JPH0524088A - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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Publication number
JPH0524088A
JPH0524088A JP18483791A JP18483791A JPH0524088A JP H0524088 A JPH0524088 A JP H0524088A JP 18483791 A JP18483791 A JP 18483791A JP 18483791 A JP18483791 A JP 18483791A JP H0524088 A JPH0524088 A JP H0524088A
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JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
cooling fluid
cooling
cavity
mold
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18483791A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Horikawa
義広 堀川
Mitsuhiro Obara
光博 小原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH0524088A publication Critical patent/JPH0524088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形用金型において、成形品に形成される筒
状部の確実な冷却を行う。 【構成】 筒状部2を形成する雄型部24が一体に設けら
れたピン部材27に、内部通路30とこの内部通路30と連通
する外周溝部29を形成し、これら内部通路30と外周溝部
29に冷却用流体を流通する。 【効果】 冷却用流体によってピン部材27と一体の雄型
部24が直接的に冷却され、雄型部24に対する冷却効果が
向上する。また、冷却に伴う成形品の筒状部2箇所の変
形を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成型用金型に係わり、
特に、その冷却のための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、成形用金型を用いた樹脂製の射
出成形品、例えばビデオテープカセットのカセットハー
フ等には種々の筒状部が形成され、これらの筒状部は、
上部,下部カセットハーフ内に対向して突設されて、ね
じ等の止着部材により上部,下部カセットハーフの固定
に用いられたり、一側カセットハーフ内に突設した位置
決めピンを他側の筒状部内に係入して上部,下部カセッ
トハーフの位置決めに用いられたりするものである。こ
の一例として、図4はカセットハーフ1内に設けられた
筒状部2を示すものである。ところで、従来このような
筒状部2を有するカセットハーフ1を形成するには、図
5に示すように固定側金型部材3と可動側金型部材4と
の間にキャビティ5を形成し、その可動側金型部材4に
はピン部材6を埋め込み、このピン部材6の先端に形成
されたピン状雄型部7をキャビティ5内に臨ませて筒状
部2を形成するよう構成されている。なお図中2Aはカ
セットハーフ1に形成されたコーナーリブであり、6A
はピン部材6の後端に形成されたつば部である。また、
金型部材3,4は成形時に少なくともキャビティ5の周
囲を冷却する必要があり、そのために、各金型部材3,
4内に水などの冷却用流体が流通する冷却用流体通路8
を形成している。そして、キャビティ5の筒状部2の形
成箇所にあっては、可動側金型部材4に形成された冷却
用流体通路8内の冷却用流体によりピン部材6を介して
該ピン部材6の先端の雄型部7を冷却するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の成形用
金型に設けられた筒状部2を形成する雄型部7では、冷
却用流体と雄型部7との間で可動側金型部材4とピン部
材6とを介しての熱伝導により、該雄型部7を冷却する
ものであり、雄型部7を間接的に冷却するようにしてい
るため、カセットハーフ1の他の箇所に比べて筒状部2
箇所の冷却効果が劣り、すなわち成形品全体が均一に冷
却されず、寸法精度に不良や局部的な変形を招き、具体
的には冷却に伴い図6に示すようにカセットハーフ1の
筒状部2の上部にヒケが生じるという問題があった。そ
のため、前記ヒケ箇所に対応して凹部を形成するよう固
定側金型部材に凸部を形成したり、全体にしぼ加工を施
したりして、ヒケ箇所を隠すようにしており、金型部材
に余分な加工が必要になるという不具合があった。
【0004】そこで本発明は、前記問題点を解決して、
冷却効果を高め局部的な変形を防止できる成形用金型を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の成形用金型は、キャビティを形成する金型部
材にピン部材を埋め込み、このピン部材の先端に設けた
ピン状雄型部を前記キャビティ内に臨んで設け、前記キ
ャビティ近傍に配置された冷却用流体通路を流通する冷
却用流体により成形品を冷却する成形用金型において、
前記ピン部材にその下端から外周面に連通する内部通路
を形成するとともに、その外周面に前記内部通路と連通
する外周溝部をほぼ全周に渡って形成し、前記内部通路
と外周溝部とに前記冷却用流体を流通するものである。
【0006】
【作用】前記構成によって、成形時、キャビティ内に臨
むピン状雄型部は、この雄型部と一体に設けられたピン
部材の内部と外周面とを流通する冷却用流体により冷却
される。こうして、冷却用流体によってピン状雄型部が
直接的に冷却されることにより、ピン状雄型部に対する
冷却効果が向上するとともに、冷却に伴う成形品の局部
的変形を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図を用いて具体
的に説明する。図1ないし図3は本発明の成形用金型の
一実施例を示すもので、11は前記図4で示したカセット
ハーフ1の外面を形作る固定側金型部材、12はその内面
を形作る雄型をなす可動側金型部材であって、型締時に
これらの突き合わせ面間にキャビティ13が形成される。
前記固定側金型部材11は、受け板14,15を介して射出成
形機本体への取り付け用の固定取り付け板16に取り付け
られ、固定側取り付け板16にはノズル(図示せず)が嵌
装され、受け板14,15および固定側金型部材11には前記
ノズルとキャビティ13を連通する樹脂通路17が形成され
ている。前記可動側金型部材12は受け板18、スペーサブ
ロック19を介して射出成形機本体への取り付け用の可動
側取り付け板20に取り付けられ、この可動側取り付け板
20に連結されたアクチュエータ(図示せず)等により、
前記可動側金型部材12を上下に移動させ、型締め、型開
きを行うようになっている。また、前記受け板18とスペ
ーサブロック19と可動側取り付け板20との間には、これ
らに対して相対的に図示上下方向へ移動可能に突き出し
プレート21,22が支持されており、この突き出しプレー
ト21,22には、型開時に成型品を突き出す突き出しピン
23が固定され、また、前記固定側金型部材11および可動
側金型部材12は型開閉時に図示上下方向に開閉する。
【0008】また、前記可動側金型部材12には、(前記
図4に示す成形品である)上部カセットハーフ1の筒状
部2を形成するためのピン状雄型部24がキャビティ13内
に臨んで設けられ、その雄型部24の下部に一体に小径部
25と大径部26とからなるピン部材27が形成され、このピ
ン部材27が可動側金型部材12内に埋め込まれている。前
記ピン部材27の大径部26内には、受け板18側の冷却用流
体通路28と連通し該大径部26外周面の外周溝部29に至る
略L型の内部通路30が形成され、その外周溝部29は、大
径部26の上部側の側面円周に平面略270度に形成され
て固定側金型部材11内の冷却用流体通路28Aに連通して
いる。また、前記大径部26の上下には液密性を保持する
ためのOリング31,32がそれぞれ設けられている。
【0009】次に前記構成についてその作用を説明す
る。ビデオテープカセットのカセットハーフ1の成形時
には、型締後、射出成形機本体のノズルから射出された
溶融樹脂が樹脂通路17を通りキャビティ13内に射出され
る。そして、このキャビティ13内で樹脂の冷却、固化
後、型開が行われる。型開時には、固定側金型部材11と
可動側金型部材12とが図3における図示上下方向に互い
に離反し、可動側金型部材12に対して突き出しプレート
21,22が図示上方へ移動し、成形品が突き出される。と
ころで、このような成型時においては、固定側金型部材
11および可動側金型部材12内などに形成された冷却用流
体通路内を通る水などの冷却用流体によりキャビティ13
内の樹脂が冷却される。そしてキャビティ13の筒状部2
箇所においては、この筒状部2を形成する雄型部24が、
この雄型部24と一体なピン部材27の内部通路30と外周溝
部29とを流通する冷却用流体により直接的に冷却され
る。
【0010】以上のように前記実施例においては、キャ
ビティ13を形成する金型部材にピン部材27を埋め込み、
このピン部材27の先端に設けたピン状雄型部24を前記キ
ャビティ13内に臨んで設け、キャビティ13近傍に配置さ
れた冷却用流体通路28,28Aを流通する冷却用流体によ
り成形品を冷却する成形用金型において、ピン部材27に
その下端から外周面に連通する内部通路30を形成すると
ともに、その外周面に内部通路30と連通する外周溝部29
をほぼ全周に渡って形成し、内部通路30と外周溝部29と
に冷却用流体通路28,28Aの冷却用流体を流通するの
で、ピン部材27の先端に設けた雄型部24に対する冷却効
果の向上を図ることができ、これにより成形品の筒状部
2に生じる局部的な変形を防止するとともに寸法精度の
高い成形品が得られる。また、冷却用流体はピン部材27
の内部を流通して、そのピン部材27を内部から冷却
し、さらにピン部材27の外周溝部29を流通して外部側
からもピン部材27を冷却するものであるから、従来の可
動側金型部材12を介する冷却用流体の熱伝導による冷却
に比べて、優れた冷却効果が得られるとともに、このピ
ン部材27自体を直接冷却する構造により、雄型部24の安
定した冷却を行うことができる。さらにまた、実施例上
の効果として、外周溝部29をピン部材27の上部側に形成
しかつピン部材27の側面円周の平面略270度に渡って
形成しているから、冷却用流体は雄型部24に近い位置で
かつピン部材27の外面を広い範囲で回って流通し効率よ
く雄型部24を冷却することができる。また、可動側金型
部材12と別個に加工することのでき、かつ比較的小さい
ピン部材29に、内部通路30と外周溝部29を形成するもの
であるから、その可動側金型部材12の構造を複雑にする
ことなくピン部材27への加工により、製作容易で優れた
冷却構造が得られる。
【0011】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、前
記実施例では、成形品がビデオテープカセットのカセッ
トハーフであったが、もちろん、成形品が他のものであ
っても、成形品のキャビティ内にピン状雄型部を臨んで
設けた成形用金型に本発明を適用できる。また、ピン状
雄型部は円柱状に限らず角柱状等各種形状のものを用い
ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、キャビティを形成する金型部
材にピン部材を埋め込み、このピン部材の先端に設けた
ピン状雄型部を前記キャビティ内に臨んで設け、前記キ
ャビティ近傍に配置された冷却用流体通路を流通する冷
却用流体により成形品を冷却する成形用金型において、
前記ピン部材にその下端から外周面に連通する内部通路
を形成するとともに、その外周面に前記内部通路と連通
する外周溝部をほぼ全周に渡って形成し、前記内部通路
と外周溝部とに前記冷却用流体を流通するので、冷却効
果を高め局部的な変形を防止できる成形用金型を提供す
ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す成形用金型の要部の拡
大断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図1のA−A線断面図
である。
【図3】本発明の一実施例を示す成形用金型の断面図で
ある。
【図4】成形品であるカセットハーフの斜視図である。
【図5】従来例を示す成形用金型の要部の拡大断面図で
ある。
【図6】従来例を示す成形品であるカセットハーフの要
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
11 固定側金型部材 12 可動側金型部材 13 キャビティ 24 ピン状雄型部 27 ピン部材 28,28A 冷却用流体通路 29 外周溝部 30 内部通路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャビティを形成する金型部材にピン部
    材を埋め込み、このピン部材の先端に設けたピン状雄型
    部を前記キャビティ内に臨んで設け、前記キャビティ近
    傍に配置された冷却用流体通路を流通する冷却用流体に
    より成形品を冷却する成形用金型において、前記ピン部
    材にその下端から外周面に連通する内部通路を形成する
    とともに、その外周面に前記内部通路と連通する外周溝
    部をほぼ全周に渡って形成し、前記内部通路と外周溝部
    とに前記冷却用流体を流通することを特徴とする成形用
    金型。
JP18483791A 1991-07-24 1991-07-24 成形用金型 Withdrawn JPH0524088A (ja)

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JP18483791A JPH0524088A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 成形用金型

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JP18483791A JPH0524088A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 成形用金型

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Date Code Title Description
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Effective date: 19981008