JPH0424197A - 可変ピッチプロペラ機の制御装置 - Google Patents

可変ピッチプロペラ機の制御装置

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Publication number
JPH0424197A
JPH0424197A JP12779590A JP12779590A JPH0424197A JP H0424197 A JPH0424197 A JP H0424197A JP 12779590 A JP12779590 A JP 12779590A JP 12779590 A JP12779590 A JP 12779590A JP H0424197 A JPH0424197 A JP H0424197A
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JP
Japan
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engine
intake pipe
pressure
speed
optimum fuel
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Pending
Application number
JP12779590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Moriya
嘉人 守谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to DE69025738T priority patent/DE69025738T2/de
Priority to EP90125760A priority patent/EP0436231B1/en
Priority to US07/635,360 priority patent/US5209640A/en
Publication of JPH0424197A publication Critical patent/JPH0424197A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、エンジンにより回転される可変ピッチプロペ
ラを備えた航空機における運航制御を行なう可変ピッチ
プロペラ機の制御装置に関する。
【従来技術】
従来、この種の装置として特開昭第60−76499号
公報に開示されたものが知られている。 同装置によれば、航空機の運行中におけるマツハ数、高
度、大気全部及びエンジン軸出力のデータに基づいて、
プロペラの作動効率(プロペラ効率)が最大となるよう
にプロペラピッチ及びプロペラ回転数を制御している。
【発明が解決しようとするHM】
上述した従来の装置では、可変ピッチプロペラ(D性e
Aデータだけに基づいてプロペラの作動効率を向上せし
めようとしており、エンジンの特性は考慮していない。 エンジン特性はエンジン効率にも表れるから、エンジン
効率とプロペラ作動効率の積で表される最適燃費を考慮
すると、パイロットが所定の出力を設定する操作をした
ときに、そのときの運航条件の下でプロペラ作動効率を
最大にしたとしても、必ずしも同設定出力において最適
燃費となるものではなかった。 本発明は、上記課題に対処するためになされたもので、
常に、パイロットの操作した設定出力において最適燃費
となるようにし、経済性を向上せしめることが可能な可
変ピッチプロペラ機の制御装置を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
第1図に示すように、エンジンにより回転される可変ピ
ッチプロペラを備えた航空機における運航制御を行なう
可変ピッチプロペラ機の制御装置において、機体速度を
検出する機運検出手段1と、大気密度を検出する大気密
度検出手段2と、出力値を設定する出力設定手段3と、
上記検出機体速度と上記検出大気密度と上記設定出力値
とを入力し、上記エンジンの特性と上記可変ピッチプロ
ペラの特性とに基づいて当該設定出力値における最適燃
費となる同エンジンの吸気管内圧力を求める最適燃費吸
気管内圧力導出手段4と、上記エンジンにおける吸気管
内圧力を検出する吸気管内圧力検出手段5と、上記検出
吸気管内圧力が上記最適燃費吸気管内圧力となるように
上記エンジンにおけるスロットルの開度を制御するスロ
ットル開度制御手段6と、上記検出機体速度と上記検出
大気密度と上記設定出力値とを入力し、上記エンジンの
特性と上記可変ピンチプロペラの特性とに基づいて当該
設定出力値における最適燃費となる同エンジンの回転数
を求める最適燃費エンジン回転数導出手段7と、上記エ
ンジンの回転数を検出する回転数検出手段8と、上記検
出回転数が上記最適燃費エンジン回転数となるように上
記可変ピッチプロペラのピッチを制御するピンチ制御手
段9とを備えたことにある。 【発明の作用及び効果】 上記のように構成した本発明においては、機運検出手段
1が機体速度を検出し、大気密度検出手段2が大気密度
を検出し、出力設定手段3が出力値を設定すると、最適
燃費吸気管内圧力導出手段4が上記検出機体速度と上記
検出大気密度と上記設定出力値とを入力して上記エンジ
ンの特性と上記可変ピッチプロペラの特性とに基づいて
当該設定出力値における最適燃費となる同エンジンの吸
気管内圧力を求め、吸気管内圧力検出手段5が上記エン
ジンにおける吸気管内圧力を検出すると、スロットル開
度制御手段6は上記検出吸気管内圧力が上記最適燃費吸
気管内圧力となるように上記エンジンにおけるスロット
ルの開度を制御する。 また、最適燃費エンジン回転数導出手段7が上記検出機
体速度と上記検出大気密度と上記設定出力値とを入力し
て上記エンジンの特性と上記可変ピッチプロペラの特性
とに基づいて当該設定出力値における最適!8炎となる
同エンジンの回転数を求め、回転数検出手段8が上記エ
ンジンの回転数を検出すると、ピッチ制御手段9は上記
検出回転数が上記最適燃費エンジン回転数となるように
上記可変ピッチプロペラのピッチを制御する。 すなわち、エンジンの特性と可変ピッチプロペラの特性
とに基づいて現状運航状態において最適燃費となるエン
ジンの吸気管内圧力(最適燃費吸気管内圧力)とエンジ
ンの回転数(最適燃費エンジン回転数)を求め、上記可
変ピッチプロペラ機におけるエンジンのスロットル開度
と同プロペラのピッチを変化せしめてエンジンの吸気管
内圧力と回転数が目標値となるようにしているため、常
にバイロフトの設定した出力において最適燃費を生ぜし
めることが可能となり、経済性が向上する。 また、吸気管内圧力で出力をフィードバック制御するた
め、常にパイロットの設定出力を発生することができ、
操縦感覚の変化を防止することできる。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 第2図は単発飛行機に適用される本発明による可変ピッ
チプロペラ機の制御装置を概略的に示していて、当該装
置は可変ピッチ機構10と油圧制御回路20と電子制御
装置30とスロットル開度制御機構40とにより構成さ
れている。 可変ピンチ機構10は、第3図にて示したように、軸方
向へのみ移動可能なピストンllaとリターンスプリン
グllbとを備える油圧シリンダ11と、この油圧シリ
ンダ11のピストンllaと一体的に軸方向へ移動する
ピン12と、このビン12が嵌合するカム孔13aを有
してエンジン(図示省略)によって回転されるハウジン
グ14に回転可能かつ軸方向へ移動不能に組み付けられ
たハブ13と、このハブ13の一端に一体的に形成され
たギヤ13bと、ハウジング14に回転可能かつ軸方向
へ移動不能に組み付けられたブレード15の一端に一体
的に形成されて前記ギヤ13bに噛合するギヤ15aな
どによって構成されていて、油圧制御回路20から油圧
シリンダ11に付与される作動油によりピストンlla
が図示右方に移動すると、ブレード1が図示矢印方向に
回転して当該ブレード15のピッチ(プロペラピッチ)
が高ピツチに変更されるようになっている。 油圧制御回路20は、第2図に示したように、エンジン
によって駆動されるオイルポンプ21と、このオイルポ
ンプ21とから吐出される油圧を一定にするレギュレー
タ弁22と、前記油圧シリンダ11に供給される作動油
の流量を制御する電磁流量制御弁23及び絞り24など
によって構成されている。電磁流量制御弁23は、スプ
リングセンタ型の3ボート電磁弁であって、電子制御装
置30による各ソレノイドa、  bへの励磁電流の付
与に応じて油圧シリンダ11への作動油の供給及び排出
を制御可能であり、各ソレノイドa、  bの非励磁時
には図示中立位置に保持されて、油圧シリンダ11に接
続されたボート23aがオイルポンプ21に接続された
ボート23b及び油溜25に接続されたボート23cか
ら遮断され、ソレノイドaの励磁時には電磁弁が上方へ
移動してボート23aとボート23bとが連通され、ソ
レノイドbの励磁時には電磁弁が下方へ移動してボート
23aとボート23cとが連通されるように構成されて
いる。なお、絞り24は、油圧シリンダ11に供給され
る作動油の一部(小量)を常に油溜25に逃すものであ
り、電磁流量制御弁23の非制御状態(例えば、電子制
御装置30.  ソレノイドa、  bのショートまた
は断線等の故障時)において油圧シリンダ11内の作動
油を逃してブレード15のピッチを低ピツチ(一般に知
られている単発飛行機におけるフェイルセーフ側)にす
るものである。 電子制御装置30は、当該飛行機の対気速度■を検出す
る機運センサ31と、運航時の大気圧Pを検出する大気
圧センサ32と、運航時の大気温度Tを検出する大気温
センサ33と、当該飛行機のプロペラを駆動するエンジ
ンの回転数NEを検出するエンジン回転数センサ34と
、前記エンジンの吸気管内圧力PBを検出する吸気管内
圧力センサ35と、操縦者が図示しない出力レバーで設
定したエンジンの設定出力値THを検出する設定出力値
センサ36と、マイクロコンピュータ37などによって
構成されており、各センサ31〜36はマイクロコンピ
ュータ37にそれぞれ接続されている。 マイクロコンピュータ37は、各センサ31〜36との
信号の授受などを行なうインターフェイスと、演算処理
を行なうCPUと、同CPUが実行するフローチャート
(第4図、第7図、及び第8図参照)に対応したプログ
ラム及び同プログラムの処理に必要なマツプ(第5図及
び第6図参照)などを記憶するROMと、上″fiIC
PUが上記プロダラムの実行時に変数などを一時的に記
憶せしめるRAMなどを共通のバスに接続して構成され
ている。ROMに記憶されたマツプは、機運Vと大気密
度ρと設定8力MTHに対応する最適燃費吸気管内圧力
P Bbest  (第5図参照)、及び機運■と大気
密度ρと設定出力値THに対応する最適燃費エンジン回
転数NEbest  (第6図参照)を示す2種類の三
次元マツプであり、いずれも第9図に示すようなエンジ
ン特性を考慮した理論的考察を経て実験的に確認された
データが記憶されている。 対気速度センサ31は実質的に機体速度を検出するもの
であり1機速Vを検出して同検出機運■0を表す機運信
号を出力する。大気圧センサ32は運航時の機体周囲の
大気圧Pを検出し、同検出大気圧POを表す大気圧信号
を出力する。大気温センサ33は運航時の機体周囲の大
気温Tを検出し、同検出大気圧TOを表す大気温信号を
出力する。 エンジン回転数センサ34は、可変ピッチプロペラを駆
動せしめるエンジンの回転数NEを検出するものであり
、本実施例ではレシプロエンジンを使用するため、同エ
ンジンの点火信号に基づいて同エンジンにおけるクラン
ク軸の単位時間あたりの検出回転数NEOを表す回転数
信号を出力する。 なお、同回転数は光学的に計測したり、磁気的に計測す
ることも可能である。 吸気管内圧力センサ35は、レシプロエンジンにおける
吸気管内の圧力を検出するものであり、同圧力PBを検
出して同検出吸気管内圧力PBOを表す圧力信号を出力
する。 設定出力値センサ36は、コクピット内に備えられた出
力設定レバーで設定した出力値を検出するものであり、
同レバーに取り付けたポテンショメータが同設定出力値
THOを表す設定出力値信号を出力する。 なお、各センサ31〜36はいずれもアナログ値の検出
信号をマイクロコンピュータ37に出力し、マイクロコ
ンピュータ37のインターフェイスにてディジタル値に
変換している。 マイクロコンピュータ37には、これらの各センサ31
〜36が出力する検出信号が入力される信号線が接続さ
れるとともに、電磁流量制御弁23の各ソレノイドa、
  bに対して励磁電流を通電せしめるか否かの制御信
号を出力する制御信号線と、スロットル制御機構40を
制御する制御信号線とが接続されている。 スロットル制御機構40は、第2図に示すように、吸気
管41内に備えられたスロットル弁42を駆動するスロ
ットル弁モータ部43を有しており、マイクロコンピュ
ータ37からの制御信号θthに応じてスロットル弁モ
ータ部43の出力軸が回転し、スロットル弁42の開度
を制御する。 スロットル弁モータ部43は、第10図に示すように、
 リレースイッチ43aを介して電源43bに接続され
たモータ43cを有し、基準電圧(Vref)発生用抵
抗43dの発生する電圧とマイクロコンピュータ37が
発生する制御信号θthの電圧とを比較する比較器43
eの出力によってNPN型スイッチングトランジスタ4
3fの導通・非導通状態が制御され、同導通・非導通状
態によってリレースイッチ43aの電磁コイル43a1
が励磁・非励磁されることによフてモータ43cへ供給
する電源の極性が返転する。 なお、制御信号θthの電圧が基準電圧Vrefより大
きな値となると同モータ4.3cは正転してスロットル
弁42を開く方向に回転し、同制御信号θthの電圧が
基準電圧Vrefより小さな値となると同モータ43c
は逆転してスロットル弁42を閉しる方向に回転する。 なお、スロットル弁モータ部43は電源スィッチ43g
を有し、制御信号θしhによってオン・オフが制御され
ている。 次に、上記のように構成した実施例の動作について説明
する。エンジンが始動されるとマイクロコンピュータ3
7では、CPUが第4図に示す制御プログラムの実行を
開始し、ステップ1000にて各種変数の初期化などを
行なう初期設定処理を実行した後、ステップ1100〜
1600からなる一連の処理を繰り返し実行する。 初期設定処理の終了後、CPUはステップ1100にて
各センサ31〜36からの検出信号より各検出データを
読み込む。すなわち、機運センサ31が検出した対気速
度vOと、大気圧センサ32が検出した大気圧POと、
大気温センサ33が検出した大気温Toと、エンジン回
転数センサ34が検出したエンジン回転数NEOと、吸
気管内圧力センサ35が検出した吸気管内圧力PBOと
、設定出力値センサ36が検出した設定出力値THOと
がインターフェイスを介して読み込まれ、CPUは各デ
ータをRAMの所定領域に記憶せしめる。 大気圧POと大気温Toを読み込んだのは、大気密度ρ
Oを検出するためであり、CPUは同大気圧POと大気
温TOを読み込んだ後、ステップ1200にて大気密度
ρ0を算出する。 本実施例において、ある設定出力を最適燃費で得るため
に必要な要素は、対気速度vOと大気密度ρ0と設定出
力値THOであり、各要素が得られた後、所定の三次元
マツプを参照して同出力を得ることができる吸気管内圧
力P Bbestとエンジンの回転数N Ebestを
読み出す。 まず、CPUはステップ1300にて検出された各要素
に基づいて第5図に示す最適燃費吸気管内圧カマツブ(
PBbest(V、  p、  TH)河AP)を参照
し、当該設定出力値に対応する吸気管内圧力P Bbe
sシを読み出す。 同最適燃費吸気管内圧力P Bbestが読み出された
ら、ステップ1400ではスロットル開度制御ルーチン
にてスロットル開度を変化せしめ、吸気管内圧力PBO
が同読み出された最適燃費吸気管内圧力P Bbest
と一致するようにする。 具体的には、CPUはステップ1410 G;て吸気管
内圧力センサ35が検出した吸気管内圧力PBOを読み
込み、ステップ1420にてこの読み込んだ現在の吸気
管内圧力PBOと上記のようにして読み込んだ最適燃費
吸気管内圧力P Bbestとを比較する。 いま、現在の吸気管内圧力PBOが最適燃費吸気管内圧
力P Bbestより小さかったとする。 ステップ142oにおける比較の結果、CPUはステッ
プ1430を実行し、スロットル弁モータ部43に対す
る制御信号θthとして基準電圧Vrefより大きい電
圧の信号を出力する。すると、第10図に示す比較器4
3eの出力はハイレベルとなり、スイッチングトランジ
スタ43fが導通となってリレースイッチ43aにおけ
る電磁コイル43a1が励磁され、モータ43cは正転
する。 従って、スロットル弁42は開き始める。 スロットル弁42が開くと、吸気管内圧力(負圧)は増
加するが、検、出される吸気管内圧力PBOが最適燃費
吸気管内圧力P Bbestより小さい間はこのステッ
プ1410,1420,1430のルーチンが繰り返さ
れ、吸気管内圧力PBOが徐々に最適燃費吸気管内圧力
P Bbestに近づいていく。 このルーチンが数回繰り返されることにより吸気管内圧
力PBOは最適燃費吸気管内圧力P Bbestに近づ
いていき、ついには両者が一致する。すると、ステップ
1420における比較では吸気管内圧力PBOと最適燃
費吸気管内圧力P Bbestとが等しいと判断されて
ステップ1440を実行することになる。 ステップ1440では、CPUはスロットル弁モータ部
43における電源スィッチ43gを開くようにする制御
信号θthを出力する。この結果、以後、モータ43c
はなんら駆動されず、スロットル弁42は最適燃費吸気
管内圧力P Bbestとなる位置に停止する。 この停止状態に至ったら、当該スロットル開度制御ルー
チンを終了してメインルーチンであるステップ1400
に戻る。 これに対し、最適燃費吸気管内圧力P Bbestより
吸気管内圧力PBOの方が大きい場合は次のようになる
。 ステップ1300にて最適燃費吸気管内圧力PBbes
tを読み出した後、ステップ1400でスロットル開度
制御ルーチンを実行し、同制御ルーチン内のステップ1
420にて吸気管内圧力PBOと最適燃費吸気管内圧力
P Bbestとを比較すると、吸気管内圧力PBOの
方が最適燃費吸気管内圧力PBbestより大きいと判
断されてステップ1450を実行する。 同ステップでは、CPUはスロットル弁モータm43に
対する制御信号θthとして基準電圧Vrefより小さ
い電圧の信号を出力する。すると、第10図に示す比較
器43eの出力はローレベルとなり、スイッチングトラ
ンジスタ43fが非導通となってリレースイッチ43a
における電磁コイル43a1が励磁されなくなり、モー
タ43cは逆転する。従って、スロットル弁42は閉じ
始める。 スロットル弁42が閉じていくと、吸気管内圧力(負圧
)は減少するが、検出される吸気管内圧力PBOが最適
燃費吸気管内圧力P Bbestより大きい間はこのス
テップ1410,1420.1450のルーチンが繰り
返され、吸気管内圧力PBOが徐々に最適燃費吸気管内
圧力P Bbestに近づいていく。 このルーチンが数回繰り返されることにより吸気管内圧
力PBOは最適燃費吸気管内圧力P Bbestに近づ
いていき、ついには両者が一致する。すると、ステップ
1420における比較では吸気管内圧力PBOと最適燃
費吸気管内圧力P Bbestが等しいと判断されてス
テップ1440を実行し、当該ピッチ制御ルーチンを終
了してメインルーチンへ戻ることになる。 このように、算出された最適燃費吸気管内圧力P Bb
estと現在の吸気管内圧力PBOが異なる場合にはス
ロットル開度制御ルーチン内にてリレースイッチ43a
における電磁コイル43a1の励磁・非励磁を制御し、
モータ43cの回転によってスロットル弁42の開度を
変更せしめる結果、エンジンの吸気管内圧力は読み出さ
れた最適燃費吸気管内圧力に近づくよう制御され、当該
運航状態において最適燃費を発生せしめることができる
。 一方、このようにして吸気管内圧力の制御を実施したら
、CPUは次なるステップ1500にて、検出された各
対気速度■0と大気密度ρOと設定出力値THOに基づ
いて第6図に示す最適燃費エンジン回転数マツプ(NE
best (V、  p、  TH) MAP)を参照
して、当該設定出力値に対応する最適燃費エンジン回転
数N Ebestを読み出す。 同最適燃費エンジン回転数NEbestが読み出された
ら、ステップ1600ではピッチ制御ルーチンにて可変
ピッチプロペラのピッチを変化せしめ、エンジン回転数
NEOが同読み出された最適燃費エンジン回転数N E
bestと一致するようにする。 具体的には、CPUはステップ1610にてエンジン回
転数センサ34が検出したエンジン回転数NEOを読み
込み、ステップ1620にてこの読み込んだ現在のエン
ジン回転数NEOと上記のようにして読み出した最適燃
費エンジン回転数N Ebestとを比較する。 いま、現在のエンジン回転数NEOが最適燃費エンジン
回転数NEbestより小さかったとする。 ステップ162oにおける比較の結果、CPUはステッ
プ1630を実行することになり、ソレノイドaに接続
された信号線には当該ソレノイドaに励磁電流を通電せ
しめないような制御信号を出力するとともに、ソレノイ
ドしに接続された信号線に制御信号を出力して当該ソレ
ノイドbに励磁電流を通電せしめる。 ソレノイドbが励磁されると、第2図において電磁弁は
下方へ移動し、オイルポンプ21から吐出された作動油
は電磁流量制御弁23のボート23bにて遮断され、可
変ピッチプロペラ10内の油圧シリンダ11はボート2
3aよりボート23Cへと導かれて油溜25に連通する
。油圧シリンダ11が油溜25に連通すると、同シリン
ダ11内の作動油が排出され、リターンスプリング11
bの押圧力によってピストンllaは第3図において左
方向へ移動し、ピン12とカム孔13aからなるカム機
構、及びギヤ13bとギヤ15aとからなるギヤ機構に
よってグレード15は第3図に示す矢印と反対の方向へ
回転する。ブレード15が同矢印方向へ回転した場合、
ピッチは低ピンチ側になるため、ブレード15による吸
取馬力が減少してエンジンの回転数が増加する。 エンジン回転数NEOが最適燃費エンジン回転数NEb
estより小さい間はこのステップ1610゜1620
.1630のルーチンが繰り返され、エンジン回転数N
EOが徐々に最適燃費エンジン回転数N Ebestに
近づいていく。 このルーチンが数回繰り返されることによりエンジン回
転数NEOは最適燃費エンジン回転数NEbestに近
づいていき、ついには両者が一致する。 すると、ステップ1620における比較ではエンジン回
転数NEOと最適燃費エンジン回転数NEbes七が等
しいと¥iJ断されてステップ1640を実行すること
になる。 ステップ1640では、CPUは両ソレノイドa、  
bに接続された信号線に対して励磁電流を通電せしめな
いようにする制御信号を出力する。この結果、電磁流量
制御弁23はなんら変位されず、電磁弁は中立位置に停
止する。 同電磁弁が中立位置にある場合、オイルポンプ21から
吐出された作動油は電磁流量制御弁23のポート23b
にて遮断されるとともに、可変ピンチプロペラ10内の
油圧シリンダ11もボート23aにて遮断される。従っ
て、これ以上は可変ピンチプロペラ10内の油圧シリン
ダ11から作動油が流出されず、同シリンダ11内にお
けるピストンllaは現状位置にて停止する。ただし、
厳密にはフェイルセーフ機能により絞り24より小量の
作動油が流出するため、ピストンllaはわずかづつ左
方向へ移動してブレード15は低ピツチ側へ回転してい
る。 この停止状態に至ったときにはエンジンの回転数NEO
が最適燃費エンジン回転数N Ebestとなったので
あるから、当該ピッチ制御ルーチンを終了してメインル
ーチンであるステップ1600に戻る。 ステップ1600が終了すると、処理はステップ101
0に移行し、時々刻々と代わる運航状態をセンサ31〜
36にて検出し、上述した処理を繰り返し実行する。 ただし、上述した説明では、最適燃費エンジン回転数N
Ebestより現実のエンジン回転数NEOの方が小さ
い場合であったが、最適燃費エンジン回転数N Ebe
stより同現実のエンジン回転数NEOの方が大きい場
合は次のようになる。 ステップ150oにて最適燃費エンジン回転数NEbe
stを読み出した後、ステップ1600でピッチ制御ル
ーチンを実行し、同ピツチ制御ルーチン内のステップ1
620にてエンジンの回転数NEOと最適燃費エンジン
回転数N Ebestとを比較すると、エンジンの回転
数NEOの方が最適燃費エンジン回転数NEbestよ
り大きいと判断されてステップ1650を実行する。 同ステップでは、CPUはソレノイドaに接続された信
号線に制御信号を出力して当該ソレノイドaに励磁電流
を通電せしめるとともに、ソレノイドbに接続された信
号線には当該ソレノイドbに励磁電流を通電せしめない
ような制御信号を出力する。 ソレノイドaが励磁されると、第2図において電磁弁は
上方へ移動し、オイルポンプ21から吐出された作動油
が可変ピッチプロペラ10内の油圧シリンダ11へと導
かれる。油圧シリンダ11へ作動油が供給されると、ピ
ストンllaは第3図において右方向へ移動し、ビン1
2とカム孔13aからなるカム機構、及びギヤ13bと
ギヤ15aとからなるギヤ機構によってブレード15は
第3図に示す矢印方向へ回転する。ブレード15が同矢
印方向へ回転した場合、ピッチは高ピツチ側になるため
、ブレード15による吸取馬力が増大し、エンジンの回
転数が減少する。 このルーチンが数回繰り返されることによりエンジン回
転数NEOは最適燃費エンジン回転数NEbestに近
づいていき、ついには両者が一致する。 すると、ステップ1620における比較ではエンジン回
転数NEOと最適燃費エンジン回転数N Ebestが
等しいと判断されてステップ1640を実行し、当該ピ
ッチ制御ルーチンを終了してメインルーチンへ戻ること
になる。 このように、読み出された最適燃費エンジン回転数NE
bestと現在のエンジン回転数NEOが異なる場合に
はピッチi11#ルーチン内にて電磁流量・制御弁23
におけるソレノイドa、  bの励磁電流を制御し、油
圧制御によって可変ピンチプロペラ10におけるブレー
ド15のピッチを変更せしめる結果、エンジン回転数は
読み出された最適燃費エンジン回転数に近づくよう制御
さ九、当該運航状態において最適燃費を発生せしめるこ
とができる。 なお、上記実施例においては、大気圧センサ32と大気
温センサ33の検出結果に基づいて大気密度を読み出し
ているが、他の手段によって大気密度を検出する構成と
しても良い。 また、上記三次元マツプを二つの二次元マツプで構成す
ることもできる。 例えば、最適燃費エンジン回転数の場合、マイクロコン
ピュータ37内に備えられたROMに、機運■と大気密
度ρとによって所定の引き数Kを読み出す第1の二次元
マツプK(V、  ρ)にAPと、同第1のマツプで読
み出される引き数にと設定出力値THとによって最適燃
費エンジン回転数NEbestを読み出す第2の二次元
マツプN Ebest  (K。 TH) MAPとを記憶させておき、まず機運vOと大
気密度ρOとから第1の二次元マツプK(V。 ρ) MAPを参照して引き数KOを読み出し、その後
、同読み出した引き数KOと設定出力値THOとから第
2の二次元マツプNEbest  (K、  TH) 
MAPを参照して最適燃費エンジン回転数NEbest
を読み出す。最適燃費吸気管内圧力P Bbestにつ
いても同様である。 このようにして二次元マツプを二枚用意する構成とすれ
ば、三次元マツプを用意する場合に比べてROMの記憶
容量を低減させることができる。 一方、エンジンは、水温や油温等により同一スロットル
バルブ開度であってもその出力が変化し、操縦感覚が変
化してしまうが、本実施例では上述したようにパイロッ
トが直接プロペラの出力を指示できるため、出力変化を
もたらすパラメータの影響を補正でき、操縦感覚の変化
を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記特許請求の範囲に記載した本発明の構成に
対応するクレーム対応図、第2図は単発飛行機の概略図
、第3図は可変ピッチプロペラにおけるピッチ変動機構
の要部断面図、第4図は制御プログラムのメインルーチ
ンに対応したフローチャート、第5図は機運と大気密度
と設定出力値とに対応した最適燃費吸気管内圧力の三次
元マツプを示す図、第6図は機運と大気密度と設定出力
値とに対応した最適燃費エンジン回転数の三次元マツプ
を示す図、第7図は制御プログラムのスロットル開度制
御ルーチンに対応したフローチャート、第8図は制御プ
ログラムのピンチ制御ルーチンに対応したフローチャー
ト、第9図はエンジンの特性を示す図、第10図はスロ
ットル弁モータ部の回路図である。 符  号  の  説  明 10・・・可変ピッチ機構、20・・・油圧制御回路、
30・・電子制御装置、31〜36・・・センサ、37
・・マイクロコンピュータ、40・・・スロットル制御
機構、41・・・吸気管、42・・・スロットルバルブ
、43・・・スロットル弁モータ部、vO・・・対気速
度、ρ0・・・大気密度、TI(O・・・設定出力値、
PBO・・・吸気管内圧力、P Bbest・・・最適
燃費吸気管内圧力、NEO・・・エンジン回転数、NE
best・・・最適燃費エンジン回転数。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 長谷照−(外1名)第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンにより回転される可変ピッチプロペラを備えた
    航空機における運航制御を行なう可変ピッチプロペラ機
    の制御装置において、 機体速度を検出する機速検出手段と、 大気密度を検出する大気密度検出手段と、 出力値を設定する出力設定手段と、 上記検出機体速度と上記検出大気密度と上記設定出力値
    とを入力し、上記エンジンの特性と上記可変ピッチプロ
    ペラの特性とに基づいて当該設定出力値における最適燃
    費となる同エンジンの吸気管内圧力を求める最適燃費吸
    気管内圧力導出手段と、 上記エンジンにおける吸気管内圧力を検出する吸気管内
    圧力検出手段と、 上記検出吸気管内圧力が上記最適燃費吸気管内圧力とな
    るように上記エンジンにおけるスロットルの開度を制御
    するスロットル開度制御手段と、上記検出機体速度と上
    記検出大気密度と上記設定出力値とを入力し、上記エン
    ジンの特性と上記可変ピッチプロペラの特性とに基づい
    て当該設定出力値における最適燃費となる同エンジンの
    回転数を求める最適燃費エンジン回転数導出手段と、上
    記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 上記検出回転数が上記最適燃費エンジン回転数となるよ
    うに上記可変ピッチプロペラのピッチを制御するピッチ
    制御手段と を備えたことを特徴とする可変ピッチプロペラ機の制御
    装置。
JP12779590A 1989-12-30 1990-05-17 可変ピッチプロペラ機の制御装置 Pending JPH0424197A (ja)

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DE69025738T DE69025738T2 (de) 1989-12-30 1990-12-28 Blattverstellsteuerung für Propeller mit veränderbarer Steigung
EP90125760A EP0436231B1 (en) 1989-12-30 1990-12-28 Pitch control apparatus for variable pitch propeller
US07/635,360 US5209640A (en) 1989-12-30 1990-12-28 Pitch control apparatus for variable pitch propeller

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5810560A (en) * 1995-05-30 1998-09-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system for non-linear control of a speed setting and a throttle valve in an aircraft engine
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5810560A (en) * 1995-05-30 1998-09-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system for non-linear control of a speed setting and a throttle valve in an aircraft engine
US6224021B1 (en) 1998-03-10 2001-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thrust control apparatus and method for an airplane

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