JPH0524466A - パワーシート装置 - Google Patents

パワーシート装置

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JPH0524466A
JPH0524466A JP20400491A JP20400491A JPH0524466A JP H0524466 A JPH0524466 A JP H0524466A JP 20400491 A JP20400491 A JP 20400491A JP 20400491 A JP20400491 A JP 20400491A JP H0524466 A JPH0524466 A JP H0524466A
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pipe
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seat
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Katsushi Mitsuguchi
勝志 三ツ口
Noriyuki Araki
範幸 荒木
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 細径のパイプ状モータ7、8、9を採用し、
パワーシート装置を構成する右シートレール5Rと左シ
ートレール5Lとを連結するのに、3本のパイプ状モー
タ7、8、9のケース体自体を唯一の連結強度部材とし
て取り付けブラケット6R,6Lに結合した。そして、
パイプ状モータ7の両側に減速機構25R,25Lを配
設する構成とした。 【効果】 パイプ状モータ7、8、9が連結強度部材を
兼ねるため、専用の強度部材としてのプレートやパイプ
が不要になり、また、回転出力を伝達するトルクケーブ
ル等も不要になるため部品点数が減少し構成が簡素にな
る。このため、より小さな低いスペースに駆動系を組み
込むことが可能になり、足元スペースを確保することが
容易になり、ユニット化も容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両に用いられるパワー
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】モータを動力源として、シートの前後位
置を調節するスライド機構、シートクッションの高さを
調整するハイト機構、シートの前端、後端の高さを独立
して調節しシートクッションの傾斜を調整するチルト機
構等を作動させるパワーシート装置は良く知られてい
る。この種のパワーシート装置に用いられる従来のモー
タは約40W程度の出力を必要とするため、直径が40
〜50mm、長さが70mm程度の略円筒形状の直流マ
グネットモータが一般的であった。そして、シート装置
の左右の部材の連結はプレートまたはパイプ等の専用の
強度部材で行っていた。また、シート装置の左右の部材
への回転出力の伝達はトルクケーブルまたは回転軸によ
って伝達されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
クッションの下部と車体との間はスペースが限られてお
り、大型のモータの取り付けが困難であった。このた
め、個々のシート、車体に合わせてモータや駆動機構の
取り付け位置を変更しなければならず、部品の共通化、
駆動機構のユニット化が困難であるという不都合があっ
た。また、モータ等の取り付け自体が困難な限られたス
ペースに、更に左右のシート部材を連結するプレートや
パイプを配設する必要があり、スペースの制約が大きく
なるという問題点があった。このため、設計の自由度が
小さくなると共に、後部座席に座る人の足下スペースが
前席シートの後方下部に確保できなくなるという問題点
があった。本発明は上記の問題点を解決するためなされ
たものであり、その目的とするところは、部品点数が少
なくシンプルでユニット化の容易なパワーシート装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、ケース体がパイプ状の部材で構成され
出力軸が両端に設けられたパイプ状モータを採用し、そ
のパイプ状モータのケース体をシート装置の左右の部材
を連結する強度部材として使用したことを特徴とするパ
ワーシート装置が提供される。また、パイプ状モータの
両端にギヤボックスを配設し、パイプ状モータのケース
体の左右端と左右のレールとをブラケットで固定しユニ
ット化することができる。さらに、左右のギヤボックス
のパイプ状モータの出力軸に直結される左右の歯車のね
じれ方向を互いに逆方向とすることができる。
【0005】
【作用】上記のように構成されたパワーシート装置で
は、パイプ状モータのケース体自体がモータのケースと
してばかりではなく、左右のシート部材の連結部材とし
ての役割を果たす。また、パイプ状モータを採用するこ
とにより、各モータを前方または中央部にまとめて配置
することができ、ユニット化が容易になる。また、パイ
プ状モータの両端にギヤボックスを配設したものは、パ
イプ状モータの出力軸の左右にギヤボックスが直結され
るので、トルクケーブルや回転軸のような従来の回転伝
達部材を不要とする。さらに、パイプ状モータの出力軸
に直結される左右の歯車のねじれ方向を互いに逆方向と
したものは、出力軸に掛かるスラスト方向の力が相殺さ
れる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照し説明す
る。図1はシートの全体を示す側面図である。本発明に
係るパワーシート装置1は下方に配置され、その上方部
にはシートクッション2が配設されている。パワーシー
ト装置1の後端部には公知のリクライニング装置3を介
してシートバック4が傾動調節可能に取り付けられてい
る。
【0007】図2は本発明に係るパワーシート装置1を
示す平面図である。左右のシートレール5L,5Rの前
方下端には取り付けブラケット6L,6Rが固定されて
いる。その取り付けブラケット6L,6Rに3本のパイ
プ状モータ7、8、9が締着固定されている。パイプ状
モータ7、8、9は直径が22mm、長さが260〜3
00mm程度の鋼材からなるパイプ状のケース体7、
8、9内に構成されている。そのパイプ状のケース体
7、8、9の両端に断面が略コ字形状をした固定部材1
0、11、12、13、14、15が溶接により固着さ
れ、固定部材10〜15と取り付けブラケット6L,6
Rとが図示しないボルトにより締着されている。即ち、
左右のシートレール5L,5R等の部材は3本のパイプ
状モータ7、8、9により連結固定されている。
【0008】図3は図2の右側のシートレール5R等の
部材を拡大して示す平面図、図4は図3のA−A線断面
図である。シートレール5Rはアッパーレール21Rと
ロアレール22Rとにより構成され、互いに摺動可能に
組み合わされている。ロアレール22Rには車体に固定
するための座23Rが設けられている。アッパーレール
21Rにはその内側面に取り付けブラケット6Rが溶接
され固定されている。
【0009】取り付けブラケット6Rに固定された3本
のパイプ状モータ7、8、9のうち、最も後方のモータ
7は後部チルト作動用である。そのパイプ状モータ7の
端部には減速機25Rが取り付けられ、モータ7の回転
を減速してねじ軸26Rを回転駆動するようにされてい
る。ねじ軸26Rの後端はアッパーレール21Rに溶接
固定された支持ブラケット27Rにより支承されてい
る。また、アッパーレール21Rの後端部には支持部材
28Rがリベット29により固定されている。その支持
部材28Rには、一対のリンク片30Rが溶接固定され
た軸31Rが回転自在に支承されている。内側に突出し
た軸31Rの端部には第2のリンク片32Rが溶接固定
され、第2のリンク片32Rの先端部には軸部材33R
を介して二股状のリンク部材34Rが連結されている。
二股状のリンク部材34Rの前端にはねじ軸26Rに螺
合するナット部材35Rが取り付けられている。また、
二股状のリンク部材34Rと取り付けブラケット6Rと
の間にコイルスプリング36Rが張設されている。
【0010】以上、右側のシートレール5Rについて説
明したが、左側のシートレール5Lも全く同様の構造で
あり、図2に主な部材に符号の末尾にLを付して示し、
説明を省略する。
【0011】後部チルト作動について説明する。パイプ
状モータ7が回転駆動されると減速機25R,25Lに
より減速されてねじ軸26R,26Lが回転する。ねじ
軸26R,26Lの回転に従ってねじ軸26R,26L
に螺合するナット部材35R,35Lが前後に移動し二
股状のリンク部材34R,34Lの一端が前後に移動す
る。すると、軸部材33R,33Lを介して第2のリン
ク片32R,32Lが揺動され軸31R,31Lが回動
し、一対のリンク片30R,30Lが回動してリンク片
30R,30Lの一端に支持されるシートクッションの
後端部が上下に移動調整される。コイルスプリング36
R,36Lはシートクッションが上昇する方向に付勢さ
れており、上昇と下降との両方向の駆動力がバランスす
るようにされている。
【0012】図5は図2のB−B線断面図である。ま
ず、スライド機構について説明する。スライド送りは中
央のパイプ状モータ8により駆動される。アッパーレー
ル21Lに送りねじ軸41Lが両端を回転自在に支承さ
れている。送りねじ軸41Lの前端にはウォームホイー
ル42Lが取り付けられ、パイプ状モータ8の出力軸に
設けられたウォームギヤ43Lと噛合するようにされて
いる。一方、送りねじ軸41Lに螺合するナット部材4
4Lが係合部材45Lを介してロアレール22Lに溶接
固定されている。従って、パイプ状モータ8によりウォ
ームギヤ43Lが回転駆動されると送りねじ軸41Lが
回転駆動され、ナット部材44Lがロアレール22Lに
固定されているため送りねじ軸21Lが軸方向に移動さ
れ、アッパーレール21Lがロアレール22Lに対して
相対的に移動しシートの前後位置が調整される。ここ
で、パイプ状モータ8の出力軸に設けられたウォームギ
ヤ43L,43Rのねじれ方向が左右で逆に設定してあ
る。このためパイプ状モータ8の出力軸に掛かるスラス
ト荷重が互いに相殺される。
【0013】次に、前チルト機構について説明する。前
チルト作動は前方のパイプ状モータ9により駆動され
る。アッパーレール21Lの前端にナット部材51Lが
軸受け52L,53Lにより回転自在に垂直方向に支承
されている。このナット部材51Lは外周部にウォーム
ホイールギヤ54が形成されており、パイプ状モータ9
の出力軸に設けられたウォームギヤ55Lに噛合する。
ナット部材51Lの内周部にはねじ棒56Lが螺合され
ている。ねじ棒56Lは回転しないように拘束され、そ
のねじ棒56Lの上端にはリンク片57Lを介してシー
トクッションの前端部58Lを支持している。ここで
も、パイプ状モータ9の出力軸に設けられたウォームギ
ヤ55L,55Rのねじれ方向が左右で逆に設定してあ
る。このためパイプ状モータ9の出力軸に掛かるスラス
ト荷重が互いに相殺される。パイプ状モータ9によりウ
ォームギヤ55L,55Rが回転駆動されるとナット部
材51Lが回転駆動され、ねじ棒が56L,56Rアッ
パーレール21L,21Rに対して上下に移動され、リ
ンク片57L,57Rを介して支持されたシートクッシ
ョンの前端部58L,58Rが昇降調整される。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を有し径の小さな
パイプ状モータを採用し、そのパイプ状のケース体自体
をシートレールの左右の部材を結合する強度部材として
兼用するものであるから、部品点数が減少し、より小さ
な低いスペースに駆動機構を組み込むことが可能になる
という優れた効果がある。また駆動機構をシートの下部
前方に集中させることができるので後部座席の足元スペ
ースを確保することが容易になる。また、パイプ状モー
タの両端にギヤボックスを配設し、パイプ状モータのケ
ース体の左右端と左右のレールとをブラケットで固定し
ユニット化したものは、回転を伝達するトルクケーブル
等の部材が不要となり、さらに部品点数を減少させるこ
とができ、ユニット化が容易になる。また、左右のレー
ルを組付けた後にパイプ状モータを組付けて一体化する
ことが可能になり、パワーシート装置の組付性が大幅に
向上する。さらに、左右のギヤボックスのパイプ状モー
タの出力軸に直結される左右の歯車のねじれ方向を互い
に逆方向としたものは、負荷時に出力軸に掛かるスラス
ト荷重が左右で相殺されるので、パイプ状モータの出力
軸の軸受け構成が簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シートの全体を示す側面図
【図2】 本発明に係るパワーシート装置を示す平面図
【図3】 図2の右側のシートレールの部材を拡大して
示す平面図
【図4】 図3のA−A線断面図
【図5】 図2のB−B線断面図である
【符号の説明】 5R,5L シートレール 7,8,9 パイプ状モータ 10〜15 固定部材 25R,25L 減速機 26R,26L ねじ軸 35R,35L ナット部材 41L 送りねじ軸 44L ナット部材 51L ナット部材 56L ねじ棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体がパイプ状の部材で構成され出
    力軸が両端に設けられたパイプ状モータを採用し、その
    パイプ状モータのケース体をシート装置の左右の部材を
    連結する強度部材として使用したことを特徴とするパワ
    ーシート装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパワーシート装置におい
    て、パイプ状モータの両端にギヤボックスを配設し、パ
    イプ状モータのケース体の左右端と左右のレールとをブ
    ラケットで固定しユニット化したことを特徴とするパワ
    ーシート装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパワーシート装置におい
    て、左右のギヤボックスのパイプ状モータの出力軸に直
    結される左右の歯車のねじれ方向を互いに逆方向とした
    ことを特徴とするパワーシート装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244660B1 (en) 1998-09-17 2001-06-12 Nissan Motor Co., Ltd. Power seat for vehicles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6244660B1 (en) 1998-09-17 2001-06-12 Nissan Motor Co., Ltd. Power seat for vehicles

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