JPH09142182A - 座席支持装置 - Google Patents

座席支持装置

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Publication number
JPH09142182A
JPH09142182A JP32958595A JP32958595A JPH09142182A JP H09142182 A JPH09142182 A JP H09142182A JP 32958595 A JP32958595 A JP 32958595A JP 32958595 A JP32958595 A JP 32958595A JP H09142182 A JPH09142182 A JP H09142182A
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JP
Japan
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seat
shaft
motor unit
rail
plate portion
Prior art date
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Application number
JP32958595A
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English (en)
Inventor
Satoru Isomura
村 了 磯
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP32958595A priority Critical patent/JPH09142182A/ja
Publication of JPH09142182A publication Critical patent/JPH09142182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の高さを低くしながらガタを生じること
を確実に防止すると共に、大きな機械的強度を確保す
る。 【解決手段】 レールユニット20L,20Rの座席側
レール24間に橋架した前側及び後側回動シャフト41
及び51を含んで前部リフト部40及び後部リフト部5
0を構成する。リフト部40,50を回動シャフト4
1,51に遊嵌し、座席側レール24に固定された支持
ブラケット61,71でモータユニット62,72の減
速ギヤ62b,72bを回動自在に支持する。駆動モー
タ62a,72aによってネジ軸63,73を正逆転駆
動して、これに螺合するナット部材46,56と伝達リ
ンク45,55とによって回動シャフト41,51を回
動して座席高さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フロア側に固
設した車体側レールに座席側レールが前後方向に摺動可
能に嵌合してなるレールユニットと、該レールユニット
と座席との間に設けられ、前記座席をレールユニットに
対して昇降可能に支持するリフタ機構とを備えた座席支
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の座席支持装置としては、例えば
特公平6−43177号公報に記載されているものがあ
る。この従来例には、図4及び図5に示す2つのタイプ
の座席支持装置が開示されている。
【0003】図4に示す座席支持装置は、床面に配設し
た左右一対のレールに前後に離間し且つ高さ位置が異な
るように回転自在に支承した前部連結シャフト1F及び
後部連結シャフト1Rに夫々回転自在に外嵌されたブラ
ケット2R及び2Fにギヤボックス3R及び3Fを固着
し、これらギヤボックス3R及び3Fの側面にモータ4
R及び4Fを取付け、ギヤボックス3R及び3Fから突
出するスクリューロッド5R及び5Fを後部連結シャフ
ト1R及び前部連結シャフト1Fに固着されたブラケッ
ト6R及び6Fに回動可能に取付けたナット部材部材7
R及び7Fに螺合させた構成を有する。
【0004】図5に示す座席支持装置は、左右一対のレ
ールに前後に離間し且つ高さ位置が等しくなるように前
部連結シャフト1F及び後部連結シャフト1Rを回転自
在に支承し、例えば前輪側のギヤボックス3Fが中間部
を後部連結シャフト1Rに外嵌し、前端部に設けたU字
状凹部を前部連結シャフト1Fに係合させた支持ブラケ
ット8Fに回転自在に支承するようにした構成を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、図4に示す
従来の座席支持装置にあっては、前部連結シャフト1F
及び後部連結シャフト1Rが段違いとなっており、これ
らにギヤボックス3F及び3Rを取付けるようにしてい
るので、上側のギヤボックス3Rの上端と下側のギヤボ
ックス3Fの下端までの距離L1が長くなり、座席支持
装置を組み込むために大きな空間を必要とするという未
解決の課題がある。
【0006】これに対して、図5に示す従来の座席支持
装置は、前部連結シャフト1F及び後部連結シャフト1
Rが同一高さであるので、上記未解決の課題を解消する
ことができる反面、ギヤボックス3Fを固定するための
支持ブラケット8Fが後部連結シャフト1Rに外嵌し、
前端部のU字状凹部が前部連結シャフト1Fに係合され
ているので、後部連結シャフト1Rとこれに外嵌された
支持ブラケット8Fとの間でガタを生じて座席支持性能
を損なうと共に、支持ブラケット8FがU字状凹部で前
部連結シャフト1Fに保持されているので、機械的強度
を大きくすることができないという未解決の課題があ
る。
【0007】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、組込み高さを高く
することがなく、省スペース化が図れ、しかもガタの発
生を防止しながら大きな機械的強度を確保することがで
き、部品点数が少なく、組付作業を簡易迅速に行え、コ
スト低減を図ることのできる座席支持装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る座席支持装置は、車体フロア側に固
設した車体側レールに座席側レールが前後方向に摺動可
能に嵌合してなる互いに平行な一対のレールユニット
と、該レールユニットと座席との間に設けられ、前記座
席をレールユニットに対して昇降可能に支持するリフタ
機構とを備えた座席支持装置において、前記リフタ機構
は、前記座席の前部下方に配設され、当該前部側の上下
位置を前側モータユニットによって回動駆動される前記
座席側レール間に橋架された前側回動シャフト部材を介
して調整可能な前側リフタ部と、該前側リフト部とは独
立に座席の後部下方に配設され、当該後部側の上下位置
を後側モータユニットによって回動駆動される前記座席
側レール間に前記前側回動シャフトと略等しい高さで平
行に橋架された後側回動シャフト部材を介して調整可能
な後側リフト部とを備え、前記前側モータユニットは、
一端が前記座席側レール側に固定され中間部が前記後側
回動シャフトに遊嵌された支持ブラケットと、該支持ブ
ラケットの他端に回動可能に枢着された駆動モータを含
むモータユニット本体と、該モータユニット本体によっ
て可動され且つ前記前側回動シャフトを回動させる駆動
力伝達部材とを有し、前記後側モータユニットは、一端
が前記座席側レール側に固定され中間部が前記前側回動
シャフトに遊嵌された支持ブラケットと、該支持ブラケ
ットの他端に回動可能に枢着された駆動モータを含むモ
ータユニット本体と、該モータ本体によって可動され且
つ前記前側回動シャフトを回動させる駆動力伝達部材と
を有することを特徴とする。
【0009】この請求項1に係る発明においては、座席
を昇降するリフタ機構を、座席下において前方位置の前
側リフト部と、後方位置の後側リフト部とで独立して形
成し、各リフト部を駆動する前側モータユニット及び後
側モータユニットを夫々一対のレールユニットの座席側
レール間に同一高さ位置で平行に橋架された前部側及び
後部側回動シャフトに個別に遊嵌された支持ブラケット
の一端を座席側レール側に固定し、他端にモータユニッ
ト本体を支持し、このモータユニット本体で駆動力伝達
部材を回動または摺動させることにより後側及び前側回
動シャフトを回動させて座席位置を調整する。このと
き、支持ブラケットの一端が座席側レール側に固定され
ているので、支持ブラケットにガタを生じることがない
と共に、大きな機械的強度を確保することができる。
【0010】また、請求項2に係る座席支持装置は、請
求項1の発明において、前記モータユニット本体が、電
動モータと該電動モータに連結された減速ギヤとで構成
され、且つ前記駆動力伝達部材が前記減速ギヤの出力軸
に連結されて回動するネジ軸と前記回動シャフトに固定
されたブラケットに回動可能に取付けられて前記ネジ軸
と螺合するナット部材とで構成されていることを特徴と
する。
【0011】この請求項2の発明においては、モータユ
ニットが、モータユニット本体が、電動モータと該電動
モータに連結された減速ギヤとで構成され、且つ前記駆
動力伝達部材が前記減速ギヤの出力軸に連結されて回動
するネジ軸と前記回動シャフトに固定されたブラケット
に回動可能に取付けらて前記ネジ軸と螺合するナット部
材とで構成されているので、モータユニット本体の支持
片への取付けを容易に行うことができると共に、ネジ軸
に螺合するナット部材をブラケットを介して回動シャフ
トに装着したときにその回動による円弧軌跡による角度
変化を許容することができる。
【0012】更に、請求項3に係る座席支持装置は、請
求項1または請求項2の発明において、前記支持ブラケ
ットが、前記座席側レール側の前側回動シャフト及び後
側回動シャフト間に固定される取付板部と、該取付板部
から該当する回動シャフトに近接対向して延長する連結
板部と、この連結板部から前記回動シャフト側に屈曲延
長する屈曲板部とで構成され、屈曲板部は連結板部から
前記回動シャフト側に延長する前後方向板部とこの板部
から下方に延長しモータユニット本体を回動自在に支持
する上下方向板部とを有し、前後方向板部及び上下方向
板部の連接位置が前記回動シャフトに遊嵌されているこ
とを特徴とする。
【0013】この請求項3の発明においては、支持ブラ
ケットが座席側レール側の前側回動シャフト及び後側回
動シャフト間に固定される取付板部と、該取付板部から
該当する回動シャフトに近接対向して延長する連結板部
と、この連結板部から前記回動シャフト側に屈曲延長す
る屈曲板部とで構成されているので、連結板部及び屈曲
板部間に屈曲部を有するので、この屈曲部位置に支持ブ
ラケットで支持するモータユニット本体の邪魔となるこ
とがなくモータユニット全体の高さを短縮することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る座席支持装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明
の一実施形態を示す概略構成を示す斜視図であって、座
席支持装置Sは、座席下方の両側に夫々配設された一対
のインナーレールユニット20L,アウターレールユニ
ット20Rと、これらレールユニット20L,20Rと
座席との間に設けられ、座席をレールユニット20L,
20Rに対して昇降可能に支持するリフタ機構30とを
備えている。
【0015】レールユニット20L,20Rの夫々は、
図に示すように、車体フロアに固定される車体側レール
21と、この車体側レール21に摺動可能に嵌合して座
席を支持する座席側レール24とから構成されている。
車体側レール21は凹状断面形に形成され、底面部22
と両側壁部23、23を有している。一方、座席側レー
ル24は車体側レール21に内装する摺接部25と、こ
の摺接部25に立設された後述する前側及び後側回動シ
ャフト41及び51を個別に挿通する挿通孔26a,2
6bを前方寄り位置に同一高さで穿設した垂直帯板状部
26とを有している。
【0016】リフタ機構30は、座席の前部下方に配設
され前部側の上下位置を調整可能な前側リフト部40
と、座席の後部下方に配設され後部側の上下位置を調整
可能な後側リフト部50と、これら前側リフト部40と
後側リフト部50を駆動する前側モータユニット60及
び後側モータユニット70とを備えている。
【0017】前側リフト部40は、座席の前部下方にお
いて両側の座席側レール24,24の垂直帯板状部2
6,26間に回動自在に横設された中空パイプで構成さ
れる前側回動シャフト41と、この回動シャフト41の
回動によって起伏する回動シャフト41の両端部に固設
されたクッションフレームを支持する支持リンク42
L,42Rと、前側モータユニット60の動力を回動シ
ャフト41に伝えてこの回動シャフト41を回動させる
ブラケット45とを有する。
【0018】ここで、支持リンク42L,42Rの夫々
は、図1に示すように、回動シャフト41に外嵌されて
固着され、その自由端に連結リンク43を介してクッシ
ョンフレーム(図示せず)の底部が固定される取付ブラ
ケット44が回動自在に連結されている。
【0019】また、ブラケット45は、所定間隔を保っ
て配設された左右一対の支持片45a,45bとその上
端側を連結する連結片45cとで平面から見てコ字状に
形成されて回動シャフト41に溶接等によって固着さ
れ、支持片45a,45b間に後述する前側モータユニ
ット60のネジ軸63に螺合する軸状のナット部材46
が回動自在に枢着されている。
【0020】後側リフト部50は、座席の後部下方にお
いて両側の座席側レール24,24の垂直帯板状部2
6,26間に横設された中空パイプで構成される後側回
動シャフト51と、この後側回動シャフト51の回動に
よって起伏する回動シャフト51の両端部に固設された
支持リンク52L,52Rと、後側モータユニット70
の動力を回動シャフト51に伝えてこの回動シャフト5
1を回動させるブラケット55とを有する。
【0021】ここで、支持リンク52L,52Rの夫々
は、図1に示すように、回動シャフト51に外嵌されて
固着され、その自由端に連結ロッド57が回動自在に連
結され、この連結ロッド57の他端が一対のレールユニ
ット20L,20Rの座席側レール24,24の垂直帯
板状部26,26の後端側に回動自在に枢着されたリン
ク58に連結され、このリンク58にシートクッション
フレーム(図示せず)の底部が固定される取付ブラケッ
ト59が回動自在に連結されている。
【0022】また、ブラケット55は、所定間隔を保っ
て配設された左右一対の支持片55a,55bとその上
端側を連結する連結片55cとで平面から見てコ字状に
形成されて回動シャフト51に溶接等によって固着さ
れ、支持片55a,55b間に後述する後側モータユニ
ット70のネジ軸73に螺合する軸状のナット部材56
が回動自在に枢着されている。
【0023】前側モータユニット60は、図2に示すよ
うに、支持ブラケット61と、この支持ブラケット61
に回動自在に支持されたモータユニット本体62と、こ
のモータユニット本体62によって回動されると共に、
前記ナット部材46に螺合する駆動力伝達部材としての
ネジ軸63とで構成されている。
【0024】ここで、支持ブラケット61は、座席側レ
ール24の前側回動シャフト41及び後側回動シャフト
51間に固定された取付板部61aと、この取付板部6
1aから後側回動シャフト51に近接対向して延長する
連結板部61bと、この連結板部61bから回動シャフ
ト51側に屈曲延長する屈曲板部61cとで構成されて
いる。
【0025】そして、屈曲板部61cは連結板部61b
から回動シャフト51側に延長する前後方向板部61d
と、この前後方向板部61dから下方に延長しモータユ
ニット本体62を回動自在に支持する上下方向板部61
eとを有し、前後方向板部61d及び上下方向板部61
eの連接位置が回動シャフト51に遊嵌されている。
【0026】また、モータユニット本体62は、駆動モ
ータ62aと、その出力軸に連結された減速ギヤ62b
とが一体に形成され、減速ギヤ62bのケース体62c
に設けられたブラケット62dが支持ブラケット61の
上下方向板部61eに回動自在に支持され、且つ減速ギ
ヤ62bの出力側に前方に延長するネジ軸63が連結さ
れ、このネジ軸63の前方端に前述したナット部材46
が螺合された構成を有する。
【0027】ここで、減速ギヤ62bのケース体62c
におけるブラケット62dの支持ブラケット61への枢
着位置がネジ軸63の延長線と一致するように選定され
ている。そして、駆動モータ62aを正逆転駆動するこ
とにより、ネジ軸63が正逆転駆動されて伝達リンク4
5を介して前側回動シャフト41が正逆転駆動される。
【0028】後側モータユニット70は、図3に示すよ
うに、支持ブラケット71と、この支持ブラケット71
に回動自在に支持されたモータユニット本体72と、こ
のモータユニット本体72によって回動されると共に、
前記ナット部材56に螺合する駆動力伝達部材としての
ネジ軸73とで構成されている。
【0029】ここで、支持ブラケット71は、座席側レ
ール24の前側回動シャフト41及び後側回動シャフト
51間に固定された取付板部71aと、この取付板部7
1aから後側回動シャフト51に近接対向して延長する
連結板部71bと、この連結板部71bから後側回動シ
ャフト51側に屈曲延長する屈曲板部71cとで構成さ
れている。
【0030】そして、屈曲板部71cは連結板部71b
から前側回動シャフト41側に延長する前後方向板部7
1dと、この前後方向板部71dから下方に延長しモー
タユニット本体72を回動自在に支持する上下方向板部
71eとを有し、前後方向板部71d及び上下方向板部
71eの連接位置が前側回動シャフト41に遊嵌されて
いる。
【0031】また、モータユニット本体72は、駆動モ
ータ72aと、その出力軸に連結された減速ギヤ72b
とが一体に形成され、減速ギヤ72bのケース体72c
に設けられたブラケット72dが支持ブラケット71の
上下方向板部71eに回動自在に支持され、且つ減速ギ
ヤ72bの出力側に前方に延長するネジ軸73が連結さ
れ、このネジ軸73の前方端に前述したナット部材56
が螺合された構成を有する。
【0032】ここで、減速ギヤ72bのケース体72c
におけるブラケット72dの支持ブラケット71への枢
着位置がネジ軸73の延長線と一致するように選定され
ている。そして、駆動モータ72aを正逆転駆動するこ
とにより、ネジ軸73が正逆転駆動されて伝達リンク5
5を介して後側回動シャフト51が正逆転駆動される。
【0033】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
図1に示すように、レールユニット20L,20Rにお
いて車体側レール21,21に対して座席側レール2
4,24を摺動させることにより、取付ブラケット4
4,44及び59,59に固定支持されたクッションフ
レーム(図示せず)がリフタ機構30と共に前後にスラ
イドし、車体フロアに対する座席の前後位置を適宜調節
することができる。
【0034】また、リフタ機構30において、前側リフ
ト部40では、前側モータユニット60の駆動モータ6
2aを例えば正転駆動させると、これに応じてネジ軸6
3が正転駆動され、これに応じてナット部材46が図2
に示す位置から前方に移動することにより、伝達リンク
45が図2に示すように前側回動シャフト41と共に反
時計方向に回動し、これに応じて支持リンク42L,4
2Rが上方に回動して取付ブラケット44が上方に移動
し、これに固定されたシートクッションフレームの前方
側が上昇される。
【0035】このとき、伝達リンク45が前側回動シャ
フト41を中心として回動することにより、ナット部材
46が円弧状の軌跡を移動することになり、ネジ軸63
の傾斜角が変更されるが、減速ギヤ62bのケース62
cがブラケット62dによって支持ブラケット61に回
動自在に枢着されているので、減速ギヤ62bが回動す
ることによりネジ軸63の傾斜角変化を許容することが
できる。逆に、駆動モータ62aを逆転駆動させること
により、シートクッションフレームの前方部が下降され
る。
【0036】同様に、後側リフト部50では、前側モー
タユニット70の駆動モータ72aを例えば正転駆動さ
せると、これに応じてネジ軸73が正転駆動され、これ
に応じてナット部材56が図3に示すように後方に移動
することにより、伝達リンク55が後側回動シャフト5
1と共に時計方向に回動し、これに応じて伝達リンク5
2L,52R及び連結ロッド57を介してリンク58が
反時計方向に回動し、これによって取付ブラケット59
が上方に移動し、これに固定されたシートクッションフ
レームの後方側が上昇される。
【0037】この場合も、ナット部材56が円弧状軌跡
に移動することにより生じるネジ軸73の傾斜角変化を
減速ギヤ72bの回動によって許容することができる。
逆に、駆動モータ72aを逆転駆動させることにより、
シートクッションフレームの後方部が下降される。
【0038】従って、前側駆動用モータ62a及び後側
駆動用モータ72aの駆動を同時に同方向に行うと座席
全体を一様に昇降させることができ、また夫々独立に行
えば座席の前後の傾斜を任意に調整することができる。
【0039】このように、上記実施の形態によれば、前
側リフト部40及び後側リフト部50の昇降動作を行う
前側モータユニット60及び後側モータユニット70が
夫々後側回動シャフト51及び前側回動シャフト41に
遊嵌され、且つ座席側レール24,24に固定された支
持ブラケット61及び71によって支持されているの
で、ガタが生じることを確実に防止することができると
共に、大きな機械的強度を確保することができる。
【0040】また、支持ブラケット61及び71が連結
板部61b及び屈曲板部61cが平面から見てL字状に
形成されているので、モータユニット本体62を収容す
るスペースを確保することができ、モータユニット60
及び70の高さを小さくすることができる。
【0041】更に、各モータユニット60及び70をレ
イアウトする場合の左右方向の自由度が大きく、更に、
各モータユニット60及び70が座席の下側に配置され
ているので、外部に突出する部品がなく、シート外観形
状に影響がない上、横マチトリム処理がし易く見栄えが
向上する。
【0042】尚、上記実施の形態においては、前側モー
タユニット60及び後側モータユニット70の駆動力伝
達部材がネジ軸63,73及びナット部材46,56で
構成されている場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、減速ギヤ62b及び72bの出力軸
に連結したピニオンとこれに噛合し例えばボールスプラ
インで摺動可能に支持されたラック軸とで構成し、この
ラック軸を伝達リンク45,55に回動自在に枢着する
ようにしてもよい。
【0043】また、上記実施の形態においては、支持ブ
ラケット61及び71を座席側レール24,24に固着
する場合について説明したが、これに代えて座席側レー
ル24,24に取付けられたリクライニングベースに固
着するようにしてもよい。
【0044】更に、上記実施の形態においては、インナ
ーレールユニット20Lの座席側レール24に垂直帯板
状部26が形成されている場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、デバイスベースが固定さ
れている場合でも本発明を適用し得るものである。
【0045】更に、上記実施の形態においては、前部リ
フト部40及び後部リフト部50とを異なるリンク構成
とした場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、後部リフト部50を前部リフト部40と全く
同様の構成とすることもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、座席を昇降するリフタ機構を、座席下にお
いて前方位置の前側リフト部と、後方位置の後側リフト
部とで独立して形成し、各リフト部を駆動する前側モー
タユニット及び後側モータユニットを夫々一対のレール
ユニットの座席側レール間に同一高さ位置で平行に橋架
された前部側及び後部側回動シャフトに個別に遊嵌され
た支持ブラケットの一端を座席側レール側に固定し、他
端にモータユニット本体を支持し、このモータユニット
本体で駆動力伝達部材を回動または摺動させることによ
り後側及び前側回動シャフトを回動させて座席位置を調
整する。このとき、支持ブラケットの一端が座席側レー
ル側に固定されているので、支持ブラケットにガタを生
じることがないと共に、大きな機械的強度を確保するこ
とができるという効果が得られる。
【0047】また、請求項2の発明によれば、モータユ
ニット本体が、電動モータと該電動モータに連結された
減速ギヤとで構成され、且つ前記駆動力伝達部材が前記
減速ギヤの出力軸に連結されて回動するネジ軸と前記回
動シャフトに固定されたブラケットに回動可能に取付け
られて前記ネジ軸と螺合するナット部材とで構成されて
いるので、モータユニット本体の支持片への取付けを容
易に行うことができると共に、ネジ軸に螺合するナット
部材をブラケットを介して回動シャフトに装着したとき
にその回動による円弧軌跡による角度変化を許容するこ
とができるという効果が得られる。
【0048】更に、請求項3の発明によれば、支持ブラ
ケットが座席側レール側の前側回動シャフト及び後側回
動シャフト間に固定される取付板部と、該取付板部から
該当する回動シャフトに近接対向して延長する連結板部
と、この連結板部から前記回動シャフト側に屈曲延長す
る屈曲板部とで構成されているので、連結板部及び屈曲
板部間に屈曲部を有するので、この屈曲部位置に支持ブ
ラケットで支持するモータユニット本体の邪魔となるこ
とがなくモータユニット全体の高さを短縮することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる座席支持装置の一実施形態の概
略構成を示す斜視図。
【図2】図1の前部リフト部を示す断面図。
【図3】図1の後部リフト部を示す断面図。
【図4】段違い連結シャフト構成の従来例を示す断面
図。
【図5】同一高さの平行連結シャフト構成の従来例を示
す断面図。
【符号の説明】
S 座席支持装置 20L レールユニット 20R レールユニット 24 座席側レール 26 垂直帯板状部 30 リフタ機構 40 前側リフト部 41 前側回動シャフト 42L 支持リンク 42R 支持リンク 45 伝達リンク 46 ナット部材 50 後側リフト部 51 後側回動シャフト 52L 支持リンク 52R 支持リンク 55 伝達リンク 56 ナット部材 60 前側モータユニット 61 支持ブラケット 61a 取付板部 61b 連結板部 61c 屈曲板部 61d 前後方向板部 61e 上下方向板部 62 モータユニット本体 62a 駆動モータ 62b 減速ギヤ 62d ブラケット 63 ネジ軸 70 後側モータユニット 71 支持ブラケット 71a 取付板部 71b 連結板部 71c 屈曲板部 71d 前後方向板部 71e 上下方向板部 72 モータユニット本体 72a 駆動モータ 72b 減速ギヤ 72d ブラケット 73 ネジ軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロア側に固設した車体側レールに
    座席側レールが前後方向に摺動可能に嵌合してなる互い
    に平行な一対のレールユニットと、該レールユニットと
    座席との間に設けられ、前記座席をレールユニットに対
    して昇降可能に支持するリフタ機構とを備えた座席支持
    装置において、前記リフタ機構は、前記座席の前部下方
    に配設され、当該前部側の上下位置を前側モータユニッ
    トによって回動駆動される前記座席側レール間に橋架さ
    れた前側回動シャフト部材を介して調整可能な前側リフ
    タ部と、該前側リフト部とは独立に座席の後部下方に配
    設され、当該後部側の上下位置を後側モータユニットに
    よって回動駆動される前記座席側レール間に前記前側回
    動シャフトと略等しい高さで平行に橋架された後側回動
    シャフト部材を介して調整可能な後側リフト部とを備
    え、前記前側モータユニットは、一端が前記座席側レー
    ル側に固定され中間部が前記後側回動シャフトに遊嵌さ
    れた支持ブラケットと、該支持ブラケットの他端に回動
    可能に枢着された駆動モータを含むモータユニット本体
    と、該モータユニット本体によって可動され且つ前記前
    側回動シャフトを回動させる駆動力伝達部材とを有し、
    前記後側モータユニットは、一端が前記座席側レール側
    に固定され中間部が前記前側回動シャフトに遊嵌された
    支持ブラケットと、該支持ブラケットの他端に回動可能
    に枢着された駆動モータを含むモータユニット本体と、
    該モータ本体によって可動され且つ前記前側回動シャフ
    トを回動させる駆動力伝達部材とを有することを特徴と
    する座席支持装置。
  2. 【請求項2】 前記モータユニット本体は、電動モータ
    と該電動モータに連結された減速ギヤとで構成され、且
    つ前記駆動力伝達部材は前記減速ギヤの出力軸に連結さ
    れて回動するネジ軸と前記回動シャフトに固定されたブ
    ラケットに回動可能に取付けられて前記ネジ軸と螺合す
    るナット部材とで構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の座席支持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持ブラケットは、前記座席側レー
    ル側の前側回動シャフト及び後側回動シャフト間に固定
    される取付板部と、該取付板部から該当する回動シャフ
    トに近接対向して延長する連結板部と、この連結板部か
    ら前記回動シャフト側に屈曲延長する屈曲板部とで構成
    され、屈曲板部は連結板部から前記回動シャフト側に延
    長する前後方向板部とこの板部から下方に延長しモータ
    ユニット本体を回動自在に支持する上下方向板部とを有
    し、前後方向板部及び上下方向板部の連接位置が前記回
    動シャフトに遊嵌されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2の何れかに記載の座席支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100371182C (zh) * 2004-12-09 2008-02-27 全兴工业股份有限公司 滑板马达的固定组合方法
JP2017507060A (ja) * 2014-01-31 2017-03-16 ジョンソン コントロールズ メタルズ アンド メカニズムス ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 自動車用、特に自動車シート用アクチュエータ

Cited By (3)

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US10688883B2 (en) 2014-01-31 2020-06-23 Johnson Controls Metals and Mechanisms GmbH & Co. KG Actuator for a motor vehicle, in particular for a motor vehicle seat

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