JPH0532199A - 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置 - Google Patents

可変ピツチプロペラのピツチ制御装置

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JPH0532199A
JPH0532199A JP21271091A JP21271091A JPH0532199A JP H0532199 A JPH0532199 A JP H0532199A JP 21271091 A JP21271091 A JP 21271091A JP 21271091 A JP21271091 A JP 21271091A JP H0532199 A JPH0532199 A JP H0532199A
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pitch
propeller
engine
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value
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JP21271091A
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Yoshito Moriya
嘉人 守谷
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Toyota Motor Corp
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】出力レバーの操作に対して所望のプロペラピッ
チを応答性よく実現し、エンジン回転数を目標回転数に
速やかに収束させる。 【構成】エンジン回転数検出手段と、出力レバーの操作
状態に基づいてエンジンの目標回転数を設定する目標回
転数設定手段と、設定目標回転数と検出エンジン回転数
の差を算出する回転数差算出手段と、算出された回転数
差に基づいてプロペラのピッチを制御するための制御信
号を出力する制御信号出力手段と、制御信号出力手段か
ら出力された制御信号を受けてプロペラのピッチを変化
させるピッチ制御機構と、算出回転数差の変化量を算出
する回転数差変化量算出手段と、算出された回転数差変
化量に基づいて制御信号の値を補正する制御信号値補正
手段とを備え、前記補正手段により、制御後の回転数差
の変化を予測して制御信号を補正できるため、出力レバ
ー操作に対するプロペラピッチの応答遅れを低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより回転さ
れる可変ピッチプロペラのピッチを制御する可変ピッチ
プロペラのピッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した可変ピッチプロペラのピ
ッチ制御装置は、プロペラのピッチを流体圧アクチュエ
ータの作動により変更可能としている。流体圧アクチュ
エータの作動は、通常機械的に作動する調速機(ガバ
ナ)によって制御されるように構成されており(社団法
人 日本航空技術協会発行「新航空工学講座第7巻 プ
ロペラ」(昭和63年10月4日発行)の第5章参
照)、基本的には調速機がプロペラの目標回転数と現実
のプロペラ回転数の差に基づいて流体圧アクチュエータ
へ供給する作動油量を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記調速機
の作動タイミングは出力レバー操作によるエンジンのト
ルク調節とは別個に操縦者の操作によって調節されるよ
うになっているため、時々刻々変化するプロペラの使用
条件にプロペラのピッチを最適に適応させることは困難
であった。かかる問題を回避するために、本件出願人名
義にて出願した特願平1ー343578号の出願書類に
記載された可変ピッチプロペラのピッチ制御装置におい
ては、出力レバーの操作と連動させてエンジンの目標回
転数を設定し、現実のエンジンの回転数をエンジンの目
標回転数に合わせるために両者の回転数差に基づいてプ
ロペラのピッチを制御するようにしている。しかし、回
転数差算出値に基づいて作動油量を調節する場合、供給
されあるいは排出される作動油に対する流体圧アクチュ
エータの応答遅れ,ピッチ調節機構の機械部分の応答遅
れ等によって出力レバーの操作からプロペラのピッチが
所望の値に設定されるまでの間に時間遅れを生じ、特に
エンジン回転数と目標回転数の差が所定値以下すなわち
エンジン回転数が目標回転数の近傍にある場合にはこの
時間遅れのためプロペラの回転が不規則になるいわゆる
ハンチング現象が生じ、エンジン回転数を目標回転数へ
収束させるのに時間を要するという問題がある。本発明
は、上記した問題を解決しようとするもので、時々刻々
変化するプロペラの使用条件にプロペラのピッチを最適
に適応させるとともに、出力レバーの操作に対して所望
のプロペラピッチを応答性よく実現しエンジン回転数を
目標回転数に速やかに収束させることの可能な可変ピッ
チプロペラのピッチ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の特徴
は、図1に示すように、プロペラを回転させるエンジン
の回転数を検出するエンジン回転数検出手段1と、出力
レバーの操作状態に基づいて前記エンジンの目標回転数
を設定する目標回転数設定手段2と、前記設定された目
標回転数と前記検出されたエンジン回転数の差を算出す
る回転数差算出手段3と、前記算出された回転数差に基
づいて前記プロペラのピッチを制御するための制御信号
を出力する制御信号出力手段4と、制御信号出力手段4
から出力された前記制御信号を受けて前記プロペラのピ
ッチを変化させるピッチ制御機構5とを備えた可変ピッ
チプロペラのピッチ制御装置であって、前記算出回転数
差の変化量を算出する回転数差変化量算出手段6と、前
記算出された回転数差変化量に基づいて前記制御信号の
値を補正する制御信号値補正手段7とを備えたことにあ
る。
【0005】
【作用】上記可変ピッチプロペラのピッチ制御装置にお
いては、制御信号出力手段4によって出力される設定目
標回転数と検出エンジン回転数との回転数差に基づいた
プロペラピッチを制御するための制御信号は、回転数差
変化量算出手段6によって算出された回転数差変化量に
基づいて制御信号値補正手段7により補正される。この
算出回転数差変化量に基づいて制御信号を補正すること
は、当該算出回転数差変化量に基づいて制御後の前記回
転数差の変化を予測して制御信号を補正することを意味
する。したがって、かかる補正された制御信号を受けて
ピッチ制御機構5がプロペラのピッチを制御することに
より、流体圧アクチュエータの応答遅れ,ピッチ調節機
構の機械部分の応答遅れ等を補うことができ、出力レバ
ー操作時からプロペラのピッチが所望の値に設定される
までの間の時間遅れを少なくし、出力レバー操作に対す
るピッチ制御の応答性を良くすることができる。
【0006】
【発明の効果】上記したように本発明に係る可変ピッチ
プロペラのピッチ制御装置においては、出力レバーの操
作と連動させてプロペラのピッチを制御することによ
り、変化するプロペラの使用条件にプロペラのピッチを
最適に適応させることができる。さらに、本発明におい
ては目標回転数とエンジン回転数の差に基づく制御信号
の値を算出回転数差変化量に基づいて補正することによ
り、制御後の回転数差の変化を予測して制御信号が補正
されることになるため、出力レバー操作後の流体圧アク
チュエータの応答遅れ等ピッチ制御機構の応答遅れによ
るピッチ制御の時間遅れを少なくすることができる。こ
のため、上記ピッチ制御の時間遅れにより特にエンジン
回転数が目標回転数に近接したときに生じるプロペラの
ハンチング現象を低減させることができ、エンジン回転
数を目標回転数に速やかに収束させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、単発飛行機に適用される本発明による
可変ピッチプロペラのピッチ制御装置を概略的に示した
もので、このピッチ制御装置は可変ピッチ機構10と油
圧制御回路20と電子制御装置30により構成されてい
る。
【0008】可変ピッチ機構10は、図3に示すよう
に、軸方向へのみ移動可能なピストン11aとリターン
スプリング11bを備える油圧シリンダ11と、この油
圧シリンダ11のピストン11aと一体的に軸方向へ移
動するピン12と、このピン12が嵌合するカム孔13
aを有していてエンジン(図示省略)によって回転され
るハウジング14に回転可能にかつ軸方向へ移動不能に
組み付けられたハブ13と、このハブ13の一端に一体
的に形成されたギア13bと、ハウジング14に回転可
能かつ軸方向へ移動不能に組み付けられたプロペラブレ
ード15の一端に一体的に形成されて前記ギア13bに
かみ合うギア15a等によって構成されていて、油圧制
御回路20から油圧シリンダ11に付与される作動油に
よりピストン11aが図示右方に移動すると、プロペラ
ブレード15が図示矢印P方向に回転して当該プロペラ
ブレード15のプロペラピッチが高ピッチに変更される
ようになっている。
【0009】油圧制御回路20は、図2に示すように、
エンジンによって駆動されるオイルポンプ21と、この
オイルポンプ21から吐出される油圧を一定にするレギ
ュレータ弁22と、前記油圧シリンダ11に供給される
作動油の流量を制御する電磁流量制御弁23及び絞り2
4等によって構成されている。電磁流量制御弁23は、
スプリングセンタ型の3ポート電磁弁であって、電子制
御装置30による各ソレノイドa,bへの励磁電流付与
値に応じて油圧シリンダ11への作動油の供給量及び排
出量を制御可能であり、各ソレノイドa,bの非通電時
には図示中立位置に保持されて油圧シリンダ11に接続
されたポート23aがオイルポンプ21に接続されたポ
ート23b及び油溜25に接続されたポート23cから
遮断され、ソレノイドaの通電時には電磁弁が上方に移
動してポート23aとポート23bとが連通され、ソレ
ノイドbの通電時には電磁弁が下方へ移動してポート2
3aとポート23cとが連通されるように構成されてい
る。なお、絞り24は、油圧シリンダ11に供給される
作動油の一部を常に油溜25に逃がすものであり、電磁
流量制御弁23の非制御状態(たとえば、電子制御装置
30等の故障時)において油圧シリンダ11内の作動油
を逃がしてプロペラブレード15のピッチを低ピッチ
(一般に知られている単発飛行機におけるフェイルセー
フ側)にするものである。
【0010】電子制御装置30は、当該飛行機のプロペ
ラを駆動するエンジンの回転数を検出するエンジン回転
数センサ31、エンジンの負荷を決定するスロットルの
開度を検出するスロットル開度センサ32、マイクロコ
ンピュータ33等によって構成されていて、各センサ3
1,32はマイクロコンピュータ33にそれぞれ接続さ
れている。マイクロコンピュータ33は、各センサ3
1,32との信号の授受などを行うインターフェース
と、演算処理を行うCPUと、同CPUが実行するフロ
ーチャートに対応した図9に示すプログラム及び同プロ
グラムの処理に必要な図4〜図7に示すマップ等を記憶
するROMと、CPUが上記プログラムの実行時に変数
などを一時的に記憶させるRAM等を共通のバスに接続
して構成されている。
【0011】ROMに記憶されたマップは、スロットル
開度TAiとエンジンの目標回転数設定値Nset(図4参
照)、目標回転数設定値Nsetとエンジン回転数NEi
差(以下、回転数差という)ΔNEiと第1制御量A
1(図5参照)、 回転数差ΔNEiと第2a制御量A
2(図6参照) およびマイクロコンピュータのクロック
に基づいて定められた所定時間間隔Δtで算出された現
在の回転数差ΔNEiと以前の算出回転数差ΔNEi-1の差
(以下回転数差変化量という)DΔNEiと第2b制御量
3(図7参照) の関係を示す4種類の二次元マップで
ある。
【0012】エンジンの目標回転数設定値Nset は、ス
ロットル開度の0近傍を除いてスロットル開度検出値T
Aiに略比例するように規定されている。第1制御量A1
は、回転数差ΔNEiに略比例する量として規定され、回
転数差ΔNEiに基づいて作動油を制御する基本的制御量
を表すもので、ΔNEiが正の場合は油圧シリンダ11か
ら作動油を油量Q1 排出させ、ΔNEiが負の場合は油圧
シリンダ11に作動油を油量Q1 供給することを意味す
る。ここで、制御量Aと作動油量Qは図8に示すように
比例関係にある。第2a制御量A2は、回転数差ΔNEi
の絶対値がΔNEo以下の場合に所定の正の値を示しΔN
Eo以上の場合は0を示す量として規定され、第2b制御
量A3との積A2×A3は基本的制御量A1に対する補正量
を表し、この補正量は回転数差ΔNEiの絶対値がΔNEo
以下の場合にのみ存在する。なお、ΔNEoの値は、エン
ジンのハンチングが問題になるような回転数差を考慮し
て規定される。第2b制御量A3 は、回転数差変化量D
ΔNEi に比例する量として規定され、補正量A2×A3
は現在の回転数差ΔNEiと以前の回転数差ΔNEi-1の差
に基づいて制御量A1を補正することを意味する。な
お、(A2,ΔNEi)マップ(図6参照)の形状は、Δ
NEiの変化に対する補正値A2×A3の立ち上がり特性が
問題にならない場合には、図示三角形部分に代えて台形
あるいは長方形状等にしてもよい。これら各マップは、
可変ピッチプロペラの特性とエンジン特性等を考慮した
理論的考察を経て導かれたものである。
【0013】マイクロコンピュータ33には、各センサ
31,32が出力する検出信号が入力される信号線が接
続されると共に、電磁流量制御弁23の各ソレノイド
a,bに対して励磁電流を通電させるか否かの制御信号
を出力する制御信号線が接続されている。
【0014】つぎに、上記のように構成した実施例の動
作について図10のタイムチャートを参照しつつ説明す
る。エンジンが始動されるとマイクロコンピュータ33
では、CPUが図9に示すプログラムの実行をステップ
50にて開始し、ステップ51にて各種変数の初期化な
どを行う初期設定処理を実行した後、ステップ52〜6
0からなる一連の処理を繰り返し実行する。
【0015】初期設定処理の終了後、CPUはステップ
52にて各センサ31,32からの検出信号より各検出
データを読み込む。すなわち、エンジン回転数センサ3
1が検出したエンジン回転数検出値NEi(図10(a)に
NEiの時間変化を示す) と、スロットル開度センサ3
2が検出したスロットル開度検出値TAiとがインターフ
ェースを介して読み込まれ、CPUは各データをRAM
の所定領域に記憶させる。つぎに、CPUはステップ5
3にて現在のスロットル開度検出値TAiにおけるエンジ
ンの目標回転数設定値Nset を(Nset,TAi)マップ
より決定する(図10(a)にNsetの時間変化を示す)。
さらに、CPUはステップ54にて目標回転数設定値N
set とエンジン回転数検出値NEiとの差ΔNEiを算出
し、この回転数差算出値ΔNEiに基づいてステップ55
にて(A1,ΔNEi)マップ より第1制御量A1(図1
0(b)にA1の時間変化を示す)を決定する。
【0016】つぎに、CPUはステップ56にて回転数
差算出値ΔNEiに基づいてステップ56にて(A2,Δ
NEi)マップ より第2a制御量A2(図10(c)にA2
の時間変化を示す)を決定する。さらに、CPUはステ
ップ57にて現在の回転数差算出値ΔNEiと以前の回転
数差算出値ΔNEiー1より回転数差変化量DΔNEiを算出
し、この回転数差変化量算出値DΔNEiに基づいてステ
ップ58にて(A3,DΔNEi) マップより第2b制御
量A3(図10(d)にA3の時間変化を示す)を決定す
る。CPUはステップ59にて上記第1制御量A1, 第
2a制御量A2 および第2b制御量A3 を用いて下記数
式1より制御量Aを算出する。
【数1】 A=A1+A2×A3この制御量A(図10(f)
にAの時間変化を示す) に基づいてCPUはステップ
60にて作動油量等を調整するため、電磁流量制御弁2
3のソレノイドa,bに通電させる励磁電流の値を規定
する制御信号を出力する。すなわち、CPUはAが正の
場合はAの値に基づく励磁電流をソレノイドbに流入さ
せて作動油を油量Qだけ油圧シリンダ11から油溜25
に排出させ、プロペラブレード15のピッチを小さくし
てエンジン回転数NEiを増加させ目標回転数Nset に合
わせる。一方Aが負の場合は、CPUはAの値に基づく
励磁電流をソレノイドaに流入させてポンプ21により
作動油を油量Qだけ油圧シリンダ11に供給させ、プロ
ペラブレード15のピッチを大きくしてエンジン回転数
NEiを減少させ目標回転数Nset に合わせるように制御
する。
【0017】ここで、数式1と(A2,ΔNEi)マップ
(図6参照) から明らかなように、回転数差算出値Δ
NEiの絶対値が所定値ΔNE0より大な場合すなわちスロ
ットル開度TAiの変化に対する現在のエンジン回転数N
Eiが目標回転数設定値Nset から大きく離れている場
合、数式1の右辺第2項は0になり、制御量Aは第1制
御量A1 値のみにて規定され、この値にもとづいてプロ
ペラのピッチが制御される。また、回転数差算出値ΔN
Eiの絶対値が所定値ΔNE0より小な場合すなわちスロッ
トル開度TAiの変化に対するエンジン回転数NEiが目標
回転数設定値Nsetに近接している場合、制御量Aは数
式1に示すように基本的制御量A1に補正量A2×A3
加えた値にて規定される。補正量A2×A3は、A3 が回
転数差の現在の算出値ΔNEiと以前の算出値ΔNEi-1
の差DΔNEiに比例することから明らかなように、現在
と以前の回転数差の変化量 DΔNEiに基づいて制御量A
1 を補正するものであり、この回転数差変化量DΔNEi
に基づいて将来の回転数差の変化を予測して制御量A1
を補正しようとするものである。
【0018】具体的には図10(f)のタイムチャートに
示すように、基本的制御量A1と補正された制御量Aの
時間経過に基づく関係は、補正された制御量Aの波形が
基本的制御量A1 の波形に対して略位相が進んだ関係に
ある。このため、補正された制御量Aに基づいてプロペ
ラブレードのピッチを制御することにより、流体圧アク
チュエータの応答遅れ,プロペラブレードのピッチ調節
機構の機械部分の応答遅れ等のピッチ制御機構の応答遅
れを効果的に補うことができ、出力レバー操作に対して
応答性よくプロペラブレードのピッチを変化させること
ができる。したがって、エンジン回転数NEiが目標回転
数設定値Nset に近接しているときに、ピッチ制御機構
の応答遅れ等により生じるプロペラのハンチング現象を
低減させ、エンジン回転数NEiを目標回転数設定値Nse
t に速やかに収束させることができる。なお、上記実施
例においてはエンジンの目標回転数を、スロットル開度
検出値から直接求めているが、出力レバーの操作量等を
電子制御装置にて演算処理することにより間接的に目標
回転数を求めるようにしてもよく、また機速等の出力レ
バーの操作に基づいて規定される出力量から求めるよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】特許請求の範囲に記載した本発明の構成に対応
するクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例に係るピッチ制御装置を示す
概略図である。
【図3】同ピッチ制御装置の可変ピッチ機構を示す要部
断面図である。
【図4】スロットル開度TAiとエンジンの目標回転数N
set との関係を示すマップである。
【図5】目標回転数Nsetとエンジン回転数NEiの差Δ
NEiと第1制御量A1の関係を示すマップである。
【図6】同回転数差ΔNEiと第2a制御量A2 の関係を
示すマップである。
【図7】同回転数差ΔNEiの時間変化量DΔNEiと第2
b制御量A3の関係を示すマップである。
【図8】制御量Aと作動油量Qの関係を示す図である。
【図9】
【図2】のマイクロコンピュータにて実行されるプログ
ラムのフローチャートである。
【図10】目標回転数Nset、エンジン回転数NEi、各
制御量A,A1,A2,A3の時間経過を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
10…可変ピッチ機構、15…プロペラブレード、20
…油圧制御回路、31…エンジン回転数センサ、32…
スロットル開度センサ、33…マイクロコンピュータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プロペラを回転させるエンジンの回転数
    を検出するエンジン回転数検出手段と、出力レバーの操
    作状態に基づいて前記エンジンの目標回転数を設定する
    目標回転数設定手段と、前記設定された目標回転数と前
    記検出されたエンジン回転数の差を算出する回転数差算
    出手段と、前記算出された回転数差に基づいて前記プロ
    ペラのピッチを制御するための制御信号を出力する制御
    信号出力手段と、同制御信号出力手段から出力された前
    記制御信号を受けて前記プロペラのピッチを変化させる
    ピッチ制御機構とを備えた可変ピッチプロペラのピッチ
    制御装置であって、 前記算出回転数差の変化量を算出する回転数差変化量算
    出手段と、 前記算出された回転数差変化量に基づいて前記制御信号
    の値を補正する制御信号値補正手段とを備えたことを特
    徴とする可変ピッチプロペラのピッチ制御装置。
JP21271091A 1991-07-29 1991-07-29 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置 Pending JPH0532199A (ja)

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JP21271091A JPH0532199A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置
US07/921,196 US5284418A (en) 1991-07-29 1992-07-28 Electric pitch control apparatus for variable pitch propeller capable of controlling the pitch angle based instantaneous operational conditions of the propeller

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane
JP2020510569A (ja) * 2017-02-07 2020-04-09 サフラン・エアクラフト・エンジンズ タービンエンジンのプロペラの速度およびパワーを制御するための方法

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