JPH0524585A - 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置 - Google Patents

可変ピツチプロペラのピツチ制御装置

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JPH0524585A
JPH0524585A JP3208654A JP20865491A JPH0524585A JP H0524585 A JPH0524585 A JP H0524585A JP 3208654 A JP3208654 A JP 3208654A JP 20865491 A JP20865491 A JP 20865491A JP H0524585 A JPH0524585 A JP H0524585A
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JP
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pitch
engine
propeller
control
control signal
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JP3208654A
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Yoshito Moriya
嘉人 守谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft
    • B64C11/30Blade pitch-changing mechanisms
    • B64C11/44Blade pitch-changing mechanisms electric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft
    • B64C11/30Blade pitch-changing mechanisms
    • B64C11/38Blade pitch-changing mechanisms fluid, e.g. hydraulic
    • B64C11/40Blade pitch-changing mechanisms fluid, e.g. hydraulic automatic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧制御装置等のピッチ制御機構の経時変化に
対処し常に適正なプロペラピッチを実現する。 【構成】エンジン回転数検出手段と、出力レバーの操作
状態に基づいてエンジンの目標回転数を設定する目標回
転数設定手段と、設定目標回転数と検出エンジン回転数
の差を算出する回転数差算出手段と、算出回転数差に基
づいてプロペラピッチを制御するための制御信号を出力
する制御信号出力手段と、制御信号出力手段から出力さ
れた制御信号を受けてプロペラピッチを変化させるピッ
チ制御機構と、エンジン特性に基づいて航空機が定常飛
行状態にあるか否かを判定する定常飛行状態判定手段
と、定常飛行状態であるとの判定のもとに算出回転数差
に基づいて制御信号の値を補正する制御信号値補正手段
とを備え、定常飛行時にピッチ制御機構の経時変化を求
め補正することによって、常に適正な制御が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより回転さ
れる可変ピッチプロペラのピッチを制御する可変ピッチ
プロペラのピッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変ピッチプロペラのピッチ制御
装置は、例えば特開昭60ー76499号公報に開示さ
れているように、航空機の運行中におけるマッハ数、高
度、大気全温、エンジン軸出力等の運転データに基づい
て、プロペラの作動効率(プロペラ効率)が最大になる
ようにプロペラピッチおよびプロペラ回転数を制御して
おり、具体的には油圧制御装置等を用いて目標回転数と
現実のエンジン回転数の差に応じて作動油の供給量等を
制御してプロペラピッチを調節している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記可変ピ
ッチプロペラのピッチ制御装置においては、目標回転数
に対してエンジン回転数を合わせるためのプロペラピッ
チの制御量は適正に設定されるものの、例えばプロペラ
ピッチを変化させる流体圧アクチュエータあるいは流体
圧アクチュエータに作動油を供給させる油圧制御機構が
長期間の使用により経時変化を起こして、目標とするピ
ッチ制御量と現実のピッチ制御量の間に差異を生じるこ
とがある。また、流体圧アクチュエータ等の経時変化は
なくても作動油の油温変化等により作動油の流量が変化
し、同様にピッチ制御量に差異を生じることもある。そ
して、このようなピッチ制御量の差異のために、精密な
エンジン回転数の制御を行うことができないという問題
がある。本発明は、上記した問題を解決しようとするも
ので、流体圧アクチュエータ等のピッチ制御機構の経時
変化等によるピッチ制御量のズレを補正し、常に適正な
プロペラピッチの制御を可能にする可変ピッチプロペラ
のピッチ制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の特徴
は、図1に示すように、プロペラを回転させるエンジン
の回転数を検出するエンジン回転数検出手段1と、出力
レバーの操作状態に基づいて前記エンジンの目標回転数
を設定する目標回転数設定手段2と、前記設定された目
標回転数と前記検出されたエンジン回転数の差を算出す
る回転数差算出手段3と、前記算出された回転数差に基
づいて前記プロペラのピッチを制御するための制御信号
を出力する制御信号出力手段4と、制御信号出力手段4
から出力された前記制御信号を受けて前記プロペラのピ
ッチを変化させるピッチ制御機構5とを備えた可変ピッ
チプロペラのピッチ制御装置であって、前記エンジンの
特性に基づいて航空機が定常飛行状態にあるか否かを判
定する定常飛行状態判定手段6と、定常飛行状態判定手
段6による定常飛行状態であるとの判定の基に、前記算
出回転数差に基づいて前記制御信号の値を補正する制御
信号値補正手段7とを備えたことにある。
【0005】
【作用】上記可変ピッチプロペラのピッチ制御装置にお
いては、基本的には、ピッチ制御機構5が制御信号出力
手段4から出力される設定目標回転数と検出エンジン回
転数の差に基づいた制御信号を受けてプロペラのピッチ
を変化させ、エンジン回転数を設定目標回転数に合わせ
ている。しかして、定常飛行状態判定手段6により航空
機が定常飛行状態にあると判定された場合に、ピッチ制
御機構5の経時変化等により目標とするピッチ制御量と
実際のピッチ制御量の間に差異が生じると、制御信号値
補正手段7が算出回転数差に基づいて制御信号の値を補
正し、かかる補正された制御信号に基づいてピッチ制御
機構5がプロペラのピッチを変化させることにより、ピ
ッチ制御量の差異を是正することができる。
【0006】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、プロ
ペラのピッチ制御機構の経時変化等にかかわらず常に適
正なプロペラのピッチ制御が可能であり、したがって、
エンジン回転数の設定目標回転数からのズレも是正され
常に精密なエンジン回転数の制御が可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、単発飛行機に適用される本発明による
可変ピッチプロペラのピッチ制御装置を概略的に示した
もので、このピッチ制御装置は可変ピッチ機構10と油
圧制御回路20と電子制御装置30により構成されてい
る。
【0008】可変ピッチ機構10は、図3に示すよう
に、軸方向へのみ移動可能なピストン11aとリターン
スプリング11bを備える油圧シリンダ11と、この油
圧シリンダ11のピストン11aと一体的に軸方向へ移
動するピン12と、このピン12が嵌合するカム孔13
aを有していてエンジン(図示省略)によって回転され
るハウジング14に回転可能にかつ軸方向へ移動不能に
組み付けられたハブ13と、このハブ13の一端に一体
的に形成されたギア13bと、ハウジング14に回転可
能かつ軸方向へ移動不能に組み付けられたプロペラブレ
ード15の一端に一体的に形成されて前記ギア13bに
かみ合うギア15a等によって構成されていて、油圧制
御回路20から油圧シリンダ11に付与される作動油に
よりピストン11aが図示右方に移動すると、プロペラ
ブレード15が図示矢印P方向に回転して当該プロペラ
ブレード15のピッチが高ピッチに変更されるようにな
っている。
【0009】油圧制御回路20は、図2に示すように、
エンジンによって駆動されるオイルポンプ21と、この
オイルポンプ21から吐出される油圧を一定にするレギ
ュレータ弁22と、前記油圧シリンダ11に供給される
作動油の流量を制御する電磁流量制御弁23及び絞り2
4等によって構成されている。電磁流量制御弁23は、
スプリングセンタ型の3ポート電磁弁であって、電子制
御装置30による各ソレノイドa,bへの励磁電流付与
値に応じて油圧シリンダ11への作動油の供給量及び排
出量を制御可能であり、各ソレノイドa,bの非通電時
には図示中立位置に保持されて油圧シリンダ11に接続
されたポート23aがオイルポンプ21に接続されたポ
ート23b及び油溜25に接続されたポート23cから
遮断され、ソレノイドaの通電時には電磁弁が図示上方
に移動してポート23aとポート23bとが連通され、
ソレノイドbの通電時には電磁弁が図示下方へ移動して
ポート23aとポート23cとが連通されるように構成
されている。なお、絞り24は、油圧シリンダ11に供
給される作動油の一部を常に油溜25に逃がすものであ
り、電磁流量制御弁23の非制御状態(たとえば、電子
制御装置30等の故障時)において油圧シリンダ11内
の作動油を逃がしてプロペラブレード15のピッチを低
ピッチ(一般に知られている単発飛行機におけるフェイ
ルセーフ側)にするものである。
【0010】電子制御装置30は、当該飛行機のプロペ
ラを駆動するエンジンの回転数を検出するエンジン回転
数センサ31、エンジンの負荷を決定するスロットルの
開度を検出するスロットル開度センサ32、吸気管内の
圧力を検出する吸気管内圧力センサ33およびマイクロ
コンピュータ34等によって構成されていて、各センサ
31〜33はマイクロコンピュータ34にそれぞれ接続
されている。マイクロコンピュータ34は、各センサ3
1〜33との信号の授受などを行うインターフェース
と、演算処理を行うCPUと、同CPUが実行するフロ
ーチャートに対応した図7〜図9に示すプログラム及び
同プログラムの処理に必要な図4〜図6に示すマップ等
を記憶するROMと、CPUが上記プログラムの実行時
に変数などを一時的に記憶させるRAM等を共通のバス
に接続して構成されている。
【0011】ROMに記憶されたマップは、スロットル
開度TAiとエンジンの設定目標回転数Nset (図4参
照)、設定目標回転数Nsetとエンジン回転数NEi の差
(以下、回転数差という)ΔNEiと基本制御量ABS(図
5参照)および補正制御量AEと制御油量Q(図6参
照)の関係を示す3種類の二次元マップである。エンジ
ンの設定目標回転数Nset は、スロットル開度の0近傍
を除いて検出スロットル開度TAiに略比例するように規
定されている。基本制御量ABSは、回転数差ΔNEiに略
比例する量として規定され、回転数差ΔNEiに基づいて
作動油を制御する電磁流量制御弁23への通電量を規定
するもので、ABSが正の場合は油圧シリンダ11から作
動油を所定量排出させ、ABSが負の場合は油圧シリンダ
11に作動油を所定量供給することを意味する。補正制
御量AE は、基本制御量ABSに補正係数kGを加えて補
正された制御量を表す。ここで、制御量AE と制御油量
Qは比例関係にある。なお、各制御量ABS,AE および
補正量kGはディジタル量であり、「1」を最小単位と
して増減されるものとする。以上の各マップは、可変ピ
ッチプロペラの特性とエンジン特性等を考慮した理論的
考察を経て導かれたものである。
【0012】マイクロコンピュータ34には、各センサ
31〜33が出力する検出信号が入力される信号線が接
続されると共に、電磁流量制御弁23の各ソレノイド
a,bに対して励磁電流を通電させるか否かの制御信号
を出力する制御信号線が接続されている。
【0013】つぎに、上記のように構成した実施例の動
作について説明する。エンジンが始動されるとマイクロ
コンピュータ34では、CPUが図7〜9に示すプログ
ラムの実行をステップ50にて開始し、ステップ51に
て各種変数の初期化などを行う初期設定処理を実行し、
ステップ52にて補正係数kGを0に初期設定した後、
ステップ53〜66からなる一連の処理を繰り返し実行
する。
【0014】初期設定処理の終了後、CPUはステップ
53にて各センサ31〜33からの検出信号より各検出
データを読み込む。すなわち、エンジン回転数センサ3
1が検出した検出エンジン回転数NEiと、スロットル開
度センサ32が検出した検出スロットル開度TAiと、吸
気管内圧力センサ33が検出した検出吸気管内圧力PMi
とがインターフェースを介して読み込まれ、CPUは各
データをRAMの所定領域に記憶させる。つぎに、CP
Uはステップ54にてマイクロコンピュータ34のクロ
ックに基づいて定められた所定時間間隔Δtにて検出さ
れたスロットル開度の現在の検出値TAiと以前の検出値
TAiー1の差(以下、スロットル開度変化量という)ΔT
Aiを算出し、ステップ55にて前記所定時間間隔Δtに
て検出された吸気管内圧力の現在の検出値PMiと以前の
検出値PMiー1の差(以下、吸気管内圧力変化量という)
ΔPMiを算出する。つぎに、CPUはステップ56にて
検出スロットル開度TAiにおけるエンジンの設定目標回
転数Nsetを(Nset,TAi)マップより決定し、さらに
ステップ57にて設定目標回転数Nset と検出エンジン
回転数NEiの差(以下、回転数差という)ΔNEiを算出
する。
【0015】つぎに、飛行機が定常飛行状態にあるか否
かの判定が行われる。第1段階としてステップ58にて
スロットル開度変化量ΔTAiの絶対値|ΔTAi|が定数
aより大か否かの判定が行われる。この定数aはエンジ
ン特性に基づいて定められる。|ΔTAi|がaより小の
場合にはスロットル開度に関しては定常状態にあり、|
ΔTAi|がaより大の場合にはスロットル開度は定常状
態になく飛行機はいまだ定常飛行状態に達していないこ
とを示す。飛行機がいまだ定常飛行状態に達していない
場合には、CPUは「NO」との判定の基にプログラム
をステップ64に移行させ以下のステップの処理を行
う。スロットル開度が定常状態に達している場合には、
CPUは「YES」との判定の基にプログラムをステッ
プ59に移行させる。第2段階としてステップ59にて
吸気管内圧力変化量ΔPMiの絶対値|ΔPMi|が定数b
より大か否かの判定が行われる。この定数bはエンジン
特性に基づいて定められる。|ΔPMi|がbより小の場
合には飛行機は定常飛行状態にあり、|ΔPMi|がbよ
り大の場合には飛行機はいまだ定常飛行状態に達してい
ないことを示す。飛行機がいまだ定常飛行状態に達して
いない場合には、CPUは「NO」との判定の基にプロ
グラムをステップ64に移行させ以下のステップの処理
を行う。飛行機が定常飛行状態に達している場合には、
CPUは「YES」との判定の基にプログラムをステッ
プ60に移行させる。すなわち、ステップ58,59の
両条件が満たされた場合にのみ、飛行機が定常飛行状態
にあることを意味する。
【0016】飛行機が定常飛行状態にない場合は、CP
Uはプログラムをステップ64に移行させて現在の回転
数差ΔNEiに対する基本制御量ABSを(ABS,ΔNEi
マップより求め、ステップ65にてこの基本制御量ABS
に補正係数kGを付加して補正制御量AE を算出する。
現時点においては、飛行機は定常飛行状態になく制御量
AE を補正する必要もないため、補正係数kGは変化せ
ず初期設定状態「0」を維持している。この補正制御量
AE に基づいてCPUはステップ66にて作動油量等を
調整するため、電磁流量制御弁23のソレノイドa,b
に通電させる励磁電流の値を規定する制御信号を出力す
る。すなわち、CPUはAE が正の場合はAE の値に基
づく励磁電流をソレノイドbに流入させて作動油を油量
Qだけ油圧シリンダ11から油溜25に排出させ、プロ
ペラブレード15のピッチを小さくしてエンジン回転数
NEiを増加させ設定目標回転数Nset に合わせる。一方
AEが負の場合は、CPUはAEの値に基づく励磁電流を
ソレノイドaに流入させて作動油を油量Qだけオイルポ
ンプ21によって油圧シリンダ11に供給させ、プロペ
ラブレード15のピッチを大きくしてエンジン回転数N
Eiを減少させ設定目標回転数Nset に合わせるように制
御する。つぎに、CPUはプログラムをステップ53に
戻し、以下ステップ53〜66の処理を繰り返す。
【0017】しかして、飛行機が定常飛行状態に達する
と、CPUはステップ58および59にて「YES」と
の判定の基にプログラムをステップ60に移行させ回転
数差の絶対値|ΔNEi|が定数cより大か否かの判定を
行う。この定数bはエンジン特性に基づいて定められ
る。|ΔNEi|が定数cより小の場合は、検出エンジン
回転数NEiが設定目標回転数Nset に近接しており、可
変ピッチ機構10あるいは油圧制御回路20(以下、ピ
ッチ制御機構という)が正常に作動しているかまたはピ
ッチ制御機構の経時変化等によるピッチ制御値の適正値
からのズレが補正されていることを意味する。一方、|
ΔNEi|が定数cより大の場合は、検出エンジン回転数
NEiが設定目標回転数Nset から離れており、ピッチ制
御機構の経時変化等によりピッチ制御が適正値からズレ
ていることを意味する。現時点において、|ΔNEi|>
cすなわちピッチ制御機構に経時変化等の異常が認めら
れるとすると、CPUは「YES」との判定の基にプロ
グラムをステップ61に移行させる。
【0018】ステップ61にては、ΔNEi=Nset−NE
i が正か負かの判定が行われる。ΔNEi>0の場合は、
補正制御量AE と制御油量Qの関係が図6の点線mの状
態にあることを意味し、補正制御量AE に対するピッチ
制御機構の経時変化等により油圧シリンダ11から排出
される制御油量Qが少な過ぎる状態あるいは油圧シリン
ダ11に供給される制御油量Qが多過ぎる状態を示す。
ΔNEi<0の場合は、補正制御量AE と制御油量Qの関
係が図6の点線nの状態にあることを意味し、補正制御
量AE に対するピッチ制御機構の経時変化等により油圧
シリンダ11から排出される制御油量Qが多すぎる状態
あるいは油圧シリンダ11に供給される制御油量Qが少
な過ぎる状態を示す。かかる制御状態の異常を図6の実
線に示す正常な状態に是正するためCPUはステップ6
2あるいは63にて補正係数kGの値を変更させる。す
なわち、ΔNEi>0の場合は、CPUは「YES」との
判定の基にプログラムをステップ62に進め補正係数k
Gを「1」だけ増加させる。また、ΔNEi<0の場合
は、CPUは「NO」との判定の基にプログラムをステ
ップ63に進め補正係数kGを「1」だけ減少させる。
ステップ62あるいは63における補正処理を行った
後、CPUはプログラムをステップ64に移行させる。
【0019】CPUは、ステップ64にて現在の回転数
差ΔNEiに対する基本制御量ABSを(ABS,ΔNEi)マ
ップより求め、さらにステップ65にてこの基本制御量
ABSにステップ62あるいは63にて変更された補正係
数kGを付加して補正制御量を算出する。この補正制御
量AE に基づいてCPUはステップ66にて作動油量等
を調整するため、上記したように電磁流量制御弁23の
ソレノイドaまたはbに通電させる励磁電流の値を規定
する制御信号を出力する。つぎに、CPUはプログラム
をステップ53に戻し、以下ステップ53〜66の処理
を繰り返し補正制御量AEが適正値になるまで補正係数
kGの調整を行う。
【0020】しかして、補正係数kGが適正に調節され
ピッチ制御が正常に行われて、回転数差の絶対値|ΔN
Ei|が定数cより小になると、CPUはステップ60に
て「NO」との判定の基にプログラムをステップ64に
移行させ基本制御量ABSを決定し、ステップ65にて補
正係数kGを変更せずに補正制御量AE を算出し、この
補正制御量AE に基づいてステップ66にて電磁流量制
御弁23のソレノイドaまたはbに通電させて作動油量
の供給または排出を制御し、プロペラブレードのピッチ
を最適値に制御する。
【0021】以上の動作説明から理解されるように、上
記実施例においては、飛行機が定常飛行状態にあるとき
に回転数差ΔNEiに基づいて基本制御量ABSに補正係数
kGを付加し、この補正制御量AE に基づいてプロペラ
ブレードのピッチ制御量を変更することにより、ピッチ
制御機構の経時変化等により生じるピッチ制御量のズレ
を是正し、常に適正なピッチ制御を可能とするので、精
密なエンジン回転数の制御が可能になる。
【0022】なお、上記実施例においてはエンジンの目
標回転数を検出スロットル開度から直接求めているが、
出力レバーの操作量等を電子制御装置にて演算処理する
ことにより間接的に目標回転数を求めるようにしてもよ
く、また機速等の出力レバーの操作に基づいて規定され
る出力量から求めるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】特許請求の範囲に記載した本発明の構成に対応
するクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例に係るピッチ制御装置を示す
概略図である。
【図3】同ピッチ制御装置の可変ピッチ機構を示す要部
断面図である。
【図4】スロットル開度TAiとエンジンの設定目標回転
数Nsetとの関係を示すマップである。
【図5】設定目標回転数Nsetとエンジン回転数NEi
差ΔNEiと基本制御量ABSの関係を示すマップである。
【図6】補正制御量AEと制御油量Qの関係を示すマッ
プである。
【図7】
【図2】のマイクロコンピュータにて実行されるプログ
ラムのフローチャートの前段である。
【図8】同プログラムのフローチャートの中段である。
【図9】同プログラムのフローチャートの後段である。
【符号の説明】
10…可変ピッチ機構、15…プロペラブレード、20
…油圧制御回路、31…エンジン回転数センサ、32…
スロットル開度センサ、33…吸気管内圧力センサ、3
4…マイクロコンピュータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プロペラを回転させるエンジンの回転数
    を検出するエンジン回転数検出手段と、出力レバーの操
    作状態に基づいて前記エンジンの目標回転数を設定する
    目標回転数設定手段と、前記設定された目標回転数と前
    記検出されたエンジン回転数の差を算出する回転数差算
    出手段と、前記算出された回転数差に基づいて前記プロ
    ペラのピッチを制御するための制御信号を出力する制御
    信号出力手段と、同制御信号出力手段から出力された前
    記制御信号を受けて前記プロペラのピッチを変化させる
    ピッチ制御機構とを備えた可変ピッチプロペラのピッチ
    制御装置であって、 前記エンジンの特性に基づいて航空機が定常飛行状態に
    あるか否かを判定する定常飛行状態判定手段と、 同定常飛行状態判定手段による定常飛行状態であるとの
    判定の基に、前記算出回転数差に基づいて前記制御信号
    の値を補正する制御信号値補正手段とを備えたことを特
    徴とする可変ピッチプロペラのピッチ制御装置。
JP3208654A 1991-07-25 1991-07-25 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置 Pending JPH0524585A (ja)

Priority Applications (2)

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JP3208654A JPH0524585A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置
US07/919,652 US5299911A (en) 1991-07-25 1992-07-24 Electric pitch control apparatus for variable-pitch propeller

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JP3208654A JPH0524585A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane
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