JPH0524320Y2 - - Google Patents

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JPH0524320Y2
JPH0524320Y2 JP7031387U JP7031387U JPH0524320Y2 JP H0524320 Y2 JPH0524320 Y2 JP H0524320Y2 JP 7031387 U JP7031387 U JP 7031387U JP 7031387 U JP7031387 U JP 7031387U JP H0524320 Y2 JPH0524320 Y2 JP H0524320Y2
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JP
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electrode plate
spacer
holder piece
holder
piece
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、セルチヤンバーに電圧を印加して細
胞融合又は細胞内への他の遺伝子の導入等を行う
細胞融合装置や遺伝子導入装置等に用いられ、セ
ルチヤンバーを保持するセルチヤンバー用ホルダ
ーに関する。
[従来の技術] 電気的細胞融合装置では、例えば特願昭61−
190791号(特開昭63−49065号)明細書に示され
るように、孔が穿設された板状スペーサを介在し
て2枚の電極板が重ねられた各種セルチヤンバー
が用いられる。
この各電極板は、その1部が他方の電極板から
突出している。その突出面は、リード線が接続さ
れたワニ口クリツプで挟持されており、電極板間
に電圧を印加すると、チヤンバー内で細胞融合が
行われる。この電圧は、200V以上のパルス電圧
である場合がある。また、2枚の電極板はクリツ
プで挟持され、これにより電極板とスペーサとが
密着される。チヤンバー内の体積は、スペーサの
厚さを変えることにより、変更することができ
る。
遺伝子導入装置についても、上記同様である。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、ワニ口クリツプはリード線が不用意に
引つ張られると電極板から離脱し易く、そのう
え、突出面やワニ口クリツプの導体面が剥き出し
になつているので、安全性に欠ける。
また、ワニ口クリツプが動くことにより電極板
が傷付き、接触不良の原因になる。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、安全性に
すぐれ、しかも接触不良の発生を防止できるセル
チヤンバー用ホルダーを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、絶縁板にチヤンバ孔が穿設されたス
ペーサを介し第1電極板の主要部と第2電極板の
主要部とが互いに重ねられて、該第1電極板と該
第2電極板の間に室が形成されたセルチヤンバー
を保持するホルダーであつて、該第1電極板の一
端部が該スペーサと重ならず且つ該第2電極板と
対向しておらず、該第2電極板の一端部が該スペ
ーサと重ならず且つ該第1電極板と対向しておら
ず、 該第1電極板の該スペーサと反対側の面が当接
される第1ホルダーピースと、 該第2電極板の該一端部の該スペーサ側の面に
弾接される接触部材を備え、該第1ホルダーピー
スに配設された第1電気的接触手段と、 該第2電極板の該スペーサと反対側の面が当接
される第2ホルダーピースと、 該第1電極板の該一端部の該スペーサ側の面に
弾接される接触部材を備え、該第2ホルダーピー
スに配設された第2電気的接触手段と、 該セルチヤンバーを介して、第1ホルダーピー
スと第2ホルダーピースとを相互に係止させ、該
第1電極板と該第2電極板とを該スペーサを介し
て互いに重ねる方向へ押圧する係止手段と、 を有することを特徴としている。
[実施例] 図面に基づいて本考案の実施例を説明する。第
1図はセルチヤンバー10及びセルチヤンバー1
0を保持するホルダーの斜視図であり、第2図は
組付後における第1図の−線階段断面図であ
り、第3図は同じく組付後における第1図の−
線階段断面図である。
セルチヤンバー10は、絶縁材、例えば合成樹
脂で形成されたロアホルダーピース12とアツパ
ホルダーピース14とを有するホルダーにより保
持される。セルチヤンバー10は、スペーサ20
を介在して、電極板16と電極板18とを重ねる
ことにより組立てられる。
スペーサ20の中央部には、円形のチヤンバー
孔22が形成されており、このチヤンバー孔22
が電極板16,18により閉じられて、細胞が導
入される室が形成される。スペーサ20のチヤン
バー孔22側縁部には、半円状の入口切欠24と
出口切欠26とが形成されている。入口切欠2
4、出口切欠26に対応して、電極板18,16
には、それぞれ孔が穿設され、この孔に入口管2
8、出口管30の一端部が嵌入接着されている。
セルチヤンバー10の対向する一対の角部に対
応して、ロアホルダーピース12の上面には孔が
穿設され、これにローケータピン32〜38が嵌
入接着されている。したがつて、セルチヤンバー
10の一方の角部をローケータピン32とローケ
ータピン34との間ん入れ、対向する角部をロー
ケータピン36とローケータピン38との間に入
れることにより、電極板16、スペーサ20及び
電極板18の位置決めが正確に行われる。
出口管30、入口管28に対応して、ロアホル
ダーピース12、アツパホルダーピース14には
それぞれ管孔40,42が穿設されている。セル
チヤンバー10を介在してロアホルダーピース1
2とアツパホルダーピース14とを重ね合わせる
と、出口管30が管孔40に遊嵌され、入口管2
8が管孔42に遊嵌される。
電極板16,18は、例えば、矩形のガラスの
一角が切り欠かれ、対向するガラス面に金属、例
えば金が蒸着されて構成されている。スペーサ2
0を介在して電極板16,18を重ね合わせる
と、この切欠部分に対応して、他方の電極面には
突出面44,46が存する。
第3図に示す如く、突出面44,46に対応し
て、アツパホルダーピース14の下面及びロアホ
ルダーピース12の上面には、それぞれコンタク
タ48,50が固着されている。コンタクタ4
8,50は、それぞれ、軸方向に移動可能な接触
ピン52,54が内蔵圧縮コイルスプリングを介
してターミナルピン56,58に電気的に接続さ
れた構成となつている。接触ピン52,54の先
端面は、突出面44,46に直交して弾接する。
したがつて、接触ピン52,54の先端面が突出
面44,46と摺動することがなく、ガラス面に
蒸着された金の剥離が防止され、したがつて接触
不良が防止される。
ロアホルダーピース12の上面縁部には、スペ
ーサ64〜70が中間部に環装されたローケータ
ピン72〜78が立設されている。ローケータピ
ン72〜78の下端部は、ロアホルダーピース1
2に穿設された孔に嵌入固着されている。スペー
サ64〜70は筒状であり、弾性体で形成されて
いる。ローケータピン72〜78に対応して、ア
ツパホルダーピース14には、ローケータホール
80〜86が穿設されている。アツパホルダーピ
ース14をロアホルダーピース12側へ近付け、
ローケータホール80〜86にそれぞれローケー
タピン72〜78を挿入することにより、セルチ
ヤンバー10を介在してロアホルダーピース12
へアツパホルダーピース14が取り付けられる。
ここで、電極板16と電極板18との間に形成
される室Cは、スペーサ20の厚さを変えること
により変更可能である。このスペーサ20の厚さ
に応じてスペーサ68〜70の伸縮量が異なる
が、スペーサ68〜70の存在により、電極板1
6、電極板18の面の各部に均一な力が加わり、
しかも適度の力が加わるのを防止することができ
る。
ロアホルダーピース12の下面中央部及びアツ
パホルダーピース14の上面中央部には、それぞ
れ凹部88及び凹部90が形成されており、凹部
88,90の側壁に貫通される孔に雌コネクタ9
2,94が嵌入固着されている。第1図に示す雌
コネクタ92,94の凹部88,90側の端部に
はそれぞれ、第3図に示すリード線62,60の
一端が例えば半田付けされ(不図示)、これらリ
ード線62,60の他端がそれぞれターミナルピ
ン58,56に接続されている。雌コネクタ9
2,94は、雄コネクタ96,98を介し、図示
しない正弦波発生器及びパルス電圧発生器に接続
される。
アツパホルダーピース14、ロアホルダーピー
ス12の側壁には、アタツシユケース等に用いら
れる周知のロツクピース100,102が螺着さ
れている。係止手段としてのロツクピース10
0,102は金属性であり、ロツクピース100
の舌片104をロツクピース102の口孔106
に挿入し、係止輪110を下方へ回転させてヘツ
ド108に掛けることにより、ロアホルダーピー
ス12とアツパホルダーピース14とが相互に係
止される。
なお、ロツクピース100,102はアツパホ
ルダーピース14、ロアホルダーピース12の他
の各側面にも一個づつ取り付けられているが、省
略図示している。
本実施例では、電極板16、スペーサ20、電
極板18を重ね合わせ、その一方の角部をローケ
ータピン32とローケータピン34の間に入れ、
対向する角部をローケータピン36とローケータ
ピン38との間に入れ、アツパホルダーピース1
4のローケータホール80〜86にロアホルダー
ピース12のローケータピン72〜78を挿入
し、係止輪110をヘツド108へ駆けるという
簡単な操作で、正確に組付を行うことができると
いう効果がある。
この組付後に、入口管28、出口管30にフレ
キシブルチユーブが接続される。これにより、入
口管28と、試料細胞が貯蔵されたリザーバ(図
示せず)とが接続され、また、出口管30と、セ
ルハーベスタ(図示せず)とがポンプ(図示しせ
ず)を介して接続される。さらに、雌コネクタ9
2,94に雄コネクタ96,98が差し込まれ
て、電気的接続が完了する。
なお、ローケータピン32〜38,72〜78
は、ロアホルダーピース12とともに、プラスチ
ツクで一体成形してもよい。
また、ローケータピン72〜78を設ける代わ
りに、ホルダーピース12,14の、ロツクピー
ス102,104と反対側の側面に、蝶番を取り
付けて、ホルダーピース12,14を開閉する構
造にしてもよい。
さらに、ローケータピン32〜38を設ける代
わりに、ロアホルダーピース12に凹部を形成
し、これにセルチヤンバー10を嵌合させるよう
にしてもよい。
コンタクタ48,50は、突出面44,46に
弾接できればよく、導電ゴムや金属製板ばねのみ
で構成し、またはゴム等の弾性体の先端面に導電
部材を取り付けて構成してもよい。
また、ロアホルダーピース12の側壁に、出口
管30と接続されるチユーブが通る孔を穿設して
もよい。
さらに、ホルダーピース12,14を相互に係
止させる係止手段は、永久磁石等であつてもよ
い。
また、コネクタ92〜98は、周知の各種コネ
クタを用いることができることは勿論である。
[考案の効果] 本考案に係るセルチヤンバー用ホルダーでは、
係止手段により、セルチヤンバーを介在して第1
ホルダーピースと第2ホルダーピースとを相互に
係止させるとともに、セルチヤンバーの両電極板
を重ねる方向に押圧し、第1ホルダーピース及び
第2ホルダーピースにそれぞれ第1電気的接触手
段、第2電気的接触手段を配設して、各電極板の
突出面(スペーサと重ならず且つ他方の電極板と
対向していない端部の面)に弾接させるようにな
つているので、電極板との電気的接触が確実であ
り、不用意に接触が解除されることがないという
優れた効果がある。
しかも、電極板が傷付きにくく、電極板との接
触不良が防止されるという優れた効果もある。
そのうえ、電極板の突出面が第1ホルダーピー
ス及び第2ホルダーピースにより覆われているの
で、電気的に安全であり、操作性が良いという優
れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例に係り、第
1図はセルチヤンバー及びこれを保持するホルダ
ーの斜視図、第2図は組付後における第1図の
−線階段断面図、第3図は同じく組付後におけ
る第1図のー線階段断面図である。 10……セルチヤンバー、12……ロアホルダ
ーピース、14……アツパホルダーピース、1
6,18……電極板、20,64〜70……スペ
ーサ、32〜38,72〜78……ローケータピ
ン、44,46……突出面、48,50……コン
タクタ、92,94……雌コネクタ、100,1
02……係止手段としてのロツクピース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁板にチヤンバ孔22が穿設されたスペーサ
    20を介し第1電極板16の主要部と第2電極板
    18の主要部とが互いに重ねられて、該第1電極
    板と該第2電極板の間に室が形成されたセルチヤ
    ンバー10を保持するホルダーであつて、該第1
    電極板の一端部が該スペーサと重ならず且つ該第
    2電極板と対向しておらず、該第2電極板の一端
    部が該スペーサと重ならず且つ該第1電極板と対
    向しておらず、 該第1電極板の該スペーサと反対側の面が当接
    される第1ホルダーピース12と、 該第2電極板の該一端部の該スペーサ側の面4
    6に弾接される接触部材54を備え、該第1ホル
    ダーピースに配設された第1電気的接触手段50
    と、 該第2電極板の該スペーサと反対側の面が当接
    される第2ホルダーピース14と、 該第1電極板の該一端部の該スペーサ側の面4
    4に弾接される接触部材52を備え、該第2ホル
    ダーピースに配設された第2電気的接触手段48
    と、 該セルチヤンバーを介して、第1ホルダーピー
    スと第2ホルダーピースとを相互に係止させ、該
    第1電極板と該第2電極板とを該スペーサを介し
    て互いに重ねる方向へ押圧する係止手段100,
    102と、 を有することを特徴とするセルチヤンバー用ホル
    ダー。
JP7031387U 1987-05-12 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0524320Y2 (ja)

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