JP2978948B2 - プラグ検出スイッチ付き電気コネクタ - Google Patents
プラグ検出スイッチ付き電気コネクタInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/66—Structural association with built-in electrical component
- H01R13/70—Structural association with built-in electrical component with built-in switch
- H01R13/703—Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part
- H01R13/7035—Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part comprising a separated limit switch
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタ技術に関
し、さらに詳しくは、適切に差し込まれた電気プラグの
存在を検出する内部スイッチを有する電気レセプタクル
に関する。
し、さらに詳しくは、適切に差し込まれた電気プラグの
存在を検出する内部スイッチを有する電気レセプタクル
に関する。
【０００２】
【従来の技術】適切に差し込まれた電気プラグの存在を
検出するための内部スイッチが組み込まれた電気コネク
タまたは電気レセプタクルは、実開昭５５−１４６６８
６号のスイッチ付コネクタや実開昭６１−３５３７５号
のマイクロスイッチ付コネクタ装置など様々な種類があ
る。そうした電気レセプタクルは通常、検出スイッチが
起動されない限り、電流が流れない状態にする。こうし
たシステムは、単純な安全対策として使用することがで
きる。例えば、検出スイッチを使用して、３本脚の電気
プラグの接地線端子の存在を検出することができる。２
本脚の電気プラグを電気レセプタクルに差し込んでもス
イッチは作動せず、適切な３本脚の電気プラグを電気レ
セプタクルに差し込み、それによって接地線端子が検出
スイッチを起動しない限り、電流は供給されない。
検出するための内部スイッチが組み込まれた電気コネク
タまたは電気レセプタクルは、実開昭５５−１４６６８
６号のスイッチ付コネクタや実開昭６１−３５３７５号
のマイクロスイッチ付コネクタ装置など様々な種類があ
る。そうした電気レセプタクルは通常、検出スイッチが
起動されない限り、電流が流れない状態にする。こうし
たシステムは、単純な安全対策として使用することがで
きる。例えば、検出スイッチを使用して、３本脚の電気
プラグの接地線端子の存在を検出することができる。２
本脚の電気プラグを電気レセプタクルに差し込んでもス
イッチは作動せず、適切な３本脚の電気プラグを電気レ
セプタクルに差し込み、それによって接地線端子が検出
スイッチを起動しない限り、電流は供給されない。
【０００３】特定の電気レセプタクルでは、電気プラグ
を電気レセプタクルに差し込まなければ、電力が供給さ
れないようにすることが望ましい。検出スイッチは電気
レセプタクルの任意の１本の脚または叉によって起動す
ることができ、その時点で検出スイッチが作動し、シス
テム制御器に電気レセプタクルへの電力供給を指示する
のが望ましい。
を電気レセプタクルに差し込まなければ、電力が供給さ
れないようにすることが望ましい。検出スイッチは電気
レセプタクルの任意の１本の脚または叉によって起動す
ることができ、その時点で検出スイッチが作動し、シス
テム制御器に電気レセプタクルへの電力供給を指示する
のが望ましい。
【０００４】この種の電気コネクタは、システムがバッ
テリバックアップ電源を装備している場合にも使用する
ことができる。例えば電力線から充分な電源を供給され
ているときなどにバッテリを常にオン状態にしておく
と、バッテリはすぐに放電してしまう。従って、電気プ
ラグが電気レセプタクルに差し込まれている状態では、
バッテリ電源を切断するように、検出スイッチを用いる
ことができる。
テリバックアップ電源を装備している場合にも使用する
ことができる。例えば電力線から充分な電源を供給され
ているときなどにバッテリを常にオン状態にしておく
と、バッテリはすぐに放電してしまう。従って、電気プ
ラグが電気レセプタクルに差し込まれている状態では、
バッテリ電源を切断するように、検出スイッチを用いる
ことができる。
【０００５】検出スイッチの中には、絶縁材で形成され
た分離器を介して、スイッチ用端子脚または叉で間接的
にスイッチの接点を偏向（バイアス）させるようにした
ものがある。これは、電気レセプタクルの場合、検出ス
イッチが通常低電圧スイッチなので、特にそうである。
絶縁体は、低電圧回路と電気レセプタクルの比較的高い
電圧回路との間を電気的に分離する。
た分離器を介して、スイッチ用端子脚または叉で間接的
にスイッチの接点を偏向（バイアス）させるようにした
ものがある。これは、電気レセプタクルの場合、検出ス
イッチが通常低電圧スイッチなので、特にそうである。
絶縁体は、低電圧回路と電気レセプタクルの比較的高い
電圧回路との間を電気的に分離する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】検出スイッチを組み込
んだ電気コネクタまたは電気レセプタクルの問題の１つ
は、電気レセプタクルが全く複雑であること、つまり過
度の構成部品を必要とすることである。これを、実開昭
５５−１４６６８６号のスイッチ付コネクタについて説
明すれば、スイッチ固定片とスイッチ可動片がコネクタ
本来の接続用接触片（導電端子）と離れた位置に独立さ
せて設けてあり、この結果、このスイッチ付コネクタと
接続する電気プラグには、前記スイッチ可動片にアクセ
スしてバイアスするためのスイッチ用端子が導電端子の
ほかに必要となることである。実開昭６１−３５３７５
号のマイクロスイッチ付コネクタについても同様で、マ
イクロスイッチが必要であるのみならず、マイクロスイ
ッチにアクセスする棒状の突起が電気プラグ側に必要と
なることである。この様に、従来の検出スイッチを組み
込んだ電気コネクタまたは電気レセプタクルは、構造が
複雑になっていた問題点があった。本発明は、非常に単
純なプラグ検出電気レセプタクルを提供することによっ
て、これらの問題を解決することをめざすものであり、
この電気レセプタクルは、全ての構成部品をハウジング
内に一方向から組み立てるようにしており、組立が非常
に簡単である。
んだ電気コネクタまたは電気レセプタクルの問題の１つ
は、電気レセプタクルが全く複雑であること、つまり過
度の構成部品を必要とすることである。これを、実開昭
５５−１４６６８６号のスイッチ付コネクタについて説
明すれば、スイッチ固定片とスイッチ可動片がコネクタ
本来の接続用接触片（導電端子）と離れた位置に独立さ
せて設けてあり、この結果、このスイッチ付コネクタと
接続する電気プラグには、前記スイッチ可動片にアクセ
スしてバイアスするためのスイッチ用端子が導電端子の
ほかに必要となることである。実開昭６１−３５３７５
号のマイクロスイッチ付コネクタについても同様で、マ
イクロスイッチが必要であるのみならず、マイクロスイ
ッチにアクセスする棒状の突起が電気プラグ側に必要と
なることである。この様に、従来の検出スイッチを組み
込んだ電気コネクタまたは電気レセプタクルは、構造が
複雑になっていた問題点があった。本発明は、非常に単
純なプラグ検出電気レセプタクルを提供することによっ
て、これらの問題を解決することをめざすものであり、
この電気レセプタクルは、全ての構成部品をハウジング
内に一方向から組み立てるようにしており、組立が非常
に簡単である。
【０００７】
【目的】したがって、本発明の目的は、検出スイッチに
アクセスするための特別の部材を不要にして、構造を簡
単にすると共に組立が簡単なプラグ検出電気コネクタま
たは電気レセプタクルを提供することである。
アクセスするための特別の部材を不要にして、構造を簡
単にすると共に組立が簡単なプラグ検出電気コネクタま
たは電気レセプタクルを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電気レセプタク
ルは、相手側の電気プラグの雄型端子を受容するための
開口はめ合い端を持つ少なくとも１つの通路を含む誘電
体製のハウジングと、雄型端子と係合するために通路内
に配置した雌型端子と、雄型端子が通路に差し込まれて
雌型端子と係合したときに雄型端子によってバイパスさ
れるように通路に沿って、雌型端子の近傍に配置した検
出スイッチとを有するプラグ検出スイッチ付き電気レセ
プタクルである。
ルは、相手側の電気プラグの雄型端子を受容するための
開口はめ合い端を持つ少なくとも１つの通路を含む誘電
体製のハウジングと、雄型端子と係合するために通路内
に配置した雌型端子と、雄型端子が通路に差し込まれて
雌型端子と係合したときに雄型端子によってバイパスさ
れるように通路に沿って、雌型端子の近傍に配置した検
出スイッチとを有するプラグ検出スイッチ付き電気レセ
プタクルである。
【０００９】前記検出スイッチが、前記雌型端子の前記
通路内への挿入方向と同一方向からハウジングに挿入装
着される弾性アクチュエータ接点と、この弾性アクチュ
エータ接点に並設されて電気的に係合可能であって前記
雌型端子の前記通路内への挿入方向と同一方向からハウ
ジングに挿入装着される検出接点とから成り、弾性アク
チュエ−タ接点の先端には、一側に傾斜カム面が形成さ
れ、他側両縁に位置決めフランジが突出させて形成され
た絶縁分離器を固定設置してある。この弾性アクチュエ
−タ接点が前記通路に沿って形成した開放溝に設置され
て、前記絶縁分離器の傾斜カム面が雄型端子の差込通路
内に臨むように配置されている。
通路内への挿入方向と同一方向からハウジングに挿入装
着される弾性アクチュエータ接点と、この弾性アクチュ
エータ接点に並設されて電気的に係合可能であって前記
雌型端子の前記通路内への挿入方向と同一方向からハウ
ジングに挿入装着される検出接点とから成り、弾性アク
チュエ−タ接点の先端には、一側に傾斜カム面が形成さ
れ、他側両縁に位置決めフランジが突出させて形成され
た絶縁分離器を固定設置してある。この弾性アクチュエ
−タ接点が前記通路に沿って形成した開放溝に設置され
て、前記絶縁分離器の傾斜カム面が雄型端子の差込通路
内に臨むように配置されている。
【００１０】しかして、前記傾斜カム面に前記雌型端子
と係合する雄型端子が係合すると、弾性アクチュエ−タ
接点が、弾性アクチュエ−タ接点の外側に並設された検
出接点側にバイアスされて検出接点と当接、係合し、検
出スイッチの回路が閉じるようにしてあると共に、前記
雄型端子の係合が解かれると、弾性アクチュエ−タ接点
３６がその弾性により元位置へ復帰する。
と係合する雄型端子が係合すると、弾性アクチュエ−タ
接点が、弾性アクチュエ−タ接点の外側に並設された検
出接点側にバイアスされて検出接点と当接、係合し、検
出スイッチの回路が閉じるようにしてあると共に、前記
雄型端子の係合が解かれると、弾性アクチュエ−タ接点
３６がその弾性により元位置へ復帰する。
【００１１】
【実施例】次に、図面について詳しく説明する。まず、
図１は、本発明の実施例の電気レセプタクルモジュール
を、符号１０で示す。この電気レセプタクルモジュール
は、ほぼ平坦なベース１２および１対のハウジング１４
を含む。ベース１２およびハウジング１４は、プラスチ
ック等の誘電体材料から、夫々、一体的に成形する。こ
の電気レセプタクルモジュール１０は、プリント基板の
適切な取付穴に配置可能な二股取付ポスト１６によっ
て、プリント基板に取り付けるように設計されている。
スタンドオフ１８はプリント基板の表面と係合し、ベー
ス１２をプリント基板から間隔を置いて維持させる。
図１は、本発明の実施例の電気レセプタクルモジュール
を、符号１０で示す。この電気レセプタクルモジュール
は、ほぼ平坦なベース１２および１対のハウジング１４
を含む。ベース１２およびハウジング１４は、プラスチ
ック等の誘電体材料から、夫々、一体的に成形する。こ
の電気レセプタクルモジュール１０は、プリント基板の
適切な取付穴に配置可能な二股取付ポスト１６によっ
て、プリント基板に取り付けるように設計されている。
スタンドオフ１８はプリント基板の表面と係合し、ベー
ス１２をプリント基板から間隔を置いて維持させる。
【００１２】各ハウジング１４は実質的に同一であり、
符号２２ａおよび２２ｂで示す雌型端子を受容する通路
２０を含む。雌型端子２２ａ、２２ｂは、図１の右側の
ハウジング１４の上部に分離して示すように、その向き
以外は実質的に同一である。各雌型端子２２ａ、２２ｂ
は、相手側の電気プラグ（図示せず）の雄型端子または
脚を受容するためのレセプタクル部２４を有する。各雌
型端子２２ａ、２２ｂはまた、ベース１２の底部から突
き出してプリント基板の適切な穴に挿入するための尾部
２６をも有する。尾部２６は、プリント基板上の回路ト
レースまたは取付穴にはんだ付けするためのソルダデー
ル（solder tail ）を形成することができる。
符号２２ａおよび２２ｂで示す雌型端子を受容する通路
２０を含む。雌型端子２２ａ、２２ｂは、図１の右側の
ハウジング１４の上部に分離して示すように、その向き
以外は実質的に同一である。各雌型端子２２ａ、２２ｂ
は、相手側の電気プラグ（図示せず）の雄型端子または
脚を受容するためのレセプタクル部２４を有する。各雌
型端子２２ａ、２２ｂはまた、ベース１２の底部から突
き出してプリント基板の適切な穴に挿入するための尾部
２６をも有する。尾部２６は、プリント基板上の回路ト
レースまたは取付穴にはんだ付けするためのソルダデー
ル（solder tail ）を形成することができる。
【００１３】各ハウジング１４はまた、符号３０で示す
多数の雌型データ線端子を受容するために、多数の通路
２８を有する。各雌型データ線端子３０は、相手側の電
気プラグのデータ線端子ピンを受容するレセプタクル部
３２と、ベース１２からプリント基板の適切な穴に突き
出して、プリント基板上のデータ回路トレースと電気接
続するソルダテール部３４とを有する。
多数の雌型データ線端子を受容するために、多数の通路
２８を有する。各雌型データ線端子３０は、相手側の電
気プラグのデータ線端子ピンを受容するレセプタクル部
３２と、ベース１２からプリント基板の適切な穴に突き
出して、プリント基板上のデータ回路トレースと電気接
続するソルダテール部３４とを有する。
【００１４】以上の説明から、各ハウジング１４および
それぞれの雌型端子２２ａ、２２ｂおよび雌型データ線
端子３０が、相手側の電気プラグと係合する電気レセプ
タクルを形成し、２つの電気レセプタクルがベース１２
と一体構成され、プリント基板に取付可能な複合電気レ
セプタクルモジュール１０を形成することが理解でき
る。したがって、以下では、電気レセプタクルの一方の
み、およびそのハウジング１４ならびに電力線に接続さ
れる雌型端子２２ａおよび接地線に接続される雌型端子
２２ｂについて説明する。
それぞれの雌型端子２２ａ、２２ｂおよび雌型データ線
端子３０が、相手側の電気プラグと係合する電気レセプ
タクルを形成し、２つの電気レセプタクルがベース１２
と一体構成され、プリント基板に取付可能な複合電気レ
セプタクルモジュール１０を形成することが理解でき
る。したがって、以下では、電気レセプタクルの一方の
み、およびそのハウジング１４ならびに電力線に接続さ
れる雌型端子２２ａおよび接地線に接続される雌型端子
２２ｂについて説明する。
【００１５】本発明は、各ハウジング１４内の接地線と
接続される雌型端子２２ｂを受容する通路２０の近傍に
検出スイッチを設け、これを相手側の電気プラグの接地
線と接続される雄型端子によって起動するようにしてい
る。しかし、本発明は、どのタイプの電気コネクタで
も、またそのそれぞれの端子のどれとでも同等に使用す
るように適用することができる。
接続される雌型端子２２ｂを受容する通路２０の近傍に
検出スイッチを設け、これを相手側の電気プラグの接地
線と接続される雄型端子によって起動するようにしてい
る。しかし、本発明は、どのタイプの電気コネクタで
も、またそのそれぞれの端子のどれとでも同等に使用す
るように適用することができる。
【００１６】検出スイッチの完全な説明に進む前に、弾
性アクチュエータ接点３６を絶縁分離器３８と共に示す
図２および図３について説明する。弾性アクチュエータ
接点３６は、一端近くに穴４０を有し、反対側の端部に
ソルダテール４２を有する平たい金属ブレードの形態を
取る。弾性アクチュエータ接点３６には、ソルダテール
４２のすぐ内側の位置にロックタブ４４をプレス加工で
形成する。絶縁分離器３８は、プラスチック等の誘電体
材料の成形ブロックの形態を取る。絶縁分離器３８は弾
性アクチュエータ接点３６の金属ブレードを受容する溝
４１を有し、溝４１の底から外向きに、弾性アクチュエ
ータ接点３６の穴４０に挿入するためのピン４３が突出
している。絶縁分離器３８はまた、以下で述べる目的の
ために、一側の傾斜カム面４６および他側両縁に外向き
に突出させたほぼ平坦な位置決めフランジ４８を有す
る。
性アクチュエータ接点３６を絶縁分離器３８と共に示す
図２および図３について説明する。弾性アクチュエータ
接点３６は、一端近くに穴４０を有し、反対側の端部に
ソルダテール４２を有する平たい金属ブレードの形態を
取る。弾性アクチュエータ接点３６には、ソルダテール
４２のすぐ内側の位置にロックタブ４４をプレス加工で
形成する。絶縁分離器３８は、プラスチック等の誘電体
材料の成形ブロックの形態を取る。絶縁分離器３８は弾
性アクチュエータ接点３６の金属ブレードを受容する溝
４１を有し、溝４１の底から外向きに、弾性アクチュエ
ータ接点３６の穴４０に挿入するためのピン４３が突出
している。絶縁分離器３８はまた、以下で述べる目的の
ために、一側の傾斜カム面４６および他側両縁に外向き
に突出させたほぼ平坦な位置決めフランジ４８を有す
る。
【００１７】本発明は、絶縁分離器３８を弾性アクチュ
エータ接点３６に固定設置した後で、それぞれのハウジ
ング１４に組み立てるように工夫している。具体的に
は、図３の事前組立状態図に示すように、弾性アクチュ
エータ接点３６を絶縁分離器３８の溝４１に配置して、
ピン４３を穴４０に挿入した後、ピン４３を超音波でか
しめ加工して、弾性アクチュエータ接点３６を絶縁分離
器３８の溝４１にしっかりと固定させる。
エータ接点３６に固定設置した後で、それぞれのハウジ
ング１４に組み立てるように工夫している。具体的に
は、図３の事前組立状態図に示すように、弾性アクチュ
エータ接点３６を絶縁分離器３８の溝４１に配置して、
ピン４３を穴４０に挿入した後、ピン４３を超音波でか
しめ加工して、弾性アクチュエータ接点３６を絶縁分離
器３８の溝４１にしっかりと固定させる。
【００１８】次に、図４と図１と併せて説明する。図４
は、接地線と接続させる雌型端子２２ｂをハウジング１
４の通路２０に挿入した状態を示す。雌型端子２２ｂは
ハウジング１４の内壁５０に底を付き、雌型端子２２ｂ
のロックタブ５２が、ハウジング１４内の通路２０の片
側にあるロックショルダ５４の背後で係合する。符号５
６で示す検出スイッチはハウジング１４の通路２０に沿
って形成した開放溝２１に取り付け、前記絶縁分離器３
８の傾斜カム面４６を相手側の電気プラグの雄型端子が
差し込まれる通路内に臨むようにし、雄型端子が通路２
０に差し込まれ、雌型端子２２ｂのレセプタクル部２４
と係合したときに、雄型端子によって起動されるように
する。
は、接地線と接続させる雌型端子２２ｂをハウジング１
４の通路２０に挿入した状態を示す。雌型端子２２ｂは
ハウジング１４の内壁５０に底を付き、雌型端子２２ｂ
のロックタブ５２が、ハウジング１４内の通路２０の片
側にあるロックショルダ５４の背後で係合する。符号５
６で示す検出スイッチはハウジング１４の通路２０に沿
って形成した開放溝２１に取り付け、前記絶縁分離器３
８の傾斜カム面４６を相手側の電気プラグの雄型端子が
差し込まれる通路内に臨むようにし、雄型端子が通路２
０に差し込まれ、雌型端子２２ｂのレセプタクル部２４
と係合したときに、雄型端子によって起動されるように
する。
【００１９】さらに詳しく説明すると、検出スイッチ５
６は弾性アクチュエータ接点３６と、上述の通り、弾性
アクチュエータ接点３６の上端に固定した絶縁分離器３
８とを有する。検出スイッチ５６はさらに、図１および
図４に示す弾性ブレードの形態の検出接点５８をも有す
る。この検出接点５８のブレードは、弾性アクチュエー
タ接点３６のブレードと当接して係合するために、内向
きに突出した接点ディンプル６０を持つ。検出接点５８
はまた、先に弾性アクチュエータ接点３６に関連して述
べた構成と同様のソルダテール部６２およびロックタブ
６４を有する。
６は弾性アクチュエータ接点３６と、上述の通り、弾性
アクチュエータ接点３６の上端に固定した絶縁分離器３
８とを有する。検出スイッチ５６はさらに、図１および
図４に示す弾性ブレードの形態の検出接点５８をも有す
る。この検出接点５８のブレードは、弾性アクチュエー
タ接点３６のブレードと当接して係合するために、内向
きに突出した接点ディンプル６０を持つ。検出接点５８
はまた、先に弾性アクチュエータ接点３６に関連して述
べた構成と同様のソルダテール部６２およびロックタブ
６４を有する。
【００２０】組立時には、ハウジング１４に弾性アクチ
ュエータ接点３６を矢印Ａの方向に、ハウジング１４の
底部近くの通路６６内へ挿入する。次に、検出接点５８
をハウジング１４内の第２の通路６８へ前記矢印Ａと同
一方向の矢印Ｂの方向に挿入する。弾性アクチュエータ
接点３６および検出接点５８のそれぞれのロックタブ４
４および６４は、通路６６および６８内にそれぞれ形成
されたそれぞれのロックショルダ７０および７２の背後
に係合する。接地線と接続される雌型端子２２ｂをハウ
ジング１４の通路２０の開口端７４（図４）に前記矢印
Ａと同一方向の矢印Ｃの方向へ組み込むと、この電気レ
セプタクルの全ての雌型端子２２ａ、２２ｂ、３０およ
び検出スイッチ５６を構成した弾性アクチュエ−タ接点
３６並びに検出接点５８が全部、ハウジング１４の同じ
側から同じ方向に組み立てられることが分かる。この実
施例では、図１にはっきりと示すように、全ての雌型端
子２２ａ、２２ｂ、３０および弾性アクチュエ−タ接点
３６、検出接点５８をハウジング１４の上部から通路２
０、２８の開口端部へ挿入する。これにより、電気レセ
プタクル全体の組立作業が単純化され、電気レセプタク
ルの費用効果が非常に高くなる。
ュエータ接点３６を矢印Ａの方向に、ハウジング１４の
底部近くの通路６６内へ挿入する。次に、検出接点５８
をハウジング１４内の第２の通路６８へ前記矢印Ａと同
一方向の矢印Ｂの方向に挿入する。弾性アクチュエータ
接点３６および検出接点５８のそれぞれのロックタブ４
４および６４は、通路６６および６８内にそれぞれ形成
されたそれぞれのロックショルダ７０および７２の背後
に係合する。接地線と接続される雌型端子２２ｂをハウ
ジング１４の通路２０の開口端７４（図４）に前記矢印
Ａと同一方向の矢印Ｃの方向へ組み込むと、この電気レ
セプタクルの全ての雌型端子２２ａ、２２ｂ、３０およ
び検出スイッチ５６を構成した弾性アクチュエ−タ接点
３６並びに検出接点５８が全部、ハウジング１４の同じ
側から同じ方向に組み立てられることが分かる。この実
施例では、図１にはっきりと示すように、全ての雌型端
子２２ａ、２２ｂ、３０および弾性アクチュエ−タ接点
３６、検出接点５８をハウジング１４の上部から通路２
０、２８の開口端部へ挿入する。これにより、電気レセ
プタクル全体の組立作業が単純化され、電気レセプタク
ルの費用効果が非常に高くなる。
【００２１】次に、図４を参照しながら動作について説
明する。図から、絶縁分離器３８が雌型端子２２ｂのレ
セプタクル部２４、つまり相手側の電気プラグの雄型端
子の差込路に突き出ていることが分かる。雄型端子を雌
型端子２２ｂに差し込むと、雄型端子が矢印Ｄで示すよ
うに、絶縁分離器３８の傾斜カム面４６に係合し、その
結果、弾性アクチュエータ接点３８が矢印Ｅの方向へ外
向きにバイアスされて、検出スイッチ５６の検出接点５
８の接点ディンプル６０と当接した状態で係合する。相
手側の電気プラグを抜くと、雄型端子の絶縁分離器３８
との当接係合状態が解除され、その結果、弾性アクチュ
エータ接点３６がそれ自身の弾性により、図４に示す非
接触位置に復帰する。
明する。図から、絶縁分離器３８が雌型端子２２ｂのレ
セプタクル部２４、つまり相手側の電気プラグの雄型端
子の差込路に突き出ていることが分かる。雄型端子を雌
型端子２２ｂに差し込むと、雄型端子が矢印Ｄで示すよ
うに、絶縁分離器３８の傾斜カム面４６に係合し、その
結果、弾性アクチュエータ接点３８が矢印Ｅの方向へ外
向きにバイアスされて、検出スイッチ５６の検出接点５
８の接点ディンプル６０と当接した状態で係合する。相
手側の電気プラグを抜くと、雄型端子の絶縁分離器３８
との当接係合状態が解除され、その結果、弾性アクチュ
エータ接点３６がそれ自身の弾性により、図４に示す非
接触位置に復帰する。
【００２２】
【発明の効果】以上、詳述した如くこの発明によれば、
検出スイッチにアクセスするための特別の部材を不要に
し、構造を簡単にできると共に、電気コネクタの全ての
構成部品をハウジング内に一方向から組立ることがで
き、組立が非常に簡単な検出スイッチを組込んだ電気レ
セプタクルを提供できる。
検出スイッチにアクセスするための特別の部材を不要に
し、構造を簡単にできると共に、電気コネクタの全ての
構成部品をハウジング内に一方向から組立ることがで
き、組立が非常に簡単な検出スイッチを組込んだ電気レ
セプタクルを提供できる。
【図１】本発明の概念を実現した電気レセプタクルモジ
ュールの分解斜視図である。
ュールの分解斜視図である。
【図２】検出スイッチの弾性アクチュエータ接点と絶縁
分離器の分解斜視図である。
分離器の分解斜視図である。
【図３】事前組立状態の弾性アクチュエータ接点と絶縁
分離器の斜視図である。
分離器の斜視図である。
【図４】図１の線４−４における断面図である。
１０ レセプタクル １４ ハウジング ２０ 通路 ２１ 開放溝 ２２ａ，２２ｂ 雌型端子 ２８ 通路 ３６ 弾性アクチュエータ接点 ３８ 絶縁分離器 ４６ 傾斜カム面 ４８ 位置決めフランジ ５６ 検出スイッチ ５８ 検出接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−146686（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−113979（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 相手側の電気プラグの雄型端子を受容す
るための開口はめ合い端を持つ少なくとも１つの通路２
０を含む誘電体製のハウジング１４と、雄型端子と係合
するために通路２０内に配置した雌型端子２２ａ，２２
ｂと、雄型端子が通路２０に差し込まれて雌型端子２２
ｂと係合したときに雄型端子によってバイアスされるよ
うに通路２０に沿って、雌型端子２２ｂの近傍に配置し
た検出スイッチ５６とを有するプラグ検出スイッチ付き
電気レセプタクルであって、前記検出スイッチ５６が、
前記雌型端子２２ａ，２２ｂの通路２０内への挿入方向
と同一方向からハウジング１４に挿入装着される弾性ア
クチュエータ接点３６と、この弾性アクチュエ−タ接点
３６に並設されて電気的に係合可能であって、前記雌型
端子２２ａ，２２ｂの通路２０内への挿入方向と同一方
向からハウジング１４に挿入装着される検出接点５８と
から成り、弾性アクチュエータ接点３６の先端には、一
側に傾斜カム面４６が形成され、他側両縁に位置決めフ
ランジ４８が突出させて形成された絶縁分離器３８を固
定設置してあり、この弾性アクチュエ−タ接点３６が前
記通路２０に沿って形成した開放溝２１に設置されて、
前記絶縁分離器３８の傾斜カム面４６が雄型端子の差込
通路内に臨むように配置され、傾斜カム面４６に前記雌
型端子２２ｂと係合する雄型端子が係合すると、弾性ア
クチュエ−タ接点３６が、弾性アクチュエ−タ接点３６
の外側に並設された検出接点５８側にバイアスされて検
出接点５８と当接、係合し、検出スイッチ５６の回路が
閉じるようにしてあると共に、前記雄型端子の係合が解
かれると、弾性アクチュエ−タ接点３６がその弾性によ
り元位置へ復帰することを特徴とするプラグ検出スイッ
チ付き電気レセプタクル。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/819,251 US5186639A (en) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | Electrical connector with plug detection switch |
| US07/819,251 | 1992-01-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05275141A JPH05275141A (ja) | 1993-10-22 |
| JP2978948B2 true JP2978948B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=25227620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4361221A Expired - Lifetime JP2978948B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-12-28 | プラグ検出スイッチ付き電気コネクタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5186639A (ja) |
| EP (1) | EP0550854A2 (ja) |
| JP (1) | JP2978948B2 (ja) |
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| JPS5048984U (ja) * | 1973-09-03 | 1975-05-14 | ||
| JPS55146686U (ja) * | 1979-03-12 | 1980-10-21 | ||
| US4426558A (en) * | 1981-06-11 | 1984-01-17 | Hosiden Electronics Co., Ltd. | Jack having an insulating contact operator |
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| US4389551A (en) * | 1981-07-13 | 1983-06-21 | Tektronix, Inc. | Probe-actuated guard shield switch |
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-
1992
- 1992-01-09 US US07/819,251 patent/US5186639A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-17 EP EP92121428A patent/EP0550854A2/en not_active Ceased
- 1992-12-28 JP JP4361221A patent/JP2978948B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05275141A (ja) | 1993-10-22 |
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| US5186639A (en) | 1993-02-16 |
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