JPH05242482A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JPH05242482A JPH05242482A JP4080381A JP8038192A JPH05242482A JP H05242482 A JPH05242482 A JP H05242482A JP 4080381 A JP4080381 A JP 4080381A JP 8038192 A JP8038192 A JP 8038192A JP H05242482 A JPH05242482 A JP H05242482A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 情報記録再生装置のデータ信号のC/Nを向
上させる。 【構成】 光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、回折格子10により複数の回折光に
分割される。これらの回折光の内、主光ビーム5、副光
ビーム6a、6bが、光磁気情報記録媒体1に照射され
る。前記光情報記録媒体1で反射されたこれらの光ビー
ムは再び光ヘッド7内に戻り、1/2波長板13により
偏光面が45°回転され、シリンドリカルレンズ15に
より非点収差を与えられた後、偏光ビームスプリッタ1
6によりP偏光成分17とS偏光成分18に分割され
る。主光ビーム5のP偏光成分とS偏光成分は、それぞ
れ非分割型の光検出器19a、19bで受光され、デー
タ信号の検出に用いられる。副光ビーム6a、6bのP
偏光成分は、それぞれ4分割型の光検出器20a、20
bで受光され、フォーカスエラー信号とトラッキングエ
ラー信号の検出に用いられる。
上させる。 【構成】 光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、回折格子10により複数の回折光に
分割される。これらの回折光の内、主光ビーム5、副光
ビーム6a、6bが、光磁気情報記録媒体1に照射され
る。前記光情報記録媒体1で反射されたこれらの光ビー
ムは再び光ヘッド7内に戻り、1/2波長板13により
偏光面が45°回転され、シリンドリカルレンズ15に
より非点収差を与えられた後、偏光ビームスプリッタ1
6によりP偏光成分17とS偏光成分18に分割され
る。主光ビーム5のP偏光成分とS偏光成分は、それぞ
れ非分割型の光検出器19a、19bで受光され、デー
タ信号の検出に用いられる。副光ビーム6a、6bのP
偏光成分は、それぞれ4分割型の光検出器20a、20
bで受光され、フォーカスエラー信号とトラッキングエ
ラー信号の検出に用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録再生装置に係
り、光情報記録媒体に記録された情報の再生時に出力さ
れるデータ信号のC/Nが良好な情報記録再生装置に関
する。
り、光情報記録媒体に記録された情報の再生時に出力さ
れるデータ信号のC/Nが良好な情報記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の光磁気情報記録再生装置に用いら
れている二種類の光学方式について説明する。これらの
光学方式は、いずれもデータ信号やフォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号などのサーボ信号を検出す
るためのものである。ここでは、これらの二種類の光学
方式を区別するため、便宜上それぞれ第1の光学方式お
よび第2の光学方式と呼ぶ。
れている二種類の光学方式について説明する。これらの
光学方式は、いずれもデータ信号やフォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号などのサーボ信号を検出す
るためのものである。ここでは、これらの二種類の光学
方式を区別するため、便宜上それぞれ第1の光学方式お
よび第2の光学方式と呼ぶ。
【0003】(1)第1の光学方式 まず、従来の光磁気情報記録再生装置の光ヘッドに用い
られている第1の光学方式の構造および再生時の機能に
ついて、図3を用いて説明する。図3は、従来の光磁気
情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている第1の光
学方式を示す原理説明図である。また、図3(a)、
(b)、(c)、(d)は、それぞれ図3のA部、B
部、C部、D部の拡大図である。
られている第1の光学方式の構造および再生時の機能に
ついて、図3を用いて説明する。図3は、従来の光磁気
情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている第1の光
学方式を示す原理説明図である。また、図3(a)、
(b)、(c)、(d)は、それぞれ図3のA部、B
部、C部、D部の拡大図である。
【0004】図示したように、光磁気情報記録媒体1上
には、一定間隔で案内溝2およびトラック3が形成され
ている。さらに、トラック3上には記録ピット(磁気ド
メイン)4が形成されている。そして、光磁気情報記録
再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、そのほとんどがS偏光成分である
が、コリメータレンズ9により平行光に変換された後、
回折格子10により複数の回折光に分割される。本明細
書においては、これらの回折光のうち0次光を主光ビー
ム、±1次光をそれぞれ副光ビームと呼ぶ。なお、前記
副光ビームは対になっており、互いに前記主光ビームに
関して対称の関係にある。
には、一定間隔で案内溝2およびトラック3が形成され
ている。さらに、トラック3上には記録ピット(磁気ド
メイン)4が形成されている。そして、光磁気情報記録
再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、そのほとんどがS偏光成分である
が、コリメータレンズ9により平行光に変換された後、
回折格子10により複数の回折光に分割される。本明細
書においては、これらの回折光のうち0次光を主光ビー
ム、±1次光をそれぞれ副光ビームと呼ぶ。なお、前記
副光ビームは対になっており、互いに前記主光ビームに
関して対称の関係にある。
【0005】上記回折光のうち、1本の主光ビーム5お
よび1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏光ビ
ームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ12に
より集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射される。
主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピット
(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに回
転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案内
溝2にかかるように照射される。
よび1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏光ビ
ームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ12に
より集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射される。
主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピット
(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに回
転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案内
溝2にかかるように照射される。
【0006】これらの光ビームは光磁気情報記録媒体1
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。そして、これらの光
ビームのS偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビーム
スプリッタ11を透過し、さらにビームスプリッタ30
により透過成分31と反射成分32に分割される。
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。そして、これらの光
ビームのS偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビーム
スプリッタ11を透過し、さらにビームスプリッタ30
により透過成分31と反射成分32に分割される。
【0007】これらの光ビームの反射成分32は、凸レ
ンズ14で集光された後、シリンドリカルレンズ15に
より非点収差を与えられる。主光ビーム5の反射成分
は、光検出器33で受光される。そして、光検出器33
の出力信号がフォーカスエラー信号検出回路(図示せ
ず)に送られ、フォーカスエラー信号が検出される。こ
こではフォーカスエラー信号検出方式として非点収差方
式が用いられているので、光検出器33として4分割型
の受光素子が用いられている。
ンズ14で集光された後、シリンドリカルレンズ15に
より非点収差を与えられる。主光ビーム5の反射成分
は、光検出器33で受光される。そして、光検出器33
の出力信号がフォーカスエラー信号検出回路(図示せ
ず)に送られ、フォーカスエラー信号が検出される。こ
こではフォーカスエラー信号検出方式として非点収差方
式が用いられているので、光検出器33として4分割型
の受光素子が用いられている。
【0008】また、副光ビーム6a、6bの反射成分
は、それぞれ光検出器33に関して対称の位置に配置さ
れた光検出器34a、34bで受光される。そして、光
検出器34a、34bの出力信号がトラッキングエラー
信号検出回路(図示せず)に送られ、トラッキングエラ
ー信号が検出される。
は、それぞれ光検出器33に関して対称の位置に配置さ
れた光検出器34a、34bで受光される。そして、光
検出器34a、34bの出力信号がトラッキングエラー
信号検出回路(図示せず)に送られ、トラッキングエラ
ー信号が検出される。
【0009】一方、主光ビーム5および副光ビーム6
a、6bの透過成分31は、1/2波長板13により偏
光面が45°回転させられた後、凸レンズ35により集
光され、偏光ビームスプリッタ16によりP偏光成分1
7とS偏光成分18に分割される。主光ビーム5のP偏
光成分およびS偏光成分は、それぞれ光検出器36a、
36bで受光される。そして、光検出器36a、36b
の出力信号がデータ信号検出回路(図示せず)に送ら
れ、データ信号が検出される。なお、副光ビーム6a、
6bについては、P偏光成分、S偏光成分ともに全く利
用されない。
a、6bの透過成分31は、1/2波長板13により偏
光面が45°回転させられた後、凸レンズ35により集
光され、偏光ビームスプリッタ16によりP偏光成分1
7とS偏光成分18に分割される。主光ビーム5のP偏
光成分およびS偏光成分は、それぞれ光検出器36a、
36bで受光される。そして、光検出器36a、36b
の出力信号がデータ信号検出回路(図示せず)に送ら
れ、データ信号が検出される。なお、副光ビーム6a、
6bについては、P偏光成分、S偏光成分ともに全く利
用されない。
【0010】第1の光学方式は、上記の構成となってい
るので、次のような問題を持っている。即ち、主光ビー
ム5は、光ヘッド7に再入射してから光検出器36a、
36bに到達するまでに、3個のビームスプリッタ(ビ
ームスプリッタ30、偏光ビームスプリッタ11、1
6)を通過するので、最終的な光量は最初(光ヘッド7
再入射時)の光量に比較してかなり減少してしまう。こ
のため、データ信号の出力も低くなり、これが最終的に
C/Nの低下を招いていた。
るので、次のような問題を持っている。即ち、主光ビー
ム5は、光ヘッド7に再入射してから光検出器36a、
36bに到達するまでに、3個のビームスプリッタ(ビ
ームスプリッタ30、偏光ビームスプリッタ11、1
6)を通過するので、最終的な光量は最初(光ヘッド7
再入射時)の光量に比較してかなり減少してしまう。こ
のため、データ信号の出力も低くなり、これが最終的に
C/Nの低下を招いていた。
【0011】(2)第2の光学方式 次に、従来の光磁気情報記録再生装置の光ヘッドに用い
られている第2の光学方式の構造および再生時の機能に
ついて、図4を用いて説明する。図4は、従来の光磁気
情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている第2の光
学方式を示す原理説明図である。また、図4(a)、
(b)、(c)は、それぞれ図4のA部、B部、C部の
拡大図である。
られている第2の光学方式の構造および再生時の機能に
ついて、図4を用いて説明する。図4は、従来の光磁気
情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている第2の光
学方式を示す原理説明図である。また、図4(a)、
(b)、(c)は、それぞれ図4のA部、B部、C部の
拡大図である。
【0012】第1の光学方式の場合と同様に、光磁気情
報記録媒体1上には、一定間隔で案内溝2およびトラッ
ク3が形成されている。さらに、トラック3上には記録
ピット(磁気ドメイン)4が形成されている。そして、
光磁気情報記録再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ
8から出射されたレーザビームは、そのほとんどがS偏
光成分であるが、コリメータレンズ9により平行光にさ
れた後、回折格子10により複数の回折光に分割され
る。
報記録媒体1上には、一定間隔で案内溝2およびトラッ
ク3が形成されている。さらに、トラック3上には記録
ピット(磁気ドメイン)4が形成されている。そして、
光磁気情報記録再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ
8から出射されたレーザビームは、そのほとんどがS偏
光成分であるが、コリメータレンズ9により平行光にさ
れた後、回折格子10により複数の回折光に分割され
る。
【0013】これらの回折光のうち、1本の主光ビーム
5および1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏
光ビームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ1
2により集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射され
る。主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピッ
ト(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに
回転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案
内溝2にかかるように照射される。
5および1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏
光ビームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ1
2により集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射され
る。主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピッ
ト(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに
回転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案
内溝2にかかるように照射される。
【0014】これらの光ビームは光磁気情報記録媒体1
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。これらの光ビームの
S偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビームスプリッ
タ11を透過し、1/2波長板13により偏光面が45
°回転させられる。さらに、凸レンズ14により集光さ
れ、シリンドリカルレンズ15により非点収差を与えら
れた後、偏光ビームスプリッタ16に入射し、P偏光成
分17とS偏光成分18に分割される。
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。これらの光ビームの
S偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビームスプリッ
タ11を透過し、1/2波長板13により偏光面が45
°回転させられる。さらに、凸レンズ14により集光さ
れ、シリンドリカルレンズ15により非点収差を与えら
れた後、偏光ビームスプリッタ16に入射し、P偏光成
分17とS偏光成分18に分割される。
【0015】主光ビーム5のP偏光成分およびS偏光成
分は、それぞれ光検出器37a、37bで受光される。
そして、光検出器37a、37bの出力信号がデータ信
号検出回路(図示せず)およびフォーカスエラー信号検
出回路(図示せず)に送られ、データ信号およびフォー
カスエラー信号が検出される。ここではフォーカスエラ
ー信号検出方式として非点収差方式が用いられているの
で、光検出器37a、37bとして4分割型の受光素子
が用いられている。
分は、それぞれ光検出器37a、37bで受光される。
そして、光検出器37a、37bの出力信号がデータ信
号検出回路(図示せず)およびフォーカスエラー信号検
出回路(図示せず)に送られ、データ信号およびフォー
カスエラー信号が検出される。ここではフォーカスエラ
ー信号検出方式として非点収差方式が用いられているの
で、光検出器37a、37bとして4分割型の受光素子
が用いられている。
【0016】また、副光ビーム6a、6bのP偏光成分
は、それぞれ光検出器37aに関して対称の位置に配置
された光検出器38a、38bで受光される。そして、
光検出器38a、38bの出力信号がトラッキングエラ
ー信号検出回路(図示せず)に送られ、トラッキングエ
ラー信号が検出される。なお、副光ビーム6a、6bの
S偏光成分については、全く利用されない。
は、それぞれ光検出器37aに関して対称の位置に配置
された光検出器38a、38bで受光される。そして、
光検出器38a、38bの出力信号がトラッキングエラ
ー信号検出回路(図示せず)に送られ、トラッキングエ
ラー信号が検出される。なお、副光ビーム6a、6bの
S偏光成分については、全く利用されない。
【0017】第2の光学方式は上記の構成となってお
り、2個のビームスプリッタ(偏光ビームスプリッタ1
1、16)しか使用していない。即ち、第1の光学方式
のようにビームスプリッタ30は使用していないので、
光検出器37a、37bに到達する主光ビーム5の光量
は、第1の光学方式の約2倍となる。従って、第1の光
学方式と比較すると、ある程度C/Nの改善が見られ
る。ところが、第2の光学方式には、他に二つの問題が
ある。以下、これらの問題について説明する。
り、2個のビームスプリッタ(偏光ビームスプリッタ1
1、16)しか使用していない。即ち、第1の光学方式
のようにビームスプリッタ30は使用していないので、
光検出器37a、37bに到達する主光ビーム5の光量
は、第1の光学方式の約2倍となる。従って、第1の光
学方式と比較すると、ある程度C/Nの改善が見られ
る。ところが、第2の光学方式には、他に二つの問題が
ある。以下、これらの問題について説明する。
【0018】まず、第2の光学方式の一つ目の問題につ
いて、図5に示す光検出器37aの拡大図を用いて説明
する。前述したように、光検出器37aとして4分割型
の受光素子が用いられている。従って、光検出器37a
は図示したように、4個の受光素子が分離領域39を挾
んで近接して配置された構造になっている。各受光素子
間の分離領域39は、光が照射されても光電流が発生せ
ず、信号の検出には寄与しない。このため、前記分離領
域39は暗線と呼ばれている。
いて、図5に示す光検出器37aの拡大図を用いて説明
する。前述したように、光検出器37aとして4分割型
の受光素子が用いられている。従って、光検出器37a
は図示したように、4個の受光素子が分離領域39を挾
んで近接して配置された構造になっている。各受光素子
間の分離領域39は、光が照射されても光電流が発生せ
ず、信号の検出には寄与しない。このため、前記分離領
域39は暗線と呼ばれている。
【0019】ここで、光検出器37a全体から見れば、
暗線の存在は光学的損失の原因となっている。即ち、光
検出器37a全体の出力は、暗線による光学的損失のた
め低下し、これがC/N低下の原因となっていた。光検
出器37bについても同じことがいえる。
暗線の存在は光学的損失の原因となっている。即ち、光
検出器37a全体の出力は、暗線による光学的損失のた
め低下し、これがC/N低下の原因となっていた。光検
出器37bについても同じことがいえる。
【0020】次に、第2の光学方式の二つ目の問題は、
以下のとおりである。前述したように、この光学方式は
光検出器37a、37bのそれぞれからデータ信号とフ
ォーカスエラー信号を同時に検出させようとする方式で
あるため、データ信号検出回路とフォーカスエラー信号
検出回路を電気的に分離することができず、両者間のノ
イズの回り込みを完全に阻止することは不可能であっ
た。これも、C/N低下の原因の一つとなっていた。
以下のとおりである。前述したように、この光学方式は
光検出器37a、37bのそれぞれからデータ信号とフ
ォーカスエラー信号を同時に検出させようとする方式で
あるため、データ信号検出回路とフォーカスエラー信号
検出回路を電気的に分離することができず、両者間のノ
イズの回り込みを完全に阻止することは不可能であっ
た。これも、C/N低下の原因の一つとなっていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている光学方
式には、その構造上出力されるデータ信号のC/Nが低
いという問題があった。特に、カー回転効果を利用して
情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置においては、
データ信号の出力が非常に微弱であるため、十分なC/
Nがとりにくいという問題があった。
の情報記録再生装置の光ヘッドに用いられている光学方
式には、その構造上出力されるデータ信号のC/Nが低
いという問題があった。特に、カー回転効果を利用して
情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置においては、
データ信号の出力が非常に微弱であるため、十分なC/
Nがとりにくいという問題があった。
【0022】本発明の目的は、従来の情報記録再生装置
が持っていた上記の問題を解決し、データ信号のC/N
を向上させた信頼性の高い情報記録再生装置を提供する
ことにある。なお、データ信号のC/Nを改善する方法
としては、記録方法に関するものと再生方法に関するも
のがあるが、本発明は再生方法に関するものである。
が持っていた上記の問題を解決し、データ信号のC/N
を向上させた信頼性の高い情報記録再生装置を提供する
ことにある。なお、データ信号のC/Nを改善する方法
としては、記録方法に関するものと再生方法に関するも
のがあるが、本発明は再生方法に関するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、データ信号の出力を可能な限り高め、さ
らにデータ信号検出回路に対する他の回路からのノイズ
の回り込みを阻止しようとするものである。
達成するため、データ信号の出力を可能な限り高め、さ
らにデータ信号検出回路に対する他の回路からのノイズ
の回り込みを阻止しようとするものである。
【0024】即ち、本発明の情報記録再生装置は、主光
ビームおよび1対の副光ビームを光情報記録媒体に照射
し、前記光情報記録媒体で反射された前記主光ビームお
よび前記1対の副光ビームをそれぞれ非分割型の光検出
器および他の1組の光検出器で受光し、前記主光ビーム
を受光する非分割型の光検出器からデータ信号のみを検
出し、前記1対の副光ビームを受光する1組の光検出器
からデータ信号以外の信号を検出する機能を備えたこと
を特徴としている。
ビームおよび1対の副光ビームを光情報記録媒体に照射
し、前記光情報記録媒体で反射された前記主光ビームお
よび前記1対の副光ビームをそれぞれ非分割型の光検出
器および他の1組の光検出器で受光し、前記主光ビーム
を受光する非分割型の光検出器からデータ信号のみを検
出し、前記1対の副光ビームを受光する1組の光検出器
からデータ信号以外の信号を検出する機能を備えたこと
を特徴としている。
【0025】また、本発明の光磁気情報記録再生装置
は、主光ビームおよび1対の副光ビームを光磁気情報記
録媒体に照射し、前記光磁気情報記録媒体で反射された
前記主光ビームおよび前記1対の副光ビームをそれぞれ
非分割型の光検出器および他の1組の光検出器で受光
し、前記主光ビームを受光する非分割型の光検出器から
データ信号のみを検出し、前記1対の副光ビームを受光
する1組の光検出器からデータ信号以外の信号を検出す
る機能を備えたことを特徴としている。
は、主光ビームおよび1対の副光ビームを光磁気情報記
録媒体に照射し、前記光磁気情報記録媒体で反射された
前記主光ビームおよび前記1対の副光ビームをそれぞれ
非分割型の光検出器および他の1組の光検出器で受光
し、前記主光ビームを受光する非分割型の光検出器から
データ信号のみを検出し、前記1対の副光ビームを受光
する1組の光検出器からデータ信号以外の信号を検出す
る機能を備えたことを特徴としている。
【0026】また、本発明の情報記録再生装置は、前記
1対の副光ビームを受光する1組の光検出器からフォー
カスエラー信号を検出する機能を備えている。
1対の副光ビームを受光する1組の光検出器からフォー
カスエラー信号を検出する機能を備えている。
【0027】また、前記1対の副光ビームを受光する1
組の光検出器として4分割型の受光素子を用いることが
できる。
組の光検出器として4分割型の受光素子を用いることが
できる。
【0028】
【作用】本発明によれば、主光ビームがデータ信号の検
出のみに用いられるため、データ信号の出力が増加す
る。また、前述した暗線による光学的損失がなくなるた
め、さらにデータ信号の出力が増加する。さらに、デー
タ信号検出回路と他の信号検出回路が電気的に分離され
るので、両者間のノイズの回り込みがなくなる。以上の
結果、データ信号のC/Nが向上する。
出のみに用いられるため、データ信号の出力が増加す
る。また、前述した暗線による光学的損失がなくなるた
め、さらにデータ信号の出力が増加する。さらに、デー
タ信号検出回路と他の信号検出回路が電気的に分離され
るので、両者間のノイズの回り込みがなくなる。以上の
結果、データ信号のC/Nが向上する。
【0029】
【実施例】本発明による光磁気情報記録再生装置の一実
施例について説明する。まず、本発明による光磁気情報
記録再生装置に用いられている光学方式の構造および再
生時の機能について、図1を用いて説明する。図1は、
本発明による光磁気情報記録再生装置に用いられている
光学方式の一実施例を示す原理説明図である。図1
(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1のA部、B
部、C部の拡大図である。
施例について説明する。まず、本発明による光磁気情報
記録再生装置に用いられている光学方式の構造および再
生時の機能について、図1を用いて説明する。図1は、
本発明による光磁気情報記録再生装置に用いられている
光学方式の一実施例を示す原理説明図である。図1
(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1のA部、B
部、C部の拡大図である。
【0030】図示したように、光磁気情報記録媒体1上
には、一定間隔で案内溝2およびトラック3が形成され
ている。さらに、トラック3上には記録ピット(磁気ド
メイン)4が形成されている。そして、光磁気情報記録
再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、そのほとんどがS偏光成分である
が、コリメータレンズ9により平行光に変換された後、
回折格子10により複数の回折光に分割される。
には、一定間隔で案内溝2およびトラック3が形成され
ている。さらに、トラック3上には記録ピット(磁気ド
メイン)4が形成されている。そして、光磁気情報記録
再生装置の光ヘッド7内の半導体レーザ8から出射され
たレーザビームは、そのほとんどがS偏光成分である
が、コリメータレンズ9により平行光に変換された後、
回折格子10により複数の回折光に分割される。
【0031】これらの回折光のうち、1本の主光ビーム
5および1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏
光ビームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ1
2により集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射され
る。主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピッ
ト(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに
回転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案
内溝2にかかるように照射される。
5および1対の(2本の)副光ビーム6a、6bが、偏
光ビームスプリッタ11で反射された後、対物レンズ1
2により集光され、光磁気情報記録媒体1上に照射され
る。主光ビーム5はトラック3上に照射され、記録ピッ
ト(磁気ドメイン)4により反射光の偏光面がわずかに
回転する。また、副光ビーム6a、6bはその一部が案
内溝2にかかるように照射される。
【0032】これらの光ビームは光磁気情報記録媒体1
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。これらの光ビームの
S偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビームスプリッ
タ11を透過し、1/2波長板13により偏光面が45
°回転させられる。さらに、凸レンズ14により集光さ
れ、シリンドリカルレンズ15により非点収差を与えら
れた後、偏光ビームスプリッタ16に入射し、P偏光成
分17とS偏光成分18に分割される。
上で反射された後、再び光ヘッド7内に戻り、対物レン
ズ12により平行光に変換される。これらの光ビームの
S偏光成分の一部とP偏光成分が、偏光ビームスプリッ
タ11を透過し、1/2波長板13により偏光面が45
°回転させられる。さらに、凸レンズ14により集光さ
れ、シリンドリカルレンズ15により非点収差を与えら
れた後、偏光ビームスプリッタ16に入射し、P偏光成
分17とS偏光成分18に分割される。
【0033】主光ビーム5のP偏光成分およびS偏光成
分は、それぞれ光検出器19a、19bで受光される。
そして、光検出器19a、19bの出力信号がデータ信
号検出回路に送られ、データ信号が検出される。なお、
光検出器19a、19bとして非分割型の受光素子が用
いられている。
分は、それぞれ光検出器19a、19bで受光される。
そして、光検出器19a、19bの出力信号がデータ信
号検出回路に送られ、データ信号が検出される。なお、
光検出器19a、19bとして非分割型の受光素子が用
いられている。
【0034】また、副光ビーム6a、6bのP偏光成分
は、それぞれ光検出器19aに関して対称の位置に配置
された光検出器20a、20bで受光される。そして、
光検出器20a、20bの出力信号がフォーカスエラー
信号検出回路およびトラッキングエラー信号検出回路に
送られ、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号が検出される。ここではフォーカスエラー信号検
出方式として非点収差方式が用いられているので、光検
出器20a、20bとして4分割型の受光素子が用いら
れている。なお、副光ビーム6a、6bのS偏光成分に
ついては、全く利用されない。
は、それぞれ光検出器19aに関して対称の位置に配置
された光検出器20a、20bで受光される。そして、
光検出器20a、20bの出力信号がフォーカスエラー
信号検出回路およびトラッキングエラー信号検出回路に
送られ、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号が検出される。ここではフォーカスエラー信号検
出方式として非点収差方式が用いられているので、光検
出器20a、20bとして4分割型の受光素子が用いら
れている。なお、副光ビーム6a、6bのS偏光成分に
ついては、全く利用されない。
【0035】次に、本発明による光磁気情報記録再生装
置に用いられている光学方式に付随する各信号検出回路
および各信号検出方法について、図2を用いて説明す
る。図2は、本発明による光磁気情報記録再生装置に用
いられている光学方式に付随する各信号検出回路の一実
施例を示す回路図である。
置に用いられている光学方式に付随する各信号検出回路
および各信号検出方法について、図2を用いて説明す
る。図2は、本発明による光磁気情報記録再生装置に用
いられている光学方式に付随する各信号検出回路の一実
施例を示す回路図である。
【0036】データ信号検出方法 まず、データ信号23の検出方法は、以下のとおりであ
る。主光ビーム5の反射光は記録ピット4により偏光面
の回転という形で情報を与えられているので、データ信
号23は前記反射光のP偏光成分とS偏光成分の強度差
を求めることにより得られる。即ち、減算器22を用い
て光検出器19aの出力信号と光検出器19bの出力信
号の差をとることにより、データ信号23が得られる。
る。主光ビーム5の反射光は記録ピット4により偏光面
の回転という形で情報を与えられているので、データ信
号23は前記反射光のP偏光成分とS偏光成分の強度差
を求めることにより得られる。即ち、減算器22を用い
て光検出器19aの出力信号と光検出器19bの出力信
号の差をとることにより、データ信号23が得られる。
【0037】フォーカスエラー信号検出方法 次に、フォーカスエラー信号26の検出方法は、以下の
とおりである。ここでは、フォーカスエラー信号検出方
式として非点収差方式を用いているので、副光ビーム6
aの光検出器20a上での断面形状は通常楕円となる。
また、光検出器20aとして4分割型の受光素子が用い
られているが、前記の楕円20aは、光検出器20aの
対角線方向に軸を持ち、フォーカスエラー量に応じてそ
の形状(長軸と短軸の比率)が変化する。従って、対角
線方向に位置する一組の受光素子から出力される信号の
和ともう一組の受光素子から出力される信号の和を求
め、これら二つの和信号の差をとることにより副光ビー
ム6aによるフォーカスエラー信号が得られる。
とおりである。ここでは、フォーカスエラー信号検出方
式として非点収差方式を用いているので、副光ビーム6
aの光検出器20a上での断面形状は通常楕円となる。
また、光検出器20aとして4分割型の受光素子が用い
られているが、前記の楕円20aは、光検出器20aの
対角線方向に軸を持ち、フォーカスエラー量に応じてそ
の形状(長軸と短軸の比率)が変化する。従って、対角
線方向に位置する一組の受光素子から出力される信号の
和ともう一組の受光素子から出力される信号の和を求
め、これら二つの和信号の差をとることにより副光ビー
ム6aによるフォーカスエラー信号が得られる。
【0038】ところが、光ビームの光軸が光磁気情報記
録媒体1に対して傾いた場合には、副光ビーム6aと主
光ビーム5の焦点位置が合わなくなる。そこで、さらに
副光ビーム6bによるフォーカスエラー信号を求め、最
後に副光ビーム6a、6bによる二つのフォーカスエラ
ー信号の平均値をとることにより、主光ビーム5に対す
るフォーカスエラー信号26が得られる。
録媒体1に対して傾いた場合には、副光ビーム6aと主
光ビーム5の焦点位置が合わなくなる。そこで、さらに
副光ビーム6bによるフォーカスエラー信号を求め、最
後に副光ビーム6a、6bによる二つのフォーカスエラ
ー信号の平均値をとることにより、主光ビーム5に対す
るフォーカスエラー信号26が得られる。
【0039】即ち、光検出器20aおよび20bを構成
する各受光素子から出力される信号をそれぞれE、F、
G、HおよびE'、F'、G'、H'とすると、減算器24
a、24bおよび加算器25を用いて、信号〔{(E+
G)−(F+H)}+{(E'+G')−(F'+
H')}〕を算出することにより、主光ビーム5に対す
るフォーカスエラー信号26が得られる。
する各受光素子から出力される信号をそれぞれE、F、
G、HおよびE'、F'、G'、H'とすると、減算器24
a、24bおよび加算器25を用いて、信号〔{(E+
G)−(F+H)}+{(E'+G')−(F'+
H')}〕を算出することにより、主光ビーム5に対す
るフォーカスエラー信号26が得られる。
【0040】トラッキングエラー信号検出方法 最後に、トラッキングエラー信号29の検出方法は、以
下のとおりである。図示したように、副光ビーム6a、
6bは、主光ビーム5に対してそれぞれトラックピッチ
の±1/4ずつ光磁気情報記録媒体1の半径方向にずら
して配置してある。また、副光ビーム6a、6bの反射
光量は、案内溝2に対するこれらのかかり具合に応じて
変化する。従って、光検出器20aの全出力と光検出器
20bの全出力の差をとることにより、トラッキングエ
ラー信号29が得られる。
下のとおりである。図示したように、副光ビーム6a、
6bは、主光ビーム5に対してそれぞれトラックピッチ
の±1/4ずつ光磁気情報記録媒体1の半径方向にずら
して配置してある。また、副光ビーム6a、6bの反射
光量は、案内溝2に対するこれらのかかり具合に応じて
変化する。従って、光検出器20aの全出力と光検出器
20bの全出力の差をとることにより、トラッキングエ
ラー信号29が得られる。
【0041】即ち、加算器27a、27bおよび減算器
28を用いて、信号{(E+F+G+H)−(E'+F'
+G'+H')}を算出することにより、トラッキングエ
ラー信号29が得られる。
28を用いて、信号{(E+F+G+H)−(E'+F'
+G'+H')}を算出することにより、トラッキングエ
ラー信号29が得られる。
【0042】〔試験結果〕次に、本発明による光磁気情
報記録再生装置と前述した第2の光学方式を用いた従来
の光磁気情報記録再生装置の比較試験を行った。同一の
光磁気情報記録媒体を用いてデータ信号の出力およびC
/Nを測定したところ、本発明による光磁気情報記録再
生装置は従来の光磁気情報記録再生装置に比較して、デ
ータ信号の出力は約85%増加し、C/Nは約4.8d
B向上したことがわかった。
報記録再生装置と前述した第2の光学方式を用いた従来
の光磁気情報記録再生装置の比較試験を行った。同一の
光磁気情報記録媒体を用いてデータ信号の出力およびC
/Nを測定したところ、本発明による光磁気情報記録再
生装置は従来の光磁気情報記録再生装置に比較して、デ
ータ信号の出力は約85%増加し、C/Nは約4.8d
B向上したことがわかった。
【0043】なお、本実施例においては、光磁気情報記
録再生装置を例にとって説明したが、本発明はこれだけ
に限定されるものではない。穴あけ型、相変化型など他
の情報記録再生装置、或はCDプレヤー、LDプレヤー
などの情報再生装置にも適用することができる。ただ
し、このような場合には、1/2波長板13、偏光ビー
ムスプリッタ16、光検出器19bおよび減算器22は
必要ないので、取り除けば良い。また、本実施例におい
ては偏光ビームスプリッタ11を用いているが、上記の
場合には偏光ビームスプリッタを用いる必要はなく、通
常のビームスプリッタを用いても構わない。
録再生装置を例にとって説明したが、本発明はこれだけ
に限定されるものではない。穴あけ型、相変化型など他
の情報記録再生装置、或はCDプレヤー、LDプレヤー
などの情報再生装置にも適用することができる。ただ
し、このような場合には、1/2波長板13、偏光ビー
ムスプリッタ16、光検出器19bおよび減算器22は
必要ないので、取り除けば良い。また、本実施例におい
ては偏光ビームスプリッタ11を用いているが、上記の
場合には偏光ビームスプリッタを用いる必要はなく、通
常のビームスプリッタを用いても構わない。
【0044】
【発明の効果】本発明による情報記録再生装置は、主光
ビームおよび1対の副光ビームを光情報記録媒体に照射
し、前記光情報記録媒体で反射された前記主光ビームお
よび前記1対の副光ビームをそれぞれ非分割型の光検出
器および他の1組の光検出器で受光し、前記主光ビーム
を受光する非分割型の光検出器からデータ信号のみを検
出し、前記1対の副光ビームを受光する1組の光検出器
からデータ信号以外の信号を検出する機能を備えている
ため、以下に示すような効果を持つ。
ビームおよび1対の副光ビームを光情報記録媒体に照射
し、前記光情報記録媒体で反射された前記主光ビームお
よび前記1対の副光ビームをそれぞれ非分割型の光検出
器および他の1組の光検出器で受光し、前記主光ビーム
を受光する非分割型の光検出器からデータ信号のみを検
出し、前記1対の副光ビームを受光する1組の光検出器
からデータ信号以外の信号を検出する機能を備えている
ため、以下に示すような効果を持つ。
【0045】主光ビームがデータ信号の検出のみに用い
られるため、データ信号の出力が増加する。また、前述
した暗線による光学的損失がなくなるため、データ信号
の出力がさらに増加する。また、データ信号検出回路と
他の信号検出回路が電気的に分離されるので、両者間の
ノイズの回り込みがなくなる。以上の結果、データ信号
のC/Nが向上するという総合的な効果が得られる。
られるため、データ信号の出力が増加する。また、前述
した暗線による光学的損失がなくなるため、データ信号
の出力がさらに増加する。また、データ信号検出回路と
他の信号検出回路が電気的に分離されるので、両者間の
ノイズの回り込みがなくなる。以上の結果、データ信号
のC/Nが向上するという総合的な効果が得られる。
【0046】なお、本発明を光磁気情報記録再生装置に
用いた場合には、データ信号の出力が微弱なため、特に
大きな効果が得られる。
用いた場合には、データ信号の出力が微弱なため、特に
大きな効果が得られる。
【図1】本発明による光磁気情報記録再生装置に用いら
れている光学方式の一実施例を示す原理説明図である。
れている光学方式の一実施例を示す原理説明図である。
【図2】本発明による光磁気情報記録再生装置に用いら
れている光学方式に付随する各信号検出回路の一実施例
を示す回路図である。
れている光学方式に付随する各信号検出回路の一実施例
を示す回路図である。
【図3】従来の光磁気情報記録再生装置に用いられてい
る第1の光学方式を示す原理説明図である。
る第1の光学方式を示す原理説明図である。
【図4】従来の光磁気情報記録再生装置に用いられてい
る第2の光学方式を示す原理説明図である。
る第2の光学方式を示す原理説明図である。
【図5】光検出器29aを示す拡大図である。
1 光磁気情報記録媒体 5 主光ビーム 6a、6b 副光ビーム 19a、19b、20a、20b 光検出器 23 データ信号 26 フォーカスエラー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 11/10 Z 9075−5D
Claims (4)
- 【請求項1】 主光ビームおよび1対の副光ビームを光
情報記録媒体に照射し、前記光情報記録媒体で反射され
た前記主光ビームおよび前記1対の副光ビームをそれぞ
れ非分割型の光検出器および他の1組の光検出器で受光
し、前記主光ビームを受光する非分割型の光検出器から
データ信号のみを検出し、前記1対の副光ビームを受光
する1組の光検出器からデータ信号以外の信号を検出す
る機能を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項2】 主光ビームおよび1対の副光ビームを光
磁気情報記録媒体に照射し、前記光磁気情報記録媒体で
反射された前記主光ビームおよび前記1対の副光ビーム
をそれぞれ非分割型の光検出器および他の1組の光検出
器で受光し、前記主光ビームを受光する非分割型の光検
出器からデータ信号のみを検出し、前記1対の副光ビー
ムを受光する1組の光検出器からデータ信号以外の信号
を検出する機能を備えたことを特徴とする光磁気情報記
録再生装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記1対の副光ビー
ムを受光する1組の光検出器からフォーカスエラー信号
を検出する機能を備えたことを特徴とする情報記録再生
装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記1対の副光ビー
ムを受光する1組の光検出器として4分割型の受光素子
を用いたことを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080381A JPH05242482A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080381A JPH05242482A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242482A true JPH05242482A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13716710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4080381A Pending JPH05242482A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0845106A (ja) * | 1994-04-30 | 1996-02-16 | Daewoo Electron Co Ltd | 3ビームトラッキング方式の光ピックアップ装置 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP4080381A patent/JPH05242482A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0845106A (ja) * | 1994-04-30 | 1996-02-16 | Daewoo Electron Co Ltd | 3ビームトラッキング方式の光ピックアップ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001031 |