JPH0524225A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
- Publication number
- JPH0524225A JPH0524225A JP17815191A JP17815191A JPH0524225A JP H0524225 A JPH0524225 A JP H0524225A JP 17815191 A JP17815191 A JP 17815191A JP 17815191 A JP17815191 A JP 17815191A JP H0524225 A JPH0524225 A JP H0524225A
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- JP
- Japan
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- paper
- ink ribbon
- thermal head
- ribbon
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリボンと用紙とのすべりの発生を防止
して、転写不良や汚れの付着のない適正な印字を行なう
ことのできるサーマルプリンタを提供する。 【構成】 プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジ
にインクリボンを介して前記プラテン部分に搬送される
用紙に接離自在とされたサーマルヘッド6を取付け、前
記サーマルヘッド6のインクリボン11の走行方向上流
側近傍に、前記インクリボン11を前記サーマルヘッド
6の用紙12への圧接力より小さい力で前記用紙12に
圧接させるリボン押え機構16を配設したことを特徴と
する。
して、転写不良や汚れの付着のない適正な印字を行なう
ことのできるサーマルプリンタを提供する。 【構成】 プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジ
にインクリボンを介して前記プラテン部分に搬送される
用紙に接離自在とされたサーマルヘッド6を取付け、前
記サーマルヘッド6のインクリボン11の走行方向上流
側近傍に、前記インクリボン11を前記サーマルヘッド
6の用紙12への圧接力より小さい力で前記用紙12に
圧接させるリボン押え機構16を配設したことを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリンタに係
り、特にサーマルヘッドにより所望の用紙にインクリボ
ンのインクを溶融転写することにより所望の印字を行な
うサーマルプリンタに関する。
り、特にサーマルヘッドにより所望の用紙にインクリボ
ンのインクを溶融転写することにより所望の印字を行な
うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一般的なサーマルプリンタ
を示したもので、プリンタのフレーム1のほぼ中央部に
は、平板状のプラテン2がその印字面がほぼ垂直となる
ように配設されており、前記フレーム1の前記プラテン
2の前側下方には、ガイドシャフト3が前記プラテン2
と平行に配設されている。また、前記フレーム1の前端
縁には、フランジ状のガイド部4が形成されており、前
記ガイドシャフト3および前記ガイド部4には、キャリ
ッジ5が前記ガイドシャフト3およびガイド部4に沿っ
て往復動自在に取付けられている。前記キャリッジ5の
先端部には、前記プラテン2に対向するようにサーマル
ヘッド6が取付けられており、前記キャリッジ5の上面
には、前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に案内
されるインクリボンが収納されたリボンカセット(図示
せず)の前記インクリボンを巻取り駆動する巻取りボビ
ン7が回転駆動自在に配設されている。
を示したもので、プリンタのフレーム1のほぼ中央部に
は、平板状のプラテン2がその印字面がほぼ垂直となる
ように配設されており、前記フレーム1の前記プラテン
2の前側下方には、ガイドシャフト3が前記プラテン2
と平行に配設されている。また、前記フレーム1の前端
縁には、フランジ状のガイド部4が形成されており、前
記ガイドシャフト3および前記ガイド部4には、キャリ
ッジ5が前記ガイドシャフト3およびガイド部4に沿っ
て往復動自在に取付けられている。前記キャリッジ5の
先端部には、前記プラテン2に対向するようにサーマル
ヘッド6が取付けられており、前記キャリッジ5の上面
には、前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に案内
されるインクリボンが収納されたリボンカセット(図示
せず)の前記インクリボンを巻取り駆動する巻取りボビ
ン7が回転駆動自在に配設されている。
【0003】また、前記プラテン2の後方には、所定の
用紙をプラテン2の前方に送る用紙挿入口8が形成され
ており、前記用紙挿入口8部分には、図示しないステッ
ピングモータにより伝達機構を介して回転駆動され所定
速度で前記用紙を搬送する紙送りローラ9が配設されて
いる。この紙送りローラ9の下方には、この紙送りロー
ラ9に圧接される圧接ローラ10が回転自在に配設され
ており、前記用紙挿入口8から挿入される用紙を前記紙
送りローラ9と圧接ローラ10との間に挟持して搬送す
るようになされている。
用紙をプラテン2の前方に送る用紙挿入口8が形成され
ており、前記用紙挿入口8部分には、図示しないステッ
ピングモータにより伝達機構を介して回転駆動され所定
速度で前記用紙を搬送する紙送りローラ9が配設されて
いる。この紙送りローラ9の下方には、この紙送りロー
ラ9に圧接される圧接ローラ10が回転自在に配設され
ており、前記用紙挿入口8から挿入される用紙を前記紙
送りローラ9と圧接ローラ10との間に挟持して搬送す
るようになされている。
【0004】前記従来のプリンタにおいては、前記用紙
挿入口8から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送りロー
ラ9と圧接ローラ10との間に挟み込んで、前記ステッ
ピングモータにより前記紙送りローラ9を回転駆動させ
ることにより、前記用紙をキャリッジ5の移動方向と直
交方向に所定速度で搬送する。一方、前記サーマルヘッ
ド6をインクリボンを介して前記用紙に圧接させた状態
で、前記キャリッジ5を駆動しながら、前記サーマルヘ
ッド6を所望の印字信号に基づいて駆動することによ
り、前記用紙に所望の印字を行なうものである。
挿入口8から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送りロー
ラ9と圧接ローラ10との間に挟み込んで、前記ステッ
ピングモータにより前記紙送りローラ9を回転駆動させ
ることにより、前記用紙をキャリッジ5の移動方向と直
交方向に所定速度で搬送する。一方、前記サーマルヘッ
ド6をインクリボンを介して前記用紙に圧接させた状態
で、前記キャリッジ5を駆動しながら、前記サーマルヘ
ッド6を所望の印字信号に基づいて駆動することによ
り、前記用紙に所望の印字を行なうものである。
【0005】この場合に、図7に示すように、前記サー
マルヘッド6がインクリボン11を介して用紙12の表
面に圧接された状態で、前記キャリッジの移動とともに
移動されるため、前記インクリボン11に対しては、前
記サーマルヘッド6と用紙12との間で互いに逆方向の
力が加わるものであるが、印字中においては、通常、イ
ンクリボン11は、用紙12に対して静止状態にある。
これは、インクリボン11の用紙12に対する摩擦力の
方がサーマルヘッド6とインクリボン11との摩擦力よ
りも大きいためである。
マルヘッド6がインクリボン11を介して用紙12の表
面に圧接された状態で、前記キャリッジの移動とともに
移動されるため、前記インクリボン11に対しては、前
記サーマルヘッド6と用紙12との間で互いに逆方向の
力が加わるものであるが、印字中においては、通常、イ
ンクリボン11は、用紙12に対して静止状態にある。
これは、インクリボン11の用紙12に対する摩擦力の
方がサーマルヘッド6とインクリボン11との摩擦力よ
りも大きいためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のプ
リンタにおいては、図8に示すように、通常は、前記イ
ンクリボン11と用紙12との接触長さ寸法Aが確保さ
れることにより、前記インクリボン11と用紙12との
摩擦力が確保され、これにより、用紙12に対してイン
クリボン11が静止した状態で印字を行なうものである
が、印字時に、サーマルヘッド6によりインクリボン1
1のインクが溶融されると、そのインク溶融部分におけ
るインクリボン11と用紙12との接触抵抗が著しく減
少し、インクリボン11と用紙12との接触長さ寸法B
が実質的に減少してしまうため、前記インクリボン11
と用紙12との摩擦力がインクリボン11とサーマルヘ
ッド6との摩擦力よりも低下してしまい、前記インクリ
ボン11と用紙12とのすべりが発生してしまうという
問題がある。このようなインクリボン11と用紙12と
のすべりが発生してしまうと、例えば、図9および図1
0に示すように、インクが転写された後のインクリボン
11のインクが存在していない部分を加熱してしまい、
インクの適正な転写を行なうことができず、印字不良が
発生したり、あるいは、インクリボン11のすべりによ
りインクリボン11のインクが用紙12に付着してしま
い、前記用紙12に汚れ13が生じてしまうという問題
を有している。
リンタにおいては、図8に示すように、通常は、前記イ
ンクリボン11と用紙12との接触長さ寸法Aが確保さ
れることにより、前記インクリボン11と用紙12との
摩擦力が確保され、これにより、用紙12に対してイン
クリボン11が静止した状態で印字を行なうものである
が、印字時に、サーマルヘッド6によりインクリボン1
1のインクが溶融されると、そのインク溶融部分におけ
るインクリボン11と用紙12との接触抵抗が著しく減
少し、インクリボン11と用紙12との接触長さ寸法B
が実質的に減少してしまうため、前記インクリボン11
と用紙12との摩擦力がインクリボン11とサーマルヘ
ッド6との摩擦力よりも低下してしまい、前記インクリ
ボン11と用紙12とのすべりが発生してしまうという
問題がある。このようなインクリボン11と用紙12と
のすべりが発生してしまうと、例えば、図9および図1
0に示すように、インクが転写された後のインクリボン
11のインクが存在していない部分を加熱してしまい、
インクの適正な転写を行なうことができず、印字不良が
発生したり、あるいは、インクリボン11のすべりによ
りインクリボン11のインクが用紙12に付着してしま
い、前記用紙12に汚れ13が生じてしまうという問題
を有している。
【0007】そのため、前記サーマルヘッド6の幅寸法
C(図8参照)を大きく形成することにより、インクリ
ボン11のインク溶融時におけるインクリボン11と用
紙12との接触長さ寸法を大きく確保して、インク溶融
時のインクリボン11と用紙12との摩擦力を確保する
こともできるが、前記サーマルヘッド6の大型化を招
き、製造コストが著しく増加してしまい、サーマルヘッ
ド6の大型化により用紙12への圧接力が低下するとと
もに、不均一な圧接を招くという問題がある。しかも、
図11に示すように、ラフ紙に対して印字を行なう場合
等、サーマルヘッド6を一定の角度θを持たせて取付
け、サーマルヘッド6の発熱部6aを用紙12に対して
集中的に圧接させることにより、適正印字を行なうよう
にしたサーマルプリンタにおいては、インクリボン11
とサーマルヘッド6とが一部のみで接触する構造である
ため、サーマルヘッド6の幅寸法Cを大きく形成して
も、インクリボン11と用紙12との摩擦力を大きく確
保する効果がない。
C(図8参照)を大きく形成することにより、インクリ
ボン11のインク溶融時におけるインクリボン11と用
紙12との接触長さ寸法を大きく確保して、インク溶融
時のインクリボン11と用紙12との摩擦力を確保する
こともできるが、前記サーマルヘッド6の大型化を招
き、製造コストが著しく増加してしまい、サーマルヘッ
ド6の大型化により用紙12への圧接力が低下するとと
もに、不均一な圧接を招くという問題がある。しかも、
図11に示すように、ラフ紙に対して印字を行なう場合
等、サーマルヘッド6を一定の角度θを持たせて取付
け、サーマルヘッド6の発熱部6aを用紙12に対して
集中的に圧接させることにより、適正印字を行なうよう
にしたサーマルプリンタにおいては、インクリボン11
とサーマルヘッド6とが一部のみで接触する構造である
ため、サーマルヘッド6の幅寸法Cを大きく形成して
も、インクリボン11と用紙12との摩擦力を大きく確
保する効果がない。
【0008】そこで、図12に示すように、前記サーマ
ルヘッド6の発熱部形成側端部の反対側端部に、リボン
押え突起14を突出形成し、このリボン押え突起14に
よりインクリボン11を用紙12に押付けることによ
り、前記インクリボン11と用紙12との摩擦力を与え
るようにしたものがあるが、サーマルヘッド6の発熱部
6aを用紙12に圧接させる際に、この発熱部6aに対
する圧接力が前記リボン押え突起12側に分散されてし
まうため、サーマルヘッド6の発熱部6aを集中的に圧
接させることができず、印字品質の低下を招いてしまう
という問題を有している。
ルヘッド6の発熱部形成側端部の反対側端部に、リボン
押え突起14を突出形成し、このリボン押え突起14に
よりインクリボン11を用紙12に押付けることによ
り、前記インクリボン11と用紙12との摩擦力を与え
るようにしたものがあるが、サーマルヘッド6の発熱部
6aを用紙12に圧接させる際に、この発熱部6aに対
する圧接力が前記リボン押え突起12側に分散されてし
まうため、サーマルヘッド6の発熱部6aを集中的に圧
接させることができず、印字品質の低下を招いてしまう
という問題を有している。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、インクリボンと用紙とのすべりの発生を防止し
て、転写不良や汚れの付着のない適正な印字を行なうこ
とのできるサーマルプリンタを提供することを目的とす
るものである。
であり、インクリボンと用紙とのすべりの発生を防止し
て、転写不良や汚れの付着のない適正な印字を行なうこ
とのできるサーマルプリンタを提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るサーマルプリンタは、プラテンに沿ってキ
ャリッジを往復動自在に配設し、前記キャリッジにイン
クリボンを介して前記プラテン部分に搬送される用紙に
接離自在とされたサーマルヘッドを取付けてなるサーマ
ルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドのインクリボ
ン走行方向上流側近傍に、前記インクリボンを前記サー
マルヘッドの用紙への圧接力より小さい力で前記用紙に
圧接させるリボン押え機構を配設したことをその特徴と
するものである。
本発明に係るサーマルプリンタは、プラテンに沿ってキ
ャリッジを往復動自在に配設し、前記キャリッジにイン
クリボンを介して前記プラテン部分に搬送される用紙に
接離自在とされたサーマルヘッドを取付けてなるサーマ
ルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドのインクリボ
ン走行方向上流側近傍に、前記インクリボンを前記サー
マルヘッドの用紙への圧接力より小さい力で前記用紙に
圧接させるリボン押え機構を配設したことをその特徴と
するものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、リボン押え機構によりインク
リボンを用紙に圧接させることにより、サーマルヘッド
の発熱部によりインクリボンのインクを溶融した際に、
前記インクリボンと用紙との接触抵抗が低減した場合で
も、インクリボンと用紙との充分な摩擦力を確保するこ
とができるようにしているので、用紙に対するインクリ
ボンのすべりの発生を確実に防止することができ、その
結果、インクリボンのインクを適正に転写することがで
き、しかも、インクリボンのすべりによる用紙の汚れの
発生を確実に防止することができ、適正な印字を行なう
ことができるものである。
リボンを用紙に圧接させることにより、サーマルヘッド
の発熱部によりインクリボンのインクを溶融した際に、
前記インクリボンと用紙との接触抵抗が低減した場合で
も、インクリボンと用紙との充分な摩擦力を確保するこ
とができるようにしているので、用紙に対するインクリ
ボンのすべりの発生を確実に防止することができ、その
結果、インクリボンのインクを適正に転写することがで
き、しかも、インクリボンのすべりによる用紙の汚れの
発生を確実に防止することができ、適正な印字を行なう
ことができるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して説明する。
して説明する。
【0013】図1乃至図3は本発明に係るサーマルプリ
ンタのサーマルヘッド部分の一実施例を示したもので、
プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジ(図示せ
ず)には、ヘッド取付板15が接離駆動自在に取付けら
れており、このヘッド取付板15の前面には、インクリ
ボン11の走行方向下流側端部に発熱部6aが形成され
たサーマルヘッド6がインクリボン11を介してプラテ
ン位置にある用紙12に対向するように取付けられてい
る。
ンタのサーマルヘッド部分の一実施例を示したもので、
プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジ(図示せ
ず)には、ヘッド取付板15が接離駆動自在に取付けら
れており、このヘッド取付板15の前面には、インクリ
ボン11の走行方向下流側端部に発熱部6aが形成され
たサーマルヘッド6がインクリボン11を介してプラテ
ン位置にある用紙12に対向するように取付けられてい
る。
【0014】また、前記ヘッド取付板15の後面には、
ほぼL字状を有する板状に形成さればね性材料からなる
リボン押え機構16が取付けられており、このリボン押
え機構16は、その基端部がサーマルヘッド6の発熱部
6a側の後面に接着され、このリボン押え機構16の先
端部は、前記サーマルヘッド6のインクリボン11の走
行方向上流側端部からサーマルヘッド6の前面より前方
に突出されている。そして、前記サーマルヘッド6をイ
ンクリボン11を介して用紙12に圧接させた状態で、
前記リボン押え機構16の弾性により、図2に示すよう
に、リボン押え機構16の先端部がサーマルヘッド6の
発熱部6aとほぼ同一面上に位置するまで押圧され、前
記リボン押え機構16のばね力により前記インクリボン
11を用紙12に押付けるようになされている。なお、
前記リボン押え機構16のばね力は、前記サーマルヘッ
ド6の用紙12に対する圧接力に対して十分に弱い力と
されている。
ほぼL字状を有する板状に形成さればね性材料からなる
リボン押え機構16が取付けられており、このリボン押
え機構16は、その基端部がサーマルヘッド6の発熱部
6a側の後面に接着され、このリボン押え機構16の先
端部は、前記サーマルヘッド6のインクリボン11の走
行方向上流側端部からサーマルヘッド6の前面より前方
に突出されている。そして、前記サーマルヘッド6をイ
ンクリボン11を介して用紙12に圧接させた状態で、
前記リボン押え機構16の弾性により、図2に示すよう
に、リボン押え機構16の先端部がサーマルヘッド6の
発熱部6aとほぼ同一面上に位置するまで押圧され、前
記リボン押え機構16のばね力により前記インクリボン
11を用紙12に押付けるようになされている。なお、
前記リボン押え機構16のばね力は、前記サーマルヘッ
ド6の用紙12に対する圧接力に対して十分に弱い力と
されている。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
【0016】本実施例において、印字を行なう場合は、
まず、前記サーマルヘッド6を動作させてその発熱部6
aをインクリボン11を介して用紙12に圧接させる。
そして、このサーマルヘッド6の圧接動作により、リボ
ン押え機構16の先端部が押圧されて撓められ、前記リ
ボン押え機構16のばね力により前記インクリボン11
がサーマルヘッド6の圧接力より小さい力で用紙12に
押付けられる。
まず、前記サーマルヘッド6を動作させてその発熱部6
aをインクリボン11を介して用紙12に圧接させる。
そして、このサーマルヘッド6の圧接動作により、リボ
ン押え機構16の先端部が押圧されて撓められ、前記リ
ボン押え機構16のばね力により前記インクリボン11
がサーマルヘッド6の圧接力より小さい力で用紙12に
押付けられる。
【0017】この状態で、前記キャリッジを動作させな
がら、所望の印字信号に基づいて前記サーマルヘッド6
の発熱部6aを駆動することにより、前記インクリボン
11のインクを溶融して前記用紙12に転写し、所望の
印字を行なうようになっている。
がら、所望の印字信号に基づいて前記サーマルヘッド6
の発熱部6aを駆動することにより、前記インクリボン
11のインクを溶融して前記用紙12に転写し、所望の
印字を行なうようになっている。
【0018】このとき、前記リボン押え機構16により
インクリボン11を用紙12に押圧するようにしている
ので、サーマルヘッド6の発熱部6aによりインクリボ
ン11のインクを溶融した際に、前記インクリボン11
と用紙12との接触抵抗が低減した場合でも、前記リボ
ン押え機構16により、インクリボン11と用紙12と
の充分な摩擦力を確保することができる。また、前記リ
ボン押え機構16のばね力を前記サーマルヘッド6の用
紙12に対する圧接力に対して十分に弱い力としている
ので、サーマルヘッド6の発熱部6aの用紙12に対す
る集中的な圧接を妨げることがない。
インクリボン11を用紙12に押圧するようにしている
ので、サーマルヘッド6の発熱部6aによりインクリボ
ン11のインクを溶融した際に、前記インクリボン11
と用紙12との接触抵抗が低減した場合でも、前記リボ
ン押え機構16により、インクリボン11と用紙12と
の充分な摩擦力を確保することができる。また、前記リ
ボン押え機構16のばね力を前記サーマルヘッド6の用
紙12に対する圧接力に対して十分に弱い力としている
ので、サーマルヘッド6の発熱部6aの用紙12に対す
る集中的な圧接を妨げることがない。
【0019】したがって、本実施例においては、サーマ
ルヘッド6にばね力を有するリボン押え機構16を取付
け、このリボン押え機構16により、前記インクリボン
11と用紙12との摩擦力を確保することができるよう
にしているので、用紙12に対するインクリボン11の
すべりの発生を確実に防止することができ、その結果、
インクリボン11のインクを適正に転写することがで
き、しかも、インクリボン11のすべりによる用紙12
の汚れの発生を確実に防止することができ、適正な印字
を行なうことができる。
ルヘッド6にばね力を有するリボン押え機構16を取付
け、このリボン押え機構16により、前記インクリボン
11と用紙12との摩擦力を確保することができるよう
にしているので、用紙12に対するインクリボン11の
すべりの発生を確実に防止することができ、その結果、
インクリボン11のインクを適正に転写することがで
き、しかも、インクリボン11のすべりによる用紙12
の汚れの発生を確実に防止することができ、適正な印字
を行なうことができる。
【0020】また、図4は本考案の発明の他の実施例を
示したもので、サーマルヘッド6の前面であって発熱部
6aと反対側端部に板ばね状のリボン押え機構16を形
成するようにしたものであり、本実施例においても、前
記リボン押え機構16のばね力は、前記サーマルヘッド
6の圧接力より十分弱い力とされている。
示したもので、サーマルヘッド6の前面であって発熱部
6aと反対側端部に板ばね状のリボン押え機構16を形
成するようにしたものであり、本実施例においても、前
記リボン押え機構16のばね力は、前記サーマルヘッド
6の圧接力より十分弱い力とされている。
【0021】本実施例においても前記実施例と同様に、
前記リボン押え機構16によりインクリボン11を用紙
12に押圧するようにしているので、インクリボン11
のインクを溶融した際に、前記インクリボン11と用紙
12との接触抵抗が低減した場合でも、前記リボン押え
機構16により、インクリボン11と用紙12との充分
な摩擦力を確保することができ、用紙12に対するイン
クリボン11のすべりの発生を確実に防止することがで
きる。その結果、インクリボン11のインクを適正に転
写することができ、しかも、インクリボン11のすべり
による用紙12の汚れの発生を確実に防止することがで
き、適正な印字を行なうことができる。また、前記リボ
ン押え機構16のばね力を前記サーマルヘッド6の用紙
12に対する圧接力に対して十分に弱い力としているの
で、サーマルヘッド6の発熱部6aを用紙12に対して
適正に圧接させることができる。
前記リボン押え機構16によりインクリボン11を用紙
12に押圧するようにしているので、インクリボン11
のインクを溶融した際に、前記インクリボン11と用紙
12との接触抵抗が低減した場合でも、前記リボン押え
機構16により、インクリボン11と用紙12との充分
な摩擦力を確保することができ、用紙12に対するイン
クリボン11のすべりの発生を確実に防止することがで
きる。その結果、インクリボン11のインクを適正に転
写することができ、しかも、インクリボン11のすべり
による用紙12の汚れの発生を確実に防止することがで
き、適正な印字を行なうことができる。また、前記リボ
ン押え機構16のばね力を前記サーマルヘッド6の用紙
12に対する圧接力に対して十分に弱い力としているの
で、サーマルヘッド6の発熱部6aを用紙12に対して
適正に圧接させることができる。
【0022】さらに、図5は本考案の発明の他の実施例
を示したもので、図示しないキャリッジに、ばね17に
よりインクリボン11方向に付勢される棒状のリボン押
え機構16をサーマルヘッド6と別体に配設し、前記サ
ーマルヘッド6を用紙12に圧接させた際に、前記リボ
ン押え機構16により、インクリボン11を用紙12に
圧接させてインクリボン11と用紙12との摩擦力を確
保するようにしたものである。
を示したもので、図示しないキャリッジに、ばね17に
よりインクリボン11方向に付勢される棒状のリボン押
え機構16をサーマルヘッド6と別体に配設し、前記サ
ーマルヘッド6を用紙12に圧接させた際に、前記リボ
ン押え機構16により、インクリボン11を用紙12に
圧接させてインクリボン11と用紙12との摩擦力を確
保するようにしたものである。
【0023】本実施例においても前記各実施例と同様
に、リボン押え機構16により、インクリボン11と用
紙12とのすべりの発生を防止することができ、その結
果、インクの転写不良および用紙12の汚れの発生を確
実に防止することができ、適正な印字を行なうことがで
きる。また、本実施例においては、前記リボン押え機構
16をサーマルヘッド6と別体に設けているので、リボ
ン押え機構16の圧接力によりサーマルヘッド6の圧接
力が影響されてしまうことがなく、サーマルヘッド6の
適正な圧接動作を行なうことができる。
に、リボン押え機構16により、インクリボン11と用
紙12とのすべりの発生を防止することができ、その結
果、インクの転写不良および用紙12の汚れの発生を確
実に防止することができ、適正な印字を行なうことがで
きる。また、本実施例においては、前記リボン押え機構
16をサーマルヘッド6と別体に設けているので、リボ
ン押え機構16の圧接力によりサーマルヘッド6の圧接
力が影響されてしまうことがなく、サーマルヘッド6の
適正な圧接動作を行なうことができる。
【0024】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るサーマル
プリンタは、リボン押え機構によりインクリボンと用紙
との充分な摩擦力を確保することができるようにしてい
るので、用紙に対するインクリボンのすべりの発生を確
実に防止することができ、その結果、インクリボンのイ
ンクを適正に転写することができ、しかも、インクリボ
ンのすべりによる用紙の汚れの発生を確実に防止するこ
とができ、適正な印字を行なうことができるできる等の
効果を奏する。
プリンタは、リボン押え機構によりインクリボンと用紙
との充分な摩擦力を確保することができるようにしてい
るので、用紙に対するインクリボンのすべりの発生を確
実に防止することができ、その結果、インクリボンのイ
ンクを適正に転写することができ、しかも、インクリボ
ンのすべりによる用紙の汚れの発生を確実に防止するこ
とができ、適正な印字を行なうことができるできる等の
効果を奏する。
【図1】本発明に係るサーマルプリンタのサーマルヘッ
ド部分の一実施例を示す平面図
ド部分の一実施例を示す平面図
【図2】図1のサーマルヘッド圧接状態を示す平面図
【図3】図1のサーマルヘッドの拡大平面図
【図4】本発明の他の実施例を示すサーマルヘッド部分
の平面図
の平面図
【図5】本発明の他の実施例を示すサーマルヘッド部分
の平面図
の平面図
【図6】従来の一般的なサーマルプリンタを示す斜視図
【図7】従来のインクリボンのサーマルヘッドと用紙と
の圧接状態を示す説明図
の圧接状態を示す説明図
【図8】従来のサーマルヘッドによるインクリボン溶融
状態を示す説明図
状態を示す説明図
【図9】従来のサーマルヘッドによる転写不良状態を示
す説明図
す説明図
【図10】従来のサーマルヘッドによる汚れ発生状態を
示す説明図
示す説明図
【図11】従来の他のサーマルヘッドを示す平面図
【図12】従来のさらに他のサーマルヘッドを示す平面
図
図
6 サーマルヘッド 6a 発熱部 11 インクリボン 12 用紙 15 ヘッド取付板 16 リボン押え機構
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プラテンに沿ってキャリッジを往復動自
在に配設し、前記キャリッジにインクリボンを介して前
記プラテン部分に搬送される用紙に接離自在とされたサ
ーマルヘッドを取付けてなるサーマルプリンタにおい
て、前記サーマルヘッドのインクリボン走行方向上流側
近傍に、前記インクリボンを前記サーマルヘッドの用紙
への圧接力より小さい力で前記用紙に圧接させるリボン
押え機構を配設したことを特徴とするサーマルプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17815191A JPH0524225A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17815191A JPH0524225A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524225A true JPH0524225A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16043530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17815191A Pending JPH0524225A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524225A (ja) |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP17815191A patent/JPH0524225A/ja active Pending
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