JPH0524122U - 板状部材の結合構造 - Google Patents

板状部材の結合構造

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JPH0524122U
JPH0524122U JP2598491U JP2598491U JPH0524122U JP H0524122 U JPH0524122 U JP H0524122U JP 2598491 U JP2598491 U JP 2598491U JP 2598491 U JP2598491 U JP 2598491U JP H0524122 U JPH0524122 U JP H0524122U
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JP
Japan
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holes
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Application number
JP2598491U
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Inventor
義雄 斉藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 孔9aが穿設された側板2に側板4の耳部4
aを重ね合わせて、孔9aの径以下の径のエンボスポン
チ6によって側板4の耳部4aのエンボス加工部4cを
孔9a内に圧入する板状部材の結合構造において、側板
4の耳部4aに、エンボス加工部4cに接して少なくと
も2個の孔11a,11bを設ける。 【効果】 簡単な構造で、充分な結合強度が得られる。
また、かしめが強力で安定しているため、電気的にも充
分接続される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高周波回路装置が収納される略直方体のシールドケース等を金属 板等の板状部材を結合して構成する場合に用いられる板状部材の結合構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のシールドケースの構成例を示す斜視図である。このシールドケー スは、以下に示す工程により組み立てられている。 まず、金属板1の側板2および3をそれぞれ内側に直角に折り曲げる。側板2 の両端部には、所定の間隔でそれぞれ孔2a1,2a2および孔2b1,2b2が予 め設けられ、側板3の両端部には、所定の間隔でそれぞれ孔3a1,3a2および 孔3b1,3b2が予め設けられている。尚、図4には、孔3a1,3a2のみを示 す。
【0003】 次に、側板4および5をそれぞれ内側に直角に折り曲げる。これらの側板4お よび5の両端部には、側板2および3のそれぞれの両端部と重なる耳部4a,4 bおよび5a,5bがそれぞれ設けられており、これらの耳部4a,4bおよび 5a,5bは、それぞれ予め側板4および5に対して直角に折り曲げられている 。
【0004】 そして、図5(図4のA−A断面の拡大図)に示すように、側板4の耳部4a の側板2の孔2a2に対応する部分側から孔2a2の径以下の径のエンボスポンチ 6によりエンボス加工を行なう。この時、側板2の孔2a2は、エンボスポンチ 6に対してダイの働きをする。 これにより、耳部4aの一部4a’がエンボスポンチ6に押されて側板2の孔 2a2に圧入され、孔2a2の全周にわたって平行部7を形成し、互いに分離不能 になる。 以上説明したエンボス加工を、側板2の両端部と側板4の耳部4aおよび側板 5の耳部5aとの間、並びに側板3の両端部と側板4の耳部4bおよび側板5の 耳部5bとの間に対して行ない、シールドケースを組み立てる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の板状部材の結合構造においては、エンボス加工によ って側板2の孔2a2に圧入された耳部4aの一部4a’の先端が丸くなりやす いため、耳部4aの一部4a’が孔2a2の壁面8と充分に接触せず、平行部7 が充分に形成されない。 従って、平行部7の孔2a2の壁面8を押す押圧力が弱いため、結合強度が充 分に得られない。そのため、1ヵ所の結合に1個のエンボス加工では充分な結合 強度が得られないため、1ヵ所の結合に2個以上のエンボス加工が必要になる。 これにより、金属板1の金型における構造が複雑になると共に、シールドケース の組み立てに手間がかかるという欠点があった。
【0006】 また、側板2と側板4とが電気的にも充分に接続されないため、シールドケー スとしても効果が小さいという欠点があった。 この考案は、このような背景の下になされたもので、簡単な構造で、充分な結 合強度が得られると共に、電気的にも充分接続される板状部材の結合構造を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、透孔が穿設された第1の板状部材に第2の板状部材が重ね合わさ れ、前記透孔の径以下の径のポンチによって前記第2の板状部材の素材が前記透 孔内に圧入された板状部材の結合構造において、前記第2の板状部材には、前記 ポンチによって圧入される素材に接して少なくとも2個の透孔が設けられている ことを特徴としている。
【0008】
【作用】 上記構成によれば、第2の板状部材の素材は、2個の透孔に接する部分におい て変形することなく、第1の板状部材の透孔内に圧入される。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の一実施例について説明する。図1はこの考 案の一実施例による板状部材の結合構造を適用して組み立てられたシールドケー スの構成を示す斜視図である。このシールドケースは、以下に示す工程により組 み立てられている。
【0010】 まず、金属板1の側板2および3をそれぞれ内側に直角に折り曲げる。側板2 の両端部には、孔9aおよび9bが予め設けられ、側板3の両端部には、孔10 aおよび10bが予め設けられている。尚、図1には、孔10aのみを示す。 次に、側板4および5をそれぞれ内側に直角に折り曲げる。これらの側板4お よび5の両端部には、側板2および3のそれぞれの両端部と重なる耳部4a,4 bおよび5a,5bがそれぞれ設けられており、これらの耳部4a,4bおよび 5a,5bは、それぞれ予め側板4および5に対して直角に折り曲げられている 。
【0011】 また、耳部4aの側板2の孔9aに対応する部分(エンボス加工部4c)、耳 部4bの側板3の孔10aに対応する部分(エンボス加工部4d)、耳部5aの 側板2の孔9bに対応する部分(エンボス加工部5c)、耳部5bの側板3の孔 10bに対応する部分(エンボス加工部5d)の両側に接して、図2(図1の部 分拡大図)に示すように、それぞれ2個の孔11a,11b,12a,12b, 13a,13b,14a,14bが予め設けられている。尚、図1には、孔11 a,11b,13a,13bのみを示す。
【0012】 そして、図3(図2のA−A断面の拡大図)に示すように、側板4のエンボス 加工部4c側からエンボスポンチ6によりエンボス加工を行なう。 このエンボス加工によって、エンボスポンチ6が上死点から下死点に移動する に従って、耳部4aのエンボス加工部4cがエンボスポンチ6に押されて側板2 の孔9aに圧入される。この時、エンボス加工部4cの両側に接して孔11a, 11bが設けられているために、この部分においては、エンボス加工部4cが変 形せずに側板2の孔9aに圧入される。このため、この部分においては、エンボ ス加工部4cがそのまま孔9aにおいて平行部15を形成し、その他の部分にお いては、従来と同様の平行部を形成し、互いに分離不能になる。
【0013】 以上説明したエンボス加工を、側板2の両端部と側板4の耳部4aおよび側板 5の耳部5aとの間、並びに側板3の両端部と側板4の耳部4bおよび側板5の 耳部5bとの間に対して行ない、シールドケースを組み立てる。 以上説明したように、上述した一実施例によれば、エンボス加工部4c,4d ,5c,5dに対してそれぞれエンボス加工を行なうと、側板4の耳部4aおよ び4b並びに側板5の耳部5aおよび5bにそれぞれ予め設けられた孔11a, 11b,12a,12b,13a,13b,14a,14bに接したエンボス加 工部4c,4d,5c,5dが、側板2の両端部の孔9a,9bおよび側板3の 両端部の孔10a,10b内に従来に比べて長い平行部を形成するため、従来に 比べて強力なかしめ構造を得ることができる。
【0014】 従って、従来、1ヵ所の結合場所に対して2個以上エンボス加工を行なってい たものが、この考案の結合構造によれば、1個のエンボス加工で対応できる。 これにより、金型構造を簡略化できる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、簡単な構造で、充分な結合強度が得 られるという効果がある。 また、かしめが強力で安定しているため、電気的にも充分接続され、シールド ケースとしての効果も十分に得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による板状部材の結合構造
を適用して組み立てられたシールドケースの構成を示す
斜視図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のA−A断面の拡大図である。
【図4】従来のシールドケースの構成例を示す斜視図で
ある。
【図5】図4のA−A断面の拡大図である。
【符号の説明】
1 金属板 2,3,4,5 側板 4a,4b,5a,5b 耳部 4c,4d,5c,5d エンボス加工部 9a,9b,10a,10b,11a,11b,12
a,12b,13a,13b,14a,14b 孔 15 平行部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透孔が穿設された第1の板状部材に第2
    の板状部材が重ね合わされ、前記透孔の径以下の径のポ
    ンチによって前記第2の板状部材の素材が前記透孔内に
    圧入された板状部材の結合構造において、 前記第2の板状部材には、前記ポンチによって圧入され
    る素材に接して少なくとも2個の透孔が設けられている
    ことを特徴とする板状部材の結合構造。
JP2598491U 1991-04-17 1991-04-17 板状部材の結合構造 Withdrawn JPH0524122U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2598491U JPH0524122U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 板状部材の結合構造

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JP2598491U JPH0524122U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 板状部材の結合構造

Publications (1)

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JPH0524122U true JPH0524122U (ja) 1993-03-30

Family

ID=12180983

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JP2598491U Withdrawn JPH0524122U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 板状部材の結合構造

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JP (1) JPH0524122U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022002259A (ja) * 2020-06-22 2022-01-06 Dxアンテナ株式会社 シャーシ、およびシールドケース

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713