JPH082942Y2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH082942Y2
JPH082942Y2 JP1989075197U JP7519789U JPH082942Y2 JP H082942 Y2 JPH082942 Y2 JP H082942Y2 JP 1989075197 U JP1989075197 U JP 1989075197U JP 7519789 U JP7519789 U JP 7519789U JP H082942 Y2 JPH082942 Y2 JP H082942Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電気コネクタに関するものであり、特に、
信号回路用接触子とグランド回路用接触子とを有する型
のコネクタとして適した電気コネクタに関するものであ
る。
従来の技術 近年、電子機器等において、例えば、回路基板と回路
基板とを接続及び分離するために電気コネクタを用いて
いる。この場合において、回路基板に搭載されているIC
やLSIは、回路基板の各回路が通電状態のまま接続や分
離を行なうと、過度現象により急激な電圧変化(高電
位)が印加されて破壊されてしまう恐れがある。特に、
周波数が高くなると、それが高電圧ノイズとなり、その
おそれはさらに顕著になる。
このために対応策として、コネクタ相互を接続する際
に、グランド回路を先に接続しておき、その後、信号回
路を接続するようにすることが考えられる。しかしなが
ら、従来の電気コネクタでは、このような目的で、互い
に嵌合する電気コネクタの構成を工夫したものはなかっ
た。
実公昭60-10291号公報に開示された高密度多極ツーパ
ーツコネクタは、絶縁部材の両側面の各々にそってそれ
ぞれ配設される接触部を有する多数対の接触子を備え、
各対の接触子の接触部の長さを、互いに異ならせるよう
にしている。この高密度多極ツーパーツコネクタがこの
ような構成をとっているのは、雄側コネクタと雌側コネ
クタとの嵌合時に、各接触子が同時に接触を開始するの
でなく、一方の片側の接触子同志が接触を開始した後他
方の片側の接触子同志が接触を開始するようにして、接
触子の開始時期を半分ずつずらすことにより、両コネク
タの嵌合時の挿入力を小さくして、嵌合を容易なものと
するためである。この従来の高密度多極ツーパーツコネ
クタは、このように両コネクタの嵌合時に必要な挿入力
を小さくして嵌合を容易にすることを目的としているも
のであり、回路基板に搭載されているICやLSIの保護を
目的としているものではない。しかし、この従来の高密
度多極ツーパーツコネクタの構成によれば、一方の片側
の接触子の接触時期と他方の片側の接触子の接触時期と
がずらされることから、回路基板同志を接続したり分離
したりするための電気コネクタとして使用すれば、グラ
ンド回路を先に接続しておき、その後、信号回路を接続
するようにすることができ、したがって、電気コネクタ
の嵌合、離脱時に急激な電圧変化が減少し基板に搭載さ
れているICやLSIの破壊の恐れをなくすることができる
ものと考えられる。
考案が解決しようとする課題 前述したように、従来の高密度多極ツーパーツコネク
タの構造を応用すれば、回路基板に搭載されているICや
LSIの破壊を生ずるようなおそれがなく、回路基板同志
の接続分離を行なうことのできるような電気コネクタを
提供できるかもしれない。しかしながら、従来の高密度
多極ツーパーツコネクタの構造をそのまま応用したので
は、次の点で問題がある。
(1) 雄側(プラグ側)コネクタのコンタクトは、接
触部において接触方向の長さが長いものと短いものとが
必要となり、且つコンタクトの位置をずらした分だけ、
コネクタの外形寸法が大きくなって、小形化の要望に応
えられない。
(2) コネクタ相互を接続する場合、多極で且つ手探
りにて挿入する場合には、挿入力が2段階となっている
ので、2回目の挿入力が大きくなる時に、操作者は、コ
ネクタが挿入完了したものと思い、完全挿入せずして途
中で止めてしまう。このため、回路接続が不完全のまま
使用することになり、回路切断等の不都合が生じる。
本考案の目的は、前述したような問題点を解消しうる
ような電気コネクタを提供することである。
課題を解決するための手段 本考案による電気コネクタは、絶縁部材と、該絶縁部
材の両側面の各々にそってそれぞれ配設される接触部を
有する少なくとも1対の接触子とを備えており、該1対
の接触子の前記接触部は、互いに相手コネクタとの嵌合
面に対して実質的に同じ位置まで延びており、前記絶縁
部材には、前記1対の接触子のうちの一方の前記接触部
が配設された側であって且つその接触部の先端のすぐ前
の位置に先端突起が設けられており、該先端突起は、前
記相手コネクタとの嵌合時に、前記相手コネクタの対応
する接触子の先端部を絶縁しながら押し広げることによ
り、それら接触部相互の電気的接触の時期を、前記1対
の接触子のうちの他方の前記接触部に対する前記相手コ
ネクタの対応する接触子の電気的接触の時期より、遅ら
せるように作用することを特徴とする。
実施例 次に、添付図面に基づいて、本考案の実施例について
本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての電気コネクタを
一部破断して示す斜視図であり、第2図は、第1図の電
気コネクタを嵌合させた状態を示す横断面図である。こ
れら第1図および第2図に示されるように、この実施例
の電気コネクタは、第1コネクタ1と、第2コネクタ5
とからなっている。第1コネクタ1は、主として、絶縁
ハウジング10と、信号接触子20と、グランド接触子30と
を有しており、第2コネクタ5も、主として、絶縁ハウ
ジング50と、信号接触子60と、グランド接触子70とを有
している。
第1コネクタ1の絶縁ハウジング10は、プラスチック
材のような絶縁材料で一体的に形成されており、その前
方(第1図において右側)には、矩形状とされ第2コネ
クタ5の絶縁ハウジング50の嵌合部51を受け入れる嵌合
凹部11が設けられ、この凹部11のほぼ中央部には、各接
触子の接触部を配列して保持するための接触部配列突起
部12が設けられている。この突起部12の上部壁には、信
号接触子20の接触部21を配設する接触部配設溝13が設け
られており、該溝13の先端には、第2コネクタ5の信号
接触子60の先端接触部21を絶縁しながら押し広げるため
の先端突起14が構成されている。下部壁には、グランド
接触子30の接触部31を配設する接触部配設溝15が設けら
れている。嵌合凹部11の底部には、その上方に信号接触
子20の中間部22を受け入れて係止するための係止孔16
が、その下方には、グランド接触子30の中間部32を受け
入れるための係止孔17が設けられている。
信号接触子20は、導電性のシート材料よりプレス加工
にて打ち抜き形成されたもので、その前方には、相手コ
ネクタとなる第2コネクタ5の信号接触子60と接触する
接触部21と、該接触部21の後方に設けられてハウジング
の係止孔16に挿入される中間部22および回路基板(図示
せず)のスルーホールに挿入して電気回路と接続するた
めの接続部23とで構成されている。
グランド接触子30も、信号接触子20と同様に、導電性
のシート材料よりプレス加工にて打ち抜き形成されたも
ので、その前方には、相手コネクタとなる第2コネクタ
5のグランド接触子70と接触する接触部31と、該接触部
31の後方に設けられてハウジングの係止孔17に挿入され
る中間部32および回路基板(図示せず)のスルーホール
に挿入して電気回路と接続するための接続部33とで構成
されている。
第2コネクタ5の絶縁ハウジング50もまた、プラスチ
ック材のような絶縁材料で一体的に形成されており、そ
の前方(第1図において左側)には、矩形状とされ第1
コネクタ5の絶縁ハウジング10の嵌合凹部11内に挿入さ
れる嵌合部51が設けられ、この嵌合部51のほぼ中央部に
は、第1コネクタ1の接触部配列突起部12を受け入れる
嵌合凹部54が設けられている。嵌合部51内には、嵌合凹
部54の両側部にそって信号接触子60の接触部61およびグ
ランド接触子70の接触部71をそれぞれ臨ませるためのス
ペースが設けられている。絶縁ハウジング50の底壁に
は、信号接触子60の中間部63を受け入れて係止するため
の係止孔52と、グランド接触子70の中間部73を受け入れ
るための係止孔53が設けられている。
信号接触子60は、導電性のシート材料よりプレス加工
にて打ち抜き形成されたもので、その前方には、相手コ
ネクタとなる第1コネクタ1の信号接触子20と接触する
接触部61と、該接触部61の後方に設けられてハウジング
の係止孔52に挿入される中間部63および回路基板(図示
せず)のスルーホールに挿入して電気回路と接続するた
めの接続部64とで構成されている。接触部61の先端部62
は、第2図によく示されるように、外方へ折り曲げられ
ている。
グランド接触子70も、信号接触子60と同様に、導電性
のシート材料よりプレス加工にて打ち抜き形成されたも
ので、その前方には、相手コネクタとなる第1コネクタ
1のグランド接触子30と接触する接触部71と、該接触部
71の後方に設けられてハウジングの係止孔53に挿入され
る中間部73および回路基板(図示せず)のスルーホール
に挿入して電気回路と接続するための接続部74とで構成
されている。接触部71の先端部72も、第2図にとく示さ
れるように、外方へ折り曲げられている。
次に、このように構成された電気コネクタの嵌合接続
について、第3図および第4図を参照して説明する。
(1) 先ず、第1コネクタ1と第2コネクタ5とを嵌
合させ始めると、第3図(A)に部分的に拡大して示す
ように、第2コネクタ5の信号接触子60およびグランド
接触子70の外方にハの字状に折り曲げられた先端部62、
72は、接触部配列突起部12に接近するようになり、つい
には信号接触子60の先端部62は、突起部12の先端部14に
当接し、上方に弾性的に広げられる。それと同時に、グ
ランド接触子70の先端部72は、第1コネクタ1のグラン
ド接触子30の先端部に当接して拡大されることになる。
(2) さらに嵌合させていくと、信号接触子60および
グランド接触子70は、さらに弾性的に拡大されて、挿入
方向に前進することになり、信号接触子60の突状となっ
た接触部61は、第3図(B)に示すように、第1コネク
タ1の信号接触子20の接触部21にスライド的に接触する
ようになる。
(3) このようにして、第1コネクタ1と第2コネク
タ5との嵌合を完了するときには、第3図(C)に示す
ように、第2コネクタ5の信号接触子60の接触部61が第
1コネクタ1の信号接触子20の接触部21のほぼ中間部に
接触し、第2コネクタ5のグランド接触子70の接触部71
が第1コネクタ1のグランド接触子30の接触部31のほぼ
中間部に接触するようになる。
第4図(A)は、前述したように、第1コネクタ1に
対して第2コネクタ5を嵌合させていくときの、嵌合深
さと挿入力との関係およびグランド接触子30とグランド
接触子70との電気的接触の開閉の関係を示すグラフであ
り、第4図(B)は、前述したように、第1コネクタ1
に対して第2コネクタ5を嵌合させていくときの、嵌合
深さと挿入力との関係および信号接触子20と信号接触子
60との電気的接触の開閉の関係を示すグラフである。
考案の効果 本考案の電気コネクタは、前述したような構造を有し
動作するものであるから、次のような効果を有してい
る。
(1) 電気コネクタの嵌合時に、信号接触子同志の電
気的接触の時期を、グランド接触子同志の電気的接触の
時期よりも遅らせることができるので、回路基板相互の
接続分離のために使用する場合においても、急激な電圧
変化の生ずるおそれをなくし、回路基板に搭載されてい
るICやLSIの破壊の生ずるおそれもない。
(2) 信号接触子とグランド接触子との長さとを異な
らせるような必要がないので、電気コネクタの外形寸法
を不必要に大きくしないですみ、小型化の要望に充分に
応えられる。
(3) 電気コネクタ相互を嵌合させるとき、挿入力
は、1段階の変化ですむので、操作者は、その変化を感
知しすることにより、常に、嵌合の完了を知ることがで
きるので、不完全な嵌合による回路切断等の不都合が生
ずるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としての電気コネクタを一
部破断して示す斜視図、第2図は、第1図の電気コネク
タを嵌合させた状態を示す横断面図、第3図は、第1図
の電気コネクタの嵌合時における各接触子同志の接触の
様子を説明するための部分拡大図、第4図は、第1図の
電気コネクタの嵌合時における嵌合深さと挿入力および
各接触子の電気的接触の時期との関係を示す図である。 1……第1コネクタ、5……第2コネクタ、10……絶縁
ハウジング、11……嵌合凹部、12……接触部配列突起
部、13……接触部配設溝、14……先端突起、15……接触
部配設溝、16、17……係止孔、20……信号接触子、21…
…接触部、22……中間部、23……接続部、30……グラン
ド接触子、31……接触部、32……中間部、33……接続
部、50……絶縁ハウジング、51……嵌合部、52、53……
係止孔、54……嵌合凹部、60……信号接触子、61……接
触部、62……先端部、63……中間部、64……接続部、70
……グランド接触子、71……接触部、72……先端部、73
……中間部、74……接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁部材と、該絶縁部材の両側面の各々に
    そってそれぞれ配設される接触部を有する少なくとも1
    対の接触子とを備えており、該1対の接触子の前記接触
    部は、互いに相手コネクタとの嵌合面に対して実質的に
    同じ位置まで延びており、前記絶縁部材には、前記1対
    の接触子のうちの一方の前記接触部が配設された側であ
    って且つその接触部の先端のすぐ前の位置に先端突起が
    設けられており、該先端突起は、前記相手コネクタとの
    嵌合時に、前記相手コネクタの対応する接触子の先端部
    を絶縁しながら押し広げることにより、それら接触部相
    互の電気的接触の時期を、前記1対の接触子のうちの他
    方の前記接触部に対する前記相手コネクタの対応する接
    触子の電気的接触の時期より、遅らせるように作用する
    ことを特徴とする電気コネクタ。
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