前記右側受光
素子の検出値が左側受光素子の検出値より大きい
ときには、前記双方の検出値の和に係数を乗じた
計算値と右側受光素子検出値とを比較しこれらの
うち大きい値を日射量補正演算値として出力する
一方、前記右側受光素子の検出値が左側受光素子
の検出値より小さいときには、前記同様にして得
られた計算値と左側受光素子検出値とを比較しこ
れらのうち大きい値を日射量補正演算値として出
力する日射量補正演算手段と、この日射量補正演
算手段からの日射量補正演算値に基づいて各種空
調制御機器を駆動制御する制御手段とを備えて構
成されている。
側と左側に角度を有して夫々配設された各々1つ
以上の素子からなる右側受光素子と左側受光素子
とを有しこれらの受光面を車体前方に向け傾斜し
て取付けられる日射状態センサと、前記右側受光
素子の検出値が左側受光素子の検出値より大きい
ときには、前記双方の検出値の和に係数を乗じた
計算値と右側受光素子検出値とを比較しこれらの
うち大きい値を日射量補正演算値として出力する
一方、前記右側受光素子の検出値が左側受光素子
の検出値より小さいときには、前記同様にして得
られた計算値と左側受光素子検出値とを比較しこ
れらのうち大きい値を日射量補正演算値として出
力する日射量補正演算手段と、この日射量補正演
算手段からの日射量補正演算値に基づいて各種空
調制御機器を駆動制御する制御手段とを備えて構
成されている。
(作用)
日射状態センサの左右の受光素子が夫々左又は
右側に傾くとともに車両前方に傾いているので、
太陽高度が低い場合に車両正面から入射するとき
にも太陽高度の影響をうけずに確実に日射状況を
検出できる。また、日射量補正演算手段において
は、左右の検出値と計算値とを比べて大きい値を
日射補正演算値として用いることにより、従来の
如く部分的に補正値が低下することがなくなり、
安定した空調制御が可能となる。
右側に傾くとともに車両前方に傾いているので、
太陽高度が低い場合に車両正面から入射するとき
にも太陽高度の影響をうけずに確実に日射状況を
検出できる。また、日射量補正演算手段において
は、左右の検出値と計算値とを比べて大きい値を
日射補正演算値として用いることにより、従来の
如く部分的に補正値が低下することがなくなり、
安定した空調制御が可能となる。
(実施例)
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は自動車用空調装置10の概略構成を示
しており、空調装置10はダクト12に設けられ
た各種機器とコントロールユニツト11とからな
る。
しており、空調装置10はダクト12に設けられ
た各種機器とコントロールユニツト11とからな
る。
ダクト12の最上流側には、内気入口13と外
気入口14を切換えるインテークドア15を備
え、このダクト12内には、上流側から順次、ブ
ロア16、エバポレータ17、ミツクスドア1
8、ヒータコア19が配設され、ダクト12の最
下流側には、車室に連通するベント吹出口20、
デフロスタ吹出口23、ヒート吹出口24が設け
られている。これらの吹出口20,23,24
は、モード切換え用の切換ドア25,25,25
により切換えられて開閉される。
気入口14を切換えるインテークドア15を備
え、このダクト12内には、上流側から順次、ブ
ロア16、エバポレータ17、ミツクスドア1
8、ヒータコア19が配設され、ダクト12の最
下流側には、車室に連通するベント吹出口20、
デフロスタ吹出口23、ヒート吹出口24が設け
られている。これらの吹出口20,23,24
は、モード切換え用の切換ドア25,25,25
により切換えられて開閉される。
上記ベント吹出口20は、左右のセンタ吹出口
21R,21Lと、左右のサイド吹出口22R,
22Lを有し、これら左右の吹出口21R,22
R,21L,22Lの上流には左右に風量を分配
する配風ドア26が設けられている。
21R,21Lと、左右のサイド吹出口22R,
22Lを有し、これら左右の吹出口21R,22
R,21L,22Lの上流には左右に風量を分配
する配風ドア26が設けられている。
上記エバポレータ17は、冷媒を圧縮し循環さ
せるコンプレツサ28、コンデンサ29、レシー
バタンク30、膨張弁31とともに冷却機32を
構成している。そしてこの冷却機32は、エンジ
ン35の動力が伝達されるプーリ33によりマグ
ネツトクラツチ34を介して駆動される。上記ブ
ロア16により導入された空気は、エバポレータ
17内を通過し冷却される。
せるコンプレツサ28、コンデンサ29、レシー
バタンク30、膨張弁31とともに冷却機32を
構成している。そしてこの冷却機32は、エンジ
ン35の動力が伝達されるプーリ33によりマグ
ネツトクラツチ34を介して駆動される。上記ブ
ロア16により導入された空気は、エバポレータ
17内を通過し冷却される。
上記ヒータコア19にはエンジン冷却水が通流
され、これによりエバポレータ17を通過した空
気を加熱する。このヒータコア19を通過する空
気の比率は、ミツクスドア18の開度により設定
される。そしてモード切換用の各切換ドア25,
25,25により、ベント吹出口20、デフロス
タ吹出口23、ヒート吹出口24が選択され、調
和された空気が車室内に送出される。
され、これによりエバポレータ17を通過した空
気を加熱する。このヒータコア19を通過する空
気の比率は、ミツクスドア18の開度により設定
される。そしてモード切換用の各切換ドア25,
25,25により、ベント吹出口20、デフロス
タ吹出口23、ヒート吹出口24が選択され、調
和された空気が車室内に送出される。
また、上記コントロールユニツト11には、ミ
ツクスドア18の開度θxを検出するポテンシヨン
メータ41、日射量IR,IL等を検出する日射状態
センサ42、外気温度taを検出する外気温度セン
サ43、車室内温度trを検出する車室内温度セン
サ44、及び車室を所定温度tDに設定する温度設
定器45とを備え、これらの出力信号が入力さ
れ、制御回路11には空調装置のマニユアル操作
切換用のマニユアルスイツチ46が接続されてい
る。
ツクスドア18の開度θxを検出するポテンシヨン
メータ41、日射量IR,IL等を検出する日射状態
センサ42、外気温度taを検出する外気温度セン
サ43、車室内温度trを検出する車室内温度セン
サ44、及び車室を所定温度tDに設定する温度設
定器45とを備え、これらの出力信号が入力さ
れ、制御回路11には空調装置のマニユアル操作
切換用のマニユアルスイツチ46が接続されてい
る。
上記日射状態センサ42は、第2図a,bおよ
び第4図に示すように、車室のフロントガラス4
7内のインスツルパネル48上に設置されてい
る。この日射状態センサ42は、第3図aの背面
図、第3図bの側面図、第3図cの斜視図で示す
ように、基板51上に設置され中央から左右へ任
意の角度で傾斜する斜面52a,52bを有する
基台52と、この基台52の斜面52a上に設置
された右側フオトダイオード(受光素子)53
R、および斜面52b上に設置された左側フオト
ダイオード(受光素子)53Lと、基台52およ
びフオトダイオード53R,53Lの上方を覆う
減光フイルタ54とを備えている。したがつて、
上記右側又は左側のフオトダイオード53R,5
3Lの受光面が角度を有して車両の右方向又は左
方向へ向けて配設される。また、上記基板51は
斜台55上に設置されている。この斜台55は車
両の後方に向うに従い上方へ(所定角度Ψ)傾斜
する斜面55aを有し、この斜面55a上に基板
51が設置されている。したがつて、左右双方の
フオトダイオード53R,53Lは、その受光面
が右又は左に傾き且つ前方に角度Ψ傾けられて設
置される。そして、この日射状態センサ42は上
記コントロールユニツト11接続され、その等価
回路は第3図dの如く示すことができる。この結
果、太陽高度βが低く、車両正面から日射される
場合でも日射状態センサ42では確実に検出でき
ることになり、太陽の高度の影響を受けることが
ない。
び第4図に示すように、車室のフロントガラス4
7内のインスツルパネル48上に設置されてい
る。この日射状態センサ42は、第3図aの背面
図、第3図bの側面図、第3図cの斜視図で示す
ように、基板51上に設置され中央から左右へ任
意の角度で傾斜する斜面52a,52bを有する
基台52と、この基台52の斜面52a上に設置
された右側フオトダイオード(受光素子)53
R、および斜面52b上に設置された左側フオト
ダイオード(受光素子)53Lと、基台52およ
びフオトダイオード53R,53Lの上方を覆う
減光フイルタ54とを備えている。したがつて、
上記右側又は左側のフオトダイオード53R,5
3Lの受光面が角度を有して車両の右方向又は左
方向へ向けて配設される。また、上記基板51は
斜台55上に設置されている。この斜台55は車
両の後方に向うに従い上方へ(所定角度Ψ)傾斜
する斜面55aを有し、この斜面55a上に基板
51が設置されている。したがつて、左右双方の
フオトダイオード53R,53Lは、その受光面
が右又は左に傾き且つ前方に角度Ψ傾けられて設
置される。そして、この日射状態センサ42は上
記コントロールユニツト11接続され、その等価
回路は第3図dの如く示すことができる。この結
果、太陽高度βが低く、車両正面から日射される
場合でも日射状態センサ42では確実に検出でき
ることになり、太陽の高度の影響を受けることが
ない。
さらに、上記コントロールユニツト11は、
I/0ポート、CPU、メモリなどを有するマイ
クロコンピユータと、各入力信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器と各種空調機器を駆動制
御する駆動回路とを備えて構成されている。そし
て、空調装置をオートで駆動する場合には、日射
状態センサ42からの検出値IR,ILにより日射量
補正値Ipを演算し、この補正値Ipと他の各センサ
43,44,45からの入力データta、tr、tDに
より総合信号(制御信号)Tを演算し、この総合
信号Tに基づく各制御信号により、モータアクチ
ユエータ56によりインテークドア15を切換え
たり、マグネツトクラツチ34を介し冷却機32
を稼動したり、モータアクチユエータ57により
ミツクスドア18の開度を制御したり、モータア
クチユエータ58によりモードドア25,25,
25を切換えて吹出しモードを設定したり、モー
タアクチユエータ59により配風ドア26の調節
が自動的に行なわれる。また、マニユアルスイツ
チ46の投入により内外気の切換えや、吹出しモ
ードをマニユアル操作により行なうことができる
構成となつている。
I/0ポート、CPU、メモリなどを有するマイ
クロコンピユータと、各入力信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器と各種空調機器を駆動制
御する駆動回路とを備えて構成されている。そし
て、空調装置をオートで駆動する場合には、日射
状態センサ42からの検出値IR,ILにより日射量
補正値Ipを演算し、この補正値Ipと他の各センサ
43,44,45からの入力データta、tr、tDに
より総合信号(制御信号)Tを演算し、この総合
信号Tに基づく各制御信号により、モータアクチ
ユエータ56によりインテークドア15を切換え
たり、マグネツトクラツチ34を介し冷却機32
を稼動したり、モータアクチユエータ57により
ミツクスドア18の開度を制御したり、モータア
クチユエータ58によりモードドア25,25,
25を切換えて吹出しモードを設定したり、モー
タアクチユエータ59により配風ドア26の調節
が自動的に行なわれる。また、マニユアルスイツ
チ46の投入により内外気の切換えや、吹出しモ
ードをマニユアル操作により行なうことができる
構成となつている。
尚、上記マイクロコンピユータにより日射量補
正演算手段および制御手段が構成されている。
正演算手段および制御手段が構成されている。
次に空調装置の空調制御について第5図および
第6図に示すフローチヤートに基づき説明する。
なお、第5図は空調制御のメインルーチンを、ま
た第6図は日射量補正演算のサブルーチンをそれ
ぞれ示している。
第6図に示すフローチヤートに基づき説明する。
なお、第5図は空調制御のメインルーチンを、ま
た第6図は日射量補正演算のサブルーチンをそれ
ぞれ示している。
まず、空調装置が起動されると、メインルーチ
ンに従つて空調制御が開始し、ステツプP1にお
いて、マイクロコンピユータの各レジスタや
RAM内のデータの初期設定が行なわれ、ステツ
プP2では、各センサ42,43,44及び温度
設定器45からの各検出信号IR,IL,ta,tr,tDが
読込まれ、ステツプP3において、日射状態セン
サ42からの検出データIR,ILに基づいて日射量
の補正値Ipの演算が行なわれる。さらに、この日
射量補正演算値Ipと、他の各センサ43,44,
45からの検出データta、tr、tDを用い、下式に
より空調装置全体を制御する総合信号Tの演算が
行なわれる。尚、下式中、K1、K2、K3はそれぞ
れ係数を示す。
ンに従つて空調制御が開始し、ステツプP1にお
いて、マイクロコンピユータの各レジスタや
RAM内のデータの初期設定が行なわれ、ステツ
プP2では、各センサ42,43,44及び温度
設定器45からの各検出信号IR,IL,ta,tr,tDが
読込まれ、ステツプP3において、日射状態セン
サ42からの検出データIR,ILに基づいて日射量
の補正値Ipの演算が行なわれる。さらに、この日
射量補正演算値Ipと、他の各センサ43,44,
45からの検出データta、tr、tDを用い、下式に
より空調装置全体を制御する総合信号Tの演算が
行なわれる。尚、下式中、K1、K2、K3はそれぞ
れ係数を示す。
T=K1tr+K2ta+Ip−K3tD
そしてステツプP5においては、上記総合信号
Tに基づいて各駆動回路により内外気を切換える
インテークドア15、ブロア16、コンプレツサ
28、ミツクスドア18、モードドア25,2
5,25、および配風ドア26等の各制御が行な
われる。
Tに基づいて各駆動回路により内外気を切換える
インテークドア15、ブロア16、コンプレツサ
28、ミツクスドア18、モードドア25,2
5,25、および配風ドア26等の各制御が行な
われる。
上記日射量補正処理は、第6図に示すように、
ステツプP301において左側フオトダイオード53
Lの検出値ILと右側フオトダイオード53Rの検
出値IRとを用い、IR−ILなる演算を行ない、ステ
ツプP302でIR+ILに1/Kを乗じた(IR+IL)/K
なる演算を行なう。双方の検出値IR,ILは、第7
図a,bに示すように一定の太陽高度で車両の右
側又は左側でも入斜する方向(右側からの入斜角
度をα、左側からの入斜角度を−αとする)によ
つて出力が変化し、その上、太陽高度βによつて
も異なる。尚、図中の矢印Fは車両の進行方向を
示す。第8図には、太陽高度βが30°、45°、60°の
場合、右側からの入斜角度をα=0〜90°の範囲、
左側からの入斜角度を−α=0〜−90°の範囲に
亘つて得られる左右の検出値IR、ILの特性を示し
ている。そして、ステツプP304での計算値(IR+
IL)/Kは第8図中の実線の如く得られる。
ステツプP301において左側フオトダイオード53
Lの検出値ILと右側フオトダイオード53Rの検
出値IRとを用い、IR−ILなる演算を行ない、ステ
ツプP302でIR+ILに1/Kを乗じた(IR+IL)/K
なる演算を行なう。双方の検出値IR,ILは、第7
図a,bに示すように一定の太陽高度で車両の右
側又は左側でも入斜する方向(右側からの入斜角
度をα、左側からの入斜角度を−αとする)によ
つて出力が変化し、その上、太陽高度βによつて
も異なる。尚、図中の矢印Fは車両の進行方向を
示す。第8図には、太陽高度βが30°、45°、60°の
場合、右側からの入斜角度をα=0〜90°の範囲、
左側からの入斜角度を−α=0〜−90°の範囲に
亘つて得られる左右の検出値IR、ILの特性を示し
ている。そして、ステツプP304での計算値(IR+
IL)/Kは第8図中の実線の如く得られる。
次にステツプP303では、IR−IL≧0かどうかが
判別されるIR−IL≧0の場合には、車両の右側か
ら日光が入斜するとしてステツプP304〜P308の処
理に進む。他方、IR−IL≧0でない場合には車両
の左側から光が入斜するとして、ステツプP309〜
P313に進む。
判別されるIR−IL≧0の場合には、車両の右側か
ら日光が入斜するとしてステツプP304〜P308の処
理に進む。他方、IR−IL≧0でない場合には車両
の左側から光が入斜するとして、ステツプP309〜
P313に進む。
ステツプP304では計算値(IR+IL)/KがIRよ
りも大きいかが判別され、大きい場合にはステツ
プP305、P306の処理に移行する。ステツプP305で
は配風ドア26の位置Dpを設定し、ステツプP306
では検出値IRよりも大きい計算値(IR+IL)/K
を日射量補正演算値Ipとする。上記配風ドア位置
Dpは、本実施例では、例えば左50%としており、
この場合には左右のベント吹出口21L,22L
と21R,22Rのうち右側ベント吹出口21
R,22Rの吹出風量が左側の吹出口21L,2
2Lに比べて略50%以上多くなるように配風ドア
26を左側に変位させる制御が行なわれる。
りも大きいかが判別され、大きい場合にはステツ
プP305、P306の処理に移行する。ステツプP305で
は配風ドア26の位置Dpを設定し、ステツプP306
では検出値IRよりも大きい計算値(IR+IL)/K
を日射量補正演算値Ipとする。上記配風ドア位置
Dpは、本実施例では、例えば左50%としており、
この場合には左右のベント吹出口21L,22L
と21R,22Rのうち右側ベント吹出口21
R,22Rの吹出風量が左側の吹出口21L,2
2Lに比べて略50%以上多くなるように配風ドア
26を左側に変位させる制御が行なわれる。
ステツプP304では計算値(IR+IL)/KがIRよ
り小さい場合には、ステツプP307で配風ドア値Dp
を左Fullにし、ステツプP308で計算値よりも大き
い検出値IRを日射量補正演算値Ipとする。すなわ
ち、配風ドア値Dpが左Fullの場合には、右側ベン
ト吹出口21R,22Rから殆どの空気が吹出さ
れることになる。
り小さい場合には、ステツプP307で配風ドア値Dp
を左Fullにし、ステツプP308で計算値よりも大き
い検出値IRを日射量補正演算値Ipとする。すなわ
ち、配風ドア値Dpが左Fullの場合には、右側ベン
ト吹出口21R,22Rから殆どの空気が吹出さ
れることになる。
上記ステツプP303でIR−IL≧0でない場合には、
ステツプP309で計算値(IR+IL)/KがILよりも
大きいかが判別され、大きい場合にはステツプ
P310で配風ドア位置Dpを右50%に設定し、ステツ
プP311で検出値ILより大きい計算値(IR+IL)/
Kを日射量補正演算値Ipとする。この場合、配風
ドア位置の設定により、左側ベント吹出口21
L,22Lの吹出風量が右側に比べて略50%以上
多くなる。
ステツプP309で計算値(IR+IL)/KがILよりも
大きいかが判別され、大きい場合にはステツプ
P310で配風ドア位置Dpを右50%に設定し、ステツ
プP311で検出値ILより大きい計算値(IR+IL)/
Kを日射量補正演算値Ipとする。この場合、配風
ドア位置の設定により、左側ベント吹出口21
L,22Lの吹出風量が右側に比べて略50%以上
多くなる。
ステツプP309で計算値(IR+IL)/KがILより
も小さい場合にはステツプP312で配風ドア位置Dp
を右Fullとし、ステツプP313で計算値よりも大き
い検出値ILを日射量補正演算値Ipとする。この場
合には、配風ドア26が右Full位置となり、殆ど
の空気が左ベント吹出口21L,22Lから吹出
されることになる。これとともに補正演算値Ipに
基づいて総合信号Tが演算されることになるの
で、この補正演算値Ipに対応してブロア16の送
風量やミツクスドア18の開度θxが制御され、補
正演算値Ipに応じた空調制御が行なわれることに
なる。
も小さい場合にはステツプP312で配風ドア位置Dp
を右Fullとし、ステツプP313で計算値よりも大き
い検出値ILを日射量補正演算値Ipとする。この場
合には、配風ドア26が右Full位置となり、殆ど
の空気が左ベント吹出口21L,22Lから吹出
されることになる。これとともに補正演算値Ipに
基づいて総合信号Tが演算されることになるの
で、この補正演算値Ipに対応してブロア16の送
風量やミツクスドア18の開度θxが制御され、補
正演算値Ipに応じた空調制御が行なわれることに
なる。
したがつて、左右−90°〜90°の範囲での日射量
補正演算値Ipは第9図の実線(太陽高度β=30°、
45°、60°の場合を示す)の如き所定値以上の平坦
な特性として得られることになり、相対感度が低
下して適切な日射補正ができないことや、日射量
補正値が部分的に低下してブロアによる風量が変
動することが減少する。また、車両の左右の入斜
方向に応じて左右のベント吹出口の吹出し風量が
制御されることとなる。その結果、車室内の快適
感を向上することができる。
補正演算値Ipは第9図の実線(太陽高度β=30°、
45°、60°の場合を示す)の如き所定値以上の平坦
な特性として得られることになり、相対感度が低
下して適切な日射補正ができないことや、日射量
補正値が部分的に低下してブロアによる風量が変
動することが減少する。また、車両の左右の入斜
方向に応じて左右のベント吹出口の吹出し風量が
制御されることとなる。その結果、車室内の快適
感を向上することができる。
尚、上記実施例では、ベント吹出口に設けられ
た配風ドアを制御する場合について説明したが、
左右に分岐したデフロスタ吹出口やヒート吹出口
の配風ドアを制御することも可能である。
た配風ドアを制御する場合について説明したが、
左右に分岐したデフロスタ吹出口やヒート吹出口
の配風ドアを制御することも可能である。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、日射状
態センサが車体前方へ傾けて設置されるので、太
陽高度の影響を受けることなく、確実に日射状態
を検出できる。また、右側受光素子の検出値が左
側受光素子の検出値より大きいときには、双方の
検出値の和に係数を乗じた計算値と右側受光素子
検出値とを比較しこれらのうち大きい値を日射補
正演算値として出力する一方、右側受光素子の検
出値が左側受光素子の検出値より小さいときに
は、計算値と左側受光素子検出値とを比較しこれ
らのうち大きい値を日射量補正演算値とすること
により、所定値以上の平坦な補正演算値の特性と
して得られるので、従来の如き演算値の低い部分
や低い領域をなくすことができ、広領域に亘つて
適正な日射補正が可能となり、より正確な左右独
立温調ができるとともに、ブロア風量等の急激な
変動を防止でき、快適な空調制御を可能とするこ
とができる。
態センサが車体前方へ傾けて設置されるので、太
陽高度の影響を受けることなく、確実に日射状態
を検出できる。また、右側受光素子の検出値が左
側受光素子の検出値より大きいときには、双方の
検出値の和に係数を乗じた計算値と右側受光素子
検出値とを比較しこれらのうち大きい値を日射補
正演算値として出力する一方、右側受光素子の検
出値が左側受光素子の検出値より小さいときに
は、計算値と左側受光素子検出値とを比較しこれ
らのうち大きい値を日射量補正演算値とすること
により、所定値以上の平坦な補正演算値の特性と
して得られるので、従来の如き演算値の低い部分
や低い領域をなくすことができ、広領域に亘つて
適正な日射補正が可能となり、より正確な左右独
立温調ができるとともに、ブロア風量等の急激な
変動を防止でき、快適な空調制御を可能とするこ
とができる。
第1図ないし第9図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は空調装置の概略構成図、第2図a,
bは日射状態センサの設置個所を示す平面図およ
び側面図、第3図a,b,c,dは夫々日射状態
センサを示す背面図、左側面図、斜視図およびそ
の等価回路、第4図は日射状態センサの取付け状
態を示す左側面図、第5図は空調制御のメインフ
ロートを示すフローチヤート、第6図は日射補正
演算処理を示すフローチヤート、第7図aは日射
状態センサの検出範囲を夫々示す平面図、第7図
bは日射状態センサと太陽高度との関係を示す側
面図、第8図は検出値と計算値を示す特性図、第
9図は補正演算値を示す特性図、第10図および
第11図は従来に係る補正演算値を夫々示す特性
図である。 10……空調装置、11……コントロールユニ
ツト(日射量補正演算手段、制御手段)、42…
…日射状態センサ、53R……右側受光素子、5
3L……左側受光素子、IR……右側検出値、IL…
…左側検出値、(IR+IL)/K……計算値、Ip……
日射量補正演算値。
し、第1図は空調装置の概略構成図、第2図a,
bは日射状態センサの設置個所を示す平面図およ
び側面図、第3図a,b,c,dは夫々日射状態
センサを示す背面図、左側面図、斜視図およびそ
の等価回路、第4図は日射状態センサの取付け状
態を示す左側面図、第5図は空調制御のメインフ
ロートを示すフローチヤート、第6図は日射補正
演算処理を示すフローチヤート、第7図aは日射
状態センサの検出範囲を夫々示す平面図、第7図
bは日射状態センサと太陽高度との関係を示す側
面図、第8図は検出値と計算値を示す特性図、第
9図は補正演算値を示す特性図、第10図および
第11図は従来に係る補正演算値を夫々示す特性
図である。 10……空調装置、11……コントロールユニ
ツト(日射量補正演算手段、制御手段)、42…
…日射状態センサ、53R……右側受光素子、5
3L……左側受光素子、IR……右側検出値、IL…
…左側検出値、(IR+IL)/K……計算値、Ip……
日射量補正演算値。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 受光面が車両の右側と左側に角度を有して
夫々配設された各々1つ以上の素子からなる右側
受光素子と左側受光素子とを有しこれらの受光面
を車体前方に向け傾斜して取付けられる日射状態
センサと、 前記右側受光素子の検出値が左側受光素子の検
出値より大きいときには、前記双方の検出値の和
に係数を乗じた計算値と右側受光素子検出値とを
比較しこれらのうち大きい値を日射量補正演算値
として出力する一方、前記右側受光素子の検出値
が左側受光素子の検出値より小さいときには、前
記同様にして得られた計算値と左側受光素子検出
値とを比較しこれらのうち大きい値を日射量補正
演算値として出力する日射量補正演算手段と、 この日射量補正演算手段からの日射量補正演算
値に基づいて各種空調制御機器を駆動制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする車両用空調装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29459887A JPH01136811A (ja) | 1987-11-21 | 1987-11-21 | 車両用空調装置 |
US07/272,740 US4890460A (en) | 1987-11-21 | 1988-11-17 | Air conditioning apparatus for car |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29459887A JPH01136811A (ja) | 1987-11-21 | 1987-11-21 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01136811A JPH01136811A (ja) | 1989-05-30 |
JPH05245B2 true JPH05245B2 (ja) | 1993-01-05 |
Family
ID=17809832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29459887A Granted JPH01136811A (ja) | 1987-11-21 | 1987-11-21 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01136811A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3033168B2 (ja) * | 1990-10-04 | 2000-04-17 | 株式会社デンソー | 日射センサ |
WO1994011703A1 (en) * | 1992-11-06 | 1994-05-26 | Nippondenso Co., Ltd. | Pyrheliometric sensor |
JP5140973B2 (ja) * | 2006-09-14 | 2013-02-13 | カシオ計算機株式会社 | 計測面傾き計測装置、プロジェクタ及び計測面傾き計測方法 |
JP5344883B2 (ja) | 2008-10-10 | 2013-11-20 | 三菱重工業株式会社 | 車両用空気調和装置及び車両用空気調和装置の制御方法並びにプログラム |
JP5532090B2 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-06-25 | カシオ計算機株式会社 | 計測面傾き計測装置、プロジェクタ及び計測面傾き計測方法 |
-
1987
- 1987-11-21 JP JP29459887A patent/JPH01136811A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01136811A (ja) | 1989-05-30 |
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