JPH0424200A - 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置 - Google Patents

可変ピッチプロペラのピッチ制御装置

Info

Publication number
JPH0424200A
JPH0424200A JP12984890A JP12984890A JPH0424200A JP H0424200 A JPH0424200 A JP H0424200A JP 12984890 A JP12984890 A JP 12984890A JP 12984890 A JP12984890 A JP 12984890A JP H0424200 A JPH0424200 A JP H0424200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
pitch
rotation speed
propeller
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12984890A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Moriya
嘉人 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12984890A priority Critical patent/JPH0424200A/ja
Publication of JPH0424200A publication Critical patent/JPH0424200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、エンジンにより回転される可変ピッチプロペ
ラの同ピッチを制御する可変ピッチプロペラのピッチ制
御装置に関する。
【従来技術】
従来、この種の装置として特開昭第60−76499号
公報に開示されたものが知られている。 同装置によれば、航空機の運行中におけるマツハ数、高
度、大気全部及びエンジン軸出力のデータに基づいて、
プロペラの作動効率(プロペラ効率)が最大となるよう
にプロペラピッチ及びプロペラ回転数を制御している。
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の装置では、可変ピッチプロペラにおける
プロペラの作動効率を向上せしめようとしているものの
、エンジン出力とプロペラ作動効率の積が最大となった
状態での最大推力、あるいはエンジン効率とプロペラ作
動効率の積が最大となる最適燃費状態というような所定
条件のもとでの最適状態を考慮すると、プロペラの作動
効率だけが最適となったとしてもそれがパイロ・ノドの
望む操縦状態であるとは限らなかった。 一方、エンジンの出力を直に検出することは容易でない
ため、エンジン条件から同エンジン出力を推定しようと
することがある。しかるに、スロットル開度や吸気管内
圧力、あるいは点火時期などを計測してエンジン条件の
パラメータとすると、かかるパラメータに含まれる誤差
が積み重ねられ、正確なエンジン出力を推定することが
できない。 従って、かかる推定によって得られたエンジン出力を可
変ピッチプロペラのピッチ制御に利用しようとしても正
確な制御はできない。 本発明は、上記課題に対処するためになされたもので、
常時、正確に所定条件のもとでの最適状態で運航せしめ
ることが可能な可変ピッチプロペラのピッチ制御装置を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
第1図に示すように、エンジンにより回転される可変ピ
ッチプロペラの同ピンチを制御する可変ピッチプロペラ
のピッチ制御装置において、上記可変ピッチプロペラの
ピッチ角を検出すピッチ角検出手段1と、上記エンジン
の回転数を検出する回転数検出手段2と、大気密度を検
出する大気密度検出手段3と、機体速度を検出する機速
検出手段4と、上記検出ピッチ角と上記検出エンジン回
転数と上記検出大気密度と上記検出機速とを入力して上
記可変ピッチプロペラの特性に基づいて上記エンジンの
出力を導出する第1の導出手段5と、上記導出されたエ
ンジン出力を入力して上記エンジンの特性に基づいて当
該エンジン出力における所定条件のもとでの最適回転数
を導出する第2の導出手段6と、上記検出回転数が上記
最適回転数となるように上記可変ピッチプロペラのピッ
チを制御するピッチ制御手段7とを備えたことにある。
【発明の作用及び効果】
上記のように構成した本発明においては、ピッチ角検出
手段1が可変ピッチプロペラのピッチ角を検出し、回転
数検出手段2がエンジンの回転数を検出し、大気密度検
出手段3が大気密度を検出し、機速検出手段4が機体速
度を検出すると、第1の導出手段5が上記検出ピッチ角
と上記検出エンジン回転数と上記検出大気密度と上記検
出機速とを入力して上記可変ピッチプロペラの特性に基
づいて上記エンジンの出力を導出し、第2の導出手段6
が上記導出されたエンジン出力を入力して上記エンジン
の特性に基づいて当該エンジン出力における所定条件の
もとでの最適回転数を導出するため、ピッチ制御手段7
は上記検出回転数が上記最適回転数となるように上記可
変ピッチプロペラのピッチを制御する。 すなわち、エンジンの特性と可変ピッチプロペラの特性
とに基づいて現運航状況下における所定条件下での最適
なエンジンの回転数を求めているため、エンジン特性を
もふまえて正確に所定条件のもとでの最適状態で運航せ
しめることができ、かつ、上記回転数を導出するときに
必要なエンジン出力は当該エンジン出力によって駆動さ
れる可変ピッチプロペラの状況等に基づいて導出するよ
うにしているので誤差が少なく、制御の正確性を向上さ
せている。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 第2図は単発飛行機に適用される本発明による可変ピッ
チプロペラのピッチ制御装置を概略的に示していて、当
該装置は可変ピッチ機構lOと油圧制御回路20と電子
制御装置30とにより構成されている。 可変ピッチ機構10は、第3図にて示したように、軸方
向へのみ移動可能なピストン11!1とリターンスプリ
ングIII)とを備える油圧シリンダ11と、この油圧
シリンダ11のピストンl1mと一体的に軸方向へ移動
するピン12と、このピン12が嵌合するカム孔13a
を有してエンジン(図示省略)によって回転されるノ〜
ウジング14に回転可能かつ軸方向へ移動不能に組み付
けられたハブ13と、このハブ13の一端に一体的に形
成されたギヤ13bと、ハウジング14に回転可能かつ
軸方向へ移動不能に組み付けられたブレード15の一端
に一体的に形成されて前記ギヤ13bに噛合するギヤ1
5aなどによって構成されていて、油圧制御回路20か
ら油圧シリンダ11に付与される作動油によりピストン
llaが図示右方に移動すると、ブレード1が図示矢印
方向に回転して当該ブレード15のピッチ(ブロベラビ
、2チ)が高ピッチに変更されるようになっている。 油圧制御回路20は、第2図に示したように、エンジン
によって駆動されるオイルポンプ21と、このオイルポ
ンプ21から吐出される油圧を一定にするレギュレータ
弁22と、前記油圧シリンダ11に供給される作動油の
流量を制御する電磁流量制御弁23及び絞り24などに
よって構成されている。電磁流量制御弁23は、スプリ
ングセンタ型の3ポート電磁弁であって、電子制御装置
30による各ソレノイドa、  bへの励磁電流の付与
に応じて油圧シリンダ11への作動油の供給及び排出を
制御可能であり、各ソレノイドa、  bの非励磁時に
は図示中立位置に保持されて、油圧シリンダ11に接続
されたボート23aがオイルポンプ21に接続されたボ
ート23b及び油溜25に接続されたボート23cから
遮断され、ソレノイド8の励磁時には電磁弁が上方へ移
動してボート23aとボート23bとが連通され、ソレ
ノイドbの励磁時には電磁弁が下方へ移動してボート2
3aとボート23cとが連通されるように構成されてい
る。なお、絞り24は、油圧シリンダ11に供給される
作動油の一部(小量)を常に油溜25に逃すものであり
、電磁流量制御弁23の非制御状態(例えば、電子制御
装置30.ソレノイドa、  bのシロートまたは断線
等の故障時)において油圧シリンダ11内の作動油を逃
してブレード15のピッチを低ピッチ(一般に知られて
いる単発飛行機におけるフェイルセーフ側)にするもの
である。 電子制御装置30は、当該飛行機の対気速度Vを検出す
る機運センサ31と、運航時の大気圧Pを検出する大気
圧センサ32と、運航時の大気温度Tを検出する大気温
センサ33と、当該飛行機のプロペラを駆動するエンジ
ンの回転数NBを検出するエンジン回転数センサ34と
、可変ピッチプロペラのピッチ角βを検出するピッチ角
センサ35と、マイクロコンピュータ36などによって
構成されており、各センサ31〜35はマイクロコンピ
ュータ36にそれぞれ接続されている。 マイクロコンピュータ36は、各センサ31〜35との
信号の授受などを行なうインターフェイスと、演算処理
を行なうCPUと、同CPUが実行するフローチャート
(第4図及び第7図参照)に対応したプログラム及び同
プログラムの処理に必要なマツプ(第5図及び第6図参
照)などを記憶するROMと、上記CPUが上記プログ
ラムの実行時に変数などを一時的に記憶せしめるRAM
などを共通のバスに接続して構成されている。ROMに
記憶されたマツプは、進行率Jとピッチ角βに対応した
パワー係数Cp  (第5図参照)を示す二次元マツプ
(Cp(J、  β) MAP )と、エンジン出力P
sに対応する最適回転数N BEST (、第6図参照
)を示す一次元マツブ(N BEST (P s ) 
MAP)であり、二次元マツプ(Cp  (J、  β
) MAP )には可変ピッチプロペラの特性を考慮し
た理論的考察を経て実験的に確認されたデータが記憶さ
れ、−次元マツプ(N BEST (P s ) MA
P )には可変ピ・、チプロペラの特性とエンジン特性
とを考慮した理論的考察を経て実験的に確認されたデー
タが記憶されている。 対気速度センサ31は実質的に機体速度を検出するもの
であり、機運■を検出して同検出機速■0を表す機運信
号を出力する。大気圧センサ32は運航時の機体周囲の
大気圧Pを検出し、同検出大気圧POを表す大気圧信号
を出力する。大気温センサ33は運航時の機体周囲の大
気温Tを検出し、同検出大気温Toを表す大気温信号を
出力する。 エンジン回転数センサ34は、可変ピッチプロペラを駆
動せしめるエンジンの回転数NEを検出するものであり
、本実施例ではレシプロエンジンを使用するため、同エ
ンジンの点火信号に基づいて同エンジンにおけるクラン
ク軸の単位時間あたりの検出回転数NEOを表す回転数
信号を出力するなお、同回転数は光学的に計測したり、
磁気的に計測することも可能である。 ピッチ角センサ35は可変ピッチプロペラにおけるブレ
ード15のピッチ角βを検出するものであり、第3図に
示すハブ13の回転軸に接続されたボテンシUメータ3
5aで同ハブ13の回転角度を検出し、同ポテンショメ
ータ35aの出力端子35b、35cを図示しないスリ
ップリングに接続して検出ピッチ角βOを表すピッチ角
信号を取り出している。 なお、各センサ31〜35はいずれもアナログ値の検出
信号をマイクロコンピュータ36に出力し、マイクロコ
ンビ1−夕36のインターフェイスにてディジタル値に
変換シてイル。 マイクロコンビ1−夕36には、これらの各センサ31
〜35が出力する検出信号が入力される信号線が接続さ
れるとともに、電磁流量制御弁23の各ソレノイドa、
  bに対して励磁電流を通電せしめるか否かの制御信
号を出力する制御信号線が接続されている。 次に、上記のように構成した実施例の動作について説明
する。エンジンが始動されるとマイクロコンビニ−タ3
6では、CPUが第4図に示す制御プログラムの実行を
開始し、ステップ1000にて各種変数の初期化などを
行なう初期設定処理を実行した後、ステップ1100〜
1800からなる一連の処理を繰り返し実行する。 本実施例における最適状態とは、当該運航状況下におい
て最適燃費となる運航状態を示し、そのために最適燃費
制御を行なうものとする。 初期設定処理の終了後、CPUはステップ1100にて
各センサ31〜85からの検出信号より各検出データを
読み込む。すなわち、機運センサ31が検出した対気速
度■0と、大気圧センサ32が検出した大気圧POと、
大気温センサ33が検出した大気温TOと、エンジン回
転数センサ34が検出したエンジン回転数NEOと、ピ
ッチ角センサ35が検出したピッチ角β0とがインター
フェイスを介して読み込まれ、CPUは各データをRA
Mの所定領域に記憶せしめる。 大気圧POと大気温TOを読み込んだのは、大気密度ρ
0を検出するためであり、CPUは同大気圧POと大気
温TOを読み込んだ後、ステ、プ1200にて大気密度
ρ0を算出する。 大気密度ρ0を算出したら、CPUはステップ1300
にて検出エンジン回転数NEOに基づいて次式よりプロ
ペラ回転数NPflを算出する。 NP=kXNE            ・・・(1)
次に、CPUはステップ1400にて検出機速VOと上
記算出したプロペラ回転数NPOとに基づいて次式より
現在の進行率JOを算出する。 J =V/ (NP−D)         ・・・(
2)但し、D: プロペラ直径 進行率JOが算出されたら、CPUはステップ1500
にて当該算出進行率JOと検出ピッチ角βOとによって
プロペラのパワー係数Cpマツプ(Cp(J、  β)
 MAP )を参照し、現在のパワー係数CpOを読み
出す。 パワー係数CPOが得られたら、CPUはステップ16
00にて当該パワー係数CPOと上記算出したプロペラ
回転数NPOとに基づいて次式より現在のプロペラ出力
PSを算出する。 このプロペラ出力はエンジン出力と同じであるので、C
PUはステップ1700にて最適回転数マツプ(NBE
ST(P s ) MAP )を参照し、現在の運航状
況下において最適燃費となるエンジンの回転数N BE
STを読み出す。 ステップ1700にて現在の最適回転数N BESTが
読み出、されたら、CPUはステップ18ooにて、可
変ピッチプロペラのピッチ制御ルーチンを実行し、同ピ
ッチ制御ルーチン(第7図参照)にてエンジンの回転数
NBがこの最適回転数N BESTとなるようにピッチ
を制御する。 具体的には、CPUはステップ2000にてエンジン回
転数センサ34が検出したエンジン回転数NEOを読み
込み、ステップ2010にてこの読み込んだ現在のエン
ジン回転数NEOと上記のようにして算出した最適回転
数N BESTとを比較する。 いま、現在のエンジン回転数NEOが最適回転数N B
ESTより小さかったとする。 ステップ2010における比較の結果、CPUはステッ
プ2020を実行することになり、ソレノイドaに接続
された信号線には当該ソレノイドaに励磁電流を通電せ
しめないような制御信号を出力するとともに、ソレノイ
ドbに接続された信号線に制御信号を出力して当該ソレ
ノイドbに励磁電流を通電せしめる。 ソレノイドbが励磁されると、第2図において電磁弁は
下方へ移動し、オイルポンプ21から吐出された作動油
は電磁流量制御弁23のポート23bにて遮断され、可
変ピッチプロペラ10内の油圧シリンダ11はポート2
3aよりポート23Cへと導かれて油溜25に連通ずる
。油圧シリンダ11が油溜25に連通すると、同シリン
ダll内の作動油が排出され、リターンスプリング11
bの押圧力によってピストンllaは第3図において左
方向へ移動し、ビン12とカム孔13aからなるカム機
構、及びギヤ13bとギヤ15aとからなるギヤ機構に
よってブレード15は第3図に示す矢印と反対の方向へ
回転する。ブレード15が同矢印方向へ回転した場合、
ピッチは低ピッチ側になるため、ブレード15による吸
収馬力が減少してエンジンの回転数が増加する。 エンジン回転数NEOが最適回転数N BESTより小
さい間はこのステップ2000. 2010.2020
のルーチンが繰り返され、エンジン回転数NEOが徐々
に最適回転数N BESTに近づいていく。 このルーチンが数回繰り返されることによりエンジン回
転数NEOは最適回転数N BESTに近づいていき、
ついには両者が一致する。すると、ステップ201Oに
おける比較ではエンジン回転数NEOと最適回転数N 
BESTが等しいと判断されてステップ2030を実行
することになる。 ステップ2030では、CPUは両ソレノイドa、  
bに接続された信号線に対して励磁電流を通電せしめな
いようにする制御信号を出力する。この結果、電磁流量
制御弁23における電磁弁は中立位置に戻って停止する
。 同電磁弁が中立位置にある場合、オイルポンプ21から
吐出された作動油は電磁流量制御弁23のポート23b
にて遮断されるとともに、可変ピ、チプロペラ10内の
油圧シリンダ11もポート238にて遮断される。従っ
て、これ以上は可変ピ、チブロベラ10内の油圧シリン
ダ11から作動油が流出されず、同シリンダll内にお
けるピストン11aは現状位置にて停止する。ただし、
厳密にはフェイルセーフ機構により絞り24より小量の
作動油が流出するため、ピストンllaはわずかづつ左
方向へ移動してブレード15は低ピッチ側へ回転してい
る。 この停止状態に至ったときにはエンジンの回転数NEO
が最適回転数N BESTとなったのであるから、当該
ピッチ制御ルーチンを終了してメインルーチンであるス
テップ1800に戻る。 ステップ1800が終了すると、処理はステップ110
0に移行し、時々刻々と変化する運航状態をセンサ31
〜35にて検出し、上述した処理を繰り返し実行する。 上述した説明では、ステップ1100〜1700にて導
出した最適回転数N BESTよりエンジンの回転数N
EOの方が小さい場合であったが、最適回転数N BE
STよりエンジンの回転数NEOO方が大きい場合は次
のようになる。 ステップ1100〜1700にて最適回転数NBEST
を算出した後、ステップ1800でピンチ制御ルーチン
を実行し、同ピッチ制御ルーチン内のステップ2010
にてエンジンの回転数NEOと最適回転数N BEST
とを比較すると、エンジンの回転数NEOの方が最適回
転数N BESTより大きいと判断されてステップ20
40を実行する。 同ステップでは、CPUはソレノイドaに接続された信
号線に制御信号を出力して当該ソレノイドaに励磁電流
を通電せしめるとともに、ソレノイドbに接続された信
号線には当該ソレノイドbに励磁電流を通電せしめない
ような制御信号を出力する。 ソレノイド8が励磁されると、第2図において電磁弁は
上方へ移動し、オイルポンプ21から吐出された作動油
が可変ピッチプロペラ10内の油圧シリンダ11へと導
かれる。油圧シリンダ11へ作動油が供給されると、ピ
ストンllaは第3図において右方向へ移動し、ピン1
2とカム孔13aからなるカム機構、及びギヤ13bと
ギヤ158とからなるギヤ機構によってブレード15は
第3図に示す矢印方向へ回転する。ブレード15が同矢
印方向へ回転した場合、ピッチは高ピッチ側になるため
、ブレード15による吸収馬力が増大し、エンジンの回
転数が減少する。 このルーチンが数回繰り返されることによりエンジン回
転数NEOは最適回転数N BESTに近づいていき、
ついには両者が一致する。すると、ステ。 ブ2010における比較ではエンジン回転数NEOと最
適回転数N BESTが等しいと判断されてステ。 プ2030を実行し、当該ピッチ制御ルーチンを終了し
てメインルーチンへ戻ることになる。 このように、算出された最適回転数N BESTと現在
のエンジン回転数NEOが異なる場合にはピンチ制御ル
ーチン内にて電磁流量制御弁23におけるソレノイドa
、  bの励磁電流を制御し、油圧制御によって可変ピ
ッチプロペラ10におけるブレード15のピッチを変更
せしめる結果、エンジン回転数は算出された最適回転数
に近づくよう制御され、当該運航状態において最適燃費
となるように制御することができる。 なお、上記実施例においては、大気圧センサ32と大気
温センサ33の検出結果に基づいて大気密度を算出して
いるが、他の手段によって大気密度を検出する構成とし
ても良い。 上記実施例においては最適燃費で運航する状態を最適状
態としていたが、他の状態、例えば、最大推力を発生す
る状態を最適状態として最大推力制御を実施したり、最
も騒音の少ない状態で運航する最静粛状態を最適状態と
して最静粛制御を実施したりすることなども可能である
。 また、コクピット内に備えらたセレクトスイッチを操作
することによって複数のマツプを切り換え、最適燃費制
御や最大推力制御や最静粛制御を選択的に実施するよう
な構成とすれば、場合に応じた適切な制御を行なうこと
が可能となり、操縦性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記特許請求の範囲に記載した本発明の構成に
対応するクレーム対応図、第2図は単発飛行機の概略図
、第3図は可変ピ・ノチプロペラにおけるピッチ変動機
構の要部断面図、第4図は制御プログラムのメインルー
チンに対応したフローチャート、第5図は進行率とピッ
チ角に対応したパワー係数のマツプを示す図、第6図は
エンジン出力に対応する最適回転数のマツプを示す図、
第7図は制御プログラムのピッチ制御ルーチンに対応し
たフローチャートである。 符  号  の  説  明 10・・・可変ピッチ機構、20・・・油圧制御回路、
30・・・電子制御装置、31〜35・・・センサ、3
6・・・マイクロコンビ二一夕、β0・・・ピッチLv
。 ・・・機運、ρ0・・・大気密度、NEO・・・エンジ
ン回転数、N BEST・・・最適回転数。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 長谷照−(外1名)第 図 第 図 36・・マイクロコンビ島−タ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンにより回転される可変ピッチプロペラの同ピッ
    チを制御する可変ピッチプロペラのピッチ制御装置にお
    いて、 上記可変ピッチプロペラのピッチ角を検出すピッチ角検
    出手段と、 上記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 大気密度を検出する大気密度検出手段と、 機体速度を検出する機速検出手段と、 上記検出ピッチ角と上記検出エンジン回転数と上記検出
    大気密度と上記検出機速とを入力し、上記可変ピッチプ
    ロペラの特性に基づいて上記エンジンの出力を導出する
    第1の導出手段と、 上記導出されたエンジン出力を入力し、上記エンジンの
    特性に基づいて当該エンジン出力における所定条件のも
    とでの最適回転数を導出する第2の導出手段と、 上記検出エンジン回転数が上記最適回転数となるように
    上記可変ピッチプロペラのピッチを制御するピッチ制御
    手段と を備えたことを特徴とする可変ピッチプロペラのピッチ
    制御装置。
JP12984890A 1990-05-18 1990-05-18 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置 Pending JPH0424200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12984890A JPH0424200A (ja) 1990-05-18 1990-05-18 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12984890A JPH0424200A (ja) 1990-05-18 1990-05-18 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0424200A true JPH0424200A (ja) 1992-01-28

Family

ID=15019741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12984890A Pending JPH0424200A (ja) 1990-05-18 1990-05-18 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0424200A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5506779A (en) * 1993-05-13 1996-04-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Route searching apparatus
US5666109A (en) * 1994-07-11 1997-09-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle to roadside communication system for determining equipment problems
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane
US6468035B1 (en) 2000-08-31 2002-10-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling airplane engine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5506779A (en) * 1993-05-13 1996-04-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Route searching apparatus
US5666109A (en) * 1994-07-11 1997-09-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle to roadside communication system for determining equipment problems
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane
US6468035B1 (en) 2000-08-31 2002-10-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling airplane engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0436231B1 (en) Pitch control apparatus for variable pitch propeller
US5284418A (en) Electric pitch control apparatus for variable pitch propeller capable of controlling the pitch angle based instantaneous operational conditions of the propeller
EP3369660B1 (en) System and method for testing control logic for a propeller of a gas turbine engine
US5299911A (en) Electric pitch control apparatus for variable-pitch propeller
EP1522731B1 (en) Pump health monitoring
US5785562A (en) Method for trimming of a boat propeller drive and drive unit with means for performing the method
EP3434598B1 (en) Method of controlling gas generator power and torque output
US5019006A (en) Aircraft engine propeller overspeed protection technical field
EP0092501A2 (en) Helicopter cruise fuel conserving engine control
BR112013027237B1 (pt) escalonamento de limites de empuxo modificado para controle de assimetria de empuxo
CN111936384A (zh) 用于涡轮螺旋桨发动机的组合的螺旋桨速度和螺旋桨螺距控制的系统和方法
JPH06510100A (ja) 側方周期ピッチ予測機能を有するヘリコプタエンジン制御装置
GB2197909A (en) Fuel control system for gas turbine aeroengine overspeed
US5046923A (en) Helicopter autorotation detection and recovery
JP3294270B2 (ja) 高回転翼負荷及び急速降下速度操作中のヘリコプタエンジン速度増大
JPH0424200A (ja) 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置
US4651954A (en) Autothrottle system
EP4035998B1 (en) System and method for detecting failure of a propeller feedback device
US10351221B1 (en) Methods for automatically controlling attitude of a marine vessel during launch
EP0398839A2 (en) Helicopter control with multiple schedule rotor speed decay anticipator
US4711615A (en) Turboprop overspeed protection system
JPH048697A (ja) 可変ピツチプロペラのピツチ制御装置
JPH0424198A (ja) 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置
JP2871209B2 (ja) 可変ピッチプロペラのピッチ制御装置
JPH0424197A (ja) 可変ピッチプロペラ機の制御装置